下
牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
72:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:51:57 ID:kh1UIBdU 387 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:16:43 ID:LC4bHXtk ラグナ×キャンディです。 「わかったわ。じゃあお願いしてみるね」 飴玉のようにキラキラと透き通った瞳の少女は、ニッコリと微笑むと両手を合わせて、いつもの精霊歌を唱えはじめた。 らん、らん、ららら。 細い糸のように繊細な歌声が、僕と少女と精霊の世界に響きわたる。 風なんて吹くはずのない時計台の中にも関わらず、栗色の髪と赤いケープと、白いスカートが――ふわふわと靡いていた。 その靡くスカートの間からチラチラと控えめに姿を見せる太ももが、なんだか変な雰囲気を醸し出していた。なんなんだろう? 「……」 ――気がつくと、その不思議な何かは少女からパッと消えていた。歌声も終わって、深い森のような静寂が訪れていた。少女は一息ついて、再び僕に子供らしく微笑んだ。どうやらお願いが終わったらしい。 僕もいつものお礼でお返しすることにする。 「ありがとう。今日はもう大丈夫だよ」 それから僕は最後にキャンディ、と名前を付け足した。 「うん、どういたしまして!」 「ところで、何を作ってるんだい?」 僕は台所の上のボウルを指差した。 それは何かの生地のようなもので、お願いに訪れた時から、ずっと気になっていたものだった。 「え? ああ、これはまだナイショよ。明日になったら見せてあげるね」 「ああ、そういえば明日だったね」 僕はキャンディとの約束について思い出した。 確か休日にボートに乗せてあげる約束をしたんだった。 ……そもそもの理由は、キャンディがマルコと魚釣り勝負をした時に、見事に惨敗したらしい。 『魚釣りで負けちゃったんじゃ、あたし、お姉ちゃんの妹として顔向けできないよ。お兄ちゃん、お願い……!』 それで、マルコを見返すべく立派な魚を釣り上げたいというキャンディのお願いを叶えるため、ボートに乗せてあげるという約束をしたのだった。 正直に言うと、ボートに乗りながら釣る場所を変えたとしても余り意味がないんだけど、それでキャンディが満足できるなら……まあいいか。 388 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:18:04 ID:LC4bHXtk 湖。太陽。小さな雲。青空。 その中心のボートの中に僕は座っていた。 湖を覗くと、水が綺麗に透き通っていて、まるでボートが宙に浮かんでいるような錯覚を感じた。 さっきから目の前に座ったキャンディが真剣な面持ちで湖に向かって釣竿を向けていた……けど、そろそろ疲れたようで、軽い溜め息を付いて僕に向き直った。 「なかなか釣れないなぁ」 「釣ってあげようか?」 「そ、それじゃあ意味がないよ〜」 「ははは、大丈夫。元からそのつもりだから」 僕の言葉に、キャンディは少しだけ間を置いて、 「……あたしのわがままを聞いてくれて、ありがとう」 うつむきながら申し訳なさそうに呟いた。 「いやいや、そんなことはないよ」 むしろ僕としては――わがままを言ってくれるような間柄になれたのが――仲良くなれたみたいで、逆に嬉しかった。 「お、お礼と言っては、ええと、じゅうぶんじゃないかもしれないけど」 キャンディは鞄の中に手を入れて、小包を取り出すと自身の膝の上に置いた。 リボンを解いて中身を開いてゆくと、ふわっとバターの甘い香りが広がって、そこに包まれていたのは数枚のクッキーだった。 「きのう、作ってたものよ」 それから、お兄ちゃんが自分で作ったほうが美味しいかもしれないけどね、とキャンディは苦笑いしながら付け足した。 僕は返事を返さずに、クッキーを一つ摘んで口に入れる。 それから、もぐもぐと良く噛んで飲み込んでから、僕は言った。 「おいしいよ」 「……え? あ……」 さっきまで苦笑いだったキャンディの顔は、徐々に褒められた子供のものに変わっていって、そのまま頬を真っ赤にしながら、うつむいて口ごもってしまった。 しばらく僕は魚釣りの見学を休憩して、クッキーに舌鼓を打っていた。
73:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:52:23 ID:kh1UIBdU 389 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:19:05 ID:LC4bHXtk ほとんど食べ終わってから、やがてキャンディが呟いた。 「うん、そうだったわ。あたし、お兄ちゃんを信じてたもん」 キャンディは再確認したように、確信に満ちた笑顔でキッパリと言い切った。 僕の何を信じていたんだろう? 僕は何とも言えないくすぐったさに胸を襲われて、言葉にすることができなかったので、笑顔だけで気持ちを返した。 「あっ! み、見てみてお兄ちゃん。あそこのルーニー、クリを食べてるよ! もしかしたら実りの木から取ってきたのかも!」 キャンディは、すぐに恥ずかしいことを言ってしまったと悟ったらしく、慌ててボートから身を乗り出し、彼方を指差した。 いかにも話題を逸らそうとしているのが丸分かりで、見ていて微笑ましかった。 ……そんな姿にすっかり気を取られていたから、あんなことになってしまったのだろうか。 もう一秒だけでも早く、この言葉を言っていれば。 「キャンディ、ちょっと、」 ボートからそんなに身を乗り出したら駄目だよ、と注意しようとしたその時、 「きゃあっ!」 案の定、キャンディはバランスを崩してしまった。 今にも湖に飲み込まれようとする小さな体。 「危ない!」 僕の体が、彼女を受け止めるべく勝手に前に飛び出していた。頭が真っ白で何も考えられなかった。 しかし――それが逆に災いし、前のめりになったことでボートの全体の重心まで崩れ、クッキーも、僕達も、丸ごと湖に放り投げられた。 じゃぼん、と大きな水飛沫を立てて、それから僕の視界は透明な青に包まれた。 390 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:20:08 ID:LC4bHXtk 「はあ、はあ、はあ、はあ」 周囲を見渡す余裕ができたのは、脳に酸素が回ってきてからだった。 空が曇っていた。 僕は今、仰向けで倒れている。 背中に感じるのは、ジャリジャリとした感触。 ここは――海岸? …… そうだ。僕は湖に落ちた後、意識を失ったキャンディを右腕に抱き抱えながら、目の前に見える島を目指し――ひたすら泳いでいた。そして砂浜に辿り着くなり倒れ込んで、こうしてゼエゼエと息をしていたんだ。 隣に横たえたキャンディに目をやると、まるで起きる気配がなかった。背筋が凍った。 「キャンディ、キャンディ、大丈夫? キャンディ」 僕は急いで起き上がって、耳元に何度も何度も呼び掛けるが、反応はない。 ――これは本当にマズいかもしれない……。 加速してゆく不安の中で、僕はキャンディの胸元に手を当てると、何とか呼吸を確認することができた。 「良かった。びっくりしちゃって気を失ってるだけか……」 ほっと一息をついて安心したのも束の間、びゅうっと一陣の冷たい秋風が吹く。 「……くしゅっ!」 キャンディがくしゃみをした。 「へっくしょん!」 遅れて、僕もくしゃみをした。 秋の始めとはいえ、この肌寒い中――びちょびちょの格好でこのまま放っておけば間違いなくお互いに風邪をひいてしまうだろう。 風邪薬ひとつ飲むだけで治ってしまう僕はともかく、キャンディも同様に治るとは限らない。 「……」 ボートの上で、僕が注意してさえいれば、こんなことにはならなかった。 これは他の誰でもない、年長である自分の責任であることは明白だった。 「風邪なんかひかせないよ」 決意が――いつのまにか言葉になっていた。 僕にとって、何だか不思議な義務があるように感じられた。 それは決められたことじゃないのに、誰からもそうするように強制されてなんかいないのに、どうして? それはきっと、彼女が『お兄ちゃん』って僕を呼んでくれるから……。
74:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:52:47 ID:kh1UIBdU 391 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:21:19 ID:LC4bHXtk とはいえ、そう決めたものの、どうすれば向こうに戻れるだろう? 僕は思考を始めた。 先に自分が向こうまで泳いで、改めてボートで泳いで此処まで来ようか? ……いや、それは無理だろう。ボートで泳いでさえ7〜8分弱なのに、ましてや直に泳いで向かい岸まで辿り着くのは非常に困難だった。 何か良い手段はないものかと――辺りを適当に見渡しながら、思考を巡らす。 天を突く螺旋の蔦。 足元を歩く蟻。 水に濡れた少女。 蒼く透き通る湖。 遥か遠くに見える陸地。 ――そうだ。 直に泳ぐことが無理でも、直に帰ることのできる最高の魔法が記憶から浮きあがる。 どうして忘れていたのだろう。こういう時のリターンの魔法があるじゃないか。 僕は空高く手を掲げ、魂の休まるべき場所を心の中に思い浮かべた。 「……」 しかし周りの景色は何も変わらない。 もう一度だけ思い浮かべた。 「……」 やはり何も起こらない。 『でも、どういうわけか、時々、使えなくなるんですよ』 突然、脳裏にミストさんの言葉が浮かんできた。 “どういうわけ?” 理由は全く分からないけど、どうやら今がその使えない状況であるらしい。 「はあ……」 結局、ここに誰かが来るのを待つしかないという事実に落胆し、僕は溜め息をついた。 392 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:22:19 ID:LC4bHXtk ただ、待つ前に最低限やらなければいけないことが残っていた。こんな島に自ら訪れるような人は恐らく僕だけしかいないだろうから、ここに人がいて、しかも帰れなくなっていることを周りに知らせる必要があった。 自分のバッグの中に使えるものはあるだろうか。僕はゴソゴソと中身を漁りはじめた。 農業関係、探索関係、戦利品、アクセサリーと数あれど、せいぜい使えそうなものは、釣竿、ファイアロッド、細い棒切れ、上質の毛皮、首かけタオルくらいだろう。 僕は上質な毛皮のうち、特に大きなものを選んで地面に敷くと、キャンディを抱き抱えて、その上に仰向けに横たえた。 それから、いくつかの細い棒切れを重ねるようにして隣の少し離れた地面に撒いて、 「魔法なんて、あまり使ったことはないんだけど……」 不安を漏らしながらも、僕は片手の火杖を棒切れへと向かわせ、徐々に魔力を込めてゆく。 「ファイア!」 そして僕の掛け声と同時に放たれた火球は――棒切れを巻き込み――やがて見事な焚き火になった。 空へと昇ってゆく狼煙を見上げながら、僕は安堵した。 時間はかかるだろうけど、これで村人の誰かが気づいて船を出してくれるだろう。 チリチリと音を立てて燃える焚き火に両手を近づける。 「うん。これで暖かさも確保できた」 ……それから一足先に下着だけの姿になった僕は、キャンディの服を脱がすことにしたのだった。 濡れている服のままでいさせたら、どんどん彼女の体を冷やしてしまって、せっかく焚き火を起こした意味がなくなってしまう。 まずはケープと上着、それからブーツ、靴下を脱がし、ベルトを外してスカートに手をかけ、丁寧に脱がしてゆく。 服は濡れているせいか、どれも肌に張り付いていて、脱がすのに一手間かかった。 脱がした服は、焚き火の隣に釣竿を突き刺しておいて、そこに引っ掛けて乾かすことにする。 「後は下着も脱がして乾かせば完了――だけど、」 そしたら、彼女は■■■になってしまう……のか。 「あ」 その時、僕は当たり前のことに今さら気づいた。 どうして今まで気づかなかったのかが不思議だった。 ――僕は今、キャンディの――女の子の服を脱がして、ハダカにしようとしているんだ……。
75:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:53:14 ID:kh1UIBdU 393 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:23:43 ID:LC4bHXtk 自覚は意識を強め、今まで確認しようともしていなかったキャンディの真っ白な下着を突き刺すように見つめる。 キャミソール。パンツ。 この心許ない二枚を脱がしてしまえば、この子は裸になってしまうんだ……。 改めて目の前の光景を見つめ、僕はゴクンと生唾を飲み込んだ。 『わかったわ。じゃあお願いしてみるね』 大人びた顔で精霊歌を歌っていた。 『ふんふんふふ〜ん、お料理、楽しいな〜』 楽しそうに料理をしていた。 『わぁ! アップルパイだ! もらっちゃってもいいの? ありがとう、お兄ちゃん! 大好き!』 おいしそうにアップルパイを頬張っていた。 そんな少女が下着だけのあられもない姿になって、今、僕の目の前に横たわっている。 いやらしい。 ついに意識してしまった。 「……」 いつのまにか、キャンディの生贄に捧げられたような体を熟視している自分がいた。 水の滴る栗色の髪。 余分な脂肪のついていない太股。 濡れたキャミソール越しに、ゆるやかに山を描き、膨らみはじめた幼乳の輪郭がハッキリと浮かび上がっていた。うっすらと桜色の突起も透けて見える。 こんなに小さいのに、……どうして。 僕は心臓の鼓動がドクンドクンと高鳴ってゆくのを感じながら、タオルをキャンディの髪へと、顔へと、腕へと、指先へと、太股へと、ふくらはぎへと、つま先へと回して、ゆっくりと体を拭いていった。 引き締まった肌を感じようと、全神経を手の平に集中させている自分に、気づかない振りをしながら。 394 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:24:36 ID:LC4bHXtk 結局、あらかた拭き終わるまで僕はモヤモヤを抱えながらも下着まで脱がすことはしなかった。意識してしまった今、脱がしてしまったら、僕は、きっと。 ……だけど、どうしても最後に拭かなければいけない場所があった。 「お腹は冷やしたらいけないからね」 そう言いながら僕はキャミソールの下端を片手で摘んで、徐々に持ち上げてゆく。 視界に入る、可愛らしいおへそ。 「……」 吸い込まれるように――そのまま中を覗き込むと、申し訳程度の幼い双丘が健気に存在を主張していた。 しかし先端の突起はキャミソール一枚に邪魔されていて、辛うじて隠れている。 ――もう少し持ち上げてしまえば……。って、ばかばかばかばか! 僕は何を考えているんだ!! 僕は慌てて手を離してキャンディから遠ざかると、自分のやるべきことを必死で確認した。 ――覗いてどうするんだ。そこまで持ち上げようとしてどうするんだ。大事なことはお腹を拭くこと。お腹を拭くこと。お腹を拭くこと。そうしなきゃキャンディが風邪をひいてしまうかもしれないんだから……。 呪文のように何度も何度もそう頭に叩き込んでから、再びキャミソールの下端を摘んで持ち上げ、首掛けタオルで包んだ右手を中に入れて拭きはじめる。 二度と悪魔に襲われないように細心の注意を払いながら、お腹の周りを拭いてゆく。 万全のつもりだった――この時の僕は、ひとつの危険な可能性を頭に入れていなかった。 それは、 「へっくしょん!」 さきほどのように、再び自分が予期せぬタイミングでくしゃみをしてしまう可能性。 「……ぁ」 ぴくん、と陸に上げられた小魚のようにキャンディが体を痙攣させ、喘ぎ声をあげた。 僕は一瞬何が起こったのかを理解できなくてビクっとしたけど、すぐに自分が何をしてしまったのかを理解した。 僅かに力みながら拭いている最中の僕のくしゃみ――不随意運動によって、気づかないうちに膠着した右手が、胸の最も敏感な部分を強く刺激してしまったのだろう。 そうじゃなかったら、こうしてキャンディの胸のほうまで僕の腕で盛り上がっているキャミソールと、右手に感じるぷにっとした弾力性の説明がつかないから……。 慌てて自分の右手をキャミソールの中から抜くと、おずおずと自分の手の平を見つめる。 僕は、さわった。 間接的にさわったとはいえ、僕は、僕は初めて女の子の、胸を……。 「もっと拭いてあげなきゃダメだな」 この時の僕は体を拭くという建前を強調しつつも、本心そのものは別の目的へと変わりつつあった。 それでも直に触ろうとしなかったのは、直に触れようとせずにタオル越しに触れていれば『拭いていることになる』から。それが自分に残された最後の理性であるとともに、卑怯な逃げ道だった。
76:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:53:39 ID:kh1UIBdU 395 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:25:26 ID:LC4bHXtk 僕は今度は、躊躇なくタオルをキャミソールの中の無防備な胸へと伸ばし、揉みしだくように、桜色のそこを擦るように、『拭く』。 「ぁ……やっ」 可愛らしく震える声は、どんな楽器よりも耳に心地良い。 発育途中の胸は御世辞にも柔らかいとは言えなかったけど、少女特有のみずみずしい弾力にあふれていた。 丹念に『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』。 「んっ、んっ、くあっ、ぁ、はああ、あっ……」 キャンディは顔をユデダコのように真っ赤にしながら――弱々しい喘ぎ声のハーモニーを奏でながら――ぴくんぴくん、と何度も痙攣した。うっすらと開かれた小さな口元からは、だらしなく一筋の涎が垂れていた。 僕の中で、ドス黒い感情が次第に萌芽してゆく。 ――この島は、僕とキャンディ二人だけの場所。 焚き火なんか消してしまえば、こんな場所に誰かいるなんて分からない。誰もやって来ない。 衝動に流されるままに、僕は焚火を蹴り上げて消した。 例えキャンディが起きて抵抗したとしても、こんな小さい体では僕に叶うわけがないし、助けを求めたとしても、こんな島じゃあ、やはり誰もやって来ない……。 「はあ、はあ」 僕はキャミソールに忍び込ませた手をせわしなく動かしながら、キャンディを包み込むように覆いかぶさった。 頭の中が――この小さな体を独り占めしているという恍惚でいっぱいになって――他のものを全て追い出していって――。 さらに僕は下着を脱ぎ、努張した自分のものを取り出すと、そのままキャンディのおへそに強く当てかって、ゴシゴシと擦って汚しはじめる。気持ちいい。 「はあ、はあ、はあ、キャンディ」 第二次性徴を見せはじめた――大人に近づきはじめた青い果実は、たまらない魅力に溢れていた。 さっきのリターンの魔法が不発に終わった理由も、今なら分かった。 きっと心の奥底で、僕は帰ることを拒んでいたんだ。本当はキャンディを襲いたくて仕方がなかったんだ。 こんな子と同じ村に住んでいるのに手を出さないなんて、今までの自分は異常だった。 396 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:26:40 ID:LC4bHXtk ゴシゴシと自分の存在を――遺伝子をキャンディに刻みつづける。 そのあいだも幼胸を『拭く』ことを止めない。 「ふぁっ、あっ、ぁぁぁぁぁっ」 荒波のように襲いかかってくる刺激に小さな体が耐えられないのか、キャンディは涙を流しながら、栗髪を右へ左と一心不乱に振り回しながら悶え狂った。 その淫靡な様子に我慢できずに、僕は残った片方の手でキャンディの頭を鷲掴みにすると、その可憐な唇に舌を強引に捩込ませた。 「んっ、ふぅ……」 歯を、舌を、口内を、思うがままに蹂躙する。 あ、僕――こんな子に――こんな凄いキスを無理やりしてるんだ。 気持ちいい。 「キャンディ、キャン、ディ、はあ、はあ、あ、あ……」 あらかたの行為に満足し、口元から離れると、つうっと僕とキャンディの間に涎の橋を作られた。 改めてキャンディの全身を見渡すと、自分のものを擦り付けた後には、うっすらと透明な粘液がこびりついていた。 これは、自分がキャンディにものを擦り付けたことを表す何よりの証明。この少女が自分の所有物であることを表すマーキング。僕は、それを誇らしげに眺めた。 眺める中で、お腹へと向けられていた視線が、ゆっくりと下へ下へと落ちてゆく。 ――上が濡れて透けて見えるんだから、当然、下も……。 欲望に流されるままに視線は幼い股間へと辿り着いた。 案の定、本来ならば包み隠されているはずの――キャンディの赤ちゃんを作るための大事な入り口は透けて丸見えで、もはや下着としての役割をほとんど果たしていなかった。 そこを、直に見たい。 匂いを嗅ぎたい。 触りたい。 指を入れて掻きまぜたい。 中を舐めまわしたい。 そして……。 「うああああ、キャンディ、キャンディキャンディキャンディ」 ついに僕を辛うじて繋ぎ止めていた鎖が、ぷちんと音を立てて千切れた。 息を切らしているキャンディの胸と股間を、それでも懸命に隠そうとする頼りない下着たちを、手汗まみれの震える両手が鷲掴みにする。 僕は今から、この子を収穫する。まだ収穫期になっていないのに、収穫する。 この可愛らしい青い果実を味わっていいのは、僕だけ。 鷲掴みにした両手は――果実の皮を剥くように――あっさりと、そのまま少女の純潔を剥ぎ取った。
77:ラグナ×キャンディ 2009/12/13(日) 21:54:08 ID:kh1UIBdU 397 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:28:08 ID:LC4bHXtk 「ん……」 しばらくして、飴玉のようにキラキラとしたキャンディの瞳が静かに開く。 「良かった、目が覚めたんだね」 不思議な何かが消えていた僕は、キャンディに微笑んだ。 彼女が目覚めたことに心から安堵したと同時に、それ以上の緊張が背筋を走った。 「ぐ、具合はどうだい?」 「……うん、ちょっと頭が熱くてボーッとするけど大丈夫よ。あれ、確かあたし、ボートから落ちちゃって、それで……」 キャンディはゆっくり起き上がると、辺りを見回した。自らの状況を掴みかねているようだった。 ――お願いだから気づかないで。 その小さな太ももと胸と首筋に付けられた薄い歯型に気づかないで。 まだ咲ききっていない花弁を襲う、鈍い痛みに気づかないで。 そんな僕の願いを余所に、キャンディは側に立てられた釣竿に掛けられた自身の服を見つけて、 「やぁっ!」 ようやく自分が下着だけの姿になっていることに気づいて、顔を真っ赤にしながら慌てて上質の皮で小さな体を丸ごと覆い隠した。 その前に僕のしたことと比べると、あまりにも可愛らしくて空しい行動だった。 「……」 微妙な間が開いてゆく。 僕は何て声を掛ければ良いのか迷っていると、 「お兄ちゃんがしたんだよね?」 キャンディが小動物のようにひょっこりと顔を出してきて、単刀直入に尋ねてきた。 その顔は――もう綺麗に拭いたはずなのに――白濁した何かで汚れて見えた。 こちらを見つめてくる透き通った瞳の中に、慌てふためく僕の姿が映る。 「あ、あの、その、」 目の錯覚のはずなのに、動揺してしまっていた。 焦らないで「そうだよ」と平然と答えれば良かったのに、さっきまで取り戻せていた冷静さは一瞬で消えてしまっていた。 ガラスのようになった僕と少女の世界には、もはや嘘は通用しなかった。 例え嘘を付いたとしても、僕の中身など、すぐに見破られてしまうに違いなかった。 だから、代わりに沈黙するしか手段が見つからない。 チリチリと音を立てて、焚き火の音だけが聞こえてくる。 押しつぶされてしまいそうな苦しい時間が過ぎる中、やがてキャンディの唇が、ゆっくりと開かれた。 「……ありがとう」 それは、――感謝の言葉? しかも、――どうしてそんなふうに笑って言えるんだい? 僕は頭をハンマーで思いっきり殴られたような気がした。 『うん、そうだったわ。あたし、お兄ちゃんを信じてたもん』 ボートでのキャンディの言葉が蘇る。 そうだ。当然のことだった。最初からキャンディの頭の中には――僕がやましいことを考えていた、もしくはしたなんて疑いは入っていなかったんだ。 例え入っていたとしても、僕なら絶対に変なことしないって、こんな僕のことを信じきっていて。なのに、そんな僕は……。 心に罪悪感という杭が深く深く、じわりと突き刺さる。 そこから溢れた透明な何かは、徐々に僕の体をいっぱいにして、昇っていって、瞳から染み出した。 「お兄ちゃん、どうしたの……?」 心配そうに僕を見つめるキャンディの汚れた顔が、次第にぼやけて見えなくなっていった。 痺れるように甘く、ほろ苦い、青い果実の味の飴。 <fin> 398 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:29:20 ID:LC4bHXtk キャンディは脳内12歳 暇があったらドロップの話も書きたいな
78:昼下がりの小鳥 2009/12/13(日) 21:54:37 ID:kh1UIBdU 404 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:32:11 ID:5RdHKzKu ラグナ×ドロップです。 「んぅっ……あ、あん……」 青々と茂る草むらの中。 あたりに漂う自然の青臭い匂いに混じって甘い蜜が香っている。 「んっ、ん……あぁっ」 風の鳴る合間から聞こえる嬌声はきっと対岸には届きやしまい。 もともとこのあたりに来る人は少ないのだ。 だから僕らはこうして体をあわせていられる。 開放された自然の中でありながら、そこは確かに僕ら二人の空間だった。 「あぁっ!……ひ、ひぁ……ら、ラグナ……んんぅ、も、もう……」 「うん、僕も……イキそうです――」 「……ん、んぁ、はぁ、あっ、い、イっちゃ……!」 次の瞬間、体中に力が入る。 まるで電流のように快楽は頭で白くはじけて、肉棒から彼女の膣内に流れていった。 目の前に組み敷いた彼女も腰を強くそらせた後、糸が切れたように倒れた。 僕もそのとなりに寝転ぶ。 全身を覆う気だるさがとても心地いい。 きっとそれは体を通じて彼女と共有しているからなのだろう。 今も繋いだままの手のひらから上気した体温が伝わってくる。 (いつの間にか日課みたいになっちゃったな……) 青臭い雑草の匂いが鼻をくすぐった。 405 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:33:10 ID:5RdHKzKu 農作業とモンスターたちの世話も終わった昼下がり。 昼食をとった僕は腹ごなしにルピア湖へと向かっていた。 手には釣竿を携え、時間つぶしの準備も万端だ。 今日も良く晴れている。雲はひとつも見当たらず、途中から雨に降られることもないだろう。 のんびりとした午後を過ごせそうだ。 (……っていうのは何か言い分けみたいだな) 穏やかな日にもかかわらず、僕の胸は高鳴っていた。 腹ごなしも釣竿もただのおまけ、こじつけだ。 僕の本当の目的は……別にあった。 ルピア湖につくと、岸辺に置いてあるボートの元へ行く。 そのボートに一人の少女が腰掛けていた。 二つにくくった長い赤髪と大きめの帽子が特徴の女の子。 眼鏡をかけたその奥の瞳は陽光に輝く湖面をじっと見ていた。 「お待たせ、ドロップさん」 「……ん」 どうやら挨拶の前からこちらに気づいていたようで、顔だけ向けて彼女は微笑んだ後視線を元に戻した。 「何を見てたんですか?」 「ん、魚」 「魚……」 隣に並んで僕も湖面を見下ろした。 確かに小さな魚たちが水中を自由に泳ぎまわっている。いつも釣りで相手をしているような魚ばかりでなくこんな小魚たちも湖を泳いでいたのか。 なんだか新鮮な光景であった。 毎日モンスターの世話や畑の仕事、それに加えてダンジョンの散策などわき目も振らずに走り回っていたものだから、こんな風に立ち止まって小さな自然を見つめることは少なかった。 あらためてとなりの彼女を見てみる。 ドロップさんは毎日こんな景色を見ているのだろうか。釣りをしている彼女の目はどこを見ているか定かではないからもっと色んなものを見ているのだろうな、と少しうらやましくなった。 「何?」 「あ、いや……。ちょっとぼーっとしちゃって」 「そう……。ん、行こう」 ドロップさんはボートの中に座りなおし、目で早く漕げと訴えてきた。 顔が赤くなっているのが見えた。もう彼女は小島に着いた後のことを考えていたようだった。
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
更
(
携帯からメールで投稿する
)
牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1 http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260502709/l50