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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
95:ラグナ×タバサ 2009/12/20(日) 14:23:20 ID:+wKP3/Ms [sage] 477 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:55:30 ID:Xdn3Lsz7 (3) 僕たちは、どちらからともなく抱き合った。そして、自然にお互いの唇を重ねていた。 口を離すと、タバサさんは染めた頬をほころばせて言った。 「私…口づけは初めてなんです」 そのとき、僕は、自分自身が固くなっているのを感じた。キスしただけでこんなになってしまうのか、と我ながら呆れてしまった。 …でも、それが自然なのかもしれない。 タバサさんを抱きたい。僕のものにしたい。 僕の中の本能は彼女を欲しがっている。では、僕の理性はどうか。 …僕の理性も、タバサさんを求めている。タバサさんが欲しいと訴えている。 僕はからからに渇いた喉の奥から、やっと言った。 「僕は…タバサさんが…欲しいです…」 タバサさんは、ゆっくりと僕の目を覗き込んだ。彼女は、その言葉が何を意味するかを知っているのだ。 「…はい…。ラグナ様のお望みのままに…」 タバサさんは、潤んだ目で僕を見上げる。そのまま僕たちは見つめあった。 僕の心は、彼女への無限とも永久ともいっていいほどの愛情と幸福感によって満たされていた。 …僕はタバサさんを自分から少し離すと、彼女の胸にゆっくりと手を伸ばした。 「あっ」 僕の手が胸に触れた途端、タバサさんは軽く声をあげた。でも、拒もうとはしない。 タバサさんの胸は、僕の手にすっぽりと納まる。まるで僕のためだけに創られたような大きさだ。 タバサさんの腰に手を回しながら、胸の愛撫を続けていた僕は次に進もうと考え、メイド服のボタンを外そうとしたが、どうやって外すのかわからない。 タバサさんは僕が何をしたいのかを察したようだ。 「今外しますね…」 タバサさんの頬は激しく紅潮していた。エプロンの紐をほどき、やや指がもつれながらも、ボタンを外していく。 メイド服の前が次第にはだけ、褐色の肌の面積が拡がっていく。 僕はその姿態に興奮していた。 彼女の褐色の肌と、純白の下着のコントラストがとても眩しい。 僕はその下着の上から胸に触れた。服の上からよりも、はっきりと感触が伝わってくる。 「はうっ…」 僕が揉むたびに、タバサさんは甘美な声をあげる。その声が、ますます僕を昂ぶらせた。 とうとう我慢できなくて、僕は彼女の胸を覆っていた布をずらした。 恥ずかしさに耐えかねたのか、タバサさんは胸を手で覆った。 「私…こんなこと…初めてで…」 「僕も初めてだよ…多分」 「多分…? あっ…」 タバサさんは、僕が記憶を失っていることを思い出したようだ。 「確かに僕は記憶がないけど、今までにないくらいすごくドキドキしている…。緊張で足もほら、こんなに震えて…」 事実だった。僕の膝は先ほどから痙攣したように小刻みに震えているのだ。武者震いというやつだろう。 「ふふ…お互い初めて同士というわけですね…」 タバサさんはますます赤みを増した頬のままにっこりと微笑み、胸から手を離した。 双丘が、桃色の実が、僕の視覚をひどく刺激する。心臓が激しく脈打つ。 「あ、あまり見ないで…ください…」 タバサさんは横を向きながら消え入るような声で呟く。 僕は口の中に溜まったつばを、ごくりと飲み込んだ。飲み込む音がやけに大きく聴こえた。 「さ、触るよ…」 タバサさんは答えない。たが、かすかに肯いた。 何かに耐えるかのように、彼女は目を堅くつぶった。
96:ラグナ×タバサ 2009/12/20(日) 14:23:57 ID:+wKP3/Ms [sage] 478 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:57:13 ID:Xdn3Lsz7 (4) 僕は、彼女の左の乳房に手を伸ばした。僕の右手は、情けないほど震えていた。 すべすべした肌に、温かくて柔らかい膨らみ…。 僕の触覚は、ほとんど右手にのみ集中していた。 タバサさんの心臓がどくんどくんと脈打つのが、掌にはっきりと感じられた。 「すごく…ドキドキしている…」 「ラグナ様に触られているからです…」 僕は手に力を入れた。僕の掌の中で彼女の乳房が形を変える。僕は乳房から手を離すと、桃色の突起を指でつまんだ。 その瞬間、タバサさんは身体を震わせた。口からは甘い吐息が絶えず漏れてくる。 「気持ち…いいんだ?」 言った後に僕は愚問だったことに気がついた。 左手を右の方に伸ばし、僕は右手で左の乳首を、左手で右の乳房を愛撫した。 「はぁ…っ…」 くず折れそうになったタバサさんは、僕の首に腕を回してきた。 「はぁっ…ラグナ…さ…まぁ……」 切なそうな声で僕の名前を呼ぶ。 僕はタバサさんを持ち上げて、胸を顔の位置にまで持ってきた。 目の前に、タバサさんの二つの膨らみが実っている。 僕は右の膨らみを口に含み、吸い付き、舐め、噛んだ。 「っ…くぅっ…」 彼女は、僕の肩を掴んで必死で声を出すまいとこらえている。 双丘は、僕の唾液ですっかり濡れてしまっていた。 僕は胸の愛撫を止めて、タバサさんのスカートを右手でたくし上げた。 真っ白なストッキングが目に飛び込んでくる。 タバサさんは目を開けて、僕のやることを見ている。これから僕が何をしようとしているのかを知っているのだろう。 僕は樹の幹にタバサさんを寄り掛からせ、彼女のスカートを折り畳むようにしてめくると、タバサさんが自らそれを両手で持ってくれた。 股上までの白いストッキングとガーターベルトが僕の目の前に晒された。 タバサさんは僕から顔を背けている。スカートを掴んだ手はかすかに震えていた。 僕はタバサさんの前に立つと、彼女の左足をそっと持ち上げた。 「あっ…」 つぶっていた目を開けたタバサさんは、僕が何をするのかと不安になったようだ。 スカートが垂れていて、もっと上の部分が良く見えなかったのだ。 自分の足が僕によって無理に開かれていることに対する羞恥からか、「いや…」と彼女はつぶやく。 でも、足を閉じようとする様子は全くない。僕は了承と受け取った。 視線を下に落とすと、タバサさんの下着が一番に飛び込んできた。三角形の布、ガーターベルトの紐、腿に密着しているストッキングがすごく艶かしい。 僕は彼女の左足を下ろし、右手でそっとショーツに触れた。 汗ばんだ指でも、シルクの肌触りは変わらない。 僕は彼女の部分に指を少し強く押し付けた。 「あくぅっ…」 指で布地をつついていくと、何か窪みのような箇所が感じられた。 これが…タバサさんの…。 僕は自分の鼻息が荒くなるのを感じた。 みっともないとは思ったが、男の本能的なものなのか、自分の意思ではコントロールできない類のものだと諦めた。 僕はその窪みをさらに刺激することに努めた。 「はぁっ…ダメ…です…そこ…は…」 タバサさんは掴んでいたスカートを離し、僕の両肩に手を置いて拒む仕草をした。 でもその力はとても弱弱しい。 僕は構わず刺激を与えていった。 指を二本に増やし、指の腹で擦っていった。次第に下着が湿り気を帯びてきた。 僕は愛撫をやめた。右手の指には、汗とは異なる、粘り気を帯びた液体がついていた。
97:ラグナ×タバサ 2009/12/20(日) 14:24:31 ID:+wKP3/Ms [sage] 479 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:59:15 ID:Xdn3Lsz7 (5) 僕は下ろされたスカートを再びたくし上げ、視線をそこにやった。 しっとりと濡れたショーツの先に、何かが透けて見えた。 そろそろ頃合かと僕はそれに指をかけた。彼女は僕の肩に両手を置いたまま、乱れた息を整えようとしている。 僕はそっとショーツを下ろした。 タバサさんは、自分の下着が下ろされたことに気がついたようだった。 「あ…」 膝をあわせてショーツが下ろされるのを阻止しようとしたが、無意味な抵抗だった。僕はそれを膝頭まで下ろしてしまっていた。 「ラグナ…さま…」 「タバサさん…脱がすよ」 彼女は一瞬沈黙した後、ゆっくりと頷いた。 僕は下着を脛のところまで下ろし、タバサさんの右足を持ち上げ、下着を外した。 僕はゆっくりとスカートをたくし上げた。左足首に引っかかっているショーツがひどく扇情的だった。 脛…、膝…、腿…、と少しずつ足が露になっていく。 「わ…私…恥ずかしい…です…」 タバサさんは目に涙を浮かべながら、かすれた声で言った。 でも僕はやめるつもりなどない。それ以前に、僕はもはや止まられない領域にまで踏み込んでしまっていたのだった。 僕はスカートを完全に腹の部分まで上げてしまっていた。 タバサさんは固く目をつぶっている。 僕は、タバサさんのを見た。髪の色と同じ茂みがあった。その茂みの奥に、縦に割れた洞穴があった。 全身に響くかのような胸の高鳴りの中、僕は茂みに触れた。そして、その奥へと指を進め、敏感な部分に触れた。瞬間、タバサさんの体がぴくりと跳ねる。 僕は、ゆっくりと、クレバスに従って指を這わせた。そのクレバスから溢れ出るものによって、僕の指は湿り気を帯びた。 僕が指を動かすたびに、タバサさんは身体をくねらせて喘ぐ。逆に僕が動きを止めると、タバサさんは僕を切なそうな目で見る。 「はぁ…ラグナ…さま…。いじ…わるです…」 嬌態が混じった声で僕をなじる。 でも不思議と不快ではない。むしろ逆に僕は彼女を支配下に置いているという征服感を味わっていた。 僕は指先に先ほどより強く力を込めた。 クレバスの上側に在る突起に触れた途端、タバサさんはのけぞりそうになって僕にしがみついてきた。 「くぅっ…はぁっ…はぁっ………」 彼女の唇から唾液がこぼれる。 僕は顔を近づけて、タバサさんの唇を覆うように吸い付いた。タバサさんも僕の唇を吸ってきた。 お互いの舌が蛇のように絡みあい、離れ、また絡みあった。 幾度も、幾度も、僕たちは互いの唾液を交換しあった。 僕の右手はタバサさんの秘所に、左手は彼女の腰にあった。 タバサさんは両腕を僕の首に巻きつけている。彼女のヘッドドレスの左側がずれて、束ねられた藍色の髪と、特徴的なエルフの耳が覗いた。 互いの口腔を互いの唾液で濡らすようなキスが終わった後、僕は彼女の耳に標的を定めた。 まずは、長く伸びた耳殻に口付けた。 「はぁうっ…」 タバサさんが溜息をつく。僕は耳殻を舌で愛撫した。 「だめ…だめ…です…。私…耳が……弱…はぁ…」 タバサさんの柳眉は快楽に歪んでいたが、僕は構わず舌での愛撫を続けた。 耳たぶ、耳の穴、耳のひだ、耳の裏、と僕はタバサさんの耳を余すところなく舐めていった。 とうとう立っていられなくなったのか、次第にタバサさんは腰を下ろしていく。僕の首に回された腕に、彼女の体重が徐々にかかっていった。 僕は耳と下腹部の愛撫を更に激しくした。 「ら…らめ……!ラ…ラグ…ナ…さ…ま…ぁ……!くぅっ…!」 タバサさんの体が数回痙攣したかと思うと、秘部を弄んでいた僕の右手は、谷間より迸った熱い液体によってますます濡れそぼってしまっていた。 僕の胸元に彼女の吐く荒い息が幾度もかかる。 「…気持ちよかった?」 僕は尋ねたが、タバサさんは肩で息をするだけで返事をしない。 でも、彼女が絶頂を迎えたことははっきりと分かった。 480 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 00:01:51 ID:Xdn3Lsz7 これで半分ってとこです。残り半分は明日投下します。
98:名無しさん@カブ好き 2009/12/20(日) 14:27:24 ID:+wKP3/Ms [sage] 486 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:31:01 ID:VsiBzms/ 全体重を僕に預け、相変わらず肩で息をしているタバサさんを支えながら、僕は少し身体を休められるかとほっとしていた。 ずっと動かしっぱなしだった両手が流石に疲れている。 しかし、早く彼女を抱きたい。僕のものは痛い程膨張していた。 「ラグナ様…、今度は私の番です…」 急にタバサさんがそう言ったので、僕は聞き返した。 「え、番…?」 彼女は答えるかわりに、僕の下半身に触れた。 彼女の細い指が、僕のものを布地の上から触ったのだ。 他人に普段触られる物ではないから、凄く新鮮だった。 そこより発生した快楽の波が僕の全身を奔った。思わず僕は前屈みになる。 「ラグナ様…私も触りますから…」 タバサさんはしゃがみ込んで、僕のズボンに手をかけた。僕は身体を巡る快楽に耐えつつ、彼女のなすがままにさせていた。 引っ掛かってなかなか下ろせないようなので、僕は押さえて下ろしやすくした。ズボンが下ろされ、僕のものは外気に晒された。 熱く火照ったものに、外気は心地よかった。 「きゃっ…」 タバサさんの驚きの声がする。 「え…、こ、こんなに…お、大きい…なんて…」 目の前に伸びているそれを目の当たりにして、タバサさんは驚きの表情をして目を背けた。耳まで紅く染めて固く目をつぶっている。 「えと…タバサさんの番…でしたよね?」 いじらしい彼女をちょっと苛めたくなったので、僕はからかうように言った。 「で、でも…大きい…」 「大きいってわかるなんて…タバサさんは今までにこれを見たことあるんですか?」 「ありません!一回も!」 即答された。 「触ってください」 このままでは埒があかないので、僕は促した。顔を背けながら、タバサさんはそろそろと僕のものに手を伸ばす。触れた瞬間、彼女は手を離した。 「熱い…」 「タバサさんだから、ですよ…」 「………ラグナ様…。恥ずかしいです…やっぱり…」 「でも、今度はタバサさんの番ですから、してくれないと…」 「………はい…。ラグナ様がそう望まれるのなら…」 彼女はゆっくりとそれに視線を移しては、背けることを何回か繰り返した。 だんだん馴れてきたのか、それを見る時間の方が長くなってきた。意を決したかのように、彼女は言った。 「では、触ります…」 タバサさんの細い指が、僕を刺激する。服の上から触られた時とは比べ物にならない程の快感が襲ってくる。思わず僕は声を上げてしまっていた。 「…気持ちいいのですか?」 タバサさんは上目遣いで僕を見ながら、ゆっくりといじくり回してくる。 「ラグナ様…舐めますね」 そうタバサさんが言ったかと思うと、僕は自分の身体が身体でなくなるような感覚に襲われた。 下を見ると、タバサさんは僕のものの裏側を舐め上げたところだった。 汗と羞恥心で上気した表情に、解れた髪、潤んだ瞳、小さな口からのぞく桃色の舌。その時の彼女は、この上ない蠱惑的な表情をしていた。僕のものが益々昂ぶる。 タバサさんは更に舐め上げた。最初はおずおずと舐めるのだったが、次第に舐め上げる距離と範囲が大きくなっていく。僕の臨界がすぐそこにまで来ていた。 タバサさんは膝立ちになり、僕のを見下ろす位置に顔をあわせた。何をするのだろう…と僕はぼんやりと見ていた。 彼女は、僕の先端を潤んだ瞳で見た後、それにそっと口づけたのである。 ダメだ、これ以上は保たない。 僕はタバサさんを引き離そうとした。でも先程からの快楽の波で力が全然入らない。タバサさんは、口を大きく開けて口に含もうとしていた。 先端が暖かい粘膜に包まれ、おそらく舌であろうざらざらした軟体が、僕の最も敏感な部分を刺激した。 「くぅっ…もう…!」 僕はタバサさんの口から無理矢理引き抜いた。次の瞬間、僕は果てた。 「きゃっ…」 顔の横で僕のものからとめどなく吐き出されていくものを、タバサさんは茫然とした表情で見ていた。 そこに何処か恍惚とした表情が混じっていたのは、多分僕の気のせいではないだろう。
99:ラグナ×タバサ 2009/12/20(日) 14:27:58 ID:+wKP3/Ms [sage] 487 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:32:28 ID:VsiBzms/ 「ラグナ様…気持ちよかったですか?」 地面に腰を下ろして一息ついた僕の顔を、上目遣いに見ながらそう言ったタバサさんの表情には、小悪魔的な雰囲気があった。 「………はい」 「ふふ…さっきのお返しです」 僕たちは、互いを抱き合いながら少し休んだ。僕のすぐ前にいるタバサさんは、乱れた服を直そうともせずに僕の胸に頭を乗せている。 タバサさんの身体から立ち昇ってくる馥郁たる女の匂いが、僕の雄を刺激してやまない。僕は先程の彼女のすべてを思い出していった。思い出す度に、僕のものは再び元気を取り戻していった。 「あ…ラグナ様…」 それに気付いたのか、僕を切なさそうな表情で見上げる。 「タバサさん…好きです。誰よりも好きです」 「はい…私もラグナ様が好きです」 僕たちは、また唇を重ねた。 僕はタバサさんを腕に抱えたまま立ち上がった。そして、彼女の右足を僕の左脇に抱えた。 彼女は何も言わない。ただ、僕の肩に両手を置いて、目を伏せて恥ずかしそうに俯いているだけだ。 僕は自分自身を入れるべき所に宛おうとしたが、見えないので判らない。 「…ラグナ様…そこではありません」 その声と同時に、彼女は僕のものを自分の入り口に導いてくれた。 先端が、何かの裂け目のようなものに少し埋まっているのが感じられる。 僕は言った。 「タバサさん…」 「…あの、その…。…はい、どうぞ」 彼女は一瞬ためらいのような表情を見せたが、そのときの僕は、彼女の中に入りたい一心で一杯だった。 僕は腰を前に押し出した。挿入の途中で、入り口より窮屈な箇所があったが、僕は構わずに先に進んだ。 「っ…!」 タバサさんは顔をしかめた。背中に回された彼女の腕の力が強くなった。 痛いのだろう。僕はすぐに動きを止めた。 「ごめん…痛かったよね…?」 「いえ…いいんです。私、嬉しいですから」 彼女は微笑んでくれたが、多少なりとも無理していることが傍からもわかった。 僕は彼女から抜こうと腰を引いたが、タバサさんは涙を目尻に浮かべながら拒絶した。 「ダメ…です」 「でも」 「私は…欲しいんです。ラグナ様と結ばれたという証が欲しいんです」 「…」 「躊躇わないでください…お願いします…」 僕は引くのをやめ、前へと進めるために力を溜めた。タバサさんの吐くなまめかしい息が僕の顔にかかる…そんな距離で、彼女の瞳は僕をじっと見つめている。 僕も彼女をじっとみつめた。 言葉にしたら陳腐になってしまうような気がする。彼女もそう思ったのかもしれない。 僕たちは、言葉を交わすことなく、当たり前のように唇をあわせた。 僕は舌で唇をこじ開けた。タバサさんの喉の奥から低い声が洩れたが、僕は構わず舌を押し入れた。僕の舌は、すぐにタバサさんの舌とかち合う。 お互いのが混ざり合って溢れた唾液は、顎、首筋、胸元、と垂れていった。 息が苦しくなったのか、タバサさんのほうから唇を離した。僕たちの口の間で一本の糸が伸び、それは儚く切れた。 彼女は肩で大きく息をしている。口元はどちらのものともわからないほどの量の唾液で濡れていた。おそらく僕も同じ状態だろう。 涙の跡が残るその頬はルビーのように染まり、潤んだ瞳はサファイアのように輝いている。その上気した表情は、美しくも妖しい輝きを放っていた。世界の全てがそこにあるような気さえした。 僕はもう、本能を、雄の衝動を、抑えることができなかった。 ただ、目の前の愛しい女を抱きたい。そういう原始的な衝動が僕の原動力だった。 タバサさんの腰を引き寄せ、僕は入れかけていた自分のものを、躊躇いなく、奥まで一気に貫いた。 窮屈な抵抗をいとも簡単に突破し、僕の先端が奥に当たった感覚がしたのと同時に、タバサさんの口から、声にならない叫びが洩れた。 端正な眉を歪め、堅く閉じられた彼女の瞼からは、涙がとめどなく溢れてくる。 「いっ…ラグっ…ラグ…ナ…さまぁ…!い…痛っ…」 背中に回されたタバサさんの指が、僕の背中に食い込んできた。 「あっ…い……ラグナ…様っ…」 僕は、顔のすぐ横で、半分嗚咽に近い声を漏らすタバサさんの頭をそっと抱えた。 「…僕たちは、一つになれました」 しがみついていた彼女は、顔を上げた。まだ涙はこぼれているが、幸せそうに僕を見つめる。 「…はい…私たち…一つに…」 僕とタバサさんは、少し呼吸を落ち着けてから、また唇を重ねあった。
100:ラグナ×タバサ 2009/12/20(日) 14:29:23 ID:+wKP3/Ms [sage] 488 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:34:18 ID:VsiBzms/ 僕は入れたまま、彼女が落ち着くのを待った。 「ラグナ様…」 タバサさんが僕の名前を呼ぶ。催促しているのだ、と僕は解釈した。僕のものはまだ固さを保っていた。 「タバサさん、愛しています。誰よりも」 僕は彼女の耳元で囁くように言った。 タバサさんは小さくうなずいて、幸せそうに微笑みながら言った。 「私も…愛しています」 僕は少し腰を引いた後、ゆっくりと押し込んだ。少しタバサさんが顔をしかめたので、僕は動きを止めた。 「構いません…慣れましたから…どうぞ」 その言葉を合図に、僕は再度彼女の中を行き来した。 「もう少し…でも…いいです」 「でも…痛くないですか?」 「いいんです…。私はラグナ様のものですから」 「タバサ…さん…!」 「ラグナ様…ラグナ様、ラグナ様!」 名前を呼ぶ。単純なことだけど、それがますます僕たちの気持ちを高みへと、高みへと、押し上げていくのだった。 僕たちは、今日したどんなキスよりも激しいキスを交わしあった。お互いの唇を、舌を、唾液を、全てを吸い尽くすかのように、激しく貪りあった。 あとはもう単純だった。 僕は、本能のままに、腰を打ち付けた。タバサさんの声も耳に入らないくらい、激しく動いた。 タバサさんを寄りかからせている木の幹が軋る。 「あっ…激しっ…!ああ…ああっ…ラグナ様…っ!好きです…好き…です…ラグナ…さま…」 中に入った僕のものは、凄まじいまでの圧迫感で押し潰されそうだった。周りにまとわりつく襞は、彼女が身動きするたびに、僕を容赦なく刺激する。僕が引くと、引かせまいとするように絡みついてくる。 僕が入れると、侵入を拒むかのように引き緊まる。 彼女の中で、快楽の津波に、僕は翻弄されていた。 彼女の額には、露のような汗が浮かんでいる。いや、額だけではない。胸元にも玉のような汗が浮かんでは、僕の運動によって、乳房の間を流れ落ちる。 僕の眼は汗が入るせいで、痛い。気が付けば、僕のシャツもじっとりと濡れていた。 少し運動の頻度を緩めた。流石に疲れたのだ。 身を引いて、ふたりの繋がっている部分を見下ろした。 彼女の入り口からは、透明な液体と共に、純血の証が、幾筋かの赤い流れを作っていた。ガーターベルトで吊られた白いストッキングは、血と体液で紅く濡れていた。 僕のものがタバサさんの中に入るたびに、彼女の入り口はが拡がり、閉じ、また拡がった。 僕はもっとタバサさんに深く入りたかった。 左脇に抱えていた彼女の右足を、僕は肩に担ぎ直した。タバサさんには少し窮屈かもしれない。でも、そのお陰で、僕は彼女の中により深く入ることが出来た。 僕の挿入が深くなったせいか、彼女は顔をしかめた。 「あくぅっ…」 僕が入れるたびに、先ほどとは違った声をあげる。 目の前で揺れる彼女の乳房を、右手で無遠慮に揉み立てた。掌が、汗で幾度も滑る。 …僕はもう限界にちかかった。 タバサさんも同様らしかった。 「ああ…ラグナ…さま…ラグナ…さ…ま」 譫言のように僕の名前を繰り返す。 僕は自分に残った力を振り絞り、より一層激しく責め立てた。 「ああああっ…はげっ……激しっ…です…あっ…くぅ…っ!」 必死で僕にしがみついてくる。
101:ラグナ×タバサ 2009/12/20(日) 14:29:57 ID:+wKP3/Ms [sage] 489 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:36:32 ID:VsiBzms/ おそらく次が最後の一撃だろう。 僕はその一撃を、彼女の最深部まで貫かんばかりに、放った。 その瞬間、何かが爆ぜたような感覚が僕を襲った。全てが僕の身体から抜けていくような、未曾有の快楽。 彼女の中にある僕自身は、別の生き物のように、幾度も、幾度も、脈打っていた。 「………ラ…ラグ…ナ………さまぁ…」 少しずつ遠くなる意識の中で、タバサさんの声が、全身に沁みるように感じられた。 ………ほとんど真っ白だった僕の頭が次第に現実に戻っていくにつれて、僕の五感も次第にはっきりとしてきた。 ずいぶん永かったような気がする…。 僕の意識が飛んだのは、実際はほんの数秒だけだったのかもしれないけど、何故か永く感じられたのだった。 五体に感じる温もり。耳に聴こえる息遣い。鼻腔に満ちる匂い。口腔に拡がる味。 僕の五感のうち四つは、すっかり彼女に支配されてしまっていた。 五感の最後にはっきりとしてきた視界に飛び込んできたのは、僕を見つめるタバサさんの碧い瞳だった。 「タバサ…さん」 気怠い感覚の中、絞り出すような声で、僕は彼女の名前を呼んだ。 「ラグナ様…」 彼女の蕾のような口から、僕の名前が出た。 僕たちはしばし見つめあった後、もう何度目になるだろうか、唇を重ね合った。 途端に僕自身がタバサさんの中から抜けおちた。僕は唇を離して、視線を下に向けた。 僕がタバサさんの奥深くに出したものが流れ出て、内股に不規則な模様を象っていた。 一部は、血と混じって桃色に変わっていた。 「あっ…!み、見ないでください!」 僕が何を見ているのかを察した彼女は、頬を染めながら、たくし上げられたスカートを下ろそうとした。 「ラグナ様…向こうを向いていただけませんか…」 顕わになった胸を隠すようにしながら、彼女は懇願する。 僕はすぐに彼女に背を向けた。自分のものがまだ出しっぱなしだったのに気が付き、ハンカチで拭いてからズボンの中にしまった。 後ろでは衣擦れの音がする。 肉体的にも精神的にも疲れていたが、不快ではなかった。寧ろ、逆に、僕は幸福感に満ちているような気がした。 「ラグナ様…」 呼ばれて振り向くと、タバサさんはすっかり身支度を整えていた。 僕と彼女の視線は幾度も絡みあったが、言葉が出てこない。 言うべきことはたくさんあるはずなのに、どうしても言葉が出てこない。 こういう時こそ、男の僕が率先しなければ。 意を決して、僕は手を差し出した。 「戻りましょう」 「…はい」 僕はタバサさんの手を握った。タバサさんは優しく握り返してきた。 でも、何か大切なことを忘れているような…? 僕はちょっと考え込んだ。 …そうだった。 とても大切なことを僕は忘れてしまっていたのだ。
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