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■ 牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
1 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 12:38:29 ID:LfAy+aOs
「牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ」の方に投稿された小説を保管するスレッドです。
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/
基本的に小説のみを保管するスレッドですので、雑談・新規小説投稿などは上記のスレッドにてお願い致します。
こちらは新牧場物語(主にルーンファクトリー)系を保存するスレッドです。本家牧場物語のエロパロ小説の保管は以下のスレッドで行って下さい。
※見易く&回覧しやすくするために分けています。
※小説のまとめを行うときは名前部分に小説のタイトルを入れると後で見易いです。
【牧場物語エロパロ小説保管スレッドPart1】
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1261283314/l50
2 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 12:41:02 ID:LfAy+aOs
8 名前:ユーニのダイエット大作戦1/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:38:41 ID:XLE6zzK6
「ラグナさんはスリムな女の子の方が好きですか!!」
ユーニにとってそのセリフはラグナへの告白と何ら変わらないくらいの勇気のいるセリフだった。
言ってしまった後も胸の鼓動が収まらなかった。
「う〜ん、そうですねぇ。どちらかといえば痩せている方が健康的で良いですね。でも、体型とかはそんなに気にしませんよ」
ガーン。痩せている方が良い…。
ユーニはその言葉を聞いてショックを受けていた。…とは言っても後半の部分はほとんど耳に入っていなかったのだが。
それと同時にユーニは心の中で一大決心をしていた。
「…わかりました!私、頑張ってダイエットします!」
心の中で言ったつもりだが、思わずその決意が言葉に出てしまった事に本人はまったく気づかなかった。
「え?あの…ユーニさん?」
ラグナもとっさの事にきょとんとしていた。
そんなラグナを他所にユーニは宿屋の方へと歩いていってしまった。
トランルピアの唯一の宿屋はターナーとリタ夫妻が経営している。
ユーニは、その二人の娘。顔はどちらかといえば美人であるリタに似ている。
…が、悲しい事に一番にて欲しくいない体型が父のターナーに似てしまっている。
「はぁ…。私ってどうしてこんなに太って…。はっ!?だめだめ…!ダイエット決意したばかりなのに」
その日からユーニのダイエット作戦は決行された。
(でも…どうやったら痩せられるだろう。村の皆に聞いてみようかな)
正直、この村の女の子は自分以外スリムな体の可愛い子ばかり。ロリっ子から大人な人まで数も豊富。
大好きなラグナを振り向かせるためにも、策は選んでられない。
さっそく、村の女の子に聞いて周る事に。
「こんにちは、ユーニさん。え?この体型の保ち方ですか?うふふ…、それはやはりカブを毎日食べる事でしょうか?」
「カブ…ですか?」
「はい。カブには…(以下省略)」
一番最初にミストに聞いたのが間違いだったと気づき、カブの事をまるで自分の事のように話すミストを放置して次へ。
「う〜ん、特に体のことに注意してないんだよね〜。まぁ、最近お尻に肉がついてきたのがちょっと気になる…かな」
「そうですね…。エルフだからというわけではないのですが、あまり体に肉がつかないようで…」
「私たちは、夜型の生活ですから…。あまり真似はしない方がいいと思います。」
ロゼッタやタバサ、酒場にいるエリスに聞いてみても解決策は見つからない。
正直、セルフィのような不規則な生活をすれば太る事確実(酷)
ドロップは興味ないだろうし、ラピスに至ってはダイエットなど言語道断とまで言われそう。
メロディに至っては変な調合薬を…(酷)
「はぁ…他に誰かいないのかな……。あっ!」
ユーニの頭に一筋の光明が刺す。
9 名前:ユーニのダイエット大作戦2/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:39:13 ID:XLE6zzK6
「え?太らない方法?」
早朝、ポストの前で掃除をしてアネットを待っていたユーニ。
普段から仲の良い彼女なら真剣に応えてくれる気がした。
「はい。アネットさんのように可愛いらしい体を維持するにはどうすれば…」
「あははー。あたしってそんなに子供っぽい体かな…。ミルク毎日飲んでるのに…」
目の前でアネットは軽くうなだれる。
「あ、いえ。そういうわけではなくて…」
「わかってるよ。そうだなぁ…。あたしって毎日郵便配達で走ってるじゃない?だからそんなに気にしない…かな?」
「走る…。あっ、そうです!じゃ、じゃあ私も朝の配達一緒に回っても良いですか?」
それだ!
運動すればきっと、私もスリムになれるはず。そう思い即答でアネットに頼み事。
翌日、町外れでアネットと待ち合わせするユーニ。
「おはよう。じゃあ、これからトランルピア村を回って手紙を配るよ?」
「は、はい!頑張ります」
「それじゃあ、レッツゴー♪」
その後。
「はぁ…。はぁ……。」
結果は見えていたという人もいるだろう。勿論、光速の足を持つアネットと一緒にいつまでも走れるわけも無く…。
ユーニはアネットに先に行ってもらい息を切らしながら家路へ着いた。
「もう…駄目。はぁ……はぁ」
良い作戦だと思ったのだが、大きな落とし穴であった。
この体では到底、アネットに追いつけるわけない。最初から予想できそうなことだった。
「ユーニ殿、こんな所で寝てどうしたのじゃ?」
疲れきって玄関先で倒れているユーニに声を掛けてきたのは、宿屋に泊まっている女の子うづき。
「うづきさん。実は…」
うづきに今までの事を思い切って話すユーニ。もはやダイエットを諦めかけていた時なのでつい話してしまった。
「それなら、薙刀なんてどうじゃ?」
「薙刀?」
うづきが自分の持つスペアの薙刀を取り出してきてユーニへ渡す。
「これを毎日振ればきっと痩せると思うのがのぉ」
「!!」
その日からユーニの真のダイエット作戦が始まった。うづきと共に家の用事の合い間を縫って薙刀を振る日々。
シュッシュッ……。
時には食べ物の誘惑もあった…。
「ユーニさん、これ僕が作ったんですけどどうですか?」
そんな言葉と共に大好きなケーキを作って誘惑してくる空気の読めないラグナ。
(うう…ラグナさん……。でもここは我慢…)
「あ、ありがとうございます」
時にはこんな事も…。
「ユーニ、一緒にモンブランでも食べないか?」
「お、お父さん…」
ユーニは瞳に涙を浮かばせながらも父親の誘惑に抵抗した。
「ちょっと、アンタ。ユーニの父親だったら娘の気持ちぐらい気づきなさい」
「え、ちょ…。おまえ……」
パンッ。
無論、リタさんの無敵ビンタを受けたターナーさんは昇天。
そんなこんなでダイエットは続けられていった。
3 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 12:55:00 ID:LfAy+aOs
10 名前:ユーニのダイエット大作戦3/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:42:34 ID:XLE6zzK6
鏡の前に立って自分を見つめるユーニ。
あれから毎日薙刀を振った成果もあり、見事なまでに体は痩せた。
「うん…、これなら大丈夫…?」
まだ自分に自信が持てなかったユーニだが、早くこの姿をラグナに見せたかった。
さっそくラグナを探しに外へ出るユーニ。偶然、そこにラグナが通りかかり驚く。
「あっ、ユーニさん。こんにちは。」
「ラ、ラグナさん。どうですか?だいぶ体、スリムになりました」
緊張して上手く言葉が出来なかったが、何とか意味がわかるくらいまでの言葉にはした。
これで否定されたらと思うと、今にでもこの場を逃げ出したかった。
「本当ですね。すごいですよ、ユーニさん。とっても綺麗です」
「ほ、ホントですか!?嬉しいです…。でも、また元に戻らないように食事には気をつけないと…」
ラグナに誉められて本当に嬉しかった。好きな男の子に自分が認められた。
それだけで、辛いダイエットの日々が吹き飛びそうだった。
そして、まだユーニの用は終わってなかった。今度は自分の気持ちを伝える番。
「あ、あの。今度の聖夜祭…一緒に行きませんか!」
勇気を振り絞って言った言葉はあまりにも細々で、自分の声ではないかに思えた。
「え?聖夜祭…ですか?」
「はい…。駄目です…か?」
「い、いえ。こちらこそよろしくお願いします」
やった!
そう心の中で呟いた。本当にダイエットした甲斐があったというもの。
「そ、それじゃあ夜に教会横の森前で待ってます」
そう告げ、ユーニは足早にその場を去って行った。
好きな人と過ごす聖夜祭。この村に来てから恋人とそれに出るのを密かに楽しみにしていた。
まだ恋人ではないけど、その夜勇気を出して告白する。
そう心に誓っていた。
そして、聖夜祭当日の夕方。聖夜祭の夜は村人も夜遅くまで起きている。
今まで夜に出かけることなどないユーニは両親の許可が取れるか不安だった。
「…お父さん、お父さんー?」
コンコンッ。
両親の部屋をノックして部屋に入るが父親の姿は見えない。
その代わりに母親であるリタが居た。
「ユーニ、お父さんに何かようなの?」
「え、と。お母さんでも良いの。その…」
何故か罪悪感に囚われてなかなか言葉に出せないでいる娘を見て、その母親は。
「聖夜祭、行きたいんでしょう?ふふ…ユーニもそんなお年頃だものね」
「え!?お母さん、どうして…」
自分が言おうと思っていた事を先に言われて激しく動揺する。
「良いわよ、行ってらっしゃい。その代わり、あまり遅くならないように、ね」
「お母さん!ありがとう…」
「お父さんなら、酒場で既に酔い潰れてるから気にしないでいいわよ」
リタに後押しされてユーニは家を後にした。
外は雪が積もり、肌に触れる外気が妙に冷たく痛かった。
11 名前:ユーニのダイエット大作戦4/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:43:55 ID:XLE6zzK6
教会横の森入り口に着くと既にラグナは来ていてユーニを待っていた。
「ラグナさん、ごめんなさい。お待たせてしてしまって…」
「いえ、まだ時間じゃないですし。僕が早く着きすぎてしまったんですよ」
寒い中、自分を待っていてくれて暖かく迎えてくれるラグナ。
旅行で帰りが遅くなった両親を心配する私のために探しにまで行くと言ってくれたラグナ。
そんなラグナを思うだけで心臓が高鳴っていた。
(ラグナさん…、私…。やっぱりラグナさんの事が好き…)
「ユーニさん?寒くないですか…?」
「え、あ…はい?」
考え事をしていていきなり問いかけられ、慌てふためく。
変に意識してしまいまともに目を見れない。顔は赤くなっていないだろうか…?
そうこうしている内に森の奥の大樹へ着く二人。
「今年はすごい雪が降っていて綺麗ですね。こんな聖夜祭を過ごせて良かったです」
「はい…」
今しかない。ユーニは心の中で自分に言い聞かせる。
(私はラグナさんが好き…。この気持ちをどうしても…伝えたい)
「あ、あの。ラグナさん、お、お話があります」
「え?」
「あ…その…」
急に口ごもってしまうユーニ。やはりこういう事を言うにもそれなりの勇気がいる。
上手く言葉に出来ない。気持ちだけが焦りを覚える。
もし断られてしまったら、今まで頑張ってきたダイエットが全て無駄になる気がした。
「あの…。ええと…私……」
もう駄目だ。肝心な時にこんな…気持ちを伝えられない。
きっと目の前で勝手に動揺している自分にラグナも呆れ返っている…。
そう思い、今日はもう諦めようよしていた時だ。
「ユーニさん、僕からも話があるんですけど…良いですか?」
ラグナがいつになく真剣な眼差しでユーニを見つめる。
ユーニは突然の事に驚き、言葉が出なかった。
「ユーニさん、じつは……」
「え…」
「僕は…あなたの事が…ずっと好きでした」
好きでした。その言葉がすぐに理解できなかった。
何を言われたのだろう?
好き?私を…?
「え!?」
徐々に自分の置かれている状況を理解し、更に顔を赤らめるユーニ。
心臓がドクドクッと高く鼓動し、耳まで赤くなっているのが自分でもわかった。
夢じゃないだろうか…?
「もしよろしければ、僕と…付き合ってもらえませんか?」
ラグナ自身も顔が赤くなっている。彼も自分と同じだったのだ。
知らず知らずの内に気持ちがこみ上げてきて、ユーニはラグナの胸に飛び込む。
「はい…。私も…ずっとラグナさんの事が…大好きでした」
ラグナもユーニを軽く抱き返し、優しく頬に触れる。
しばらく恥ずかしながらも見るめあう二人。そして、近づく距離。
チュッ……。
お互いの気持ちを確かめるよう、二人は唇を重ねた。
4 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:00:40 ID:LfAy+aOs
12 名前:ユーニのダイエット大作戦5/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:45:32 ID:XLE6zzK6
神秘的な聖夜祭という事もあり二人は、しばらく抱き合い甘いキスをした後も熱くなる体を抑えられそうになかった。
ラグナに手をひかれるようにユーニは彼の自宅へと招き入れられ体を重ねる。
「ユーニさん…」
ベッドにユーニを優しく寝かせ唇にとキスを施す。
甘くとろけそうなキスにユーニは知らず知らずの内に口を開き、ラグナの舌に舌を絡めていた。
体が熱く変になりそうな気分、口からはよだれがれて舌は激しくラグナを求めていた。
「ユーニさん…僕、もっとユーニさんと触れ合いたい…」
そう言い、ラグナの手はユーニの胸へ伸びる。
服の上から優しく揉みしだかれる度に、ユーニは甘い吐息を吐く。
「あっ…や……っ…」
「す、すみません。痛かった…ですか?」
「そ…そうじゃないんです…。はぁ…大丈夫です…。もっと…触ってください…」
ラグナは一瞬躊躇したが、ユーニのその言葉を聞いて行為は更にエスカレートしていく。
今度は激しく胸を掴み動かしていく。
「…ああ…ん…すごい…あ…っあっ…」
そして、今度は両肩に手をやり服を脱がそうとするがユーニの手がとっさに阻む。
「ご、ごめんなさい…。私…恥ずかしくて…」
ユーニは無意識に抵抗してしまったので、恥ずかしながらも弁解する。
ダイエットしたからといってユーニにとっては今現在の体型も自信があると呼べる代物ではなかった。
今は服で着飾っているから問題はない。
だが、いくら好きな人とはいえ裸を見られるのはまだ恥ずかしかった。
「ユーニさん…、ユーニさんは今のままでも充分素敵です。だから…もっと素の貴方をみせてください」
ラグナはユーニの手を優しく握り、服から放す。
「はい…」
彼女もその言葉で安心したのか、ラグナに身を任せる。
一枚一枚服を脱がしていくと、目の前には一糸まとわぬユーニの姿が。
「あまり…見つめないでください…。恥ずかしいです…」
ダイエットして得た、その体は見事なまでに綺麗な体だった。
胸も年相応にあり、太股も太っていた頃の名残か妙にむっちりとしていて興奮を誘った。
「綺麗です…」
ただ一言、そう呟きラグナの手は乳房へと向かった。
もう片方の手ではむちっとした太股をいやらしく触り続ける。
「ひゃっ…ぁ……ん………」
更に、綺麗なピンクの乳首を口に含み下でねぶる。
乳首はすでに立っていて彼女が感じている事がわかりラグナの理性を更に溶かしていった。
舌をいやらしく這わせる度に可愛い声を上げて喘ぐユーニ。
「あっ……は…んん…っ…」
「はぁ…はぁ……気持ち良いですか?ユーニさん」
「…はいっ…きもちいい……っ…です…」
その言葉を聞き、ラグナは既に膨張しきっているペニスを出すためズボンを下ろす。
そして、ユーニの太股に擦り付けて緊張を高めていく。
ユーニも太股に当たる脈打つものの正体がわかりより一層興奮を煽られる。
13 名前:ユーニのダイエット大作戦6/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:46:51 ID:XLE6zzK6
ひとしきりユーニの体を堪能したラグナの下半身は既に暴発しそうだった。
もう我慢できないと悟り、ユーニの中へと突入しようと割れ目へと押し当てる。
「あっ……ん…ラグナさん……お願い…きてください…っ…」
ユーニの方も待っていたかのようにラグナを受け入れるため足を開く。
ラグナは自分の指で既に濡れているユーニの割れ目を開き、ペニスの先端を入れていく。
「あっ…っ…んぅ…」
それだけでも処女のユーニにとっては痛かっただろう。
それでも彼女は必死に我慢してラグナを欲した。
「ユーニさん、いきます…」
意を決して一気にユーニの中へ入っていく。
凄い締め付けで今にも射精しそうだったが何とか耐え続けた。
二人の結合部からは痛々しい真っ赤な血が流れ出てきた。ユーニも目に涙を浮かべて痛みに耐えていた。
「くぅ……きつ…」
「ラグナさん…ラグナさん!…っ」
痛みと快感で完全に理性が麻痺しているのかユーニは必死にラグナの名前を叫ぶ。
それを見て更に興奮したラグナはゆっくりと腰を動かしていく。
「あっ…あっ……はっ…ぅ……」
ユーニもラグナの腰に足を回し、必死に腰を動かしていた。
「ユーニさん…ユーニさん…!…ユーニさんっ……」
「ラグナさん……私…私っ…!」
お互いに名前を呼ぶ度に腰を激しく動かしていく。
「やっ…あっ…あっ…くる…っ……ああっ…」
ユーニはそう叫ぶと身を仰け反らせてイった。
それと同時にラグナのペニスを激しい締め付けが遅い、耐え切れずに中に射精してしまう。
「くっ、あああああああああああああ」
大量の精子がユーニの中へと出される。ユーニも快感に身を震わせて感じていた。
「あつっ…なかに……あっ………」
「はぁ……はぁ……」
ラグナは射精し終わった自分のモノを抜き取る。だいぶ力を使い果たし息も絶え絶えだった。
それでも目の前の好きな女の子の淫らな姿を見てしまうと再び硬くなってきてしまう。
「元気ですね…ラグナさんは……」
少し休んでいたユーニがその状態を見て軽く笑ってみせる。痛みがだいぶ引き少し余裕が出てきたのだろうか。
「今度は私が気持ちよくしてあげますね」
5 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:01:14 ID:LfAy+aOs
14 名前:ユーニのダイエット大作戦7/7 ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:48:05 ID:XLE6zzK6
今度はラグナが仰向けになる形になりユーニが上からラグナのペニスを持ちしごいていく。
「うっ……うっ…はぁ…」
「どうですか?気持ち良いですか?」
主導権をユーニに完全に渡し、やられるままに感じているラグナ。
いつも宿屋の洗濯や掃除をしているユーニの手は妙に鍛えられていて心地よかった。
射精したばかりだというのに、軽く握られているだけで絶頂しそうだった。
「はいっ…気持ち良いですっ…ユーニさん」
「それじゃあ、いきますね」
ユーニがラグナのモノをしっかりと握り自分の腰を落としていく。
そして、先端を割れ目へと入れていく。
「あっ…はぁ……っ…く……」
徐々に腰を落としていくと子宮口へとぶつかる。
今度はスムーズに入り、あまり痛みをともわなかった。
「それじゃぁ…いきますね…」
その言葉と同時にユーニが体を上下に揺さぶる。
形の良い胸がはずみ、余計にいやらしさを強調しているようだった。
その胸をギュッと鷲掴みし反撃するラグナ。
「いやっ…ああん…っ…あっ……」
思った以上の力でつかまれそれだけで感じてしまうユーニ。
「ラグナさんっ…ラグナさんっ……もっと…もっと……」
腰を激しく動かしラグナの名前を必死に呼び続ける。
「くっ…うううううっ……」
ラグナの方も思った以上の刺激を受けて射精感が頂点に達しようとしていた。
「ラグナさんっ!わたし…ああっ……んんん…」
「ユーニさんっ……」
「ラグナさん、すき…ああっ…んっ……」
「うっ…ああああああああああああああ……」
騎乗の状態でユーニへと精液を再びぶちまけるラグナ。
ユーニも大量の精液を受けて同時に絶頂を迎える。
「やっ、イクっ……あっあっ…あああああああ」
その後、疲れきって眠ってしまったユーニの体を拭いて服を着させて上げラグナも力尽きて眠ってしまった。
気が付くと朝で、既にユーニは帰った後だった。
まるで夢のような出来事だったが興奮は残っていた。ユーニはいつもと変わらず宿屋の掃除をしていた。
「ユーニさん、おはようございます。あの、昨日は…リタさんに怒られませんでしたか…?」
「あっ、はい。なんとか…」
昨日の事を思い出したのか少し顔を赤らめるユーニ。
「そうですか、よかった…」
ラグナもそれを聞いて安心した。
「あの、ラグナさん。これからもよろしくお願いしますね!」
「はい…!」
ユーニの笑顔を見てラグナは仕事へと戻っていった。二人はまだ付き合い始めたばかり。結婚するのはまた後の話。
ただ、ラグナの頼もしい後姿を見てユーニは思った。
(ラグナさん、こんな私を好きになってくれてありがとう…)
ダイエットの成功よりも何よりも、大切な何かを得られた宿屋の娘は今日も元気に働く。
〜Fin〜
15 名前: ◆wemfKKHl/U [sage] 投稿日:2008/12/31(水) 18:51:13 ID:XLE6zzK6
以上。さて、来年は何を書こうか。
フロンティアと風バザで一本づつ考えてみようかな。
…ということで、来年も良いお年を。
16 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/12/31(水) 21:04:23 ID:6l+QVjCL
ユーニ萌えのおいらにとっては、一足はやいお年玉! ありがとうございます!
よいお年を
6 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:02:15 ID:LfAy+aOs
17 名前:STRANGE GANTLEMAN 909[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:51:50 ID:t9cwEGtq
ラグナ×ミネルバ
一つの石が投げ込まれ湖面に映り込む月は揺らぎ始める。
波の中に揺れる影はこちらを見ていた。
ため息を一つこぼして褐色の肌を持つ少女は夜空を見上げる。
膝小僧を抱え座り込むと顔をうずめた。
目尻にうっすらと涙が浮かぶ。
自分が何のためにはるばるこの土地までやってきたのかわからなくなってきていた。
それというのもあの男のせいなのだ。あのボケーッとした顔を思い出すだけで胸の奥が波立つ。
つい先日まではこんな気持ちになることはなかったのに。
一番大事なものが何かといえば揺るぎないものがあった。
胸を張って答えられる自信があった。
今はもうわからない。
一番傍に居たいと思い続けてきた人の為にここまできたのに。
一番傍にいてほしい人が違う人だったなんて、今更、そう、今更なのだ。今更、どうしようもないのだ。
しんしんと雪が降り積もる中ラグナは先日の吹雪で荒廃した畑の手入れをしていた。どこから湧くのだか切り株だの大岩だのがみっしりと集まっている。
ラグナは手慣れた様子で斧を宙に放り投げると自身も跳躍し斧を空中で掴み縦回転しながら落下の勢いを利用した一撃を振り下ろす。切り株は一撃で弾け飛び十数本の木片と化した。
「……それってほんとに農作業なの?」
声の方向へ振り返ると自宅の軒先に褐色の肌をした少女が佇んでいた。呆れたような珍しいものでも見るような眼差しをこちらに向けている。
「ミネルバさん、おはようございます。今日も寒いですね」
「あのね、冬だから寒いのは当たり前なのっ、せっかくレディが訪ねてきたのに他に言うことはないの?」
「厚着しないんですか?」
「うっ……。い、いいの! ミネルバはこの格好が気に入ってるんだから! それにラグナだってそんなに変わらないじゃない」
「あはは、体を動かしてるとこれでもときどき暑いくらいです」
「そりゃあんな曲芸みたいなことしてればそうかもしれないわね。あんな風に切り株割るの余所で見たことないよ……」
「こうすると切りやすいんですよ」
「……ラグナも相当変わり者ってことね」
「ところでミネルバさん、何かご用でしょうか」
「べ、別にないわよ。用がなかったら来ちゃいけないっていうの?」
「いいえ、聞いてみただけです」
「そ、じゃあさっそくお茶の一つでも出していただこうかしら?」
18 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:53:05 ID:t9cwEGtq
「お茶受けはいつものでいいでしょうか」
「そうね、今日は栗きんとんもつけてほしいな」
ミネルバは軽く首を傾げ片目をつむって目一杯可愛らしく見えるようにウインクをした。これで乗せられない殿方はいない、筈なのだが。
「それだとリラックスティーより緑茶の方がよさそうですね。ちょうど緑の草がいっぱいありますよ」
いたって普通の反応。
生来の朴念仁なのか血統書つきの天然なのかこの少年に対してはいまいち効果が発揮できない。
(なんだか自信なくなっちゃうなあ……)
それでもこの少年の作る栗料理にはちょくちょく通うだけの価値があるのだからタチが悪いと言える。
中でも見た目は最悪だが味は絶品というミステリーフードが格別なのだ。似たような見た目のものは自分でも作ったことはあるだがそれとはまったく異なる味わい。それこそ月とトータスほどに違う。
かつて誕生日に姉が初めて作ってくれた料理がこれとよく似ていた。それとも違う味なのは作った人の個性だろうか。
「うーん、美味しかった♪」
「お粗末さまでした」
「じゃあお昼にまた……っくしゅ!」
派手にくしゃみをした後に寒気が襲ってきた。肩を抱くと自分が軽く震えているのがわかる。
「ミネルバさん、大丈夫ですか!?」
「ぐす……風邪ひいたみたい……夕べ夜更かししすぎたからかなぁ……」
「早く帰って寝た方がいいですよ」
「うぅ……ミネルバにお昼ご飯持ってきてくれる……?」
「持って行きますから、早く休んでください。送っていきますから」
「えへへ、約束だからね……」
ミネルバはラグナに支えられながらなんとか歩くことができた。
ラグナがドアを開いた瞬間凍えるような強風が吹き込みミネルバは身を縮めた。外は吹雪になり始めていた。後数分もすれば数メートル先さえ見えない猛吹雪となるだろう。
大きな音を立ててドアがしまった。
一気に吹き込んだ風で更に体が冷えたのかミネルバは強い脱力感にみまわれた。
きつく閉じていた目を開き見上げると心配そうにこちらを見下ろしている顔があった。できればそんな顔をしないでほしい。自分に対して向けて欲しいのはそんな表情ではなく……もっと……
徐々にまぶたは重くなり、ラグナの顔も遠ざかっていった。
7 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:06:27 ID:LfAy+aOs
19 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:53:51 ID:t9cwEGtq
姉が小さい頃から願い続けてきた理想が自分には理解できなかった。
なぜ願うのかも理解できなかった。
姉が自分のもとを離れた理由もいつまでも理解できなかったし、姉が傍に居なくなってからの自分はもっと理解し難かった。生まれたときから傍にいたというのに。
その距離を縮めたくて必要以上にひっついていたのかもしれないと今では思う。
時が経つほどにその距離は広がっていき、ついには本当に彼女は自分のもとからいなくなってしまった。
昔故郷の国の森で迷子になったとき、泣きじゃくっていた幼い私は何度も姉の名を呼んでは返って来ない返事を待ち続けていた。
森の空気の冷たさと言いようのない心細さと深みを増す暗闇の中で座り込んだままどれだけ時が流れたのか。
自分を呼ぶ声を期待しながら待ち続けていたのはそうしていれば姉が迎えにきてくれると思ったからだった。
ああそうだ、あの時私は迷ったんじゃない。
自分で……森……へ……
そして私はそのまま……
20 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:55:14 ID:t9cwEGtq
衣服に染み込んだ寝汗の冷たさを肌に感じると無性に裸になりたくなった。半分まどろんだ頭にはまだいくつかの映像が焼き付いていた。だんだんと夢の内容が曖昧になっていき断片的にしか思い出せなくなったころ階段を昇ってくる足音がした。
「あ、ミネルバさん、起きてたんですね。牛乳がゆを作ったので晩御飯にしましょう」
ラグナはベッド脇の台に鍋を置くとミネルバの額にそっと手を当てて熱を計った。ミネルバは一瞬自分が子供に戻った気がしてくすぐったくなった。
「よかった。風邪薬が効いたみたいですね」
「え、覚えてないけど……」
「寝ているミネルバさんに飲んでもらうのは大変でした」
ミネルバはかぁーっと顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。
「レ、レディが寝ているあいだに勝手に何か飲ませるなんて!」
「き、緊急事態でしたから……」
「もう、バカバカバカバカーっ!!! そ、そんなの起きてからでいいじゃない!」
「す、すいません。ミネルバさんがあんまりうなされてるものでしたから」
うなされていた理由自体は多分違うのだが、それを訂正できないほど夢の記憶は不確かになっていた。
ミネルバはラグナを半ば睨みつけるように見据えた。
「いい!? 今回は仕方がなかったと思ってあげるけど、次やったら百たたきだからね! ……もう」
ミネルバは腕を組んでため息を吐くと牛乳がゆをいそいそと小皿によそっているなんともデリカシーに欠ける少年に向けて不満のこもった視線を向けた。
きっとこの底抜けのお人好しはそんな目線に気づきもしないだろう。
だが、それもこれも好意というか善意というか、素朴な優しさからくるものだというのはわかる。
わかるのだが、それは向けられる側にとっては、少なくとも自分にとっては、たまらなくくすぐったいというか、有り体に言うと恥ずかしすぎるのだ。
「はい、ミネルバさん、どうぞ」
ニコニコしながら牛乳がゆを差し出してくる。素直に受け取る気にはなれない。しばらくそっぽを向いているとラグナは困った顔を見せた。
ちょっぴりの罪悪感と、ちょっぴりの優越感。
子供っぽい支配欲だとは思うのだが、この少年の前で大人で居続けるのはなかなかに難しいのだ。
「どうすれば食べていただけますか?」
この言葉を待っていた。
8 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:07:33 ID:LfAy+aOs
21 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:57:13 ID:t9cwEGtq
「ねぇ、ラグナ……」
うつむいて目一杯乙女の恥じらいを演じる。
肩を寄せ軽く握った右手で口元を隠す。
ラグナもこちらの様子の変化に気づいたようで、小皿を手に固まったままこちらをじっと見つめて言葉を待っている。
「 ……ところで……さ……」
ちらりと視線だけ向ける。
「どうやって……飲ませたの……?」
自分が何を言わんとしているのかラグナには伝わった筈だ。あとは反応をじっくり見て楽しませてもらうだけだ。
「え……?」
「た、例えば……その……くち……うつしとか……///」
すっと視線を外し意味深な空気を演出する。
視界の外でラグナがどんな顔をしているか想像しただけで頬が緩みそうになる。それを必死でこらえる。
だがここではっと気がついた。
もし本当に口移しで飲ませていたとしたら?
ラグナに限ってそんなはずはないと自分に言い聞かせるのだが頭の中では寝ている自分に唇を重ねるラグナの姿が意に反して勝手に浮かび上がる。
口内に差し入れられる舌が自分の舌と触れ合い錠剤を互いの舌で弄んだあと唾液を流し込まれそのままゴクリと飲み下し……
そこまで想像した途端顔面が火にでもあたったかといわんばかりに熱くなった。たとえの一切を抜きにして顔が真っ赤になる。
もしかして本当に口移しだったのかもしれない。もしそうだったらどんな態度でいるべきだろう。怒ろうか、それとも泣くべきだろうか?
むしろ自分はその結果を期待しているのではないか? 実はラグナをからかってやろうと思っていたのではなく、加虐心によるものでもなく、自分の願望か何かで答えを引き出そうとしていたのではないか?
心臓の脈打つ音がいよいよ聞こえようかというころ。
「鼻をつまんで水で流し込みました」
ほのかな期待は打ち砕かれ、次の瞬間思わず手が飛んでいた。
22 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:58:09 ID:t9cwEGtq
「バカッ! バカバカバカバカバカバカバカーッ!!!! そういうときは、嘘でも、したって、言わないと、いけないの!!!!」
「す、すいません……」
「謝ってもダメ! ダメだからね!」
激しい剣幕に狼狽えるラグナ。
自分の怒りがどれだけ理不尽なのかわかってはいるのだが、矢継ぎ早に飛び出す言葉を止めることができない。
「すいません……」
落ち度などまったくないというのに謝るラグナを見て胸が痛む。
本当はそんな顔などさせたくはなかったのに。
それでも気持ちは収まらない。身が引き裂かれるような思いは自分を放してはくれない。
「ラグナはほんとはミネルバのことが……嫌いなの? ねぇ、答えて……」
「そ、そんなことは!」
「だったら……ミネルバのお願い、聞いてくれる……?」
一連の流れの中で行き着く先がはっきりする。
「な、なんでしょう?」
今ならどんなわがままも許される、そんな確信めいた予感と暴走する欲求に歯止めをかけられない歯がゆさとが交錯する。今ならどんなタブーもタブーにはならない気がした。
こうなったら後戻りはできない。口に溜まった唾をゴクリと飲み下し、声を絞り出す。
「き……キスしてくれたら……許してあげる……」
ラグナの目を正面から見ることができず顔をぷいっと逸らしてしまった。
いったいどんな表情をしているのだろう。驚いているのか、呆れているのか、もしかして変な奴だと思われたかもしれない。
もしそうなら明日からどんな顔をすればいいのだろう。
もし嫌われていたら。早まったかもしれない。焦り過ぎたのかも。
突拍子もないことを言ってしまった後悔と焦燥からラグナの顔をまともに見ることができない。
ミネルバはぎゅっと目をつむりラグナの言葉を待った。
9 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:07:58 ID:LfAy+aOs
23 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 00:59:22 ID:t9cwEGtq
言葉は返ってこなかった。恐る恐る目を合わせるとそこには真剣な表情のラグナがいた。
なぜそんな表情をしているのかわからない。想像だにしなかった。
こんな表情は見たことがない。
いつもどこかふわふわしていて時々何も考えていないんじゃないかとさえ思えるような脳天気な少年だと思っていた。
ラグナは普段どんな時にこの表情を見せるのだろう。今のラグナは外見よりも大人びて見える。
気持ちの真剣さが滲み出ているようだ。
そんな想いを込める言葉とはなんだろう。ミネルバにはわからなかった。
「ミネルバさん……」
「う、うん……」
「初めてなので上手くできないかもしれませんが……がんばります」
なんともくだらない理由もあったものだ。
だが、そんな理由でここまで真剣な表情ができるのもラグナくらいだろう。
拍子抜けしてしまったものの、決して失望させるものではなかった。
頭の中が真っ白になり、次いで口元がほころんだ。何も考えることができないままつい笑ってしまう。
相変わらず真剣な表情のラグナ。
それなのに胸の鼓動は先ほどよりも一層高鳴っている。胸に手を当てると心臓が暴れているのが感じ取れた。
「下手だったらやりなおしだからね……」
いじわるっぽく笑い、次いで瞳を薄く閉じながらおずおずと唇を差し出す。
肩に手が置かれる。
触れられた肩からラグナの体温が伝わってくる。肌と肌が馴染み合い互いの温もりが混ざり合う。
唇と唇が触れ合おうかというところで瞳を閉じきった。唇と唇が交わった瞬間、牛乳がゆの香りがした。
舌と舌が絡み合い互いの歯をなぞり合う。
ラグナから差し入れられた舌を唇ではさみ舌先でチョロチョロと弄ぶ。
お返しに差し入れた舌はちゅうっと吸われ唾液を飲まれてしまった。
密着していた唇を半分ずらして隙間をつくり舌と舌を押しつけ合うとヌルヌルと滑った。吐息と口内の温もりが交わされ白い煙となって冷たい室内を舞う。
手と手を合わせ指と指を絡め合う。
うっすらと涙が浮かび上がって頬を伝わり落ちた。
何分間そうしていたかわからない。
ゆっくりと唇を離すと、思わず衣服に手をかけていた。
さりげないアピール。
寒さなどまったく気にならないほどに熱気をおびた身体が疼き、そのまま僅かに衣服の裾をずらして素肌をあらわにする。
ラグナの手が添えられそこから奥へと遠慮がちに進んでいく。
24 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:00:12 ID:t9cwEGtq
肉親以外は誰も触ったことのない身体にラグナの手が這わされていく。
それにつれてずり上がっていく上着。
裾に手がかけられめくられていく。
褐色のお腹があらわになり、次いでみぞおちが、胸が明らかになる。
胸のすぐ上で一旦中断され、脇を抱えられるようにして衣服がささえられる。生まれて初めて異性の目に乳首を晒している。
ミネルバはまともにラグナを見ることができず思わず上目遣いになる。
誉められたものではないが自分の身体はエルフの国でも一二を争う未熟さだ。ラグナががっかりしたらどうしようと不安がよぎる。
「へ、変じゃない……? お、お姉ちゃんみたいにスタイルよくないし……」
「全然変じゃないです、とってもかわいいですよ」
「そ、それってどういう意味?」
「とてもスレンダーできれいです」
「ラグナは……このくらいの方が好きなの?」
「あはは……実はそうです」
「そうなんだ……ちょっと、得した気分かも♪ 男の子ってみんなおっきい方が好きなんだと思ってたなぁ。それともラグナが特別なのかな? えへへ」
ミネルバはラグナの首に両手を絡めると猫のように額を擦りつけて甘えてみせた。
「特別なラグナには特別に触らせてあげる♪」
「あ、その前に、舐めてもいいですか……?」
ミネルバはどきっとする。
「な、舐めても味なんかしないわよ……ま、まぁいいけど……ひゃっ!」
言い終わるのを待たずにラグナの舌先がミネルバの乳首にあてがわれた。チロチロと舌先で弄ぶとそのまま口に含んで軽く吸い上げる。ほんのわずかな膨らみがミネルバの呼吸につれて上下し、ラグナの鼻先に押し当てられる度にふにゅっとたわんだ。
「く、くすぐったいよ……」
「じゃあこういうのはどうでしょう」
ラグナはミネルバの乳首を甘く噛むと舌先で先端を刺激する。
「ちょっと……まっ……待って……噛んじゃだめ……っ」
コリコリという音の中ミネルバの呼吸は荒くなっていく。
「ラグナ……なんだか……変な気持ちになるよ……」
「気持ちいいですか?」
「なんていうのかな……ミネルバはラグナに舐めてもらうの……ちょっと好きかな……んっ……」
ビクンと身体を震わすと肩をすくめて大きく息を吐く。
ラグナの指がスカートの中へと伸びかけたところでミネルバが制した。
「ラ、ラグナ……そろそろ、ミネルバの順番だよ……代わって……?」
10 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:10:18 ID:LfAy+aOs
25 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:01:13 ID:t9cwEGtq
ミネルバはラグナの股間にある膨らみに軽く手を乗せ恥ずかしそうにしながらラグナを見た。
先ほどまでの見られる恥ずかしさとは違う恥ずかしさがこみあげてくる。
「え、えっと……ぬ、脱がせるからね?」
ラグナのズボンを少しずらし中を探ると熱く火照った突起物が手に触れた。そっと両手で包むと熱を帯びていて、表面はとても柔らかいのだがすぐ奥は固く芯のように弾力があるのがわかった。
下着から引き出しズボンをさらにずらすと先端があらわになる。
初めて見たそれは濃いピンク色でやや反り返っており先端の縦スジから透明の液体がわずかにこぼれていた。
何か別の生き物のようにも見えたが、不快感は感じなかった。これがラグナの体の一部だというのが意外でもあり、先端の刺激に合わせるようにかすかに身じろぎするラグナを見ていると少しだけ可愛いとも思った。
よく締まって余分な筋も肉もないラグナの体はここ以外は自分達とそう変わらないようにも思えた。
触れる度に苦しそうに震えている。手よりも柔らかい部分で触れた方がいいのだろうか。
そう感じて、ミネルバはおずおずと自分の舌先を先端のスジになった部分に優しくあてがった。
ラグナの体がピクリと反応し、息づかいが大きくなるのが聞こえた。
チロリ、チロリと舌先で愛撫し、時々舌の腹をそっとあてがう。その度にもらされるラグナの切なげな吐息が正解を知らせてくる。最後に軽く口づけをするとミネルバはラグナの顔を見上げた。
「ミ、ミネルバさん……」
「ど、どう……? ラグナは……ミネルバが舐めるの好き……?」
「す、好きです……ミネルバさん……」
ミネルバは自分の顔が耳まで赤くなるのがわかった。
「そ、そんな言い方されると、は、恥ずかしいよ……で、でもよかった……気に入ってもらえて……」
「今度はぼくの番ですね」
「え……あ……う、うん……で、でも、匂いは嗅いじゃだめだからね? お、おしっことか……出るとこだし……」
「あはは、でもミネルバさんの匂いならおしっこでも僕は好きです」
「だ、だめだめだめだめーっ! ち、違うところにしてよっ」
「じゃあお尻にしてもいいですか?」
「も、もっとだめ! ラグナのバカ!」
「あはは、じゃあ、仰向けになってください」
「……ラグナのエッチ……」
26 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:01:59 ID:t9cwEGtq
言われるがままに仰向けになると両手を胸の前で軽く重ねる。脚はきゅっと閉じるのだがスカートの丈が短いせいでどうしてもお尻が少し見えてしまう。ラグナの視線を感じて余計に恥ずかしくなる。
ラグナがスカートの両端を持ってめくり上げるとミネルバは胸元で重ねていた両手で口元を隠し、きつく目を閉じて恥ずかしさに耐えた。下着は股間の部分だけが少し湿り気を帯びていて縦のスジがうっすらと浮かび上がっている。
「や……やぁ……」
ミネルバは嫌だと言おうとするも息をするのに精一杯で声にならない。
ラグナの腕が太ももと股間の間にあるわずかな隙間にするりと割って入り、ミネルバはほとんど抵抗することもできず両脚をお腹の方へ倒されると這い上がるラグナの手に押し広げられお腹と股間をさらけ出した。
叫びたいほどの恥ずかしさで逆にまったく声が出ない。息が止まりそうなほど心臓は脈打っている。
割れ目の上端にラグナの人差し指の腹が当てられ前後上下に動かされる。起伏がフニフニと変化する。
もはや自分が何をされているのかも曖昧になりながら感覚だけは鋭敏にラグナの指使いを感じ取っていく。
頭の中では一つの名前だけが繰り返し叫ばれる。他の一切が意識から失われていく。
下着の上端に指がかけられスルスルと引き下ろされ、太ももにひっかかって止まる。途端に汗が湯気となって舞い上がり女の子の匂いがラグナの鼻先まで立ちのぼる。
ラグナは下着の両端を親指の根元でひっかけると膝上までずりあげた。
「ひゃぅっ……」
ミネルバがかすかに嬌声を上げ身じろぎする。
ミネルバの秘部には縦スジが一本だけスッと通りそれがお尻の穴の少し手前まで続いている。割れ目の部分だけにほんのわずかな膨らみがあった。陰毛はなくつるっとしていて普通の皮膚と同じような質感をしていた。
「ミネルバさんのここ、すごくすべすべしてますね」
「こ、子供っぽいってこと……?」
「いいえ、とてもきれいだと思います」
故郷の同年代の中で一人だけいまだに生えていないことがコンプレックスだったのだが、それくらいで自分を子供扱いしないラグナに少しだけ心の中で感謝する。それも単なる気遣いではなく本当にそう思っているという本人にすら自覚がないような優しさが嬉しかった。
「ラグナは……ミネルバのこと好き?」
「え……?」
11 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:10:48 ID:LfAy+aOs
27 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:03:31 ID:t9cwEGtq
「ミネルバはラグナのこと……大好きだよ……」
「ミ、ミネルバさん……」
「ミネルバはまだ……言ってなかったから……」
「ミネルバさん……ぼくはあなたが好きです……ですから……ぼくと……」
ラグナが言いかけたところで唇に指を添えてミネルバは制した。ふるふると小さく首を振る。途端に不安げな表情を浮かべるラグナにミネルバは言い聞かせるように言った。
「もっとロマンチックなときに聞かせて欲しいな……今はその……エッチすぎるから……」
ミネルバが思わず浮かべた照れ笑いに、ラグナも同じ照れ笑いを返す。
「レディが喜ぶような、素敵な夜にしてね……」
「はい……絶対に後悔させません」
「えへへ……じゃあ……ここからはラグナの好きにしていいよ……ラグナはどんな風にするのが好きなのか、ミネルバに教えて……?」
「後悔しても知りませんよ?」
微笑んだあと、ラグナの顔が脚の向こう側へと隠れ太ももが左右に開かれる。いつの間にか下着は左足から抜けていて右足首に引っかかっているだけだった。
思わず手で隠そうとしたがラグナの方が早かった。
ラグナの舌がスジへあてがわれるとそのまま押しのけるように先端を奥へとうずめていく。
くすぐったいような感覚のあと、股間に突然経験したことのない快感が走った。
ラグナが舌先でスジの中に隠れたほんのかすかな突起をなぞるとミネルバの体は激しくのけぞった。
奥歯がカチカチとぶつかり下半身全体の震えが止まらない。自分が何をされたのかわからないまま、ラグナが舌を上下に動かす度に言い知れぬ快感がこみ上げてくる。
「ら、ラグナ、ラ……グナ……や、やめ……やぁ……ひぅ……んあぁっ!」
口元がだらしなく緩み唾液がこぼれるのを抑えることができない。ぴちゃぴちゃとラグナが割れ目を舐める音だけが聞こえてくる。
ラグナがミネルバのスジを開くと奥から出てきた粘液と唾液が混ざり合いラグナの舌との間で糸を引く。
一番上には小ぶりな突起があり、その下に小さな穴、その下には上の穴より少し大きいくらいの穴がある。
ラグナが一番上の突起を舌の腹でこするとミネルバはひときわ大きな喘ぎ声をあげた。
強すぎる刺激にミネルバの意識が遠のきかけたとき、快感の波は徐々に落ち着き緩やかになってきた。
ミネルバがうっすら目をあけるとぼんやりと心配そうなラグナの顔が見えた。
28 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:04:23 ID:t9cwEGtq
「ここはまだ早いみたいですね……」
「……ごめんね……ラグナ……」
「気にしないでください、ゆっくり慣れればいいと思います」
「だ、ダメだよ……ミネルバだけでなんて……いやだよ……」
「ミネルバさん……?」
「もう平気だよ……ラグナ……きて……」
ラグナが衣服をすべて脱ぎ終わるのを見届けてミネルバは両手を差し出した。指と指が再び絡み合いミネルバの頭の隣に置かれる。
枕に頭を乗せると楽にラグナを見上げることができた。同時に、ラグナの全身も一望できる。ラグナの腰が浮き上がり、陰茎が重力と自らの固さの釣り合いでふるふると震えるのが見えた。
そのままミネルバの下腹部に着地すると割れ目をなぞって下り、下端までたどり着いたところで前へと進み始めた。
割れ目の外側がぷくりと広がりラグナの陰茎が奥へ奥へと入ってくる。
未発達の陰唇を割って亀頭が完全に収まる。
触れ合った部分が粘液による密着と潤滑によって吸い付き合い拒むことなく受け入れていく。
「は……ぁ……入って……」
途中何度かキツくはなったものの二人で呼吸を合わせて少しずつ受け入れていくことで痛みはほとんどなかった。
ミネルバは内側の一番奥にラグナの陰茎の先端がくっつく感覚がして目を細め深呼吸した。
ぴったりと合わさっているものの、余裕はまったくなくわずかな身じろぎで胎内に圧迫感を覚える。
ラグナが腰を引いて少しずつ陰茎を抜くとその周りについた愛液の中にうっすらと赤いものが混じる。
いつの間にかミネルバの目尻には涙がたまっていてかすかに頬を伝った。ラグナが繋いだままの手の甲で拭ってくれる。
「ホントに……ラグナがミネルバの中に入ってるんだね……中でピクッて動いてるのがわかるよ……」
「ミネルバさんの中キツくて……気を抜くとあっという間に出してしまいそうです……」
「え……何が出るの……?」
「あれ……もしかしてミネルバさん……」
「し、知らなくて悪い……?」
知らないことが悪いとは思わなかったけれどもそんなに意外そうな顔をされると面白くない。それほど重要なことなのだろうか。
「い、いえ、悪いなんてことは」
「じゃ、じゃあ教えて? 何が出るの……?」
「白い液が……その、精液っていうんですけど」
「出るとどうなるの……?」
「えー……と……赤ちゃんが……できます」
「え……!?」
12 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:11:17 ID:LfAy+aOs
29 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:06:44 ID:t9cwEGtq
突然ミネルバの膣内の締め付けが増し、ラグナは一瞬射精しかけたもののなんとかこらえた。だが粘り気を持たない精液が少し漏れてしまい陰茎が若干固さを失う。
「う……あ……ミ、ミネルバさん……」
「ラ、ラグナ……ごめん……」
「い、いえ……こちらこそ……少し出してしまいました……」
自分はなんて知識不足だったのかと後悔の念が押し寄せてくる。知らないで済まされることではなかった。
「ラ、ラグナ……」
「すみません……ミネルバさんが知らないのをいいことに僕は……最低です……」
「ラグナ……」
「本当に……ごめんなさい……」
ラグナが何故最初にあの言葉を言おうとしたのかがようやくわかった。
あの時ラグナの言葉を遮ったのはとんでもない裏切りだったのではないだろうか。
ムードに流されて伝えるべきことを怠っていた。
けれど、謝罪の前に言うべきことはまだ残っている。
心を決めて伝えるべき言葉を頭の中で繋げていく。
「ねぇ……ラグナ……」
「……はい……」
「ラグナはミネルバの中に……出したい……?」
「え……!?」
「えっと……その……あのね……」
死ぬほど恥ずかしいのは自分への罰かもしれない。だがこの言葉だけは今自分が言わないといけないのだから。
「ミネルバは……中に……出してほしいな……」
ラグナの目が丸くなり耳まで赤くなっていく。
おそらくこれ以上赤くなるのは無理だろうというほどに。
自分もバカだったとは思うけれど、ラグナもバカだ、バカ同士だ。
「ミ、ミネルバはラグナのことが大好きだってちゃんと言ったもん……ミネルバは、それくらいでラグナのこと嫌いになったりしないんだよ……?
あ、赤ちゃんだって、ラ、ラグナが欲しいっていうなら、その、ミネルバは、い……いつでも……だ、ダメ! これ以上は言えないよっ!//////」
「ミ、ミネルバさん……僕も……ミネルバさんと……」
「い、言わないで、言っちゃダメッ! ダメ!」
言葉の続きを聞いたら本当にどうかしてしまいそうだった。意識を保てるギリギリの線を綱渡りしている気がした。
「子供を……作りたいです……」
聞いてしまった。
もうまともにラグナの顔を見ることができない。自分がどんな表情をしているのかなど考えたくもなかった。
30 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:07:48 ID:t9cwEGtq
「バカ! バカバカバカ! は、恥ずかし過ぎて死んじゃったら、ラ、ラグナのせいなんだからね!」
もはや理性は吹っ飛んでしまった。なんというか、今の自分はあんまりだと思う。
このまま消えてしまいたかったが、よく考えたらそれはもったいなさ過ぎる。
「ミネルバさんは……後ろからするのは嫌ですか?」
「う、後ろから?」
「うつ伏せになってもらって背後から入れる形になります」
それならラグナの顔を見れなくても不自然ではない。その間に平静さも取り戻せるだろう。願ったり叶ったりだが、よく考えたらラグナ自身も今こちらを正視できないほど恥ずかしいのではないだろうか。
そう思うと後ろからするというのは良い考えに思えた。
「こ、これでいい?」
一旦離れ向きを変えて腹ばいになると枕を抱えて胸を乗せる。脚は自然に伸ばしているだけで開いているわけではない。
この体勢のままでかまわないのだろうか。
「ええ、大丈夫です」
背中にラグナの重みを感じ、手の甲に手のひらが重ねられる。首の裏を舐められるくすぐったい感触がして、まるで猫になったような気がした。
次いでラグナの陰茎が股間に触れた感触がしてそのまま中へと入ってくる。
反射的に脚を閉じてしまったのにラグナの陰茎はお構いなしに奥まで入ってきた。脚と脚の空間から滑り込むように差し入れられ、どれだけきつく脚を閉じようともまったく抵抗することができず力を入れすぎた脚がガクガクと震え無意識に足の指をぎゅっと握ってしまう。
征服されているような感覚。
抱かれているというより犯されている感覚に近い。あまりの衝撃で他のことを考える余裕がなくなってしまった。
一瞬脳裏に強姦されているような錯覚がよぎる。
だが次の瞬間にはラグナにならされてもいいかと思ってしまい、心の中で自分をなじった。
「ラグ……ラグナの……ばかぁ……」
ラグナの腰が引かれ陰茎の先端が抜けきる直前に奥へと突き入れられる。前後に動き始めたラグナの陰茎がミネルバの愛液をかき出しシーツに染みを作っていく。
ラグナが動く度にミネルバの尻がたわみ接合部からはちゅくちゅくといやらしい音が漏れ出す。
長く大きな耳が自分が犯される音を否応なくとらえ頭の中でその音が反響する。
突き出した舌先から唾液がこぼれ落ちても気にする余裕さえない。
13 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:12:08 ID:LfAy+aOs
31 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:08:23 ID:t9cwEGtq
「はっ……はぅぅっ……は……ぁぅ……あっぅ……はぅ……は……はぁぁ……ぅーっ……はぁ……はぅぅ……」
だらしない声を漏らしてしまうのはラグナの顔が見えないせいで自分を縛ることができないからだ。
ラグナにも聞こえていることが頭でわかっていても止められない。
中でラグナが動く度に快感が下半身から湧き上がってくる。
この快感を望んでラグナに精液を出すなというのは無理というものだ。たとえ中に出されることを拒絶していようとも、もっと突いて欲しいという衝動がラグナの限界をいつか超えさせてしまうだろう。
中に出されるのはまだ少し怖かったがとても今やめられる気がしない。
出入りするたびに亀頭が子宮口にぶつかり期待感をあおられる。
あの時妊娠を受け入れたのは正解だった。どう答えていようと結果は変わらなかったのだ。
今中に出されなくても自分は再びラグナと交わることを望み、後戻りのできない境界線を易々と超えるだろう。
ならば、後悔も罪悪感もない今は正解に間違いがないのだ。ただ快楽に流されているのではないと思えるのだから。
「ラグナ……きて……いつでも出して……いいからね……ミネルバは……もう怖くないよ……ラグナになら……ラグナの赤ちゃんなら……っ」
ラグナの腰の動きが更に速まり射精が近いことを知らせる。
「ミネルバさん……ミネルバさん……!」
だんだんとミネルバの腰も浮き上がっていき絶頂を受け入れる姿勢になる。
「はぁっぁぅっぅ……ラグナ……ラグ……はぅっ……ラグナぁ! ラグ……ナ……きもちいいよぉ……ラグナ……欲しいよ……ミネルバも……ラグナの……ふぁあぁぅっ!!!!」
ラグナの腰の運動が止まり胎内に熱い感覚が染み込んでくる。子宮の奥に精液が届いたような感覚がする。
どくりどくりと注がれた濃厚な精液が残さず胎内に収まった気がした。
一滴もこぼすものかとこちらからもお尻をラグナの腰に押し付ける。お尻の形がラグナの下腹部に合わせてたわみ密着度を高める。
子宮口と亀頭先端の縦スジがぴったりと合わさりほとんどこぼれることなくラグナの精液がミネルバの子宮内にため込まれていく。
胎内が言い知れぬ満足感に満たされる。
首すじにキスの感触がしてたまらなく猫のように甘えたくなった。
背後からぎゅっと抱きしめられる。
このまま眠りに落ちるのは、あまりなもったいない。
夜はまだこれからなのだから。
32 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:09:03 ID:t9cwEGtq
「やっぱり厚着した方がいいんだね、って当たり前かな。あはは」
「吹雪がやんでよかったですね」
「そうね、今日が聖夜祭だって忘れてたし。ギリギリセーフっ!」
「いいえ、もう1時ですから完璧アウトです」
「それでも景色がキレイだからオッケーっ!」
「大樹も今日は真っ白ですね。ミネルバさん、今日はお弁当を作ってきました」
「なになに?」
「元牛乳がゆです」
「ど、どうやったらこんなに真っ黒になるの……」
「おいしいですか?」
「まあまあね♪」
「きびしいなぁ」
「なんだか……ここって昔来たことがある気がする……ううん、きっとエルフの国の森に似てるだけね……」
「ミネルバさんの故郷も綺麗なんですね」
「うん……でも……すごく寂しいことがあった気がする……なんでだろ……」
「ミネルバさん……?」
「ミネルバは……泣いてないよね……?」
「泣いても、いいんだと思いますよ。誰かを呼ぶためなのなら」
「ラグナはミネルバが泣いてたら飛んできてくれるんだよね♪」
「ええ……もちろん……ミネルバさんの傍にいつもいますから……」
「そ、それはなんでなのかな……?」
「ミネルバさん……あなたが好きです。ぼくと……結婚してください……」
「……ミネルバでほんとにいいの……?」
「あなたじゃないとダメなんです……」
「ウソついたら泣いちゃうよ……?」
「泣かせたりしません」
「あ、今ウソついたわね!」
「ええっ!?」
「だって……ほら……」
「あ……」
「涙……止まんないもん……」
「絶対に……大切にします……ですから……」
「ダメ……キスしてくれなきゃ……許さないからね……」
雪は音もなく舞い降りて月が無表情を決め込み、心を宿した大樹が見守る前で二人だけの誓いの口づけは交わされたのだった。
33 名前:STRANGE GANTLEMAN 909[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 01:18:46 ID:t9cwEGtq
クリスマスイブに書き始めて結局年を越しました、やっぱり携帯だと時間がかかりますね。
二度も時間を超過したことをお許しください。
前回書いたメロディのお風呂プレイで携帯はもう懲りてたのですが……ミネルバが可愛すぎるんですよぅ
セーブ残したまま鍋大会前々日にイベントクリアしてソッコーで呼び戻して宿屋のベッドを調べたクチです。
あれは……いいものだぁ……
さて皆様あけおめです、今年もよい牧物&ルンファク年になりますように。(ぺこり
14 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 13:13:29 ID:LfAy+aOs
41 名前:1/3[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 20:11:25 ID:YOkks1ou
はぁ、はぁ、と、高まったラグナの息づかいがその場を支配していた。
「ミストさん、ずっと僕を誘惑していたんですよね……?」
ラグナが迫る。二人の距離はつま先が触れるほど近くなっていた。
「今日のラグナさん、変ですよ」
「ミストさんがいけないんですよ」
ラグナは一歩前に出ると、ミストの腰に手を回して自らへ引き寄せた。
「やめてください、ラグナさん」
ぱしん
平手打ちだった。
ラグナの目がギラリと光る。
さらに一歩、今度は威圧的に、ミストに迫った。
ミストがもう一度、半身を逸らす……。
がしっ
ラグナにとって、女性の平手打ちを見切って腕を掴むなど、容易な事だった。
しかしミストも怯まなかった。反対の手を振り上げる……。
ぐいっ
ラグナは急に掴んだミストの腕を天へ引き上げると、露わになった腋へ顔を近づけた。
「え……っひあっ!?」
がくん、とミストの膝が落ちる。
身体に力が入らない。ラグナの腕一本で吊された格好になり、情けない姿だった。
「ミストさんが腋弱い事は知っているんですよ」
突然言うことを聞かなくなった身体に、何が起こったのか解らないでいたが
ようやく理解する。ラグナに腋を舐められたのだ。
服が擦れる事すら嫌って、常に服装にも気を使っている腋を。
「はっ……あ……あ」
まともに声すら出ない。吊り上げられたまま、腋に這うラグナの舌を、ただ受け入れるしかなかった。
身体の隅々まで舌遣いの感覚が走り、指先を動かすことすらできなくなる。
だらしなく空いた口から涎が二滴、床までぽたぽたと落ちた。
永遠に思える時間。
42 名前:2/3[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 20:12:35 ID:YOkks1ou
ざさっ
気付いた時には、床へ仰向けに倒されていた。
すぐにラグナの身体が覆い被さり、服の胸元へ手を掛けた。
びりりりりっ!
もはやミストの身体に、抵抗する力は微塵も残っていなかった。
首筋、鎖骨、胸へ、ラグナの舌が乱暴に這っていく。
「酷い人……ですね。お気に入りの服なんですよ……?」
「ミストさんはこんな時でも笑顔なんですね」
自らの唾液で口の周りをべったりと濡らしたラグナは、お互いの鼻が触れ合うほどミストの顔に近付いて言う。
その手は、ミストのへそを下って下腹部まで伸びていた。
「……そこは、女の子の一番大切な所なんですよ?」
「だからこそです」
ラグナはミストの両足を持ち上げてまんぐり返しにすると
白い桃のような尻に手を這わせ、下着を掴むと上まで一気に引き上げた。
最後の壁を破られ、露わになったそこは、陶器のような白さに、微かに一本朱がさしていた。
ラグナは上目遣いでミストの顔を見上げながら
見せつけるようにゆっくり、ゆっくりと顔を近づけていく。
「すごいミストさんの臭いがしますよ」
「酷い人ですね……っ!……っは」
ヌチュリ……ラグナの舌が秘部をなぞる。
執拗に上下を繰り返した後、目一杯伸ばした舌を、ピクピクと震える穴へ押し込んだ。
「んっ……く、んん……ぅあ」
ニュチ、ピチャと淫らな音と、ミストの低く耐える声だけが部屋を満たす。
「もう我慢できません」
ラグナが再びミストの身体に重なる。
強固に反り返ったモノが、ラグナの唾液で濡れそぼったミストの中心へあてがわれる。
「だ……だめ……です……」
「もう遅いですよ、ミストさん」
耳元で聞こえるラグナの息づかいは、獣のように荒々しかった。
43 名前:3/3[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 20:13:27 ID:YOkks1ou
ず、ぐ、ぐ、ぐ
入り口の傷みを感じる暇もなく、次の痛みが襲ってくる。
螺旋を描いて身体を貫くような感覚の連鎖に、ミストの頭はがくがくと痙攣した。
ラグナはそんなミストに今まで感じたこともないような優越感を感じながら
一気に腰をミストの身体へ打ち付けた。
「っくぅぅぅぅぅぅっ!」
しゃああああ……ぱしゃぱしゃぱしゃ……。
結合部のすぐ上から、黄色い液体が勢いよく流れ出た。
ラグナの身体に掛かり、ミストの身体を濡らし、二人の境界をさらに無くすようであった。
「ミストさん、あったかいですよ。入れただけでイッちゃいましたか?」
「はあ、はあっ……ひ、ひっ」
「『酷い人』ですか?」
「一目惚れした相手とっ、繋がったのですから当然です、……はっぁ」
ラグナはその時、初めて気付いた。
痛々しいミストの笑顔に、気丈な頑張りと切なさが入り交じっている事に。
「そ……そ、んな……ミストさん……」
思わず後ずさるラグナ。あれだけ頑固に押し入っていた結合部は、あっけなくヌルリと抜けた。
黄色で濡れそぼった全体に、赤い鮮血がとくとく、と細く流れ出る様はあまりに悲惨だった。
しかし、ラグナはその様を見ることなく、むしろ焦点も定まらないまま壁まで後ずさると、
脅えるように後ろ手でノブを探し、下も履かないまま外へ飛び出した。
足音が、遠く遠くへ消えていく。
後には、キイキイ……と、ラグナの開け放った扉だけが空しく音を立てている。
「……女の子をこんな状態で……置いていかないで下さい……よ……」
首だけをそっと横に向けるミスト。
髪が垂れてその表情は隠れたが、ひとすじ、水滴が頬を伝って床へと落ちた。
15 名前:
蕪は無慈悲な畑の女王
:2009/12/11(金) 13:14:30 ID:LfAy+aOs
69 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:36:46 ID:jPZN87y6
「ラグナさん、今日のお夕飯、何か食べたいものあります?」
「いやぁ、今はあんまり食欲がないんですよ」
「それはいけません、食欲がないからって食べないでいるとどんどん悪くなる一方ですから。
栄養はきちんと取ったほうがいいですよ」
「ごもっともです。でも食事の前にもっともっと大事なことがあると思うんです」
そう言うとミストさんはきょとんとした顔で、
「そうなんですか。ごめんなさい、あたしったら気が回らなくて。でも、大事なことって何でしょう?」
「まあ、言いたい事はいろいろありますけど、とりあえずこのロープほどいてくれませんか?」
「ああ、それはダメですよぉ。ラグナさんにはもうしばらくの間そのままでいてもらわないといけませんから」
「ですよねー」
窓にはカーテンがかかっていて外の様子はよく分からないけど、もう日が落ちてからだいぶ経っているのだろう。
あまり自由にならない体で辺りを見回してみる。
何度か来たことがあるので間違いない。ここはミストさんの家だ。
……こんな形で訪れる羽目になろうとは夢にも思わなかったけど。
自分がいるのはおそらくベッドの上か。ほのかに甘い香りがするのはやっぱり女の子だからだろう。
……両手両足を縛られていなきゃ格好のシチュエーションだったろうに。
改めて自分のおかれた状況を整理してみる。
……改めて考えるでもなく、まごうことなき拉致監禁であった。
70 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:37:46 ID:jPZN87y6
「えーっと、ミストさん、聞きたいことがあるんですがいいでしょうか」
「やだなぁ、あたしとラグナさんの仲じゃないですか。遠慮なんてしなくてもいいんですよ」
拉致監禁されるとか、どんな仲ですか。
「まずですね、どういった訳で僕はこんな目にあってるんでしょう」
するとミストさんはほのかに頬を赤らめ、
「えぇ、言わなきゃいけないんですか? それはちょっと恥ずかしいですね……」
「いやいやいや、人を掻っ攫っといて今さら恥も外聞もないでしょう!」
いやもうホントに、何でこんな目にあうのか皆目見当もつかないんで、せめて理由だけは教えてほしいんですが。
「そうですね。そこまで言うなら」
そう言うとミストさんは目を閉じ、かすかに深呼吸をし、ゆっくりと口を開いた
「ラグナさん、好きです。愛しています」
……告白された。こんなところで、こんな状況で。しかも答えになってないし。
「お分かりいただけましたか?」
「はっはっは、もうなにがなにやら」
あれー、おかしいですねー、見たいな表情で首をかしげるミストさん。
おかしいのはあなたです。別に愛の告白くらい誘拐せんでも出来るじゃないですか。
「あ、そうだ、ラグナさんはこの街に来て日が浅いので知らないのかもしれませんが、
カルディアでは好きな人が出来たら攫って自分のものにしてもいいっていう風習があるんですよ」
「嘘ですよね」
「はい、嘘です」
ここに来て一年くらいたつけどそんな話聞いたこともなかったです。てか何でそんなすぐばれるような嘘つくんですか。
「ん、別に全部嘘ってわけじゃないです。ラグナさんのことが好きなのは本当ですよ」
「だったら尚更です。こんなことしといて告白が成功するわけないじゃないですか」
「え、そんなことないですよ。成功させるためにわざわざラグナさんを誘拐したんですから」
うわぁ……。
前々からどっかずれた人だとは思っていたけどまさかここまでとは。
「あのー、つかぬ事をお伺いしますが」
「はい、何でしょう?」
「もし断ったりしたら、どうなっちゃうのかなー、なんて……」
「決まってるじゃないですか。首を縦に振るまでそのままですよぉ」
まぁ、そんなことだろうとは思ったけどさ。
16 名前:
蕪は無慈悲な畑の女王
:2009/12/11(金) 13:15:16 ID:LfAy+aOs
71 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:38:39 ID:jPZN87y6
「ちなみに」
「はい?」
「ずっと首を縦に振らなかったら?」
「ずっとそのままです」
「死ぬまで?」
「はい、死ぬまでです」
「……」
「あ、もし死んじゃった場合はあたしもすぐ後を追いますから。
安心してください、ラグナさんを一人ぼっちにさせるようなことはしませんから」
なんて重い想い!
いや、そんなこと言ってる場合じゃなくて。
「いや、でも真面目な話、ずっとこのままってわけにもいかないと思いますよ
言っちゃ何ですが体も汚れますし、トイレの問題もありますからね。人間一人を世話するって思ってるより大変ですよ」
「ふふ、こんな状況でもあたしのことを心配してくれるなんて、やっぱりラグナさんは優しい人です。
でも大丈夫。体は毎日きれいに拭いてあげます。排泄物だってきちんと世話してあげますから。
なんてったって愛する人のためですから。どんなことでもしてさしあげますよ」
やー、別に心配してるわけじゃないんですけどねー。
出来ればさっさと諦めてほしいなーとか思ってるんですけど。
「やっぱり僕なんかじゃミストさんとは釣り合いませんよ。もっといい人がいますって。
例えばザッハなんでどうです? ミストさんにぞっこんみたいですけど」
「もう、どんな時でも謙虚なんですね。でもあたしが好きなのは世界でただ一人、
ラグナさんだけなんですから。そういったお気遣いは無用ですよ」
ああ、なんという逆効果。
ていうかザッハはスルーですか。もうちょっと反応見せてくれてもいいんじゃないですか。
奴も浮かばれませんよ。
「まあ、そうは言ってもいつまでも監禁しておくわけにはいかないでしょうから」
「え?」
早くも方針転換?
「ラグナさんはとても責任感の強い人です」
「はあ」
そんな風に思われてたんですか、別に普通だと思ってますが。
「ですから」
「はい」
「既成事実さえ作ってしまえばきっとラグナさんはあたしのこと受け入れてくださるんです。きっとそうなんです」
「はい、って……ええええええ!」
そういうが早いかミストさんは着ている服に手をかけた。
スカートがすとん、と床に落ちる。
72 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:39:20 ID:jPZN87y6
「不束者ですが、よろしくお願いしますね、ラグナさん」
そういいながらにじり寄ってくるミストさん。まさかこんなところで貞操の危機を迎えることになろうとは、
いいや、もう、どうにでもなっちゃえー、とか思ってると、不意に、
「ミストー、いるんでしょー? ちょっといいかしらー」
ドンドン、と扉をたたく音とともになにやら声が聞こえてきた。
あれは……ロゼッタ?なんでまたこんな時に。
「むぅ、せっかくのいい雰囲気が台無しになっちゃいました。ちょっと待っててくださいね」
この状況をいい雰囲気といいますか。
一度いい雰囲気の定義についてとことんまで話し合う必要があるんじゃなかろうか。
ミストさんは脱ぎかけた服を再度着なおすと、こちらに向かって毛布をばっさりとかけてきた。
「お願いですからほんのちょっとの間、静かにしててくださいね。
もし大声を出したりなんかしたらどうなっちゃうか分かんないですから」
「はは、もうとっくに諦めはついてますよ。僕なんか今更どうなったっていいです」
「ロゼッタさんが、ですよ」
「……」
怖えー、ミストさん、超怖いです。
さすがにロゼッタまで巻き込むのは忍びないので、大人しくしていようか。
頭から毛布をかぶせられているせいで、周囲の状況がよく分からないが、どうやら玄関先でロゼッタを迎えているようだ。
この分なら中まで入ってくることはないだろう。
残念と思う気持ちと、安堵した思いがない交ぜになって微妙な気持ちになる。
毛布の中でじっと息を殺していると、二人の会話が耳に入ってくる。
「あらロゼッタさん。こんな時間にどうしたの?」
「うん、急に悪いわね。ところでさ、ラグナがどこにいるか知らない?」
一瞬、間があってから
「いえ、知らないわ」
「そう、おっかしいわねー。どこほっつき歩いているのかしら」
「ラグナさんがどうかしたの?」
「ん、まーね。野菜の在庫が無くなっちゃったからラグナに今日中に出荷するよう頼んどいたのよ。
なのにいつまでたっても来やしないし。約束破るようなヤツじゃないのは分かってるんだけどね、
ちょっと文句の一つ位は言ってやろうかと思って探してたらどこにもいないし。さすがに心配になってきたのよ」
まあ、モンスターにやられるようなことはないと信じたいんだけどねー、とつぶやく声が耳に入る。
ロゼッタ、惜しい! 相手はモンスターじゃない、もっと恐ろしい何かだ。
「ラグナさんならきっと大丈夫よ。しばらくしたら戻ってくるんじゃないかしら」
「え、あんたラグナがどこ行ったか知ってるの?」
「……ううん、なんとなく、そんな気がしただけ」
「ふーん? ま、いいわ。もしラグナを見つけたらお店のほうに顔出すように言っといてよ」
「ええ、分かったわ」
「じゃ、お願いするわ。ごめんね、こんな時間に来て」
「気にしないで、ロゼッタさんこそ、帰り道、気をつけてね」
「あは、あんたに言われなくても分かってるって、それじゃねー」
17 名前:
蕪は無慈悲な畑の女王
:2009/12/11(金) 13:15:56 ID:LfAy+aOs
73 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:41:14 ID:jPZN87y6
バタン、と扉の閉まる音が聞こえた。ああ、ちょっとは期待してたのに。いや、ロゼッタが無事だったからいいけどさ。
ミストさんは、ふう、とため息をつくとこちらに向き直って、
「ラグナさん、ロゼッタさんとあんな約束なんかしてたんですか」
「まあ、約束といいいますか、なんといいますか。こんな目にあってなければ届けるつもりだったんですけどね」
「んー、困りましたねぇ。これじゃあんまり長い間閉じ込めておくわけにはいかなくなっちゃいました」
「いや、今すぐ放してくれれば解決する問題なんですけど。今回の件、別に誰にも言ったりしませんよ」
「まだダメですよぉ。ラグナさんがあたしのものになってないですから。でも、まぁ、それも時間の問題ですけどね」
そういうと再びミストさんは服を脱ぎ始めた。
今度は何の妨害もなく、あっという間に全裸になってしまった。
正直、両手両足が縛られていてよかったと思ってしまった。きっと我慢できずにこちらから襲ってしまったかもしれない。
それくらいミストさんの体は扇情的だった。
「や、あまり見ないでくださいよぉ、恥ずかしいですから……」
自分から脱いどいて何を、とは思わない。
こんな状況でなんだけど、これから起こることに対しての期待を、僅かながら持ってしまっているから。
男の性ってホントどうしようもないな。
そうこう思っているうちに、ミストさんは僕のズボンに手をかけ、ゆっくりとずり下ろしていった。
露になった一物は、それはもう、天を突くかの勢いでそそり勃っていて、なんかもう、恥ずかしいやら情けないやら。
「なぁんだ。やっぱりラグナさんもあたしのことが好きだったんですね。ほら、こんなに元気になって」
つんつん、と指で突くミストさん。やめてください、なんか出てきたらどうするんですか。
あと、元気なのはいわば男の生理現象というか、不可抗力みたいなものなんで、あまり突っ込まないでください。
「安心しました。ラグナさんはあたしを受け入れてくれるんですね。ふふ、もうすぐ二人は一つになれますよ」
ぜんぜん聞いてないし。まあ、最初からそうだけどさ。
「じゃ、まずはラグナさんから気持ちよくなってもらいますね」
何する気ですか、と言う暇もなく、ミストさんはあむっ、と言う感じで僕の一物を口に含んだ。
「うあっ!」
局部に走る違和感と快感。先端に走る刺激はミストさんの舌先か。
縛られているのがもどかしい。
腰が浮きそうになるくらい気持ちいいのに自由に動かすことすらままならない体。
やばい、出る出る出るっ!何とは言わないけどナニかが出るっ!
くだけた言い方をすれば、射精するまさにその瞬間!
74 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 16:43:05 ID:jPZN87y6
バタン!
「ごめーん、ミストっ! さっき言い忘れたんだけどさ、明日のことなんだけど……って、えぇぇぇっ!!!!」
突如として開く扉。
そこにいたのは先ほど帰ったはずのロゼッタ。
ああ、なんか言い忘れたことがあったのね、なんて冷静に観察できたのは射精直後の賢者タイムだったからだろうか。
冷静になったついでに自分の周りを確認してみる
縛り上げられた上に下半身だけ露出した姿の自分、その両足の間にうずくまるように座っている全裸のミストさん。
口元からは僅かにこぼれ出ているのはさっき出したばかりの精液だろうか。
これを見た彼女はいったい何を思うのだろうか。
顔を上げ、ロゼッタの方を向く。あ、目が合った。
「なっ……、なっ……」
酸欠の金魚みたいに口をパクパクさせていたロゼッタの顔にほのかに赤みが差す。
「なにやってんのよあんたたちぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
カルディアの夜空に、ロゼッタの悲鳴が響き渡ったのであった。
(続く)
※フロンティア全盛の今、申し訳ないですがDS版準拠の設定です。
18 名前:
蕪は無慈悲な畑の女王
:2009/12/11(金) 13:17:16 ID:LfAy+aOs
「……で、結局こーなるわけね」
隣には見事なまでに縛り上げられたロゼッタの姿が。
てかこれ、亀甲縛りってヤツですよね。何でこんな妙ちくりんなスキル持ってるんですか。
「ま、大体のいきさつは分かったわ」
分かっちゃったんですか。話が早くて助かります。
「……ミストのやりそうなことだしね。それにしてもラグナ、あんたも災難よね」
さすがは幼馴染というべきか。ミストさんの奇行に対する耐性も人一倍高いようだ。
諦めの早さまで人一倍早いのもどうかと思うけど。
「そうは言うけどさ、アンタこの状況でどうにかできるの?」
「まさか、どうにか出来るんならとっくにどうにかしてますって」
「だよねー」
あっはっは、と乾いた声で笑う被害者二人。奇妙な連帯感が生まれつつあった。
「で、真面目な話、あんた、あたしをどうしたいわけ?」
確かに、ロゼッタまで捕まえて一体何をしようというのか。
まさか口封じのために始末するとか言い出すようなことはないと思いたいけれど。
「そうですねえ、せっかくなんでロゼッタさんには証人になってもらおうかと思ってます」
「証人?」
「ええ、あたしとラグナさんは今夜、晴れて結ばれることになってます。その一部始終を見届けて貰いたいんですよ」
「ちょっ……、何言ってんのよミスト!」
全身緊縛されていることも忘れてミストさんに食って掛かるロゼッタ。
その拍子に、ロープがどこに喰い込んだのやら「うえっ」と声を上げた。
126 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:03:32 ID:S46/WUcR
「と、とにかくっ! こんなバカなこと今すぐさっさと早急にやめなさい。ラグナだって嫌がってるでしょ!」
「え?」
急に話を振られ、思わず気の抜けた声で返してしまう。
「ちょっと待ちなさい、あんたまさかミストの裸見て変な気起こしてんじゃないでしょうね」
ロゼッタが不審者を見るような目つきで睨んでくる。
そう、このやり取りの最中ですら、何故かミストさんはすっぽんぽんのままでいたのだった。
ちなみに僕の下半身もすっぽんぽんのままだったり。
「あら、ラグナさんは別に嫌がってないですよね。ほら、こんなに元気になっちゃって」
そう言いつつ、思い切り反り返った一物を再びつんつんとつつくミストさん。
やめてください、さっき出したばかりですけどもう一回出てきたらどうするんですか。
「ちょ、だから止めなさいってば! ラグナもいつまでもおっ勃ててないでいい加減その……ソレをしまってよ!」
「そんなこと言われましても……」
見てのとおり、こっちも縛られたままなんでどうにも動きようがないといいますか。
「ああもう、ミスト、いい加減なんとかしなさいよ!」
業を煮やしたロゼッタがミストさんに非難の矛先を向ける。
体の自由が利かないにもかかわらず相手に食って掛かるその姿勢には感服せざるを得ないものがあるけど
いかんせん今回は相手が悪すぎた。
「まあまあロゼッタさん、そんなに怒ったりしないで。別にとって食おうってわけじゃありませんから」
「普通に怒るわよ! ていうかさっさと服着なさい!」
「んー、もうちょっと待っててくださいね。すぐ終わりますから」
「終わるって、なにがよ?」
「それはですねぇ……」
19 名前:
蕪は無慈悲な畑の女王
:2009/12/11(金) 13:18:32 ID:LfAy+aOs
127 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:04:40 ID:S46/WUcR
すっぽんぽんのミストさんがこちらへと這い寄って来て、仰向けに寝ている僕の上に覆いかぶさってくる。
目の前には二つの膨らみが。いや、要するにおっぱいが目の前にでーんと置かれているわけだけど。
へー、ミストさんって着痩せするタイプだったのか、なんてことを考えていると、
「ラグナさん、準備はよろしいようですね」
「へ?」
「ほら、さっきからずっと、勃ちっ放しじゃないですかぁ」
「いや、だからこれはですね……」
「ちなみに」
そう言ってミストさんは自分の脚の付け根辺りに指を這わせて、
「あたしも、準備できてますから」
ほらほら見てください、糸引いてますよー、と言いながら差し出された手には、確かな湿り気と
うっすらと粘り気のある糸が。いや、そんなもの見せられてどうしろと。
「ふふ、ラグナさんは何もしなくていいんですよ。あたしの方で全部、してあげますから」
「ちょ、ちょっと……」
迫りくるミストさんからどうにかして逃げられないものかと、不自由な体をずりずりと動かしてはみるものの、
ごつんと、頭がベッドのふちに当たってしまった。うあ、これは詰んでしまったかも。
「それじゃ、挿れますからね」
馬乗りになったミストさんが、ほんの少し腰を持ち上げる。
先っちょになにやら生暖かいものが触れたと思った瞬間、じゅるりと局部全体が柔らかい何かに覆われてしまった。
それと同時に、腹の上あたりに人間一人分の体重が、ゆっくりと降りてくる。
恐る恐る見上げると、うっすらはにかんだような笑顔を浮かべるミストさんと目が合った。
乗りかかった船というべきか、毒を食らわば皿までというか、はたまた後は野となれ山となれと言うべきか。
とにかく事ここに至ってしまっては、起こったことを嘆くよりも少しでも前向きな選択を取るべきだろう。
まあ、言ってしまえば気持ちいいからこのままやっちゃえー、ということなんだけれども。
「はぁっ、あっ…… は、入っちゃいましたね……」
上気した顔でミストさんが喘いでいる。
下腹部が熱い。人の体温がこんなにも高いものだということを今更ながらに理解する。
前のめりに倒れ掛かるミストさんの両手を握って支えると、小刻みな振動がよりはっきりと伝わってくる。
肌越しに微熱が移ったのか、こっちまで熱に浮かされたような気分になってくる。
昂ぶる気持ちに引きずらたのだろうか、体の方も勝手に動いてしまう。
128 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:05:40 ID:S46/WUcR
「……ラグナ、何でアンタまで一緒になって腰振ってんのよ」
火照った体に冷や水を浴びせるような、極北の氷河を思わせる声がすぐ真横から響いてきた。
背筋にぞっと冷たいものが走る。反射的に顔を向けると、目の前には不機嫌を隠そうともしないロゼッタの顔が。
ていうか、近い、近い。顔が近い。鼻先が触れ合ってもおかしくない位置にロゼッタの顔があった。
ミストさん相手に夢中になっているうちにこんなところまで移動してしまっていたらしい。
「あたしがすぐ隣で寝てるっていうのに、ラグナったらミストとエッチすることに夢中で気付かないんだ。
へー、そーなんだ。ふーん、もうあたしのことなんかどうでもいいのよね。そーだよねー、ラグナも男の子だもんねー。
誰でもいいからとにかくヤれたらそれでいいんだよねー」
「えーと、別にそういう訳じゃ……」
「どうだか。現にあたしが声掛けなかったらあんたそのまま続けてたでしょ」
「……」
いやもう、全くもってその通りなので反論のしようがない。
さらに言うなら、あまりにも気持ちよすぎて今更止めることが全然出来そうに無いわけで。
「まったく、男って気楽でいいわよねー。こんな状況でも欲望丸出しでいられるなんて
ミストもミストだけどアンタも大概よ、ラグナ」
「ですからこれは別にぅあむっ!」
突然、口をふさがれた、というよりも口の中に何か生暖かいものを捻じ込まれてしまった。
何事かと思ったが、同時に視界も悪くなったので何が起こったかわからない。
口の中に侵入した異物が口内を蹂躙する。頭を振って逃れようとするが、両側をがっちりと挟みこまれてしまっていた。
しばしもがくこと数秒、
「ぷはぁっ!」
半ば強制的に止められていた呼吸が戻る。大きく息を吸い込み、気持ちを落ち着ける。
目の前にはミストさんの顔が。唇の端から唾液が糸を引いていて、その先はどうやら僕の唇とつながってるようだ。
えぇと、それじゃさっきのあれはミストさんにキスされてたのか? それもうんと濃いディープキス。
「ふふ」
ミストさんは口元を手の甲で拭うと、
「駄目ですよラグナさん。今はあたしだけを見ていてください」
そう言うと、こちらに向かって身体を預けるように倒れかかってきた。
互いの上半身が密着する。しっとりと吸い付くような肌触り、胸の辺りの一際柔らかい感触。
とどめと言わんばかりに両腕でしっかりと頭を抱え込み、再度のディープキス。
20 名前:
蕪は無慈悲な畑の女王
:2009/12/11(金) 13:19:13 ID:LfAy+aOs
「……あぁ」
我ながら腑抜けたため息を吐く。自分の意思とは無関係に上下する胸板が妙に恨めしい。
で、その胸板の上に倒れこんで、こちらも荒い呼吸をしているのがさっきまで好き勝手やらかしていた我らがミストさん。
さすがの彼女も精根尽き果てたようだった。いや、どうかそのまま尽き果てていてください。
ああ、それにしても
「気持ち良かったなぁ」
思わず独り言がこぼれる。さて、これからどうしたもんかと考えてると。
ごっつっっ!!!!!!!!!
「ぁ痛っだあぁぁ!!」
突如目の前で星が散った。数瞬遅れて頭の中に衝撃と痛みが広がる。
何事かと思って顔を横に倒した瞬間、
「あっ……」
目の前に広がる綺麗なブロンドの髪。何故かそれが急接近してきて、
「ぅぶっ!!!」
今度は鼻先にまともに食らってしまった。
「あいたたたた……」
二度目の天体観測が収まると、目の前にはむすっと膨れたロゼッタの顔が。
うっすら涙目になっているのは痛みのせいか、それとも別の何かのせいなのか。
「ロゼッタさん、痛いですよ……」
何かと思えば隣に居たロゼッタから頭突きをお見舞いされていたのだった。
いくら縛られてるからってそれはないんじゃないでしょうか。
「うっさーい!! 何が気持ち良かったー、よ。人の隣でいつまでもよろしくさかってるんじゃないわよー」
「うっ……」
そういわれて急に後ろめたさが込み上げてくる。確かにこれは言い訳の仕様がない。
「いや、その、なんていうか、ごめんなさい」
「ふうん、別に謝らなくたっていいわよーだ。ラグナはあたしよりもミストとエッチしてる方がいいんでしょうよ」
「うぅ……面目ない」
気まずい沈黙が場を支配する。
132 名前:蕪は無慈悲な畑の女王[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:09:01 ID:S46/WUcR
「お二人とも、お困りのようですねぇ」
「わっ」
「きゃっ」
胸の上から空気が読めてない声が降ってくる。ていうかいつまで乗ってるんですか。
ああ、でも今はその空気の読めなさっぷりが逆に頼もしい。
「ちょっとミスト! 元はといえば全部アンタのせいでしょーが。何暢気なこと言ってんのよ」
「ロゼッタさんったら、さっきから怒ってばっかりですねえ。もうちょっと落ち着いたほうがいいんじゃ……」
「だーかーらー、ぜ・ん・ぶ、あんたのせいだって言ってんでしょーがー!!!!」
ぜえぜえはあはあと息を荒げて思いのたけをぶちまけるロゼッタ。でも多分相手が悪い。
ロゼッタの魂の叫びを受けたミストさんは全く動じている様子もない、すごいなこの人。
そしてなにやらしばらく考え込んでいたミストさんは、ピコーンと何かがひらめいたような顔をして。
「分かりました。あたしにいい考えがあります」
あー、なんかすんごい嫌な予感がする。
ただ一つ確実なのは、この夜はまだまだ終わりそうもないことだった。
21 名前:
グレポプ1
:2009/12/11(金) 13:20:04 ID:LfAy+aOs
108 名前:グレポプ1[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 15:53:33 ID:4s/uct6m
その日は牧場の店舗が休みだったこともあり、グリーン牧場の面々は常よりいくらか早く仕事を終えていた。
「あれ、兄さん。どっか行くの?」
何も言わずに(元々寡黙な質ではあるが)ふらりと家を出ようとするグレイに、ランが声を掛ける。
グレイは少しだけ立ち止まり、背を向けたまま一言、
「……散歩だ」
それだけ残して扉を閉めた。
「…最近、よく出掛けるようになったよね、兄さん」
以前は仕事を終えた後でも、暇さえあれば馬と戯れ、牛と会話し、羊の様子を窺っていた彼だが、このところ頻繁に外へ足を向けるようになった。
それも妹のランや、父であるダッドにも行き先を告げないままである。
「なーんか怪しいんだよなぁー…」
「まあそう気にしてやるなラン、グレイもそういう年頃ってこった」
「ん?」
よく分かっていない娘の頭に大きな手を乗せ、ダッドはニヤニヤ笑いながら、今度あいつとサシで酒でも飲むか、と感慨深げに呟いた。
109 名前:グレポプ2[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 15:55:15 ID:4s/uct6m
牧場を出て、坂をまっすぐ。うららかな午後の道を、グレイは黙々と歩く。その先には月山があった。
この季節には山のあちこちにムーンドロップの花が咲き、甘い香りを振りまいている。グレイの目的はまさにその花だった。
ちょうど綺麗に開いた花を見つけると、グレイは手を伸ばして一輪手折る。
そっと匂いを嗅ぐと、伏せた瞼に無垢な少女の笑顔がよぎった。
いつ頃からかは分からない。
口下手で無愛想な自分に、物怖じもせずふわふわと笑い掛けてくる彼女。
子供のように純粋なその姿に、気付けばひどく惹かれていた。
グレイの手にした花は、彼女への贈り物だった。
我ながら全く柄にもない、こんな姿を友人家族が見たらどう言うか。
それでも彼女の喜ぶ顔を思うだけで、その仏頂面には微かな笑みが浮かぶのだった。
そろそろ誰かに会う前に、彼女の家に急がなくては。グレイが花束片手に下山しようとした、その時だった。
「きゃーーー!!」
高い悲鳴が耳に届く。それほど離れていないようだ。いやそれより、自分の耳がおかしくなければ、今のは。
意識より先に、グレイは声のした方へと駆け出していた。
22 名前:
グレポプ
:2009/12/11(金) 13:20:32 ID:LfAy+aOs
110 名前:グレポプ3[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 15:57:11 ID:4s/uct6m
橋を渡り、大工の小屋を過ぎたところで、案の定、見慣れたピンクの後ろ姿が座り込んでいるのを見つけた。
「ポプリ」
近寄って呼び掛けると、彼女はビクッと肩を震わせて振り向いた。その姿にグレイの方がぎょっとする。
ポプリは服も顔も、泥と涙でどろどろに汚れていた。
「…グレイ〜」
「………何があった」
相手を捉えた途端に、安心したのか、ますます顔をぐしゃぐしゃにして泣き出す。
内心かなり狼狽えたものの自制して、グレイはしゃがみ込んで視線を合わせた。
「あのね、っ、あそこに、すっごく綺麗な、お花が、咲いててねっ、摘んで、帰ろ、と思った、んだけど」
ポプリの指す方を見ると、切り立った崖の肌、確かに見たことのない、真っ赤な花が咲いていた。
但しそれは、男でも届かないような高い位置に。
「…登ろうとしたのか、これを」
「だ、だって、ちっちゃい頃は、木登りだって、得意だったしっ」
「馬鹿」
しゃくり上げながらのポプリの言い訳をぴしゃりと制する。
111 名前:グレポプ4[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 15:58:32 ID:4s/uct6m
「ケガは」
「うぅー…あし…」
「見せろ」
既にだいぶ捲れ上がっていたスカートを少し引っ張ると、膝に真新しい擦り傷ができていた。
大して深い傷でないことに、小さく息を吐く。
「他に、痛む所は」
「ぐすっ、落ちた時にお尻ぶつけた…」
「……それは我慢しろ」
懐を探り、まだ使っていないタオルを引っ張り出す。待ってろ、と言い置いて、グレイは泉に向かった。
川よりもそちらの方が水が綺麗だろう、傷を流すにはその方がいい。
冷えた湧き水にタオルを浸し、グレイは足早にポプリの元へ戻った。
「傷を出せ」
「っ、うん」
ポプリは脚を伸ばしてスカートをたくし上げ、脚を露わにした。
先は傷しか見ていなかったために気付かなかったが、ロングスカートから覗いた脚はすらりと白く、
子供じみた普段の姿からは思いがけないほど「女」らしかった。
「……グレイ?」
「…………何でも、ない」
不自然なほど背けた顔を、ぎしぎしと音が鳴りそうな鈍重さで戻す。
少し帽子を目深に被り直して、グレイは傷口にタオルを当てた。
23 名前:
グレポプ
:2009/12/11(金) 13:21:00 ID:LfAy+aOs
112 名前:グレポプ5[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 16:00:20 ID:4s/uct6m
「痛ったたたた!痛い痛ーいっ!!」
「我慢しろ」
脚をばたつかせて叫ぶポプリを少し気の毒には思うものの、どうにも仕方がない。
できる限り優しく、グレイは傷口の血と泥を拭ってやった。
「う…っ、ん」
律儀に我慢しているらしく、ポプリは口元に手をやって声を抑え始めた。
強く閉じた目尻には新しい涙が浮かんでいる。
「ん、うぅっ…!ふ…っ」
そんなにしみるのか、傷口に触れるたび、ポプリの肩が小さく跳ねた。
塞がれた唇の隙間から、堪え切れない声が漏れる。
「んあっ…、ふ、うっ、やぁ…」
「…………。」
「痛…ぁ、だめっ、グレイ…もっと、ゆっくり…!」
グレイの手が止まる。
不思議に思ったポプリが目を開けると、グレイはすっかりそっぽを向いて、自分の顔を空いた手で覆っていた。
覗く耳やら首やら手の甲まで、見えるところが全てトマトのように赤い。
「ど、どうしたの?」
「………い、や…後は、帰ってやれ」
何やら酷くぎこちない動きで、顔もほとんど背けたままタオルを膝に巻きつける。
グレイの不自然な様子に、ポプリは怪我も忘れて首を傾げた。
113 名前:グレポプ6[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 16:02:05 ID:4s/uct6m
「…歩けるか?」
「え、えっと」
地面に手を突いて立ち上がったが、膝の曲げ伸ばしに伴って傷口がずきずき痛む。
「い、痛い……」
「……。」
軽い溜め息の後、グレイはポプリに背中を向けてしゃがみ直した。
「乗れ」
「え、」
「おぶってやる」
「いい、の?」
「…早くしろ」
「う、うん」
ポプリは遠慮がちにグレイの背中に乗っかった。首に手を回してしっかり捕まる。
グレイは少し躊躇した後、恐る恐ると言わんばかりにポプリの太股を持ち上げた。
「…や、やっぱり重い?」
「いや…平気だ」
「あの、その、最近ケーキ食べ過ぎちゃったから」
「……気にするな、むしろ軽い」
さすがに尻に手をやるのは憚られたが、直に肌を触ってしまうことを考えればむしろ逆の方が良かったか、
などという葛藤を知る由もないポプリは、グレイの微妙な間を勘違いしたのか言い訳ばかりを口にした。
(もっとも、聞かされている本人の頭にはろくに届いていなかったのだが)
「…帰ったら、ちゃんと消毒して、絆創膏でも貼れ」
「はぁい」
まるでお兄さんみたいだなぁなどと笑みを零したポプリには、背中に意中の女性を乗せた青年の、悶々とした胸中など当然ながら伝わることはなく、
後ほど見舞いと称して届いた黄色い花束の中にあった一輪の赤い花にも、無邪気に喜ぶだけだった。
青年の努力の甲斐あり、彼女が教会でドレスを着る、一年ほど前の話。
終わり。
24 名前:
温泉
:2009/12/11(金) 13:22:39 ID:LfAy+aOs
ラグナ「こ、この銭湯にに隠れよう。」
ぼくは、なぜか村の女性たちに追われていた。
休業中の銭湯へ、あわてて逃げ込んだ。
今、僕は男湯にいる。
「湯船の中にに隠れよう。」
そう思い、湯船に近づこうとしたとき、
「うふふ・・。見つけました。」
突然、ミストの細い指が、背中に食い込んだ。
背中が、カーッと熱くなる。すぐ後にいたのだ。
ミストの手を振り解いて、外へ逃げようとする。
「ダメダメ。逃がさないよ。」
そばにいたセルフィが、腕を腹に巻きつける。そしてそのまま湯船の水の中に引きずり込まれた。
セルフィは、お腹をしっかり抱いて、逃がす気は無い。背中に胸が当たっている。
いつの間にか、ロゼッタやアネットも合流して、周りを取り囲んでいる。
みんないつの間にか服を脱いでいた。
「ねえ・・どうするの?」
正面の、アネットがまわりに声をかける。
「決まってるじゃないねぇ。」
ロゼッタが、その言葉に乗っかる。
「あっ!」
背後からセルフィの手が、ラグナのズボンの中に入れられる。
「ちょっと!やめて下さい!」
そういっても聞く耳を持ってくれなかった。
セルフィの手が、パンツの上から、股間を撫でまわしている。
ズボンの中で縮んでいたペニスが、暖められて次第に大きさを増して行く。
「服、脱がしちゃおうか・・。」
アネットが言う。
「そうですね。邪魔ですからね。」
セルフィは、ラグナの上着を脱がし、
ミストはズボンとパンツに手をかけて、無理矢理引き摺り下ろす。
「うぅ・・。」
女性達の目の前で、背後からペニスを擦られ大きくしている姿を見られて、猛烈に恥かしい。
「・・・。」
異様な空間と光景に、女性達は皆息を飲んでいる。
135 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:19:37 ID:nxxyskGH
「・・出るのでしょうか・・。」
ミストがポツリと言う。
「はぁ・・はぁ・・。」
背後のセルフィの息が、荒くなっている。
「え!?なに!?」
セルフィは、手を入れて、ペニスを握り始める。
「やめっ・・。」
小さい声で拒否するが、女性達の異様な視線に、声が出ない。
グニグニグニ・・。
セルフィの細い指でしごかれるペニス。
それを真剣な眼差しで、見つめる女性達。
異常な状況の中で、激しく興奮する。
「あぁっ・・イクッ!」
ブリュッ・・ビクン・・ビクン・・。
セルフィの手の中で、ペニスをビクビクさせながら、ペニスをビクビクさせながら、水中に射精する。
女性達は、水の中に漂う白い濁りをじっと見つめている。
「やだぁ・・。変態です・・。」
そう言うミストの声には、熱がこもっている。
「あれ・・どうしたんだろう。私、すごく興奮して来ちゃった。」
ロゼッタが、前に歩み出て来る。
セルフィと協力して、腰を持ち上げる。
水の中の浮力で、女の力でも軽がると腰が持ちあがった。
「はぁ・・はぁ・・。」
水面から突き出たペニスに、女性たちの目はトロンとしている。
あむ・・。あむあむ・・むん・・。
「あぁっ!!」
いきなりロゼッタが、ペニスを口に含んだ。
女の口の舌が、にゅるにゅる動いて、すごく感じてしまう。
「あぁ・・臭い・・。すごく臭いわ・・。」
ロゼッタは、だらしなく舌を伸ばしながら、言う。
「・・私も・・。」
ミストは、熱に浮かされたように前に歩みでると、同じようにペニスに舌を伸ばす。
後からセルフィに抱えられて、二人の女のペニスを舐められている。
ペニスの両側から、ゾリ・・ゾリ・・と舐め上げる感触。
「あぁ・・。」
セルフィも荒い鼻息のまま、首筋を舌を伸ばして舐める。
アネットは、その異様な光景を赤い顔で見つめている。
25 名前:
温泉
:2009/12/11(金) 13:23:23 ID:LfAy+aOs
136 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:22:15 ID:nxxyskGH
ゾリ・・ゾリ・・。
2枚舌が這う。
あむ・・。
ロゼッタが、口の粘膜に亀頭を包み込むと、ペニスの腹をミストがしゃぶる。
ちゅく・・ちゅく・・。
「あぁ・・出るぅ・・・出ちゃう・・。」
そう言うと、ミストは、亀頭を吸う白い水着の女の唇を押し退けるように、
亀頭の先を唇で奪って、吸う。
「出ひて・・口の中に一杯出ひて!」
ミストの舌が、チロチロと裏筋を高速で舐める。
「あぁっ!出ちゃう!!。」
2つの唇が亀頭に纏わりつく。
ブリュッ!!
2つの唇を間を、精液が飛び散った。
「キャッ!!」
アネットが、声を漏らす。
「すごい・・こんなに飛ぶなんて・・。」
2人のギャルは、唇をナメクジのようにいやらしく蠢かせて、ペニスに纏わり付いた精液を舐めている。
その顔は、とろんと蕩けている。
「あ・・ぁ・・。」
アネットは、赤い顔で、股間を押さえてモジモジしている。
股をしっかりと閉じて、体を水の中に沈めている。
ロゼッタとミストは、お互いの目を見詰め合って、アネットに近づいた。
「入れたいんですよね。」
ミストが、アネットに囁くと、真赤な顔で肯く。
白い水着とミストが、アネットを持ち上げる。
「ホラ・・。ここに入れなさい。」
ロゼッタが、アネットの股の部分を、少しめくる。
整えられた繁みが、姿を表す。
背後のセルフィが、ペニスを掴んで支えている。
「いい。入れるわよ。」
アネットは、目をつぶり、体を固くしている。
ズリュゥ・・。
「ああぁ・・。」
「あぁ・・。」
アネットと、セルフィの体に、サンドイッチにされた。
ロゼッタとミストが、悶えるアネットを支えている。
「ホラ。ゆっくり動かすわよ。」
ロゼッタとミストが、アネットを動かす。
「ああああんっ!!」
ズリュ・・。ズリュ・・・。
水中で結合したまま、ズリズリとギャルの体の中で擦られている。
137 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:25:08 ID:nxxyskGH
「ホラ、あなたもちゃんと腰を動かしてよ。」
セルフィが言う。
そう言われても、セルフィが体を抱いて、動く事もできない。
その時、異常な快感が起こる。
「はぅあっ!」
セルフィの指が、肛門の穴を弄っている。
「アナルも好きなの?ウフフ・・」
ツプツプ・・。セルフィの指が、肛門の穴に入りそうで入らない。
異常な快感に、今にも射精してしまいそうだ。
「ああぁ・・イッちゃうぅ・・。」
泣きながら漏らす声に、女性達は興奮したように反応する。
「早くイカせないと、中出しになっちゃいますよ。頑張ってください。」
ミストが、楽しそうに言う。
「イヤァ・・・。」
コリコリコリ・・。セルフィの指が、肛門を弄ぶ。
「ウフフ・・。」
「はっ・・はっ・・はっ・・ダメ・・・出るっ!!」
ズリュッ!
アネットの膣から、一気にペニスが引き抜かれる。
「ああっ・・」
ドクン・・ドクン・・。水中に漂う白い濁り。
「ダメですよ。こんなに早く出しちゃうなんて、まだアネットさん、イッてませんよ。」
そう言いながら、ミストは、アネットの小さな胸を揉んでいる。
「あっ・・あっ・・。」
アネットは、顔を蕩けさせて、悶えている。
ロゼッタは、アネットの秘所に手をやり、小刻みに動かしている。
「ホラ。このビラビラを舐めて、イカせてあげてよ。ホラ、早く。」
ロゼッタとミストが、アネットをうつ伏せに水面に浮かせて、
その秘裂を舐めさせようとする。
水面ギリギリに顔を沈めて、命令されるままに、秘裂を舐めようとした。
グイッ。セルフィが、勝手に足を持ち上げた。
女性達で水面に支えられるように、自分の体が浮いている。
26 名前:
温泉
:2009/12/11(金) 13:23:49 ID:LfAy+aOs
138 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:27:26 ID:nxxyskGH
「私も舐めてあげるわよ。ウフフ・・。」
そう言って、セルフィは、尻の穴を舌でこじ開けるように舐め始める。
コリコリコリッ・・・
「あぁっ・・」
アネットの秘所を舐める所ではない。
「ラグナさん!早く舐めて下さいよ!」
ミストの叱咤と共に、アネットの秘所が、口に押しつけられる。
水と汁が合わさって、口の中にガボガボと入る。
必死で舌を伸ばして、秘所を舐めようとするが、肛門の舐められてて、集中できない。
「ホラ!ここよ!ココ!」
ロゼッタの細い指が、アネットの秘裂に突っ込まれている。
女の指と割れ目を一緒に舐めるように、舌を一生懸命動かす。
「そうです。それでいいのです。うふふふ・・・・。」
ミストは、楽しそうに言う。
ムニュムニュ・・。
尻の穴が、セルフィに吸われている。
「ホラ。彼女をイカせないと終わらないわよ。」
ロゼッタが、指をねじりながら言う。
「あっ・・あっ・・あっ・・。」
アネットは、せつない声をあげている。
ベロベロベロベロッ!!
激しく舌を動かす。
「あっ・・イク・・・イクッ!!」
ブシャッ!!!ブシャー・・・。
顔にシャワーの飛沫を浴びた。
「あはっ・・あはぁ・・よくできたわねぇ。」
ロゼッタが、アネットをゆっくり下ろしながら言う。
「ご褒美あげないとね・・。」
ロゼッタが、ゆっくり水中に消えて行く。
「ああっ!!」
セルフィが、肛門の穴に指を入れている。
ズリ・・ズリ・・。
そして、ロゼッタが、ペニスを吸っている。
「ラグナさん、早く出して下さい。彼女が窒息しちゃいますよ。うふふ。」
ミストが言う。
「中がコリコリして来たよ。そろそろイクんじゃないの?」
セルフィが言う。
にゅるにゅる・・。ロゼッタの絶妙な舌遣い。
快感に頭が真っ白になって、何も見えない。
「あぁっ!!イクッ!!」
コリ・・コリ・・。
セルフィの指が蠢いて、快感が止まらない。
「あははっ。すごい悶えてる。ホラ、もっと悶えないよ!もっと!」
女性達の嘲笑の声が、頭の中で響いていた。
139 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/02(月) 02:29:39 ID:nxxyskGH
終了
某小説をパくった。後悔はしてない。
27 名前:
となりの空き部屋
:2009/12/11(金) 13:24:31 ID:LfAy+aOs
149 名前:となりの空き部屋1/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:22:37 ID:ZZ9rk4NV
ラグナ×うづき です
しとしとと雨が降っている。どれぐらい続いているだろう。
もう何日も日の光を見ていない気がする。
夏の終わり、まだ暑さの残るこの時期の長雨は湿気がこもって蒸し暑さに拍車がかかる。
嵐になって畑が滅茶苦茶にされるよりかはマシなのだけど。
「それにしても生のままでいいのかな」
かばんに入っている今日のお土産を取り出してみる。
生の魚、ニジマスだ。
好きな人と仲良くなるにはその人の好物をプレゼントするのが得策だとは言うが、この時期に生魚はどうなんだろう。
そんなことを考えながらいつものように宿屋の二階に上がりこむ。
階段を上がってすぐ左の部屋。
その部屋は今僕が思いを寄せている異国の少女が泊まっている部屋だ。
彼女の無邪気な笑顔を見るために僕は毎日魚を届けに来ている。
ニジマスを手に部屋の扉をノックしてみる。
いつもならすぐに返事が返ってくるのだが、何回か叩いてみても返事がない。
留守なのだろうか、出直そうと扉から少し離れてみると。
『ラグナ殿、ラグナ殿……!』
「うづきさん?」
『こっちじゃ、こっち』
小さな声が聞こえてきたほうを向いてみると、右隣の部屋の扉から顔の半分だけ出したうづきさんが手招きをしていた。
「どうしたんですかうづきさん」
「いいからこっちじゃ!」
そう言うとうづきさんは、半開きにした扉の向こうから僕を引っ張り込んだ。
わけの分からぬまま招き入れられた僕は廊下をのぞき見ている少女に向き直った。
「うづきさんどうしたんですか、じいやさんは……むぐっ」
「しっ! あまり大きな声を出すでない、見つかってしまうであろ?」
小さな手が僕の口をふさぐ。
一体どうしたのか、理解に困っていると廊下から聞きなれた声が聞こえてきた。
『お嬢様〜〜! どこに行かれたのですか! お勉強の時間ですぞー!!』
つぶてさんの声だ。
そして今うづきさんがなぜ隠れているのかまでいっぺんに理解できた。
また喧嘩でもしたのだろうか、もっとも彼女らの喧嘩は一種のコミュニケーションのようなもので深刻な事態にはそうそうならないので胸をなでおろす。
しかも原因はうづきさんが勉強をサボったことのようだし、すぐにおさまるだろう。
150 名前:となりの空き部屋2/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:23:39 ID:ZZ9rk4NV
安心した僕はふと、今時分が置かれている状況に目を見開いた。
うづきさんの手が僕の口をふさいでいるのだが、そのためにうづきさんは背伸びまでしている。
その体を支えるために彼女のもう一方の腕は僕の腰に回っている。
つまりうづきさんは僕に抱きついている形になっているのだ。
「まったくしつこいのぅ……こんな蒸し暑い日に机なんぞに向かっていてはゆだってしまうというに……」
うづきさんは気にしてないようだが、僕は彼女の体温を布越しに感じている。
目線は首筋から胸元にのびていく。
暑いからかいつものえりまき(? は着けておらず、着物の合わせは少しはだけていた。
白い肌に浮いた鎖骨の線。普段見慣れないものは僕の視線を釘付けにした。
僕を虜にしているのは目に映る白い肌だけではなく、サラサラの黒髪から香る匂いもそうだ。
特別な香料の洗髪剤を使っているのだろうか、嗅いだことのない良い匂いだ。
黒髪と白い肌、そして視界の中でまた一際目立っているのは、桜色の唇。
「……あ、すまんなラグナ殿。もう離れても――ンンッ!?」
心臓が高鳴る。彼女にも聞こえてしまっているだろうか。
気が付くと僕は目の前の唇に口付けしていた。
いや、そんな程度ではない。僕は彼女の、うづきさんの唇をむさぼっていた。
硬く閉じられた口をはむように何度も何度もキスをする。
甘い味がした。
「ン―ン――! ぷはっ、な、何をするんじゃ!」
口が離れていく。
うづきさんは離れようと僕の胸を腕で押しているが、力が足りず首をそらすまでしか出来ない。
いつの間にか僕が抱きつく側になり、彼女の細い腰に腕を回していた。
「うづきさん……」
「ムゥッ!――ンッ、ンゥ」
抵抗を見せる彼女にもう一度キスをする。
今度は深く、少し舌を出して閉じられた唇を割って口内に入っていく。
しかし歯がしっかりとガードしていてそれ以上は入れない。
仕方なく舌を曲げて唇の裏を丹念に舐っていく。
「ンフゥ――ンンッ! ンクッ」
うづきさんがまた身をよじり始めた。どうやら息が続かないようだ。
名残惜しくも口を離すと、むせ返りながらも酸素を求めた。
顔を真っ赤にしている。そんな仕草も愛しい。
28 名前:
となりの空き部屋
:2009/12/11(金) 13:25:09 ID:LfAy+aOs
151 名前:となりの空き部屋3/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:24:40 ID:ZZ9rk4NV
「はぁ、はぁ……ラグナ殿、わらわはこんな!」
「静かにしないとじいやさんに聞こえてしまいますよ?」
そういうと彼女はビクッと体を固くした。
こんな言い方は卑怯だ。
頭の片隅で僕が一人叫んでいる。でもその声は表に届くまでに霞んで消えてしまう。
今表に出ている僕は思考は冷静なくせに行動は荒っぽい。
本能を飼いならしている気分だった。
おとなしくなったうづきさんを今度は半回転させ、扉のほうをむかせる。
小さな肩が少し震えている。今の事態を彼女は予測していなかっただろう。
それは僕も同じだ。
改めてみると切り揃えられた黒髪と着物の間のわずかな空間、白いうなじに目が行った。
「ここも綺麗ですね」
「は?」
僕は今度はそこに口付けた。
「な……? ひゃっ! はぁっ、そ、そこは、んはぁ! ダ、ダメじゃっ」
「でもくすぐったくて気持ちいいでしょう?」
「そ、そんな! あぁ、はぁっ、き、気持ちよくっ、なんて」
過剰なほどに彼女は反応している。
うなじに吸い付いたのはちょっとしたいたずら心だったが予想以上の手ごたえだ。
「うづきさんはここが弱いんですね」
「はぅっ、ん、も、もうやめっ、ああっ、んっ! や、やめて……」
口を離す。
よだれで濡れたうなじはいまや紅潮して照りついている。
髪の間から覗く耳も真っ赤に染まっているのが見えた。
よほど刺激が強かったのかうづきさんは扉に手をつき、肩で息をしている。
冷静ながらもぎらついた僕の視線は上から下へ流れていく。
細い腰に薄いお尻。
だぼついた着物に隠されているが、きっと可愛らしく熟れはじめているだろう。
そう思うと手は勝手に動いていた。
152 名前:となりの空き部屋4/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:25:45 ID:ZZ9rk4NV
「ラ、ラグナ殿、まだ何かするのかえ?」
「えぇ、まだ前座すら終わってませんよ」
紅い着物の肩紐に手をかけながら言う。
異国の装束ははじめて見たが構造は簡単そうで、肩と腰の紐を外すとストンと床に落ちてしまった。
残されたのは白い着物……だけであった。
「うづきさん、あの……下は何も着けてないんですか?」
「なっ!?」
言われて気づいたのか、うづきさんは今自分がどんな格好をしているのか見回した。
しかしまだ体が固まっているようで首だけで全身を見ている。
「こ、これはだなラグナ殿……わらわの国には下着の風習はのうて――でなくて! これは、い、一体何の仕打ちじゃ!」
弁解している自分に気づき、文句の言葉を投げかけるうづきさん。
しかし彼女の顔はこっちを向くことができず、僕の視線は一箇所に注がれていた。
「それはですね、ここを触りたかったんです」
「ひゃんっ!」
言いながら僕は下着を履いていない小さなお尻を撫で回した。
肉厚の薄いそこは弾力があり、なおかつスベスベとした決め細やかな肌がそれを覆っており抜群のさわり心地であった。
飽きが来なさそうな逸品だ。
「ひゃぁ、はぁっ、あぁんっ! はぁ、ひぁ……」
僕が少し力を入れながら揉みこむたび、過敏な反応を見せる。
感じやすい体質なのだろうか。
声を抑えようと努力しながらも抑え切れていないところに淫猥な魅力を感じた。
「あぁっ、はっ、あ、い、いや、あぁうっ」
「気持ちいいですかうづきさん?」
「はぁ、あ、んぅ、さ、触るだけではなかったの、かえ?」
「はい、うづきさんの反応を見ていたらもっと奥まで行きたくなりました」
「お、おく……?」
意味をよく理解していない目で見るうづきさん。
一方の手で腰を押さえたまま、もう一つの腕を前に滑り込ませる。
目的は、足の付け根の中央。まだ踏み込まれていないであろう割れ目だ。
29 名前:
となりの空き部屋
:2009/12/11(金) 13:25:40 ID:LfAy+aOs
153 名前:となりの空き部屋5/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:27:10 ID:ZZ9rk4NV
「ここですよ」
「ひ、あぁぁ!」
人差し指で触れたとたん、ピクンッと腰をそらせる小さな彼女。
その結果秘所は前に押し出され僕の指の間におさまった。
「触って欲しいんですか? ほら、ちょっと湿ってますよ」
「ち、ちがっ!!」
「声を上げないでください。じいやさんが入ってきてしまうかもしれませんよ」
その言葉に黙り込んだうづきさんは無言で股をぴったりと閉じ合わせた。
抵抗のつもりだろうけど、残念ながら意味はなかった。
うづきさんの秘部はもう僕の手の中にあるのだから。
「ツルツルでスベスベで……すごく可愛いですようづきさん」
「んぅ、は、はぁ、あぁ! うぅ、ん! はぅっ」
「いいみたいですね。じゃあこういうのはどうですか?」
訊いておきながら僕は了承も得ずに次の行動にでた。
指の腹でこすっていたきれいな三角に、指を突き立てた。
「んひぃっ、ひ、ひぁ、ああぁ」
割れ目をほぐし始めるとうづきさんはイヤイヤと首を振った。
精一杯の意思表示だったろうけど、僕はそれを無視して愛撫を続けた。
指の先1センチにも満たない部分まで押し込み、割れ目を開いた。
「あぅっ、はぁ、い、入れちゃ……ひぁ」
中はほぼ予想通り充分に火照っていた。
しかしまだ幅が心もとない。
さっきからもう僕の股間は痛いほどに充血していて、早く外に出したいところだった。
そのためにも準備は入念にしなければ。
「うづきさん、ちょっと強くいきますね」
「なっ? い、いやぁ、あぁ、あぁぁ!」
ぢゅぷぷっと淫靡な音を立てながら膣内に押し入った指は熱いぐらいの粘膜に囲まれた。
強引にいったつもりだったが入ったのは第二関節と第一関節の間ぐらいまでだった。
それでも柔らかく蕩けたそこは指先だけでも充分な快楽を与えてくる。
154 名前:となりの空き部屋6/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:28:03 ID:ZZ9rk4NV
「う、うぅ、いた……もう、もうやめ――」
「まだですよ、せめて指ぐらいは全部入らないと」
「も、もういや、あぁ! んんぅ、んふぅ、ふぁ」
おさえている腰がふるふると震える。懸命に何かをこらえている姿はいじましい。
拒絶の言葉を繰り返しながらもうづきさんは僕の指を受け入れ始めていた。
関節がすべて入るようになると、次はゆっくりと指を回し始めた。
「あぁ、あっ、な、だ、だめじゃっ、はぁ、ま、まわしちゃ」
「ゆっくりだから大丈夫ですよ、ほらだんだん広くなってます」
ゆっくりとだが確実に秘められた入り口は開いていく。
指を二本に増やして混ぜると、痛がりながらもまた徐々に慣れていった。
「やぁぁ、ひ、開いては、ふぁあん、くぅっ」
「これぐらいなら、大丈夫ですね」
「な、何が――じゃ?」
「もちろん、ここに僕のを挿入れるんです」
「な――?」
蜜壷をかき混ぜていた指を抜き取る。
愛液に濡れたそれは妖艶で、どこか神秘的な様相だった。
僕は指をぬぐうこともせずに肉棒を取り出しにかかった。
限界まで張り詰めたそれは勢いよく飛び出し、しっかりと上を向いていた。
「何をするのじゃ? ま、また痛いこと……なのか?」
相変わらず腰を突き出し、扉に向かったままのうづきさんは不安げに訊いてくる。
しかしあれだけ責められて腰が抜けてないのは薙刀で鍛えた体力のおかげだろうか。
僕は怒張を構えたまま覆いかぶさるようにせまっていく。
「今からすこし大きいものを入れます。しっかり口をふさいでてください」
「あ、あぁ、そ、そんな大き、なの……入らな……」
「ゆっくり痛くないようにやりますから。いきますよ」
狙いを定めていく。
今日の僕はなぜこんなにも冷静なのだろう。こんな経験は僕もはじめてのはずなのに。
頭の片隅でまだ僕が叫んでいる。
ダメだ、やめろ。
でも届かない。僕は腰をゆっくりと押し出していった。
30 名前:
となりの空き部屋
:2009/12/11(金) 13:26:48 ID:LfAy+aOs
155 名前:となりの空き部屋7/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:28:58 ID:ZZ9rk4NV
「んくっ―――!!」
亀頭の半分ほど入ったところで動かなくなってしまった。
小さくて未発達な上に力が入って固くなってしまった恥丘は異物の侵入を許さない。
しかし暑く湿った粘膜に包まれた先っぽのほうはもうとろけるような気持ちよさだ。
この絡みつくような感触が肉棒全体に包まれたときのことを考えると、頭がしびれる。
とはいえこのままでは前に進むのもままならない。
うづきさんは全身こわばってしまっている。
ここはどうにかして力を抜いてもらわないと。
そこで僕はもう一度紅く染まった首筋に吸い付いた。
「ひぁんっ、ま、またっ、そこは――んくぁぁ!」
ずんっと小さな尻を突く。
不意をつかれたうづきさんは気を抜いたところに突然挿入され、声を抑えることも出来ていなかった。
「あぁ!あぁ!あっ、あぅん」
「もう少し、もう少しで奥までいきますよ」
「い、いたぁ……あぁっ、つよい、んくっ! はぁ、はぁぁ」
奥へ奥へと僕はうづきさんの膣内を押し進んでいく。
挿入に慣れていないそこはぎちぎちと締め付けてくる。
油断するとすぐにも出てしまいそうだ。
強い刺激に慎重になりながらも入れていくと亀頭の先がこつんと壁に当たった。
「ん、んぅっ、んん! ふはぁ、は、あぁ」
「はぁ、はぁ、やっと奥まで、入りましたようづきさん」
「あんっ、はぁ、きつ……ぬ、抜いてくれぬ、か?」
ずいぶんと気を張って疲れたのか、うづきさんの体は力が抜けて今にも崩れそうだった。
もちろん僕のほうはここでやめる気などなかった。
僕をキツく締め付ける熱いその蜜壺をもっと味わいたい。
そう思うともう腰は勝手に動いていた。
「あっ、あっ、ぬ、抜けてく―――ひぃぃ!」
「うづきさん、動きますよ。もう……我慢できないんです」
「な、な? ――あくぅっ、ひぁ、ひぃっ! んぁぁ、あぁ!」
一度動き出すともうとまらない。
腰はがくがくとまるで壊れたおもちゃのようにピストンを繰り返す。
156 名前:となりの空き部屋8/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:29:53 ID:ZZ9rk4NV
「あぁ、ん! くひぃ、い、いやっ、やぁっ、あぁん!」
「き、気持ちいい。気持ちいいですよ」
「んぁ! うぅ、うくぅっ、んぅ」
流されるまま揺れていたうづきさんのお尻がずるずると下がっていく。
足に力が入らなくなったのだろう。
床にうつぶせになり、腰だけ上に突き出した格好になるうづきさん。
そんな姿に僕は一層欲情してしまって、腰の動きはどんどん乱暴になる。
「うぁぁ、あぁ! も、もうやめっ! ああぅ、ぅんっ」
腰を打ち出すたび、濡れた淫らな音が聞こえてくる。
怒張が出入りする隙間からこぼれてくる白い愛液。それに混じって赤い液体もツーっと流れている。
破瓜の血だ。
その白と赤の淫猥な液体が僕の頭を刺激してくる。
腰がしびれてきた。
「あぁん! ひぁぁ! ひ、ひぃっ、やぁ、あぁ!」
「で、出るっ、出しますよ!」
「はぁっ、で、出る? あぁぅ! あん! やぁ」
うづきさんの膣が射精を促してくる。
本人の意思とは無関係だろう。
でも僕はそれに甘えることにした。
欲望がどんどん上り詰めていく。
「いやぁっ、やぁ! あっ、あっ! ま、またおおき、く……」
「うぅっ、もう、ダメ――!」
「へぁっ? あぁっ! あぁぁ! あ、あついぃ! な、何かがっ、あぁぁ!」
一瞬頭の中が空っぽになったと思うと、次の瞬間には股間を流れていく白い欲望が僕を現実に引き戻す。
どくんどくんと脈打って飛び出していく精液は勢いあまって恥肉の隙間からこぼれている。
「あぁぁぁ! あつい! あつっ、うぁ、あぁ―――!!」
うづきさんが一際大きな嬌声をあげた。
おそらく彼女も達したのだろう。
二人分の体液が入り混じった液体を膣から噴出すその光景は、ひどく妖艶だ。
子供のような体躯の彼女とそのギャップに僕は最後の一滴まで搾り取られていた。
31 名前:
となりの空き部屋
:2009/12/11(金) 13:27:17 ID:LfAy+aOs
157 名前:となりの空き部屋9/9[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:30:32 ID:ZZ9rk4NV
「……すいませんでした」
「ふんっ」
何度目かのすいませんでしたを言うと、彼女は膨れてそっぽを向いた。
しかしそんな仕草がまた可愛らしくて、つい口元が緩んでしまう。
行為の後、僕はうづきさんの説教を受けるべく彼女の部屋で肩身の狭い思いをしていた。
自業自得だ。
ちなみにまだつぶてさんは帰ってきていない。
「見損なったぞラグナ殿。あんな無理やり……その、し、してしまうとは」
「すいませんでした。僕もどっかおかしくなってて、反省しています」
「まったくじゃ! いつものラグナ殿とは思えなかったゆえ、悪鬼に憑かれたかとほんに心配したのじゃぞ!」
潤んだ瞳が僕を射抜く。
お互い正座すると身長差が縮まるものだから余計にはっきりと伝わってくる。
さっきまでの自分はどこへ消えたのか、今表に出ているのは届かない叫びを続けていた自分だ。
「わらわはの、婚姻するまでは……あー、殿方とのその、あれは……き、禁じられておるのじゃ! わらわだけでない、わらわの国ではみなそうじゃ! わかるかえ?」
「はい、身にしみました。今後は絶対にこんなことがないように自制して――」
「そういうことを言うとるのではない!」
「はい?」
真っ赤な顔でバンバンとちゃぶ台を叩くうづきさん。
怒っている様子は変わらないが、さっきまでの強引な行為に対する怒りではなくなっているようだ。
では何なのだろう。
「あの、ではどういう?」
「せ、責任を取れというのじゃ! それだけのことをしたのじゃ! よいな、必ずじゃぞ!?」
「は、はい。わかりました」
勢いに押されてうなづいてしまったが、よく考えてみれば分かることだった。
責任を取る。怒られているはずなのにうれしくなってしまうのは、やはり彼女にどっぷりと惹かれてしまったからだ。
長雨の続く夏の日、仲良し度が下がってなぜかラブ度が上がる不思議な体験だった。
終
だらだらと書いていたらずいぶんと長くなってしまいました。
エロは難しいですね。9
32 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:23:31 ID:FHV0UsKw
170 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:17:00 ID:iLqePRm4
「…ラグナさん」
「ん?なんですか?」
夕食を済ませた(時計の短針は既に0を指しているが)、食後の団欒。
「ラグナさんは……私の事を……愛してくれていますか?」
「え………?」
本来ならば他愛もない雑談が飛び交う楽しい一時。
しかし此処、トランルピア村南東地区、午前0時20分のラグナ邸にて、
なにかが起きようとしていた……
「い…いきなり何を?」
本当にいきなりで、何が何だかわからない、夫ラグナ。
「そのままの意味です。ラグナさんは……私の事を愛していますか?」
左右色の異なる瞳を潤ませ、再び同じ問掛けをする妻エリス。
二人は一週間前に結婚した、いわゆる新婚さんである。
容姿端麗、人当たりが良いうえに様々な才能と超人的な肉体を持つラグナは
村中の女の子の憧れの的であり、彼をめぐって争いが起きるほどであったが、
ラグナとエリスの結婚は、村人全員に祝福された。それほどに二人はお似合いなのだ。
しかし現在、なぜかラグナ邸ではまるで離婚寸前の夫婦の会話がなされてしまっている。
「どうしたんですかいきなり……当然…誰よりも愛していますよ」
その理由がわからずに、困惑しながらも、自分の正直な気持ちを述べる。
と同時に、なぜいきなりこんな質問をするのかも聞いてみると、エリスがゆっくりと口を開く。
「今日……酒場のお仕事をしている時…」
〜数時間前、酒場スノースタイル〜
「そういえばエリスさん!ラグナ君とはその後どうだい?」
「え…?その……幸せですよ?」
「そうじゃなくて、夜はどうなんだい?『夫婦の営み』は?やっぱりラグナ君が上かい?」
「ふうふのいとなみ?」
「あーまわりくどかったかな?ようするに……抱いてもらってる時の様子だよ」
「え?…その、私…まだ……そんなことは……ないです……」
「何ぃ!?いけないよエリスさん!夫婦は夜に愛し合ってこそ夫婦なんだゴクリ…!
一週間も経ってまだやってないなんてゴクリ…それはもう離婚ゴクリ…確定だよゴクリ…!
でも大丈夫!私がゴクリ…幼人妻処女人外ふとももハァハァ…ゴキュリゴキュブル貰ってあげ
「あんたあぁぁぁぁ!!」
〜〜〜〜
33 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:27:35 ID:kh1UIBdU
170 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:17:00 ID:iLqePRm4
「…ラグナさん」
「ん?なんですか?」
夕食を済ませた(時計の短針は既に0を指しているが)、食後の団欒。
「ラグナさんは……私の事を……愛してくれていますか?」
「え………?」
本来ならば他愛もない雑談が飛び交う楽しい一時。
しかし此処、トランルピア村南東地区、午前0時20分のラグナ邸にて、
なにかが起きようとしていた……
「い…いきなり何を?」
本当にいきなりで、何が何だかわからない、夫ラグナ。
「そのままの意味です。ラグナさんは……私の事を愛していますか?」
左右色の異なる瞳を潤ませ、再び同じ問掛けをする妻エリス。
二人は一週間前に結婚した、いわゆる新婚さんである。
容姿端麗、人当たりが良いうえに様々な才能と超人的な肉体を持つラグナは
村中の女の子の憧れの的であり、彼をめぐって争いが起きるほどであったが、
ラグナとエリスの結婚は、村人全員に祝福された。それほどに二人はお似合いなのだ。
しかし現在、なぜかラグナ邸ではまるで離婚寸前の夫婦の会話がなされてしまっている。
「どうしたんですかいきなり……当然…誰よりも愛していますよ」
その理由がわからずに、困惑しながらも、自分の正直な気持ちを述べる。
と同時に、なぜいきなりこんな質問をするのかも聞いてみると、エリスがゆっくりと口を開く。
「今日……酒場のお仕事をしている時…」
〜数時間前、酒場スノースタイル〜
「そういえばエリスさん!ラグナ君とはその後どうだい?」
「え…?その……幸せですよ?」
「そうじゃなくて、夜はどうなんだい?『夫婦の営み』は?やっぱりラグナ君が上かい?」
「ふうふのいとなみ?」
「あーまわりくどかったかな?ようするに……抱いてもらってる時の様子だよ」
「え?…その、私…まだ……そんなことは……ないです……」
「何ぃ!?いけないよエリスさん!夫婦は夜に愛し合ってこそ夫婦なんだゴクリ…!
一週間も経ってまだやってないなんてゴクリ…それはもう離婚ゴクリ…確定だよゴクリ…!
でも大丈夫!私がゴクリ…幼人妻処女人外ふとももハァハァ…ゴキュリゴキュブル貰ってあげ
「あんたあぁぁぁぁ!!」
〜〜〜〜
34 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:27:54 ID:FHV0UsKw
171 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:18:59 ID:iLqePRm4
「私…それを聞いたら急に不安になって……」
数時間前の会話を、全てラグナに告げ終え、エリスはしょんぼりとうなだれてしまう。
今回ラグナの愛に疑問を抱いたのは、どうやら職場のオーナーの一言が原因らしい。
「ターナーさん……極刑確定…」
それを聞いたラグナは、額に数本の青筋を浮かべ両手を握りしめる。
後日、みんなの広場にて頭にクワが刺さった酒場オーナーターナーの瀕死体が発見されるが、
それはまた別の話だ。
「それはターナーさんが間違ってる。何も奥さんを抱くことだけが夫婦ってわけじゃないよ」
怒りを一先ず抑えて、すぐさまいつもの優しい声で説得する。
「でも……そうだとしても、何故一度も私に触れないのですか?
この前本で読みました……男の人は、例外なくみんな野生のゴブリンと同じで、
常に女の人を抱きたいと思っていると……そう思わない人は、男の人同士で愛し合うとも……」
「ちょ…一体どこでそんな本を……」
この村に図書館はひとつしかない。つまりはそこしかないし、入荷した人物も一人だ。
「やっぱりラグナさんは……カンロさんと!?」
「なんでよりによってカンロさんをチョイス!?違います!」
頭の中で自分とカンロが互いに裸で『愛しているよ〜』などと囁く光景が再生され、
込み上げてくる強烈な吐き気を抑えこみ、即座に全力で否定する。
ラグナからすれば、せめてエリックあたりにしてほしかっ…
いや、そもそもそんな事を愛する妻に想像してもらいたくなかったに違いない。
「じゃあどうして?私が…普通の人間じゃないからっ……!?」
涙を流しながらそこまで喋ったところで、言葉が途切れる。
驚いたエリスは、自分がラグナに抱きしめられていることに気付くのに、数秒を要した。
172 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:20:39 ID:iLqePRm4
「あの日に言った言葉…覚えていますか?
たとえあなたが普通の人間じゃなくても、僕はあなたじゃないと駄目なんです…
そう言いましたよね?…その気持ちは今も変わりません。あの時からずっと抱きたかった…」
「あ……」
「でも…あなたを愛していても…いや、愛しているからこそ、あなたを抱くことが怖かった…」
静かに、しかししっかりとラグナは言葉を続けていき、エリスを抱く腕に力を込める。
「ジェルバインが行ってきた非道を…思い出させてしまうんじゃないか……
そして僕に対しても恐怖の感情をおぼえてしまうんじゃないか……それを思うと…
抱くことを躊躇ってしまう。僕は……あなたの幸せそうな顔だけを見たいから…」
「っ……ごめんなさい……私、ラグナさんの優しさもわからずに……」
「いや…僕のほうこそ………本当にごめんなさい」
互いに抱きあい、涙を流しあい、思いをぶつけあい、二人の間にできていた溝が埋まっていく。
「実は……私もターナーさんの話を聞く前から、ずっと待ち望んでいました……」
「え?」
「地下の遺跡で…私はいつも独りでした。幾十の昼、幾百の夜……ずっと……
ずっと暗くて寒い闇の中で歌い続け、哀しくて寂しい気持ちでいっぱいでした……」
「……ッ!」
改めてエリスの過去を聞かされ、ラグナは再び怒りが込み上げてきた。
やはり片手剣なんかで斬るより両手剣にすべきだったか?いや槍で全身蜂の巣に…
などと考え、既にかなりの怒り具合だが、彼はこの後さらに怒るはめになる。
35 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:28:14 ID:kh1UIBdU
171 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:18:59 ID:iLqePRm4
「私…それを聞いたら急に不安になって……」
数時間前の会話を、全てラグナに告げ終え、エリスはしょんぼりとうなだれてしまう。
今回ラグナの愛に疑問を抱いたのは、どうやら職場のオーナーの一言が原因らしい。
「ターナーさん……極刑確定…」
それを聞いたラグナは、額に数本の青筋を浮かべ両手を握りしめる。
後日、みんなの広場にて頭にクワが刺さった酒場オーナーターナーの瀕死体が発見されるが、
それはまた別の話だ。
「それはターナーさんが間違ってる。何も奥さんを抱くことだけが夫婦ってわけじゃないよ」
怒りを一先ず抑えて、すぐさまいつもの優しい声で説得する。
「でも……そうだとしても、何故一度も私に触れないのですか?
この前本で読みました……男の人は、例外なくみんな野生のゴブリンと同じで、
常に女の人を抱きたいと思っていると……そう思わない人は、男の人同士で愛し合うとも……」
「ちょ…一体どこでそんな本を……」
この村に図書館はひとつしかない。つまりはそこしかないし、入荷した人物も一人だ。
「やっぱりラグナさんは……カンロさんと!?」
「なんでよりによってカンロさんをチョイス!?違います!」
頭の中で自分とカンロが互いに裸で『愛しているよ〜』などと囁く光景が再生され、
込み上げてくる強烈な吐き気を抑えこみ、即座に全力で否定する。
ラグナからすれば、せめてエリックあたりにしてほしかっ…
いや、そもそもそんな事を愛する妻に想像してもらいたくなかったに違いない。
「じゃあどうして?私が…普通の人間じゃないからっ……!?」
涙を流しながらそこまで喋ったところで、言葉が途切れる。
驚いたエリスは、自分がラグナに抱きしめられていることに気付くのに、数秒を要した。
172 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:20:39 ID:iLqePRm4
「あの日に言った言葉…覚えていますか?
たとえあなたが普通の人間じゃなくても、僕はあなたじゃないと駄目なんです…
そう言いましたよね?…その気持ちは今も変わりません。あの時からずっと抱きたかった…」
「あ……」
「でも…あなたを愛していても…いや、愛しているからこそ、あなたを抱くことが怖かった…」
静かに、しかししっかりとラグナは言葉を続けていき、エリスを抱く腕に力を込める。
「ジェルバインが行ってきた非道を…思い出させてしまうんじゃないか……
そして僕に対しても恐怖の感情をおぼえてしまうんじゃないか……それを思うと…
抱くことを躊躇ってしまう。僕は……あなたの幸せそうな顔だけを見たいから…」
「っ……ごめんなさい……私、ラグナさんの優しさもわからずに……」
「いや…僕のほうこそ………本当にごめんなさい」
互いに抱きあい、涙を流しあい、思いをぶつけあい、二人の間にできていた溝が埋まっていく。
「実は……私もターナーさんの話を聞く前から、ずっと待ち望んでいました……」
「え?」
「地下の遺跡で…私はいつも独りでした。幾十の昼、幾百の夜……ずっと……
ずっと暗くて寒い闇の中で歌い続け、哀しくて寂しい気持ちでいっぱいでした……」
「……ッ!」
改めてエリスの過去を聞かされ、ラグナは再び怒りが込み上げてきた。
やはり片手剣なんかで斬るより両手剣にすべきだったか?いや槍で全身蜂の巣に…
などと考え、既にかなりの怒り具合だが、彼はこの後さらに怒るはめになる。
36 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:28:37 ID:kh1UIBdU
173 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:22:16 ID:iLqePRm4
「ジェルバインさんに会って、これで私は独りじゃないんだ…そう思っていた時期が私にもありました。
でも実際は……もっと寂しくなっただけでした。
ジェルバインさんが来るのは祝日程度…それも私が歌っているか確認をしたらすぐ帰る…
『二人』いるのに私は変わらず『独り』……あの時は……本当に辛かったです」
「え?ジェルバインは……手を出さなかったんですか!?」
これは完全にラグナの予想外だった。
薄暗い地下の遺跡に、鬼畜眼鏡と長い月日監禁された美少女がふたりきり……
その様子を見れば、ラグナに限らず、誰もが『調教』 を連想してしまうだろう。
しかしその被害者であるエリスの口から語られたのは、意外な事実。
極悪非道な調教をされたのだと思ったからこそ、ラグナはエリスを抱く事を躊躇したのに…
(なんということだ…全ては僕の一人相撲!?いままでの我慢は!?)
「ジェルバインさんは……せめてお話だけでも…と引き止めようとしても、
『私には犬と合体する大切な仕事があるのだ!貴様なぞに構っている暇はない!
こうやって会いに来ているだけよしと思え!黙って命令通りに動け!
私に捨てられたいのか!?私に捨てられたらお前は再び孤立するのだぞ?
さぁわかったらおとなしく歌い続けろ!そうしたらまた来てやらないこともないぞ?』
と言って……触れもせず、話し相手にさえもなってくれませんでした……」
ブチィィィッ!!
その瞬間、ラグナの中の怒りが限界を超え、血管が千切れた。
いや、怒りというよりは最早発狂だ。給水塔に住み着いたイカも裸足で逃げる程の。
確かにエリスの身が汚されていなかったのは嬉しい誤算だったが、
勝手に監禁し、話し相手にもならず、利用するだけ利用しておいて犬以下発言…
これはいかに温厚なラグナでも耐えきれないものであった。
「だ…大丈夫ですか?額からおいしそ…ケフン!血が……」
「え?あ!ごめんなさい…あまりにも酷い仕打ちだったので…」
その様子にエリスが慌ててラグナを落ち着かせる。
あと数秒遅かったらラグナは間違いなく異次元の果てまでジェルバインを追いかけただろう。
174 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:25:24 ID:iLqePRm4
「でもそんなとき、あなたが私を哀しみから救ってくれた……
あの日からずっと……私はラグナさんのことが好きでした。
あの日からずっと……いつかあなたに抱きしめられて、あたたかい夜を過ごしたかった……」
「それなのに僕は…その気持ちに気が付かなかったのか…本当にごめんなさい…
でも、これからは…もう淋しい思いはさせない。辛い思いもさせない。約束します…」
真っ直ぐにエリスの瞳を見つめ、自分の確かなる決意をラグナは告げる。
エリスもそれを見つめ、一言。
「約束…ですよ?」
そのまま二人の顔は近付き、唇が重なる。
「ん……ぅ」
触れるだけの軽いキス。けれどそれは二人にとってなによりも幸せなキスだった。
キスを終え、二人は二階のベッドに向かう。
「それじゃ…いいですか?」
「は…はい……」
これから行う事に顔を紅潮させながらも、エリスは頷く。
了承を得て、ラグナはエリスの服に手を掛ける。
しかし、マントの留め具の鎖を外し、椅子に畳んで置いたところで手が止まった。
「エリスさん。これから始める前に、ひとつ言っておくことがあります。
何しろ抱きたいのを一週間も我慢してたんで、歯止めを掛けずにやってしまう恐れが…」
「だ…大丈夫です。結婚祝いにダニーさんから貰った本で少しは勉強しましたし……
でも…その……初めてなので…優しくしてくださいね…?」
「今若干気になること言いませんでした…?僕も初めてなんですけど…頑張ります」
気になる発言はあったものの、既にラグナの思考はエリスを抱く事に染まっており、
些細な事として気に留めずに、優しくエリスをベッドに押し倒す。
「ぁ……」
「かわいいですよ…」
ラグナはそのままエリスの唇に自分の唇を重ねた。
37 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:28:56 ID:kh1UIBdU
175 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:26:52 ID:iLqePRm4
「んぅ……ちゅ…っ」
触れては離れ、再び触れては離れ、角度を変え何度も何度も唇を重ね、
口内にも舌を滑り込ませ歯列をなぞり、舌を絡ませ、余すところなく全てを味わう。
「ふぁ…ぅ……っはぁ……」
先程の触れるだけのキスと異なる、甘く濃密なキスをされ、エリスは蕩けた声をあげる。
「あ……ごめんなさい。大丈夫でしたか?」
「は…い……なんだか頭がふわふわして……気持ちいいですぁう!?」
返事をきくや否や、未だキスの余韻に浸っているエリスを抱き起こし、開かれた背中に指を這わす。
そして空いた左手で服越しに僅かに膨らんだ胸をふにふにと弄ぶ。
「ひゃっ…ぁ……ふぁ…っ…ぁぅぅ!?ラ…ラグナさん……あ!ほ…本当に初めて…っ?」
「ええ。ただクラフト(技巧)レベルは99なんで…それなりにはできるつもりですよ?」
ラグナはこれまでに数々の強敵と戦ってきた。巨大鶏、巨大スライム、巨大蛇、巨大イカ…犬。
そんな強敵と戦う為に必要なのは防具だ。戦い続け、防具を作り続け…
そうしているうちに、彼の技巧レベルは超人級となった。そしてその巧みな技は、
なにも防具作りだけに限らず、こういった事にも利用可能なのである!
「っ…ふ…ぅ……んっ…!」
「エリスさん…かわいい……もっと声を…聞かせてください」
正面と背後から同時に襲ってくる甘美な刺激に声を出さぬよう、エリスは必死に耐える。
しかしラグナはそれを許さない。
背中を這っていた右手を、スカートとニーソックスの合間から覗く太股へと移動させ、
あくまで奥に触れるか触れないかギリギリのところでに撫で回す。
さらに耳や鎖骨、脇にまで舌を這わせ、とどめとばかりに服越しに乳首を摘みあげる。
「あ…ひぁうううぅぅっっ!!?」
容赦ない多方向からの愛撫にエリスは耐えきれずに喘ぎ声をあげ、その身をビクリと震わせる。
その反応を見てラグナは一旦動きを止めるが、エリスは胸を上下させ荒い呼吸を繰り返す。
「……ぁ…う…ラグナさん…酷いですよ……優しくしてって…言ったのに……」
なんとか呼吸を整え、涙目でラグナに抗議するエリス…
そんな姿を見て、ラグナの中の加虐的劣情がさらに大きく
(しまった……つい夢中になってしまった…初めてなのに…
もっとエリスさんのカラダを楽しみたいけど、これ以上やったら僕はジェルバイン以下だ…)
なりかけたがなんとか持ち堪えることに成功する。かなり危なかったが。
176 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:29:03 ID:iLqePRm4
「すみません…でも、エリスさんが可愛すぎるのがいけないんですよ?」
「あ…ぅ…ずるいですよ…ラグナさん……私…もう……」
顔を真っ赤にしてエリスがうつむいてしまうが、ラグナは彼女の願いを悟り、
意外と露出の激しい黒い服も下着も全て脱がせ、あっというまに一糸纏わぬ姿にする。
生まれたままの姿のエリス。
日の光を殆んど浴びずに(というより浴びれない)過ごしたその肌は透き通る様に白く美しく、
お世辞にも大きいとは言えないが整った形の胸、そして緩やかな曲線を描くその肢体…
その全てがラグナを誘惑し、元から少ない理性を切り崩していく。
「そ、そんなに見つめないでください…恥ずかしい……」
「エリスさん…綺麗ですよ」
そう言いながらエリスに覆い被さり、秘裂を指でなぞると、くちゅりと水音が部屋に響く。
「〜〜〜っ」
深夜の静かな部屋故に、水音はやたら大きく響いてしまい、
それを聞いたエリスはあまりの恥ずかしさにさらに顔を赤くし、ラグナは微笑む。
「よかった…大丈夫そうですね。…僕も…もう我慢できないんで……」
エリスの状態を確認し、ラグナは自らのズボンに手をかけ、彼の『剣』を取り出した。
「!?」
そしてエリスは絶句する。出現したラグナのソレは…
『凶器』だった。
38 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:29:16 ID:kh1UIBdU
177 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:30:44 ID:iLqePRm4
「エリスさんが可愛くてさっきからずっとぐんぐんグリーンしてたんです……
やっぱり怖いですか?でも僕のはルーンブレードではなく、ドラグスレイヤーですから、
威力は低いし、多分大丈夫だと思います。高確率で疲労麻痺状態になりますが……」
「え?え?グリーンでルーンがぐんぐんスレイヤーで暇になって!?!?」
初めて目にする男性器に、意味不明なラグナの説明が重なり、エリスは慌て取り乱してしまう。
と、震えるエリスの頭に手をのせ、ラグナが優しく撫でる。
「大丈夫…いや、かなり痛いかもしれませんけど……なるべく優しくしますから……」
「ぁ……」
「辛かったら、僕の体をつかんでください」
頭を撫でられる温もりにエリスは落ち着き、そして少し迷い、覚悟を決める。
「……いきますよ?」
「は…はい……」
エリスの秘所にラグナの剣があてがわれ、そして一息に……貫く。
「「――――〜〜〜〜!!?」」
声にならない絶叫が、部屋中に響きわたる。それも、エリスとラグナ、二人の。
エリスは初めて受け入れる異物の痛みに、涙を流しながらも必死に耐える。
ラグナもまた、久しく味わったことのない痛みに、涙こそ流さないが必死に耐える。
しかし背中に回された手の爪が痛いのではない。それぐらいはラグナは余裕で耐えられる。
問題なのは首であった。
挿入の痛みに、エリスは思わずラグナの背中に爪をたて、
そして声を出さぬためか、あるいは吸血種の本能か…首筋に全力で噛みついてしまったのだ。
ちゅうちぅ……
しかも思わず吸血までしているあたりが流石である。
「ぐっ…ぁ…きつ……」
キツイ締め付け、エリスの苦痛、そして体内の血液残量を考慮し、
ラグナは短期決戦を決心する。
178 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:33:09 ID:iLqePRm4
「う……く…っ…ぁ…エリス……さん…!」
「あっ……!はぁ…ぁぁ……いっ……ぁ……ラグナ…さん…!」
痛みと、噛んでしまった罪悪感で涙を流していたエリスであったが、次第にその表情が変化する。
「っあ……大丈…夫…ですか?」
「ふぁ…あぁ……ラグ…ナさん……もっと…ゆっくりぃ…」
「すみません…もう…止まれそうにありません…!」
「そ…んな…ひぁ…ゃぅ…」
ラグナも、エリスの声に痛みが含まれていたら止まっただろう。
しかし今の声は未知の快楽に対する戸惑いの声だった。
そしてなにより、ラグナ自身も襲ってくる快楽に限界を感じていた。
「はぁ…はぁっ……エリス……さん…エリス……っ!!」
「きゅっ…ふぁ…ぁ…ラグナさん!ラグナ……さん!」
二人は互いに名前を呼びあい、腰の動きをさらに早め、やがてその時が訪れる。
「んくっ…ぁ…あ……!ふぁあああああ!!」
「うっ…………!!!」
エリスがその身体を小さく痙攣させるのとほぼ同時に、ラグナも彼女の中に精を解き放った。
「すみません…優しくするどころか、最初っからかなり激しくやっちゃって……」
「私こそ…思わず血を吸ってしまってごめんなさい……大丈夫でしたか?」
「エリスさんの痛みに比べたら…これぐらい大丈夫ですよ」
事を終えて、二人は心地好い疲労と痺れを残し、抱き合いながら眠りにつこうとしていた。
「ラグナさん…さっき『エリスさん』ではなく『エリス』と呼んでくれましたけど…」
「えっ?あっ!す、すみません!その、気持ちが高ぶっていて…」
あたふたと弁解をするラグナだが、エリスはそれを見てクスリと笑う。
「私達、もう夫婦なんですよ?やっぱり敬語やさん付けは変ですよ。
ですから、これからはその…エリスと呼んでください」
「う…エ、エリス…これで…いいかい?」
ラグナは先程の勢いはどこへやら。気恥ずかしさからか、顔を赤くしてその名前を呼ぶ。
「嬉しい……それと、また頭を撫でてもらえますか?」
「こうかな?」
「んっ…あたたかい……私、本当にもう独りじゃないんですね……」
かつて過ごした、暗く寒い遺跡の孤独な夜。けれど今は寄り添って寝てくれる愛する人がいる…
ラグナの胸に甘えるように頭を乗せ、エリスはその幸せを噛み締めていた。
「ラグナさん…私、ラグナさんと一緒にいられて、本当に幸せです……」
「僕もだよ、エリス……愛しているよ……」
二人は再びキスを交わし、穏やかな眠りについた。
39 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:29:35 ID:kh1UIBdU
179 名前:あたたかい夜[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:36:05 ID:iLqePRm4
〜翌朝〜
「あいたたた……」
「っぅ……」
時計の時刻は既に八時をさしているが、ラグナもエリスも、ベッドから起き上がれずにいた。
原因は単純明快。昨夜の夫婦の営みによる腰の極度疲労である。
「つつ…やっぱり……初めてなのに無茶しすぎたか…エリス、大丈夫?」
「大丈夫…です。ラグナさんの言っていた疲労麻痺状態ってこのことだったんですね……」
「本当にごめん…もっと優しくできた筈なのに…」
「いえ…本で勉強して、もっと痛くて怖いものを想像していたんですけど…
ラグナさんのは……その…気持ちよかったです……」言い終えてからエリスは頬を紅潮させるが、ラグナにはある疑問が生まれた。
自分はそれなりに容赦なく激しくやってしまった筈だ。それ以上の恐怖とな?
「…そのダニーさんから貰った本…何が書いてあったのかな?」
「えっと…『えすえむぷれい』に『しょくしゅぷれい』、『ふくすうぷれい』とか…」
この瞬間、ラグナの脳内判決で、ターナーに続いてダニーの極刑が確定した。
「エリス、その本間違ってるから。ダニーさん渡す本間違えたんだよ。だから内容忘れて?」
「そうだったんですか…いつラグナさんが触手を取り出してくるのか怖かったのに…」
エリスは安堵の溜め息を、そしてラグナはダニへの怒りによる禍禍しい吐息を吐く。
数日後、雑貨屋で荒縄で全身を縛られ、口に光る触手をねじこまれたダニーが発見されるが、
それもまた別の話だ。
「ところでさ、エリス…キミ、まだ敬語使ってるよね?不公平じゃない?」
突如ラグナがエリスに質問を投げ掛ける。が、それに対しエリスは困った顔をする。
「うっ…でもラグナさんは私の恩人ですし…」
エリスからすれば、ラグナは自分を闇から救い、大きな幸せをくれた恩人だ。
そんな恩人を呼び捨て、敬語も使わない…それはエリスには耐えられないものだった。
「どうしてもですか…?」
「僕だってまだエリスって呼ぶの恥ずかしいんですから…」
そこまで言ってラグナに妙案が浮かぶ。
「そうだ!だったら、ラグナ、ラグナポン、ダーリン、あなた。この中からご自由に!」
「えぇ!?」
突然のことにエリスは慌てふためく。と同時に最善の選択を急いで考える。
ラグナ…はダメ。やっぱり呼び捨てはできない……
ラグナポン…恩人に対する冒涜。もはや論外…
ダーリン…は…恥ずかしい…顔を見て言える自信がないから却下…
あなた…あなた…うん、これなら…ちょっと恥ずかしいけど言えるかも。
数分後、意を決し、エリスが口を開いた。
「そ…それじゃあ……あ、あなた?」
その言葉が発せられた瞬間、つぅ…と一筋の涙がラグナの頬をつたう…
そしてラグナは小さく、「最高だ…」と呟くのだった。
「ラグ…あなた、大丈夫ですか?」
「え?あぁ!大丈夫!エリスの笑顔が可愛くてつい、ね」
「そんな…もぅ…」
三度顔を真っ赤にするエリス。
それを見て、ラグナは平和で幸せな日常と愛する妻を守っていく決意を改めてするのだった。
〜ラグナ邸・窓の外〜
「ちくしょう…あてつけのつもりか?俺だってな、俺だってなぁ…抱ける彼女ぐらい…!
くっ……ちくしょーーーー!!」
〜Fin〜
180 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 00:37:08 ID:iLqePRm4
以上です。お目汚し失礼しました…
40 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/13(日) 21:30:20 ID:kh1UIBdU
204 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:13:05 ID:e4a6PAXK
SS投下します。
小説見たいなの書いたの初めてなんで拙いですが・・・
205 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:18:26 ID:e4a6PAXK
「それじゃあ行ってくるね。」
ラグナがドアを開けようとすると後ろからタバサに呼び止められた。
「ま、待ってください!あの、目を閉じてもらえますか?」
なにかおまじないでもするのだろうか。
不思議に思いつつも、言われたとおりに目を閉じる。
するとラグナの胸板にタバサが手の平を優しく置いた。
「いってらっしゃいませ。」
ラグナの唇にタバサが唇を重ねる。
いきなりのことにびっくりしてしまったが、タバサの一言ですぐに意味を悟る。
とても浅いキスなのに、唇の柔らかさや髪の甘い香りやわずかな震えなどが一瞬で伝わってくる。
このまま離れたくない、離したくない。
本来ならばこれで唇を離して微笑むはずなのだが、タバサも同じ気持ちらしく、一向に唇を離そうとしない。
ラグナはタバサの頭と腰に手を回す。
「んっ!」
ピクンとタバサが反応する。
腰を引き寄せ、顔を傾けて強く唇を押し付ける。
さっきまでとは全く違う、乱暴で激しいキス。
いってらっしゃいのキスのはずだったが、ラグナは完璧にそのことを忘れ、ただタバサの唇に夢中になっていた。
「んっ・・ふっ」
ラグナのついばむような唇の動きに翻弄され、タバサからわずかな呻きが漏れる。
胸に添えられていた手はしっかりとラグナの服を掴んでいる。
206 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:21:42 ID:e4a6PAXK
ラグナは唇を動かすのをやめ、舌をタバサの口内へと侵入させる。
薄く閉じられてる歯をこじ開け、その先にある舌を自分の舌で搦め捕る。
「んっ!・・・ふう・・・・はぁ・・・ふっ」
タバサの熱くなった鼻息がかかる。
くちゅくちゅ、と湿り気を帯びた音と息継ぎをする声が淫猥な音になって頭に響く。
ゾリゾリと舌同士が絡み合い、口の中が唾液で満たされていく。
舌をゆっくり引くと、タバサの舌がつられたように外に這い出してきた。
すかさず唇で捕まえ、舌の先端を舐め上げる。
「っ!んんっ!」
舌が逃げないようにしっかり挟みながら、単調にならないように、しかし休みなく舐めつづける。
「んぁ、はぁ、はぁ、あっんっ!」
唇を開いて舌を解放すると、タバサが自分から舌を絡めてきた。
その動きに合わせるようにラグナも舌を動かす。
二つの舌は競い合うように激しさを増していき、互いの口の間でゾリゾリ、くちゅくちゅと唾液を滴らせ卑猥な光を放ちながら別の生き物のように蠢き、絡まり会う。
「んん!んふっ!ふっ!んぁ、ふ、ふっ、ふっ!、んんんんんっっ!!!」
一際高い嬌声とともにタバサの舌が離れ、服を掴んでいた手が緩んだ。
あんなに激しいキスは初めてだったのでイッてしまっても無理はない。
ラグナは口の回りや顎を汚している唾液を拭ってあげると、その手をスカートの中に這わせた。
41 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/13(日) 21:30:59 ID:kh1UIBdU
207 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:24:37 ID:e4a6PAXK
「ま、まっれ!まっれくらさい!」スカートの中を探ろうとしていた手を慌てて止められる。
あんまり舌を虐めすぎたせいか、呂律が回ってない。
タバサはなんとか呼吸を調え、舌の動きを再確認すると
「ま、まだ家事も何もしてないですし、ラグナ様も畑仕事やモンスターの世話をしないといけないですし・・・」
タバサの言いたいことはわかったが、ラグナは敢えて何も言わず、制止する手も意に介さないで強引に秘部に触れた。
「んああ!!」
表面に触れただけなのにビクン!と体を震わせ、高い声を上げる。
余程キスが気持ち良かったのか、タバサは下着どころか内股までぐしゃぐしゃにしていた。
「こんな状態で家事なんかできる?」
意地悪く尋ねると長い耳の先っぽまで朱くしてそっぽを向いてしまう。
「ラグナ様がこんなにいやらしい人だなんてしりませ、ひゃあああん!!」
タバサが話し終える前に膣内に指を差し入れる。
拗ねてるタバサを見ていたい気もするが、こっちも我慢の限界だった。
イッた直後の膣内はとても滑りがよく、指1本なら簡単にくわえ込んでしまう。
208 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:27:08 ID:e4a6PAXK
「ああっ!らぐ、なっさまぁ!」
指を出し入れすると同時に膣壁を擦る。
「だめっ、だめ!また、イッちゃ・・!」
タバサが2度目の絶頂を迎える前に膣内から指を引き抜く。
もう本当に限界だった。
エプロンの肩紐を外して腰まで下ろし、ファスナーを下げて上半身だけワンピースを脱がすと真っ白なレースのついたブラがあらわになる。
自分のズボンから固く反り返り力強く脈打ってるものを取り出す。
まだ隠されてる乳房や薄い桃色の乳首を想像するだけで、それは硬度を増していく。
「ら、ラグナ様、ここでするんですか?」
タバサが困惑した表情で聞いてくる。
「ごめん、タバサ。もう一秒だって待てないんだ。」
そう言ってショーツを脱がし上着を脱ぎ捨てると、亀頭を膣口えとあてがった。
42 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/13(日) 21:31:29 ID:kh1UIBdU
209 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:32:14 ID:e4a6PAXK
「それじゃあゆっくり入れるから、できるだけ力をぬいてね。」
「は、はい・・・」
両手でタバサのお尻を抱え足を腕にかけた状態で、少しずつ亀頭を膣内に侵入させる。
普通なら力の加減が出来ないような体位だが、タバサの軽さとラグナの腕力の強さでなんとかなりそうだった。
「くっ、ふっ」
首に回された腕に力がこもる。
まだ亀頭は隠れていないが膣内は固く閉ざされている。
タバサの膣は少し狭く反対にラグナの陰茎は普通よりも太いため、最初の頃は入れるだけでかなり時間がかかった。
最近では割とスムーズに入るようになったが、それはベッドの上の話しであり、こんな状態で力を抜けというのは無理な話しだった。
「っ!タバサ、大丈夫?」
「んっ、ふっ!んっ、は、はい、くっ!」
返事をするのも辛そうな状態で答える。
「あと少しだから、もうちょっと頑張って」
更に慎重にタバサを下ろしていく。
「イッッッ!」
やっと半分までいったと思ったところでタバサが声をあげた。
痛い。
きっとそう言いたかったのだろう。
言ってしまったらラグナはすぐに挿れるのを止め、必ずごめんと謝る。
「くっ、ふっふっ」
タバサはそう思い首に強く抱きついて堪えていた。
「タバサ」
ラグナは耳に触れないギリギリの距離で言う。
「愛してる。」
「んっ!・・・ふぇ?」
完全に不意打ちだった。
魔法の言葉を聞いた途端タバサの全身の力が抜け、ラグナの上にストンと落ちてくる。
「あ、・・ああああああ!!」
一瞬の間の後、タバサが激しい声をあげ、膣内をビクン!ビクン!と痙攣させながら接合部から愛液を吐き出す。
「あ、ああ・・・ラグナ、さま・・・」
210 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:37:28 ID:e4a6PAXK
呆けるタバサを支えながらラグナは必死に射精感を堪えていた。
タバサの膣はただ締めつけるだけならまだしも、ぐねぐねと波打ち、きつく締めたと思ったらいきなり緩み、またきつく締める、というようにラグナの陰茎を絶えず刺激していた。
せっかく完全に繋がったのに、ここで射精してしまったら意味が無い。
「くっ!うごくよタバサ」
「はぁ、はぁ、はい、ラグナさまも、気持ち良く、ふっ!・・・なってください」
こんな状態でもタバサはラグナを気遣うことを忘れない。
「ありがとう。」
まだ膣内はきついので、子宮から少しだけ戻し、すぐに突き上げる。
「あん!」
短いストロークで腰を動かし、何度も何度も子宮口をノックする。
「はあ!あ!あ!あ!ん!そん、なっ!ふっ!こき、ざみにっ!」
支える手に力が篭り、汗で湿った褐色のお尻が、ラグナの指の跡が付くぐらいに歪む。
「あ!ん!は!は!」
タバサの膣内もだいぶほぐれてきた。
ラグナもそろそろ限界だ。
こんな小さなもどかしい動きではなく、もっと乱暴に、もっと激しくタバサの膣内全体を犯し尽くしたい。
小刻みに子宮を突くのを止め、カリで愛液を掻き出しながら外に引き抜く。
「はぁ、はぁ、ラグナ様?」
「少し乱暴にするけど大丈夫?」
タバサは嫌がるどころか目を輝かせて
「はい、ラグナ様の好きなようにしてください」
と言った。
「ありがとう、それじゃあいくよ」
ラグナは再び亀頭を膣口にあてがい・・・一気に突き入れた。
「んあああああ!!」
タバサは声と共に膣内を痙攣させる。
先程とは違いラグナは陰茎を入口まで戻し、また子宮を突き上げる。
「ああん!はあ!ふっ!んあ!あん!」
膣内全体を犯すように大きなストロークで、しかし速度は決して落とさずに突きつづける。
「はあ!はあ!はあ!らぐ、はあん!」
タバサの体が上下し、汗でぐっしょりと濡れた体同士と、お互いの乳首が擦れ会う。
乳首はコリコリと舐め合い、タバサの絶頂を更に促す。
「はあ!あん!はあ!乳首、が!あん!」
ラグナは目の前にある尖った耳を舐め上げる。
「んあああ!」
また膣内が締まる。
43 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/13(日) 21:31:54 ID:kh1UIBdU
211 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:41:27 ID:e4a6PAXK
「くっ!タバサ!もう、限界!」
「ああん!は!だしてっください!中に、たくさん!」
どちらからともなく唇を強く重ねる。
ラグナは子宮に届くように強く差し入れ、次の瞬間、大量の白濁した液体を一気に吐き出した。
「くっ!んん!」
「んんんんん!!?」
子宮を満たしてもまだ出つづける。
入り切らなかった分が接合部から溢れ、床にビタビタと白い水溜まりを作っていく。
暫くしてから陰茎を抜き唇を離すと二人は床に倒れ込んだ。
上の口も下の口も名残押しそうに糸をひいている。
「タバサ」
ラグナが口を開く。
「2階行こうか。」
「でも、私もラグナ様も仕事が・・・」
「こんな状態じゃ仕事なんて出来ないよ。」
タバサはクスッと笑って答える。
「いってらっしゃいのキスは、しないほうがいいですね。」
212 名前:ラグナ×タバサ ◆wVNyZcOpno [sage] 投稿日:2009/02/15(日) 12:44:47 ID:e4a6PAXK
以上です(´・ω・`)
文もあっちもCherryBoyにはこれが限界でした。
スレ汚しすみませぬ
44 名前:
エンジュ
:2009/12/13(日) 21:32:55 ID:kh1UIBdU
238 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:22:28 ID:9bFoD86r
どっちだっけ…ていうか、ゲーム中に主人公の一人称って出てきたっけ
まあ、自分のss内での主人公に合わせたらいいんじゃないかな
…と、自分勝手に解釈して、一人称「僕」でss投下
風バザ 男主人公×エンジュ
ストーリーも無くヤッてるだけなんだスマン
239 名前:238[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:23:47 ID:9bFoD86r
夜だった。
都会と違って、この町は日が暮れると途端に静かになる。
生き物の呼吸ひとつ聞こえない、葉擦れの音さえしない静寂の中にあって、
けれど確かに何かの、誰かの気配を感じている。
誰か……違う、紛れも無い彼の気配。
当たり前よ、ここは彼の牧場だもの……。
彼が丹精込めて育てた作物が根を張り葉を広げている、その畑の中に裸で立っていた。
月明かりの下で、ぐるりと周囲を見回す。
誰もいないの?
求めた姿は無く、ただ、地面に落ちた月影が、ゆらめきながら近付いてきていた。
日中の影と違い輪郭が曖昧で、何だか青みがかって見える。
不意に、影がとろりと色を濃くした。
ほとんど闇に変したそれが身体の上を滑り、内側へも忍び込んでくる。
甘く疼く感覚に頭を振り乱し、見上げた夜空に月が輝いていた。
世界が不規則に揺れる。
ああ、燃えるように体が熱い……。
ぐちゅぐちゅと水音が響く。
それが、男根が自分の秘所をえぐる度に立てる音だと脳で理解するよりも先に、
エンジュの喉から高い喘ぎ声が迸しっていた。
「ああっ、あ、あ、あぁんっ!」
「あれ、エンジュ、気が付いた?」
仰向いたエンジュの顔を覗き込んで男が笑う。
栗色の髪も少年のようにあどけない顔立ちも、普段の彼と何ひとつ変わっていないのに。
黒い瞳に情欲を滾らせ、大きな手で薄い胸を掴んで先端に口づける様は、見知らぬ男性のようだった。
45 名前:
エンジュ
:2009/12/13(日) 21:33:16 ID:kh1UIBdU
240 名前:238[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:26:14 ID:9bFoD86r
「エンジュ、イッてすぐ寝ちゃったんだよ。僕も寝ようかと思ったんだけど……エンジュの中がすごく気持ちいいから」
もう一回したくなったんだ。
早口で囁いて、彼はぐいと腰を回した。
最奥に彼の先端が擦りつけられる。
強い快感に頭を振り乱して、視界の端を過ぎった自分の髪の色に、数時間前の出来事を思い出す。
(青い羽根を、貰ったんだわ……)
エーリッヒに報告した後、また彼の家へ戻り、心が逸るままに体を繋げた。
貫かれた瞬間の痛みはもう残っていなかった。
「エンジュはきれいだね」
日々の農作業で硬くなった掌が、エンジュの華奢な体を這い回る。
額に浮いた汗を拭い目尻をなぞり、首筋、鎖骨を伝い背を撫でて胸に回った。
重力に従ってなだらかになった乳房を掌に包まれる。
揉みこむ動きはゆっくりとしていたが、屹立した乳首が固い皮膚に擦られて腰が痺れた。
じゅわっと、熱い液体が溢れ出したのをエンジュは感じた。
そこに一物を差し込み注挿をくりかえしていた彼には尚更、それを感じ取られただろう。
破顔して彼女の腰を鷲掴むと、一層大きな水音を立てるように動き出した。
「やっ、ふぁあっ、ああ…!」
「聞こえる?エンジュの音がしてるよ」
「いやっ!何言って…っあああ!」
自身の愛液と、一度放たれた彼の精液とが混ざり合ったそこを、脈打つ肉棒が滑らかに動き回る。
不意に先端が浅い箇所の一点を探り出す。
突くような擽るような動きに嬲られ、エンジュの思考が白く高みへ追い詰められてゆく。
「あ、あああイヤ、いっ、いやああああっ!」
荒い息を吐きながら腰を動かしていた彼が、吐息だけで笑った。
強く彼女をかき抱き、ほっそりした腕が首に回されるのを感じながら耳元に囁く。
「嘘ばっかり」
カッ、とエンジュの全身が真っ赤に火照る。
絡み付いてくる彼女の膣壁を擦りながらぎりぎりまで引き抜き、根元まで一気に叩きつけると、
彼女が高く啼いて強く締め付けた。
うねる胎内に、二度目の精を吐き出す。
燃えるように首筋が熱かった
241 名前:238[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:31:38 ID:9bFoD86r
爽やかな朝の光の中で、エンジュは自分の両手を見下ろした。
跳ね返す光が眩しいほどに白い指の、繊細な爪の先には少量ながら血がこびりついている。
視線を上げると、顔を引き攣らせた牧場主が、首に手をやりながら「じくじくするぅ…」と呟いた。
「服で隠れないよね、これ……自分じゃ見えないけど目立つ色してる気がする……」
「塩、摩り込まれないように気をつけなさい」
誰にとは言わないけど。
青い顔で「お義父さんには会わないようにしないと……」と震える婚約者を横目に見ながら、エンジュは傷薬を探す為に立ち上がった。
以上です。
携帯なんで改行おかしかったらごめん
46 名前:
カイル×ジュリア
:2009/12/13(日) 21:39:08 ID:kh1UIBdU
262 名前:カイル×ジュリア(0/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:32:47 ID:X3OoDaLl
期待しつつ待ってるあいだに投下してしまう
>>261
大変そうでよくわからんけど体調崩すなよ
だいぶ前に書いたカイル×ジュリアの続き。無理矢理…っていうちょっときついやつです。
続き物なのに間空きすぎてるしハードなんで、苦手じゃない人は
>>261
を待つ間の退屈凌ぎにでもして下さい。
今回エロは無いです
263 名前:カイル×ジュリア(1/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:34:46 ID:X3OoDaLl
明け方から雨が降っていたが、日が昇るに連れ、小降りになっていった。
どの家も戸窓を閉ざし、表通りに人影は無い。
その日、夕方になっても、彼女の家の扉が開く気配は無かった。
ジュリアは未だベッドの中。
ジュリア自身の心持ちの様にどんよりと暗く沈んだ部屋の中で、彼女は横になったまま、ぴくりとも動こうとしなかった。
目覚めてはいる。
あれから一夜明け、日が落ち始めた今でさえ、体に受けた痛みはほとんど引いていなかった。
消えない傷を負った体はまだじんじんと痛んだし、頭の中にはずっと不安や悲しみが渦を巻いていた。
そういうものが繰り返しジュリアを苦しめていたせいで、できれば動きたくなかった。
本当は、今日も何事もなかったように店を開けるつもりだった。
昨日の夜に何があったか街の皆は知らないから、風呂屋は今日もいつも通り開かれると思っている。
休むかもしれないなんて誰も考えないだろう。
だから突然休めば皆に嫌われると思った。
皆に冷たくされる自分の姿を想像して、胸が潰れそうになった。
そのくらい強く、脅迫観念的に、ジュリアは日常を取り戻そうとしていた。
なのにジュリアは今こうして臥せっている。
ガチャ、と、下階で鍵のかかった扉を開けようとする音がした。
何も知らない街の誰かが、風呂に入ろうとやってきたのだ。
ジュリアは反射的に飛び起きる。
窓の方を向くが、ここからではやってきたのが誰かも分からない。
必死に耳をそばだてるが、何か言われても返事はできない。
どっと冷や汗が溢れる。
何もできないことに、ただ焦っている。
もしかしたら、自分が今まで積み重ねてきた幸せな日常が、今ここで、だめになってしまうのかもしれないのに。
ぎゅっと胸を強く押さえて、窓の外の何も無い部分を見つめながら、彼女は小さく開いた口を震わせている。
もうジュリアには、何をすることも、何を避けることもできなかった。
できたのは、今起こっている出来事を受け止め、耐えることだけ。
そうでなければ、耐えられずに傷つくことだけだ。
もう一度だけ、ガチャ、と音がして、それきり何も聞こえなくなった。
「誰か」は、諦めて帰っていったらしい。
「……うっ……、ううう……」
ジュリアは…、泣き出してしまった。
顔を覆い、小さな体を震わせながら、か細い悲痛な声を上げて。
47 名前:
カイル×ジュリア
:2009/12/13(日) 21:39:41 ID:kh1UIBdU
264 名前:カイル×ジュリア(2/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:37:13 ID:X3OoDaLl
耐えることなどできなかった。
成すすべなく傷ついていく事しか、彼女にはできなかった。
あれから、もう何度泣いたか知れない。
カイルが帰っていった後、本当は、寒さで死んでしまうまで泣き続けていたかった。
あの時は本当にショックだったし、何もかも失ってしまったような気持ちだった。
もう、明日が来るのが怖くて仕方無かった。
だから、本当にそうするつもりだった。
でも、寒さは彼女の体にはあまりにも辛くて、目の前にお風呂もあって、結局、その暗い考えを最期まで貫くことはせずに終わった。
でも、お風呂に入ることはできなかった。
温泉のお湯は、彼女の傷に酷くしみるのだった。
耐えられないほど痛かったし、その上、痛みから先程の事の記憶が蘇ってきた。
あの鼻を突く生臭い匂いまでどこからか漂って来る様だった。
それは、ジュリアには辛過ぎた。
そうしてジュリアは、自分の身に起こった悲劇が決して悪い夢などではなかったのだと、改めて思い知らされた。
泣きながら汚れた体をきれいに拭いて、それでもいくらか落ち着いた。
ベッドに潜り込み、小さな体を丸めて、震えながら目をつむり、できる限り辛いことを考えないようにして、眠ろうとした。
しかしなかなか眠れず、やっと眠りにつけたころ、ジュリアは、カーテンの隙間から部屋の中にうっすらと陽が差しているのを見た気がした。
この夜は彼女にとってつらいものだったが、悲劇は今晩限りではない。
この日の出来事は、はっきりとジュリアの人生にも傷として残った。
この日を境に彼女を取り巻く色々なものが変貌してしまった。
どんなに望んでも、以前に戻る事は、できないのだ。
ジュリアは、体に違和感を感じて目を覚ました。
下着の中がぬるぬるして冷たい。
布団から出て下着を下ろすと、お腹から太股にかけて濡れていて、所々で何かが糸を引いている。
「あ…あ……」
それが何か、分からない筈がなかった。
注ぎ込まれたカイルの精液が、溢れ出していたのだ。
そんなものを見てしまっては、嫌でも、彼女の恐れる最悪の結果を想起させられる。
妊娠、という。
血の気が引いた感じがした。
急激に覚醒したジュリアは、その上でショックの余り卒倒しそうになった。
265 名前:カイル×ジュリア(3/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:39:39 ID:X3OoDaLl
貧血を起こしたように、視界が影に覆われ、揺れている。
それでもジュリアは、何とかしなければ、という思いでベッドから降りた。
「く、う……っ」
床に足をついて、両足が華奢な体を支えようとすると、体がみしみしと軋むように痛んだ。
純潔を破られた傷が、恐らく、まだ消えないでいる。
相変わらず視界は暗く曇っているようだったし、階段を一段降りる度に痛みで呻き声を上げたが、それでもジュリアは風呂場に向かって少しずつ歩いていった。
しかし、その時間がいけなかった。
必死に歩いている間、とにかくどうにかしなければ、と思っていた。
けれど、どうすればいいかなんて少しも分からなかった。
なにしろこんな事は初めてだったのだから。
その不安に、マイナス思考が強烈に作用した。
やがて頭に浮かんだのは、最悪の結果の想像図だった。
もし自分が妊娠すれば、街の皆は驚くだろう。
そしてそれが非難に変わるのに理由はいらない。
そんなことになったら、自分は街に居続けられるだろうか。
でも、もしそれが辛くなっても、街の外で生きることなんてきっとできない。
今まで自分のイメージを守ってきた美しい体は、妊娠することで失われる。
そうしたら、どうすればいいのか。
もはや、自分を守るものなんて、何もなくなってしまった。
これからどうやったらみんなに嫌われずに生きて行くことができるというのか。
その時のジュリアには、そういう風にしか考えることができなかった。
妊娠することが、既に決まった未来のように思えていた。
風呂場にたどり着くまでにかかったその時間が、ジュリアを打ちのめしていた。
一階に降りると、脱衣所の前に、赤黒く汚れたバスタオルが一枚、昨日のまま、広げてあった。
それはまさに昨日のまま、あの時のジュリアの身悶えの一つまで皺として残していた。
「……」
ジュリアはそれを拾い上げるために屈もうとしたが、力が入らず、畳んだ膝が、とん、と床についた。
「……?」
気付くと、水滴がタオルに落ち、それは見る見るうちに染み込んで、小さな円を描いた。
ジュリアは涙を流していた。
48 名前:
カイル×ジュリア
:2009/12/13(日) 21:40:13 ID:kh1UIBdU
267 名前:カイル×ジュリア(4/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:43:03 ID:X3OoDaLl
どうして気付かなかったのか、という程たっぷりと溢れた涙が、あるものは頬を伝って顎に、あるものは鼻の先に集まり、ぽつぽつと雫をつくってこぼれ落ちていった。
いつから泣いていたのか分からない…、でも、気付いた時には、彼女の心は折れてしまっていた。
それから、何も考えていない時間と泣いている時間を、ただただ何度も繰り返した。
あれ以来人は来ていない。
あるいは、誰もが扉に手を掛けずして帰って行くのか。
そうか、既に突然の無断休業が、皆の知るところとなっているのかもしれない。
それなら、明日は、どうしよう。
店を開けるべきか、家に籠るべきか。
明日こそは皆のために店を開け、その上で非難を一身に受けるべきか、それに耐えられるとも分からない自分を、皆にどう思われても、もう少しだけ守るべきか。
ジュリアにはどちらも辛い選択に思えた。
そんな時、あの音がした。
ガチャ、という、扉を鍵が押さえる音が。
ジュリアは再び緊張する。
また、あんな辛い思いをさせられるのか。
それきり音は聞こえてこない。
帰って行ったのだろうか…、また…
コン、コン、と、扉をノックする音が聞こえた。
この客は、ジュリアが出て来ることを望んでいる。
とはいえ、ジュリアはそんなことができる状態ではない。
大体お風呂にお湯も張っていないのだから、出ていったところで何もできない。
その音は、より彼女を追い詰めていく。
「ジュリアさん?」
「!」
聞き慣れた声。
「わたくしです、起きてらしたら、返事をして」
ロザリンドだ。
ジュリアを特別好いてくれている、大切な友達だ。
「具合が悪いんですの?怪我をなさったの?」
ジュリアがどこにいても聞こえるように、大きな声で呼び掛けている。
「返事をして、ジュリアさん」
どうしよう、と悩む前に、ジュリアの体は動き出していた。
ロザリンドが自分の窮状をいかにして知ったかは分からない。
大体、いくら親友とはいえ、今回の事は、話してしまうべきか悩んでもいいものだったろう。
しかしジュリアは、自分を助けようと手を伸ばす彼女に、反射的にすがったのだった。
痛みを堪えながら窓まで歩き、それを押し開けた。
窓から通りを見下ろすと、ロザリンドがいた。
目が合うと、彼女は安心したように微笑んだ。
それを見ると、ジュリアは泣きそうになってしまう。
268 名前:カイル×ジュリア(5/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:45:45 ID:X3OoDaLl
「い、いまいくから、まってて」
取り乱しているのを気付かれないよう、ちゃんと声を出したつもりだったが、かすれた、驚く程小さな声しか出なかった。
「わかりましたわ」
ロザリンドは、しっかりと答えた。
ロザリンドは扉の前で、ジュリアが出て来るのを待っている。
なかなか開かない扉が、不安を煽った。
そして、やっと開かれた扉から出て来たジュリアを見て、ロザリンドは言葉を失った。
「ロザリンド」
それだけ口にしたジュリアの目の下には、黒いくまができていた。
目は真っ赤に泣き腫らして、白い肌に痛々しいほどに映えている。
声も、信じられないほど弱っている。
他でもないあのジュリアが、他人に見せる姿ではなかった。
目の前に立っているのは、本当に彼女なのか。
ジュリアに何があったのか。
分からない。驚くしかなかった。
それでも、今自分にできることは、と考え、ロザリンドは何も考え付かなかったが、ただジュリアの手を握った。
「何があったんですの…?」
そう聞いたが、ここまできてジュリアは答えるのを渋った。
「だいじょうぶよ、たいしたことじゃないから……」
しかしロザリンドには、どう見ても異常事態にしか見えなかった。
きっと予想もできないような。
誤魔化すようなその言い方が、やはり、ただ体調を崩したとかではなく、もっと深刻な何かがあったのでは、と思わせた。
「いいから、答えて」
「……でも……」
「わたくし、まだなにも分かっていませんのよ。何があったのか分からないと、ジュリアさんを助けられませんわ」
ジュリアは、「助ける」という言葉に反応したようだったが、それでも答えなかった。
繰り返し諭すうちに、泣きたくなってきた。
こんな弱ったジュリアを見るなんて。
今すぐこの子を抱きしめて大声で泣きたかった。
目の前で傷ついている親友の悲しみを、少しだけでも肩代わりしてあげたい。
でもそれで解決できるとは、ロザリンドは思わなかった。
だから何度も言った。
「話して、大丈夫ですから」
「うぐ…っ」
ジュリアの赤くなった目に、涙が滲んだ。
それは下まつげにたっぷりと溜まり、やがてぽろりとこぼれ落ち、少しだけ線をつくって頬を離れた。
「ジュリアさん、ずっと一人で悩むのは、辛いんですのよ。話せば、きっと楽になりますから」
「うう…うう…っ」
49 名前:
カイル×ジュリア
:2009/12/13(日) 21:40:43 ID:kh1UIBdU
269 名前:カイル×ジュリア(6/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:48:56 ID:X3OoDaLl
それでもジュリアは、ぽろぽろと涙をこぼしながら、首を横に振った。
「どうして…、もう、そんな、一人で苦しむ必要ありませんのよ。お願いですから、わたくしに助けを求めて…」
「ううっ…だ…だって…、だれかにいえるようなことじゃないもん、いったら、き…っ、きらわれるもん…っ」
泣きながらそう言うジュリアの手を、ロザリンドはもう一度、しっかりと握った。
「誰があなたを嫌いになんかなりますか!」
ロザリンドの声は震えていたが、ジュリアをしっかりと見据え、強く言った。
「ジュリアさんは、わたくしがどんなにあなたを好きかご存じないようですから、はっきりと言います。
わたくしは、どんな事があっても、ジュリアさんを嫌いになんてなりません。絶対です。いつだって、何があったって、わたくしは、ジュリアさんが大好きなんです。
ですから…、ですから、ジュリアさんが苦しんでいるのを見るのはとても辛いのよ…。苦しい時は、お願いだから相談して。友達なんだから」
そう言ってロザリンドは、ジュリアを抱き寄せた。
母親が子供にするように、優しくジュリアを包むように抱き締めた。
ロザリンドは、ジュリアよりちょっと背が低い。
それでもジュリアは、ロザリンドにすっかりもたれるようにして、泣いた。
二人の涙に濡れた頬が、触れ合った。
それから、ジュリアは、すべてをロザリンドに打ち明けた。
ロザリンドは、ジュリアをベッドに寝かせ、パンとスープを用意し、食べるように言うと、一階の掃除に取り掛かった。
お湯を抜いただけのお風呂も勝手は分からなかったものの、丁寧に掃除した。
女湯の脱衣所は、念入りに水拭きした。
血の付いたバスタオルも、さすがに直ぐには手を付ける気になれず後回しにしたが、綺麗なタオルにくるんで廃棄した。
ついでに近くに丸まっていたカイルの上着も捨てた。
しかし、カイルがそんなことをしたとは…。
日頃の彼からは想像できなかった。
そして同時にこのことは、ロザリンドが彼に抱いていたささやかな慕情が破れたことも意味していた。
しかし、今はそんなことはよかった。
第一、ジュリアを傷付けた事への怒りの方が、遥かに大きく、激しかった。
270 名前:カイル×ジュリア(7/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:50:51 ID:X3OoDaLl
もしこの場に奴がぬけぬけと謝りにでも現れようものなら、5、6発殴り付けた上で塩を撒いて追い払ってやっただろう。
本当なら、彼はジュリアを守ってやらなければいけなかったのに。
彼女の理解者になってあげなければならなかったのに。
彼になら、それが出来たはずだった。
それができる人間だと、自分なりに評価するくらいに、彼はいつも優しくて、何にだって馬鹿みたいに真面目だった。
ロザリンドは、紅茶を淹れて二階へ上がる。
ジュリアはしっかり言う事を聞いたようで、パンとスープは綺麗に片付いていた。
「少しは…、元気になりました?」
「うん…、ありがと」
相変わらずジュリアは見るからに弱っていたが、それでも笑顔を返した。
彼女のいじらしさに、ロザリンドはまた泣きそうになる。
しかし、もう十分泣いた。
泣くのはもういい。
そう思って、これ以上取り乱すことはしなかった。
「痛みは?まだ治まりませんか?」
「うん…、ちょっとだけ。でも、よこになってればへいきよ」
「そう…、それで、一番大切なことですけど…」
この質問は、ジュリアもさすがに重くて、少しうつむいた。
「まだどちらとも言えないと思いますわ。毎月の体調はどうですの?」
「…わからないの。くるときもはっきりしないから。もうずっときてないし…」
スタイル維持のためといって、無茶な生活のし過ぎで体調を保てていないのではないのか。
そうだとすれば呆れる。
しかしそれは、妊娠の可能性について、希望的に見てもいいということだろうか。
恐らく彼女の身体にそんな余裕は無い。
勿論それも推測で、自信を持って言えはしない。
まあ、そのあたりの知識量は二人とも似たり寄ったりだろう。
「はっきりとは言えませんけど、このままならきっと…大丈夫。ジュリアさんがストレスで倒れてしまう方がよっぽど有り得ますわ」
「…ねえ、もし、このまま…」
「?」
ジュリアは何か言おうとしたが、途中で思いとどまった。
「…ううん」
「何ですの?」
「ごめん、なんでもないの」
本当は、もしこのまま何日か何も食べずにいたら、そうして体をもっと弱らせたら、妊娠することは無いんじゃないか、と言おうとした。
でも、それをロザリンドに言うことはできなかった。
ジュリアはちょっとくらい食べないのなんて我慢できると思った。
50 名前:
カイル×ジュリア
:2009/12/13(日) 21:41:13 ID:kh1UIBdU
271 名前:カイル×ジュリア(8/8)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:53:34 ID:X3OoDaLl
それで妊娠を防げるとするなら十分やれる。
しかし、それをロザリンドに言うことはできなかった。
ロザリンドに嫌われるのが嫌だったからだろうか。
もしかしたら、言ってしまってロザリンドを傷付けることが、ジュリアは、嫌だったのかもしれなかった。
「ごめん、ロザリンド、わたし、いま、ちょっとだけ、いやなこといおうとしたの」
ジュリアは、言わなければ何事も無く済んだものを、わざわざ謝った。
ロザリンドはそれに首を傾げて見せる。
「どんなのかはいえないけど、…いえないけど、いやなこと…」
ロザリンドはにっこりと微笑むと、しょげ返るジュリアの額に手を伸ばし、そのさらさらと美しい髪を指で梳いた。
「わたくしが一番嫌なのは、ジュリアさんが傷つくことですわ」
ロザリンドは、夕飯を一緒に食べようと言ってくれた。
「ご飯はわたくしがこしらえますから、ジュリアさんはお家で待っていてくださいね」
「うん…ありがと」
ジュリアは一旦帰るロザリンドを見送った。
「いいですか?ジュリアさん、困ったことがあったら、すぐに、必ず、わたくしに言ってください。一人で悩んでは絶対にいけませんからね」
「うん。きょうはほんとにロザリンドのおかげでげんきになれたわ。ありがとうね」
「ええ。これからもわたくしは、ジュリアさんの味方ですわよ」
「あら、そういえば、どうしてきょうきてくれたの?」
そうだ。ロザリンドは一体いかにしてジュリアの窮状を知ったというのか。
「ああ、それは、ドロシーさんが教えてくれたんですの」
「ドロシー?」
それでは、さっきの一人目の客は、ドロシーだったという事か。
「お風呂に行ったら開いていなくて、それで真っ直ぐわたくしの所へ来てくださったのね、ジュリアさんは黙ってお休みするような人じゃない、すごく心配だ、って」
ロザリンドは目をつむって思い出すように語った。
「それでわたくしも気になって、ドロシーさんに代わって様子を確かめに来たんです」
そうだったのか。
ドロシーも自分のことをそんなに気にかけていてくれたのか。
胸が詰まって、ジュリアは堪らず下を向いた。
「ですから、わたくしだけでなく、ドロシーさんもジュリアさんの味方、ということですわね」
「うん…」
272 名前:カイル×ジュリア(9/9)[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:58:51 ID:X3OoDaLl
「今度は三人で、ご飯食べましょうね」
「うん…」
「それでは、わたくしは戻りますわね」
ジュリアも顔を上げ、ロザリンドを見送る。
「特別美味しいのを作ってきますから、期待しててくださいね」
「うん!ロザリンドのおりょうりだもの、たのしみにしてるわん」
ジュリアは満面の笑みで答えた。
ジュリアに見送られ扉を閉めると、ロザリンドはため息を一つついた。
今回の事には、彼女もひどく精神力を消耗させられた。
ドロシーに知らされた時にはロザリンドも何事かと思ったが、まさかこんなことになっていたとは思わなかった。
それに、まだ問題は解決していない。
まだ彼女は救われてはいないのだ。
これからどうなるか分からない。
でも、彼女のために、自分にできる事があるなら、その全てをやろう。
そう決めた。
ロザリンドは両手を握り締める。
そして、誰もいない通りの真ん中で呟いた。
「神様、ジュリアさんは本当に良い子です。誰にだって優しくて、人に自分の弱いところを絶対に見せません。毎日を幸せに生きられる事を、誰よりも強く望んでいるんです。
でも、わたくしは、あの子がいつも一人でどんなに寂しい気持ちでいるか知っています。そして今、あの子は、だめになってしまいそうなくらい、心細い思いをしているんです。
どうか、どうか神様、あの子を守って下さい。あの子に、誰より大きな幸せをあげて下さい…」
273 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 01:14:13 ID:X3OoDaLl
終わりです。本当はせっかくだからエロもあったんだけど自重しました。
見直したらケータイ小説みたいな話だ…
前回書いてからなんか可哀相になって助ける感じのものを書きたかったんだけど、いかにもなワードが鼻に付くかも。
それ以前に続きから読み始めて伝わる話になってたかが怪しい…。
もう細かいことは気にせずに
>>261
を待つんだ!
51 名前:
トーイ×アリス
:2009/12/13(日) 21:42:09 ID:kh1UIBdU
299 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:26:27 ID:HD/voyUO
悪い、いろいろあってこの時間になった
とりあえずトーイ×アリスで投下する
300 名前:トーイ×アリス1[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:29:00 ID:HD/voyUO
「なんで君は毎日ここに来るのよ」
アリスは苛立っていた、目の前に立っている青年……牧場主のトーイの行動が理解できないからだ。
「それは……アリスに逢いたいからなんですけれど……」
……真顔でそんなこと言わないでほしいわ、まったく。
ため息を一つついた。
彼の行動がやっぱり理解できないことと、そして一瞬赤面しそうになったのをおさめるためだ。
「そうじゃなくて!いい?私と君は敵対関係にあるのよ?そんな人間が敵の本陣に来たら何かしら裏があると思わない?」
「はぁ……そういうものなんですか。あ、今日採れた鉱石です、どうぞ」
問い詰めようとして鉱石をプレゼントされた、やっぱり理解できない。
……物の価値もよくわかっていないみたいだし、馬鹿なのかもね。
はぁ、とまた一つため息をついた。
なんだかここに来てからため息が増えた気がする。
「理解できないわ、私」
椅子に座りながら呟いた、それは彼にも聞こえていたらしい。
「僕もアリスのことよくわかってませんよ、だから毎日逢いに来るんです。おかしいですか?」
……だから捨てられてる子犬みたいな目で見ないで。
「……いじめたくなるじゃない」
「え?」
301 名前:トーイ×アリス2[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:31:23 ID:HD/voyUO
呟きは聞き取れなかったらしい。とそこでちょっとした悪戯アリスは思いついた。
「そんなに私を理解したいのかしら?」
「ええ、まあ……」
トーイはアハハと笑っている。
……これで毎日押しかけられなくなるわね、普通の人間ならまず引くもの。
靴を脱ぎ捨て、トーイの目の前に生足をつきだす。
「跪いて舐めなさい」
ニヤリとアリスは笑みを浮かべ、トーイは逆に凍りついた。
「えっと……本気ですか?」
……ふふっ、引いてる引いてる。
「冗談で言うと思う?」
そう言ってアリスはそっぽを向き目をつぶった、怒ったように見せるためなのだ。
「……どうしても?」
「私を理解したくないのであれば別にいいわ、それで?どうするのかしら?」
そう言い捨てるとトーイは戸惑っているような衣擦れの音を出した。
アリスはそれを部屋から出て行く音だと思っていた、刺激がくるまでは。
「……っ!?」
アリスが目をあけて足元を見ると、トーイが言われた通り跪いて右足を優しく両手でつつみ口づけしていた。
……嘘でしょ!?何でそんなことできるのよっ!
トーイは親指についばむように口づけし、舌を伸ばして優しく舐めている。
「こう……ですか?」
……ああもうお願いだから上目遣いで見ないでよ。
52 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/13(日) 21:43:16 ID:kh1UIBdU
302 名前:トーイ×アリス3[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:34:11 ID:HD/voyUO
舐められる度にぞくりと背中に刺激が走る。
「っ……もっとよ、ちゃんと丁寧に舐めなさい」
そう言うとトーイは言われた通りに丁寧に舐めはじめた。
親指をついばみ、しゃぶり、指の股を舌先で刺激する。
……なんなのこの感覚!?
舐められているアリスは戸惑っていた、止めさせることはいつでもできるが甘美な刺激がそれをさせようとしないのだ。
静かな部屋にトーイのちゅぶっ、ちゅるっと指を舐める音が響く。
それが非日常的であることを演出していた。
「っ……ふっ……」
……声が、出ちゃう!?
「アリス?」
トーイが舐めるのを止めアリスの顔を覗きこむ、目があってしまったアリスは顔が赤くなってしまった。
「えっと……大丈夫?」
「……もっと」
アリス自身驚くような小さい声で、咄嗟にねだった。
「え?」
「……続けなさい」
……体が熱いっ……もっと、もっと刺激がほしいっ。
アリスにはこういった刺激への耐性がなかった、今まで仕事一筋であったため恋人なんてものはなかったのだ。当然処女である。
「んっ……はぁっ」
……だめっ、おかしくなりそうっ!
と、そこでトーイはいきなり舐めることを止めた。
「なんっ……で止めるのよぅ」
はぁっはぁっと息を乱しているが刺激に飢えているアリスはそんなことどうでもいいことだった。
303 名前:トーイ×アリス4[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 11:36:34 ID:HD/voyUO
「いや……この格好だとさ、見えちゃうんだけど。その……スカートの中が」
そうトーイに言われて、熱に浮かされていたアリスはハッとした。
……下着をずっと見られてたのっ!?
「……見たの?」
「はい」
……なんでも正直に答えないでよ……
見られていた恥の感情と、禁忌を犯したような甘い感情が体を支配していく。
「それで、ですね……」
すっとトーイが足から脛、膝裏、ふとももへとソフトタッチで撫でていく。
そのトーイの突然の行為にアリスは驚き動けなかった。
……やだ、少し気持ちいい。
「ひぁっ!?」
と、トーイの手がスカートの中に潜り込んだ。アリスは突然の刺激に普段あげないような悲鳴と共に体をびくりと硬直させる。
「どうしてここが濡れてるの?アリス?」
とトーイは耳元で優しく囁いた……
308 名前:トーイ×アリス5[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:52:53 ID:HD/voyUO
「や……あっ」
アリスは初めての快感に戸惑っていた。
トーイが下着の上から刺激を与える度に体がびくりと跳ねそうになる。
……なになにっ!?なんなの!?
「結構敏感なんですね?」
トーイはアリスの耳元で囁く。吐息が耳に当たる度に声が漏れそうになっていた。
「……黙りなさ…ぁんっ」
くちゅり……と音がした、トーイの指先が下着の中に入ったのだ。
「っ!?ちょっとどこ触って」
アリスは慌てて離れようとする、しかしその動きはトーイの手によって封じられた。
「アリス、少しうるさいよ?」
とトーイは言うと唇を奪った。
「んむっ!?……ちゅぶるっ……んっ……」
トーイの舌がアリスの口内を蹂躙する。歯茎を舌先でちろちろと刺激し、唇をついばみ、舌を優しく吸った。
……あ、だめ……。
アリスの体から力が抜け、トーイに身を任せる形になる。
やがて長いキスも終わるころには2人の口元はよだれでべたべたになっていた。
「ぷはっ……はぁっ……」
……なんでこんなにキスがうまいのよ……初めてだったのに
アリスの体はもう火がついていた、疼いて仕方ない。だがトーイは
「……さて、そろそろ時間ですね」
と立ち去ろうとしていた。
309 名前:トーイ×アリス6[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:54:56 ID:HD/voyUO
なにしろヴァギナに触れていてもキスの最中には刺激されてなかったのだ、おあずけをくらったとも言える。
「それでは、アリス。また明日」
トーイはすでにアリスに背を向けている。
「……待ちなさいよ」
−焦らされたアリスは、彼を呼び止めるしかなかった。
「なんでしょう?」
振り向いて見せる屈託のないトーイの笑顔。
……この男はっ……
アリス自身、この言葉を口にするのは羞恥の極みだ。だが焦らされた体は正直になっている。
「もっと……いえ、私を満足……させなさい」
そうアリスが言うとトーイは
「……依頼にしても頼み方があるんじゃないかな?」
と笑顔で問いかけた。アリスは赤面し小さな声ながらも
「気持ち良く、させて……」
と呟く。
「自分でも気持ち良くなれますよ?あーでも爪が長いと危ないかも……」
……自分でって……どうやるのよ。
そんなことを考えている間に再びトーイはスカートの中に手を入れ、今度は下着を下ろし脱がせる。
「はい、足を開いて……」
なすがままになっているアリスは、足を開いてはっとした。
「待って、誰か来たら見られちゃ」
う、と最後まで言わせずにトーイはキスをした。先ほどと同じように口内を蹂躙し、指先は緩急、強弱をつけながらヴァギナを刺激する。
53 名前:
トーイ×アリス
:2009/12/13(日) 21:43:41 ID:kh1UIBdU
310 名前:トーイ×アリス7[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:56:10 ID:HD/voyUO
「んんっ…はぁっ、んっむ…ぅぅっ!?」
ぴちゃぴちゃと水音が部屋に響く。
「ぷはっ…まっ…やぁぁっ!」
息をしようにも主導権はトーイに握られているため息を整える間もなくアリスは口を塞がれた。
「んっんっ…ちゅぶっんっっ」
アリスは無意識のうちに舌を突き出していた、それを感じたトーイは舌と舌を絡ませたあと、ゆっくりとキスを止める。
だが愛撫は止めていなかった。
「あっああっ…やぁっ」
「……アリス、声大きいと聞かれちゃうよ?」
トーイの言葉にアリスはんっと唇を噛み声を殺す。
「んんっ!んんんっ」
だがそんなアリスを見てトーイは耳元で
「必死で耐えてるアリスも可愛いね」
と囁き、アリスの噛み締めが甘くなった時を見計らってクリトリスを指先で軽くはさみ刺激した。
「んぁっ!あああああっ!」
アリスは一度腰が跳ねた後、ぐったりとした。
……今のは…なに?
「アリス、イッたんだ?」
……イッたってなに?
アリスは質問しようにも息を荒げていて何もできなかった。
「でもさ、まだ指入れてないんだよね」
311 名前:トーイ×アリス8[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:57:43 ID:HD/voyUO
どこに、と聞く前に刺激がアリスを貫いた。再び腰が浮く。
くちゅくちゅと音がなる度にアリスに羞恥心が襲ってくる。しかしそれを上回る刺激が体を支配していた。
「やぁぁっ!まだっ!まだびんかっ……敏感なのぉっ」
その様子を見ているトーイはクスクスと笑っている。
「だめぇっ!ぁぁっ…はぁぁっん」
「なにがダメなんです?」
指を抜き差ししつつクリトリスを責める彼の技にすでにアリスは溺れていた。
「おかしいっ…おかっぁっぁっ…おかしくなっちゃぁぁっ!ゆるひっゆるひてぇっ」
「何を許せばいいんですか、おかしくなりたいんでしょう?」
クスクス笑いながらトーイはアリスの顔に近づき…
「もうイきたいんでしょう?目の前でイッて見せてください」
と囁き耳に息を吹きかけた、と同時に指の刺激も激しくする。
「はぁっはぁっゆるひてぇっ……ゆるひてぇぇぇっ!見られてなんてぇぇっ!やぁっ……ぃやあああああ!」
ぴんっと体が反り返り、アリスの意識は刈り取られた。
54 名前:
トーイ×アリス
:2009/12/13(日) 21:44:07 ID:kh1UIBdU
312 名前:トーイ×アリス9[sage] 投稿日:2009/04/24(金) 23:59:32 ID:HD/voyUO
アリスが意識を取り戻した時には、トーイはもう帰っていた。
……私の体をきれいに整えた上、部屋の換気までしてから帰るなんてね……
そう、彼はアリスとの行為が部下にバレないように部屋を換気して匂いを薄め、乱れた衣服のままのアリスをきれいにしてから帰ったのだ。
……わずかな時間に……やるじゃない、彼も。
ふぅ、と溜め息を一つ、ついてからアリスは手元の置き手紙を見る。そこには
『また明日、来ます』
とだけ書いてあった。
終わり
313 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 00:04:42 ID:xFury3Ds
えー……中途半端だっ!とか、だからトーイって誰だよっ!とか、文章おかしくね?などの抗議は善処いたします
とりあえずトーイ×アリスはこれで終わりですが……気がむいたら続きを書くかもしれません。
次作は……オーレリアかなぁ?多分きっとおそらく
以上お目汚しスマソ
55 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:44:46 ID:kh1UIBdU
320 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:27:03 ID:xFury3Ds
昨日トーイ×アリスを書いた者です
とりあえずトーイ×オーレリアを書きためた分投下します。
※なお作者の趣味によりジャンル『ほのぼのレイプ』となっております、ご了承ください
321 名前:トーイ×オーレリア1[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:28:20 ID:xFury3Ds
きっかけは些細な、本当に些細な口喧嘩だった。
それからのことはよく覚えていないが、気がついた時には彼女を……オーレリアを彼女の部屋の壁に後ろから抑えつけていた。
「っの!離せよっ」
当然オーレリアも抵抗する。普段からトレーニングをしているであろう彼女の力は強い。
だが牧場主とは名ばかりの何でも屋、トーイの力はそれを上回っていた。
「……ちょっと黙ってくれませんか?」
「……黙れだって?トーイ、あんた女の部屋でこんなことしてどうなるかわかってんだろうね……」
オーレリアは気丈にも呟いた後に頭突きを狙う、だがトーイはあらかじめ予想していたらしくそれをかわした。
ちっとオーレリアは舌打ちする。
「これだけですか?なら今度はこっちの番ですねっ!」
ぐいっとトーイはオーレリアの両手を片手で抑えつけ、自身をオーレリアに押し付け密着した。
「お、おい?なにするんだ?」
「いえ、黙っていてもらおうかと思いまして……」
「だからなにをっ!……今おまえ何をした?」
トーイはオーレリアのうなじをちろちろと舐めていた、一通り舐めたあとオーレリアの髪の匂いを嗅ぐ。
「何って……舐めただけですよ。それにしても女の人ってどうしてこんなに」
322 名前:トーイ×オーレリア2[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:29:40 ID:xFury3Ds
トーイはすぅっと深呼吸しすりすりと顔を擦り付けた。
「いい匂いするんでしょうね?」
「私が知るかっ!今日のおまえおかしいぞっ!」
オーレリアは耳まで赤くなっている、普段とは違う彼の息づかいが敏感な耳やうなじを刺激し、体臭を嗅がれている羞恥心が強いからだ。
「女の人の匂いって……襲いたくなるんですよ」
そうトーイは耳元で囁き右手でオーレリアの胸を揉みしだく。
「なっ!ば、どこ触ってっ」
「どこって……オーレリアのおっぱいですが、なにか問題でもありますか?」
トーイは服の上からでは飽きたらず、襟から腕を突っ込み直接触れた。
「なっ!ちょっとぁんっ!」
その突然の刺激にオーレリアは身を固めた。
「なんだ、もう乳首立ってるじゃないですか」
「っるさいうるさいっ!どうっ……したんだ」
……こいつがこんなにも上手だったなんて、思わなかった。
もっともオーレリアは街にいた時の仲間からの話だけで経験はない、だがトーイ
のテクニックは確かであった。
乳首に触れるか触れないかのぎりぎりを擦り、乳輪を愛撫し、焦らしたかと思うと乳首を弾き、摘み、ころがす。
「だかっ……らぁ、やめっ、はぁっ……」
オーレリアは必死に耐える
56 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:45:16 ID:kh1UIBdU
323 名前:トーイ×オーレリア3[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:31:11 ID:xFury3Ds
だがそんなオーレリアを見てくすりと笑ったトーイは彼女の耳に息を吹きかけ
「可愛いですよ、オーレリア」
と囁いたあと、耳を甘噛みし舌でなぞった。
「ひぃうっ!?」
耳元でいやらしい音をたてられながら乳首を責められているオーレリアは、もはや抵抗できなかった。
「ぁっ、あぁ…はぁ…ぁ」
だがそれでもトーイはぐいぐいと体を押し付けながらオーレリアを責める。
「ぁんっ、トっ、トーイ…ひぁっ、あたっ、んっ、んっ……あたっ……てるっ」
そうオーレリアが喘ぎながらも言うとトーイは
「ほしい?」
と聞いてきた。
オーレリアは顔を真っ赤にしながら
「……嫌だと言ってもするつもりだろ?……2つだけ、お願いがある、聞いてくれないか?」
と呟いた。
「……2つですか?」
少しだけいらっときたトーイはオーレリアの乳首を先ほどよりも強く摘む。
「痛っ……あぁ、2つだ。1つは、その……なんだ、優しくしてほしい。初めてなんだ、あんたとなら……いいと思ってる」
それを聞いたトーイは強く摘んでいた乳首から指を離し、指で転がしはじめる。
「ふぁ…2つめっ、は……膣内に出さないでっ…ほしい。シスターが結婚してないのに妊娠なんてしたらっ……私はこの村にいられなくなる」
324 名前:トーイ×オーレリア4[sage] 投稿日:2009/04/25(土) 22:32:22 ID:xFury3Ds
「……なるほど、その2つですか」
そうトーイが確認するとオーレリアは赤面しながら無言で頷いき
「それさえ守ってくれるなら……あんたの好きにしてくれてもかまわない」
と答えた。
「わかりました……ただし、変な事をしたら乱暴に犯します、いいですね?」
そう答えたトーイは服に突っ込んで愛撫していた手を抜き、拘束を解いた。
オーレリアは抵抗せず、顔を朱に染めたままうつむいている。
「全裸になってください、それとも……」
脱がしましょうか、とトーイが聞く前にオーレリアはばさっと服を脱いでいた。続いて下着も外し、生まれたままの姿になる。
「っっっぅ……それで、次は?」
目が潤みながらもオーレリアはトーイを見つめる。
「あなたからキスをして」
言われたままにオーレリアはキスをする、トーイはオーレリアを抱きしめ唇をついばむ。
「んんっ!?むぁ……じゅるっ…ん…」
はじめこそ眉をしかめて戸惑ったオーレリアだが、あっというまにトーイにとろけさせられた。
「ぷはっ、はぁっはぁっ……」
トーイとオーレリアの口と口に唾液の糸が残り、落ちる。
トーイはくすりと笑ったあと、キスの余韻に真っ赤な顔して浸っているオーレリアを彼女のベッドに押し倒した
57 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:45:44 ID:kh1UIBdU
328 名前:トーイ×オーレリア5[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:09:25 ID:hdHTOQ12
ベッドに押し倒されたオーレリアはトーイに見られないように顔を反らす。
そこでトーイは首筋に口づけし、吸った。
「んっ!はあぁ……」
オーレリアは思わぬ責めに喘ぐ
「キスマーク……つけておきました」
「っ!……ばか…やろう……」
トーイの言葉にいちいち反応するオーレリア、そしてその反応を楽しむようにトーイは言葉で責めて行く。
「耳まで真っ赤ですよ?」
と囁き耳を噛み、舌を入れる。
「ぁ……やっ」
ぴくっとオーレリアの腰が跳ねる。
その様子を見てトーイは両手で胸を揉みはじめた。乳首はもうぴんと立っている。
それをトーイは弄ぶように指でいじり、摘む。
「ふぁっ…」
乳首に触れられる度にオーレリアは吐息を漏らした。
そんなオーレリアにトーイは欲情し
「んむっ!?」
口づけし、舌を入れ口内を蹂躙する。
水音が部屋に響き、オーレリアはされるがままになりながらも羞恥心に染まる。
「ぢゅるっ…ん…ぁむ…」
オーレリアは舌を出してトーイの行為に答えようとする、それにトーイは答え舌と舌を淫らに絡ませオーレリアの股関に手を伸ばした
329 名前:トーイ×オーレリア6[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:10:40 ID:hdHTOQ12
「ん!?ふっ…んんんっ」
オーレリアは一瞬抵抗したがトーイが乳首を強く摘むと無抵抗になった。
トーイの指先がオーレリアの陰毛を撫で、さらに奥に指先を進める。
「んんっ…ふぅんっ…」
性器に指が到達した時トーイはくすりと笑いキスをやめた。
「なんだ……もう濡れてるじゃないですか」
「ぷはっ……し、しょうがないじゃないか、あんなことされたら……」
真っ赤になりながら反論するオーレリアに
「襲われて濡れるなんて……淫乱なんですね」
と囁き首筋を噛む。
「痛いっ……そ、そんなことなふぁっ」
オーレリアの言葉は続けられなかった、トーイがオーレリアの性器を愛撫し始めたからだった。
「ああっ、やっ、そんなっぁっ、はげしっぃんっ」
くちゅくちゅとトーイの指先がオーレリアの膣内をかき回す、しかし乱暴に見えて繊細な指使いにオーレリアは否が応でも高ぶっていく。
「あっあっあっ!やっ、だめっ、だめええっっ!」
びくっびくっと痙攣したあと、オーレリアは潮を吹いて達してしまった。
「はっ…はっ…はぁっ」
「あっという間にイっちゃいましたね……でも」
トーイは乳首を噛む
「ひうっ!」
息を整えようとしていたオーレリアはびくりと反応した。
58 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:46:07 ID:kh1UIBdU
330 名前:トーイ×オーレリア7[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:13:01 ID:hdHTOQ12
「敏感なんですよね?」
歯をたてこりっと甘く噛むと
「はんっ」
と喘ぎオーレリアの手がぎゅっとシーツを掴んだ。
一度イかされた体は軽い痛みですら快感に変換する、だがトーイは焦らすように一度噛んだあとは舌先でちろちろと乳首を責めていた。
「ト、トーイ……その……」
「なんです?」
ニヤニヤ笑みを浮かべながらトーイはオーレリアの顔を覗きこむ。
「……ぅぅぅ、なんでもない」
「そうですか」
とトーイはオーレリアから離れる。オーレリアは帰るのではないかと焦ったが、服を脱ぐだけだった。
そしてその様子を見ていたトーイはくすりと笑い
「帰ると思いました?」
と囁いたあとにオーレリアを立たせ自分はベッドに横になった
「さて……」
ちらりとトーイはオーレリアを見る、オーレリアはトーイのペニスに釘付けになっていた。
「尻をこっちにむけて跨いで、四つん這いになってください」
「え?……あ、あぁ……って四つん這い!?」
オーレリアの手をぐいっと引っ張ると
「きゃっ」
と女らしい悲鳴をあげベッドに倒れこむ。
「ほら、早く」
「で、でもこの格好……見えちゃうだろ?」
「ええ、それにさっきから気にしているアレが目の前にきますね」
と言ってじっとオーレリアを見つめた。
331 名前:トーイ×オーレリア8[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:14:24 ID:hdHTOQ12
「わ、わかったよ……跨げばいいんだろ跨げば」
オーレリアは言われた通りトーイの顔上に性器を晒し、自分の顔の前にはいきり立ったトーイのモノが堂々と立っている。
街の仲間からそう言った話は聞いていたとはいえ、現物はグロテスクだった。
「そ、それで次はひゃあっ!」
オーレリアがトーイに聞こうとして振り向いた瞬間、快感が身を貫いた。
「なっ何を……」
「何って……舐めただけですよ、オーレリアのアソコを」
「ばっそんなとこ…」
じゅるるっとトーイは吸い上げる。
「ひゃぁぁっ、そ、そんな音たてないでぇっ」
だが言われてもトーイはやめず吸い続け、足ががくがくと震えはじめる。もうだめだとオーレリアが思った瞬間にトーイは吸うのをやめた。
「さ、今度は僕のをしゃぶってください」
「はぁはぁはぁ……ぇ?」
「だから……僕のを舐めたりしゃぶってくださいよ。ただし歯をたてたら……」
スパァンっとオーレリアの尻をひっぱたく
「ふなあっ!?」
こくこくとオーレリアは頷き、戸惑いながらもペニスに口づけした。
「ちゅっ……れろっ」
「そうそう、上手ですよ……」
オーレリアは褒められて気をよくしたのか一生懸命しゃぶりつく。
59 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:46:30 ID:kh1UIBdU
332 名前:トーイ×オーレリア9[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:16:43 ID:hdHTOQ12
「ちゅぶ、ちゅぶ、ちゅるるっ、ぷはぁ、れろっ」
スパァンと音が響く
「ほら、歯が当たった。あごが疲れたら手でしごいてもいいですよ?」
「んんっ……ちゅぶるるるっ……ぷはぁっ……」
オーレリアは言われた通り手でしごき、舌先で先端を舐めていた。
「れろっれろっ…こ、こうかい?」
「ええ、上手です。そんなオーレリアには礼もしないと」
と言ってトーイは再びオーレリアの性器に口づけし、今度は舌で責める。
「なっ、ふぁぁ!」
びくっとオーレリアの体が跳ね、しごく手を止めた。
再びスパァンとトーイはひっぱたく。
「あんっ!」
「手が止まってますよ」
「わ、わかったよ……」
とオーレリアは再びペニスをくわえ口でしごく、ぷりっとした唇でカリにひっかけ舌は常に亀頭を舐めまわしていた。
トーイは満足そうにしたあと、クリトリスを重点的に責め始める。
「んんっ!ちゅぶっちゅぶんっんっぢゅるるるっ…んっんっ」
オーレリアがイきそうになった時だった。
「イきますよ……吐き出さないで口に溜めてくださいっ」
と言うやいなやトーイは精液をオーレリアの口に叩き出した。
「ん!?んむっ、んんっ…」
333 名前:トーイ×オーレリア10[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:18:05 ID:hdHTOQ12
オーレリアは苦味に顔をしかめながらも必死に受け止め、耐えていた。
「……ふぅ」
トーイは一息つくと跨がせていたオーレリアを座らせ、自分は立ち上がり見下ろした。
「一度口をあけてください」
そう言われてオーレリアは言われた通り口を開く、中には白濁した精液が溜まっていた。
「じゃあ……飲んでいいですよ、吐くのはだめです」
とトーイはオーレリアの頭を一撫でし、笑った。
オーレリアは頷いたあと、ゆっくりと精液を飲みはじめる。こくり、こくりと飲み、やがてすべて飲み干した。
「……全部、飲んだよ」
そう言ってオーレリアは口をあけ、トーイに見せる。
「お味はどうでした?」
「……ひどい味だった……」
むろんトーイはわかっていてやっていた。そして彼女が精液を飲み干すのを見てまた欲情している。
「お、男って一度出したらしばらく立たないんじゃなかったかい?」
オーレリアはトーイのペニスを見つめながら呟く
「人にもよる見たいですよっ」
とトーイは言ったあとオーレリアの体を押し倒し、股を開かせる。
「やっ、やぁっ…」
と若干抵抗するも足を押さえつけ、クリトリスを指で弾いた、本来なら痛いであろう行為も
「はうっ」
と快感に変わる
60 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:46:53 ID:kh1UIBdU
334 名前:トーイ×オーレリア11[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:20:00 ID:hdHTOQ12
「ほんとはさっきイきそうだったんでしょう?ほら、ひくひくしてますよ……」
とトーイが耳もとで囁くと
「い、言わないでそんなこと……」
と普段のオーレリアからは考えられないようなしおらしさで顔を背けた。
「……怖い?」
「……怖くないわけないじゃないか」
くすりとトーイは笑い、胸にキスをした。
「一度イってますし、痛むのは少しだと思いますよ?」
「……それは経験からかい?」
オーレリアの一言は余計だった、トーイはむっとしていきなり彼女にペニスを挿入する。それもパンっと音がなるくらい強く、処女膜も軽く貫いて
「ぃっ!あああああっ!」
その一突きでオーレリアはイってしまった。痛みも当然あったが焦らされていたせいで快感が強かったのだ
「ね?言ったでしょ?待ちわびていた男の味はどうですか?」
感触からイったであろうことを感じながらなおも余韻を与えずトーイはオーレリアを責め立てる。
「あ!ああっ!やああっ!はげしっ!だめだっ…ってぇ!」
オーレリアの口からは涎がたれ、膣はきゅうきゅうと締め付けている。乳首は痛そうなくらい立っていた
335 名前:トーイ×オーレリア12[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:21:09 ID:hdHTOQ12
「あっあっあっあっ!」
オーレリアはシーツをつかみ乱していた、トーイはオーレリアの両肩を掴みさらに激しく責め立てる
「やああっ!そんなっ激しっ!おねっお願いっ!もっとゆっくりぃぃぃ」
オーレリアは髪を振り乱し、息も絶え絶えに懇願する。挿入されてからもう何度もイっていた。
さらにトーイは巧みに腰を動かしオーレリアの弱いところを何度も何度も強く突き上げていた。
「ふあああっ!だめえええっ!」
ぱしゅっとオーレリアが潮を噴いた。
「おもらし、するとか、淫乱、ですねっ」
「やああっ!見ないでえっ!」
いやです、とトーイは呟いて
「そろそろ……イきますよっ!」
「そっ、外にっ」
さすがにそれは守ろうとトーイも考えていた、ラストスパートをかけるとオーレリアは
「だめええええっ!」
と叫び思い切りトーイを締め付けた。
「っくぅっ」
トーイは膣内からペニスを抜いたあと思い切りオーレリアの髪を掴み精液を顔にかける。
「はあっ…ん」
顔射されたオーレリアはびくりと震えたあと顔についた精液を指で拭いとり
「凄い……匂い」
と呟いて力尽きた。
61 名前:
トーイ×オーレリア
:2009/12/13(日) 21:47:17 ID:kh1UIBdU
336 名前:トーイ×オーレリア13[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:24:12 ID:hdHTOQ12
風が頬を撫でる、その感触でオーレリアは目を覚ました。
「んっ…」
体を起こすと体は綺麗にされて、服も着せられている。
「あ、起きました?」
窓の方を見るとトーイが窓をあけたまま見つめていた。換気してくれていたらしい。
さっきのことを思い出して彼女は赤面する。
「シーツは勝手にですけど洗濯しておきました」
「あ、ああ……ありがとう。でもなんでいきなりあんなことをしたんだい?」
オーレリアの問いかけにトーイはあははと笑い
「こっちの村に来て女神さまと逢ったんですけど……魔法に失敗したらしくて時折発情するんですよ」
オーレリアは呆れて頭を抑えた
「そんな理由で私は純潔を散らされたってのかい……ちなみに……今までの被害者は?」
そう聞くとトーイは再びあははと笑い
「秘密です、それより……」
すっとトーイはオーレリアの髪を撫で
「今までの被害者って……あとあと必ずまた迫ってくるんです。自分でしても物足りないらしくて……だから今度は牧場にきてください」
と囁いた、オーレリアは髪を撫でられただけでぴくっと反応し赤面する。
「この……女たらし」
「よく言われますよ」
「……でも好きなんだよ、私はあんたのこと」
オーレリアはそう言ってトーイを抱きしめた。
ライバルは多そうだなぁ、なんて思いながら。
終わり
337 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 17:29:19 ID:hdHTOQ12
以上です
苦情などは前向きに検討して以下略
しかし需要あるんかなシュガー村のネタは……orz
需要があるなら今度はサラとの絡みを書いてみようかと思います。が、いかんせん携帯なので時間かかりますので御容赦ください
きっとまた『ほのぼのレイプ』になると思います
ルンファの時はエロなししか書けなかったんだけどなぁ……
62 名前:
トーイ×サラ
:2009/12/13(日) 21:47:46 ID:kh1UIBdU
339 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 22:56:13 ID:LbWk9FTO
どうも、『ほのぼのレイプ』が好きな作者です
サラ編ができたので投下します
340 名前:トーイ×サラ1[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 22:58:45 ID:LbWk9FTO
「あんたもだいぶ乗馬がうまくなったね」
愛馬に乗ったサラがトーイに話しかける
「ええ、まぁ……」
トーイも愛馬に乗っていた。
カザンの牧場にトーイ達はいた、馬の調教にきていたのだ。
「どうだ、1つレースをやってみないか?」
とカザンが提案した。そこへ
「どうせだったら何か賭けないかい?」
とサラが提案する。それが少し前の話−
結果から言えばトーイの圧勝であった。
そのトーイの提案でウォールの店で飲み会になった。全額ビリだったカザン持ちである。
「しっかしおまえも村に馴染んだよなぁ」
上機嫌になったカザンがトーイの背中をばしばし叩きながら 酒をあおる。
「おいおいカザン、叩きすぎじゃないか?でもたしかに来たばかりのころと比べるとすっかり村に馴染んだよねぇ」
そう笑いながら静止したのはサラだ。
肝心のトーイはというとただただ笑いながら酒を飲んでいる。
数時間後……カザンとサラは酔いつぶれていた。
「やれやれ、しょうがないね……トーイ君、サラを送って行ってくれないかい?カザンはわしが見ておくから」
「ですが……」
トーイが心配そうにカザンを見る、しかし
「いいからほれ」
とウォールに言われサラに肩を貸して店を出た。
341 名前:トーイ×サラ2[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 22:59:44 ID:LbWk9FTO
ウォールはトーイとサラが湖の方へ歩いて行くのを見届けてから。
「うまくやりなさいよ……」
と呟いた、カザンは何も知らず爆睡していた。
「あー…ありがと、トーイ。もう歩ける」
コクトウ山でサラは気がつきトーイから離れた。
「なぁ、ちょっと休んでいかないか?」
とサラは言って段差に腰掛けた、トーイは
「いいですよ」
と返事をし隣に座る。しばらく沈黙が続いた、先にその沈黙を破ったのはサラだった。
「なぁ、今トーイって好きな娘いたりするのか?」
サラが珍しくしおらしい表情でトーイに聞く、だが彼は
「秘密です」
とだけ答える。
「このやろ〜ほらほら答えろよ〜」
サラはそれが不服だったらしくヘッドバットをかけうりうりと締めつけた。
「ちょっ…サラまだ酔ってます?」
「……酔ってるさ、そりゃもう」
そう言ってさらに密着するサラ
「サラ、胸当たってますって!」
「あんたにだったら当ててもいいさ、どうせ人気もないところなんだしね」
そう言ってさらに押し付ける、トーイはそのサラの胸を揉んだ。
「ひゃっ…こら、誰が揉んでいいって言ったよ」
「……どうして回り道して人気のないところに来たんだと思います?」
「…え?」
63 名前:
トーイ×サラ
:2009/12/13(日) 21:48:10 ID:kh1UIBdU
342 名前:トーイ×サラ3[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:00:23 ID:LbWk9FTO
そう言ってトーイはさらに胸を激しく揉む。
「んっ…」
「サラとこうしたかったからですよ」
「なっ!?きゃっ!」
酔った女性ほど押し倒しやすい、トーイは胸を揉みしだきながらサラを押し倒した。
「ち、ちょっと!トーイ、ほ、本気なのかい?」
「冗談でこんなことすると……思います?」
そう言ってトーイはキスをしようとする、サラは必死に抵抗した。
「や、やめろっ……て」
「いや……ですか?」
そうトーイが聞くとサラは赤くなりながら
「いや、その……嫌ってわけじゃないんだけど……さ」
と呟く、サラはトーイに想いを寄せてはいたのだ。だが
「こ、こんなレイプみたいな……」
とサラが目をそらした瞬間にトーイはサラの両手を地面に押さえつけた。
「きゃんっ…ト、トーイ!こらっ、人の話を聞け!それとも酔ってるのか!?」
「酔ってませんよ……」
「ふむっ!?」
嫌がるサラに無理やりトーイは口づけする、しばらくは嫌がっていたがトーイが舌を入れるとびくりと体が跳ねて力が抜けた。
「ぷはっ…ぅぅ…ばか」
キスし終えるとサラは涙目になっていた。
「ばか…ばかぁっ…初めてだったのにぃ……」
押し倒された格好でサラは泣きはじめた。
343 名前:トーイ×サラ4[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:01:18 ID:LbWk9FTO
「初めてだったんですか?」
とトーイは聞く。
「ああそうだよ悪いかっ……ばかぁ」
とサラは言って再び泣き出す。
「いえ、嬉しいなと思いまして……じゃあこれからすることも初めてですよね?」
「これから……すること……」
ぎくっとサラは体を固めた、さらに潤んだ瞳でトーイを見上げる。
「えっと……だね、本当にするのかい?その……ここで」
「もちろん」
う〜…とサラ赤面してうなったあと観念したかのように
「……わかったよ、わかった。逃げないから手を離してくれないか?」
「……わかりました」
トーイは了承して押し倒していた体を起こす。
サラは土埃を手で払い、立ち上がっていたトーイを見上げる。
「……こんなことするような男に見えなかったのになぁ……」
サラが呟くとトーイはくすりと笑う。
「笑ってすまさないでほしいよまったく……まぁいいか、賭けレースで負けたんだしそれに」
トーイのズボンのチャックを開けペニスを取り出す、ペニスはギンギンに立っていた。若干サラは引きながらもペニスに一度優しく口づけし
「あんたのこと……好きだったからね」
と赤面しながら囁いて跪き、舌を伸ばした。
64 名前:
トーイ×サラ
:2009/12/13(日) 21:48:33 ID:kh1UIBdU
344 名前:トーイ×サラ5[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:02:11 ID:LbWk9FTO
「れろっ…れろっ…」
サラの舌が優しくトーイの亀頭を舐め刺激する。あらゆる角度から、何度も舌を這わせていく
「初めてなのに上手なんですね」
ちゅるっと音を立てて舐めたあとサラは
「……こんな女は嫌いかい?」
と聞きながら手袋を外し、素手でしごきはじめた。トーイは首を横に振る
「いえ、何も知らないくらい初めてだといろいろ面倒なので」
と笑う。サラはしごきながら
「あんた……まさか他の女の子にも!?」
と問いただすと
「さて、どうでしょう」
とトーイは腰を突き出し、ペニスをサラの顔にこすりつける。サラは眉をひそめながらもペニスをくわえ、手でしごくのと同じように口でしごきはじめた。
「じゅぽ…じゅるっぢゅるるるっ、んっ」
唾液と我慢汁にまみれたペニスを吸い、何度も何度もしごく。
「ぷはっ……すごい熱い……」
サラ自身興奮しているらしく、しごく手も激しくなる。
「口でするのも初めてですか?」
「初めてだよ、ほら、うちには若い男がいるだろう?片付けなんかすると出てくるのさ、その手の本が」
そう言ってちゅっと軽くペニスに口づけし
「だから知識だけはあるんだよ……」
と微笑んだ。
345 名前:トーイ×サラ6[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:02:55 ID:LbWk9FTO
それを聞いたトーイはなるほど、と呟き
「じゃあ……オナニーしながら僕のをしゃぶってください」
とサラに告げた。
「オナ……どうやって」
「サラの頭を掴んで動かしますから、手で自分でするんです、わかるでしょう?」
言われたことを想像したサラは一気に顔が赤くなる、だが反論しようとして自分が襲われていることを思い出した。
「この……変態っ」
赤面しながら下を脱ぐ。そして再びしゃがみこんでトーイのをしゃぶり、手は自分の股間を弄った。
「んっ…ちゅぶっ、ちゅっ…ぶっ、んぁっ…ふぁ…」
はじめこそ拙い動きだったものの、トーイがゆっくりと腰を動かしはじめるとサラはトーイに手をまわし深くくわえようとする。
「んぐっ、んっんっ、んんっ!」
じゅぽじゅぽと音が鳴り、サラの指使いが次第に早くなっていく。
「オナニーしなれてるんですね、サラは」
と呟きサラの頭を掴んだあと強引に腰を降り始める。
「んん!?んっんっんっ……」
サラは苦しそうに呻くがトーイは気にせず腰を振り叩きつける。トーイはわかっていたのだ、叩きつけられるたびにサラの指が激しくなっているのを。
「イくところ……見せてください」
とトーイは言いサラを突き放した。
65 名前:
トーイ×サラ
:2009/12/13(日) 21:48:56 ID:kh1UIBdU
346 名前:トーイ×サラ7[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:03:43 ID:LbWk9FTO
「あっ」
サラが尻餅をつく、だが指は変わらず激しい。
「あっ!やだっ!見られてるのにぃ……」
サラはトーイのペニスを見ながらさらに激しく指を出し入れする。トーイはそれを見て彼女の目の前でしごきはじめた。
「あっあっあっ……あんっ!」
サラの柔らかい頬にペニスをこすりつけ、つつく。
「あっあっ…指…止まらなっ……」
サラがイきそうになった時だった。
「きゃうっ!」
トーイのペニスから精液が吐き出される、それはサラの顔にかかるがトーイはそれに飽きたらずサラの口に突っ込んだ。
「んぐっ!?ふぅぅんんんっ!!」
サラは口に出され、涙目になりながらびくびくと体を痙攣させる。
「……口に出されてイっちゃたんですか?」
じゅぽっとサラの口からペニスを抜くと涎が糸を引いた。
「んくっ…んっ…はあっはあっはあっ……ぅん……」
口に残った精液を飲み込むとサラは顔を赤くして頷いた、精液塗れになっている顔を見てトーイはさらに欲情する。
「服にも……かかってる……どうしよう…」
「……すごくいやらしく見えますよ、サラ」
そうトーイは言ってサラの口元にペニスを持っていく、彼女はそれに答えるようにしゃぶりペニスをきれいにした。
347 名前:トーイ×サラ8[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:05:01 ID:LbWk9FTO
「ぅ〜ん…すごい味……」
口をおさえてサラは眉をひそめる。
「らしいですね、さて……」
トーイのモノはまだギンギンになっていた。それを見たサラは目がトロンとし
「私が上じゃあ……ダメかい?」
と聞いた、トーイは少し考えてから頷き地面に横になる。
サラはトーイに跨ってペニスを指で確認したあと、真っ直ぐ腰を落とした。
「いっっ…たぁっっ…」
亀頭が膣内に入ってから、サラは首を横にふる。やはり処女のためつらいらしい。
「きつ…ダメ…痛い…」
だがトーイはそんな痛がるサラに気がつかれないように彼女のももに手を置き、一気に引き寄せると同時に腰を突き上げた。
「っっっっああああ!」
処女膜を強引に突き破られた痛みとオナニーで火がついていた快感がサラを貫いた。
「あっ……ばか……」
サラが慣れるのをトーイは待たずに腰を振ろうとした、だがそれよりも早くサラが腰を振る。
「んっ!ぁっ…どう、だい?ぁんっ!」
乗馬を趣味としているだけあって締まりがよく、また腰の振りも力強い。
「いい、ですね……」
クチュクチュと音が夜の闇に響く。
「あんっ!はぁ…それっ…は、良かったっ……隠れてっ…勉強したっ……かいがあったよ」
66 名前:
トーイ×サラ
:2009/12/13(日) 21:49:20 ID:kh1UIBdU
348 名前:トーイ×サラ9[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:05:53 ID:LbWk9FTO
腰をこすりつけるように動かしながらサラが微笑む、その顔には先ほどの精液が付いていて妖艶に見えた。
「ああっ!膣内でっ大きくっ…なってるっ……」
そう喘ぎながらサラの腰の速度は早くなっていく。普通に考えれば相当痛いはずだがトーイはサラの性癖を見抜いていた。
「はんっ、んっ…ぁあっ、大きいぃっ!」
サラのももを爪を立ててつかみ固定させ射精する
「んあああっ!膣内でっ…出てるぅぅっ!」
ドクンとトーイが出すたびにサラは恍惚の表情を浮かべて体を反らしていた。
「……マゾなんですね、サラ」
ぱんっと太ももを叩くと
「あんっ」
と悲鳴ではない声で帰ってくる。
349 名前:トーイ×サラ10[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:07:15 ID:LbWk9FTO
「膣内に出されてイっちゃたんですか?レイプしてきた相手に」
とトーイが言うと
「……ん」
とだけサラは答えた。
「気持ち良かったかい?トーイ…」
サラは赤くなりながら聞く、だがトーイは答えず腰を突き出した。
「ふああっ!」
サラは油断していた。
「じっくりゆっくりも良いんですが」
トーイは何度も腰を突きあげる。
「んあああっ!だめぇっ!またイっちゃぁぁぁっ!」
「激しいのも好きなんですよ」
ぱんっぱんっと音がなるほど強く突き上げ、かと思えばサラの太ももを強く抑えつけ子宮に響くように小刻みに動く。
「あぁんっ!や!やぁっ!いいっ!すごっ!すごいぃぃ!」
何度もサラを絶頂が襲っていた。
「ぁぁぁっ!いいっ!いいよぉっ!」
サラは自分で胸を揉みさらに刺激を得る、その仕草を見たトーイは笑ったあと
「また……膣内に」
「出してえっ!ああっ!お願いっ!」
思い切り最後の一突きを叩き込むと
「あんっ!ああああぁぁっ!」
とサラは叫び、がくりと力が抜けた。
67 名前:
トーイ×サラ
:2009/12/13(日) 21:49:43 ID:kh1UIBdU
350 名前:トーイ×サラ11[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:10:56 ID:LbWk9FTO
「う……ん…」
サラが目を覚ますと、知らない天井だった。
「あれ、ここは……」
布団から出るとサラは裸だった。まわりを見ても見当たらない。
「起きましたか?」
キッチンの方からトーイが出てくる、サラはようやくトーイの家にいるのだと理解した。
「私の服、どこにやったんだい?」
「あれなら干してます」
とトーイは答えマグカップを渡す、ホットミルクだった。
「ちなみに……今何時?」
トーイは時間を確認する
「深夜3時前…ですね」
それを聞いたサラはため息をついた。
「なんて言ってじいちゃんに謝ろう…」
「うちで飲んでたことにすればいいじゃないですか」
「原因はあんただろ、まったく……なんであんなことしたんだよ」
サラが聞くとトーイはあははと笑い
「女神様に呪われてしまって……」
と答えた、話によれば女神様の魔法が失敗して発情するようになったらしい。
「……頭痛いなその話……」
「それは酒の飲みすぎです、それに条件もありますし」
冷たいツッコミを無視してサラはその言葉の続きを待つ。
「女の子と2人きりで密着していること、が条件なんです」
「……はぁ、やっかいな奴だね」
あははと笑うトーイに
「でもそんなとこも好きだよ……夜明けまで……な?」
サラがもじもじとトーイを見つめる、トーイは無言でサラをベッドに押し倒した。
終わり
351 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/27(月) 23:14:18 ID:LbWk9FTO
以上です
しかし本当に需要あるんだろうかorz
苦情なども前向きに検討いたします。
次回は未定です、シュガ村のキャラならリクエストに答えられるかもしれません
それでは……
68 名前:
トーイ×ディア
:2009/12/13(日) 21:50:15 ID:kh1UIBdU
360 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:39:00 ID:YEasRRUS
昨日の夕方のつもりがいろいろ立て込んでいてできませんでした、これからトーイ×ディア投下します
あといつの間に俺の名前『ほのぼのレイプ』になったのw
361 名前:トーイ×ディア1[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:40:06 ID:YEasRRUS
「……そうかい、変なことに巻き込まれるのもお爺さんそっくりだねえ……」
とマーサは笑いながら遠い目をした。
「ええ……それで」
「わかっていますよ、ただディアさまも初めてだから……」
「はい、優しくするつもりです」
それを聞くとマーサは頷き
「それなら任せられるわね、じゃあジーナと外出するわ。ディアさまをよろしく頼むわね?」
とマーサは軽く頭を下げたあとジーナを呼び、別荘をあとにした。
残されたトーイはにやりと笑みを浮かべて二階への階段を歩き始めた……
362 名前:トーイ×ディア2[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:41:16 ID:YEasRRUS
扉を開けるとベッドに腰かけていたディアは立ち上がり
「トーイさん……どうしました?」
とたずねる。実は一度トーイは昼間に別荘を訪れていた。
「……トーイさん?」
無言のままのトーイを見てディアは疑問を覚えた。
彼が家に来てくれることは彼女にとって嬉しく感じるものだ、だが今回は様子がおかしいのだ。
思わずあとずさりするとトーイはディアの両手を掴み彼女をベッドに押し倒した。
「トーイさんっ!?いったい何をっ!?」
暴れて抵抗するもトーイの力は強くディアの腕力ではどうにもならなかった。
「ばあやっ!ジーナ!助けっ」
「いいんですか?こんなところを見られても……」
とトーイは耳元で囁くとびくりとディアは硬直する。
「……さっきまでディアは何をしていたのかな?」
と問いかけるとディアは顔を赤くしてうつむいた。
「……気づいて……らしたのですか?」
ディアはきゅっと足を閉じる。
「この部屋……換気してないでしょ?オナニーしたあとは換気しないと匂いでバレますよ」
オナニー、と単語を出した時にディアは真っ赤になった。
「お、お願いします、ジーナには、ジーナには言わないで」
「…なんでもしますか?」
ディアはこくりと頷いた
69 名前:
トーイ×ディア
:2009/12/13(日) 21:50:36 ID:kh1UIBdU
363 名前:トーイ×ディア3[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:42:23 ID:YEasRRUS
「全裸になってください」
「……え?」
ディアは考えてもいなかった答えに驚く。
「それとも……脱がされたいですか?」
「い、いえ……その……」
ぷち、ぷち、と彼女の服のボタンを外していく。ディアはその手を払いのけた。
「じ、自分でやりますっ!」
と言って立ち上がり赤面しながら服を脱ぐ。
「……乱暴する方には見えませんでした……」
ぐすっと泣きそうになりながらディアは下着に手をかける。
「本には書いてありませんでしたか?男は狼だって」
トーイはそう問うと
「書いては……ありました、けれどっ」
涙目になったディアをトーイは後ろから抱きしめ耳を噛む、ひっとディアは小さな悲鳴をあげた。
「ま、まさか……」
「そのまさか、ですね」
と囁き首筋に口づけし、思い切り吸う。
「んぁっ!?」
音が鳴るまで吸われた肌は赤くなって痕になる。
「ディアは外出ないから肌が白いですね、キスマークもくっきり見えますよ」
「キ、キスマーク!?そんな、ジーナに見つかったら何て言われるか……んっ!」
「キスマークくらいで慌てないでくださいよ」
トーイは耳元で囁きながら乳首を責める、ディアの体は全体的に色が薄いが今は羞恥の朱に染まっている。
364 名前:トーイ×ディア4[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:43:17 ID:YEasRRUS
「ぃやっ……ぁっ……」
ディアは責められ抵抗を弱くした。
「オナニーしていたからまだ敏感なんですか?」
びくっとディアは目をつぶる。それを見てトーイはさらに指先で乳首を震わせ責めていく。
「ふぁ……ぁ、ぁっ……」
「誰のことを想ってしてたんですか?」
乳首を責めながら指をディアの口元に持っていく、ディアはその指を口でくわえた。
「はむ…んっ」
ディアの涎まみれになった指を再び彼女の乳首へ持っていき、秘所へと持っていく。
「あっ!?だめっ」
ディアは慌ててそれを防ごうとしたが、乳首を責められ脱力しかけていた彼女に防げるわけもなくトーイの指先は秘所に到達する。
少し動かしただけでくちゅり、と粘り気のある音を出した。
「っっっっっっ!」
羞恥に耐えるようにディアは声を出すまいとする
「オナニーしていただけあって……もうほぐれてますね」
そんなディアをトーイはゆっくり、ねぶるように言葉で責め、耳に息を吹きかける。
「くぅっっ……」
クリトリスに触れそうになるたびに彼女の体は震え、硬直した。
「そういちいち反応されると……いじめたくなるんですよ」
とトーイは囁き耳に舌を入れ、乳首を引っ張り、クリトリスを摘んだ
70 名前:
トーイ×ディア
:2009/12/13(日) 21:50:58 ID:kh1UIBdU
365 名前:トーイ×ディア5[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:44:16 ID:YEasRRUS
「ひっっ!はぁぁぁっっっ」
けして大きな声ではなく、それでいて脳髄に甘く響きわたるような喘ぎ声をディアはあげた。
秘所に入れた指はきゅうきゅうと締めつけている。
愛液まみれになった指をディアの顔にこすりつけ、舐めさせ
「ほら、こんなになっていましたよ?」
と聞くとディアは指をしゃぶったままこくりと頷いた。その指をトーイは抜き、自分も舐める
「いやらしい女の子なんですね、ディアは……いつも誰を想ってオナニーしていたんですか」
そう言ってトーイはディアの乳首をぴんと指ではじく。
「んっ…それは……言えません」
ふふっとトーイは微笑み、激しく秘所へ指を抜き差しする。
膣内に入れた指は先を少し曲げ敏感なポイントをつつくようにこすった。
「あっっ!なっ!…いきなっ……りっ!?」
思いもしなかった行動にディアはトーイのなすがままになる。
「っあっ!だめっ!だめだめっ!おねがっ…やぁっっ!」
再び絶頂にのぼりつめるディア、だが彼女はイくことができなかった。
トーイが刺激をぴたりと止めたのだ。
「…え?なん…で…」
「誰を想ってオナニーしていたのか教えてくれないと……このままイかせません」
とトーイは囁いた。
366 名前:トーイ×ディア6[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:45:34 ID:YEasRRUS
ややディアは迷ったのち、小さな小さな声で降参する。
「ぁなた……です」
「え?」
「だから……トーイさんを想って……していました。あなたが帰ったあとはいつもいつも胸が苦しくなって自分を慰めてましたっ」
とディアは言って顔を赤くしながら黙りこむ、よほど恥ずかしかったらしい。
「じゃあそんな僕にレイプされても良かったんですか?」
と囁くと
「……一つだけ、お願いがあります」
と言ってディアは振り返りトーイを見つめたあと
「キスを……してください」
とねだった。トーイは笑顔で了承しキスをする。トーイが舌を舐めたところでディアは舌をひっこめずに、トーイに納得いくまで舐めさせた。
「はぁっ、はぁっ……トーイさんの唾液……甘いんですね」
ディアの目はとろけていた。そんなディアにトーイは布で目隠しをする。
「なにを……するんですか?」
もはやトーイが自分に何をしようと恐れなくなっていた、むしろ楽しみにしているようにも見える。
ディアにトーイは口づけした。
367 名前:トーイ×ディア7[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:46:34 ID:YEasRRUS
ディアを目隠しさせたままトーイは移動させ、後ろから胸を揉みつつペニスを押し当てた。
「はうっ!」
入り口にペニスが入っただけでディアは悶える、だがトーイは貫かずに軽くつついて振動をあたえ刺激をあたえた。
「ふぁっ、はっ、はっ、ぁぁっ」
振動させるたびにディアはびくりと体を震わせた。
「そろそろ処女……いただきますよ?」
トーイが耳元で囁くと
「はぃ……」
と頷いた。それを聞いてトーイはぐぐぐっと腰を進めていく。
痛みにディアの体は逃げ腰になるが、トーイは体を固定させ一気に貫いた。
「っっっっ!痛っっっっ!!」
痛みでつらいのかディアは手近なものを握りしめる。
「っっっぁあ!」
そんなディアを見てトーイは奥に当たるように膣内に入れたままぐいぐいと腰を押し付ける。
「トーイっ……さん!まだっ…痛いのっ……っ!」
だがその懇願を無視してトーイはピストン運動を開始する。
「お、お願っ……いっ…ぁっ!ぁっ!ゆっ……くりしてえっ!」
しかし聞き届けるわけもなくトーイの一突き一突きは強くなっていく。
「んあっ!おっ、お願いっ!ですっ!許してっ!許してえっ!」
トーイは後ろから責めながらクリトリスを刺激する
71 名前:
トーイ×ディア
:2009/12/13(日) 21:51:21 ID:kh1UIBdU
368 名前:トーイ×ディア8[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:47:46 ID:YEasRRUS
「ひっっっ!」
びくりとディアは体を震わせ、脱力した。
「許してぇ……くださいぃ……」
脱力したディアをトーイは抱きかかえ、目隠しをはずす。
「ふぁ……ぇ?」
ディアの目に入ってきたもの、それは二階の手すりだった。部屋ではないので当然下にも声が響いている。
「え?……やだ……嘘……」
紅潮していたディアの顔が一気に青ざめる。
「トーイさん……もう、もう許してください……」
だがトーイは無情にも
「ダメですよ、まだ僕イってませんから」
と再びディアを後ろから責め始める。
「い、いやっ!いやあぁっ!」
涙を流し懇願するディアにトーイは音が響くように彼女の尻をひっぱたき 、膣内をえぐるように腰を動かす。
「お願いっ…ですからっ……もう、もう許してくださいっ!」
「でも……ディアの締めつけ……すごいですよ?」
膣内をえぐるような突きかたをしたかと思えば、子宮に響くように小刻みに奥を突く。
あまりにも暴力的で、強制的に与えられる快感にディアは溺れかけていた。
「ああっ!いやっ!いやなのにっ!いやなのにぃぃぃぃっ!」
そして最後の強烈な一突きで、ディアの意識は持っていかれた。
369 名前:トーイ×ディア9[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:49:13 ID:YEasRRUS
「もう知りませんっ!」
ディアはむすっとしてそっぽをむいた。
ディアが目を覚ました時には自分のベッドで横になっており、全裸ではなく服を着ていて体もきれいにされていた。
そこへトーイが部屋に入り、怯えるディアに全てを打ち明けたのだ。
女神さまの失敗魔法のこと、そしてあの時別荘には2人きりであったことを。
彼女は顔を真っ赤にして怒り、今に至る。
「初めてを……あんな風にするなんてっ!女の子にとって初めては特別なんですよ!?」
怒るディアにトーイは苦笑いを浮かべ
「嫌だった?」
と空気を読まずにディアに聞く。
「嫌でした、嫌でしたけれど……だいたい赤ちゃんができたらどうするつもりですか」
う、とトーイは返事に困る。
「その時は……その時かなぁ」
あははと笑うトーイを見てディアは怒る気力もなくなった。
「はぁ……もういいです、好きな相手が初めてだったのは変わらないですし……」
トーイはお詫びにとディアの頭を撫でて抱きしめ、帰ろうとする。それをディアは呼び止め
「……明日は、逢えますか?」
と赤面しながら言うとトーイはディアに優しく口づけし
「また明日」
とだけ答えた。
終わり
370 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:52:04 ID:YEasRRUS
以上です
なおキャラクター違くね?等の苦情は善処してまいります。
次作はトーイ×ライラの予定です、が……ライラの性格をまだ掴みきれておりませんが故、時間がかかる可能性もあります
ジャンル?言うまでもなく……
72 名前:
ラグナ×キャンディ
:2009/12/13(日) 21:51:57 ID:kh1UIBdU
387 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:16:43 ID:LC4bHXtk
ラグナ×キャンディです。
「わかったわ。じゃあお願いしてみるね」
飴玉のようにキラキラと透き通った瞳の少女は、ニッコリと微笑むと両手を合わせて、いつもの精霊歌を唱えはじめた。
らん、らん、ららら。
細い糸のように繊細な歌声が、僕と少女と精霊の世界に響きわたる。
風なんて吹くはずのない時計台の中にも関わらず、栗色の髪と赤いケープと、白いスカートが――ふわふわと靡いていた。
その靡くスカートの間からチラチラと控えめに姿を見せる太ももが、なんだか変な雰囲気を醸し出していた。なんなんだろう?
「……」
――気がつくと、その不思議な何かは少女からパッと消えていた。歌声も終わって、深い森のような静寂が訪れていた。少女は一息ついて、再び僕に子供らしく微笑んだ。どうやらお願いが終わったらしい。
僕もいつものお礼でお返しすることにする。
「ありがとう。今日はもう大丈夫だよ」
それから僕は最後にキャンディ、と名前を付け足した。
「うん、どういたしまして!」
「ところで、何を作ってるんだい?」
僕は台所の上のボウルを指差した。
それは何かの生地のようなもので、お願いに訪れた時から、ずっと気になっていたものだった。
「え? ああ、これはまだナイショよ。明日になったら見せてあげるね」
「ああ、そういえば明日だったね」
僕はキャンディとの約束について思い出した。
確か休日にボートに乗せてあげる約束をしたんだった。
……そもそもの理由は、キャンディがマルコと魚釣り勝負をした時に、見事に惨敗したらしい。
『魚釣りで負けちゃったんじゃ、あたし、お姉ちゃんの妹として顔向けできないよ。お兄ちゃん、お願い……!』
それで、マルコを見返すべく立派な魚を釣り上げたいというキャンディのお願いを叶えるため、ボートに乗せてあげるという約束をしたのだった。
正直に言うと、ボートに乗りながら釣る場所を変えたとしても余り意味がないんだけど、それでキャンディが満足できるなら……まあいいか。
388 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:18:04 ID:LC4bHXtk
湖。太陽。小さな雲。青空。
その中心のボートの中に僕は座っていた。
湖を覗くと、水が綺麗に透き通っていて、まるでボートが宙に浮かんでいるような錯覚を感じた。
さっきから目の前に座ったキャンディが真剣な面持ちで湖に向かって釣竿を向けていた……けど、そろそろ疲れたようで、軽い溜め息を付いて僕に向き直った。
「なかなか釣れないなぁ」
「釣ってあげようか?」
「そ、それじゃあ意味がないよ〜」
「ははは、大丈夫。元からそのつもりだから」
僕の言葉に、キャンディは少しだけ間を置いて、
「……あたしのわがままを聞いてくれて、ありがとう」
うつむきながら申し訳なさそうに呟いた。
「いやいや、そんなことはないよ」
むしろ僕としては――わがままを言ってくれるような間柄になれたのが――仲良くなれたみたいで、逆に嬉しかった。
「お、お礼と言っては、ええと、じゅうぶんじゃないかもしれないけど」
キャンディは鞄の中に手を入れて、小包を取り出すと自身の膝の上に置いた。
リボンを解いて中身を開いてゆくと、ふわっとバターの甘い香りが広がって、そこに包まれていたのは数枚のクッキーだった。
「きのう、作ってたものよ」
それから、お兄ちゃんが自分で作ったほうが美味しいかもしれないけどね、とキャンディは苦笑いしながら付け足した。
僕は返事を返さずに、クッキーを一つ摘んで口に入れる。
それから、もぐもぐと良く噛んで飲み込んでから、僕は言った。
「おいしいよ」
「……え? あ……」
さっきまで苦笑いだったキャンディの顔は、徐々に褒められた子供のものに変わっていって、そのまま頬を真っ赤にしながら、うつむいて口ごもってしまった。
しばらく僕は魚釣りの見学を休憩して、クッキーに舌鼓を打っていた。
73 名前:
ラグナ×キャンディ
:2009/12/13(日) 21:52:23 ID:kh1UIBdU
389 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:19:05 ID:LC4bHXtk
ほとんど食べ終わってから、やがてキャンディが呟いた。
「うん、そうだったわ。あたし、お兄ちゃんを信じてたもん」
キャンディは再確認したように、確信に満ちた笑顔でキッパリと言い切った。
僕の何を信じていたんだろう?
僕は何とも言えないくすぐったさに胸を襲われて、言葉にすることができなかったので、笑顔だけで気持ちを返した。
「あっ! み、見てみてお兄ちゃん。あそこのルーニー、クリを食べてるよ! もしかしたら実りの木から取ってきたのかも!」
キャンディは、すぐに恥ずかしいことを言ってしまったと悟ったらしく、慌ててボートから身を乗り出し、彼方を指差した。
いかにも話題を逸らそうとしているのが丸分かりで、見ていて微笑ましかった。
……そんな姿にすっかり気を取られていたから、あんなことになってしまったのだろうか。
もう一秒だけでも早く、この言葉を言っていれば。
「キャンディ、ちょっと、」
ボートからそんなに身を乗り出したら駄目だよ、と注意しようとしたその時、
「きゃあっ!」
案の定、キャンディはバランスを崩してしまった。
今にも湖に飲み込まれようとする小さな体。
「危ない!」
僕の体が、彼女を受け止めるべく勝手に前に飛び出していた。頭が真っ白で何も考えられなかった。
しかし――それが逆に災いし、前のめりになったことでボートの全体の重心まで崩れ、クッキーも、僕達も、丸ごと湖に放り投げられた。
じゃぼん、と大きな水飛沫を立てて、それから僕の視界は透明な青に包まれた。
390 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:20:08 ID:LC4bHXtk
「はあ、はあ、はあ、はあ」
周囲を見渡す余裕ができたのは、脳に酸素が回ってきてからだった。
空が曇っていた。
僕は今、仰向けで倒れている。
背中に感じるのは、ジャリジャリとした感触。
ここは――海岸? ……
そうだ。僕は湖に落ちた後、意識を失ったキャンディを右腕に抱き抱えながら、目の前に見える島を目指し――ひたすら泳いでいた。そして砂浜に辿り着くなり倒れ込んで、こうしてゼエゼエと息をしていたんだ。
隣に横たえたキャンディに目をやると、まるで起きる気配がなかった。背筋が凍った。
「キャンディ、キャンディ、大丈夫? キャンディ」
僕は急いで起き上がって、耳元に何度も何度も呼び掛けるが、反応はない。
――これは本当にマズいかもしれない……。
加速してゆく不安の中で、僕はキャンディの胸元に手を当てると、何とか呼吸を確認することができた。
「良かった。びっくりしちゃって気を失ってるだけか……」
ほっと一息をついて安心したのも束の間、びゅうっと一陣の冷たい秋風が吹く。
「……くしゅっ!」
キャンディがくしゃみをした。
「へっくしょん!」
遅れて、僕もくしゃみをした。
秋の始めとはいえ、この肌寒い中――びちょびちょの格好でこのまま放っておけば間違いなくお互いに風邪をひいてしまうだろう。
風邪薬ひとつ飲むだけで治ってしまう僕はともかく、キャンディも同様に治るとは限らない。
「……」
ボートの上で、僕が注意してさえいれば、こんなことにはならなかった。
これは他の誰でもない、年長である自分の責任であることは明白だった。
「風邪なんかひかせないよ」
決意が――いつのまにか言葉になっていた。
僕にとって、何だか不思議な義務があるように感じられた。
それは決められたことじゃないのに、誰からもそうするように強制されてなんかいないのに、どうして?
それはきっと、彼女が『お兄ちゃん』って僕を呼んでくれるから……。
74 名前:
ラグナ×キャンディ
:2009/12/13(日) 21:52:47 ID:kh1UIBdU
391 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:21:19 ID:LC4bHXtk
とはいえ、そう決めたものの、どうすれば向こうに戻れるだろう?
僕は思考を始めた。
先に自分が向こうまで泳いで、改めてボートで泳いで此処まで来ようか?
……いや、それは無理だろう。ボートで泳いでさえ7〜8分弱なのに、ましてや直に泳いで向かい岸まで辿り着くのは非常に困難だった。
何か良い手段はないものかと――辺りを適当に見渡しながら、思考を巡らす。
天を突く螺旋の蔦。
足元を歩く蟻。
水に濡れた少女。
蒼く透き通る湖。
遥か遠くに見える陸地。
――そうだ。
直に泳ぐことが無理でも、直に帰ることのできる最高の魔法が記憶から浮きあがる。
どうして忘れていたのだろう。こういう時のリターンの魔法があるじゃないか。
僕は空高く手を掲げ、魂の休まるべき場所を心の中に思い浮かべた。
「……」
しかし周りの景色は何も変わらない。
もう一度だけ思い浮かべた。
「……」
やはり何も起こらない。
『でも、どういうわけか、時々、使えなくなるんですよ』
突然、脳裏にミストさんの言葉が浮かんできた。
“どういうわけ?”
理由は全く分からないけど、どうやら今がその使えない状況であるらしい。
「はあ……」
結局、ここに誰かが来るのを待つしかないという事実に落胆し、僕は溜め息をついた。
392 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:22:19 ID:LC4bHXtk
ただ、待つ前に最低限やらなければいけないことが残っていた。こんな島に自ら訪れるような人は恐らく僕だけしかいないだろうから、ここに人がいて、しかも帰れなくなっていることを周りに知らせる必要があった。
自分のバッグの中に使えるものはあるだろうか。僕はゴソゴソと中身を漁りはじめた。
農業関係、探索関係、戦利品、アクセサリーと数あれど、せいぜい使えそうなものは、釣竿、ファイアロッド、細い棒切れ、上質の毛皮、首かけタオルくらいだろう。
僕は上質な毛皮のうち、特に大きなものを選んで地面に敷くと、キャンディを抱き抱えて、その上に仰向けに横たえた。
それから、いくつかの細い棒切れを重ねるようにして隣の少し離れた地面に撒いて、
「魔法なんて、あまり使ったことはないんだけど……」
不安を漏らしながらも、僕は片手の火杖を棒切れへと向かわせ、徐々に魔力を込めてゆく。
「ファイア!」
そして僕の掛け声と同時に放たれた火球は――棒切れを巻き込み――やがて見事な焚き火になった。
空へと昇ってゆく狼煙を見上げながら、僕は安堵した。
時間はかかるだろうけど、これで村人の誰かが気づいて船を出してくれるだろう。
チリチリと音を立てて燃える焚き火に両手を近づける。
「うん。これで暖かさも確保できた」
……それから一足先に下着だけの姿になった僕は、キャンディの服を脱がすことにしたのだった。
濡れている服のままでいさせたら、どんどん彼女の体を冷やしてしまって、せっかく焚き火を起こした意味がなくなってしまう。
まずはケープと上着、それからブーツ、靴下を脱がし、ベルトを外してスカートに手をかけ、丁寧に脱がしてゆく。
服は濡れているせいか、どれも肌に張り付いていて、脱がすのに一手間かかった。
脱がした服は、焚き火の隣に釣竿を突き刺しておいて、そこに引っ掛けて乾かすことにする。
「後は下着も脱がして乾かせば完了――だけど、」
そしたら、彼女は■■■になってしまう……のか。
「あ」
その時、僕は当たり前のことに今さら気づいた。
どうして今まで気づかなかったのかが不思議だった。
――僕は今、キャンディの――女の子の服を脱がして、ハダカにしようとしているんだ……。
75 名前:
ラグナ×キャンディ
:2009/12/13(日) 21:53:14 ID:kh1UIBdU
393 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:23:43 ID:LC4bHXtk
自覚は意識を強め、今まで確認しようともしていなかったキャンディの真っ白な下着を突き刺すように見つめる。
キャミソール。パンツ。
この心許ない二枚を脱がしてしまえば、この子は裸になってしまうんだ……。
改めて目の前の光景を見つめ、僕はゴクンと生唾を飲み込んだ。
『わかったわ。じゃあお願いしてみるね』
大人びた顔で精霊歌を歌っていた。
『ふんふんふふ〜ん、お料理、楽しいな〜』
楽しそうに料理をしていた。
『わぁ! アップルパイだ! もらっちゃってもいいの? ありがとう、お兄ちゃん! 大好き!』
おいしそうにアップルパイを頬張っていた。
そんな少女が下着だけのあられもない姿になって、今、僕の目の前に横たわっている。
いやらしい。
ついに意識してしまった。
「……」
いつのまにか、キャンディの生贄に捧げられたような体を熟視している自分がいた。
水の滴る栗色の髪。
余分な脂肪のついていない太股。
濡れたキャミソール越しに、ゆるやかに山を描き、膨らみはじめた幼乳の輪郭がハッキリと浮かび上がっていた。うっすらと桜色の突起も透けて見える。
こんなに小さいのに、……どうして。
僕は心臓の鼓動がドクンドクンと高鳴ってゆくのを感じながら、タオルをキャンディの髪へと、顔へと、腕へと、指先へと、太股へと、ふくらはぎへと、つま先へと回して、ゆっくりと体を拭いていった。
引き締まった肌を感じようと、全神経を手の平に集中させている自分に、気づかない振りをしながら。
394 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:24:36 ID:LC4bHXtk
結局、あらかた拭き終わるまで僕はモヤモヤを抱えながらも下着まで脱がすことはしなかった。意識してしまった今、脱がしてしまったら、僕は、きっと。
……だけど、どうしても最後に拭かなければいけない場所があった。
「お腹は冷やしたらいけないからね」
そう言いながら僕はキャミソールの下端を片手で摘んで、徐々に持ち上げてゆく。
視界に入る、可愛らしいおへそ。
「……」
吸い込まれるように――そのまま中を覗き込むと、申し訳程度の幼い双丘が健気に存在を主張していた。
しかし先端の突起はキャミソール一枚に邪魔されていて、辛うじて隠れている。
――もう少し持ち上げてしまえば……。って、ばかばかばかばか! 僕は何を考えているんだ!!
僕は慌てて手を離してキャンディから遠ざかると、自分のやるべきことを必死で確認した。
――覗いてどうするんだ。そこまで持ち上げようとしてどうするんだ。大事なことはお腹を拭くこと。お腹を拭くこと。お腹を拭くこと。そうしなきゃキャンディが風邪をひいてしまうかもしれないんだから……。
呪文のように何度も何度もそう頭に叩き込んでから、再びキャミソールの下端を摘んで持ち上げ、首掛けタオルで包んだ右手を中に入れて拭きはじめる。
二度と悪魔に襲われないように細心の注意を払いながら、お腹の周りを拭いてゆく。
万全のつもりだった――この時の僕は、ひとつの危険な可能性を頭に入れていなかった。
それは、
「へっくしょん!」
さきほどのように、再び自分が予期せぬタイミングでくしゃみをしてしまう可能性。
「……ぁ」
ぴくん、と陸に上げられた小魚のようにキャンディが体を痙攣させ、喘ぎ声をあげた。
僕は一瞬何が起こったのかを理解できなくてビクっとしたけど、すぐに自分が何をしてしまったのかを理解した。
僅かに力みながら拭いている最中の僕のくしゃみ――不随意運動によって、気づかないうちに膠着した右手が、胸の最も敏感な部分を強く刺激してしまったのだろう。
そうじゃなかったら、こうしてキャンディの胸のほうまで僕の腕で盛り上がっているキャミソールと、右手に感じるぷにっとした弾力性の説明がつかないから……。
慌てて自分の右手をキャミソールの中から抜くと、おずおずと自分の手の平を見つめる。
僕は、さわった。
間接的にさわったとはいえ、僕は、僕は初めて女の子の、胸を……。
「もっと拭いてあげなきゃダメだな」
この時の僕は体を拭くという建前を強調しつつも、本心そのものは別の目的へと変わりつつあった。
それでも直に触ろうとしなかったのは、直に触れようとせずにタオル越しに触れていれば『拭いていることになる』から。それが自分に残された最後の理性であるとともに、卑怯な逃げ道だった。
76 名前:
ラグナ×キャンディ
:2009/12/13(日) 21:53:39 ID:kh1UIBdU
395 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:25:26 ID:LC4bHXtk
僕は今度は、躊躇なくタオルをキャミソールの中の無防備な胸へと伸ばし、揉みしだくように、桜色のそこを擦るように、『拭く』。
「ぁ……やっ」
可愛らしく震える声は、どんな楽器よりも耳に心地良い。
発育途中の胸は御世辞にも柔らかいとは言えなかったけど、少女特有のみずみずしい弾力にあふれていた。
丹念に『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』。
「んっ、んっ、くあっ、ぁ、はああ、あっ……」
キャンディは顔をユデダコのように真っ赤にしながら――弱々しい喘ぎ声のハーモニーを奏でながら――ぴくんぴくん、と何度も痙攣した。うっすらと開かれた小さな口元からは、だらしなく一筋の涎が垂れていた。
僕の中で、ドス黒い感情が次第に萌芽してゆく。
――この島は、僕とキャンディ二人だけの場所。
焚き火なんか消してしまえば、こんな場所に誰かいるなんて分からない。誰もやって来ない。
衝動に流されるままに、僕は焚火を蹴り上げて消した。
例えキャンディが起きて抵抗したとしても、こんな小さい体では僕に叶うわけがないし、助けを求めたとしても、こんな島じゃあ、やはり誰もやって来ない……。
「はあ、はあ」
僕はキャミソールに忍び込ませた手をせわしなく動かしながら、キャンディを包み込むように覆いかぶさった。
頭の中が――この小さな体を独り占めしているという恍惚でいっぱいになって――他のものを全て追い出していって――。
さらに僕は下着を脱ぎ、努張した自分のものを取り出すと、そのままキャンディのおへそに強く当てかって、ゴシゴシと擦って汚しはじめる。気持ちいい。
「はあ、はあ、はあ、キャンディ」
第二次性徴を見せはじめた――大人に近づきはじめた青い果実は、たまらない魅力に溢れていた。
さっきのリターンの魔法が不発に終わった理由も、今なら分かった。
きっと心の奥底で、僕は帰ることを拒んでいたんだ。本当はキャンディを襲いたくて仕方がなかったんだ。
こんな子と同じ村に住んでいるのに手を出さないなんて、今までの自分は異常だった。
396 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:26:40 ID:LC4bHXtk
ゴシゴシと自分の存在を――遺伝子をキャンディに刻みつづける。
そのあいだも幼胸を『拭く』ことを止めない。
「ふぁっ、あっ、ぁぁぁぁぁっ」
荒波のように襲いかかってくる刺激に小さな体が耐えられないのか、キャンディは涙を流しながら、栗髪を右へ左と一心不乱に振り回しながら悶え狂った。
その淫靡な様子に我慢できずに、僕は残った片方の手でキャンディの頭を鷲掴みにすると、その可憐な唇に舌を強引に捩込ませた。
「んっ、ふぅ……」
歯を、舌を、口内を、思うがままに蹂躙する。
あ、僕――こんな子に――こんな凄いキスを無理やりしてるんだ。
気持ちいい。
「キャンディ、キャン、ディ、はあ、はあ、あ、あ……」
あらかたの行為に満足し、口元から離れると、つうっと僕とキャンディの間に涎の橋を作られた。
改めてキャンディの全身を見渡すと、自分のものを擦り付けた後には、うっすらと透明な粘液がこびりついていた。
これは、自分がキャンディにものを擦り付けたことを表す何よりの証明。この少女が自分の所有物であることを表すマーキング。僕は、それを誇らしげに眺めた。
眺める中で、お腹へと向けられていた視線が、ゆっくりと下へ下へと落ちてゆく。
――上が濡れて透けて見えるんだから、当然、下も……。
欲望に流されるままに視線は幼い股間へと辿り着いた。
案の定、本来ならば包み隠されているはずの――キャンディの赤ちゃんを作るための大事な入り口は透けて丸見えで、もはや下着としての役割をほとんど果たしていなかった。
そこを、直に見たい。
匂いを嗅ぎたい。
触りたい。
指を入れて掻きまぜたい。
中を舐めまわしたい。
そして……。
「うああああ、キャンディ、キャンディキャンディキャンディ」
ついに僕を辛うじて繋ぎ止めていた鎖が、ぷちんと音を立てて千切れた。
息を切らしているキャンディの胸と股間を、それでも懸命に隠そうとする頼りない下着たちを、手汗まみれの震える両手が鷲掴みにする。
僕は今から、この子を収穫する。まだ収穫期になっていないのに、収穫する。
この可愛らしい青い果実を味わっていいのは、僕だけ。
鷲掴みにした両手は――果実の皮を剥くように――あっさりと、そのまま少女の純潔を剥ぎ取った。
77 名前:
ラグナ×キャンディ
:2009/12/13(日) 21:54:08 ID:kh1UIBdU
397 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:28:08 ID:LC4bHXtk
「ん……」
しばらくして、飴玉のようにキラキラとしたキャンディの瞳が静かに開く。
「良かった、目が覚めたんだね」
不思議な何かが消えていた僕は、キャンディに微笑んだ。
彼女が目覚めたことに心から安堵したと同時に、それ以上の緊張が背筋を走った。
「ぐ、具合はどうだい?」
「……うん、ちょっと頭が熱くてボーッとするけど大丈夫よ。あれ、確かあたし、ボートから落ちちゃって、それで……」
キャンディはゆっくり起き上がると、辺りを見回した。自らの状況を掴みかねているようだった。
――お願いだから気づかないで。
その小さな太ももと胸と首筋に付けられた薄い歯型に気づかないで。
まだ咲ききっていない花弁を襲う、鈍い痛みに気づかないで。
そんな僕の願いを余所に、キャンディは側に立てられた釣竿に掛けられた自身の服を見つけて、
「やぁっ!」
ようやく自分が下着だけの姿になっていることに気づいて、顔を真っ赤にしながら慌てて上質の皮で小さな体を丸ごと覆い隠した。
その前に僕のしたことと比べると、あまりにも可愛らしくて空しい行動だった。
「……」
微妙な間が開いてゆく。
僕は何て声を掛ければ良いのか迷っていると、
「お兄ちゃんがしたんだよね?」
キャンディが小動物のようにひょっこりと顔を出してきて、単刀直入に尋ねてきた。
その顔は――もう綺麗に拭いたはずなのに――白濁した何かで汚れて見えた。
こちらを見つめてくる透き通った瞳の中に、慌てふためく僕の姿が映る。
「あ、あの、その、」
目の錯覚のはずなのに、動揺してしまっていた。
焦らないで「そうだよ」と平然と答えれば良かったのに、さっきまで取り戻せていた冷静さは一瞬で消えてしまっていた。
ガラスのようになった僕と少女の世界には、もはや嘘は通用しなかった。
例え嘘を付いたとしても、僕の中身など、すぐに見破られてしまうに違いなかった。
だから、代わりに沈黙するしか手段が見つからない。
チリチリと音を立てて、焚き火の音だけが聞こえてくる。
押しつぶされてしまいそうな苦しい時間が過ぎる中、やがてキャンディの唇が、ゆっくりと開かれた。
「……ありがとう」
それは、――感謝の言葉?
しかも、――どうしてそんなふうに笑って言えるんだい?
僕は頭をハンマーで思いっきり殴られたような気がした。
『うん、そうだったわ。あたし、お兄ちゃんを信じてたもん』
ボートでのキャンディの言葉が蘇る。
そうだ。当然のことだった。最初からキャンディの頭の中には――僕がやましいことを考えていた、もしくはしたなんて疑いは入っていなかったんだ。
例え入っていたとしても、僕なら絶対に変なことしないって、こんな僕のことを信じきっていて。なのに、そんな僕は……。
心に罪悪感という杭が深く深く、じわりと突き刺さる。
そこから溢れた透明な何かは、徐々に僕の体をいっぱいにして、昇っていって、瞳から染み出した。
「お兄ちゃん、どうしたの……?」
心配そうに僕を見つめるキャンディの汚れた顔が、次第にぼやけて見えなくなっていった。
痺れるように甘く、ほろ苦い、青い果実の味の飴。
<fin>
398 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:29:20 ID:LC4bHXtk
キャンディは脳内12歳
暇があったらドロップの話も書きたいな
78 名前:
昼下がりの小鳥
:2009/12/13(日) 21:54:37 ID:kh1UIBdU
404 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:32:11 ID:5RdHKzKu
ラグナ×ドロップです。
「んぅっ……あ、あん……」
青々と茂る草むらの中。
あたりに漂う自然の青臭い匂いに混じって甘い蜜が香っている。
「んっ、ん……あぁっ」
風の鳴る合間から聞こえる嬌声はきっと対岸には届きやしまい。
もともとこのあたりに来る人は少ないのだ。
だから僕らはこうして体をあわせていられる。
開放された自然の中でありながら、そこは確かに僕ら二人の空間だった。
「あぁっ!……ひ、ひぁ……ら、ラグナ……んんぅ、も、もう……」
「うん、僕も……イキそうです――」
「……ん、んぁ、はぁ、あっ、い、イっちゃ……!」
次の瞬間、体中に力が入る。
まるで電流のように快楽は頭で白くはじけて、肉棒から彼女の膣内に流れていった。
目の前に組み敷いた彼女も腰を強くそらせた後、糸が切れたように倒れた。
僕もそのとなりに寝転ぶ。
全身を覆う気だるさがとても心地いい。
きっとそれは体を通じて彼女と共有しているからなのだろう。
今も繋いだままの手のひらから上気した体温が伝わってくる。
(いつの間にか日課みたいになっちゃったな……)
青臭い雑草の匂いが鼻をくすぐった。
405 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:33:10 ID:5RdHKzKu
農作業とモンスターたちの世話も終わった昼下がり。
昼食をとった僕は腹ごなしにルピア湖へと向かっていた。
手には釣竿を携え、時間つぶしの準備も万端だ。
今日も良く晴れている。雲はひとつも見当たらず、途中から雨に降られることもないだろう。
のんびりとした午後を過ごせそうだ。
(……っていうのは何か言い分けみたいだな)
穏やかな日にもかかわらず、僕の胸は高鳴っていた。
腹ごなしも釣竿もただのおまけ、こじつけだ。
僕の本当の目的は……別にあった。
ルピア湖につくと、岸辺に置いてあるボートの元へ行く。
そのボートに一人の少女が腰掛けていた。
二つにくくった長い赤髪と大きめの帽子が特徴の女の子。
眼鏡をかけたその奥の瞳は陽光に輝く湖面をじっと見ていた。
「お待たせ、ドロップさん」
「……ん」
どうやら挨拶の前からこちらに気づいていたようで、顔だけ向けて彼女は微笑んだ後視線を元に戻した。
「何を見てたんですか?」
「ん、魚」
「魚……」
隣に並んで僕も湖面を見下ろした。
確かに小さな魚たちが水中を自由に泳ぎまわっている。いつも釣りで相手をしているような魚ばかりでなくこんな小魚たちも湖を泳いでいたのか。
なんだか新鮮な光景であった。
毎日モンスターの世話や畑の仕事、それに加えてダンジョンの散策などわき目も振らずに走り回っていたものだから、こんな風に立ち止まって小さな自然を見つめることは少なかった。
あらためてとなりの彼女を見てみる。
ドロップさんは毎日こんな景色を見ているのだろうか。釣りをしている彼女の目はどこを見ているか定かではないからもっと色んなものを見ているのだろうな、と少しうらやましくなった。
「何?」
「あ、いや……。ちょっとぼーっとしちゃって」
「そう……。ん、行こう」
ドロップさんはボートの中に座りなおし、目で早く漕げと訴えてきた。
顔が赤くなっているのが見えた。もう彼女は小島に着いた後のことを考えていたようだった。
79 名前:
昼下がりの小鳥
:2009/12/13(日) 21:55:02 ID:kh1UIBdU
406 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:34:21 ID:5RdHKzKu
いつからだろうか。
二人でルピア湖に訪れるようになったのは。
ドロップさんの釣りに付き添い、トランルピアの色んなところで釣りをしてきたけど落ち着いたのはこのルピア湖だった。
それは人の少ないトランルピアの中でもことさら静かなここは集中して釣りをするには絶好の場所だった。
……というのは言い訳だろう。
本当の理由は、僕が――。
「ラグナ」
「はいっ!? ど、どうしたんですか」
「糸引いてる。かかった」
「あ、あぁ! そうですね」
ボソッと耳元で囁かれたのに我に返ると、竿は水中に続く糸に引かれしなっていた。
すこしの格闘の後釣り上げるとなかなか立派な魚が針に引っかかっていた。
「ありがとうドロップさん。声かけてくれたおかげでこんな大きな魚が釣れましたよ」
「……そう」
ドロップさんの受け答えは基本的にそっけない。
しかし付き合いが長くなるにつれそっけない中にも微かな表情の変化があることに気づかされた。
今日は会ったときからずっとそわそわしている。いや、今日も、か。
風はなく降り注ぐ陽光は暖かだ。
小島にはもちろん岸辺にも釣り橋にも人の姿はない。
それを確認したあと、僕とドロップさんは唇をそっと重ねた。
「ん、んふっ……」
お互い竿を手放し、抱きしめあう。
普段そっけないドロップさんはしかし、いつもの振る舞いからは想像も出来ないくらい積極的に求めてきた。
僕の唇をついばむようにドロップさんは深くキスを続ける。
「――んぅ!?」
キスはそのままドロップさんにゆだね、僕は手を彼女の胸とお尻に伸ばした。
「んぁっ、あ、あふぁ……」
服の上から胸を触るとその大きさを手のひらに感じる。彼女は着やせする方なのだ。
ゆっくりと軽いタッチから段々と強く熱が入っていく。
胸を揉むたびドロップさんは敏感に反応を示す。背中に回された手が僕の服をぎゅっと握った。
407 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:35:37 ID:5RdHKzKu
「ん――あ、ラグナぁ……」
今度は小ぶりなお尻を揉みしだく。
「あぁ、んぅっ、はぁ――あん!」
薄手の巻きスカートの中には熱がこもっているのが伝わってくる。
お尻のほうに気を回していると彼女の声が次第に甘くなってきていた。
首筋にかかる息が熱っぽくてその息づかいを聞いていると僕の股間も熱くなってきてしまった。
「あの、ドロップさん……」
「……」
僕が見つめてささやくと、ドロップさんは黙ってうなづき体をずらして顔を沈めていった。
少し手間取ったあとズボンの中から飛び出した一物は外気にさらされ涼気を感じたが、すぐに熱い口内に包まれた。
舌で唾を塗るようになめた後、口全体でペニスをくわえこむ。
「んちゅ、ちゅっ――んんっ」
なれた動作だった。
流れはもうできている。
「ちゅ、んはぁ、ふぅ……くちゅ」
「うぅ、はぁ、ドロップさん……」
「ちゅはっ、んぁ、んちゅっ」
のどまで届いている一物をドロップさんは苦しそうにしながらも健気にしごいていた。
眼鏡が曇っているにもかかわらず一生懸命だった。
そんな姿を見て、僕はもう我慢できず腰を引いた。
「? どうしたの」
「もう、大丈夫なので……ドロップさんが欲しいんです」
「……ん」
体勢を変え、今度は僕がドロップさんの脚の間に入る。
スカートをめくり、その奥の下着をゆっくりと下ろしていく。
そのとき下着と彼女の股の間に細い糸が垂れた。見れば下着の中にあった花弁は湿り気を帯びていて、透明な愛液が少量こぼれていた。
「ドロップさんも準備いいみたいですね」
「……言っちゃ、ダメ……」
ドロップさんは耳まで赤くしていた。
でも僕を拒むことはしない。
むしろ腰を上げて受け入れる用意までしている。
その健気さに僕の一物はさらに固さを増した、様な気がした。
僕は両手でドロップさんのひざを押さえ、M字に開脚させた。恥かしそうにしてたが嫌がることはなかった。
白い脚がまぶしかった。
80 名前:
昼下がりの小鳥
:2009/12/13(日) 21:55:25 ID:kh1UIBdU
408 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:36:36 ID:5RdHKzKu
「行きますよ、ドロップさん」
「……」
コクリとうなづいたドロップさんの腰をつかみ、先端を蜜壺に押し込めていく。
「あぁっ、ん、はぁ――」
少しの抵抗を抜けると肉棒は根元まですんなりと沈んでいった。
「んくぁ! ふぁ、あぁ……お、奥まで……」
「届きましたね……。動いて、いいですか?」
「ん――」
ドロップさんはそう答えるとぎゅっと僕を抱きしめた。
何度繰り返そうとこの瞬間は慣れないのだと、彼女は言っていた。
でも僕の方はもう辛抱ができない。
何も考えずただ激しく抱きたい。彼女を壊してしまうんじゃないかというほど、その肢体を貪りたい。
息が荒くなる。結局は欲望に動かされて僕は腰を引いたあと、打ち付けるように彼女の膣内に押し入っていった。
「あぁ! ひぁっ、あ、あぅ! ひっ、んん、んぁ!」
突くたびにドロップさんの喘ぎ声が響く。頭の中でエコーがかかっているようだ。
熱くたぎった肉棒はそれ以上の熱を持った蜜の中で暴れまわる。
あまりに激しく腰と腰がぶつかるために、小気味いい音と共に彼女の膣から愛液が次々と迸る。
「いぁっ、あぁ、ああぁっ! んく、ぅんっ、ひぁあ、んん!」
何も考えられず頭は真っ白だった。いや、大量の欲が流れ込んできて真っ黒だったかもしれない。
僕はただひたすらに腰を前後に動かすことしかできなかった。
「あぁんっ、あん! や、やぁ……あぁ!」
目の前には赤い髪の少女が乱れた姿を僕にさらしている。
外なのに立ち込める匂いは甘く蠱惑的で興奮させられる。
「ふぁっ、やぁ、あぁんっ! は、あぁ、ひゃぁ、んんっ……はぁっ、あ、あ、あぁ、やぁんっ」
どろどろの蜜壺に包まれた肉棒を中の液体をかき出すように激しくぶつけ、引いていく。
何往復もしてるともう抱き合う二人の境界線はあやふやになっていた。
腰から共に溶け合ってしまうような、そんな気がした。
「あ、だめっ……や、あぁ! ひぁ、あぁ、はぁんっ、ひ、ひぅ、ひゃっ」
僕は上下する腰に合わせて弾む胸を掴んだ。
もう優しさなど微塵もない。
豊かに張った胸をもみしだき、乱暴にわしづかみにする。
布の上からでもわかる、先端の乳首はたっていた。
「そ、それっ、だ、だめぇ……やぁぁ! んぅっ、んぁ! だめっ、あ、あっ」
409 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:38:20 ID:5RdHKzKu
上着を脱がすのはもどかしく、僕は服の上から彼女の胸に吸い付いた。
僕の舌先で感じるのは小さな突起と布の感触くらいだったが、ドロップさんにはそれ以上の快感が感じられたようだった。
「や、や……うぁ、あんっ、は、あぁ、んぁっ、あぁっ――」
膣内がぎゅっぎゅと僕の一物をしめはじめる。
胸への愛撫が相当感じられたのか、彼女の体は絶頂に向かっていた。
「あ、あぁ、んぁぁっ! ラ、ラグッ、ラグナッ! んぁ! ラグナぁ……!」
彼女の射精を促がす腰の動きに僕の方も限界を感じていた。
「ドロップさんっ、ドロップさん!」
「ラグナっ……ラ、ラグナぁっ!」
全身に力が入る。腰を掴む手にも汗がにじみ、ドロップさんの白いお尻を強く掴む。
その時、なすがままだったドロップさんの脚が僕の腰を挟んだ。
驚いて彼女の顔を見ても、必死に何かに耐えるかのように歯を食い縛っているばかりであった。
無意識だろうか。とにかくもう逃げられない。
「は、はぁ、はぁ!」
「あぁん! あぁ、やぁあ! あ、あ、んくぁ! も、もう……だめぇっ――」
「い、イきますよっ、ドロップさん」
「き、きてっ、ラグナっ、ラグナぁっ、あぁぁ! い、イっちゃ、イっちゃう……!」
「出るっ、あ、あぁ――」
最後の一突き、とより強く深く奥へ押し入った肉棒は膣内の壁にぶつかり、その衝撃で爆ぜた。
全身から抜けていくかのように白い欲望は、それはもう大量に何度も何度も彼女の中へ飛び出していった。
「あぁ、あつっ……あつい――! はぁっ、んぅ、ま、まだ……」
ドロップさんも同時に果てたのか、けだるい顔をしながら射精を受け止めていた。
僕の一物を飲み込んだ花弁の隙間からは白濁液が零れ落ちてきている。
二人の体液が混じりあったその愛液はドロップさんの白い太ももを流れていった。
81 名前:
昼下がりの小鳥
:2009/12/13(日) 21:55:50 ID:kh1UIBdU
410 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:38:52 ID:5RdHKzKu
事がすみ、乱れを直したところで二人揃って地面に寝転んだ。
風はないが火照った体には湖面近くの涼しさは格別だった。
ドロップさんも胸で息をしながらじっと空を見つめている。
なにを考えているのだろうか。横顔だけでは判断できない。
ただ、繋いだ手から伝わってくる体温には好意が込められているような、そんな気がした。
「……ラグナ」
「ん、どうしたんですか?」
僕も彼女にならい空を見上げる。クジラ島が遠くに見えた。
「また……ここに来て。私も……来る」
「――はい」
「……ん」
ぎゅっと手に力が込められた。
もう離さないって言われているようで、うれしさが胸にこみ上げてきた。
また、ここに来て、また、抱き合うのだ。
この先何度だって、二人で一つになれるのなら喜んで足を運ぼう。
「ね」
「はい?」
「私は……釣りが得意」
「え――」
「捕まえてるから」
それはもう僕の意思ではなく、彼女の虜になった男が一人引き寄せられていたということ。
彼女は釣りが得意で、つまるところ。
僕は彼女に見事なまでに捕まえられていたのだ。
完
ちょっとドロップの性格が違うような?
あまり気にしないでもらえると助かります。
82 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:56:59 ID:kh1UIBdU
416 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:25:59 ID:PsD2U2vH
綺麗に片付けられた店内だ。カウンターの中からあらためて見渡すとそんな当たり前すぎる印象を持った。
となりで営業していた店がひどすぎたからか、花の香りまでただようこの店は急造したものとは思えないほど清潔な雰囲気に包まれていた。
営業する人物が女性というだけでこうまで違うものか。いや、彼女は元々商才のある人であったから優劣ははじめから歴然としていたのだ。
しかしとなりで閉店した雑貨屋の店主にもそれなりの知識と経験は身についていたようで、店員となった以降の彼は良く働き、現店主の彼女からの評価もずいぶんと向上したようだった。
そんな彼は今ここにはいない。普段の働き振りから休暇の申し入れを受け入れたために、彼は今実家へと帰省している。
田舎からひとり立ちしてきた彼の家族を思う気持ちは、雇い主側の彼女も深く共感していたようで、前々から予定が立っていたということだった。
そこで自分がここにいる理由の一端につながってくるのだが。つまり店番として雇われたことに対する不満は消えず残っているのだ。
確かに買い物客が多く来店する夕方の時間に店主が店を留守にするのは良くはない。出荷したものを回収してもらわなくては困るのは自分のほうなのだ。
しかし店員が一人増えるまではそういう状態が続いていたのだから留守にしようが構わないだろう。
そう反論したが、返す言葉でやれヴィヴィアージュ家のお嬢様が定住することになって客が増えただの、やれ宿に泊まる人が増えてユーニさんが大量に食材を買いに来るだのと言う。
常連客を待たせるわけにはいかないという店側の事情をクドクドといい聞かされた僕は、うやむやのうちに期間限定の店員として雇われることになってしまったのだ。
こうして僕は雑貨屋マテリアルのカウンターにたち、慣れないお客さんの応対を任されているのだった。
僕のとなりではさわやかな営業スマイルのロゼッタさんがそろばん片手に売り上げの計算をしたり書類を書いたりしている。時々僕に品出しや棚の整理を指示しては、また机に向かっている。
普段はこの役はダニーさんが担っているのか。なんとなく彼が不満を口にしつつもテキパキと働く姿を想像して、頬が緩んだ。
「ラグナ、ほらお客さんよ」
「あ、はいはい」
「はいは一回!」
「は、はい!」
店の主は僕の方をキッとにらむとすぐに笑顔に戻って接客に戻る。
地よりも少し高めの声ときびきびとした動きで彼女はお客さんをもてなす。
商売人は皆そうなのだろうか、お金を受け取る動きもそつのない流れるような応対だ。
僕は用意された袋に商品を詰めて精一杯の笑顔で手渡す、ここまでが限界だった。僕が普段相手にしているのは土やモンスターなのだから仕方ないだろう。
「ありがとうございましたー」
「あ、ありがとうございましたっ」
お客さんが店を出て行くと、ようやく肩から力が抜けた。
たいした仕事はしていないのに肩が凝っていた。
「ちょっと、そんな油断した顔しないでよ。いつまたお客さんが来るかわからないんだから」
「そうは言いますけど、慣れないことなんでもう疲れてきちゃいましたよ」
「まったく、このぐらいで情けない声出さないでよもう……」
ロゼッタさんは椅子に座りなおして書類と向かい合っていた。商業組合なるものを組織した彼女のことだから一店主としての仕事以上に働いているのだろう。
僕も農業に遺跡探査にずいぶんと働いていると自負してはいたけどこうも目の前で忙しくしている姿を見せられると、働き者だなぁと感心してしまう。
83 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:57:25 ID:kh1UIBdU
417 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:27:03 ID:PsD2U2vH
一応僕らは恋人同士であった。
だから実を言えばこの仕事の依頼は願ったり叶ったりだった。
二人っきりで店の中で働く。なんとも喜ばしい状況ではないか。
でも実際は手足のようにこき使われているのだから、プラスとマイナスでイーブンかも。
そのちょっとした期待が肩透かしにあったのも疲労の原因であることは間違いなかった。
「期待持ちすぎたかなぁ……」
「何? なんか言った?」
「な、なんでもないですよ。ははは……」
「なによ、変なラグナ……あ」
ロゼッタさんがちらりとこちらをにらんだとき、机の端っこにあった消しゴムがコロッと下に落ちた。
ロゼッタさんはそれを拾おうと首を曲げて下を見渡すが、見つからないだろう。消しゴムはちょうど彼女の座る丸椅子の真下におちていたのだ。
「あぁ、僕が拾いますよ」
「ありがと、悪いわね」
姿勢をもどしてカウンターに戻るロゼッタさん。僕はしゃがんで椅子の下に手を伸ばした。
その時。
「こんにちはー」
「あらミスト。いらっしゃい珍しいわね」
店のドアが開いた音が聞こえたかと思うと、頭の上からそんな話が聞こえた。
まずい。
あせった僕はとっさにカウンターの下に身をもぐりこみ、ひざを抱えて隠れた。
気づかれては、ならない。
カウンターの下から出ないままでいると、ロゼッタさんが眉をひそめて下を覗き込んできた。
「ちょっとなにして……」
(しーっ、しーっ)
口元に人差し指をあて、僕の存在をごまかすように要請する。
ますます怪訝な顔をするロゼッタさんは一応は願いを聞き届けてくれたようで、その後は何も言わず姿勢を戻した。
「? どうかしましたかロゼッタさん」
「さぁね。私にもよくわからないわ」
やれやれ、といった口調でロゼッタさんはそういった。ミストさんもそれ以上は何も追及してこないようだしひとまず安心した。
なぜ僕がミストさんから隠れなければいけないのか。それは至極単純な話で。育てたカブを送る約束を忘れ季節が過ぎ、全て枯れてしまったことが原因だ。
収穫はモンスター任せだったから蓄えもなく、うちに今カブは一欠けらもないのだ。
しかもなんとなくことの次第を言いあぐねているうちに時間はすぎていってしまった。
それも気まずさに一役買っていて、この前遠くから見たときはいつもの笑顔の中に何かを含めているかのような恐ろしげな雰囲気をかもし出していた。
とにかくこちらの覚悟が決まらないうちは顔を合わせたくないのが本音だった。
こんなに思い悩んでいる机の下の僕とは反対に机の上の彼女らはのんきな世間話を続けていた。
「最近暑いですねぇ。池のアヒルさんたちもばててしまってますよ」
「うちは毎日西日がきつくて困っているわ」
そんな話を聞いてると、目の前でもぞもぞと何かが動いた。
気になり、目を凝らしてみるとそこには白い布があった。そこから二本の太い大根が生えていて――て。
(!?)
84 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:57:51 ID:kh1UIBdU
418 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:28:50 ID:PsD2U2vH
そこまでまじまじと見てようやく気づいた。僕の目の前にはロゼッタさんの脚と股が見えていて、彼女の下着が丸見えだったのだ。
気温の話になって無意識に開いたのだろうか、とにかく僕の視線は釘付けになってしまった。
「今度は花を育てるの? あんたの好きな金剛花は結構難しいわよ」
「いえー、もらえるものは自分では育てませんよ」
「あ、そ……」
相変わらず頭の上で世間話は続いている。もう会話はまったく耳に入ってこなかった。
ミニスカートの奥の白い下着から目が離せなかった。見てはいけないというのは頭でわかっていても体は動かない。
胸は高鳴り、息が荒くなり、どんどん顔が前に進んでしまう。ロゼッタさんの足はちょうど僕の頭が挟まるくらいに開かれていた。
「んっ?」
「何ですか、ロゼッタさん」
「んーん、何でも……」
頭がひざの間を過ぎた。もう下着は文字通り目と鼻の先にあった。
この、普段から隠れているものがさらに見えることのない状況であったはずなのに今目の前で主張しているシチュエーション。
興奮しないはずがない。
進んでいくとスカートの布が顔にかかった。
「なっ、ちょ、ちょっと……」
「どうしました?」
「え? あ、い、いや何でもないんだけど……その」
さすがにロゼッタさんも気づいたか。慌てて足を閉じようとしているけれどもう遅かった。
僕の顔がスカートの中に突っ込んでいるのは変わることなく、むしろ太ももの柔らかい感触が頬を挟んできてますます心地よく、気が昂ぶってきた。
「いやっ、やめ――」
今度は手で僕の頭を押し戻す作戦に出たロゼッタさん。しかし僕の方も気づかれたのならば、と大胆に手で彼女のひざをがっしりと掴んだ。
ほぼ全身の力を持ってスカートの奥へと押し進む僕と、ミストさんの手前軽く押し戻すことぐらいしか出来ないロゼッタさんでは勝敗は目に見えていた。白い下着と共に。
「ひゃっ……い、息かけちゃ……ゃんっ」
「?? ロゼッタさん?」
「はっ、な、何でもないのよミスト! ホントに、ひぅっ、な、何でも……」
とうとう下着に息がかかるところまで到着したらしい。進めば進むほど視界は白い布で覆われるから位置関係がわかりづらかった。
両手で掴んだロゼッタさんのひざが震え始めていた。どうにか体裁を保とうと必死なようだった。
「だ、だめぇ……んっ、あ、ミ、ミスト?」
「はい? 何ですかロゼッタさん」
「う、うんっ、その、買い物は……まだ?」
「あぁ、ごめんなさい。お話に夢中になっちゃってまだ選んでませんでした」
「そ、そう……んんっ、あっ、な、なるべくちゃちゃっと選んじゃって」
「そうですね〜。そろそろお夕飯の時間ですしね」
85 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:58:20 ID:kh1UIBdU
419 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:30:11 ID:PsD2U2vH
声の震えるロゼッタさんに対してのんびりとした返事をするミストさん。ここからではわからないけど、おそらくちゃちゃっととは選んでいないだろう。
ミストさんはいつだって自分のペースを崩さないのだ。
そんな状況に僕の中の悪戯心はむくむくとふくれあがってきた。ロゼッタさんが恥かしさに顔を赤くしているところを見えないのは少し残念だけど、そこは声を聞いて楽しむとしよう。
ロゼッタさんの抵抗を力で破り、とうとう鼻先が柔らかな布にふよんと届いた。
「ひっ――」
「今日はペペロンチーノにするんですよ。アネットさんがお好きだというので……あ、ロゼッタさんも来ますか? ご馳走しますよ」
「んぅっ、ふ、ふぇ、え、えぇいいわね。お店終わったらお邪魔しようかしら――ひぁ」
「あぁ、でもそうなるとロゼッタさんの好きなものも作った方がいいですよね。なにがいいですか?」
「い、いや、あの……んくっ、わ、私のことはいいから。んぁ、き、気にしないで……」
「そうですか? でも一品だけではさびしいですよねー……何かデザートでも作りましょうか?」
ロゼッタさんが今どういう目にあっているのか、知って知らずかミストさんは長々と話を続けている。
彼女に見つからないように隠れていたのだが、今はミストさんに感謝しなくてはいけない。なんていったって今の行為は第三者がいてこそ盛り上がるのだから。
鼻から思いっきり息を吸うとロゼッタさんの匂いが鼻腔から突き抜けて、頭の奥まで満たされていく。
汗のような匂いとほのかに甘い匂いが交じり合って、なんとも言いがたい不思議な匂いが充満していた。
僕はその匂いにつられ、鼻を押し当ててただひたすらに嗅ぎまわす。なんだか犬になったような気分だった。
「やぁ……あ、ひぃっ、お、おねが……やめ……」
「あら? にんにくはどこですか? ありませんねぇ」
「んーっ、ん、くぅ、はぁ、ひゃぁ、あ、あぁ……」
「ん〜どこでしょう? にんにくがないと作れないのですけど」
「あぅ……はぅ、ん……ひ、や、やぁ……」
吸っても吸っても匂いは尽きることない。スカートと太ももに包まれたそこは空気がこもっていて、息をするたび熱が上がっていくようだ。
僕の方も熱が上がっていく。頭にどんどんとたまっていくロゼッタさんの匂いにくらくらと酔い始めていた。
「……さん? ……ッタさん」
「ぅんっ、ん、ふぁ、いぁ……」
「ローゼッタさーん」
「ひゃ! な、なに? どうしたの?」
「もう、さっきから聞いているのにお返事してくれないんですから。にんにくはどこですかって」
「へ? あ、あぁにんにくね……にんにく……んくっ、そ、それならあそこの棚にあるっ、うぅ、わよ」
「あら、ありましたね。ありがとうございます」
酔っているのは僕だけでなく、ロゼッタさんも意識が散っていたようだ。いや、ただ単に股間の方に気が回っていただけだと思うが。
しかし熱がこもり、充満していく空間の中で呆けた頭ではまともな判断は出来ないようで、僕はちろっと出した舌を白い布に押し当てた。
その瞬間、ロゼッタさんの足がぴくんっと反応した。
86 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:58:48 ID:kh1UIBdU
420 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:31:38 ID:PsD2U2vH
「あぁんっ!」
「どうしたんですか? 急に変な声あげて」
「なっ、な、なんでもないってば……!」
必死に取り繕うロゼッタさんの声を聞きつつ、僕は舌を少しずつ動かし彼女の秘められた部位を布越しになめた。
布一枚を挟んでいるとはいえ、そこはふにふにと柔らかくて熱くって甘いようなしょっぱいような味が舌先を刺激した。
もう鼻から吸うだけでは酸素が足りない。
顔を上げて息継ぎしたいところだが、今の体勢では出来るわけがないしここから顔を離すなんてもったいないことは出来なかった。
だから僕はますます息を荒くして舌先の柔らかい感触に没頭した。
口からも鼻からもロゼッタさんの股間にこもった空気が流れてくる。
「も、もぅ……おねがっ、やめ、てぇ……はぁ、あぁ、やめっ……」
「にんにく、小麦粉、あと油は家にありましたしこれで全部ですね。それじゃあこれだけ下さいな」
「んぅ……も、もぉ、うぅっ……あっ! こ、これで全部ね? もう他には、な、ない?」
「はい、大丈夫ですよ。……それよりロゼッタさん顔が赤いですよ、どこか悪いんですか?」
さすがに気づいたのだろうか、それともわざとか。ミストさんのペースは誰にもつかめないから、判断に困る。
僕自身はどうにでもなれとロゼッタさんの秘所を一心不乱に弄りつづけた。例え見られても止まることはない。むしろこの場でロゼッタさんを押し倒して見せようじゃないか、と半ばやけくそだった。
なめていた下着の部分は段々と湿り気を帯びてきた。それが僕の舌だけのせいではないとわかっていた。
「だ、だいじょうぶ……よ。んぁ、はぁ、え、えっと二つ合わせて、520……ひゃんっ、520ね――」
「はい……。本当にだいじょうぶですか? ラピスさんをお呼びしましょうか?」
「だ、だめっ! あぅっ、ん、あ、ちょ、ちょっと疲れてるだけだし、その、は、早めに休むから」
取り繕うロゼッタさんは声を出すたび太ももをもじもじと動かして僕の愛撫とミストさんとの会話に耐えている。顔の両端が挟まれているだけでなく、すべすべな肌とすりあわされて気持ちよかった。
僕がなめまわしている下着は外側と内側から濡れてきていて、純白の布に染みを作っていた。
舌で上下を何往復もしているとロゼッタさんの匂いも味も濃さを増していく。丹念になめていると、上の方で微妙な突起に触れた。
女の子の花弁の中にあるに肉芽があった。
「ひぅぅっ、そ、そこはっ、はぁ、あぁ……や、やめ、ふぁ……」
「ロゼッタさん、そんなに苦しいならもう休んだ方がいいですよ? 熱もあるみたいですし」
「そ、そう、ね。んくっ、あ、ありがと心配してくれて……やぁ、んぁ……きょ、今日は店閉めることにするわ」
「はい、お大事にしてくださいね。お夕飯ならまたいつでも呼びますから。あ、そうだおかゆ作ってきましょうか?」
「い、いい、いい! そこまでしなくていいから、んっ、ほ、ホントにね」
「そうですか? それじゃあまた来ますね。ゆっくり休んでください」
「うん、ぅくっ、くぁ、ま、またね……ミ、ミスト」
探り当てた肉芽に標的にして舌をはいずらせる。濡れた布に浮かび上がるそれはどこよりも甘いような味がした。
舌先だけでは物足りない感触。ついに僕は顔を下着にうずめ、唇でロゼッタさんのクリトリスをついばむようにして食んだ。
87 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:59:08 ID:kh1UIBdU
421 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:32:31 ID:PsD2U2vH
「やぁぁっ!」
一際高い嬌声をあげてロゼッタさんは背筋をピンッと張った。どうやら軽くイってしまったようだ。
「どうしたんですか? そんな大きい声上げて」
「な、なんでもないからっ……ホントに……も、もぉ……み、店閉めるわね」
「あ、はい。ロゼッタさんお大事にしてくださいね」
「え、えぇ。そうさせてもらうわ」
ミストさんはいつも通りのほほんとした口調で挨拶すると、ようやく店を出て行った。
僕はそのままひくひくと可愛く痙攣するロゼッタさんの秘所を弄っていた。もはやカウンターの下に隠れた目的は完全にすりかわっていた。
布の向こうから染み出してきた愛液は夢中になって唾液を白い下着に塗っていた僕の舌を潤した。
「はぁっ、あぁ、んく……ちょ、ちょっと! いい加減にしてよ!」
ロゼッタさんが椅子を引き、僕は天国のようなやわらかい空間から追い出されてしまった。
「ロゼッタさん……」
「な、なによ……あっ」
「休むんでしょう? 一緒に上に行きましょうか」
僕は立ち上がり、ロゼッタさんの上気した頬にそっと手を添えた。
それだけで僕の言いたいことは伝わったようで、彼女は真っ赤に染まった顔をうつむかせ、こくりとうなづいた。
* * *
「あぁっ! んぁ、あ、あぁ、んぁっ! ひ、ひぁぁ、やぁぁ!」
僕の目の前で白い裸体が腰をくねらせ跳ねている。柔らかな尻肉が僕の下腹部にぶつかるたび、淫らな水音が響いてきた。
四つんばいになって丸いお尻を僕に向け、ロゼッタさんは貪欲に快感を求めていた。
「やぁっ、あぁっ、は、はげしっ、あぁんぅ、ラグ、ナぁ! ふぁっ! んっ、んぅっ!」
肉棒が激しく挿入を繰り返すたびにロゼッタさんの秘部から熱い体液が次々とあふれ出てくる。
ベッドに染みどころか水溜りが出来始めているにも関らず、ロゼッタさんも僕も動きを止めようとはしなかった。
交じり合う快楽が何かを壊してしまったのかもしれない。
「だめっ、だめぇ! お、奥まで来てっ! はぁっ、んぁっ、あぁ、奥まで、来てるのっ!」
「僕の全部飲み込んでますよ、ロゼッタさん。そんなに、欲しかったんですか」
「ちがっ、違うのっ! やぁんっ、ひぁ、ひゃぁっ、ら、ラグナがっ、ラグナがぁ」
「僕がどうしたんですか。ちゃんと言わないとわかりませんよ」
「イジワルしない、でよっ。い、言えないの知ってるのにっ、いやぁっ、や、あぁっ!」
88 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:59:33 ID:kh1UIBdU
422 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:33:23 ID:PsD2U2vH
わしづかみにした指が埋もれそうなぐらい肉厚な尻に跡がつきそうなぐらい強く腰をぶつける。
そのたびにロゼッタさんの蜜壷はぎゅっぎゅっと僕の一物を締めてくる。雄の射精を促す雌の動きだ。
そうでなくとも華奢な彼女の体で主張する豊満な尻肉を見れば、我慢など効くはずもないのに。
今こうして両手全体で揉み解し、弄っているのは少しでもその感触を楽しみたいからだ。
「あぁっ、あはぁっ、んんっ、来ちゃ、来ちゃうっ! あんっ、来ちゃうよぉっ」
「いいですよ、イっても。ロゼッタさんのイッちゃう顔見てますから」
「いやぁ、見ちゃ、見ちゃダメっ! あぅっ、あ、ふぁ、あ、あっ!」
ロゼッタさんの喘ぎ声が小刻みになってきた。絶頂が近いようだ。
「あーっ、あっ、はぁっ! ィ、イっちゃう! イッちゃう――!!」
背筋をピンッと張った後尻をふるふると痙攣させて、ロゼッタさんは達してしまった。
脱力してベッドに突っ伏したロゼッタさんはもう息が絶え絶えで、全身の力が抜けてしまっているようだった。
絶頂を越えてしまったロゼッタさんに対して僕の方はなんだか置いていかれたような気分だった。なんだかタイミングを外してしまったようだった。
ならば、と頭の中で意地の悪い僕が立ち上がって主張し始める。恋人を置いてイくような娘にはお仕置きだ、と。
悪戯心が膨らんで、思わずにやりと笑みがこぼれてしまう。
僕の思惑も知らずにロゼッタさんはまるで苛めてくださいと言わんばかりに丸くて白いお尻だけ上に向けて倒れている。
そんな姿を見て、僕の勃起はますます固くなってしまった。
「は、はぁ……あっ、あ、ラ、ラグナの……おっきく……」
「一人だけイッちゃってずるいじゃないですか。最後まで付き合ってもらいますよ」
「……え?」
気だるげに聞くロゼッタさん。
僕はゆっくりと腰を引き、また深く深く刺さるように突き出した。
「ああぁっ!! い、いやぁっ、今はっ、今はしちゃダメッ!!」
「そうはいきませんよ、僕だって気持ちよくなりたいんですから。それにロゼッタさんのここ、さっきより熱くて柔らかくなっててすごくいいですよ」
「んんっ! んぅっ、ふぅ、ふぁっ! な、なにっ、これ――や、やぁっ! ああぁ、だめぇ」
「ロゼッタさんも気持ちいいんですよね。イった後って感じやすくなるって聞いたことありますよ」
「そ、そんなっ、は、はぁんっ! いや、いやぁ! ちがうのっ、ちがうのぉ!」
されるがままに腰を振るロゼッタさんはもうろれつが回らないほどになっていた。一突きごとの感じようはさっきとは比べるまでもなく、激しいものだった。
否定しながらも彼女の膣肉は断続的に肉棒をしめつけてくる。それがたまらなく気持ちよかった。
「気持ちいいですよロゼッタさん。腰が溶けちゃいそうです」
「んぁ、あ、あぅっ! あはぁ、は、わ、私もっ、あ、あ、なんだか……あぁ!! いいの、いいのぉ!」
ロゼッタさんの腰がまたくねって動く。気持ちいいところを求めてるような動きだ。
「やぁっ!! そこぉ、そこっ、いい、いいよぉっ! き、気持ちいいのぉっ! ひぁ、ひゃぁっ!!」
「ここですか? ここがいいんですね」
「そ、そこなのっ! 気持ち、いいっ、は、あ、あぁ、気持ちいいよぉっ、ラグナぁっ!」
89 名前:
二人で店番
:2009/12/13(日) 21:59:59 ID:kh1UIBdU
423 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:34:25 ID:PsD2U2vH
蜜があふれ出す膣の奥深くまで責めたてていく。腰がガクガクと震えた。
もうそろそろ限界を迎えるだろう。
僕は一層挿入を激しくした。
「い、いたっ、痛い! 強すぎよっ、あぁ、やぁっ! 痛いのっ!」
「もう、少し……もう少しです、からっ」
「いやぁっ! だめっ、あぁんっ、ふぁっ!! ひ、ひぃっ、いたっ、ひぁっ、ひぃっ!!」
「うっ、で、出る――出しますよっ、ロゼッタさん」
「うぁ、あつっ、あぁんっ!! も、もうっ、だ、だめっ、出してっ、出してっ! ラ、ラグナっ!!」
肉棒の膨張が増していく。それに対してロゼッタさんのアソコは締め付けてくるものだから、我慢なんて出来るわけがなかった。
「イッちゃう! わ、わたしっ、あぁっ! また、い、イっちゃうっ、イっちゃうぅ!!」
「僕も、い、イきますよっ」
「は、はぁっ! 来てっ、来てっ! ラグナもっ、イって――あ、あぁぁっ!!」
ズンッとより深くを突いたその時、腰から亀頭の先へ何かが駆け抜けた。頭に一瞬電流が流れたと思うと、次の瞬間ロゼッタさんの子宮の置く深くへと精液が大量に放たれていった。
「あつぅっ! あ、はぁっ、あ、あ、はぁ……あぁ、あ、熱いのが……い、いっぱい……」
ずいぶん長く続いた射精が終わったあと、またロゼッタさんはベッドに倒れこんでしまった。
今度は僕もその横に倒れた。心臓がバクバクいってしばらくは動けそうになかった。
「ロゼッタさん、すごく……気持ちよかったです」
そう言って隣を見ると、またのぼせたかのようにロゼッタさんの顔は耳の先まで赤くなっていた。
「も、もう……もっと優しくしてよ……バカ」
* * *
僕がマテリアルで少しの間働いたあと、ダニーさんはとてもいい笑顔で戻ってきた。短い間とはいえ、実家に帰省しての休暇は充分効果があったようだ。
彼はまたいつも通りロゼッタさんの支持のもと、店員として懸命に働いている。
店を建て直すつもりはないのか、とか放置している自分の店はどうするんだ、とかそんなことは考えていないようだ。
とにかく働ける場所があることに彼は満足しているのだと思う。
それから一つ、変化したことがあった。
あの真面目一辺倒で雑貨屋を切り盛りしていたロゼッタさんは最近、時々店をダニーさんに任せて抜け出てくるようになった。
もちろん、店の経営も出荷箱の中身の回収も怠らずに、だ。
働き者な所にもずいぶん感心したけれど、そういった普段どおりの生活の中でちょっとした自分の時間を作ることが出来ることにも、改めて感心した。
それに、彼女が店を抜け出すようになったことには僕も関係してくる。
「ロゼッタさーん! お待たせしましたー」
「遅い! 女の子を待たせるなんて、最低よ!」
「ご、ごめんなさい。家を出るのに手間取っちゃいまして」
「ふんっ、ほら言い訳はいいから、行くわよ」
ルピア湖にかかるつり橋の上で僕と彼女はいつも通りの約束の時間に合っている。
でも今日は少し違うんだ。
遅れたのにも、わけがある。
今日この日のためにずいぶん苦労して用意した、青いバラのブーケ。
勘のいい彼女なら、もうとっくに気づいてるかもしれないけれど。
終
そんな暗いところでパンツ見えるの?というつっこみは勘弁してください。
90 名前:
エリック×ラピス
:2009/12/20(日) 13:38:47 ID:+wKP3/Ms
428 名前:290[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:09:32 ID:CzA7Z7Mj
エリック×ラピス書くと言った者です。
なかなかエロを書くのが難しく難航していてまだまだ時間が掛かりそうですが、
取り合えず出来た分だけ投下します。
嫌いな方はスルー又はNG推奨。
429 名前:エリック×ラピス 1[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:17:24 ID:CzA7Z7Mj
「エリックさん、これ、僕の畑で採れたトウモロコシです。よろしければどうぞ。」
「おおっ!若者よ、気が利くじゃないか。大切にするぞ。」
この若者―ラグナが村に来てから早いもので二年目の夏が訪れていた。
最初はがよく種を売ったついでにその作物について講義したり、度々相談を持ちかけられたりしたものだが、今では対等に、畑や作物についてあれやこれやと議論―例えば水の微調節や素材の味を生かした調理法について―するようになった。
現に今貰ったトウモロコシは一粒一粒が大きくつやもあり、いますぐ噛り付いても美味そうな程だ。実際には生で食べることは出来ないが。
「それでは、僕は用事がありますので。」
「おう、またな若者。」
ラグナはぺこりと一礼すると、足早に南地区を後にした。ルピア山道へ行くところをみると、おそらく蔓草の遺跡にある畑の世話をしに行くのだろう。
「こんちはー。」
若者と入れ違う形でやってきたのは、図書館に住み着いてこちらも早二年のセルフィだ。
村人の施しで生きていると言っても過言ではない彼女は、食べ物を買う時は商売に関してきっちりしているロゼッタの雑貨屋を避けて、わざわざこの農場まで足を運んでいるのだろう。
「いらっしゃい。今日のおすすめは今朝採れたてのトマトだ!もちろん、俺が丹精こめて作った自信作だぞ!」
「ふーん、じゃあそれ貰おうかな。あとはキュウリあるかな?」
「もしかして、またサンドイッチか?たまには他の物も食べないと体に悪いぞ?」
「いーじゃない、ちゃんと野菜は挟んでるんだし。」
「そういう問題ではなくてな……全く、ラピスさんが心配するのもよく分かる……。」
「ふーん、ラピスから聞いたんだ。ラピスから。」
「だ、だったら一体なんだっていうんだ?」
ラピスさんの名前を口にした途端、急ににやにやと笑いだした。
背中を嫌な汗が伝い、聞きたくないと思いながらも先を促す。
「いやね、あたし一昨日本の片付けしてたのよ。で、二階から教会が見渡せるんだけど……ちょうどステラさんが酒場から帰ってくる頃にエリックが教会から出ていくの、見ちゃったんだ〜。」
見られていた。
思わずこめかみに手をあてうなだれる。
セルフィはにやにや笑いを崩さない。
「別に二人が何してたのかは訊かないけどね。やましい事が無いならステラさんに内緒でこそこそしてるのはどうかと思うなぁ。……って、その様子だとやってんのね、やましい事。」
すっかり頭を抱えてしまった俺の様子を見て、あきれた、とセルフィが呟くのが聞こえた。
おそらく本人はほんの少しおちょくるつもりだったのだが、想像以上の反応が返ってきたのだろう。
「頼む、この事はどうか内密に……。」
「う〜ん、それはエリック次第かなぁ。……さっきも訊いたけど、キュウリある?」
まったくこの娘は油断も隙もない。
エリックはその後秘蔵の冷蔵庫からキュウリを持ち出し、トマトと一緒に他の住人より割安で売っている野菜を、更にいつもの半値で売る事になった。
91 名前:
エリック×ラピス
:2009/12/20(日) 13:42:05 ID:k3UE19a+
430 名前:エリック×ラピス[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:22:45 ID:CzA7Z7Mj
「じゃ、またね!」
ややげっそりした顔のエリックを残して、セルフィはエリック農場を後にした。
(まさかそこまで発展してたなんて、エリックも中々手が早いわね。いや、ラピスもああ見えて結構……。)
「ぁ痛ッ!」
「すみません、大丈夫ですか?」
「あ、タバサ……。」
予想以上の収穫にあれこれ考え事―下世話な想像と表現した方が正しいが―していたセルフィは、ちょうどヴィヴィアージュ別邸から出てきたタバサとぶつかってしまった。幸いにも、買った野菜が地面に落ちてしまうことはなかった。
「いや、あたしがボーッとしてたのがいけないんだよ、ごめんねタバサ。」
「いえ、こちらこそ。ところでそのお野菜、エリック様の農場で採れたものですか?」
「ああうん、まあね。」
「お野菜は普段マテリアルでラグナ様が出荷したものを買っているのですが……エリック様のお野菜もとっても美味しそうですね、今日はエリック農場で買ってみます。」
それでは、と一言別れの挨拶を告げると、タバサはエリック農場に向かって歩き出した。
「あ……。」
今は行かない方が、と言いかけたが、何故かと聞かれても答えられないので止めた。
(エリックはともかく、ラピスには色々借りがあるからなぁ……。)
エリックに乞われなくとも、セルフィにははじめから言いふらす気は毛頭無かった。ただ、そういう素振りを見せれば野菜安く買えるかなぁ、という打算的な考えはあった訳だが。
(ま、なんとかごまかせるでしょ。さ、帰ってサインドイッチ作ろーっと。)
鼻歌まじりで帰路につくセルフィであった。
431 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:28:34 ID:CzA7Z7Mj
今回は以上です。
2レス目に番号振るの忘れた……。
続きは未定ですが、必ず完結させます。
92 名前:
ラグナ×ラピス
:2009/12/20(日) 13:45:25 ID:+wKP3/Ms
476 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:53:53 ID:Xdn3Lsz7
(2)
「実は私…、ラグナ様だけにお話したいことがあるのです」
僕は手を引っ込めて、タバサさんに先を促した。タバサさんは立ち上がって、僕に背を向けながら話し始めた。
「私がエルフだということは前にもお話ししましたが、私はあるエルフの国の王女です」
「…王女?」
僕は驚きを覚えた。そういえば以前から思っていたが、彼女の振舞いには、一朝一夕では身に付けられないような高貴な雰囲気があった。
王女だというのならそれも納得できる。
「はい。私が人間界に来たのは…」
タバサさんはそこで言葉を切り、やや深呼吸してから言った。
「結婚相手を探すためなのです」
結婚…何というタイミングだろう。昨日の酒場での話が僕の脳内を駆け巡った。僕は、口の中が急速に乾いていくのを感じた。
「………」
「私の結婚相手の条件は、人間と…私たち異種族の絆を紡ぐ者。架け橋になれる者」
タバサさんは振り返ると、僕の前まで歩いてきて、顔を赤らめながら続けた。
「ラグナ様、貴方はたくさんのモンスターを可愛がり、全ての生命を慈しんでいらっしゃいます」
「え…僕…?」
「はい。貴方こそが、私が探し求めていた結婚相手なのです。…私と結婚してください」
ノイマンさんは言った。女かプロポーズされるのは恥ずかしいことだ、と。
でも、今、タバサさんは、僕の返事を待っている。僕の気持ちを伝えるのは、今この瞬間しかない。
「ラグナ様」「タバサさん」
僕たちは同時に名前を呼んだ。視線が合った僕たちは、魅入られたかのようにお互いの顔から離れられなかった。
僕はタバサさんの手を取った。タバサさんはちょっと驚いたようだったが、手を振りほどこうとしない。
「タバサさん、僕は貴女が好きです」
「ラ…ラグナ様…」
タバサさんの碧い瞳が見開かれる。同時に彼女の頬も紅く染まっていく。タバサさんも僕と同じだったのだと悟った。
僕はタバサさんを引き寄せて抱きしめようとしたが、彼女は僕の胸に手を当てて、抱擁を拒む仕草をした。
「待ってください…。この先に進んでしまわれたら、私たちはもう後戻りできません」
彼女は、いつになく真剣な表情をしていた。
「ラグナ様にはいずれ、私のふるさとの森に来ていただくことになるでしょう」
バサさんは少し暗い眼をして続けた。
「残念ですが、私たちエルフの中には、人間を快く思わない方もいます。
貴方は、人間というだけの理由でその方たちから言われようのない差別、蔑視を受けることもあるかもしれません」
「………」
「ラグナ様…貴方は、それでもよいのでしょうか?私と一緒に歩いていく覚悟がおありでしょうか?」
差別?蔑視?
…それが一体なんだというのだろう。
彼女は、人間と異種族の架け橋になるために、慣れない人間界で今まで頑張ってきたのだ。
それまでにはいろんな苦労もあったろう。
僕は、エルフだとかそんなのは関係なく、ただ、タバサさんという女性に惹かれた。僕も彼女のように、異種族間を紡ぐ架け橋になりたいと願った。
なら、そのための苦労など既に織り込み済みだし、何より瑣末なことだ。
「構いません。たとえどんな困難がこの先に待っていようと、僕は、貴女と一緒に歩いていくという道を選んだのですから」
僕は強い決意をこめて、言った。
「ラグナ様…貴方は私の想像以上の方でした。貴方となら私も共に歩んでいけます」
「僕たちが架け橋になりましょう」
「はい…!ラグナ様、ずっとお慕い申しておりました…」
タバサさんは今までの中で最高の笑顔を浮かべて言った。
「ラグナ様…愛しています」
93 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 13:45:55 ID:+wKP3/Ms
474 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:49:33 ID:Xdn3Lsz7
鳥つけました。では投下します。
長いので、今日と明日の二回に分ける予定です。
475 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:52:07 ID:Xdn3Lsz7
(1)
僕がカルディアの町に住み着いてから二年経った。
思えば実に色んなことがあった。記憶は相変わらず戻らないが、戻らなくてもいいと僕は思い始めていた。
ある祝日、僕は、カジミール遺跡前のいつもの場所に向かった。
そこには、いつもどおりタバサさんが待っていた。
「ラグナ様…おはようございます」
「おはようございます。今日もいい天気ですね」
僕たちは挨拶を交わすと、並んで近くの岩に腰掛けた。水面を通る風が心地よい。
この二年の間で、僕たちの距離は随分と縮まっていた。
僕は、タバサさんを、ひとりの女性として意識している。
自惚れとは思うけど、多分、彼女も同じ気持ちかもしれない…。でも、確信はない。はっきりと彼女の気持ちを聞いていないからだ。
昨日、酒場でノイマンさんと酒を酌み交わしたとき、ノイマンさんから「お前はいつ結婚するんだ?」と訊かれた。
サラさんと再び夫婦になったノイマンさんは、「お前は俺たちのキューピッドだからな」と毎週僕を誘って酒を奢ってくれるのだ。
僕が断っても強引に勧めるのだから、最近は酒にも馴れてすっかり習慣に組み込まれてしまった。
この町に来る前の記憶がないから、僕は本当に酒が呑める歳なのか判らないが、ノイマンさんはもう僕は十分に大人だといってくれた。だから、こうして一緒に呑んでいる。
「け、結婚って…誰と」と僕は訊き返した。
「この野郎、カマトトぶりやがって…。タバサとだよ」とノイマンさんは肘で僕の脇腹を小突く。
カウンターでカクテルを作っていたセバスチャンさんも、「町の中ではまだか、まだか、と噂になっていますよ」と相槌を打ってきた。
僕は気恥ずかしかった。確かに僕とタバサさんは毎日のように会っているし、二人きりで出かけたことも数え切れないほどある。
お月見も、感謝祭も、聖夜祭も、二人で過ごした。傍から見れば僕たちはほとんど恋人同士なのだろう。
…でも、僕は、まだ、彼女に気持ちを伝えていない。
「真面目な話、あんまり女を待たせんなよ…」と、ノイマンさんは酒臭い息を吐きながら僕の首に太い腕を回してきた。妙に含蓄深い。
「でも…僕はまだ気持ちを伝えていません」
言った途端、ノイマンさんとセバスチャンさんは顔を見合わせた。
「ラグナ…お前…何やってんだ」
「まだ気持ちを伝えていなかったのですか」
「だって…もし断られたら…」
「馬鹿野郎。どう見ても相思相愛だぜお前ら」。
セバスチャンさんも、「そうですよ」とうなずく。
「ラグナ、簡単なことじゃないか。俺と結婚してくれ、と一言言えばいいだけだ」と背中を思いっきり叩いて発破をかけてくれた。
セバスチャンさんは、自分の気持ちを正直に打ち明ければうまくいきますよ、とアドバイスしてくれた。
セバスチャンさんは独身なのに、仕事柄かこの街の誰よりも女性の扱いに馴れているように見える。
…そんな話をしたものだから、今日の僕はタバサさんの顔を見るのがすごく恥ずかしい。
本当に彼女は僕を待っているのだろうか…。
…もし伝えるなら、勇気を出さなければ…。
横に目をやると、タバサさんの小さな手が僕の手のすぐそばにあった。
よし…少し強引に…と僕がその手をつかもうとしたとき、タバサさんが話しかけてきた。
94 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 14:07:07 ID:+wKP3/Ms
476 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:53:53 ID:Xdn3Lsz7
(2)
「実は私…、ラグナ様だけにお話したいことがあるのです」
僕は手を引っ込めて、タバサさんに先を促した。タバサさんは立ち上がって、僕に背を向けながら話し始めた。
「私がエルフだということは前にもお話ししましたが、私はあるエルフの国の王女です」
「…王女?」
僕は驚きを覚えた。そういえば以前から思っていたが、彼女の振舞いには、一朝一夕では身に付けられないような高貴な雰囲気があった。
王女だというのならそれも納得できる。
「はい。私が人間界に来たのは…」
タバサさんはそこで言葉を切り、やや深呼吸してから言った。
「結婚相手を探すためなのです」
結婚…何というタイミングだろう。昨日の酒場での話が僕の脳内を駆け巡った。僕は、口の中が急速に乾いていくのを感じた。
「………」
「私の結婚相手の条件は、人間と…私たち異種族の絆を紡ぐ者。架け橋になれる者」
タバサさんは振り返ると、僕の前まで歩いてきて、顔を赤らめながら続けた。
「ラグナ様、貴方はたくさんのモンスターを可愛がり、全ての生命を慈しんでいらっしゃいます」
「え…僕…?」
「はい。貴方こそが、私が探し求めていた結婚相手なのです。…私と結婚してください」
ノイマンさんは言った。女かプロポーズされるのは恥ずかしいことだ、と。
でも、今、タバサさんは、僕の返事を待っている。僕の気持ちを伝えるのは、今この瞬間しかない。
「ラグナ様」「タバサさん」
僕たちは同時に名前を呼んだ。視線が合った僕たちは、魅入られたかのようにお互いの顔から離れられなかった。
僕はタバサさんの手を取った。タバサさんはちょっと驚いたようだったが、手を振りほどこうとしない。
「タバサさん、僕は貴女が好きです」
「ラ…ラグナ様…」
タバサさんの碧い瞳が見開かれる。同時に彼女の頬も紅く染まっていく。タバサさんも僕と同じだったのだと悟った。
僕はタバサさんを引き寄せて抱きしめようとしたが、彼女は僕の胸に手を当てて、抱擁を拒む仕草をした。
「待ってください…。この先に進んでしまわれたら、私たちはもう後戻りできません」
彼女は、いつになく真剣な表情をしていた。
「ラグナ様にはいずれ、私のふるさとの森に来ていただくことになるでしょう」
バサさんは少し暗い眼をして続けた。
「残念ですが、私たちエルフの中には、人間を快く思わない方もいます。
貴方は、人間というだけの理由でその方たちから言われようのない差別、蔑視を受けることもあるかもしれません」
「………」
「ラグナ様…貴方は、それでもよいのでしょうか?私と一緒に歩いていく覚悟がおありでしょうか?」
差別?蔑視?
…それが一体なんだというのだろう。
彼女は、人間と異種族の架け橋になるために、慣れない人間界で今まで頑張ってきたのだ。
それまでにはいろんな苦労もあったろう。
僕は、エルフだとかそんなのは関係なく、ただ、タバサさんという女性に惹かれた。僕も彼女のように、異種族間を紡ぐ架け橋になりたいと願った。
なら、そのための苦労など既に織り込み済みだし、何より瑣末なことだ。
「構いません。たとえどんな困難がこの先に待っていようと、僕は、貴女と一緒に歩いていくという道を選んだのですから」
僕は強い決意をこめて、言った。
「ラグナ様…貴方は私の想像以上の方でした。貴方となら私も共に歩んでいけます」
「僕たちが架け橋になりましょう」
「はい…!ラグナ様、ずっとお慕い申しておりました…」
タバサさんは今までの中で最高の笑顔を浮かべて言った。
「ラグナ様…愛しています」
95 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 14:23:20 ID:+wKP3/Ms
477 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:55:30 ID:Xdn3Lsz7
(3)
僕たちは、どちらからともなく抱き合った。そして、自然にお互いの唇を重ねていた。
口を離すと、タバサさんは染めた頬をほころばせて言った。
「私…口づけは初めてなんです」
そのとき、僕は、自分自身が固くなっているのを感じた。キスしただけでこんなになってしまうのか、と我ながら呆れてしまった。
…でも、それが自然なのかもしれない。
タバサさんを抱きたい。僕のものにしたい。
僕の中の本能は彼女を欲しがっている。では、僕の理性はどうか。
…僕の理性も、タバサさんを求めている。タバサさんが欲しいと訴えている。
僕はからからに渇いた喉の奥から、やっと言った。
「僕は…タバサさんが…欲しいです…」
タバサさんは、ゆっくりと僕の目を覗き込んだ。彼女は、その言葉が何を意味するかを知っているのだ。
「…はい…。ラグナ様のお望みのままに…」
タバサさんは、潤んだ目で僕を見上げる。そのまま僕たちは見つめあった。
僕の心は、彼女への無限とも永久ともいっていいほどの愛情と幸福感によって満たされていた。
…僕はタバサさんを自分から少し離すと、彼女の胸にゆっくりと手を伸ばした。
「あっ」
僕の手が胸に触れた途端、タバサさんは軽く声をあげた。でも、拒もうとはしない。
タバサさんの胸は、僕の手にすっぽりと納まる。まるで僕のためだけに創られたような大きさだ。
タバサさんの腰に手を回しながら、胸の愛撫を続けていた僕は次に進もうと考え、メイド服のボタンを外そうとしたが、どうやって外すのかわからない。
タバサさんは僕が何をしたいのかを察したようだ。
「今外しますね…」
タバサさんの頬は激しく紅潮していた。エプロンの紐をほどき、やや指がもつれながらも、ボタンを外していく。
メイド服の前が次第にはだけ、褐色の肌の面積が拡がっていく。
僕はその姿態に興奮していた。
彼女の褐色の肌と、純白の下着のコントラストがとても眩しい。
僕はその下着の上から胸に触れた。服の上からよりも、はっきりと感触が伝わってくる。
「はうっ…」
僕が揉むたびに、タバサさんは甘美な声をあげる。その声が、ますます僕を昂ぶらせた。
とうとう我慢できなくて、僕は彼女の胸を覆っていた布をずらした。
恥ずかしさに耐えかねたのか、タバサさんは胸を手で覆った。
「私…こんなこと…初めてで…」
「僕も初めてだよ…多分」
「多分…? あっ…」
タバサさんは、僕が記憶を失っていることを思い出したようだ。
「確かに僕は記憶がないけど、今までにないくらいすごくドキドキしている…。緊張で足もほら、こんなに震えて…」
事実だった。僕の膝は先ほどから痙攣したように小刻みに震えているのだ。武者震いというやつだろう。
「ふふ…お互い初めて同士というわけですね…」
タバサさんはますます赤みを増した頬のままにっこりと微笑み、胸から手を離した。
双丘が、桃色の実が、僕の視覚をひどく刺激する。心臓が激しく脈打つ。
「あ、あまり見ないで…ください…」
タバサさんは横を向きながら消え入るような声で呟く。
僕は口の中に溜まったつばを、ごくりと飲み込んだ。飲み込む音がやけに大きく聴こえた。
「さ、触るよ…」
タバサさんは答えない。たが、かすかに肯いた。
何かに耐えるかのように、彼女は目を堅くつぶった。
96 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 14:23:57 ID:+wKP3/Ms
478 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:57:13 ID:Xdn3Lsz7
(4)
僕は、彼女の左の乳房に手を伸ばした。僕の右手は、情けないほど震えていた。
すべすべした肌に、温かくて柔らかい膨らみ…。
僕の触覚は、ほとんど右手にのみ集中していた。
タバサさんの心臓がどくんどくんと脈打つのが、掌にはっきりと感じられた。
「すごく…ドキドキしている…」
「ラグナ様に触られているからです…」
僕は手に力を入れた。僕の掌の中で彼女の乳房が形を変える。僕は乳房から手を離すと、桃色の突起を指でつまんだ。
その瞬間、タバサさんは身体を震わせた。口からは甘い吐息が絶えず漏れてくる。
「気持ち…いいんだ?」
言った後に僕は愚問だったことに気がついた。
左手を右の方に伸ばし、僕は右手で左の乳首を、左手で右の乳房を愛撫した。
「はぁ…っ…」
くず折れそうになったタバサさんは、僕の首に腕を回してきた。
「はぁっ…ラグナ…さ…まぁ……」
切なそうな声で僕の名前を呼ぶ。
僕はタバサさんを持ち上げて、胸を顔の位置にまで持ってきた。
目の前に、タバサさんの二つの膨らみが実っている。
僕は右の膨らみを口に含み、吸い付き、舐め、噛んだ。
「っ…くぅっ…」
彼女は、僕の肩を掴んで必死で声を出すまいとこらえている。
双丘は、僕の唾液ですっかり濡れてしまっていた。
僕は胸の愛撫を止めて、タバサさんのスカートを右手でたくし上げた。
真っ白なストッキングが目に飛び込んでくる。
タバサさんは目を開けて、僕のやることを見ている。これから僕が何をしようとしているのかを知っているのだろう。
僕は樹の幹にタバサさんを寄り掛からせ、彼女のスカートを折り畳むようにしてめくると、タバサさんが自らそれを両手で持ってくれた。
股上までの白いストッキングとガーターベルトが僕の目の前に晒された。
タバサさんは僕から顔を背けている。スカートを掴んだ手はかすかに震えていた。
僕はタバサさんの前に立つと、彼女の左足をそっと持ち上げた。
「あっ…」
つぶっていた目を開けたタバサさんは、僕が何をするのかと不安になったようだ。
スカートが垂れていて、もっと上の部分が良く見えなかったのだ。
自分の足が僕によって無理に開かれていることに対する羞恥からか、「いや…」と彼女はつぶやく。
でも、足を閉じようとする様子は全くない。僕は了承と受け取った。
視線を下に落とすと、タバサさんの下着が一番に飛び込んできた。三角形の布、ガーターベルトの紐、腿に密着しているストッキングがすごく艶かしい。
僕は彼女の左足を下ろし、右手でそっとショーツに触れた。
汗ばんだ指でも、シルクの肌触りは変わらない。
僕は彼女の部分に指を少し強く押し付けた。
「あくぅっ…」
指で布地をつついていくと、何か窪みのような箇所が感じられた。
これが…タバサさんの…。
僕は自分の鼻息が荒くなるのを感じた。
みっともないとは思ったが、男の本能的なものなのか、自分の意思ではコントロールできない類のものだと諦めた。
僕はその窪みをさらに刺激することに努めた。
「はぁっ…ダメ…です…そこ…は…」
タバサさんは掴んでいたスカートを離し、僕の両肩に手を置いて拒む仕草をした。
でもその力はとても弱弱しい。
僕は構わず刺激を与えていった。
指を二本に増やし、指の腹で擦っていった。次第に下着が湿り気を帯びてきた。
僕は愛撫をやめた。右手の指には、汗とは異なる、粘り気を帯びた液体がついていた。
97 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 14:24:31 ID:+wKP3/Ms
479 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:59:15 ID:Xdn3Lsz7
(5)
僕は下ろされたスカートを再びたくし上げ、視線をそこにやった。
しっとりと濡れたショーツの先に、何かが透けて見えた。
そろそろ頃合かと僕はそれに指をかけた。彼女は僕の肩に両手を置いたまま、乱れた息を整えようとしている。
僕はそっとショーツを下ろした。
タバサさんは、自分の下着が下ろされたことに気がついたようだった。
「あ…」
膝をあわせてショーツが下ろされるのを阻止しようとしたが、無意味な抵抗だった。僕はそれを膝頭まで下ろしてしまっていた。
「ラグナ…さま…」
「タバサさん…脱がすよ」
彼女は一瞬沈黙した後、ゆっくりと頷いた。
僕は下着を脛のところまで下ろし、タバサさんの右足を持ち上げ、下着を外した。
僕はゆっくりとスカートをたくし上げた。左足首に引っかかっているショーツがひどく扇情的だった。
脛…、膝…、腿…、と少しずつ足が露になっていく。
「わ…私…恥ずかしい…です…」
タバサさんは目に涙を浮かべながら、かすれた声で言った。
でも僕はやめるつもりなどない。それ以前に、僕はもはや止まられない領域にまで踏み込んでしまっていたのだった。
僕はスカートを完全に腹の部分まで上げてしまっていた。
タバサさんは固く目をつぶっている。
僕は、タバサさんのを見た。髪の色と同じ茂みがあった。その茂みの奥に、縦に割れた洞穴があった。
全身に響くかのような胸の高鳴りの中、僕は茂みに触れた。そして、その奥へと指を進め、敏感な部分に触れた。瞬間、タバサさんの体がぴくりと跳ねる。
僕は、ゆっくりと、クレバスに従って指を這わせた。そのクレバスから溢れ出るものによって、僕の指は湿り気を帯びた。
僕が指を動かすたびに、タバサさんは身体をくねらせて喘ぐ。逆に僕が動きを止めると、タバサさんは僕を切なそうな目で見る。
「はぁ…ラグナ…さま…。いじ…わるです…」
嬌態が混じった声で僕をなじる。
でも不思議と不快ではない。むしろ逆に僕は彼女を支配下に置いているという征服感を味わっていた。
僕は指先に先ほどより強く力を込めた。
クレバスの上側に在る突起に触れた途端、タバサさんはのけぞりそうになって僕にしがみついてきた。
「くぅっ…はぁっ…はぁっ………」
彼女の唇から唾液がこぼれる。
僕は顔を近づけて、タバサさんの唇を覆うように吸い付いた。タバサさんも僕の唇を吸ってきた。
お互いの舌が蛇のように絡みあい、離れ、また絡みあった。
幾度も、幾度も、僕たちは互いの唾液を交換しあった。
僕の右手はタバサさんの秘所に、左手は彼女の腰にあった。
タバサさんは両腕を僕の首に巻きつけている。彼女のヘッドドレスの左側がずれて、束ねられた藍色の髪と、特徴的なエルフの耳が覗いた。
互いの口腔を互いの唾液で濡らすようなキスが終わった後、僕は彼女の耳に標的を定めた。
まずは、長く伸びた耳殻に口付けた。
「はぁうっ…」
タバサさんが溜息をつく。僕は耳殻を舌で愛撫した。
「だめ…だめ…です…。私…耳が……弱…はぁ…」
タバサさんの柳眉は快楽に歪んでいたが、僕は構わず舌での愛撫を続けた。
耳たぶ、耳の穴、耳のひだ、耳の裏、と僕はタバサさんの耳を余すところなく舐めていった。
とうとう立っていられなくなったのか、次第にタバサさんは腰を下ろしていく。僕の首に回された腕に、彼女の体重が徐々にかかっていった。
僕は耳と下腹部の愛撫を更に激しくした。
「ら…らめ……!ラ…ラグ…ナ…さ…ま…ぁ……!くぅっ…!」
タバサさんの体が数回痙攣したかと思うと、秘部を弄んでいた僕の右手は、谷間より迸った熱い液体によってますます濡れそぼってしまっていた。
僕の胸元に彼女の吐く荒い息が幾度もかかる。
「…気持ちよかった?」
僕は尋ねたが、タバサさんは肩で息をするだけで返事をしない。
でも、彼女が絶頂を迎えたことははっきりと分かった。
480 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 00:01:51 ID:Xdn3Lsz7
これで半分ってとこです。残り半分は明日投下します。
98 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/20(日) 14:27:24 ID:+wKP3/Ms
486 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:31:01 ID:VsiBzms/
全体重を僕に預け、相変わらず肩で息をしているタバサさんを支えながら、僕は少し身体を休められるかとほっとしていた。
ずっと動かしっぱなしだった両手が流石に疲れている。
しかし、早く彼女を抱きたい。僕のものは痛い程膨張していた。
「ラグナ様…、今度は私の番です…」
急にタバサさんがそう言ったので、僕は聞き返した。
「え、番…?」
彼女は答えるかわりに、僕の下半身に触れた。
彼女の細い指が、僕のものを布地の上から触ったのだ。
他人に普段触られる物ではないから、凄く新鮮だった。
そこより発生した快楽の波が僕の全身を奔った。思わず僕は前屈みになる。
「ラグナ様…私も触りますから…」
タバサさんはしゃがみ込んで、僕のズボンに手をかけた。僕は身体を巡る快楽に耐えつつ、彼女のなすがままにさせていた。
引っ掛かってなかなか下ろせないようなので、僕は押さえて下ろしやすくした。ズボンが下ろされ、僕のものは外気に晒された。
熱く火照ったものに、外気は心地よかった。
「きゃっ…」
タバサさんの驚きの声がする。
「え…、こ、こんなに…お、大きい…なんて…」
目の前に伸びているそれを目の当たりにして、タバサさんは驚きの表情をして目を背けた。耳まで紅く染めて固く目をつぶっている。
「えと…タバサさんの番…でしたよね?」
いじらしい彼女をちょっと苛めたくなったので、僕はからかうように言った。
「で、でも…大きい…」
「大きいってわかるなんて…タバサさんは今までにこれを見たことあるんですか?」
「ありません!一回も!」
即答された。
「触ってください」
このままでは埒があかないので、僕は促した。顔を背けながら、タバサさんはそろそろと僕のものに手を伸ばす。触れた瞬間、彼女は手を離した。
「熱い…」
「タバサさんだから、ですよ…」
「………ラグナ様…。恥ずかしいです…やっぱり…」
「でも、今度はタバサさんの番ですから、してくれないと…」
「………はい…。ラグナ様がそう望まれるのなら…」
彼女はゆっくりとそれに視線を移しては、背けることを何回か繰り返した。
だんだん馴れてきたのか、それを見る時間の方が長くなってきた。意を決したかのように、彼女は言った。
「では、触ります…」
タバサさんの細い指が、僕を刺激する。服の上から触られた時とは比べ物にならない程の快感が襲ってくる。思わず僕は声を上げてしまっていた。
「…気持ちいいのですか?」
タバサさんは上目遣いで僕を見ながら、ゆっくりといじくり回してくる。
「ラグナ様…舐めますね」
そうタバサさんが言ったかと思うと、僕は自分の身体が身体でなくなるような感覚に襲われた。
下を見ると、タバサさんは僕のものの裏側を舐め上げたところだった。
汗と羞恥心で上気した表情に、解れた髪、潤んだ瞳、小さな口からのぞく桃色の舌。その時の彼女は、この上ない蠱惑的な表情をしていた。僕のものが益々昂ぶる。
タバサさんは更に舐め上げた。最初はおずおずと舐めるのだったが、次第に舐め上げる距離と範囲が大きくなっていく。僕の臨界がすぐそこにまで来ていた。
タバサさんは膝立ちになり、僕のを見下ろす位置に顔をあわせた。何をするのだろう…と僕はぼんやりと見ていた。
彼女は、僕の先端を潤んだ瞳で見た後、それにそっと口づけたのである。
ダメだ、これ以上は保たない。
僕はタバサさんを引き離そうとした。でも先程からの快楽の波で力が全然入らない。タバサさんは、口を大きく開けて口に含もうとしていた。
先端が暖かい粘膜に包まれ、おそらく舌であろうざらざらした軟体が、僕の最も敏感な部分を刺激した。
「くぅっ…もう…!」
僕はタバサさんの口から無理矢理引き抜いた。次の瞬間、僕は果てた。
「きゃっ…」
顔の横で僕のものからとめどなく吐き出されていくものを、タバサさんは茫然とした表情で見ていた。
そこに何処か恍惚とした表情が混じっていたのは、多分僕の気のせいではないだろう。
99 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 14:27:58 ID:+wKP3/Ms
487 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:32:28 ID:VsiBzms/
「ラグナ様…気持ちよかったですか?」
地面に腰を下ろして一息ついた僕の顔を、上目遣いに見ながらそう言ったタバサさんの表情には、小悪魔的な雰囲気があった。
「………はい」
「ふふ…さっきのお返しです」
僕たちは、互いを抱き合いながら少し休んだ。僕のすぐ前にいるタバサさんは、乱れた服を直そうともせずに僕の胸に頭を乗せている。
タバサさんの身体から立ち昇ってくる馥郁たる女の匂いが、僕の雄を刺激してやまない。僕は先程の彼女のすべてを思い出していった。思い出す度に、僕のものは再び元気を取り戻していった。
「あ…ラグナ様…」
それに気付いたのか、僕を切なさそうな表情で見上げる。
「タバサさん…好きです。誰よりも好きです」
「はい…私もラグナ様が好きです」
僕たちは、また唇を重ねた。
僕はタバサさんを腕に抱えたまま立ち上がった。そして、彼女の右足を僕の左脇に抱えた。
彼女は何も言わない。ただ、僕の肩に両手を置いて、目を伏せて恥ずかしそうに俯いているだけだ。
僕は自分自身を入れるべき所に宛おうとしたが、見えないので判らない。
「…ラグナ様…そこではありません」
その声と同時に、彼女は僕のものを自分の入り口に導いてくれた。
先端が、何かの裂け目のようなものに少し埋まっているのが感じられる。
僕は言った。
「タバサさん…」
「…あの、その…。…はい、どうぞ」
彼女は一瞬ためらいのような表情を見せたが、そのときの僕は、彼女の中に入りたい一心で一杯だった。
僕は腰を前に押し出した。挿入の途中で、入り口より窮屈な箇所があったが、僕は構わずに先に進んだ。
「っ…!」
タバサさんは顔をしかめた。背中に回された彼女の腕の力が強くなった。
痛いのだろう。僕はすぐに動きを止めた。
「ごめん…痛かったよね…?」
「いえ…いいんです。私、嬉しいですから」
彼女は微笑んでくれたが、多少なりとも無理していることが傍からもわかった。
僕は彼女から抜こうと腰を引いたが、タバサさんは涙を目尻に浮かべながら拒絶した。
「ダメ…です」
「でも」
「私は…欲しいんです。ラグナ様と結ばれたという証が欲しいんです」
「…」
「躊躇わないでください…お願いします…」
僕は引くのをやめ、前へと進めるために力を溜めた。タバサさんの吐くなまめかしい息が僕の顔にかかる…そんな距離で、彼女の瞳は僕をじっと見つめている。
僕も彼女をじっとみつめた。
言葉にしたら陳腐になってしまうような気がする。彼女もそう思ったのかもしれない。
僕たちは、言葉を交わすことなく、当たり前のように唇をあわせた。
僕は舌で唇をこじ開けた。タバサさんの喉の奥から低い声が洩れたが、僕は構わず舌を押し入れた。僕の舌は、すぐにタバサさんの舌とかち合う。
お互いのが混ざり合って溢れた唾液は、顎、首筋、胸元、と垂れていった。
息が苦しくなったのか、タバサさんのほうから唇を離した。僕たちの口の間で一本の糸が伸び、それは儚く切れた。
彼女は肩で大きく息をしている。口元はどちらのものともわからないほどの量の唾液で濡れていた。おそらく僕も同じ状態だろう。
涙の跡が残るその頬はルビーのように染まり、潤んだ瞳はサファイアのように輝いている。その上気した表情は、美しくも妖しい輝きを放っていた。世界の全てがそこにあるような気さえした。
僕はもう、本能を、雄の衝動を、抑えることができなかった。
ただ、目の前の愛しい女を抱きたい。そういう原始的な衝動が僕の原動力だった。
タバサさんの腰を引き寄せ、僕は入れかけていた自分のものを、躊躇いなく、奥まで一気に貫いた。
窮屈な抵抗をいとも簡単に突破し、僕の先端が奥に当たった感覚がしたのと同時に、タバサさんの口から、声にならない叫びが洩れた。
端正な眉を歪め、堅く閉じられた彼女の瞼からは、涙がとめどなく溢れてくる。
「いっ…ラグっ…ラグ…ナ…さまぁ…!い…痛っ…」
背中に回されたタバサさんの指が、僕の背中に食い込んできた。
「あっ…い……ラグナ…様っ…」
僕は、顔のすぐ横で、半分嗚咽に近い声を漏らすタバサさんの頭をそっと抱えた。
「…僕たちは、一つになれました」
しがみついていた彼女は、顔を上げた。まだ涙はこぼれているが、幸せそうに僕を見つめる。
「…はい…私たち…一つに…」
僕とタバサさんは、少し呼吸を落ち着けてから、また唇を重ねあった。
100 名前:
ラグナ×タバサ
:2009/12/20(日) 14:29:23 ID:+wKP3/Ms
488 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:34:18 ID:VsiBzms/
僕は入れたまま、彼女が落ち着くのを待った。
「ラグナ様…」
タバサさんが僕の名前を呼ぶ。催促しているのだ、と僕は解釈した。僕のものはまだ固さを保っていた。
「タバサさん、愛しています。誰よりも」
僕は彼女の耳元で囁くように言った。
タバサさんは小さくうなずいて、幸せそうに微笑みながら言った。
「私も…愛しています」
僕は少し腰を引いた後、ゆっくりと押し込んだ。少しタバサさんが顔をしかめたので、僕は動きを止めた。
「構いません…慣れましたから…どうぞ」
その言葉を合図に、僕は再度彼女の中を行き来した。
「もう少し…でも…いいです」
「でも…痛くないですか?」
「いいんです…。私はラグナ様のものですから」
「タバサ…さん…!」
「ラグナ様…ラグナ様、ラグナ様!」
名前を呼ぶ。単純なことだけど、それがますます僕たちの気持ちを高みへと、高みへと、押し上げていくのだった。
僕たちは、今日したどんなキスよりも激しいキスを交わしあった。お互いの唇を、舌を、唾液を、全てを吸い尽くすかのように、激しく貪りあった。
あとはもう単純だった。
僕は、本能のままに、腰を打ち付けた。タバサさんの声も耳に入らないくらい、激しく動いた。
タバサさんを寄りかからせている木の幹が軋る。
「あっ…激しっ…!ああ…ああっ…ラグナ様…っ!好きです…好き…です…ラグナ…さま…」
中に入った僕のものは、凄まじいまでの圧迫感で押し潰されそうだった。周りにまとわりつく襞は、彼女が身動きするたびに、僕を容赦なく刺激する。僕が引くと、引かせまいとするように絡みついてくる。
僕が入れると、侵入を拒むかのように引き緊まる。
彼女の中で、快楽の津波に、僕は翻弄されていた。
彼女の額には、露のような汗が浮かんでいる。いや、額だけではない。胸元にも玉のような汗が浮かんでは、僕の運動によって、乳房の間を流れ落ちる。
僕の眼は汗が入るせいで、痛い。気が付けば、僕のシャツもじっとりと濡れていた。
少し運動の頻度を緩めた。流石に疲れたのだ。
身を引いて、ふたりの繋がっている部分を見下ろした。
彼女の入り口からは、透明な液体と共に、純血の証が、幾筋かの赤い流れを作っていた。ガーターベルトで吊られた白いストッキングは、血と体液で紅く濡れていた。
僕のものがタバサさんの中に入るたびに、彼女の入り口はが拡がり、閉じ、また拡がった。
僕はもっとタバサさんに深く入りたかった。
左脇に抱えていた彼女の右足を、僕は肩に担ぎ直した。タバサさんには少し窮屈かもしれない。でも、そのお陰で、僕は彼女の中により深く入ることが出来た。
僕の挿入が深くなったせいか、彼女は顔をしかめた。
「あくぅっ…」
僕が入れるたびに、先ほどとは違った声をあげる。
目の前で揺れる彼女の乳房を、右手で無遠慮に揉み立てた。掌が、汗で幾度も滑る。
…僕はもう限界にちかかった。
タバサさんも同様らしかった。
「ああ…ラグナ…さま…ラグナ…さ…ま」
譫言のように僕の名前を繰り返す。
僕は自分に残った力を振り絞り、より一層激しく責め立てた。
「ああああっ…はげっ……激しっ…です…あっ…くぅ…っ!」
必死で僕にしがみついてくる。
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