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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
379:一つの茎に、花は二つは咲かない2011/02/08(火) 02:34:46 ID:EnI8Zv4Y0AAS
「はぁ〜〜(暇だなぁ)」
雑貨屋ダイヤモンドの店番は、本当につまらない
面白い出来事なんて一つも無い。 時々来るお客さんの相手をしているだけ
それも面倒くさくて、だけど仕事をサボれば、怒られるのは確実
(せめて、マイスでも来てくれたらな〜)
机に屈して項垂れていると、来客を知らせる鈴が鳴った
誰が来たのだろう? 愛しの彼かな? その願いが叶ったかのように
扉を開けて入ってきたのは、マイスそのものであった
「あ、いらっしゃい♪」
「カリン! トゥーナ見なかった!?」
彼が、荒い息をつきながら、いかにも慌てた様子で、そう聞いてきた
なんだ、買い物目的で来た訳ではなさそうだ。 少々ガッカリする
それにしても、トゥーナがどうしたのだろう? 辺りをキョロキョロを見回して凄い焦りようだ
「見てないけど、どうかしたの?」
「うん。 それが、朝からトゥーナの姿が見えなくて……」
「朝から? 店にはいないの?(もう夕方に近い時間なのに…)」
「それが、どこにもいないんだ…」
確かに、あのしっかり者のトゥーナが朝から行方不明だと言うのは、珍しい
いや、しっかり者だからこそ、こういう時、迷いに迷うのだろうか?
考えるのも面倒くさい。 そんな事よりも……
「ねぇ、トゥーナを探してるんだったら、私も一緒に探させてくれない?」
「本当ですか!? 助かります。 ありがとうございます!」
「ううん。 トゥーナは私にとっても大事な友達だから…」
勿論、そんなのは口だけ………
本当は、店をさぼれるための口実にしたかった。 なによりも彼と一緒に居たかった
めんどうくさいけど、それは嬉しい事だから…楽しい事だから……
「それじゃあ、町の外を、一緒に探しましょう」
「うん…♪」
こうして、私と彼の小さなデートが始まった
でもね、楽しさの次に来るのは、やっぱりつらい事なんだ
癒された時間は風の様に去っていくけど、苦しい時間は長く感じる
私はこの時から、そんな事はわかっていた
だけど、彼と一緒の時間を選んだ。 それはやっぱり、彼の事が好きだから…
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