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牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
873:◆EAGHfd50gHQi 2012/05/26(土) 22:41:50 ID:BIqgY3zn0
「あはは……それはともかく……一日に二回も気絶した気分はどう?」
「……!! ばかぁ!」
「危なっ!!」
先程の爽やかな笑みとは打って変わって意地悪い笑顔を浮かべる。少年の言葉に、顔をさらに赤くした
ラムリアは非難の声と共に枕を投げつける。無意識に魔法を使ったようだ、ブースとされた枕は凄まじい速度で、少年の顔面に
撃ち込まれる。何とか超人的な反応で、両手でキャッチする。大砲のような威力に手がびりびりと痺れた。
まともに顔へ喰らったらと思うと背筋が寒くなった。
「……ご、ごめんなさい……そ、それよりもさ、今日の朝は一緒にご飯作らない?」
震えた声で提案を告げる。流石に彼女をこれ以上からかうのは賢明でないと思ったようだ。
「……また襲うのは止めてくださいね」
「うっ……分かってるよ〜」
(……困っている顔をしたアルスさんも可愛いです♪)
まだ怒っているのか、それとも昨日と同じ轍は踏まないと考えているのか、半眼で釘をさす。
少年の困っている表情に愛しさを覚えたラムリアはあっさりと怒りを解いた。
「ふふふ、それでは行きましょうか」
「……うん!」
元気良く頷いたアルスは、そっと手をラムリアに向かって伸ばした。差し出された手にラムリアは、一瞬目をパチパチ
と瞬かせるが、すぐに微笑み、手を重ねた。少年の手に支えられ、ベッドから降りる。アルスの手から心地よい暖かさを
感じる。ふと彼も同じ気持ちになっているのではないかと思い、少女の笑みが深くなった。
――笑顔のまま見つめあい手に手を重ねて歩きだした。重なる二つの、春の日差しのような温もりを、
永遠に祝福するかのように空の青さが冴え渡っていた。今日も良い日になりそうだと胸の内で呟いたのは、
おそらく二人一緒だろう。
ちなみに本日も結局朝食作りの最中によろしくしたのは本当に、蛇足である。
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