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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
747:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:36:46 ID:ExMS58mm0 [sage] ――――――――――――――― 「ふ……ぅ〜〜、流石に疲れましたね」 溜め息をつきながらぼそりと言う。あの後ハッスルしまくった二人が、部屋に戻った時にはもう次の日になっていた。 ベッドの上に寝っ転がり、薄いが肌触りの良い掛け布団を二人で被る。シーツは代えてあるので大丈夫である。 色々な意味で。 「そう? 僕はまだまだ大丈夫だけど……」 「勘弁してください」 けろりとしながら答えるアルスに速攻で断りを入れた。微妙になれた言い回しと云い、この二人には 良くあるやり取りなのだろう。 ちなみに何故アルスが、自分の家のようにヴィヴィアージュ邸にいるかと云うと、ラムリア以外の 家族が皆、親戚の家に行ってしまっているからである。ヴィヴィアージュ家は、ノーラッド王国中に親戚がいるため 親戚同士で会合するだけでも一苦労だ。一週間ほど家を空けるということで、子どものラムリアはお留守番を することとなったわけだ。別について行っても問題はないのだが、大人同士での話はつまらないだろうし、 何よりアルスと離れたくないということで、家族公認の仲である彼とお留守番と云うことになった。 学校の方もちょうど長期の休みとなっているため、アルスが泊まることに関しても問題はなかった。 気を利かせてくれたのかマックスからアルスには、お金もしっかり渡されていた。建前はボディガード代と云うこと らしい。今は平和なアルヴァーナとはいえ、彼らが生まれる前には、盗賊がいたり、フレクザィードの 復活に伴いモンスターの動きが活発になるなどのこともあったため。用心しても損はないということか。 ドラゴンだろうと片手で捻ることができるアルスは、まさにうってつけの人材であった。 情けない話だが、町の大人達全員でも彼一人に勝てないだろう。また子ども二人の生活とは云え、ラムリアも 生活力はそこそこあるし、アルスはもう言わずもがな、十分すぎるほどやっていけるわけである。 そんなわけで、二人は一緒に眠ろうとしている訳である。お下がりとはいえ豪華で大きいベッドは大人二人で も十分スペースが余るため一緒に寝ることに問題はない。
748:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:40:44 ID:ExMS58mm0 [sage] 「ふ……ぁ、眠いです」 小さく欠伸をする。普段ならとっくのとうに夢の世界へと旅立っている時刻だ。おまけに散々まぐわった後である。 疲労も手伝い、気を抜けばすぐにでも眠ってしまうだろう。 「うーん……そろそろ寝ないとね」 「あ、アルスさん……その前に……」 「?? なんだい?」 アルスも眠そうに体を伸ばし、いざ眠ろうとした瞬間、ラムリアに声を掛けられる。 「愛してるって言ってくださいな」 「え……えぇ!?」 眠そうだがにやけた顔で、アルスにとってはとんでもない要求をする。 眠りかけていた頭が一瞬で覚醒し、顔がひどく熱くなってきた。 「言ってください」 「あ、うぅ……」 困っていることを楽しみつつ、再度要求。断れないことを知っている目をしていた。 その目に見つめられ、アルスには後が無くなってしまう。数秒後耐えきれないように口を開いた。 「あ、あ……いしテ、ル」 ゴーレムのように片言になりながら答えるアルスに、満開の花のような笑顔を返す。
749:アルコール高めのラム酒 二杯目 2011/04/17(日) 00:44:18 ID:ExMS58mm0 [sage] 「はい……私も、愛しています」 そう言ってラムリアは、一瞬だけ、触れるように唇と唇を合わせた。 「えっ!? あ!? らむ……」 「おやすみなさ〜い」 目をまんまるにして、ラムリアに言葉を掛けようとするが、就寝の挨拶がそれを遮り、 さっさと枕に頭を預けてしまった。そして余程眠かったのか数秒後、寝息がアルスの耳に入ってきた。 残されたアルスは顔どころか全身を真っ赤にして呆然とする。今なら火の結晶よりも赤いと確信できた。 あ、湯気が出てきた。 数分後、正気に戻ったアルスは、溜め息をつきながら呟いた。 「はうぅ、しっかりと弱みを握られている……もうラムリア以外は考えられないよぉ……」 つい先ほど、彼女が考えたことと同じようなセリフを言い、目を閉じながら悶々とする。 虜にしたいと思っていたのに、虜にされたとアルスは確信するが、顔は嬉しそうである。薄く片目を開けると 天使のような寝顔が見える。願わくば、彼女と同じ夢が見ることができますように、と胸の内で呟きながら、 少年の意識も薄らいでいった。 アルコール高めのラム酒二杯目 fin
750:◆vipkKBZ7zA 2011/04/17(日) 00:45:24 ID:ExMS58mm0 [sage] 以上でラム酒の方は投下終了です。次に、深夜のテンションで一人称練習用に書いたssを 投下させてもらいたいと思います。キャラ崩壊どころかキャラオーバードライブという 完全な悪ふざけで、人によっては不快に感じるかもしれませんが、菩薩のような心で見ていただけたら 幸いにも程があります。
751:マックスパパの嘆き 2011/04/17(日) 00:46:29 ID:ExMS58mm0 [sage] やぁ皆! 僕はマックス! もう一度言うよ、僕はマックス! え、なんだい? もう一度聞きたいって? HAHAHA! 良いだろう、僕の名前はマッk―――― 「おおおぉぉぉとぉぉおおおさぁあぁぁああまぁぁぁ!!!!」 「ダバスッ!!!!」 突然邪神からの呼び声のような怖しい声か聞こえてきたと思った瞬間。僕の腹部に強力な打撃が突き刺さった。 ゴキメキ、と聞こえてはいけない音が伝わってくる。そして僕のナイスでワンダフルな体は、思いっきり壁に 叩きつけられた。 「おーーとーーさーーま!!一大事! 一大事ですわ!」 なんとか上半身を起こして、顔を上げると僕のライフゲージを一撃で真っ赤にした元凶。 愛娘のラムリアが般若のような形相で立っていた。後ろに立っているのは、我が親友カイルの息子にして 義理の息子になる予定の少年、アルスである。申し訳なさそうに笑いながら頬を掻いていた。 「おとーさま! 聞いているんですか!? 一大事なんです!」 「あぁ……確かに一大事だね……僕の体が」 ぼろ雑巾の気分を味わいながら言葉をなんとか口にする。口の中から鉄の味がしてきたよやっべぇ。 そんな悲惨な僕の様子を見かねたのか、アルスが回復ドリンクを差し出してきた。本当に良くできた子だ。 将来は父親に負けず劣らずの良い男になるだろうね。まぁ僕には及ばないだろうけど。 「お父様の体なんて今はどうでも良いです! それに現時点でアルスさんはお父様より 遥かに良い男なんですから、寝言は寝てから言ってください!!」 ひでぇ……ぼろ雑巾にしたのは君じゃないか我が娘よ……それにいつの間に読心能力なんて手に入れた んだい? 口に出してもいないじゃないか…… 「今はこれです! これを見てください!!」 ばちーーん! と僕の目の前の床に写真を叩きつけてくる。恐る恐る見るとそこにはフィーニス島にいる親戚である ボナパルト・ハッタイン・ヴィヴィアージュおば様が写っていた。
752:マックスパパの嘆き 2011/04/17(日) 00:47:30 ID:ExMS58mm0 [sage] 「あぁこれは、ボナパルトのおば様だね、この写真がどうしたんだい?」 「どうしたもこうしたもありませんよ! 女の人ですよ!」 「? どういうことだい? 何か問題が……」 「問題ありまくりです! 女の人なのにお爺様のようなカバ体型なんですよ!」 自分の祖父に向かってひどい言いようだ。激昂しつつ愛娘は話を続ける。 「くっ! 今まではヴィヴィアージュの呪いとも言えるこの体型は殿方限定だと思っていたのに…… まさか新作で女の人が出てくるとは……完全に見誤りましたわ!」 床を叩きながら慨嘆するラムリア……拳が床にめり込んでいる。なんだかどんどん人間離れをしていくなぁ この娘は、……取り敢えずメタ発言と床を破壊するのは止めてほしい、怖いから口には出さないけど 「あぁ……どうして私の好物はピザ、チーズフォンデュといったカロリー激高なものばかりなのでしょう? このままじゃ将来私にも呪いの魔の手が……」 さっきから呪い呪いと自分の血族に向かって……普段は良い子なんだけどなぁ、我を見失いやすいというかなんというか。 兎に角このままじゃスタッフにも喧嘩を売りかねないので、落ち着かせよう。 「ふーむ……そうだね、じゃあなるべく間食を少なめにして」 「それが出来たら苦労はありません……好物を抑えるのがどれだけ大変なことか……」 なるほど確かに自分の好物。それが、食べ物となると抑えるのはラムリアには酷だろう。 大人でもダイエットに失敗するものだ。周りの子達と比べて大人っぽいとは云え彼女もまだまだ お子ちゃまの域を出ない。 「ううぅ、アルスさんに醜い姿を見せることになるなんて……そんなの耐えきれません!」 遂に醜いと言いきったよこの娘。ラムリアの罵詈雑言にアルスは若干引いている。まぁ無理もないだろう テンションの高いラムリアを抑えるのは彼でも至難の業のようだ。 「まあまあ、ラムリア。別に必ずそうなると決まっている訳じゃないんだし、それに僕はラムリアが どんな姿になっても大好きだよ」 (高感度上げるためとはいえチーズフォンデュを渡しまくったのは僕だし)
753:マックスパパの嘆き 2011/04/17(日) 00:48:58 ID:ExMS58mm0 [sage] 「アルスさん……」 顔を赤らめうっとりとしながら背景に花を散らすラムリア。親としては複雑な気分だよ…… 気障なことを恥ずかしげもなく言うのは遺伝だね、でもここは素直に喜ぼ ―――― 「あ、でもこの体型だと騎上位しにくそうだね、そう考えるとやせている方がお得かもね♪」 ってアルスぅううううううう!!!!?? なにとんでもないこと言っているんだね君は!? 空気が読めないのも父親譲りか! 思えばカイルもプレゼントをした女の子の目の前で別の女の子に プレゼントをしていたが、性質の悪さではそれ以上だな君は!! 「がっはぁ!!」 いかん! ラムリアが吐血した!? どんだけショック受けているというんだい娘よ!? 「ぅぅぅううぉぉおおおおとおおおぅうううざぁぁあああまぁぁぁああああ!!!!」 「ゴハムッ!!」 血の涙を流しながら抱きついてきた。愛しい娘に力強く抱きしめられるのは父親として冥利に尽きるが 腰が痛い痛い痛い痛い!! ボキボキ言ってる! 聞こえちゃいけない音がまた聞こえてきてるって! 落ち着いてくれラムリアよ! 君の父親は自慢じゃないがもやしっぷりではアルヴァーナでも一位、二位を争うぞ! あっ……ほんとに自慢じゃない。そうこう言っているうちに本格的に意識が遠くなってきた。口の中に 鉄の味がするけど気のせいだと思いたい。
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