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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
99:ラグナ×タバサ2009/12/20(日) 14:27:58 ID:+wKP3/Ms [sage]
487 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:32:28 ID:VsiBzms/
「ラグナ様…気持ちよかったですか?」
地面に腰を下ろして一息ついた僕の顔を、上目遣いに見ながらそう言ったタバサさんの表情には、小悪魔的な雰囲気があった。
「………はい」
「ふふ…さっきのお返しです」
僕たちは、互いを抱き合いながら少し休んだ。僕のすぐ前にいるタバサさんは、乱れた服を直そうともせずに僕の胸に頭を乗せている。
タバサさんの身体から立ち昇ってくる馥郁たる女の匂いが、僕の雄を刺激してやまない。僕は先程の彼女のすべてを思い出していった。思い出す度に、僕のものは再び元気を取り戻していった。
「あ…ラグナ様…」
それに気付いたのか、僕を切なさそうな表情で見上げる。
「タバサさん…好きです。誰よりも好きです」
「はい…私もラグナ様が好きです」
僕たちは、また唇を重ねた。
僕はタバサさんを腕に抱えたまま立ち上がった。そして、彼女の右足を僕の左脇に抱えた。
彼女は何も言わない。ただ、僕の肩に両手を置いて、目を伏せて恥ずかしそうに俯いているだけだ。
僕は自分自身を入れるべき所に宛おうとしたが、見えないので判らない。
「…ラグナ様…そこではありません」
その声と同時に、彼女は僕のものを自分の入り口に導いてくれた。
先端が、何かの裂け目のようなものに少し埋まっているのが感じられる。
僕は言った。
「タバサさん…」
「…あの、その…。…はい、どうぞ」
彼女は一瞬ためらいのような表情を見せたが、そのときの僕は、彼女の中に入りたい一心で一杯だった。
僕は腰を前に押し出した。挿入の途中で、入り口より窮屈な箇所があったが、僕は構わずに先に進んだ。
「っ…!」
タバサさんは顔をしかめた。背中に回された彼女の腕の力が強くなった。
痛いのだろう。僕はすぐに動きを止めた。
「ごめん…痛かったよね…?」
「いえ…いいんです。私、嬉しいですから」
彼女は微笑んでくれたが、多少なりとも無理していることが傍からもわかった。
僕は彼女から抜こうと腰を引いたが、タバサさんは涙を目尻に浮かべながら拒絶した。
「ダメ…です」
「でも」
「私は…欲しいんです。ラグナ様と結ばれたという証が欲しいんです」
「…」
「躊躇わないでください…お願いします…」
僕は引くのをやめ、前へと進めるために力を溜めた。タバサさんの吐くなまめかしい息が僕の顔にかかる…そんな距離で、彼女の瞳は僕をじっと見つめている。
僕も彼女をじっとみつめた。
言葉にしたら陳腐になってしまうような気がする。彼女もそう思ったのかもしれない。
僕たちは、言葉を交わすことなく、当たり前のように唇をあわせた。
僕は舌で唇をこじ開けた。タバサさんの喉の奥から低い声が洩れたが、僕は構わず舌を押し入れた。僕の舌は、すぐにタバサさんの舌とかち合う。
お互いのが混ざり合って溢れた唾液は、顎、首筋、胸元、と垂れていった。
息が苦しくなったのか、タバサさんのほうから唇を離した。僕たちの口の間で一本の糸が伸び、それは儚く切れた。
彼女は肩で大きく息をしている。口元はどちらのものともわからないほどの量の唾液で濡れていた。おそらく僕も同じ状態だろう。
涙の跡が残るその頬はルビーのように染まり、潤んだ瞳はサファイアのように輝いている。その上気した表情は、美しくも妖しい輝きを放っていた。世界の全てがそこにあるような気さえした。
僕はもう、本能を、雄の衝動を、抑えることができなかった。
ただ、目の前の愛しい女を抱きたい。そういう原始的な衝動が僕の原動力だった。
タバサさんの腰を引き寄せ、僕は入れかけていた自分のものを、躊躇いなく、奥まで一気に貫いた。
窮屈な抵抗をいとも簡単に突破し、僕の先端が奥に当たった感覚がしたのと同時に、タバサさんの口から、声にならない叫びが洩れた。
端正な眉を歪め、堅く閉じられた彼女の瞼からは、涙がとめどなく溢れてくる。
「いっ…ラグっ…ラグ…ナ…さまぁ…!い…痛っ…」
背中に回されたタバサさんの指が、僕の背中に食い込んできた。
「あっ…い……ラグナ…様っ…」
僕は、顔のすぐ横で、半分嗚咽に近い声を漏らすタバサさんの頭をそっと抱えた。
「…僕たちは、一つになれました」
しがみついていた彼女は、顔を上げた。まだ涙はこぼれているが、幸せそうに僕を見つめる。
「…はい…私たち…一つに…」
僕とタバサさんは、少し呼吸を落ち着けてから、また唇を重ねあった。
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