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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
728:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/16(土) 23:54:43 ID:fzAOk6XZ0 [sage] 「じゃあこれから話す質問に全部答えてください。嘘偽りなく」 ずずい、と顔を近づけ、笑みを浮かべて、ウィンクをしながら言った。アルスから見ると浴室の明りからちょうど逆光になっていて、 その笑顔がちょっと怖い。アルスは身を引きつつウィンクにちょっぴりときめいた。お互いメロメロすぎである。 「返事は?」 「は、はい……」 そんな彼の心境を知ってか知らずかニコニコと笑って返答を促す。怒った演技などとうに忘却の彼方だ。 ただその笑顔がちょっと黒く見えるのは、恐らく自分の錯覚だろうとアルスは己に言い聞かせる。 「それでは……私の好きなところを教えてくださいな」 と、打って変って顔を赤らめ、もじもじとしながら古臭い少女漫画のヒロインのように乙女の香りを漂わせながら問いかける。 どんな質問を聞かれるのだろうかと内心怯えていたアルスは、一瞬きょとんとしたが、すぐに心からの笑顔を浮かべ 「全部だよー」 語尾を伸ばしながら嘘偽りのない言葉を口にした。 恥じらいもせずに答えたアルスに対してラムリアは頬をさらに赤くした顔を見せることとなった。 「むぅ、そんな曖昧な……」 具体的な表現が聞きたかったのだろう。ちょっぴり不機嫌な声色で不満を訴えた。 ただし口元の緩みを止めることができていない。 「だって、本当に全部好きとしか……」 口にしていて漸く恥ずかしさに気付いたのだろうか、ぶつぶつと呟きが小さくなると共にアルスの顔も赤みが増してゆく。
729:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/16(土) 23:58:20 ID:fzAOk6XZ0 [sage] 「そ、それじゃあ次の質問です ――― 浮気は、してませんよね?」 先程の乙女オーラとは打って変わり、瞬間、魔王を思わせる暗黒のオーラを体から噴き出させ、 普段の高い声が嘘のように低ーい声で問い発した。そんな彼女の豹変ぶりにアルスはお風呂に入っている 筈なのにパドバ山脈を全裸で彷徨っている程の寒気を覚えた。 「そ、そそそそそそそんなワケナイジャナイデスカ」 顔を真っ青にして普段は彼女に対して使わない敬語を片言で話す。 「本当……ですか?」 そんなアルスの様子を怪しく思ったのか、自分が怯えさせているとは毛ほども思わず、笑いながら 追及する。ただ目から絶対零度の冷気を発していた。 「本当だってば〜、なんでそんなこと聞くのさ」 体の半分をお湯に浸かっているとは思えない速度で身を引き、ラムリアとの間に距離を空ける。 冷汗を大量に噴き出させ内心涙を流しながら嵐が治まることを祈っていた。 「だってアルスさんって女の子に凄い人気があるんですもの……」 黒いオーラを少し抑えて、拗ねたように答える。アルスはその声の中に不安の色を感じ、恐怖心を抑えながら ゆっくりとラムリアに近づいていった。 「そんなことないって、僕そんなにモテないし……」 そう言いながらラムリアの手をとり両手で包みこんだ。突然とも云えるその行動にラムリアは目を見開く。 さらに ―――― 「こんなに可愛くて素敵な女の子が僕のことを好きでいてくれるんだから……他の女の子に目がいく暇なんて全然無いよ」 臭いと呼べるレベルの気障な言葉を聞かされ呆然とする。数秒後、ぼっ、と音が出るほどに顔を真っ赤に燃やした。
730:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:00:08 ID:ExMS58mm0 [sage] (あっつ!) 本人は全く自覚なしに吐いた台詞だが、乙女思考の彼女にとっては効果抜群だったらしい。 触れている両手から熱いと言える温度が伝わって来た。 ちなみにモテないと言ったが、本人が気付かないだけであってアルス慕う女の子はかなり多い。 顔は父親に似ており、中性的だが美系と云える。おまけに武器の扱いも非凡の才がある。いや、非凡どころか軍隊でも敵わないであろう 伝説の神竜にして破壊の化身である火のネイティブドラゴン「フレクザィード」を剣一振りで倒したのだ。いくら父親の助力があったとしても 十歳にも満たない少年の行いとは到底思えない。最早神話の領域に達している。さらにおまけに様々な料理を作れる。さらにさらにおまけに 高級な素材を危険なダンジョンから採取し、宝石をバンバン使ってあるアクセサリーを山ほど造り、伝説級の武具を作り上げ、 魔法の薬をも調合可能。さらにさらにさらにおまけに上げた技術を使いこなし少年ながらアルヴァーナで一番金を稼いでいる。 ここまで来ると人間かどうかすら疑わしいレベルだ。ルーンファクトリーの歴代の主役たちにも同じことを言える。彼らはもう人間とは違う 別の生き物なのかもしれない。スーパーアースマイト人 ――― スーパーマイト人。忘れてもらえると僥倖である。 当然こんな超々優良物件の少年がモテない筈がなく、アプローチを掛けられまくりだったのだが、 それに全く気が付かないのは鈍感としか言いようがない。ラムリア一筋だったと云うことも鈍さに拍車を掛けたのだろうが。 それはさて置き、ラムリアは変らずに顔を赤く染めながら口を開いた。 「う〜……じゃあ私が好きだっていうことを証明してください」 恥ずかしさと嬉しさが同居した笑みを浮かべ、可愛らしく答える。乙女乙女な雰囲気に呑まれたのか、アルス顔にも若干紅が差す 「な、何をすれば良いの?」 ためらいがちに聞く。心臓の鼓動が速くなっていることは気のせいではないのだろう。 アルスの内面に気が付いているのかいないのかは分からないが、赤くなった童顔に顔を寄せ、 「キス、してください」 目を潤ませながら言った。うっとりとした顔で要求されたアルスは、今度こそ顔を真っ赤にする。 「それはちょっと……恥ずかしい」 「なんでですか!?」
731:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:05:49 ID:ExMS58mm0 [sage] 彼女の予想では、ロマンチックな空気の中躊躇いもなく口づけを実行するアルスとされる自分がいたのだが、 まさかこんなにも初々しい反応をされるとは夢にも思っていない。 「だってぇ……雰囲気と云うかムードがさ」 もじもじと俯きながら言う。要するに少女漫画のような空気が合わないというか弱いということらしい。 自分が押せ押せの時は、接吻どころか押し倒すことにも全く躊躇も恥じらいもないのだが、相手から求められるのが弱いとは。 サディスティックな人は打たれ弱いガラスの剣と云う話があるが、その良い例なのかもしれない。へたれとも云える。 (アルスさん……凄く、可愛いです!) 一方ラムリアはそんな恋人のヘタレもとい弱気な姿勢に魅力を見出したようだ。微笑みがにやけ顔に変わり、 若干鼻息が荒くなる。とはいえ実際にもじもじと顔を赤く染めたアルスは確かに可愛らしい、その手の趣味を 持つ人ならば鼻血を垂らしたとしても不思議ではない。 兎にも角にも一瞬危ない雰囲気になったラムリアはなんとか気を取り直した。そのままにやけ顔をにやにやとした 笑みに変える。アルスにとってはどちらも不気味である。 「でも、キスをしてくれなきゃ許してあげませんよ」 「うぅっ……」 弱みを握られ言葉に詰まる。そのまま数秒は俯いていたのだが、やがて覚悟を決めたのか、きっ、と顔を上げた。 「じゃ、じゃあキス、するよ」 「はい……」 お互いに赤く染まった顔がゆっくりと近づいていった。 「ん……」 声を漏らしたのはどちらだったのだろうか、影が重なる。一秒、そして二秒も立たずに一つになった影が離れた。 「………………………」 お互いに声は出さない、ラムリアは両手を頬に当て、うっとりと余韻に浸り、アルスは顔の半分を湯の中に沈め ぶくぶくと泡を立てる。よほど恥ずかしかったのか、元から赤い髪がさらに赤く染まっているように見える。 「体……洗うね」 居た堪れなくなったのかアルスは浴槽から身を出す。ざばぁっ、と水音がいつもより妙に響いた。
732:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:08:31 ID:ExMS58mm0 [sage] ――――――――――――――― 「〜〜〜〜〜♪ 〜〜♪」 メロディは適当に、機嫌よく鼻歌まじりで体を泡だらけにしてスポンジで擦る。 体を洗っているうちに落ち着いたのか、アルスの体から紅色が薄らいでいた。先程も事後と云うことなので、 洗ってはいたのだが、ようは気分の問題だ。機嫌良く泡を増量している少年の顔からはすっかり羞恥心が消えていた。 「あわあわ〜♪ ラムリアも体洗う?」 必要以上に泡を増やしながらラムリアに声を掛ける。普段やっていることや性格は子どもらしくないのだが(ついでに声も) こういうときは見た目相応の少年である。 「いえ、私はもう少し湯に浸かっています……」 未だ甘い空気に浸っていた余韻が消えていないのか、若干ぼんやりした声で答える。 そっか〜、と笑いながら体を洗う作業を再開したアルスを見つめる。髪を洗いだしたアルスは目を瞑っている為 見つめられていることには気付かない。これが暗闇の中にいるモンスターや他人だったら視線を察することが できたのかもしれないがラムリアの前では油断しきっているためか、気付く様子は全くない。 ラムリアの瞳には無防備にさらされた愛しい少年のあられもない姿が映ってた。 筋肉が付きにくい体質なのか、普段から鍛えられているにも関わらず、ほっそりとしている。 だが弱弱しいと云うわけではなく健康的な体つきをしており、下手に筋肉が付くよりは余程動きやすいだろう。 顔を見る。友達のリーン程ではないが中性的な顔立ちは可愛らしく、また同年代よりも幼く見える。 将来は父親のカイルに似て美青年になるだろう。子どものラムリアにそんなことは考えつかないが。 ふと彼の双子の兄妹であり、自分の親友とも云える少女。アリアを思い浮かべた。二卵生の双子であるが、そっくりである。 髪型と服装を交換してみたら誰も気づかないのではないかと考え、笑みが口元に浮かんだ。本人達の前で言ったら 怒られそうなので言わないが、いや、案外本気で頼んだらこのお人好しな少年のことだ、渋々ながら引き受けてくれるかもしれない。 そう考えたのは一瞬で、すぐに笑みが淫靡なものへと変化する。現在見つめている部分は下半身の一部分。 流石にタオルで隠されているが、ラムリアの頭の中では男の象徴が再現されていることだろう。 自分を清純な少女から女へと変え、何度も何度も天国へ昇らせたアレ。ごくり、と喉が音を立てた。
733:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:09:35 ID:ExMS58mm0 [sage] 「ねぇ……アルスさん」 「? なんだい?」 ちょうど全身を洗い流したときに声を掛ける。どことなく声に色があることを感じ取ったのか、 アルスは少し顔を曇らせた。 「―――、―――――、――――――――。」 淫猥なそして少し恥じらいを混ぜた声が、ぼそぼそと小さい音量で話した。 直後。アルスの顔が呆然とし、 「いいよ! ありがとう」 驚きと、そして少し照れを交えながら笑った。 ―――――――――――――――
734:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:11:38 ID:ExMS58mm0 [sage] 「はぷ……んちゅ、じゅる……はぁ、はぁ」 両手で浴槽の縁をしっかりと握り、それを支えにしながら顔を前後に動かす。 口に愛しい少年の分身とも呼べるモノを咥えながら、音が出るように口内の唾液が泡立つように 絡ませる。興奮している為かあまり息が続かないようだ。時折口を離して息を整え、また咥える。 「あ……はぁ、気持ちいいですか? ん…」 「うん、とっても……ね」 ぼんやりとしながら答えるアルスの顔は、快感に酔いつつも愛おしげに、奉仕を続ける少女に 向けて微笑んでいた。 「それにしても……ん! ラムリアが自分からこういうことしてくれるなんて珍しいね、凄く嬉しいな」 「んぅ、くちゅ……ぷぁ! ふふ、いつも愛してもらっていますから、あむっ」 目に怪しい輝きを灯しながら答え、奉仕を再開する。時々口を離して片手で握り、恐る恐る上下に動かす。 子どもながら芸術品とも呼べる繊細で美しい指先が少年の陰茎を刺激する様子は、この上もなく淫気にみち、 かつある種の美しさがあった。 「はぁ、はぁ……こう、かな? ん……」 目を閉じ小さな舌を伸ばす。そして飴を舐めるかのようにチロチロと舌を動かす。 気のせいかもしれないが本当に美味しい物を舐めているような気がしてきた。 (ん! それにしても上手くなったなぁ……) 初めの頃は奉仕をするにしてもぎこちなかったのだが、今では自分のモノを夢中になって貪っている。 その変化に嬉しいと思う反面、その道に引きずり込んだことに対して罪悪感が湧いてくる。 だが、綺麗なものを汚したことに黒い充足感もある。自身に対する複雑な感情を誤魔化すように ラムリアの頭に手を伸ばし、優しく頭を撫ではじめた。突然頭に手を乗せられ、ラムリアは小さく目を見開いたが、 愛おしく髪を梳く手つきが心地よいのか、直ぐに目を細める。そのまま恍惚とした表情を崩さずに 視線をアルスの顔に向ける。翠玉を思わせる緑の透き通った目に見つめられアルスの心が揺れ動く。 所謂「上目づかい」であるが、まさかここまでクリーンヒットするものだったとは思わなかった。
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