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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
199:アゼル×ソニア(4) 2011/12/15(木) 10:51:38 ID:kvgvaOjr0 ***ヴィヴィアージュ小道*** 「悪ぃ 二人とも、遅れちまった」 アゼルとビスマルクに元気のよい声がかかる 「遅いぞ ジョー。今日は一体何の用だ?」 「フッフッフ、今回はトッテオキの情報だからって焦るなよ」 ジョーは得意げな顔をして笑う 「情報…ですか?」 「また、何か面白いものが沈んでいるかも、とかいった情報か?」 「いや、見える場所の情報だ」 アゼルとビスマルクは首をかしげたこいつは一体何が言いたいのか、と 「つまりだ………」 真剣な顔になったジョーその彼が放った言葉は 「のぞきやろうぜ!のぞき!!」 「おまえ また何言い出してるんだよ」 呆れるアゼル 不思議そうにするビスマルク 「以前そう言ったときは壁の一部が壊れていたから見れるかもって話しでしたけど」 前にもジョーが言い出したことがあったのだ その時はアゼルのなかにいたソニアが阻止して終わった 「それがだな、見れる場所を見つけたんだ!」 「つまり、もうのぞいたのか」 「いや、ちょうど女湯には誰もいなかったんだ………」 ジョーは心底残念そうに肩を落とし、握りこぶしをつくる 「だから今日こそ見る!」 「確か今日は魚の需要が多いんだよな」 「はい、高く買い取りますよ」 「それじゃあちょっと釣りしに行かないか?」 「行きましょうかアゼルさん」 「オイオイ、オレの話聞いてくれよ」
200:アゼル×ソニア(5) 2011/12/15(木) 10:53:15 ID:kvgvaOjr0 「くそう!ビスマルクはともかくアゼルはわかってくれると思ったのに」 「いや そんなこと言われてもな………」 「そうか!!」 ジョーの目が見開かれアゼルを睨み付ける 「お前はソニアちゃんがいるからいいよな!どうだったよ、抱きしめた感触は!!」 「は?」 心当たりがないアゼルだが、うらめしい目を向けられる 一方ビスマルクは湯気がでそうなほど赤くなっていた 「ううっ オレみたいな寂しいやつはここで満足するしかねぇんだ!」 そう言い残し、ジョーは公衆浴場に駆け込んで行った 「いったい何なんだよ…」 本当に覚えがない、そんなことがあったのだろうか そこに赤さが少しやわらいだビスマルクが声をかける 「もしかしたらあの戦いの後じゃないかな?」 「あの………?」 思い出した。 仮面のやつとの決戦 そこで取り返したソニアの身体 遥か上空から落ちていくなか、確かに抱きしめていた、が 「あれは落ちてどうなるかわからない状況だったからそんなこと考えてられないだろ」 「ですよね………」 ジョーもわかっていたはず、しかし、彼を何がかりたてているのだろう
201:アゼル×ソニア(6) 2011/12/15(木) 10:54:24 ID:kvgvaOjr0 二人は釣りをしに港へと歩いていた 「やあ二人とも元気かい?」 「おはようございますジェームスさん」 「ようジェームスどうかしたか?」 ジェームスは二人にマスクをわたした 「大陸のほうで風邪が流行ってるらしいから予防に配ってるんだ」 「へぇ ありがとう」 「もし心配なら教会で風邪薬をもらうといい 多めに作ってもらうように言っておいたから」 とても手のいきとどいた手配である アゼルとビスマルクは感心した 「そういえばジョーを見なかったかい? まだわたしてないんだけど」 「ジョーなら『のぞきをする』とか言い出して風呂に行ったぞ」 その時、ジェームスの表情が固まった 「そうか、じゃあちょっと行ってくるよ♪」 「お…おう………」 何故か殺気が放たれていた いつも通りの爽やかな笑顔が不気味だ そののち、港で釣りをしていたアゼルたちは見た 顔を赤くして怒りくるうエレナと エレナのゴーレムに海に投げ飛ばされるボコボコにされたジョーを。 そして何故かジェームスも投げ飛ばされていた
202:アゼル×ソニア(7) 2011/12/15(木) 10:55:23 ID:kvgvaOjr0 ***ヴィヴィアージュ小道(夕刻)*** [ソニア] 今日の雑貨屋の仕事がやっと終わった あの後はというとセーラがことあるごとにアゼルの名前をだしてきたのだ それもソニアに直接でなく買い物客との会話中などにだ そしてこちらをチラリと見ニヤつくのである それを乗りこえ仕事を終えたのだが体がだるいので教会に風邪薬をもらいに行っているのだが (この道ってこんなに長かった?) 雑貨屋を出てから随分歩いたはずだが中々教会にたどり着かない 突然、ソニアの目の前から道が消えた 「あっ………!?」 赤みがかりはじめた空で埋めつくされた そこで初めてソニアは自分が後ろに倒れていくのに気がついた 自然と目が閉じていった 衝撃、は意外にも感じなかった だが、石の敷かれた道とは違う感触が 「おいソニア 大丈夫か?」 つい先ほどまで考えていたひとが逆さまで目の前に現れた 「ア、 アゼルちゃん!」 ソニアの意識が覚醒する そして自分の背中を支えるかたちでアゼルに受け止められていることを知る 「な ななんでここに!?」 「風呂に入りに来た。 ソニアこそこんなところでなにフラついてんだ」 呆れ顔でいたアゼルだったが、なにかおもいたったように手を額へと伸ばしてきた 「熱っ!?おまえ どうして出歩いてるんだ!!」 真剣な顔になったアゼルは、抱えあげ走りだした 俗に言う『お姫様抱っこ』だ すぐそばにアゼルの顔があった。それに目を奪われていた が、気づく (アゼルちゃん、教会そっちじゃない〜!)
203:アゼル×ソニア(8) 2011/12/15(木) 10:56:56 ID:kvgvaOjr0 ***宿屋シスターズ 2階ソニアの部屋*** [アゼル] 「ふう こんなもんか」 アゼルはひとつ息をつく 寒くなく暑くなく、良い感じの室温 水分補給のための飲み物 あとはお粥ぐらいだろうか 「あのさ………」 「ん? なんだ?」 「わたし、風邪薬もってないんだけど」 「ああ、これでいいか?」 飲み物の横に風邪薬を置く 目をまるくし、ソニアは驚いていた 「風邪薬が嫌いなアゼルちゃんが、なんでもってるの!?」 「持っていけないのか?おれは」 確かに風邪薬は嫌いだが、呑んだほうが楽になるのはしっている。 流行りの風邪になったときのために買ったのだが まさかこんなにも早く使うことになるとわ 「他になにかほしいものあるか?」 「ううん 十分すぎるよ」 「そうか?」 「もう、心配性すぎるよ」 ブォフッッ!? 「アゼルちゃん、どうかした?」 ふいてしまった ビスマルクは予言者か それとも、ソニアが以前にも言って、それを聞いていたのか… 午前中のできごとが思い出される ビスマルクとの話しから、ジョーとの話しまで (さっきソニアを抱えていったが感触は服の感触だったし、暖かかったのは熱のせいだし いや、なんでおれ憶えてるんだ!?)
204:アゼル×ソニア(9) 2011/12/15(木) 10:58:30 ID:kvgvaOjr0 [ソニア] まさかアゼルちゃんが風邪薬を持っているとは アゼルの気づかいがとてもうれしいのだが (自分を気づかってくれる人か………) 確かにセーラの言った通りアゼルはそうだろう けれど、それは自分にもある幼馴染みの間柄での気づかいだろう そう思って納得しようとするが、なにかモヤがかかった気持ちになる 「なぁ ソニア」 「えっ、あ うん 何?」 「明日もアルバイトあるんだろ?」 「あー そうだね」 明日は祝日ではない 「みんなに言っておかないと…」 「昔からソニアは風邪が長引くからな」 「せっかくアルバイトにも慣れてきはじめたばかりなのに」 「それでさ」 アゼルにしては珍しく自信なさげに言ってきた 「風邪は他人にうつすと治る、って聞いたんだが………」 「それ、わたしも聞いたことあるかも」 「なら おれにうつすしたらいいんじゃないか?」 「でも、そしたらアゼルちゃんが………」 「大丈夫だ。作物はモンスターに任せているし、おまえと違って予定ないから」 結局、アゼルの押しにおれて風邪をうつすことにしたが 「風邪をうつす、ってどうすればいいのかな?」 なにか聞いたことがあるような気もするが、思い出せない 「…キスとか聞いたことあるな………」 「えっ………」 「する…か?」 一瞬何を言われたのかわからなかった しかし、理解するにつれてどこからかうれしさがわいてくるのに気がついた
205:アゼル×ソニア(10) 2011/12/15(木) 10:59:35 ID:kvgvaOjr0 [アゼル] 言ってしまった 自分で言うのもなんだが、なんと馬鹿なことを言ったんだ 内容のよりも、言ったことに対する恥ずかしさで顔が熱くなる 「な なんてな! うつす方法は他に」 「いいよ」 「………は?」 「アゼルちゃんならいいよ…キスしても」 潤んだ瞳で見つめてくる その瞳になにもかも見透かされた錯覚に陥る ベットに横になっているソニアのそばまで寄る 「それじゃあ………」 「…うん」 自分から言い出したことだが、きがひける おそるおそる唇に近づく、そして 触れた だが、あくまで触れるだけ それでも心臓が頭にあるかのように鼓動を感じた 10秒 いや5秒、もしかしたらもっと短い間だったかもしれない だけど離れるまでの時間はとても長く感じられた いつのまにかアゼルの背中にまわされたソニアの腕に引き寄せられ アゼルは倒れこむようにベットにのることとなった そしてそのまま抱きしめられる 「どうしたんだよ」 「ちょっと寒気がするから温かくなりたいだけ♪」 そう言いもっときつく抱きしめてきた こちらもソニアの背中に腕をまわした ソニアは一瞬ピクリと反応したがその腕を受け入れた
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