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牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
270:髪を犯して 2010/12/15(水) 05:57:59 ID:gZco1dzQ0 210 名前:髪を犯して:2010/08/10(火) 22:08:09 ID:JwuF+oWF0 「・・・なに?」 「トゥ・・・トゥーナ」 「・・・どうしたの?」 マイスはごくりとつばを飲む そしてその手を・・・トゥーナのアソコにもってくる 「トゥーナ・・・なにか感じる?」 アソコを服の上から摩る、なぞる 「・・・?なんにも?」 「え?」 しばらくの沈黙 「・・・?」 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」 「なに?そんなにおおきい声だして・・・」 「・・・ははははは」 そして今度は赤い髪をいじる 「!!」 髪を掴み、もみ、くしゃくしゃにする 「マ・・・マイス・・・くぅん!」 ペルシャ同様、崩れる さらに激しく責める 「あ・・・はぁぁ!ああん!くぅん!あん!」 そして手を後ろ髪の中に沈めメチャクチャにする 「や!・・・中に・・・中に入ってる・・・はぁん!」 顔を上げてトロンとした目でこちらを見つめる 普通ならかなりかわいいと感じたり、興奮したりするだろう 「あはははは・・・」 だがマイスは泣いていた・・・ (僕って・・・あははははは) そしてフィニッシュをかけた 「ふぁああああああああああああん!!!」 またようわからん絶頂をむかえたようだ 「へ・・・もう・・・なれた」 「マイスはん」 「なんですか?」 「ちょっとこの荷物持ってくれへん?」 「ああ、いいですよ」 さくやが荷物を渡そうとした時 「きゃあ!?」 さくやが足を滑らせマイスに向かって倒れる 「おっと」 マイスはさくやをささえたが、さくやの手がマイスの前髪に触れた 「ひゃうん!・・・?」 「・・・」 僕もでした
271:病まない雨その後:マイス編 2010/12/15(水) 05:59:02 ID:gZco1dzQ0 217 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 18:18:28 ID:r3ZLzOIC0 「帰ってきたんだ・・・ここに・・・」 帰ってきたんだ・・・シアレンスの町、僕の故郷に!! 綺麗な町がみえる・・・なんだか目の前がぼんやりと・・・ 「ぼんやり・・・?」 頭がくらむ、足ががたつく、体が震える 「ああ・・・」 マイスは気絶した。RPとHPが限りなく0に近かった 「ううん・・・」 ここは? 「目が覚めたカ?」 となりに聞き覚えのある声が聞こえた 「ガ・・・ガジさん!?」 彼はベッドの上にいる、どうやらここは病院の中のようだ。 自分もベッドの上にいた 「マイス・・・ごめんナ」 「え?・・・」 それは不意な言葉だった 「オレ・・・マイスの事がうらやましかったのかもナ」 「鉄を叩いてる時・・・オレは幸せだったヨ」 少しふぬけた顔で話すそれは、彼らしい顔だった 「でも気づいてたら恋をしていたんダ」 「その恋の相手は君の事ばかりを話してたナ・・・」 「・・・」 「オレは変わってた、鉄を叩くことしかできないオレに対し君は色んな事をこなしてみせタ」 重い言葉が胸につきささる 「だからモテるんだろうなって・・・そう考えると君が憎く感じてしまっタ」 「ガジさん・・・」 「最低だよナ・・・とても大切な友達だというのに」 そう言うと彼の目からは涙がでていた 「ガジさん!すいません!僕・・・」 「マイスが謝る意味はないヨ」 「・・・」
272:病まない雨その後:マイス編 2010/12/15(水) 05:59:32 ID:gZco1dzQ0 218 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 19:21:57 ID:r3ZLzOIC0 重たいふういんきがつのる 「オレは友達として失格な事をやってしまっタ」 「いや・・・それ以上の事かもしれない」 「世界を狂わしてしまっタ・・・」 「そんな・・・ガジさん」 その顔はいつものガジさんじゃない・・・真面目な顔をしていた 彼のこの顔を見るのは2度目だろうか 「ただ・・・」 「こんなオレでも許しがもらえるとしたら・・・」 「マイス・・・」 銀色の瞳でこっちを見つめる 「友達のままで・・・いてくれないカ?」 そんなの・・・当たり前だ 「・・・もちろんです」 それを聞くと彼は微笑み 「ありがとう・・・」 そっと目を閉じた・・・ 「ガ・・・ガジさん?」 「ガジさん!?ガジさん!」 マイスは体を起き上がらせその名前を呼ぶ 「ガジさん!!ガジさん!!そんな!」 「オレの心配より、自分の心配をした方がいいと思うゾ」 「え?」 「後ろ・・・」 そう言うと、後ろから何かがドドドと走ってくる音が聞こえた そして・・・ 「お兄ちゃぁぁぁぁぁん!!」 がば! 「うわ!」 モニカが抱きついてきた 「お兄ちゃん!お兄ちゃん!会いたかったよぅ〜!」 「いてて、モ・・・モニカちゃん!」 「こらこら、あんまりマイスさんを困らせないの」 カーテンの奥から花の香りがただよう 「は〜い」 モニカが胸から離れる 「シアさん」 「マイスさん・・・」 その瞳は綺麗な青色をしていた 「マイスさん、今までどこに行ってたんですか?もう3日間も行方不明だったんですよ?」 「そ、それは」 ギュ! 「!?」 シアが突然抱きついてきたのだ! 「本当に心配したんですよ・・・本当に・・・」 涙声だった 「シアさん・・・」 「大丈夫です・・・僕はここにいます・・・だから、安心してください」 マイスもそっと抱き返す 「マイスさん・・・」 「シアさん・・・」 二人は顔を見合わせる そして唇を近づけていく・・・ 「ふむぎゅ!?」 あとちょっとの所でシアが首を掴まれ持っていかれた 「・・・なにしてんの?」 「あら、トゥーナさん」 そこには髪の毛が逆立ちしそうになっているトゥーナがいた 「お姉ちゃん!私にああ言って!自分だけ何しようとしてるの!?」 「ははは・・・」 なんかわからんが惜しいという気持ちが心をよぎった気がする 「ちょっと!私の病院でなにやってるの!?」 マリオンが飛びこむ
273:病まない雨その後:マイス編 2010/12/15(水) 06:00:01 ID:gZco1dzQ0 219 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 19:49:28 ID:r3ZLzOIC0 「マイス君、大丈夫?」 続いてショコラ 「お邪魔しま〜すって、すでに誰かいるし(みんな本当早起きね〜)」 「すごいわね・・・」 さらにはカリンとソフィアまでくる 「なになに〜!?パーティかな♪パーティかな♪」 「そんな訳ないやろ」 ペルシャやさくや・・・ よく見たらダリアやイオンまで ヒロイン候補全員集まっとるやん!?(一人除いて) 「・・・シア、さっきは何しようとしてたの?」 「何って・・・ハグですよハグ♪」 「・・・」 「えー!じゃあペルシャもハグするー!」 そう言ってペルシャがマイスに抱きつく 「こら!なにやってはるん!」 それをさくやが引き剥がす 「マイスさんが痛がってるやろ!」 「えー、よろこんでたよー」 ・・・確かに少し良かったかも 「じゃ・・・じゃあ私も・・・」 「そんなまな板じゃ喜ばないわよ」 「なにをぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 それぞれがそれぞれで火花を散らす 「ははははは・・・」 そろそろ僕も誰かを選んで結婚しないと・・・ 「さあ・・・だれにしよう」 「もちろん私よね!!?」 みんなが口をそろえて言った 「え・・・あ・・・あはははははは」 厳しいなこりゃ(汗)
274:病まない雨その後:マイス編 2010/12/15(水) 06:00:34 ID:gZco1dzQ0 220 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 20:15:03 ID:r3ZLzOIC0 となりでわいわいがやがやと騒ぐ 「ハハハ、オレもいるんだけどな」 そう言って彼は外を見る 「きれいな太陽だナ」 思えば鉄ばっか叩いていて太陽の光を浴びた事なんてあまりなかった 「材料集めの時に浴びてるカ」 「ガジさん」 自分を呼んだ声が聞こえた。振り向くと 「エ・・・エリザさん・・・!」 そこにはオレの想う人が座っていた 「お怪我、大丈夫ですか?」 「ははは・・・はい!」 急に胸が緊張し始める 「それはなによりです♪」 いつもの綺麗な笑顔でそう言う ふと、マイスの騒ぎの方に目がいく 「・・・エリザさんはいいんですカ?」 「え?」 「あの中に混ざらなくても・・・」 そういうと彼女はその方向見て、また振り向く 「クス・・・なんでですか?」 「エ?なんでって・・・」 彼女は彼の手を両手でやさしく包み込む 「エ・・・ア・・・アノ」 顔が赤くなる 「これ、前もらったダイアモンドのリングのお返しです」 そういうと手を離す 「ア・・・」 その手の指には魚の鱗でできた指輪がはめられていた その鱗は光を反射し、銀色に輝く 「あ、ありがとうございます!」 「どういたしまして♪」 彼はその指輪を何度も見つめる 「本当に綺麗でス・・・」 「それは、良かったです」 彼女は笑顔で返す その笑顔がとても美しかった・・・ 「エリザさん・・・」 「はい?なんでしょう?」 窓から日が二人をてらす となりが騒がしいと言うのにそこには二人の静寂の空間が流れている 花の香りが二人の空間を包んだ 「スキです・・・エリザさん」
275:病まない雨その後:カイル編 2010/12/15(水) 06:01:48 ID:gZco1dzQ0 225 名前:病めない雨その後:カイル編:2010/08/12(木) 13:34:21 ID:BvRj0/eR0 [削除](87KB) 「ただいま」 「ああっ!!お父さんだ!!」 「お、元気にしてたか?」 そういうと愛しの我が子は思いっきり抱きついてきてくれた 「お父さぁぁん!どこに行ってたの?会いたかったよぅ」 「ごめんな、ちょっと旅に出てたんだ」 「一人だけでずるい!!僕も連れてってよ!」 相変わらずかわいいな、こいつは! 「誰かお客さん〜?」 奥から僕の愛する人が姿をあらわす 「お母さん!お父さんが帰ってきたよ!」 「え・・・」 彼女は僕と目を合わすと固まった 「やあ、ただいま」 「・・・う・・・うう」 彼女の目から涙があふれでる そしてこっちに走ってきて彼女もまた抱きついてきた 「バカ!三日間どこに行ってたの!?」 「そこは、おかえり・・・あなたっていうシチュエーションを期待してたんだけどな〜」 冗談交じりにそう言ってら抱きつく腕が強くなる 「いた・・・いたいって、もしかして怒ってる?」 「・・・」 彼女は彼の胸に顔をうずくめたまま、何も答えない 「おいおい、たかが三日じゃないか?」 さらにきつく締め上げてきた 「いたい!いたいって!」 ははは、まいったなこりゃ
276:病まない雨その後:カイル編 2010/12/15(水) 06:02:14 ID:gZco1dzQ0 226 名前:病めない雨その後:カイル編:2010/08/12(木) 13:52:33 ID:BvRj0/eR0 カイルは優しく彼女の頭を手でなでる 「・・・ごめんなさい、心配かけちゃって」 彼女の抱きつく腕がやさしく放されていく 「・・・おかえりなさい、あなた」 そこには僕の大好きな彼女の笑顔が涙混じりで視界いっぱいに広がっていた 「家族三人で出かけるなんて久しぶりだな〜」 「わ〜い!わ〜い!お出かけお出かけ!」 そういうと子供は先に走っていってしまう 「こら〜!あまり遠くに行かないでよ〜!」 その子供の走った先をみるとマックスがいた そして子供が激突する 「おっと」 「いてて・・・・あ!ごめんなさいお兄さん」 「大丈夫だよ僕ちゃん」 マックスはこっちを見てきた 「・・・」「・・・」 カイルとマックスの間に沈黙がはしる マックスが頭を下げてきた 「な・・・」 それはごめんなさいと言ってるようにしか見えなかった しかし顔を上げた時 右手を親指を下に向けて笑顔でつき立ててきた 「なぁ!あいつ!」 「ねね!少しここで座って話しでもしよ!」 「ん?ああ、いいけど」 そういうと彼と彼女は地べたに座る 「そういえばさ、三日前の出来事は覚えてないの?」 「え!?う〜ん・・・」 あの雨が降り始めた日はたしか2週間前だっけ 「実は記憶があいまいなのよね・・・」 「そうか・・・良かった」 覚えててほしくなかっただけに安堵の息が漏れる 「それがどうかしたの?」 「いや・・・なんでもない」 そよ風が二人を包む、それがなんとも気持ちよかった
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