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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
871:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 22:39:22 ID:BIqgY3zn0 「でも……」 「ふぇ……な、なあにラムリア?」 突如思い出したようにラムリアは、少年の胸に身を預ける。ラムリアの口調に何か熱く、それでいてひどく冷たいものが 込められている様に少年は感じた。胸にうずくまっているためアルスからは顔が見えない。 「アルスさんは私だけの……私『だけ』のご主人様なんですからね……それを忘れないでください……ね?」 「は……はい……」 『だけ』という部分に、妙に力を込めて強調する。少女は顔を上げる。光のない瞳が少年を絡めて捉えるように 視線を放っていた。アルスはその瞳に言いようのない、そして逃れることのできない怖ろしさを感じ、思わず背筋に 冷たいものが走った。 アルスは妙な気分になった。例えるなら見る事の出来ぬ、それでいて絶対に絶つことのできない鎖を巻かれたようだった。 だが、それならばそれで良いと思える麻薬的な心地よさがアルスの胸に生まれていた。 「え〜と……」 「アルスさ、むぅ……」 名前を呼ぼうと開いた唇を自分の唇で塞ぐ、いたたまれなくなったのか少々強引に切り上げたようだ。 ラムリアの舌に自分の舌を絡める。水音が立ち、互いのくぐもった声が暫く時間を支配する。 「ぷはぁっ……」 唇を離す。混じった唾液が糸を紡いだ。 淫らに微笑んだのはどちらが先だろうか、お互いに顔を見つめあう。粘ついた視線はルビーのように燃える赤い瞳と エメラルドのような深い翠色の瞳を繋いだ。 「えへへ……愛してるよ……僕『だけ』のラムリア……」 「私も……愛してますわ……私『だけ』のアルスさん……」 まるで柔らかいマシュマロに包まれているような甘く柔らかい気分になった二人は、再び甘い甘い蜜のように お互いの体を溶かしあう様に近づけていった。 ――幼い二人にとって、夜は未だ永遠に近く続いていく。
872:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 22:40:43 ID:BIqgY3zn0 ――――――――――――――― ――――――――――― ――――――― 「…………ぅん」 可愛らしい呻き声が小さく鳴る。小鳥の騒がしい鳴き声に掻き消えた。 カーテンから零れる朝の日差しが瞼に落ちる。まぶしい。 「うぅ……ふ、ぁ……」 小さい口をあまり広げずに欠伸をする。育ちの良さのためなのか、欠伸一つもどこか上品である。 ゆっくりと体を起こす。いつもと変わらぬ部屋である。起きたばかりで頭が回らない。暫くぼんやりと 布団の上で宙を見つめていたが、思い出したように両手を口にやり、顔を真っ赤に染める。 (あの後、中がいっぱいになったから今度は、外を白く染めようね♪ って意地悪な笑顔をしたアルスさんに、胸や乳首 で擦らされたり、髪を任されたり、腋で挟んだり、足で奉仕させられたり……結局最後にまた挿入されてそのまま気持ち良すぎて 気絶しちゃったんだ……) 記憶の欠片を繋いで、何故自分が布団に入った記憶もないのか分かったらしい。つまりは、先日の朝ご飯の時と同じく、 気絶したラムリアはアルスに身体を拭いてもらい、服を着せた後運んでもらったらしい。 両手で顔を覆い、恥ずかしさのあまりじたばたと転がる。何が恥ずかしいというと一日に二回も気絶したことである。 う〜う〜唸っていると、ドアが大きな音を立てて開いた。ビクリと身体を強張らせると、赤髪の中性的な顔がひょっこりと現れた。 「……あ、起きた? 昨日の朝とは逆だね」 一瞬、じたばたと転がっているラムリアに目を見開くが、すぐにっこりと笑みを浮かべて、声をかける。 「……昨日は起きていたじゃないですか」 「えへへ、でも残念。今日は僕から寝てるラムリアにキスがしたかったのに」 「…………もう」 片目を瞑って気障ったらしい台詞を吐くアルス。ラムリアは文句も言い返せず一言呟くことしかできなかった。 恥ずかしさと、ときめきのせいだろう。
873:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 22:41:50 ID:BIqgY3zn0 「あはは……それはともかく……一日に二回も気絶した気分はどう?」 「……!! ばかぁ!」 「危なっ!!」 先程の爽やかな笑みとは打って変わって意地悪い笑顔を浮かべる。少年の言葉に、顔をさらに赤くした ラムリアは非難の声と共に枕を投げつける。無意識に魔法を使ったようだ、ブースとされた枕は凄まじい速度で、少年の顔面に 撃ち込まれる。何とか超人的な反応で、両手でキャッチする。大砲のような威力に手がびりびりと痺れた。 まともに顔へ喰らったらと思うと背筋が寒くなった。 「……ご、ごめんなさい……そ、それよりもさ、今日の朝は一緒にご飯作らない?」 震えた声で提案を告げる。流石に彼女をこれ以上からかうのは賢明でないと思ったようだ。 「……また襲うのは止めてくださいね」 「うっ……分かってるよ〜」 (……困っている顔をしたアルスさんも可愛いです♪) まだ怒っているのか、それとも昨日と同じ轍は踏まないと考えているのか、半眼で釘をさす。 少年の困っている表情に愛しさを覚えたラムリアはあっさりと怒りを解いた。 「ふふふ、それでは行きましょうか」 「……うん!」 元気良く頷いたアルスは、そっと手をラムリアに向かって伸ばした。差し出された手にラムリアは、一瞬目をパチパチ と瞬かせるが、すぐに微笑み、手を重ねた。少年の手に支えられ、ベッドから降りる。アルスの手から心地よい暖かさを 感じる。ふと彼も同じ気持ちになっているのではないかと思い、少女の笑みが深くなった。 ――笑顔のまま見つめあい手に手を重ねて歩きだした。重なる二つの、春の日差しのような温もりを、 永遠に祝福するかのように空の青さが冴え渡っていた。今日も良い日になりそうだと胸の内で呟いたのは、 おそらく二人一緒だろう。 ちなみに本日も結局朝食作りの最中によろしくしたのは本当に、蛇足である。 f i n
874:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 22:42:37 ID:BIqgY3zn0 『おまけ1』 「わんわんおわんわんお(今日はごしゅじんさまの嫁さがちかづいてきてくれてんべ)」 「わんおわんわんお(んだなぁ、えがったえがった……だどもぉ)」 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 (私は犬、私は犬、私は犬、この子たちと同じ犬、犬、犬……) 「……わんわんわんおわん(……へんでねいか?)」 「……わんわんおー(……こで、へんだな)」 『おまけ2』 「アルスさん今度はメイドさんの服なんてどうですか? あ、それとも猫の格好なんてのも良いですね、 バニー服なんてのもありです……いっそマニアックにシスターとか女騎士の格好なんてのも……」 「あははは……」 (まさかコスプレプレイに嵌まるなんて……僕が衣装用意するのかなぁ……」
875:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 22:44:03 ID:BIqgY3zn0 投下終了です。 ご、ご…………ゴパァッ( ゚Д゚)。;':゚砂糖。 普段ダークな作品ばかり書いているので、甘々は色々と来るものがありますね……好きですが。 投下中に気が付いたのですが、首輪付けるシーン二回もあった……見直しって大事ですね。 申し訳ありませんがどちらか片方の場面を脳内で消去していただけるとありがたいです。エロは難しいですね、 いやエロは関係ありませんが 今さらですが、二人の年齢は表記するつもりはありませんのでお好きな年齢でイチャコラをイメージしてください。 流石に○歳はやばすぎると思いますが……あとラムリアの胸が大きめなのは乳製品が好きだから発育良いんじゃないの? という単純かつ勝手なイメージです。ツルペタ好きな方は申し訳ありません。
876:名無しさん@カブ好き 2012/05/27(日) 09:33:36 ID:fng6A0EP0 乙です
877:名無しさん@カブ好き 2012/05/27(日) 14:04:13 ID:mYGjM6Wr0 [sage] 乙
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