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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
855:麗しの変態魔神 2011/05/26(木) 01:03:50 ID:Pd+5U9Rv0 同感。シアさんってミストさんと重なる所があるよね。天然な所とか。
856:名無しさん@カブ好き 2011/05/26(木) 02:37:16 ID:v/D4FSk/O [sage] オーシャンズでエレナ×アゼル投下します。 エロは控えめ、ギャグオチです。
857:名無しさん@カブ好き 2011/05/26(木) 02:38:17 ID:v/D4FSk/O [sage] 「おーいアゼル!」 早朝のアゼル宅、エレナがいつも通りにノックもせずに上がり込んだ。 「実は内緒で作ってたゴーレムヘッドが完成したんだ。ユミルに取り付けてもいいだろ?ていうかもう取り付けちゃったんだけど…」 ベラベラと一人でしゃべるエレナだが、答えが返ってこないことに気付く。 「アゼル?」 見てみると、ベッドのシーツがこんもりと膨らみ、規則正しく上下している。 「なんだよ、また寝てるのか」 いつもならもう起きている時間を見計らって訪ねたのに、珍しいこともあるものだと一人ごちる。 「おーい、アゼル。起きろよ。朝だぞ」 シーツの上から揺さぶってみるが、起きる気配はない。 それならと、シーツを剥がそうと手を差し入れた時に、アゼルの腕に触れた。 「…?」 その感触がいつもと違うことに首を傾げ、エレナはゆっくりとシーツをめくる。 「う、うわあああぁっ!?」 直後、叫び声を上げながら壁まで後ずさる。 よほど疲れているのか、それでもアゼルは起きない。 「な、な、なんで裸なんだよ!?」 シーツから出たアゼルの上半身は、一糸まとわぬ姿となっている。
858:名無しさん@カブ好き 2011/05/26(木) 02:38:48 ID:v/D4FSk/O [sage] 予期せぬ事態に、エレナの頭は一瞬でパニックを引き起こした。 (おおお落ち着けエレナ!こういう時は、エネルギー変換の公式を暗唱するんだ!!) ブツブツと難解な数式を唱え始めるが、目線はどうしてもアゼルの裸体に釘付けにされてしまう。 男の体なんて、兄のジェームスで見慣れているはずなのに。 アゼルの引き締まった胸板や、双剣や農具を振るう力強い腕から目を離すことができない。 ふと、ついさっき触れてしまった素肌の感触を思い出し、エレナの顔は真っ赤になる。 (触っちゃった…エレナ、アゼルの裸に触っちゃったんだ…) これまで冗談を言い合ったりの延長で、アゼルの背中を叩いたりしたことはあったけれど、それはもちろん服の上から。 素肌に直接触れたことなど、今まで一度もなかった。 (アゼル、まだ寝てる…よな?) 熱に浮かされたようにボウッとした頭で、エレナは眠るアゼルに引き寄せられる。 (もっと、アゼルの体を見たい、触りたい) ベッドの端に片膝を乗せる。 ギッと耳障りな音がして一瞬焦るが、アゼルはまだ起きない。
859:名無しさん@カブ好き 2011/05/26(木) 02:39:38 ID:v/D4FSk/O [sage] 間近で見るアゼルの体は、無駄がなく均整がとれていて、普段心酔しているどんなゴーレムの姿よりも、エレナの心を掴んで放さない。 緊張と興奮で震える手で、アゼルの腕に触れる。 アゼルの腕の筋肉は、硬質だが確かな弾力でエレナの指を押し返す。 「あったかい…」 思わず声を漏らしてしまう。 アゼルの体温を感じたことで大胆になったのか、エレナの手は次にアゼルの胸板に伸びる。 慎重に左胸に手を乗せると、ドクドクと脈打つ心臓の鼓動が感じられた。 (アゼル…アゼル…) エレナの小さな左手が、ペタペタとアゼルの胸を触っていく。 弾みで、乳首に触れてしまう。 「ぅん…」 アゼルが小さく呻いたのを聞き、エレナは腕をすぐさま引く。 しかし、アゼルは眉を寄せたものの、再び寝息を立てはじめた。 念のためアゼルの顔を覗き込んで確認する。 (よかった…起こしたかと思ったよ) その時、エレナは自分とアゼルの顔が至近距離にまで近付いていることに気付いた。 (アゼルの顔、こんなに近くで見るの初めてだ) 瞳が伏せられたアゼルの顔は、少年のようにあどけなく、今まで見てきた男らしい体とは不釣り合いだ。 そのアゼルの唇とエレナの唇は、今わずか数pしか離れていない。 エレナの心臓が、一際大きく跳ねた。 (アゼル…) エレナはそれが自然であるかのように目を閉じて、アゼルの唇に自分のものを近付け… 「やっほ〜アゼルちゃん」 「そこでソニアに会うてのぉ」 「くぁwせdrftgyふじこlp」
860:名無しさん@カブ好き 2011/05/26(木) 02:40:25 ID:v/D4FSk/O [sage] 「? あれ、エレナちゃんだ。どうかしたの?」 奇怪な声を上げてベッドから飛びのくエレナを、突然の来訪者パンドラとソニアは不思議そうに見つめている。 「ち、違くて!ユミルが、起きなくて、裸で、アゼルは、シーツ、エレナは!!」 「何を言うておるのかわからん」 頭から煙でも噴き出そうなほどに混乱したエレナの支離滅裂な言い訳を、パンドラは冷たく切って捨てた。 「あれ?アゼルちゃんまだ寝てるんだ。…あれ?」 「うわあぁぁソニアァァーっっ!」 上半身裸でシーツがめくられたまま眠るアゼルと、そこにいた自分… これはエレナにとって言い逃れなどできない状況である。 「ごごごごめんなさい!」 「もう、アゼルちゃんたら、またやってる」 「……はい?」 床にヒビが入りそうな勢いで土下座するエレナに気付かず、ソニアはベッドのそばにあったアゼルの上着を拾い上げる。 「昨晩ってちょっと暑かったじゃない?」 「…そうなのか?」 夜通し鍛冶を行うことが多いエレナは、外の気温の変化にも気付けないことがままある。 「アゼルちゃんは、寝てて暑くなってくると寝ながら服を脱いじゃう癖があるの。 エレナちゃん、知らなかったから驚いちゃったでしょ」 「あ、うん、まあ…そう、そうなんだよ、あははははー…」 エレナは無理矢理笑顔を浮かべ、乾いた笑いで誤魔化す。
861:名無しさん@カブ好き 2011/05/26(木) 02:41:01 ID:v/D4FSk/O [sage] 「まだ起きないみたいだし、私出直すね」 「お、おう。じゃあな!エレナもすぐ帰るよ」 ソニアが玄関のドアを閉めるのを見届けると、エレナはドッと肩を落とした。 「ハァ…一時はどうなるかと」 「ほんに、ソニアがボケボケの天然娘で助かったのう」 「いやまったく、なんつーか死を覚悟した−」 「ほう、そんなやましいことをしておったのか?」 エレナの頭の片隅に存在を追いやられていたパンドラが、腕組みをして冷たい目で目の前に立っていた。 (魔王降臨ーーーっっ!!) 「少し前からおったわ!」 パンドラのツッコミは、魔王らしくエレナの心でも読んだのだろうか。 「さて、それではここでなにをしておったのか、一部始終を聞かせてもらうぞ」 パンドラの目がギラリと光った。 (ま、まずい…!今のパンドラは人を殺せる! 下手を打てばセレッソの樹の養分にされる!) −『…今年のセレッソの花は、一段と鮮やかデスね』 『ダークエルフの国には、セレッソの樹は根本の死体から血を吸って花を咲かせるという伝説が…』 『もう、メルプリン。そんな怖い話はやめてちょうだい』 『す、すいませんお嬢様』 『フフ、それデハ、そろそろお弁当にシましょうカ?』 『エレナ〜エレナ〜』 『あれは、ジェームスさん』 『エレナさんがいなくなってもう1年かしら…』 『あれから毎日、島中をエレナ探してさ迷ってるんだな』 『エレナ〜ど〜こだ〜おに〜ちゃんはこ〜こだぞ〜』− 一気に最悪の未来予想図がエレナの頭を駆け巡る。 「黙っておってはなにもわからぬぞ?エレナよ」 「う、うおぉぉ…」 一歩、また一歩とエレナに近づくパンドラ 絶望に声をあげるしかないエレナ。 (か、神様アゼルさま兄ちゃん様!誰でもいいから助けて…神様?) 「口を割りたくないのなら、体に聞いてみるしかないかのう?」 エレナは襟元に手を突っ込むと。 「魔王退散!!」 首にぶら下げていたロザリオの十字架をパンドラに突き付けた。 「ぬおわぁぁあっ!お、お主、いきなりなんということを…」 一瞬の隙を突いて、エレナは脱兎の如く逃げ出した。 (ありがとう兄ちゃん!兄ちゃんのつまんねープレゼントも役立つことってあんだな!) 「待たぬか!この卑怯者!」 パンドラもエレナの後を追い、アゼルの家を飛び出す。 「…んっ?」 アゼルが目を覚ましたのは、パンドラがドアを閉めた直後だったという。
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