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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
836:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 21:43:50 ID:BIqgY3zn0 「うぅ……君たちの綺麗な毛並みの良さを分かってほしかったんだけどな」 「わんわんお (まぁまぁアルスさんやぁ、おらたちゃべつにきにしてねぇべぇ」 「わんわんわんお(んだんだ、おんなのごがわっちらみたいなおおがみをこわがんのはしゃあねぇべ)」 なんて言っていたか、ラムリアには分からないが、落ち込んでいるアルスの肩を前脚でぽんぽんと 慰めるように二匹は叩いた。 「うぅ……ありがとう、ラムリアにも君たちの魅力を理解してもらえるように頑張るよ!」 そんなことを言いながらアルスは、二匹の首を抱きしめ感涙する。キラキラとした得体の知れない エフェクトが、ありがちでくっさい寸劇を繰り広げている少年達の背景に見えるような気がしてラムリアは 目を擦った。 そしてアルスはだーっと滝のように流していた涙を拭い、勢いよく立ちあがる。 ぐるりと首をラムリアの方向へ向ける。先程泣いていたとは思えない爽やかな笑顔である。 それがかえって不気味だとラムリアは思った。 「というわけでちょっと用事が出来たから、工房に籠るね」 「何が、というわけなんですか!?」 ハハハと笑い声を上げながら、屋敷へと滑るように移動するアルス。少女はそんな少年の奇行に突っ込みを 入れるが、返事がある筈もなくアルスは扉を開けようと取ってに手を掛ける。しかし開きかけた所で ふと何かを思い出したように顔を上げる。そして来た道を戻りラムリアの傍まで忙しなく駆けよった。 「ラムリア……」 ぐっと顔をラムリアに近づける。ギョッと数センチ下がったが、先程とは違う真剣な瞳に見つめられ、 少女の顔は赤くなってゆく。 「な、なんですか」 「時間かかりそうだから晩御飯もよろしくね」 そう言って、少女の柔らかい頬にちゅっ、と軽い音を立てて唇を埋める。 林檎のように赤くなり、呆然と少女は立ちすくむ。そんな少女を置いてそのまま少年は、再びスタコラサッサと 屋敷の中へ入っていった。 ちなみに少女が正気に戻った後、怖ろしいモンスターが二匹も庭にいて、屋敷に一人で戻らなければいけない と気付き途方に暮れる事になるのはまた別の話である。
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