下
牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
655:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:22:50 ID:uxjKrGR30 目的地へと向かうマイスたちのあとを追う影がふたつ まるで四人から隠れるように、 というか、まさに隠れて行動していた 「ねぇ、もっと<ゆっくり>追ってよ」 「もう…(これ以上は無理だってば)」 ソフィアとカリンはお互いに押し合うように進む 「ていうかファッションショップは? (エリザさんを行かせるために、店番してるはずでしょ)」 「誰も来ないから問題ないわ」 次はソフィアが問いつめる 「あなたこそララちゃんのお世話係でしょ」 「旅館に預けてきたから (あそこなら誰かがかまってくれるだろうし…)」 「いつも通り<真面目>ね」 「そっちこそ…!(たいして変わらないでしょ)」 ふと見ると、マイスたち四人が 視野から外れる手前までいっていた 「<ゆっくり>追いかけるわよ!」 「わかってるって(あんな面白そうなの見逃せないもの)」 二人は再び追いかけだした
656:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:23:10 ID:uxjKrGR30 **頂の鳥居** 「それでですね───」 「へぇ!そんことがあったんですか」 「…≪綺麗な糸≫より≪丈夫な糸≫なら」 「そうですね、試す価値があります。 マイスさん、今度≪丈夫な糸≫お願いできますか?」 「いいですよ」 「基礎に使う銀装飾はこっちで用意できるから……、ねっガジ?」 「へ、あっ ハイ!もちろんス!!」 「まあ!助かります♪」 これはまずいな、とマイスは思った 現在まで話しをしているのは 主にマイス、トゥーナ、エリザ の三人 ガジはといえば、話しをふればこたえるが 自分からは話せずモジモジするばかりである 二人の関係に進展がないのにも納得である (ソフィアが知ったら、認めなくなるだろうなー) そんなことを考えながら、どうしたらよいか考えをめぐらせた
657:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:23:35 ID:uxjKrGR30 **** 「本っ当に<最高>ね!鉄の人は!!」 「はぁ……(フォローしようがない…)」 近くの物陰から聞き耳をたてていたソフィアたち 一部始終を見ていてぼやきだした 「つまりこれって…?(ソフィア的には…)」 「絶対<あり>よ!!」 「やっぱり (飛び出して怒鳴りちらしそうな勢いだもん)」 カリンも、追いかけだした頃に比べ つまらなそうにしている 「モンスターとはかなり闘えてたよね(良かった点として)」 「あれくらい私だってできるわ」 「へぇー(厳しいと思うな…)」 結局のところ、悪い点が多すぎるのだ エリザは『私がガジさんのコーディネートの一部に』 と、言ったらしいが、むしろこれでは ガジが三人の付属品に見えてきてしまう ひとつため息をつきカリンはつぶやいた 「ガジさんには早かったみたい…」
658:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:23:54 ID:uxjKrGR30 **** 川岸に腰を下ろして休憩する四人 「じゃあそろそろ 帰りましょうか」 日はまだ少し傾きだした程度だが 帰りのことを考え、マイスは提案した 「はい、かまいませんよ♪」 「……コクリ」 「あ、ああ そうだナ…」 各々返事をしたのでマイスは立ち上がった そのあと、自然とトゥーナに手をさしのべる トゥーナはその手をとり 立ち上がる ちらっとガジの方を見る こういうことからやるよう教えた つもりだったのだが… 「さっ ガジさん♪」 「あ、ハイ…!」 エリザさんが手をさしのべていた (それ、立場 逆じゃないですか…?) * 歩き出してから それなりに時間がたった 相変わらず話しながらであったのだが… ドッゴン! ドッゴン ドッゴン!! 「っ!?なんだ!?」 マイスは戦闘体勢に入り、辺りを見渡した
659:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:24:16 ID:uxjKrGR30 **少し前** 「カリンっ!」 「う〜ん(あと5分…)」 「姉様たちが<止まり><終えた>わよ」 帰りのしたくをする四人を見ながらソフィアが言う 「興奮し過ぎ(わかんないくらい逆さま…)」 「姉様も材料は 鉄の人に<貰え>ばいいのに!」 「<渡せ>ば…?(私の話は聞いてないなー)」 * 「<後をつけ>たほうがいいかしら?」 「…わかんない (先回りならしたほうが…)」 ドッゴン! ドッゴン ドッゴン!! 「「ッ!?」」 いきなりの大きな音に二人は一瞬からだを強張らせた 「なに!?今の!」 「さあ? (あー びっくりした……)」 まわりに異常がないか確認をしていると ソフィアはハッと思いだし視線を向けた 「姉様は!?」
660:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:24:35 ID:uxjKrGR30 **** (何だ?爆発音?) ここがソル・テラーノ砂漠であれば落石の音ですむ しかし、この谷で落石があったとは聞いたことがない (となると、大型モンスターか?) 見渡した限りではモンスターらしき影は… すると、そばの茂みから何かが飛び出してきた!! 「なっ!?」 「「マイスっ!!」」 「ソフィア!?カリン!?」 現れた二人にマイスとトゥーナは驚いた 「どうして二人がここに?」 「そんなことより姉様が!」 「エリザさん?」 ソフィアの言葉に視線をめぐらせてみると… 「あれ!?いない!?」 「ガジも……!!」 さっきまでいたはずなのに その姿は見えなかった 「いったい どこに…」 ソフィアとカリンがなぜいるのか気にはなったが 先にガジとエリザを手分けして探すことにした (結局 あの音は何だったんだろう?)
661:あの依頼の先に 2012/03/13(火) 11:24:52 ID:uxjKrGR30 **** 「イタタっ…」 ガジは地面にぶつけたところをさする 「大丈夫ですか?」 「あ、はい。問題ないでス」 「あの音、びっくりしましたね…」 そう、音がしたときエリザがガジに飛びつき バランスを崩し、倒れて、転がり、落ちて今に至る 辺りを見渡すとそこは地底湖のある洞窟だった 「あそこから ここまで通じてたのカ」 「二度と通りたくないですね♪」 「いや、まあそうですけド…」 「でも、どうしましょう?」 エリザは上を見て言う ガジたちが今いる場所は地底湖と壁に挟まれており 落ちてきた縦穴をのぼろうにも険し過ぎる 「上から引っ張りあげてもらえば…」 「この穴、大分離れてますから、見つけてもらえるかしら?」 「「………。」」
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
更
(
携帯からメールで投稿する
)
牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4 http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1313075259/l50