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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
643:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:16:50 ID:uxjKrGR30 『オレは慣れてるけどマイスは熱いだろうからナ』と、 場所を炉の前から店のカウンターに移した 「ん〜、まず どこから話したらいいカ……」 いつもと違ってやけに口の動きが鈍いガジ 「その…だナ……エリザさんのことなんだガ」 マイスはここでわかった なぜガジが元気がなかったのかを 今現在、エリザはガジが贈った婚約指輪をつけている まあ、色々な経緯をたどった末に、なのだが… 「エリザさんとうまくいってないんですか?」 「イヤ、特にそういうわけでもないヨ。 週に2回、多ければ3回 一緒にでかけてるしナ」 「じゃあ…?」 ガジは頭を一・二度かき、ゆっくりと言った 「あれから 何も進展がなくてナ……それで、ちょっと…」 「不安になったんですか」 その言葉にガジは頷いた 『あれから』とは婚約指輪を渡したときだろう
644:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:17:12 ID:uxjKrGR30 始まりはガジの相談からだった はたから見るとまる分かりな ガジのエリザへの恋心を打ち明けられ 「どうしたらエリザさんにお近づきになれるか」 とマイスはきかれた 普通に「話しかける」と言うと、 「後ろから忍んで…」などと勝手に妙な解釈をされた 次に「プレゼントを」と言うと、 「したことはあるけど、交換だと思われて服が増えた」とのこと なので思いきって「婚約指輪を渡すのは」と提案した それくらいじゃないと好意に気づかれないだろう、と 考えたすえ、ガジは婚約指輪を作り 渡すことにした 指輪を作るまでは良かった 細部まで魂の込められた素敵な婚約指輪ができたのだから 問題は、エリザにその指輪を渡したときだった 極度の緊張からガジはエリザにろくに何も伝えず、 渡すだけ渡して、その場から去ってしまったのだ これでは指輪に込められた意味などわからないだろうと マイスはあきらめたのだが… 「これは………婚約指輪ですね♪」
645:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:17:38 ID:uxjKrGR30 その言葉はエリザの口から放たれた 奇跡的に伝わったのだ!! とマイスが喜んだのもつかの間 「でも、これでどうやって服を作ってあげたらいいのかしら…」 婚約指輪であってもエリザには プレゼント交換としか受け取られなかった しかし、話はそこで終わりはしなかった 後日、ガジのもとに訪れたエリザ 彼女の手には服は無かった 婚約指輪から服の製作の中でエリザが導きだした答え それは 「この指輪をつけた私が仲良く一緒に歩くことで 服、コーディネートの一部として上手く当てはまるのでは」 という トンデモなものだった エリザがあっているようで間違っている結論をだしたおかげで 二人はおつきあい?をすることとなったのだ
646:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:18:00 ID:uxjKrGR30 あれから一年はたった 婚約指輪を渡しているのに進展がないのは逆に凄いだろう 「それで、ガジさんはどうしたいんですか?」 「いや、 まあ…それハ……」 うつむき気味になりながら恥ずかしそうに視線をそらした 「…マイスとトゥーナの二人みたいナ関係に エリザさんとなりたい……!!」 素直なのか遠回しなのかわからない例えであったが、 その言葉からはガジの強い意志を感じられた 「わかりました!」 マイスはガジの手助けをすることを決めた 「僕は何をしたらいいんですか?」 「オレは雰囲気とかよく分かんなくて…… あと、はじめに何かきっかけがほしいんダ」 「雰囲気作りと きっかけですね。何日か時間をください」 かるく頭をさげてから鍛冶屋をあとにすべく扉へ歩きだす 少し振り向いてマイスは言った 「僕とトゥーナの後押しをしてくれたんですから、 今度は僕がガジさんの後押しをする番です!」 そしてマイスは鍛冶屋を出た
647:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:18:26 ID:uxjKrGR30 **プリベラの森** 「ごめん、待った?」 待ち合わせしていたトゥーナとララに声をかけた 「大丈夫、今ところだから」 「わーい♪パパよりはやかったー」 二人は気にしていない様子であった ただ……… 「私はもう少し<遅く>来るべきだと思うわ」 「そうねー…(私も今日は休みなのに頑張ったんだしさ)」 「いや、なんで二人もいるの?」 二人、ソフィアとカリンは今日のことに呼んでいなかったはず 「今日は別に用は<あった>んだけど」 「トゥーナの様子を見に来ただけ… (ララちゃんに、お弁当つくって行こうって誘われたから)」 「そうなんだ……」 「マイス 今、ちょっと<嬉し>そうな顔した?」 「してたね(私達で作ったお弁当いらないの…?)」 じっとり睨まれ、マイスはひっしにつくろう 「二人がいてトゥーナとララも嬉しそうだよ。 それに今回の件はソフィアがいてくれた方が良さそうだしね」 二人はマイスの言葉の後半に反応した 「今回の件?」 「なにそれ…(ていうか私はどうでもいいの?)」
648:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:18:44 ID:uxjKrGR30 ひとまず、花を潰さない所にマイスたちは腰をおろした 「はい お弁当」 トゥーナが持っていたバスケットを開いた 中には様々な種類のサンドイッチ そのなかのゆで卵をベースにしたものを指さしララが言った 「パパ!このたまごのから むいたの わたしなの!!」 「そうね、ララちゃんは<ちょっと>お手伝いしたものね」 「へぇ…!ララはお利口さんだね」 「えへへ〜♪」 マイスが頭を撫でてやると嬉しそうに笑った 「それじゃあ、食べようか」 みんなは頷いたりと、反応を返した 「「「「「いただきまーす!」」」」」
649:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:19:05 ID:uxjKrGR30 **** 「そういえば、『今回の件』って結局何だったの? すごく<どうでもいい>んだけど」 ソフィアは疑問をもらした サンドイッチを食べ終えた後マイスは ララと遊んでいたので、すっかりその話を忘れていた 「そうだった」 ララを肩車したままトゥーナのほうを向いた 「トゥーナ、今朝の話のことなんだけど」 他の二人はわかっていなかったが トゥーナには『今朝の話』で何のことか伝わったようだ 「ガジ どうだった…?」 「うん、それがさ………」 マイスは[ガジ屋]でのガジとの会話をおおまかに説明した 「ガジは押しが足りない」 「へー そんなことが… (指輪渡したのは知ってたけど)」 トゥーナとカリンは各々言うことを言う 「私に関係あるって、姉様のことだったの」 ソフィアは納得したと頷く ララはガジのこととしか理解していないようで 「ガジちゃんハンマ〜!カッキーン!!」 などと言って遊んでいる
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