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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
834:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:40:19 ID:BIqgY3zn0 「ごめんごめん、朝ご飯僕が作ったから……食べよ?」 「ぐすっ……私が作る筈だったのに、アルスさんに美味しいご飯作ってあげたかったのに……」 恥ずかしさのためか、気が弱くなりぽろぽろと涙が溢れた。些細なことだ。 だが少女にはとてもとても大事なことだったのだろう。 小さな恋人を泣かせてしまった少年は急に罪悪感に胸を締め付けられる。片手を伸ばしそっと肩を抱いた。 「ごめんねラムリア、ごめんね……」 悲しむ相手になんと言えば良いのか、賢い少年だが、幼さのためまだ分からない。ただ謝ることしか できない、言葉にできない愛情を、言葉にならない愛情を触れる事で伝える。それが精いっぱい。 しかし、抱き寄せられ、少年の身の暖かさと、自分へと向けられる愛情が伝わったためなのか、 涙が止まる。そして触れられ伝わる暖かさをもっと求めようと、さらに少年へ身を沈めた。 「ん……あったかい……分かってくれればいいんです」 「ふふ、良かったぁ。お昼はラムリアが作ってくれる?」 自分の胸に沈む少女の顔を覗き、お願いをする。アルスなりのフォローだろう。 ラムリアは顔を上げ、赤い瞳を見つめた。そして少年の優しさに笑みを浮かべ――― 「今度は、邪魔しちゃ嫌ですよ」 「うっ……分かってるよ〜」 ちょっぴり怒気を孕ました声で釘を刺した。 その後、二人で仲良く(イチャつきながら)朝食を済ませたのは言うまでもない。 (やっぱりアルスさんの方が料理上手いなぁ……) 「え? なに? なんで睨んでるの!? まだ怒ってるの〜!??」
835:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:42:04 ID:BIqgY3zn0 ―――――――――――――――――― ――――――――――――― ――――――――― 何だかんだで朝食を食べ終えた後、二人は学校の宿題を済ませ、庭に出る。留守番とはいえいつまでも 閉じこもっていては体に毒である。 「ラムリア〜、大丈夫だからこっちに来てよ〜」 「無理! 無理です無理です! 怖いですわ!」 そこで何しているかというと、(アルスだけだが)シルバーウルフとハンターウルフの世話をしていた。 いくらアルスが強いと言っても一人だけで護衛や警備を努める事は出来ない。平和なアルヴァーナでも 用心に越したことはない。そこで番犬としてモンスター小屋からアルスのお気に入りの二匹を引っ張り出し てきたというわけである。 しかし、この二匹、言ってしまうと顔が怖い、ファンシーでキュートな顔なモンスターが多いルーンファクトリー シリーズでも雑魚クラスの中ではトップクラスに凶暴な顔をしている。 それに加えてでかい、モンスターというだけあって普通の狼の何倍はあるだろうか。そんなのが鎖も無しに 自分のすぐ近くにいれば、子どもじゃなくても怖いのは当たり前である。ただアルス(アースマイト勢)が おかしいだけである。 「仲良くなったモンスターは大人しいから噛んだりしないって〜」 「アルスさんのことは信じていますし、頭では理解できますけど、それでも怖いものは怖いです!」 そりゃそうである。 「そんなに嫌なら……良いけどさ……」 一方アルスは自分の大好きなモンスターがラムリアに怖がられるのは良い気がしない。 この二匹はカイルが(移動用に)捕まえてきたもので、生まれたころからの馴染みなのである 自分の好きなものが否定されるのは誰だって嫌なものである。特にそれが大切であればある程。 アルスは歳の割には大人びているため怒ったりはしないが、相当ショックを受けてしまったようだ。 大人しく座っている二匹の間に挟まれていじいじと指で地面をいじくる。
836:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:43:50 ID:BIqgY3zn0 「うぅ……君たちの綺麗な毛並みの良さを分かってほしかったんだけどな」 「わんわんお (まぁまぁアルスさんやぁ、おらたちゃべつにきにしてねぇべぇ」 「わんわんわんお(んだんだ、おんなのごがわっちらみたいなおおがみをこわがんのはしゃあねぇべ)」 なんて言っていたか、ラムリアには分からないが、落ち込んでいるアルスの肩を前脚でぽんぽんと 慰めるように二匹は叩いた。 「うぅ……ありがとう、ラムリアにも君たちの魅力を理解してもらえるように頑張るよ!」 そんなことを言いながらアルスは、二匹の首を抱きしめ感涙する。キラキラとした得体の知れない エフェクトが、ありがちでくっさい寸劇を繰り広げている少年達の背景に見えるような気がしてラムリアは 目を擦った。 そしてアルスはだーっと滝のように流していた涙を拭い、勢いよく立ちあがる。 ぐるりと首をラムリアの方向へ向ける。先程泣いていたとは思えない爽やかな笑顔である。 それがかえって不気味だとラムリアは思った。 「というわけでちょっと用事が出来たから、工房に籠るね」 「何が、というわけなんですか!?」 ハハハと笑い声を上げながら、屋敷へと滑るように移動するアルス。少女はそんな少年の奇行に突っ込みを 入れるが、返事がある筈もなくアルスは扉を開けようと取ってに手を掛ける。しかし開きかけた所で ふと何かを思い出したように顔を上げる。そして来た道を戻りラムリアの傍まで忙しなく駆けよった。 「ラムリア……」 ぐっと顔をラムリアに近づける。ギョッと数センチ下がったが、先程とは違う真剣な瞳に見つめられ、 少女の顔は赤くなってゆく。 「な、なんですか」 「時間かかりそうだから晩御飯もよろしくね」 そう言って、少女の柔らかい頬にちゅっ、と軽い音を立てて唇を埋める。 林檎のように赤くなり、呆然と少女は立ちすくむ。そんな少女を置いてそのまま少年は、再びスタコラサッサと 屋敷の中へ入っていった。 ちなみに少女が正気に戻った後、怖ろしいモンスターが二匹も庭にいて、屋敷に一人で戻らなければいけない と気付き途方に暮れる事になるのはまた別の話である。
837:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:46:22 ID:BIqgY3zn0 ―――――――――――――――――― ――――――――――――― ――――――――― 「お風呂、先入る?」 夕食後、ラムリアは昔から読んでいる恋愛小説のシリーズ最新刊を読んでいる最中に 片腕で逆立ちをしながら腕立て伏せをしているアルスに声を掛けられる。ちなみに回数は軽く 三桁を超えていた。 「お風呂ですか?」 あんな細腕のどこにそんな力があるんだろう、と首をかしげながら、その意味が分からず言葉を繰り返す。 「うん、お風呂先に入るか後に入るか」 アルスは、よっ、と小さく言い放ち片腕に力を込めて跳躍し、両足を床につける。 少年の超人的な動作を横目に見つつ、ラムリアは頭を捻る。 (先……後? うーん、お風呂はいつも一緒に入っているから順番じゃない筈……あ!」 両手で口覆い、みるみる肌を紅色に染めていく。少年の言葉の意味が分かったのだ。 そんな少女の初心な反応を見て、アルスは笑みを浮かべる。純粋な笑顔のようにも、邪な笑顔のようにも 見える。そのまま少女に近づき、肩を引き寄せ、唇を耳元に近づける。 「お風呂、エッチなことする前に入る? それとも後で?」 「うぅ〜、はっきり言わないでください〜」 腕の中で縮こまる少女に胸がくすぐったくなり、アルスは抱き寄せる右腕に力を込める。 「……あ……いで……」 「え? なぁに?」 顔を赤らめ、涙目になる少女の小さな口からぽつぽつと音が漏れる。 「後で……良いです、どうせ汚れちゃいますし……」 床を見ながら、耳を傾けてようやく聞き取れる程の大きさで話す。
838:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:47:30 ID:BIqgY3zn0 少女の言葉を聞き、少年は顔を輝かせる。そして左手を少女の左肩に乗せて、くるりと 身体を回して、少女の背後を正面から視姦する形になる。 「? あの、アル……」 「ラムリアぁ〜〜!!」 「ふっきゃああああああああああ!?」 がばちょっ、と効果音を出しながら服の上から両胸を鷲掴みにする。 ラムリアはじたばたと弱々しく抵抗するが、力で敵う筈もなく、服の上からでも分かる絶妙な指使いで 胸を揉まれて、すぐに快楽を感じるようになってしまった。 「ふ、んぅ……うぁ……今から、ですかぁ……あぁ」 初めての頃と比べて喘ぎ声を隠さなくなってきているラムリアに少年は可愛らしくを浮かべ、 顔を長い髪に埋め、鼻で呼吸をする。 「くんくん……ふはぁ〜、ラムリアの香りだぁ〜……良い匂い〜」 「ふやぁ!? や、止めて、はぁ、ください! ふぅん……はぁ、はぁ、やっぱりお風呂に入ってから……」 「だーめ♪ 一度決めたことは守らないと駄目だよ」 愉快そうに言葉を放ち、服に手を掛けてするすると脱がせていく。いつもより脱がせるのが速い。 普段着ているドレスよりもラフな服装のせいだろう。脱がせるのが早くて楽なのは良いが、アルスは若干物足りなさを 感じていた。それも男の我が侭かもしれない。 兎にも角にもショーツ一枚を残してラムリアは白い肌を全面的に晒すことになった。 恥ずかしそうに胸を隠すが、可愛らしい柄のショーツは、アルスに見てもらうために選んだもの であることは彼女だけの秘密である。 ラムリアを脱がせた後、アルスもさっさと脱いでトランクス一枚になる。健康的な色合いの肌が露わになる。 華奢ともいえる細い体つきは少女のようにも見える。だが、これで大剣や巨斧を軽々振り回しているのだから 侮れない。
839:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:49:32 ID:BIqgY3zn0 「ラムリア……いつもよりひどいことしても良い?」 背後から抱きしめ、耳元で少年らしからぬ艶めかしい声で囁く。愛撫にも似たその声に、 少女はビクリと身体を震わせて、俯いた。数秒後、声を出さずに小さく頷いた。 ラムリアの声なき返答を見て少年はくすりと微笑む。微笑むといっても手は既にショーツの上から 少女の恥部を愛撫し始めているのだから容赦ない。 ショーツに沁みが出来始め、徐々に広がっていく。 「ふぅ……ぁ、あ……」 「じゃあ、これつけてー」 今か今かと期待するように、快楽に理性を委ねていくラムリア。そんな少女を少年の妙に楽しげな声が 現実へと引き戻した。ラムリアの目の前に現れたのは――― 「ふ、ぇ……? なんですかこれは?」 「いぬみみ。ちなみにRFシリーズには出てこないよ、ねこみみやうさみみはあるのにねー」 誰にともなく意味不明の発言をするアルスは、困惑するラムリアの頭にいぬみみを 取りつける。彼女の髪の色に合わせた配色であるため、本当にラムリアの頭から犬の耳が生えている 様に見える。 「こんなものどこで……」 指先で触りながら言う。ふわふわした手触りからすると上質の毛皮が使われている様だ。 「ハンドメイドだよ!」 片目を瞑り、親指を立てる。少女には、ビッシィ! と快音が聞こえたような気がした。 昼頃に屋敷内の工房で作っていたのはどうやらこれらしい。ちなみになぜ工房が屋敷にあるか というと、将来アルスが屋敷に住むと見越したマックスが、アルスのために拵えたからである。 何もそこまでしなくても良いのに、とアルスは思ったが、折角の好意を無駄にするのも悪いと思い、 日ごろから活用している。
840:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:50:29 ID:BIqgY3zn0 「……それで、何でこれを付けるんですか?」 可愛いー、とラムリアの体を引き寄せ頬に繰り返しキスをするアルスに、少女は当惑を隠さない 声で尋ねた。 「うん? ……ラムリアはウルフたちが苦手でしょ」 「……ええ、その通りですけど」 申し訳なさそうな顔で目を伏せる。彼女とて愛しい少年の好きなものを嫌いたいわけではないのだ。 そんな少女の暗い想いとは裏腹に少年は目をキラキラ煌めかせながら話を続ける。 「だからー、ウルフたちの気持ちを分かってもらおうと思って、犬になってもらおうと」 「えええぇぇ!? なんですかその意味の分からないな理屈は!? しかも犬って……狼じゃないじゃないですか!」 「イヌ科だからだーいじょーぶ」 と言ったところで、納得できる筈もなく言葉を荒げようとする少女の口を己の唇で塞ぐ。 口を塞がれ、抗議の視線を少年に向けるが、アルスの器用な舌使いに、数秒でとろけてしまう。 「ん、ふぅ、ぴちゅ、ゃ……くちゅ」 舌を絡ませ、口内をなぞる。互いの唾液と唾液が混ざり、粘着質な水音を立てる。 まだあどけない顔立ちの少年と少女がお互いを貪りあい、快楽を求めるその様は、酷く背徳的で、 酷く官能的であった。 数十秒、いや数分経ったのだろうか、最早お互いに時間の感覚はない。ゆっくりと顔を離す。 とろりとした唾液が、お互いの唇が離れることを惜しむように橋を掛ける。 「ん……アルスさぁん……」 先程の困惑もどこへやら、捨てられた子犬のように、甘く、切ない声を少女は絞り出す。 そんな彼女にアルスは愛しさが胸の内にどっと溢れ、今すぐに滅茶苦茶に犯したくなったが、 理性を総動員する。本番はこれからだ、冷静に、冷静にと心の中で呟き、何気ない風に笑顔を向ける。
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