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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
861:名無しさん@カブ好き2011/05/26(木) 02:41:01 ID:v/D4FSk/O [sage] AAS
「まだ起きないみたいだし、私出直すね」
「お、おう。じゃあな!エレナもすぐ帰るよ」
ソニアが玄関のドアを閉めるのを見届けると、エレナはドッと肩を落とした。
「ハァ…一時はどうなるかと」
「ほんに、ソニアがボケボケの天然娘で助かったのう」
「いやまったく、なんつーか死を覚悟した−」
「ほう、そんなやましいことをしておったのか?」
エレナの頭の片隅に存在を追いやられていたパンドラが、腕組みをして冷たい目で目の前に立っていた。
(魔王降臨ーーーっっ!!)
「少し前からおったわ!」
パンドラのツッコミは、魔王らしくエレナの心でも読んだのだろうか。
「さて、それではここでなにをしておったのか、一部始終を聞かせてもらうぞ」
パンドラの目がギラリと光った。
(ま、まずい…!今のパンドラは人を殺せる!
下手を打てばセレッソの樹の養分にされる!)
−『…今年のセレッソの花は、一段と鮮やかデスね』
『ダークエルフの国には、セレッソの樹は根本の死体から血を吸って花を咲かせるという伝説が…』
『もう、メルプリン。そんな怖い話はやめてちょうだい』
『す、すいませんお嬢様』
『フフ、それデハ、そろそろお弁当にシましょうカ?』
『エレナ〜エレナ〜』
『あれは、ジェームスさん』
『エレナさんがいなくなってもう1年かしら…』
『あれから毎日、島中をエレナ探してさ迷ってるんだな』
『エレナ〜ど〜こだ〜おに〜ちゃんはこ〜こだぞ〜』−
一気に最悪の未来予想図がエレナの頭を駆け巡る。
「黙っておってはなにもわからぬぞ?エレナよ」
「う、うおぉぉ…」
一歩、また一歩とエレナに近づくパンドラ
絶望に声をあげるしかないエレナ。
(か、神様アゼルさま兄ちゃん様!誰でもいいから助けて…神様?)
「口を割りたくないのなら、体に聞いてみるしかないかのう?」
エレナは襟元に手を突っ込むと。
「魔王退散!!」
首にぶら下げていたロザリオの十字架をパンドラに突き付けた。
「ぬおわぁぁあっ!お、お主、いきなりなんということを…」
一瞬の隙を突いて、エレナは脱兎の如く逃げ出した。
(ありがとう兄ちゃん!兄ちゃんのつまんねープレゼントも役立つことってあんだな!)
「待たぬか!この卑怯者!」
パンドラもエレナの後を追い、アゼルの家を飛び出す。
「…んっ?」
アゼルが目を覚ましたのは、パンドラがドアを閉めた直後だったという。
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