牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
892:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/30(水) 23:39:43 ID:pEMPDM1S0AAS

「……………………は?」

 ロイが扉の前に倒れていた。オルファスが机に突っ伏してぐったりとしている。ムーとスーが、カノンが
力なく、壁に寄り掛かっていた。これだけを見ると、地獄絵図みたいだけど、教室の中心を目を向けると――

「アルスさん、今日は一緒に私の家で、お勉強をしませんか? それともお買い物でも良いですね」
「うーん、そうだねー、ラムリアの行きたい所なら何でも良いよー♪」

 私の兄と親友が、大量のハートを撒き散らしながら、イチャついていた。がっちりと手を握り合い、
殆んど抱き合うように身を寄せ合っている。お互い相手に集中しすぎて周りの惨状と、大きな音を立てて
入ってきた私の姿にも全く気が付いていないみたい。
 教室の空気が異様に甘ったるく感じられて、意識を集中してみると教室内のルーンの状態が変化しているみたいだった。
信じられないけど、アースマイトのアルスと影響を受けたラムリアが、無意識に空気そのものを甘ーく変化させちゃって
いるのかもしれない。
 ……大好きな親友とアルスが、仲良くなったのは嬉しいけど、この甘ったるい空気が充満している教室に入るのは、
絶対嫌! ごめんね皆、私は逃げる。 

「アルスさーん♪」
「ラムリアラムリア♪」

「はぁ……」

 私が後押ししたとはいえ度が過ぎてイチャつく二人に、目眩を覚えた私は、ちょっと前のラムリアと同じように、
溜め息を吐いた。私の息までも砂糖のように甘くなっている気がして、気持ちが悪い。手ぐらい繋いでいたら良いと思っていた
けど、あの様子じゃ、あの二人、チューとかしているんじゃ……とにかく、教室の外にいるリーンだけでも助けるために、
両腕で上げ、抱きかかえる。扉の前に倒れているロイが私に向かって、助けを求めるように手を伸ばしていたけど、
一刻も早く教室から離れたい私は、ピシャリと扉を閉めて、口の中の甘ったるさを水で清めるために食堂へ向かった。
1-AA
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