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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
575:美琴さんのお悩み相談(8) 2012/02/12(日) 00:09:39 ID:Rhhi1X+X0 **数時間前** 「こすぷれ?」 聞き慣れない言葉に、美琴はつい聞き返していた 対するセーラは実に楽しそうに足をぶらつかせている 「あたしもひとづたいで聞いたんだけどさ…」 ホントかどうか知らないけど、と言いつづけた 「なんでも、本来その格好をしないひとが姿や行動を真似るとか…」 「その格好 とは…?」 「一般的なのは仕事の制服なんからしいよ。…そ・こ・で!!」 いちだんと良い笑顔で告げた 「ミコトさんには、ウェイトレスになってもらいまーす」 「………。」 「あれ?反応薄いね?」 「いやだな…」 アゴに手をそえて呟くように美琴は言った 「それがしはウェイトレスの制服を見たことがないのだが…」 ニヤリ 「それはそれは。ささっ、ちょっとだけ着てみようよ♪」 「待て、まだ着るとは…っ!どこを触って!?」 「着替えの手伝いだよ♪それとやっぱり肌着は変えた方がいいかな」 「着替えならそれがしのみで、きゃぁーーー!!」
576:美琴さんのお悩み相談(9) 2012/02/12(日) 00:10:11 ID:Rhhi1X+X0 **数分後** 「こ…これは……」 「うん!なかなかの出来栄えだね」 鏡にうつる美琴の姿 もとの布地は黒、その上に重ねた布や装飾、胸元は白 ヴィヴィアージュ家のメイド、メルプリンの服によく似ている しかし、彼女のと違い袖が無くスカート丈は短く、 太股あたりまであるソックス?を履いていた 「着替えなおそう…」 「なんで?今のミコトさん完璧に女の子だよ」 「そうかもしれないが似合わんであろう」 「そんなことないって♪みんな可愛いって言うよ」 だが美琴はゆずらなかった 「しかし、それがしには このような恥ずかしい格好はできぬ!」 「…今 なんて?」 いきなり声のトーンの変わったセーラに驚きつつも言葉を返した 「いや、それがしは─」 「恥ずかしい格好?一生懸命仕事してる人の着る服が?」 「その─」 「ははっ、いいんだよ考え方はひとそれぞれなんだから…」 「いや、恥ずかしいのは精進が足りないそれがし自身のことで」 「そお?ならやれるよね♪」 「む…無論……」
577:美琴さんのお悩み相談(10) 2012/02/12(日) 00:10:46 ID:Rhhi1X+X0 **現在** 「と いうわけ」 「ヒドイなおまえ…」 「にゃはは♪演技だってば♪」 「だからだ………」 セーラに呆れてアゼルはため息をついた 目線の先にはせわしく動きまわる美琴がいた 「嫌がってた、ってわりにはキビキビ働いてるよな」 「ほら、真面目で律儀じゃない、お店に迷惑かけたくないんだよ」 そうだろうな、とアゼルは思った 彼女は必要以上に責任感が強いのだ この件もどこかで何かしらの責任を感じているのではないだろうか (オレも何か協力したいな…) 「ん〜?やっぱりナンカぎこちないな〜?」 アゼルが考えている横ではあいかわらずのセーラ 「ミコトさんのあの女声ならキュンとくるはずなんだけどな」 「なんだよ、そのキュンとくるって」 「えっ?ならない?」 セーラは心底不思議そうにしている ふたたびため息をついたところでアゼルは思い言う 「武人のプライドってなんだろうな」
578:美琴さんのお悩み相談(11) 2012/02/12(日) 00:11:25 ID:Rhhi1X+X0 **夜・アゼル宅** コンコンッ アゼルが作業をしていると、玄関からノック音が聞こえた 「どうぞー」 「失礼」 入ってきたのは美琴、だが昼間酒場で見た服のままだった 「あれ?美琴さん その服気に入った?」 「ち、違う!!」 「だって…風呂入ってきたんだよな?」 今日ここに美琴を呼んだのはアゼルだ それには理由があるのだが… 『仕事が終わったら来てほしい』 と言うと美琴が 『一度浴場によりたい』 と言い現在にいたる 「ソニア殿と交代してから浴場に行きはしたが…」 「なにかあったのか?」 アゼルの問いに美琴は苦笑いをこぼした 「そのとき、というより今朝に」 今朝というとセーラが美琴に例の服を着せたあたりだろうか 「この服に着替えた後にセーラ殿に それがしの服を全て濡らされてな…」 アゼルは絶句した セーラは時折とんでもないことをしでかすがそこまでとは 「そこは怒っていいんだろ」 「あはは……まぁ今更どうこう言っても後の祭りであろう」 「美琴さんがいいならいいけど…オレも可愛い美琴さん見れるし」
579:美琴さんのお悩み相談(12) 2012/02/12(日) 00:11:59 ID:Rhhi1X+X0 「セーラ殿といい、アゼル殿までそんなことを…」 恥ずかしそうに顔をそらす美琴 しかし、ふと思い出したように顔を上げてアゼルを見た 「そういえば、それがしを呼んだのは何用で?」 アゼルは忘れていた当初の目的を思い出した 「美琴さん、まだ夕食食べてない?」 頷く美琴 「あと少しでできるから、よかったら食べていかない?」 「よいのか?」 「おう!美琴さんが頑張ってたからオレにねぎらわせてくれ」 「ならば ちょうだいいたそうか」 アゼルは調理台に行き、美琴はテーブルの席についた 「この姿で酒場には行きづらいので助かる」 美琴はそう呟いた しばらくするとあたりにいいにおいが漂ってきた 「よし!できた!!」 そう言ってテーブルに料理を置いた 「天丼か!」 「美琴さん、好きだろ」 「ああ、それがしは天丼に目がなくてな」 自分がウェイトレス姿なのも忘れ嬉しそうにしている 「それでは、アゼル殿が腕をふるった天丼、いただこう♪」
580:美琴さんのお悩み相談(13) 2012/02/12(日) 00:12:35 ID:Rhhi1X+X0 **** 「ごちそうさま」 美琴は手を合わせ頭を下げる アゼルは美琴より先に食べ終えていた 「アゼル殿も料理の腕を上げられたな。天丼、美味であった」 「そう言ってもらえて嬉しいよ」 空になったどんぶりを片付けながらこたえた **** 「今日の件で、手紙の送り主に伝わればいいのだが…」 「遠回しだったから どうかな」 アゼルは美琴を見送るために玄関外まで出ていた。 見送るといっても、行き先はすぐ隣の宿屋なのだが 「もしこれでダメだったらどうする?」 「考えたくはないが……」 「いっそのこと、オレとつきあわないか」 考えこみだした美琴にアゼルは言い、顔を近づけた 「ッアゼル殿!?そういうことは正面から正々堂々来ていただきたいっ!」 そう言って逃げるように宿屋へ駆け込んでいった が、入口付近の低い石段でつまずきまえのめりに倒れた 「大丈夫か!?」 アゼルが駆け寄るより先に立ち上がり今度こそ宿屋に入った
581:美琴さんのお悩み相談(14) 2012/02/12(日) 00:13:06 ID:Rhhi1X+X0 **後日** こおりの島で鉱石を採掘したアゼルは 手にいれた鉱石を自宅にしまいにきていた 「そういえば今日は雑貨屋がバーゲンだったな」 何か良いものがないか見に行こうと外に出たとき、 「失礼する!!」 いきなりアゼル宅に美琴が駆け込み扉を閉めた 唖然とするアゼルの耳に聞きなれない声が聞こえた 「う〜、見失ってしまいました…」 路地の方を見ると一人の女の子がいた。 あちらもアゼルに気がついたようで近づいてきた 「あの…!お侍さんを見ませんでした?」 「ええっと…早足で港の方に行ったぞ」 なんとなく空気を読んだアゼルは嘘を教えた 「港ですね…!では失礼いたします」 そう言うとその娘は駆け出した 「おまちになって!御姉様〜!!」 そんな声を響かせながら
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