牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
408:チョコと愛は、与えるもの2011/02/14(月) 17:09:30 ID:V4jJ8N190AAS
「はい。 これ、プレゼントです」
「………ほぇ?」

さっきのドキドキする様な緊迫した声とは違い、いつもの気楽でまじめなラグナの声が聞こえた
そっと瞼を開けると、眩しい光と共に映っていたのは、横に正座になって座っているラグナ
胸の上に違和感を感じる。 見てみると、そこには綺麗な包み紙で包まれた、小さな箱が置いてあった

「……え? え? 何よこれ?」
「チョコです」
「チョコ?」
「はい」

いや、そんなにこやかな笑顔で言われても…
さっきまでの事が頭に強く残りすぎて、何が起きているのかがわからない
なんで、私は寝ているのだろう? とりあえず座ろう。 このままでは恥ずかしい
それよりも……チョコ?

「セルフィさん。 ごはんも食べずに、いつもいつも本ばかり読んでいますよね?」
「そ、それは……アハハ」
「じーっと動かずに本ばかりを読むのて、やっぱり疲れると思うんで………たまには甘い物でも食べて
リラックスしてもらいたいな〜っと思って」
「ハァ?」

うわ〜〜〜なんかすんごい拍子抜けしちゃった
さっきまでのアレは何だったのよ!? 期待させておいて、結局はこうなる訳!?
キャーーーー!! なんか悔しいぃぃぃぃいいいいいいい!!!

「やっぱりラグナって、草食系ね!!!!!」
「え…!? また、そんな事言われても……草食系ってなんですか?」

ええええええええええ!?
この子、草食系の意味もわからなかったの!?
………なんか、さっきのが幻想に思えてきた。 あれがもし私の妄想だとしたら
これ以上に屈辱的なのは無い(良い意味で)

「うぅ〜〜〜〜〜〜!!」
「ど、どうしたんですか? そんな、僕を睨みつけて…」
「なんでもないわよ! 馬鹿!」
「えぇ? えぇ!?」

セルフィさ〜んと、ラグナが焦った様な声で私を呼ぶけど、悔しいから無視!
女性の心をもてあそぶだなんて、極悪天然な彼でも、許さないんだから!

……それでも、彼のくれたチョコはちゃんともらう私でした

[終わり]
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