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■ 牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1

1 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/11(金) 12:38:29 ID:LfAy+aOs
「牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ」の方に投稿された小説を保管するスレッドです。
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/

基本的に小説のみを保管するスレッドですので、雑談・新規小説投稿などは上記のスレッドにてお願い致します。

こちらは新牧場物語(主にルーンファクトリー)系を保存するスレッドです。本家牧場物語のエロパロ小説の保管は以下のスレッドで行って下さい。
※見易く&回覧しやすくするために分けています。
※小説のまとめを行うときは名前部分に小説のタイトルを入れると後で見易いです。

【牧場物語エロパロ小説保管スレッドPart1】
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1261283314/l50

161 名前:ドリンクの話。7/10:2010/02/18(木) 23:59:32 ID:1fiRzz4x0
457 名前:ドリンクの話。 7/10:2010/02/15(月) 20:49:53 ID:MQKucs5q0
「マイス、くん……?」
「ああっ……ダリアさんっ……ダリアっ……!」

今まで動かなかった体が嘘のように動き、僕は上半身を起こして、ダリアを捕まえる。
さっきまで僕が寝ていた場所に、ダリアが下になるように体の位置を変え、押し倒した。
そして少し強引に、服を脱がせていく。
下着まで全て脱がせ終えると、早速ダリアの胸を揉みしだく。

「はぁぁんっ……マイスくん、もっと、もっとっ……」

先程のダリアと同じように乳首を舐め回し、しゃぶり付く。
母乳を求める赤ん坊のように吸い付き、乳首を甘噛みする。
今度はダリアが使っていた絵筆を手に取って、自分が受けた愛撫をダリアに仕返す。

「ああぁっ!ふ、筆、いいっ、きもちいいっ……!」
「はぁ、はぁっ……ダリア、もっと……ほらっ……!」

僕は乳首の愛撫だけではなく、もっと下へ――ダリアの秘部の方向へ、筆を滑らせる。
ゆっくりと優しく、秘部を筆で撫でる。
そして特に敏感であろう、秘部の中央にある突起を、念入りに撫で回す。

「あぁっ!そこっ、そこぉっ!いいよぅっ!」

少しずつ秘部は愛液で潤い、湿っていく。
僕は筆を置くと、今度は自分の舌で突起を責めていく。
ダリアの嬌声が大きくなり、愛液はどんどん溢れてくる。
僕の不器用な愛撫で感じているダリアが、愛しくて仕方がない。

「ひゃぁぁぁっ……!ぁぁっ、はぁっ……」

執拗に舌で秘部を責めていると、ダリアの体が跳ね、下半身が小刻みに震え出す。
ダリアの痙攣はすぐに収まり、短く息を吐いている。



162 名前:ドリンクの話。8/10:2010/02/19(金) 00:00:36 ID:4I45nBxr0
458 名前:ドリンクの話。 8/10:2010/02/15(月) 20:52:11 ID:MQKucs5q0
「マイス、くん……もっと……欲しいっ……」
「ダリアっ……」

もう限界と言わんばかりに僕は、自分のモノをダリアの秘部に押し当てる。
くちゅ、と水音を立て、僕達の性器がくっつく。
僕は、愛撫で濡れ、柔らかくなったその秘部に、躊躇うことなく挿入する。
僕とダリアは一つになり、何かを破るような感覚が走った。

「ひやぁっ、うぅっ……」

ダリアは少しだけ苦しそうな表情を浮かべたが、すぐとろんとした顔に戻った。薬の効果もあるせいで、痛みは少なかったようだ。
しかし、僕はそんなダリアの体には構わず、獣のように腰を動かし始める。
結合部では粘液が混ざり合って、グチュグチュといやらしい音を立てる。

「あああっ……!マイスくんのがきてるっ……!入ってるぅ……!」
「ダ、ダリアっ、きもちいいよっ……!」
「ああっ!マイスくん、あいしてる……っ、あいひてるぅっ……!」

何の変哲もないピストン運動でも、僕達の興奮を高めるのには十分だった。
ダリアの秘部はとても熱く、僕のモノを優しく包みながらも、絡み付いて離そうとしない。
その気持ち良さに僕はとろけてしまう。
ダリアも、秘部からくる快感に耐えられず、なんとも淫らな表情を浮かべている。
僕は腰を振り続け、ダリアを責め続けながら、絶頂へと昇っていく。

「マイスくん、こわい……こわいのっ……!ぎゅうって、ぎゅうってしてぇ……!」

ダリアに言われるままに、背中に手を回してダリアを抱きしめる。
僕もダリアもそろそろ、絶頂を迎える頃だった。

「く、くるぅ……なにか、なにかくるよぅっ……!」
「ダリアっ……ダリアぁっ!」


163 名前:ドリンクの話。9/10:2010/02/19(金) 00:01:33 ID:4I45nBxr0
459 名前:ドリンクの話。 9/10:2010/02/15(月) 20:53:38 ID:MQKucs5q0
びゅくん、と僕のモノが脈打つと、精液がダリアの中へと放出される。
まるで秘部に吸い上げられるかのように、精液が搾り出され、腰が抜けてしまいそうな快感が僕を貫く。
精液を受け止めたダリアの秘部と体が痙攣し、ピクピクと震えている。

「にじっ……にじが……みえたぁっ……あはぁっ……♪」

動く事も出来ず、ダリアはうわ言のように何かを呟いている。
射精の余韻に酔っていた僕の目蓋が、体が、どんどん重くなっていく。
僕のモノをダリアから引き抜くと、ほんの少し赤くなった白い液体が、ベッドにぽたぽたと落ちる。
意識が薄れ、ダリアの声がどんどん遠くなっていき、僕の目の前は真っ暗になった。


それから、目が覚めた。
僕は布団を掛けられ、ベッドの上にいた。
もしかしたらさっきのは全て夢だったのか――とも思ったが、布団の下の僕は裸のままだ。
そして何より、その横で寝ているダリアさんの姿が、全てが真実であるのを物語っていた。
驚いて体がダリアさんから離れ、その振動で彼女を起こしてしまった。
僕が裸であるということは……勿論、ダリアさんもそうだ。

「おはよう……助手くん」
「ダダ、ダリアさん!その、あの、えーっと……!」

僕は目を手で隠し、顔を背ける。この状況に錯乱して、何を言ったらいいのかわからない。
すると急に、ダリアさんが口を開いた。

「……ごめんね、マイスくん」
「え……?」

予想もしない答えに驚く。真っ赤な顔のまま、僕はダリアさんを見る。

「まずは、勝手に家に入っちゃったこと。丁度色つき草が無くなっちゃったから、貰うついでに家に行ったの。
 玄関のカギは開いたままだったから、入ってみたけど誰もいなかった。
 朝はいつも家か農場にいるのに、ちょっとおかしいかな、って思って、家中探してみたの」
「そ、それはいいんですけど……」
「そして、二階で寝ているマイスくんを見つけた」
「じゃあ、僕をベッドに寝かせてくれたのは……」
「うん、私よ。でも……一番の問題はその後。薬学台の薬のこと」
「そうです、なんで……得体の知れない薬を飲むなんて、そんな危ないこと――」



164 名前:ドリンクの話。10/10:2010/02/19(金) 00:03:29 ID:4I45nBxr0
460 名前:ドリンクの話。 10/10:2010/02/15(月) 20:55:24 ID:MQKucs5q0
「……違うわ、マイスくん」

「えっ?」
「私、ちゃんと気づいてた。あれがどんな薬か、何の為の物か……。
 好きな人が、マイスくんにもちゃんといるんだ、って。
 それと一緒に――これを誰に飲ませるんだろう、って思っちゃった」
「……」
「エルフだから、長寿だからって、人やモンスターに恋をしない訳じゃない。
 私……、『これを飲めばもしかしたら、マイスくんが好きな子よりも、先に―――』
 ……そう思って、それで私は、あれを飲んじゃったの……」
「ダリアさん……」

「私……怖かった。大好きな、マイスくんが、他の子と一緒になっちゃうのが。
 そんな後悔を残したまま、長すぎる人生を過ごすことが。
 それが、マイスくんの心を裏切るような、酷いことだったと、してもっ……。
 わたし……ひ、ひきょうよ、ね……うぅっ、あぁっ……うわぁぁん……! 
 あぁぁっ、まひふくん……ごめ、んね、ぐすっ、ぐすっ……ゆる、してぇ……」

言葉が途切れ途切れになっていき、僕の胸の中で、ダリアさんは声を上げて泣き始めた。
突然子供のように、素直で無垢になるダリアさんを、僕は何度か見た。
でも……こんなに素直に気持ちを打ち明けてくれたのは、初めてだった。
嬉しさと愛しさが交じり合い、僕の体は勝手に動いて、ダリアさんを抱き締めていた。
そして、ダリアさんの耳元で囁く。

「……ダリアさん。今度は、薬が無くても……素直になってくれますか?」
「えっ……、まひすくん、それ、って……ぐすっ……」
「僕も卑怯です。ダリアさんに、素直になって欲しかったから、
 だから……こんな物に頼ろうとしてしまったんです……。
 ……許してください」
「まいす……くん、ほんとに、いいの……?」

「僕は……その。ダリアさんが……ダリアが……好きだから……」
「マイスくん……あり、ありがと……うぅっ……うわあぁぁん……!」

ダリアさんは泣きながら、僕を抱き返してくる。
僕達はその一日、ベッドの中でお互いの温もりを確かめ合っていた。
やがて来る別れの前に、互いの温もりを覚えておこうとするように。


―終―


461 名前: ◆ecegNbNqok :2010/02/15(月) 21:01:27 ID:MQKucs5q0
―――――――――――――――――――――――――――――――
どうも、お粗末さまでした。欲望の赴くままに書いていった結果は、
やっぱりベタベタです、本当にありがとうご(ry
応用が利くのが唯一の救いなネタなので、他のキャラでも書こうかなぁと思う次第でございます。
それでは時間を割いて読んでくださった方々、ありがとうございます。



165 名前:マイス×ペルシャ1:2010/03/05(金) 15:26:22 ID:oVF3VT2n0
「ペルシャ・・・・・」
「ん?どーしたの?マイスくん!」
「好きだよ・・・・!」
マイスはペルシャの唇を奪う。
「・・・・っ!ま・・マイスくん?」
「ペルシャ―――」
マイスがペルシャの口の中に舌を入れる。
「・・・っ!マ・・・イス・・・・く・・ん!?」
「大好きだよ・・・。だから、やってもいい・・よね」
マイスがペルシャの胸元に手をあてる。
「マイスくんっ!?どどどうしちゃったの!!??」
「・・・・・ペルシャは・・僕のこと、嫌い?」
マイスがたずねる
「そそそそそんなことないよ!マイスくんは大好きだよ!!」
マイスがクスッと笑う
「なら―――いいよね」
マイスがペルシャの胸元に手をあてたときより、はげしく手を動かす
「マママママイスくん!!ひゃんっ!!きもちいいよぉ・・・・」
「なら、こっちも?」
右手が胸元。左手は――ペルシャの秘部にもってくる
「ああんっっ!!!マイスくん!ひんっ!!」
ペルシャは目をとろーんとさせて、大きな声で言っている


166 名前:カイル×ドロシー 1/5:2010/04/10(土) 17:32:30 ID:yPXWYcpx0
44 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 00:42:56 ID:Q9QVO1Rs
ルンファ3が全盛なのに2で書いてみました。カイル×ドロシーです。
初投稿で文も下手ですが、よろしくお願いします。


45 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 00:45:40 ID:Q9QVO1Rs
目を覚ますと、外はもう暗くなっていた。どのくらい眠り続けていたのかは分からなかったが、体の調子は大分良くなっていた。
「・・・あの、大丈夫ですか?」
体を起こそうとすると、ドロシーがそばに寄ってきた。どうやら眠っている間ずっと側に付いていてくれたらしい。
「・・・どうしてここに?」
今眠っていたのは自分のベットだ。だけど確か・・・
「お父さんが飲ませ過ぎちゃって倒れてしまった後、バレットさんが運んでくれたんです。」
ああ、そうだった。確かゴートンさんにたくさん酒を飲まされた後の記憶が全くない。もう少し控えめにして欲しかった気もするけど、今日式を挙げたことを考えれば仕方の無いかもしれない。
「・・・う、く・・・」
ベットから立ち上がろうとすると少し頭が痛んだ。もっと休むべきなのかもしれないと思いながらまたベットに座りこむ。
その様子を見たドロシーが不安げな顔になる。
「・・・大丈夫ですか?」
「・・・多分」
笑顔を返すが、それでも彼女の表情を晴れない。
「あの、水持ってきますね」
そういってぱたぱたと階段を駆け下りていく。カイルはそれを見ながらまたベットに潜り込むことにした。

カイルが街に来てそろそろ1年が経とうとしていた。初めてドロシーに出会ったときは物静かな少女だと思っていたが、仲良くなるにつれてそうじゃないことも分かっていった。そういうところに心惹かれたのかもしれないなと思った。
けれども結婚するとまでは余り考えていなかったのだけど。
そういえば、とカイルはバレットのことを思い出した。結局ドロシーと付き合い始めるまで彼の片思いを知ることはなかった。
一度そのことで話したことがあったが、「ドロシーはお前を選んだんだ」としか言わなかった。まあ、別に関係が悪くないどころか良好なので結果オーライなのかもしれない。


167 名前:カイル×ドロシー 2/5:2010/04/10(土) 17:33:32 ID:yPXWYcpx0
46 名前:カイル×ドロシー 2/5:2009/12/20(日) 00:47:06 ID:Q9QVO1Rs
ドロシーが持ってきた水を飲み干すと、少し気分が楽になった気がした。ただ少し後味が苦かった。
「あの、薬草なんかを混ぜてみたんですけど、苦くないですか?」
看護士を目指している彼女なりの配慮だろう。カイルは笑顔で答える。
「ありがとう、もう大丈夫だよ」
「いえ、よかったです」
ドロシーはそういって顔を綻ばせた。表情は下ろされた前髪で殆ど見えないけれどカイルには彼女の気持ちが分かるようになっていた。
そういえば付き合う前に一度前髪を上げた姿を見たことがあったが、とても美しかった。
それがあったから付き合い始めた頃にそれを言ったのだが、彼女は顔を赤くしながら「恥ずかしいです」と答えるだけだった。
今も・・・
「ドロシー、前髪は上げないの?」
「・・・あの、その・・・やっぱり恥ずかしいです」
彼女は顔を赤くしながらそう答えるだけだった。


「そういえば今って何時ぐらい?」
「もう10時ぐらいですよ・・・・・・カイルさん」
数秒の合間を置いて、ドロシーが意を決した表情でカイルを見てきた。そういえば告白の時も顔を赤くしながらもそんな感じだった。
「・・・その・・・あの・・・」
普段はおとなしめだけれど、そういう部分で
「・・・優しくしてくださいね」
彼女は積極的だった。

「え・・・」
一瞬思考が止まりそうになった。新夫として男として、その言葉の意味が分からなかった訳ではないが少し驚いてしまった。驚きと恥ずかしさで顔が赤くなっていく。
「・・・あの、でも無理はしないでくださいね、別に明日でも・・・」
カイル以上に顔を赤くしながらドロシーはそういったが、その思いに答えないでは男が廃るし、彼女に申し訳がないと思った。
「大丈夫だよ」
そう言って彼女の体を抱きしめる。
ドロシーも一瞬驚いたような感じだったが、身を預けてきた。

168 名前:カイル×ドロシー 3/5:2010/04/10(土) 17:34:31 ID:yPXWYcpx0
47 名前:カイル×ドロシー 3/5:2009/12/20(日) 01:25:08 ID:Q9QVO1Rs
さっきまで自分が寝ていたベットに彼女を寝かせ、ゆっくりと体を重ねていく。
「あ・・・」
前髪を掻き上げてあげると、ドロシーはほんの少し顔を背けた。
「・・・やっぱり、恥ずかしい・・・」
先ほどあんな発言をしておきながら今更、という気もしたがそうは言わずに開いた彼女の唇に自分のそれを重ね合わせる。
「んんっ・・・」
初めは少し驚いたようだが、すぐにドロシーは舌を入れてカイルのそれに絡み合ってきた。
「んっ、ぅ・・・ちゅ」
告白の時のファーストキスや、結婚式の時とは違う、甘いディープキス。カイルはその感覚に酔いしれた。

キスを続けながらカイルはゆっくりとドロシーの服を脱がせ始めた。
一瞬彼女は体をこわばらせたが、すぐに力を抜いてしまった。
それでも手を伸ばしてきたので抵抗するのかと思ったら、カイルの服のボタンを外し始めた。
甘いキスの中互いが互いを求め合い、一糸まとわぬ姿になるまでそう時間はかからなかった。

唇をゆっくりと離し、ドロシーの胸に手を置いて優しく刺激を与えていく。
「ひぁっ・・・あぁっ」
喘ぎ声を聞きながらもカイルは愛撫を続けていく。
やがて右手はそのままに、左手をゆっくりと下ろしていく。
「っ、カイルさん・・・あんっ」
「・・・ドロシー・・・ここ、すっごく濡れてるよ」
カイルはそう言いながら愛撫を続けていく。
くちゃくちゃと水音が静かな部屋に響いていた。


169 名前:カイル×ドロシー 4/5:2010/04/10(土) 17:35:04 ID:yPXWYcpx0
48 名前:カイル×ドロシー 4/5:2009/12/20(日) 08:56:18 ID:Q9QVO1Rs
「カイルさん、もう・・・私・・・・・・だから、早く・・・」
目に涙を溜めたドロシーがそうつぶやく。
「ドロシー・・・」
自分も我慢が出来なかった。大きくふくらんだ自分のモノをドロシーに重ね合わせる。
「・・・あっ・・・熱いです・・・」
愛液で濡れた秘所の表面を擦り合わせる。
本当は早く挿れてしまいたかったけど、カイルは少し逡巡していた。
それが与える痛みが彼女を壊してしまわないか不安だった。
そんな迷いに気がついたのだろうか、ドロシーが背中に手を回してきた。
「・・・私は・・・大丈夫・・・ですよ・・・だから・・・・・・」
その目には涙が溜まっていたが、決意の光が宿っていた。
「カイルさんが・・・ほしいです・・・」
そこまで言われては自分が戸惑う理由はなかった。
「・・・うん」
それに自分もドロシーと一つになりたかった。

「・・・んくっ、ああぁっ」
「くっ・・・」
ゆっくり差し込んでいくと、柔肉がそれにからみついてきてカイルに言葉にならない快楽を与えてくる。
押し込みながら、カイルはその感覚に酔いしれる。
やがて、先端が壁にぶつかる。彼女と一つになるためには超えなくてはいけない壁、でももう躊躇いはなかった。
優しく、そして激しく壁を突き破る。
「あっ、ああああああああんっ」
ドロシーの悲鳴が響き渡る。表情は痛みに耐えようとして歪み、背中に回された手に力が入って食い込んでくる。
一瞬、もう止めてしまいたいと思った。彼女をこれ以上傷つけたくなかった。
でも膣の脈動による締め付けはさらに強くなっていた。気持ちいいというのもあるが、こんなところで止めるわけにはいかなかった。
カイルは体を動かさないように、ゆっくりと片手を下ろしてゆく。
そして口に彼女の乳首を含ませ、舌で弄ぶ。それと同時に反対の胸と雛先を激しく愛撫する。
「ひゃっ、あん、・・・・ああああんっ」
複数箇所を同時に攻められ、ドロシーの声が強くなる。
膣の脈動はさらに強くなり、カイルのそれを締め上げてくる。


170 名前:カイル×ドロシー 5/5:2010/04/10(土) 17:36:39 ID:yPXWYcpx0
49 名前:カイル×ドロシー 5/5:2009/12/20(日) 09:04:38 ID:Q9QVO1Rs
「はぁっ、カ、カイルさん・・・もう、大丈夫・・・です・・・」
しばらくそれを続けると、彼女の喘ぎから苦痛が消え、背中に回した腕の力も弱くなった。
「・・・うん」
カイルはそれを見計らった後、一気に差し込んでしまう。
膣の中はとても熱く、愛液と肉の絡みつきが限界に達しようとしていた。
今はそのときでないと局部に力を入れ、ひたすら耐える。
耐えながらも、腰をゆっくり動かしていく。先ほどまでの頭痛はもうすっかり消えてしまっていた。
「ひぁっ、あんっ、くぁっ・・・」
ドロシーも快楽に身を酔いしれながらカイルの動きに追従しようと腰を動かしてくる。
「んくっ・・・」
その快楽により腰の動きはどんどん激しくなっていく。
愛液はその量を増し、結合部から流れ出たそれはシーツをぐっしょりと濡らしていた。

限界に近づいた頃、カイルはドロシーの奥を激しく突き上げた。
「はぁっ、おっ奥が当たって・・・ああぁっ」
子宮壁に当たる感触に新たな快楽が生まれる。
「・・・カっカイルさん、私っ、もうっ・・・」
その快楽におぼれ、ドロシーはもう限界のようだった。
でもそれはカイルも同じだった。
「・・・くっ、ドロシー、いくよっ」
最後の一突きを奥にぶつけ、カイルはそこで果てる。
「んくっ、はっ、あ、あ、ああああぁぁぁ!!」
ドロシーは絶頂による喘ぎを聞きながらも、最後の一滴まで絞り出す。
膣もそれを求めるように激しく動き続けていた。


気がつくと、外はもう明るくなっていた。どうやら眠ってしまっていたらしい。
腕の中ではドロシーがすやすやと眠っていた。その寝顔を見ながら、彼女を守っていこうと思った。
「ん・・・ふわぁ!」
彼女も目を覚ましたらしい。昨晩を思い出したのか顔を紅潮させる。
「あのっ・・・カイルさん」
しばらくそうした後、こちらを向いてくる。
「・・・何?」
「今日も・・・お願いしますね」
「・・・いいよ」
一瞬驚きはしたものの、優しくうなずく。

でも・・・
「今度は・・・私も頑張りますねっ」
そう言いながらカイルに絡みついてきたのには、流石に思考も停止してしまった。
・・・どうやら、彼女はまだ足りなかったのかもしれない。
一拍おいて抱き返しながら、カイルはそんなことを考えた。


・・・結局、夜までベットで彼女と過ごしてしまった。


50 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 09:09:00 ID:Q9QVO1Rs
END(忘れてたorz

ドロシーは個人的に「意外な積極的キャラ」だと思って書いたのですが、予想以上に積極的になってしまいました(^^;

性行為描写がgdgdになってしまった気がします。
しかも一度消えたのを書き直したからちょっと変かもしれないです。

やっぱり練習しないとな・・・

次書くとしたらシアかマリオンかソフィアかな?


171 名前:氷原に咲く花(1)1/7:2010/04/11(日) 13:53:40 ID:wMZw0/yY0
86 名前:◇Q9QVO1Rs:2009/12/22(火) 22:28:31 ID:xnK8FvEo
感想ありがとうございます。
早速マイス×ソフィア書いてきたので投稿します。

実を言うと保存板で書いていた人の更新待っていたのですが、どうも来ないのでしちゃいます。
というか、じゃましてしまったような感じなので申し訳ないです(>_<)

--------------------------------------------------------------------
・エロはないです
・ソフィア「さん」なのはまあ色々と…
・これ書く前にシアSS、マリオンSS書いていたので二人が登場することは多分無いです
そちらは需要があれば



87 名前:氷原に咲く花(1) 1/7:2009/12/22(火) 22:32:49 ID:xnK8FvEo
「ん〜、ふわぁ」
マイスはいつものように目を覚ました。
記憶を持たずにシアレンスの街に来てから半年以上、ようやくここの生活に慣れた気がした。
初めは大樹で農作業をしながら生活することに色々戸惑っていたけど、今はそれが当たり前になってしまっている。
もしかしたら自分は昔もこういう風に過ごしていたのかもしれない。
「…なんてね」
そんなことを考えながらふと横を向くと

「すぅ…」

ソフィアが眠っていた。
一瞬、頭が真っ白になる。
次の行動までしばらく時間がかかった。

「…ソフィアさん! なんでここにいるんですかっ!」
やっとの事で言葉をはき出す。
でもそんな怒鳴り声もソフィアには効果がないようだ。
とりあえず肩を揺さぶってみることにした。
「ソフィアさんっ!!」
「……ん…」
彼女はそのまま上半身を起こして、
「………おはよう」
そのまま倒れて寝てしまった。
「…いや、『おやすみ』じゃないですよ! 起きてください!」
再び肩を揺するが、どうしても起きない。
「はぁ…」
どことなく、ため息が洩れた。

途方に暮れながらソフィアを見た。
目に入ってくるのは彼女の赤みの入った唇、少し乱れている服、程良くふくらんだ胸、
「………」
何というか、色々危険だった。
マイスも男、自然と顔が赤くなる。
…いや、それよりも重大な問題があった。
せっかく交流祭を開くなどして街の一員になれたというのに、女性を連れ込んだと思われたら色々まずい。
多分おそらく何もしていないけど、街を追い出される可能性だってある。
今度は対照的に顔が青くなる。
そんなこんなで色々考えている内に、根本な問題に行き当たった。
「…ソフィアさんがなんでここにいるんだ…?」

172 名前:氷原に咲く花(1)2/7:2010/04/11(日) 13:54:41 ID:wMZw0/yY0
88 名前:氷原に咲く花(1) 2/7:2009/12/22(火) 22:36:59 ID:xnK8FvEo
ひとまず問題は後回しにして、買い物に出かけることにした。
(今日は色々収穫したから、種もたくさん買わないと)
そう考えつつも、どうしても思考が別方向を向いてしまう。

「はぁ…」
思わずため息がこぼれた。
「…どうしたの?」
ちょうど会計の時だったので、カリンが尋ねてくる。
でもその顔は「私の専売特許取らないでよ」と言っていた。
「いや…」
そう答えつつ、マイスに名案が浮かんだ。
確か彼女とソフィアは親友だから、何とかしてくれるのかもしれない。

「…わかった」
理由を話すとカリンは引き受けてくれた。
でも面白くなさそうな表情をしている。
「…どうしたの?」
気分を害したのかと思いあわてて尋ねても、「別に…」と答えるだけだった。
「…じゃあ、しばらく経ったら大樹に来てね」
「分かりました、ありがとうございます」
そう言ってマイスは店を出た。
後ろでカリンが複雑な表情をしていることには気付かなかった。


173 名前:氷原に咲く花(1)3/7:2010/04/11(日) 13:55:12 ID:wMZw0/yY0
89 名前:氷原に咲く花(1) 3/7:2009/12/22(火) 22:41:46 ID:xnK8FvEo
「…で、どうしてこうなったんですか…?」
額に怒りマークを出さないように努力しながら、マイスが尋ねる。
「…寝た子は起きにくい」
多分カリンが呼んだであろうトゥーナがそうつぶやく。
「…よくあるわよ、多分だけど」
カリンも同意見のようだ。
「…それだけでこうなるんですか?」
もはやあきらめの境地にたどり着いたマイスはため息をついた。
部屋に置いたぬいぐるみはあらぬ方向に転がり、ベットは完全にひっくり返っていた。
「いろいろあったのよ…」
「うん…」
よく見ると二人も疲れているようだった。とりあえずこの件もう聞かないことにした。

「……さて」
三人で先ほどから黙ったままのソフィアを見た。
「何があったんですか?」
代表してマイスが尋ねる。
「……するなって…」
震えた声で答える。
「え…?」
「…お父様が私にお見合いするなって!」
こんな時でも彼女の言葉は真逆だった。
それでも叫ぶような声には少し涙が混じっていた。
「…お見合いって…」
意外な答えに三人とも固まってしまう。
「そろそろ結婚すべきだからって……私のことを考えて…」
そのまま押し黙ってしまった。部屋に静寂が広がる。


174 名前:氷原に咲く花(1)4/7:2010/04/11(日) 13:55:56 ID:wMZw0/yY0
90 名前:氷原に咲く花(1) 4/7:2009/12/22(火) 22:45:57 ID:xnK8FvEo
「…それでも、」
沈黙を破ったのはマイスだった。
「一度、家に帰るべきだと思いますよ」
「……え?」
ソフィアが顔を上げてこちらを向いた。目には涙が光っている。
「ドンチャコスさんもソフィアさんのことを心配してそう言ったんだと思いますよ。
それを話さずに逃げて来ちゃ駄目ですよ。ちゃんと話すか、
お見合いしてそれから決めたって良い…」
言葉は最後まで続かなかった。
バシッという音の後に頬に痛みが襲ってくる。
一拍おいてソフィアがはたいたものだと気付いた。
「…バカぁっ!」
ソフィアはそのまま大樹から飛び出してしまった。
突然の行為に誰も動けなかった。
「…あの、もしかして僕なんか悪いこと言ってしまいましたか…?」
数秒の後、マイスは尋ねた。
「…悪くはないと思う、けど…」
俯きながらトゥーナが答えた。
「……ソフィアは多分、もっと別のことを言って欲しかったんだと思う…」
カリンもそれに続く。
「……」
マイスはそのまま黙り込んでしまった。
そのままでしばらく時が経ち、
「…早く追いかけなさいよ」
カリンがこちらをにらんできた。
「早く」
トゥーナも同意見らしい。
「…はっはい、探してきますっ」
そう言うとマイスは部屋から出て行った。

「……いいの?」
二人だけになった空間にトゥーナの声が響いた。
「…良くはないけど……仕方ないでしょ……?」
虚ろにカリンが答える。
なんだかおかしくなって、二人で苦笑してしまった。

「はぁ……」
マイスはため息をついた。
飛び出したまでは良かったものの、何処に行ったのか全く見当が付かなかった。
でも、なんとしても見つけなくてはいけない気がした。
それがどうしてか、何故そうしなければいけないのか分からなかったけど、それでも…
マイスは走り出した。

175 名前:氷原に咲く花(1)5/7:2010/04/11(日) 13:56:26 ID:wMZw0/yY0
91 名前:氷原に咲く花(1) 5/7:2009/12/22(火) 22:49:23 ID:xnK8FvEo
……どうしてこうなっんだろう?
雪が降りしきる中、氷原の花に寄りかかりながらソフィアはそんなことを思った。
自分の未来を決められてしまうのが嫌だったから、昨日家を飛び出した。
そして気付いたときには大樹の家にいて、そのまま布団に潜り込んでしまっていた。
どうしてマイスのところだったのかは分からなかった。匿ってもらうだけなら二人の親友のところでも良かったのに。

『マイスのこと、どう思っているの?』
いつだったか、カリンが聞いてきたことがあった。何故か彼の目の前で。
あの時とっさに答えられなくて、そんな自分がおかしいと思った。
…何となく、さっき飛び出したときの自分と似ている気がした。
私は、どうしてしまったんだろうか?
頭で考えようとしてもなんだか働かない。
それになんだか眠くなってきた。
もうどうでも良いじゃないかと頭のどこかで誰かがささやいた気がした。
そうだ…このまま……
誰かの声が聞こえた気がしたが、ソフィアはそのまま目を閉じた。

176 名前:氷原に咲く花(1)6/7:2010/04/11(日) 13:57:12 ID:wMZw0/yY0
92 名前:氷原に咲く花(1) 6/7:2009/12/22(火) 22:50:15 ID:xnK8FvEo
次に目を覚ましたのはどこかの部屋だった。ここは確か…
「……大樹の…家?」
何となくつぶやく。その声に反応したのだろうか、誰かが駆け寄ってくる。
「ソフィアさん、目を覚ましたんですね。よかった…」
そう言って胸をなで下ろすマイスはとても疲れているように見えた。
「私……」
体を起こそうとしても動かなかった。それに、なんだかとても寒かった。
「氷原に倒れていたんですよ。ほんと見つけられて良かったですよ。」
…ああ、わたしはあのまま眠ってしまったのか。
そんなことを思っているとマグカップを差し出された。
「…あの、こんなものしか出せなくてすみませんが…」
マイスが申し訳なさそうな顔で言う。別にそんなこと気にしなくても良いのに。
そう思いつつ、マグカップを受け取ってゆっくり飲む。
「…おいしい」
体の隅々まで暖かさが広がる。ただのホットミルクなのに、とても美味しく感じられた。
「…すみません」
何故か彼の表情がさらに暗くなる。そういえば…
「…ううん、そうじゃなくて……ほんとうにおいしかったの」
反対の言葉が出なかった……出したくなかった。

「……あの…ごめんなさいっ」
不意にマイスが謝ってきた。
「……え?」
どうして彼が謝るのか分からなかった、迷惑掛けたのは私なのに。
「僕が失礼なことを言ってしまって……」
「…ううん、謝らなくちゃいけないのは私だから…」
「……良かったです。ソフィアさんを傷つけてしまったんじゃないかなと心配で…」
…ああ、そうか。
何となく分かった気がした、さっきの自分の問いかけが。
心が温かくなってくる気がする。何かで満たされていくような、そんな感じ。

バタリッ
大きな音がしてはっとすると、マイスが倒れてしまっていた。
それになんか激しく咳き込んでいる。
「…大丈夫!?」
「大丈夫…ですよ」
声を掛けるとマイスは笑みを返してきた。それでもとても苦しそうだった。
……多分、私の性だ。私はずっと探してくれたから、こんな…
「…じゃあ、お休みなさい」
そう言ってマイスは部屋の隅に行こうとした。多分私を気遣ってだろう。
「…マイスっ!」
彼を追いかけようとしても体が動かなかった。疲れと寒さで私の体も限界だった。
だから…
「……今日は、ありがとう…」
明日、早く起きようと思った。
起きて、マイスの看病をして、そして…

177 名前:氷原に咲く花(1)7/7:2010/04/11(日) 13:58:07 ID:wMZw0/yY0
93 名前:氷原に咲く花(1) 7/7:2009/12/22(火) 22:51:24 ID:xnK8FvEo
気がつくと、朝になっていた。
いつの間にか眠ってしまったらしい。
ゆっくりと体を起こしてみる。体の具合はすっかり良くなっていた。
よし、これで…
「おはようございます、ソフィアさん」
振り返ると、マイスが立っていた。
とても元気そうだ。
でも確か…
「マイス、風邪は…?」
「風邪薬飲んでぐっすり寝たんでもう大丈夫ですよ。心配掛けてすみません、ソフィアさん」
………まあ、なんというか
「……馬鹿」
こちらの気も知らないで、ソフィアはむすっとして俯く。
「え? 何でですか?」
彼は分かっていない…多分考えても分かってくれないかもしれない。
それでも理由を言うのは何故か恥ずかしかった。
だから…
「…名前、いつまでさん付けなのよ。親しい仲なんだから……ぁ」
そこまで言って口を両手で押さえた。反対に言うつもりだったのに、
「…分かりました、これからはソフィアって呼びますから」

真面目に言うのも悪くなかった。


Fin.


94 名前:◇Q9QVO1Rs:2009/12/22(火) 23:00:10 ID:xnK8FvEo
えっと、(1)という連番が示すとおり続きます。
実を言うと1話完結でやろうとしていたのですが、シリーズものが書きたくなったのでつい…

ホントは看病シーンを書いても良かったのですが、ソフィアだとまんま正統派行きそうだったのでつまらないかなと。

正統派:シア・ショコラ・ソフィア・トゥーナ・カリン・クルルファ
暴走派:さくや(料理的に)・マリオン(薬的に)・イオン(行動的に)・ダリア(虹的に)
その他:ペルシャ

ひとまずこんな感じで書いていこうと思います。
内容は相変わらずですが頑張ります。

長文失礼しました。

178 名前:氷原に咲く花(2)1/6:2010/04/11(日) 13:59:03 ID:wMZw0/yY0
170 名前:氷原に咲く花(2) 1/6  ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 13:15:44 ID:NrAPOfqc
「はぁ……」
上体を起こしながらソフィアはため息をついた。
窓から差す光は既にオレンジに染まっていた。
完璧に寝過ごしてしまっていた。

大樹の家に来て今日が3日目だ、あの日マイスと話してからずっとここにいる計算になる。
あれからお父様やお姉様に一度も会っていなかった。彼の言ったとおり二人とちゃんと話すべきなのだが、未だその決心がつかずにいた。
マイスはそんな私に決心がつくまで居候しても良いと言ってくれた(こころなしかあきらめの表情でちょっと傷ついたけど)し、
親友二人も同意見だった(何故か二人とも複雑そうな表情だったけど)。
だけど、ホントは…
「…一緒に、いたかったから…」
自然と声に出てしまい、顔が熱くなった。

179 名前:氷原に咲く花(2)2/6:2010/04/11(日) 13:59:36 ID:wMZw0/yY0
171 名前:氷原に咲く花(2) 2/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 13:16:45 ID:NrAPOfqc
居候している身だし、何もしないわけにはいかなかった。
そう思ったのだけど、予想以上にマイスは有能だった。
朝早くに起きて畑で水やりや収穫をすまし、モンスターの世話をしてるというのに私が起きる頃には朝食の準備が出来てしまっている。
そして食べた後は洗濯物を干してから街に買い出しに出かけ、昼食後には街から離れて夜になるまで帰ってこない。夕食は本人曰くあまり食べないらしい。
つまり、手伝うところなんて何もなかった。

それでも何かしたいと思い今日早起きしようとしたのだが、昨日夜遅くにカリンとトゥーナがやってきて
しゃべっていた性で遅くなってしまい(その間マイスはじゃまになるからと眠ってしまっていた)、
朝いきなりペルシャが押しかけてきてごたごたがあり(彼女のボケが炸裂し、マイスが来なければ服を脱がされていた)、
その後眠ってしまったところ、こういう結果になってしまった。

マイスは「別にいいよ」と言ってくれたけど、これでは私の立つ瀬がなかった。
確かに私はお嬢様育ちだけど『何もできないのはイイ』というお父様の教育方針で、ある程度のことは出来る自信があった。
料理もそこそこ出来るし、お洗濯や掃除も自信はある。
だけど前者二つは彼がいつの間にかやってしまう(私に気を遣ってか洗濯物は自分のしか洗わないけど)し、
掃除しようにも部屋はきちんと片付けられているので私がやることと言えば自分の物の洗濯ぐらいだった。
それだって今からやるには時間が遅すぎる。


180 名前:氷原に咲く花(2)3/6:2010/04/11(日) 14:00:17 ID:wMZw0/yY0
172 名前:氷原に咲く花(2) 3/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 13:17:25 ID:NrAPOfqc
これ以上考えるとどんどん気分が下がってしまうのでもうよそう。
そう思いながらベットに目を落とす。
…そういえば、今まで意識していなかったけどもここはマイスのベットだった。
今は部屋の隅でお姉様の店で購入したぬいぐるみにくるまって寝ている(昨日は寒いからとモコモコになっていた)けど、
私が来る前はずっとここで寝ていたのだった。
赤面しつつも布団に潜り込み、匂いを嗅ぐ。
ここ数日私が使っていたのにもかかわらず、彼が残っていた。
こうやってくるまっていると、抱きしめられているような、そんな気がした。
大樹で過ごすようになって、マイスとの距離が縮んだと思った。
少なくとも私は側にいられて幸せだった。
「…でも」
もっと側に行きたかった、誰よりも近くに行きたかった。

そっと右手を動かし、胸元に当てる。
そのままゆっくりと動かすと、くすぐったい感触が体をおそった。
「あっ…」
はしたない行為だと思った。好きな人の布団でこういう事をするなんて恥ずかしかった。
それでも、体は正直だった。手の動きは激しくなり、体は愛撫を求めてくる。
…もう、我慢できなかった。
両手でボタンを外し、服をはだける。
下着を押し上げてブラジャーを外すと、手で掴んで激しく揉み上げた。
「あっ、ああぁんっ」
冷たい掌に敏感になった乳首が何度も当たり、口から喘ぎがこぼれる。

…マイスに、してもらっているみたい。
そう考えるだけで体の奥底から何かが起き上がっていく感じがした。

181 名前:氷原に咲く花(2)4/6:2010/04/11(日) 14:01:12 ID:wMZw0/yY0
173 名前:氷原に咲く花(2) 4/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 13:19:12 ID:NrAPOfqc
右手を動かしながら、ゆっくりと左手を下ろしてゆく。
スカートを上げて股にさわると、パンツはもうぐっしょりと濡れていた。
パンツを下ろし、秘所に指を当てると待っていましたとばかりに愛液がこぼれてスカートを汚していく。
そのまま手を動かすと、胸の愛撫の何倍もの刺激がソフィアを一気におそった。
「ひぁっ、ああぁぁ!」
薄暗くなった部屋に彼女の叫びが響く。
高まりに合わせて両手の動きが激しくなっていく。
こんなに激しく動かしても、彼女の体はさらにそれ以上を求めていた。
左手をクリトリスにふれつつ、人差し指を秘所に挿れてゆくと膣がそれを締め付けてくる。
そのまま動かすと、激しい刺激が体を襲い、愛液はさらにその量を増してくる。
「ひあぁ、あっ、あっ、あああああぁ!」
もう限界だった、体の中で何かが一気に爆発する。
秘所から愛液が噴き出し、布団を変色させてゆく。
「はぁっ…はぁっ……」
体から力が抜けてゆく気がした。

「ソフィア、大丈夫ですか!?」
私の叫びを聞きつけたのだろうか、マイスが飛び込んできた。
そんなに大きな声を出してしまったのだろうか、とても恥ずかしくなる。
でも今はそんな恥ずかしさや自慰を見られた事なんて、些細なことに思えた。
一度下がったはずなのに、体が高まってくる。


182 名前:氷原に咲く花(2)5/6:2010/04/11(日) 14:01:42 ID:wMZw0/yY0

174 名前:氷原に咲く花(2) 5/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 13:21:07 ID:NrAPOfqc
「ソフィアっ、いった…」
上体を起こして近づいてきたマイスに両手を回し、その唇に自分のそれを重ねる。
彼が反応出来ないうちに舌を入れていく。
そのままの状態で腕に力を入れて体を引き倒す。
マイスを全身で感じながら唇を離す。
「ぷはぁっ、ソっソフィアさん、いったい何を」
赤面しつつ彼は自分の行為に驚いていた。服をはだけた姿でいきなりキスしたのだから当然なのかもしれない
でもそれは私の理性も同じだった。でも貪欲な快楽がそれを押さえ込んでしまっていた。
ファーストキスの余韻に浸りながらも、両手でマイスのベルトを外し、ズボンを下ろしていく。
そして露わになった局部を、口で一気にくわえ込んだ。
「うぁっ、ソフィアさん、一体…あぁっ」
舌を動かすと口の中でペニスがそそり立つ。彼が感じていることを知り、なんだかうれしくなる。
そのまま舐めていくと、その激しさにマイスが喘いでくる。
「はぁっ、何でこんなっ、くっ…」
それを耳にしてなのか、秘所が再びむずむずしてくる。
手を再び持ってきて触れると、さっきあれだけ出したはずなのに再び愛液があふれてくる。
それでも体は欲情していた。
口を離し、彼のモノを局部に持って行く。

彼が、欲しかった。
全身が、彼を求めていた。

183 名前:氷原に咲く花(2)6/6:2010/04/11(日) 14:03:51 ID:wMZw0/yY0

179 名前:氷原に咲く花(2) 6/6 ◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 22:42:37 ID:Up1/Hp8Q
「ソフィアっ、何でこんな…」
マイスが何か言おうとしたが、それに耳を貸さずに二つを重ね合わせた。
「ああっ!!」
秘所が熱さに触れるだけで体から力が抜けていくような気がした。
手の時とは違う刺激が体を走ってゆく。
ぬちゃぬちゃと表面をいじるだけでもう限界だった。
このまま、一つになりたかった。
彼が、欲しかった。
そんな思いを頭に満たしつつ、一気に貫こうとした。

「ソ…フィア…」
いっぱいになった頭にマイスの声が響いた気がした。
はっとして顔を見ると、快楽か辛さで顔を歪めつつも、こちらをじっと見ていた。
「…もう…止めて…くださいっ」
その目に光るのは拒絶の光。
一瞬にして理性が打ち勝ち、思考が冷静になった。
「…私…は……」
私は何がしたかったのだろう。
こんな事をしてまで彼を自分のモノにすることだろうか。
「……違う…」
そうじゃなくて私はマイスの……
先ほどまでの興奮が冷め、頭を罪悪感と恥ずかしさが満たしてしまう。
…彼を傷つけてしまった。
もう、それだけで限界だった。

気がつくとソフィアは外に出ていた。はだけた服を手で押さえ、その目は涙で濡れていた。
一体私はどうしてしまったのだろうか。
どれだけ自分を責めても、どれだけ後悔しても何も元に戻らなかった。
「…ううぅっ」
いつの間にか降り出した雨が服を濡らし、その寒さが身を刺してソフィアをずたずたにしてゆく。
内外からの痛みが全身から全ての感覚を奪い去ってゆく。
このまま、消えてしまいたかった。
彼にもう会いたくなかった。それ相応のことを自分はしてしまったのだ。
だからもう…
薄れ掛けた視界の中に誰かが現れた気がしたが、もうどうでも良かった。

fin.


180 名前:◆aHD.RoWhdo :2009/12/27(日) 22:58:01 ID:Up1/Hp8Q
伸ばした上にさらに伸ばしたような感じで申し訳ないです。
後エロ描写がgdgdになってもう嫌だorz
多分おそらく次で決着が付くはず……かも。

実を言いますとこれはTake2です。
初めにソフィアがしてあげる話を作ったのですが、それだと一話に比較して性格が変わる上、
2話連続でエロを書く羽目になりそうだったので書き直したのがこれです。
それでも最初に挿入予定だったのが性格変化を抑えるのに変わりましたが…
まあ結局のところ自慰+逆レイプなので素直にやった方が良かったなと後悔している部分もありますが(^^;)
ものすごく暴走してるし。

ちなみに冒頭でペルシャの話が出ていますが、オミットした1/6に当たります。
ただネタな上完全にスポットが彼女に当たるので、番外編として明日ぐらいに投稿したいです。

年内に3話は書きたいな……

184 名前:氷原に咲く花(3)1/7:2010/04/11(日) 14:06:58 ID:wMZw0/yY0
376 名前:氷原に咲く花(3) 1/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/17(日) 19:10:17 ID:N1Sj9cZ80
「うん…」
目を擦りながら上体を起こす。
外はまだ暗かった。察するに大体起床時間の1時間前と言ったところだろうか。
また横になろうと思ったが、眠れそうにないのでそのまま起きることにした。
ここ2日、ずっとそれが続いていた。

マイスが「それ」に遭遇してから、一度もソフィアに会っていなかった。
男という性から来るものなのか、記憶を失っていようとも彼女の行為が何を指すかは分かっていた。
叫び声を聞いて飛び込んだ部屋での強引なキス、それに続くフェラ、そして…
でも本当は全く理解していなかったのかもしれない、だからあの時追えなかったのだろう。
彼女に襲われたという事実より、何も出来なかった自分が悲しかった。
…それでも、自分はなにもしなかったのだ。
必死に忘れようとして畑仕事に精を出し、鍛冶の素材収集にずっとダンジョンの奥地にこもっていた。
確かに仕事に集中することでその間は忘れることが出来た。
ただおわった後、自分が逃げているという事実か激しく襲ってきていた。
夜、ちゃんと寝付けないのもきっとその性なのだろう。

着替えて畑に降りると、いつの間にか降り出した雨が作物を潤していた。
作業の無くなったじょうろをしまい、ゆっくりとはしごに腰掛けた。
ここに初めて連れられたとき、自分はとても不安だった。
記憶を無くした上、見ず知らずの土地に放り出されて辛かった。
だから早く街の一員になりたくて交流を深くし、悩みなどを解決し、住民達の迷惑となったモンスターをおとなしくさせていく内に、
いつの間にか有角人と住民を仲を取り持つことになってしまっていた。
多分それで自分もようやく街の一員になれたと思っていたし、事実その通りだと思う。


185 名前:氷原に咲く花(3)2/7:2010/04/11(日) 14:07:26 ID:wMZw0/yY0
377 名前:氷原に咲く花(3) 2/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/17(日) 19:11:14 ID:N1Sj9cZ80
でもそれしか頭になかったからなのかもしれない、
彼女の思いとかそういうものに何一つ気付かなかったのは。
「はぁ……」
…もう、考えるのはよそう。
このまま考えても結局自分は何も出来ないのだから。
そう思うことで、気持ちを楽にさせることにした。

「あら、おはようございます。」
梯子を登った彼を出迎えたのはエリザだった。
「朝からお疲れ様ですね」
「…え?」
大樹にすむようになってから住民達が遊びに来ることがあり、彼女もその一人だった。
でもこんな早朝に来ることは初めてだった。
「この部屋、ぬいぐるみ以外に鉢植えなんておいてもいいんじゃないんでしょうか?
花なんかも店でそろえていますよ」
「…どうしたんですか、こんな朝から?」
やっとの事で落ち着き、疑問を口にした。
「…あら、理由は分かっているのでは?」
彼女は驚いているようだったが、目は違っていた。
「……はい」
おそらくエリザは自分が何もしなかったことについて来たのだろう。
「ごめんなさい…」
自然に声が漏れた。

186 名前:氷原に咲く花(3)3/7:2010/04/11(日) 14:08:15 ID:wMZw0/yY0
378 名前:氷原に咲く花(3) 3/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/17(日) 19:16:23 ID:N1Sj9cZ80
「…そう言えば、」
そのまま目線を落として黙っていると、エリザがつぶやいた。
「今日お父様と一緒に都に泊まりに行くんですの。
良い食材が手に入ったのでグルテンさんも腕を振るってくださるそうです。」
初めは彼女の言っていることの意味が分からなかった。
それでも少し考えると彼女の真意が分かった気がした。
「…じゃあそろそろ戻りますね。昼には出かけますから」
そう言ってエリザは部屋から出て行こうとした。
「…あのっ!」
振り向いたエリザに何か言うべきだと思った。場を用意したお礼か、ここまでさせてしまった事に対する誤りか…
「…ありがとうございます」
結局、言えたのはそれだけだった。
それでも彼女に気持ちは伝わったらしい。
「…よろしくお願いしますね」
彼女はそう言って雨の中に去っていった。

昼だというのにドンチャコス邸はひっそりと静まりかえっていた。
家主が出かけているのだから当然なのだが、マイスはここにまだいると確信していた。
エリザが去ってからどうするのか悩んでいた。自分が何をすべきなのか考えた。
でも結局は考える必要なんて無かった気がした。
自分のやることは決まっているのだから。

187 名前:氷原に咲く花(3)4/7:2010/04/11(日) 14:08:50 ID:wMZw0/yY0
380 名前:氷原に咲く花(3) 4/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/18(月) 11:14:17 ID:PHaUJdR20
ゆっくりと階段を上っていき、部屋の前に立つ。
中に人がいる気配は感じなかったが、彼女がそこにいると信じていた。
「ソフィア」
ゆっくりと部屋主の名前を呼ぶ。
しばらくの間をおいて中からか細い声が帰ってきた。
「…帰らないで」
それが逆の意味であったとしても引き下がるつもりはなかった。
だけども部屋に無理矢理はいるつもりも無かった。
逃げかもしれないけども、これが自分の決意だった。
「ソフィア……ごめん………」
決断したはずなのにいざ立つと言葉が出てこなかった。
それでも必死に言葉を紡いでいく。
「…僕が……何も……気づけなくて……」
本当は彼女が大樹の家に泊まったときに気づくべきだったのだ。
それなのに自分は
「…一人で…考えてみて……」
ずっと悩んでいるだけで、
「何も…できなかったけど……」
逃げてばかりだったけど、
「……だから」
向き合わなくちゃいけないと知ったから、
「…………」
……何なのだろう
ここで何を言わなきゃいけないのだろう。でも何を?
甘い言葉を言うべきなのだろうが、なんだかそれを言う自分が許せなかった。
「…っ」
無言で壁をたたく。結局自分は何も出来ないんじゃないかというなさけさが身を苦しめていく。

「……ごめん」
ふと聞こえた声に顔を上げると、いつの間にかドアが開いていた。
数日ぶりに見る彼女の顔は少し窶れ、目元が赤くなっていた。
「…マイスっ」
もう考える必要はなかった。胸に飛び込んできた彼女を強く抱きしめる。
それだけで十分な気がした。

188 名前:氷原に咲く花(3)5/7:2010/04/11(日) 14:11:29 ID:wMZw0/yY0
389 名前:氷原に咲く花(3) 5/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/19(火) 22:40:58 ID:RdGscJS50
…そして、今マイスはベットに座っていた。
ソフィアは「ちょっと待って」だけ言って席を外していた。階下から水温が聞こえるからシャワーでも浴びているのだろう。
何を待つのかを知らないわけではなかったし、いくら記憶喪失だとしてもこの先どうなるかは予想が付いていた。
そしてそれに対しても覚悟が出来ていた
「………」
…訳ではなかった。意識してしまい顔が赤くなる。
それでも、もう考える時間はなかった。
「……」
いつの間にか戻ってきた彼女が体を預けてきた。
服を着るのがもどかしかったのか、ごわついたバスタオルを纏っているだけだった。
さすがにここまでされて、止まるつもりはなかった。
ソフィアの肩に手を当て、そのままベットに押し倒した。

「ふぁっ、ひぁ、あぁんっ」
バスタオルの上からゆっくりと胸を愛撫する。
布一枚隔てているのにソフィアは強く感じているようだった。
それでももどかしく感じるのは、男の性なのだろうか。
「…ソフィア、ごめん……」
一気にタオルを剥がして、今度は直に刺激を与えていく。
「はんっ、あああぁぁぁんっ!」
先ほどよりも激しい喘ぎに一瞬ためらいそうになったが、
「……もっと、お願い……」
ここで止めるつもりはなかった。

189 名前:氷原に咲く花(3)6/7:2010/04/11(日) 14:12:12 ID:wMZw0/yY0
390 名前:氷原に咲く花(3) 6/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/19(火) 22:41:27 ID:RdGscJS50
ゆっくりと顔を乳房に埋め、優しく突起を舐め上げる。
「ひんっ、あんっ、あああああぁんっ」
乳首に当たる刺激と手の愛撫に喘ぎがさらに激しくなってくる。
そのまま胸に刺激を与えながら、ゆっくりと右手を下ろしていく。
「んんっっ!? あああああああああぁぁぁぁぁっっ!」
「んちゅ…ここ、すごく濡れてるね…はむっ」
彼女の愛液でぐしょぐしょになった秘所をゆっくりと指でなぞる。
そのまま陰茎を摘んだりしながら弄んでいく。
「はあぁっ、ああんっ、ああああああ…」
「…ソフィア、もう……」
手を動かしたまま乳首から口を離し、そのまま唇を重ね合わせた。
「んちゅっ、ちゅっ……」
彼女に舌を入れると、そのまま絡み取られていく。
その感覚に局部に力が入っていくのが分かった。

服を脱ぎ捨て、自分の大きくなったモノを割れ目に押し当てる。
「…ソフィア……」
「早く…挿れて……お願い」
確認するつもりだったが、彼女はもう待てないようだった。
背中に回された腕が体を一気に引き寄せる。
「くっ…」
愛液が充分だったおかげで意外とすんなりと入ったが、それでも膣の締め付けに一気に達しそうになってしまった。
そしてそれは彼女も同じだったらしい。
「ひあああああああぁぁん!!」
目を瞑って絶頂に行き着かないように必死に耐えていた。
もう彼女の身を案じてられなかった。
「いくよっ…」
体重をかけて一気にペニスを押し込んだ。
「んんっ、あああああああああああああああああああああぁぁ!!!」
破瓜の傷みにソフィアが悲鳴を上げる。
「…大…丈夫……?」
激しく締め付けてくる肉の感触に耐えながら彼女のみを案じようとする。
「……大丈……夫…だから…早く……動いて…」
目に涙を溜めながら、それでも必死に笑顔を取ろうとする彼女を覚悟を見て、躊躇いは起きなかった。
彼女を痛くしないようにゆっくりと体を動かしていく。
「ああああぁぁっ、はんっ、あんっ…」
動かしていくにつれ、彼女の声が痛みから快楽に変わっていくのが分かった。
「あああっ、マイスっ、もうっ、ああんっ」
「ソフィア…僕も、もうっ」
自分ももう限界だった。一気に奥に突き立ててそこで全てを放出する。
「ああっ、ああああああああああああああ!」
叫び声を聞きながら、彼女の中に精液を出す快感に身を酔いしれた。


190 名前:氷原に咲く花(3)7/7:2010/04/11(日) 14:12:51 ID:wMZw0/yY0
391 名前:氷原に咲く花(3) 7/7 ◆aHD.RoWhdo :2010/01/19(火) 22:42:01 ID:RdGscJS50
そのまま体を重ねて気分を落ち着けていく。
昼間だというのに体力の殆どを消費した気分だった。
だから、ソフィアが動き出したときには驚いた。
「…ソフィア?」
彼女は息を荒くしながらもゆっくり体を動かしてマウントポジションに移っていく。
「…もっと、欲しい……」
そのまま上半身を上げ、全身で動き始めた。
「はうっ…」
今放出したばかりだというのに膣内で擦られる感覚にまた勃ち始める。
体力がないと思ったのに体はまだ元気らしい。
結合部を見ると桃色に染まった液があふれ出し、見る間にそれが赤くなっていった。
彼女の顔を見るとなんだか苦しそうだった。
「…ソフィアっ、無理はしない方が……」
心配して声を出したが、彼女は制止するどころかさらに動きを増した。
「あんっ、…痛いけど、マイスに…気持ちよくなって…、はんっ、もらいたいから……それに」
ソフィアの表情はなんだか悲しそうだった。
「…私…一人じゃ……マイスがいなきゃもう…」
…そういえば前に聞いたことがあった。インヴァエル川に咲く花は自己を崩壊させることで新たな命の床にするらしい。
つまりその花は独りで生きていけるのだ。でも人は……
「…大丈夫ですよ」
誰かと一緒にいるから生きていける、だから自分は…
「…僕は……くっ」
…冷静に考えていたはずなのにもう全身が快楽に支配されていた。
そしてソフィアももう限界のようだった。
「…ああっ!!」
僕たちは二度目の絶頂を迎えた。

彼女を、まもっていこう。
倒れ込んできた彼女を抱きしめながらそんなことを思った。

fin


392 名前:◆aHD.RoWhdo :2010/01/19(火) 22:51:49 ID:RdGscJS50
2話から大分伸びましたが、ひとまず決着が付いたと言うことで。
相変わらずgdgdですorz

2回あるのは2話であんなだったソフィアが1回で満足するとは思わなかったのでつい。
反省はしていない 後悔はしている

後2話ほど(婚約ネタとか3Pとか)ネタがあるのですが、忙しいので暇を見つけながら
無い需要のシアSS書きながら(結構好きなんだけど)書ければいいかなと。
とりあえず今は余裕があるので3話後日談書こうかなと思っていたりします


191 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

192 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

193 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

194 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

195 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

196 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

197 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

198 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

199 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

200 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

201 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

202 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

203 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

204 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

205 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

206 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

207 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

208 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

209 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

210 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

211 名前:狂い花:2010/12/14(火) 22:04:22 ID:RQ9vcqi+0
36 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:08:08 ID:nyyK91l80

『え・・・!?お姉ちゃん、お兄ちゃんと結婚するの!!?』
モニカは自分でもビックリするくらい大きな声で驚いた。
『えぇ、1週間後にね。モニカも、結婚式に来てね。』

ちなみに、お兄ちゃんというのはもちろんマイスのことだ。
マイスがこの町に着てから、だいぶ年月が流れ、モニカもまだ結婚はできないにしろ立派な女性となりつつあった。

(そんな・・・私のそばから、お兄ちゃんとおねえちゃんがいなくなっちゃう・・・!)
モニカはまだ驚きでいっぱいの頭の中で、ぼんやりとそんなことを思っていた。

212 名前:狂い花:2010/12/14(火) 22:05:40 ID:RQ9vcqi+0


37 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:09:17 ID:nyyK91l80

結婚の知らせを受けてから、もう4日がすぎていた。
(やだ、やだ。お兄ちゃんとお姉ちゃんがいなくなるなんていやだ!)
(二人の結婚を邪魔すれば・・・ううん、だめ。二人の悲しむ姿は見たくない・・・)

でも、
毎日夢を見る日々。二人が遠くへいっちゃう夢。
モニカだけを取り残して、幸せそうに。
モニカの心は確実におかしくなっていった。
(二人を結婚させるわけにはいかない。私がゆるさない。私が・・・邪魔してやる!!!)


213 名前:狂い花:2010/12/14(火) 22:06:26 ID:RQ9vcqi+0
38 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:10:05 ID:nyyK91l80

結婚式当日。早朝

『ねえ、お姉ちゃん。話があるの。』
『なぁに?モニカ。』
そんなことを言って、モニカはシアを人気のない遺跡へ呼び出した・・・と思う。
思う。というのは、今のモニカの心はモニカのものではないからだ。
めでたい結婚式のはずなのに、心は怒りと嫉妬で満ちていた。

『?モニカ?早くして・・・マイスさんが待っているの。』
『お兄ちゃんのことばっかり・・・』
『え・・・?』
ドサッ
モニカがシアを押し倒した次の瞬間、二人の薄いピンクの唇が重なり合っていた。
『んっ・・・ちゅるっ・・・はっあ・・・ぷはっ・・・・・・モニ・・・カっ!?』
モニカが耳元でささやく。
『最初はね、お兄ちゃんをこんなふうにして、お姉ちゃんから奪っちゃおうって思ったんだけど・・・
お姉ちゃんの悲しむ顔は見たくなかったから・・・・・・ね?』
ちゅっ・・・とシアの耳元にキスをする。
『ふぁっ』
するとモニカがちょっと驚いたような顔を見せた。
『お姉ちゃん、感じてるの?妹の私に?・・・ふふ、こういうのってね、ホントはダメなんだよ。親近相姦だっけ?その前に女の子同士だしね。』
『モニカ・・・っ』
涙目でシアが見てくる。その瞬間。

『・・・!!!』
モニカは身を伏せた。カルロスがいたのだ。
そのとき、お互いの胸同士が押し付けられるような形で身を隠すことになってしまった。
シアがモニカの拘束から逃れようと身をよじる。

『『ひゃう?!』』

腰がとろけるような感覚が支配した。体が、熱い。
『・・・っお姉ちゃんっ大きな声出したらだめ・・・・・・あ・・・・・・』
そうだ。もともとこの光景をマイスに見せ付けるためにこの計画を立てたのではないか。
じゃあ、今から予行練習をしよう。お姉ちゃんの恥ずかしい声や姿を見せ付けるための練習を・・・
モニカの表情が、ニヤリと笑った。

『お姉ちゃん、今そこにカルロスさんがいるよ。どうする?見つかったら大変だねっ・・・!』
シアの服をたくしあげ、桃色のかわいらしい突起に同じくピンク色の小さくやわらかい唇をあてた。


214 名前:狂い花:2010/12/14(火) 22:07:01 ID:RQ9vcqi+0
39 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:10:46 ID:nyyK91l80

「んっ!・・・ひゃうっ!も・・モニカぁ・・・んぅ・・・やめ・・・あんっ」
「んむ・・・ぷぁっ、おひぇひゃんかぁいい・・・・・・でも、みちゅかっちゃうよぉ?」
「・・・!?んんっ!んっ・・・んんんっ!!!」
「んんっ・・・ちゅぱっ・・・はむっん・・ちゅうぅ・・・はぁっ」
カルロスは何回かこちらを確認したが、あちらからではこちらの様子は分からないようだ。
訝しげな顔をして、町のほうへ去っていった。
どんどん固くなってゆく突起を舌で転がしながら、モニカは下のほうへと手を伸ばしてゆく。
「ふぁぁあっだめぇっ!モニカっ・・・ひゃんっ!!!」
くちゅ・・・とシアの秘所に触れた。
「・・・んっ!んあっ!ああああああぁんっっ!!」
ビクッビクッとシアの体が痙攣し、その愛液で地面に水溜りができた。
「はぁ、はあ・・・お姉ちゃんイっちゃったんだね・・・。あはは、どう?妹にこういうことされるのって。」
「モニカ・・・お願い・・・マイスさんが、待っているの・・・だから・・・」
「・・・っっ!!マイスマイスうるさいなぁ!!もういい!もっともっといろんなことやって、探しに来たお兄ちゃんに見られちゃえばいいんだ!!!」
「モニカっっ」
「お姉ちゃんなんか、お兄ちゃんに嫌われちゃえ!!!私とこんなことやってるへんな奴だって思われて、嫌われてしまえ!!!」
目の前のお姉ちゃんは泣いてた。悲しい顔させたくなかったからこの道を選んだのに、ダメじゃないか。
でも、体が止まらない。狂気で壊れてしまったモニカには、目の前の姉を汚して自分の香りをすりつけて、マイスのもとへ帰らせないことしか頭の中になかった。



215 名前:狂い花:2010/12/14(火) 22:07:45 ID:RQ9vcqi+0
40 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:11:46 ID:nyyK91l80

「あっあっ!ひゃうんっ!ぁん、モニっカぁっんあっ!!!あああんっ」
「お姉ちゃんっおねえちゃんっっ!!はぁっ!はぁあっっ!」
互いの秘所を擦り付けあい、なめらかな水音をたてる姉妹は、異様な空気と狂気で満ちていた。
「どおっ!?お姉ちゃんっ、もうこれでっ、お嫁さんには行けないねっ!?」
「うあっ、ふぁぁああん!!マイスさん!マイスさんーーーっっ!!!」
「まだ、マイスマイスって!!お姉ちゃんの・・・」
そのとき。

「シアさーーーん!!!どこですかーーー!!?シアさーーーん!!!!」

マイスだ。やっと、来た。
モニカはここぞとばかりにより一層速く秘所を擦り付け、最後に達しようとした。
ドンッ
「え・・・・っ」
シアが、そんな力がどこにあったのかと思うほど強い力でモニカを跳ね飛ばした。
そのままマイスの所へ駆け寄ろうとする。
「お姉ちゃんっ!だめっっ!!行かないで!やだっ!!」

オネエチャンガイナクナルナンテ、ゼッタイ許サナイ

世界が暗転した気がした。それと同時に、自分が取り返しの付かないことをしたことに気づいた。
ただ、気づいたときには、目の前にモニカの知っている姉の姿はなかった。



「あっ・・・モニカちゃん!シアさん知らない!?朝から姿が見えないんだ。」
マイスの目の前にいる少女は、少し驚いた顔をして、けれども笑って言った。
「きっとお花畑にいるんじゃないかな?大丈夫だよ。・・・それよりさ、ちょっと遺跡に来てくれないかな?お話があるんだ。」

少女の顔は、笑っていたけど悲しげで。

オニイチャンモ、オネエチャントズット一緒ニイサセテアゲルヨ

狂気に満ちていた。


216 名前:脱出ゲーム:2010/12/14(火) 22:09:30 ID:RQ9vcqi+0
62 名前:脱出ゲーム:2010/06/29(火) 21:35:34 ID:tqMCAIM90
(あれ?トゥーナ?)

旅館の依頼を終えまだモンスターの世話が残っているため自宅へと戻ろうとしたその時。
普通ならば旅館の三人以外が入ることのない部屋―つまり私部屋―へとトゥーナが入っていくのが見えた。
僕は気になったで追い掛けることにした。
トゥーナは真ん中のしののめさんの部屋へ入っていった。

「ト「誰…!」

後ろから声を掛けたら一文字で遮られた。
トゥーナは振り向くと同時に拳を握っていた。

「ぼ、僕!マイス!」

「……マイス。なんでいるの?」

「トゥーナこそなんでここに…」

「…これ。」

トゥーナが引き出しを開けると大きな東洋の武器、刀が一振り入っていた。
しののめさんの物…だよね?

「……………。」

「手入れしにきただけ。」

「そっ、か…」

「……。」

「……帰ります。」

何故帰らないと視線を送り続けるトゥーナに折れてしまった。

「じゃあねトゥー、ナ?」

「どうしたの?」

「…開かない」

「へ?」


217 名前:脱出ゲーム:2010/12/14(火) 22:10:05 ID:RQ9vcqi+0
66 名前:脱出ゲーム:2010/06/30(水) 12:30:40 ID:tQeBuZm20
「これ開かない!」

おとなしく戻ろうと扉に手を掛け引く。
開かない。
押してみる。開かない。
横に引いてみる。開かない。
手持ちのハンマーで殴る。…開かない。

(どんだけ頑丈なんだよ……!)

「どう?」

「ダメみたい…」

「閉じ込められた…?」

「そういう事だね…」

…気まずい間が空いてしまった。
トゥーナはさりげなく隅に移動して距離を取っていた。
僕は打開策を練るべくいろいろ試してみた。
けれども開かない。
なんかもう鉄でできてるんじゃないかなコレ。
ふと振り向くとトゥーナは顔を伏せていた。
なにしてるんだろ…

「っ!近い!」

「うわっ?!」

どうやら自分でも気付かない内に近付いていたらしい。
トゥーナの顔から一気に視界が変わっていく。
背中に例のタンスらしき角が当たったあと倒れた。
視界が安定した時目の前にはまたトゥーナがいた。
しかし今度は驚いている。
…正確には赤面していた。


218 名前:脱出ゲーム:2010/12/14(火) 22:10:52 ID:RQ9vcqi+0
93 名前:脱出ゲーム:2010/07/07(水) 22:42:01 ID:D5hXbcSe0
「えーと……?」

「………」

とりあえず押し倒している、という状況はわかる。
けどこのあとどうすればいいのか頭が回らない。
普通だったらどうするんだっけ……?
一方のトゥーナはというと目をパチクリとさせたまま動かない。
僕以上に混乱してるらしい。
確かこの状態からは……

キス…?

……………
いやいやいや!それはダメでしょ!
そこからは……。
あー……ヤっちゃうんだっけ……。

「あの……」

「な、なに?!トゥーナ!」

声裏返った…!

「こんな時に言うことじゃないけど……」


「マイスが好き。」


…今度は僕が固まった。


219 名前:教えて:2010/12/14(火) 22:22:03 ID:RQ9vcqi+0
71 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:31:26 ID:V7T1VC7J0


『今度、小説を書いてみようと思って!』
セルフィさんが、綺麗な瞳をキラキラさせながら僕に言ってきた。

「へぇ、いいじゃないですか。どんな小説を書くんですか??」
「ファンタジーで恋愛物!!よーし、書くぞーーー!!!」
「おぉ、すごいやる気ですね。がんばってください。」
「応援ありがと!よし!!!」

・・・・・・・・・・・・。

「ちょっと、いつまでここにいるの?集中できないよ!帰った帰った!!!」
「え!?今すぐ書くんですか!?」

220 名前:教えて:2010/12/14(火) 22:22:32 ID:RQ9vcqi+0
72 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:27 ID:V7T1VC7J0


そんなかんじで、図書館から追い出されてしまった。
しばらくそっとしておいた方がよさそうだ。

いつも彼女はこんな感じだ。ほかの事はそっちのけで
自分の趣味に没頭する。(そして病院のお世話になる・・・)
人によってはそれをだらしないと言う人もいるけれど、
ひとつのことにあんなに夢中になれる。
ラグナはそんな彼女が好きだった。

あとで彼女の大好物のサンドイッチでも差し入れに行こう。
きっと喜んでくれるはずだ。

ラグナはその日の仕事を終わらせたあと、夕方、
図書館へサンドイッチを差し入れに行った。

「セルフィさーん、こんばんはー」
「・・・好きなの。」
ドキッ
「え?」
「好きなの!!好きで好きでたまらないの!!・・・ほんとだよ?
嘘なんかつかない。あなたのことがもっと知りたい」
「え、え、ちょ・・・セルフィさん?(ドキドキ)」
「だから・・・だから・・・」
「・・・ゴグリ」
「受け止めて!!!わたしのエクスカリバーを!!!」
「はあぁ!!!??」


221 名前:教えて:2010/12/14(火) 22:23:02 ID:RQ9vcqi+0
73 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:57 ID:V7T1VC7J0
セルフィさんが、いつものように本と本の隙間から顔を覗かせた。
「あ、ラグナだ!なになに差し入れ?ありがとーー!!」
「まだ何もいってませんけど・・・まぁ、差し入れで合ってるんですけど。
って、さっきのはなんだったんですか!?」
「なにって、小説の台詞だよー。今、女主人公が旅の途中でであった
ちょっといやな奴だけどホントは優しい少年に告白中なんだからー。」

彼女の小説を読ませてもらうと、どうやら執筆は順調のようだった。
ちょうど今が山場らしい。
好きとか愛してるとか甘い言葉の中に妙なワードが入っているのが気になるが、
ページをめくる手が止まらない楽しい小説だった。

「すごいじゃないですか。これ、絶対おもしろいですよ!」
サンドイッチをもふもふしながら、照れくさそうに彼女がいった。
「えへへー、そう?いやー、そんなに褒められるとまいっちゃうなぁ〜〜。
そのあと、濡れ場があるんだけどねー」

ゲホッゲホッ
ラグナは口の中のサンドイッチを変に飲み込んでしまって、むせた。
「濡れ場!!?あるんですか、この小説に!!?」
「?うん、そうだよ??」

正直、この小説の流れで濡れ場はないと思う。彼女は濡れ場の意味を
きちんと理解して言っているのだろうか・・・。

「ほれほれ、あたしは続きを書かなきゃいけないの!!!
帰った帰った!!!」
「おっと・・・はいはい。じゃあ、さようなら。」
ラグナが図書館を出かけたそのとき、
「あ、待って。」
「ん?」
「サンドイッチ・・・ありがとね。」

普段とはまた違う、優しげな笑顔を向けられて、胸の
鼓動が高まる。

「はい、いつでも作りますよ。」

その日の夜、ラグナはいつもより幸せそうに眠っているのだった。


222 名前:教えて:2010/12/14(火) 22:24:01 ID:RQ9vcqi+0
74 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:35:25 ID:V7T1VC7J0


また、ある日。
彼女がまた図書館に篭もるようになった。
執筆中だと思いそっとしていたのだが、
さすがに一週間も出てこないとなると
心配になってきた。
まさか、・・・倒れているのだろうか。

トントン、とドアをノックしても返事がない。
「セルフィさん、入りますよ・・・・・・うわっ」

そこはまるで死の樹海の様だった。言葉で表すなら、そう・・・

どよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

という感じだ。死体のように転がっている彼女の頭には
キノコが生えている。・・・気がする。

「セルフィさんどうしたんですか!!」
「んー・・・・・・ちょっとスランプ・・・」
「え・・・」

途中まで書き上げてある小説を読ませてもらった。

・・・ひどかった。

あの告白のあと、主人公と少年はベッドシーンに突入するのだが、
話の流れというかなんというか。
特に主人公たちの感情表現がひどかった。
なにを伝えたいのかがまったく分からない。

「分かんないの・・・。」
ポツリ。とセルフィが言った。
「あたし、いくつも本を読んでいるから、濡れ場をどう表現したらいいかは
わかるの。だけど・・・」
「恋愛経験がないからさ。告白されたあとの体が熱くなる感覚とか
気持ちとかが分かんないの。・・・やっぱ、向いてなかったかな・・・あはは。」

「セルフィさん。」
「んー?なに?」

ラグナは倒れている彼女の体を起こす。
いつもより近い彼女との距離に、また、胸がドキドキする。

「本当は、もっと大切なときに言おうと思ってたんですけど、
今がそのときみたいですし・・・言いますね。聞いてください。」
「うん・・・」


223 名前:教えて:2010/12/14(火) 22:24:29 ID:RQ9vcqi+0
75 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:35:46 ID:V7T1VC7J0
「僕は、セルフィさんのことが好きです。」
「えっっ!?」
「好きで好きでたまらないです・・・ほんとですよ?
嘘なんかつきません。セルフィさんのことをもっと知りたい。」
「ら・・・ラグナ?」
「だから受け止めてください。僕の・・・」
「わーーーっ!!ストーーーーーーーップ!!!」

顔を真っ赤にして彼女が静止した。
「?なんでですか?」
「だってその次って・・・・・・」
「僕の気持ちを受け止めてくださいって言おうと思ったんですけど・・・」
「・・・っ!!からかわないでよっっ」
「からかってなんかないです。まぁ、小説の言葉を引用しましたけれど
セルフィさんに対する僕の本当の気持ちです。」
「・・・ほんとに?」
「はい。好きです。セルフィさん。」

彼女は、ラグナの腕の中で顔を真っ赤にしながら、小さくつぶやいた。
「なんか、すごく体が熱いよ・・・告白されるって、こんな
気持ちなんだね・・・。分かったよ。」
「それは、良かったです。できれば返事をいただきたいのですけど。」
「あっ、そうか。・・・ラグナ、あたしも好きだよ。」

それを聞いたラグナはとても嬉しそうな笑顔を見せた後、彼女の瞳をみつめた。
そして彼女の可愛らしい唇に、そっと優しくキスをした。


224 名前:教えて:2010/12/15(水) 00:39:32 ID:gZco1dzQ0
76 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:36:24 ID:V7T1VC7J0


ファーストキスの余韻に浸っていたラグナは、セルフィが何か言いたそうにしているのに気づいた。

「どうしたんですか。」
「あのね・・・ラグナ、あのね、・・・続き、したいの。」
「?!!」

仮にも一人の男のラグナにとっては嬉しいことなのだが、いきなりどうしたというのだろう。

「その、・・・エッチしてるときの気持ちも知りたいの。小説を完成させたい。
だって、ラグナがせっかく教えてくれたことを無駄にしたくないから・・・」

・・・ここまで言われては、さすがにラグナも理性が吹っ飛びそうになった。
自分も体が熱くなってきて、もう抑えられそうになかった。


彼女をベッドに横たわらせ、自分はその上に覆いかぶさる。
まるで、彼女の全てを独り占めにしているようだった。。

「んっ・・ちゅっ・・・ぷはっ・・ちゅむっ・・・はぁっ」
「はぁむっ・・・ん・・ちゅっ・・・ぷぁっ・・んっ・・」

さっきの優しいキスとは違う、濃厚で、体の全てがとろけて
しまいそうになる激しいキス。
互いに舌を絡ませ、唾液を交わし、一度離れたかと思うとまた繋がる。
二人の口の周りはもうべとべとだった。

ぷちぷち・・・と、ラグナは彼女の服を脱がせていく。

「服脱がされるのって・・・こんなに恥ずかしいんだね・・・。
でも、嫌じゃない・・・」

普段あまり外出しないせいで、日に焼けてない真っ白な肌と、
それと同じ色だが先端に綺麗な桜色がある、大きな乳房が露になった。

ラグナは左手で乳房をもみ、もう片方の乳房の桜色を口に含んだ。

「んっ!ひゃぅんっ!?ふあぁぁ・・・」
「セルフィさん、可愛いですよ・・・」
「あっ、んぁっ・・・くすぐったくて、変な感じがするぅっ・・・」
「それが感じるってことです。」
「そうなの?っんぁっ・・あたし感じてるんだぁっ・・んっ・・・
・・・悪くないかも・・・っひゃうぅっ!」

固くなってきた先端を、舌で転がしたりひっぱったり吸ったりしてみる。
そのたびに返ってくる彼女の反応が愛しくてしょうがなかった。
そしてなにより、自分の愛撫なんかで感じてくれている。
その事実が嬉しくて、体中がさらに熱くなるのをかんじた。


225 名前:教えて:2010/12/15(水) 00:40:02 ID:gZco1dzQ0
77 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:38:54 ID:V7T1VC7J0


「はぁ・・セルフィさん・・・下も触りますよ・・・」
「ん・・ふぁ・・・いいよ、ラグナなら・・・触って・・?」

彼女の秘所はもうだいぶ濡れていた。ショーツを脱がせて、
そこをそっと触った。
そのとたん、セルフィの体がビクン!!と跳ねる。

「ひゃあぁぁぁっっ!いやぁっあっ!さっ・・・さっきよりも
なんかっすごっいぃ・・・!!」
「女の人は・・・ここが一番敏感らしいですからね。」
「んっ・・・あっ!あぁぁぁああぁぁぁあんっっ!!!!」

クリトリスを触った瞬間、彼女は達してしまったようだ。
生まれてはじめての快楽に、ただ体を痙攣させて何もできずにいる。

「はぁっ、はぁ・・・なんか・・急に気持ちよく、なって・・・」
「セルフィさん・・・世界で一番、綺麗です・・・。その・・・・
僕も我慢の限界が・・」
「うん、分かってるよ。・・・きて、ラグナ。一緒に、
気持ち良くなろう・・・。」

彼女は自ら足を広げ、ラグナを迎える。
ラグナも服を全て脱ぎ捨て全裸になり、そそり立つ自身を取り出して
彼女の入り口へとあてがった。
滴るほどの愛液で濡れたそこは、ちゅぷっ、と音を立て、
彼女にまた新たな刺激を与えた。

「んひゃぁっ!ラグナのっ、ラグナの・・・エクスカリバー・・・当たってるぅっ」
「くっ・・・エクスカリバーってっ・・・なんかやらしいですよっ!?」
「だって、言うのっ恥ずかしい、んっ、だもん・・」
「・・・。とにかく、入りますよ・・・っ?」

ズズッッ

「ああぁぁあっ・・ラグナのっがっ、きてるぅうぅあぁあっ」
「はっ、くぁ・・・セルフィさん、痛かったら言ってくださいっ・・・」
「だ・・・だいじょおぶぅぅう・・・はぁああぁっん」

そんな二人の互いを思う優しさがあってか、大きな痛みは感じずに、
無事に貫通式は終わった。
彼女の中はとても熱く、愛液と肉壁が自身を優しく、それでいて、
射精を促すように動いてくる。腰は自然に動いていた。


226 名前:教えて:2010/12/15(水) 00:45:12 ID:gZco1dzQ0
78 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:39:33 ID:V7T1VC7J0
はじめこそ、彼女を気遣ってゆっくりと動いていたが、
動くたびに響く彼女の嬌声が、匂いが、快楽が、男の本能を目覚めさせた。
自身を彼女の入り口ギリギリまで引き抜き、そして一気に貫いた。

「はあああぁぁああぁっっ!!!ラグナあぁっ」
「すいませっん・・もう、我慢できないですっっ・・・!!」
「ふぇっ!?ん!あっ!ひゃぁん!!はげしぃ!よぉっ!!!」

パンッパンッと音が鳴るくらい、激しく腰を打ちつけて快楽を求める。
それにあわせて彼女の喘ぎ声も短くなり、秘所からは愛液が溢れ出た。
徐々に絶頂に近づいてゆく。

「あっあっ!あうんっ!ひゃんっ!ふあぁっあぁぁぁっ!!」
「ここがっ!きもちいいんっですかっ!?」
「ひああぁあん!!そこぉっ!そこ気持ちイイよぉぉっつ!!!」

一番感じるところを突かれて彼女は一気に絶頂に近づく。

「ぃやぁあっ!イっちゃう!イっちゃうぅぅぅうううっっっ!!!」
「セルフィさんっ!僕もっ、出します―――――っ!!」

今までで一番強く最後の一回を打ち付ける

「ぁぁああああああっっ!ラグナぁ―――――っ」
「セルフィさんっ!セルフィ―――――!!」

脈打つ鼓動や自身を伝って彼女に注がれる命を全身で感じて、
二人は同時に、果てた。

「人と愛し合うって、こういうことなんだね・・・ありがとう。ラグナ・・・」
「僕もです・・・セルフィさん、愛してます―――――」


227 名前:教えて:2010/12/15(水) 00:45:42 ID:gZco1dzQ0
79 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:39:57 ID:V7T1VC7J0


ある日
また、差し入れのサンドイッチを持って、ラグナはセルフィの元へと向かった。

「セルフィ!この間の小説の評判聞きました!!大人気じゃないですか!!」
「いや〜、あたしもびっくりだよ!!でも、あたりまえだったかも!
だって・・・あたしとラグナの愛の結晶だし・・・!」

うれしそうに、そして、最後の方は顔を赤らめて照れくさそうにつぶやいた。

彼女の書いた小説は、村の女の子たちの間で大ヒットだった。
なんでも、主人公と少年の素直な気持ちが一直線に伝わってきてイイ!!!
・・・ということらしい。

「ところで今度は何を書いてるんですか?」
「えへへ、この小説の続きを書いてるの・・・!」
「おぉ・・・」
「それでね・・・冒険を終わらせた主人公たちは、
結婚して、幸せに暮らすの。・・・ねぇ、ラグナ。」

ラグナは彼女の言いたいことが、すぐに分かった。
あのときよりももっと嬉しそうな笑顔で、言った。

「セルフィ、その小説、僕にもお手伝いさせてください。」
「・・・!!うんっ!」


――――その後、
僕たちが主人公たちのように、教会で愛を誓ったことは言うまでもないだろう――――


228 名前:ふたご 男主人公×リコリス:2010/12/15(水) 00:47:44 ID:gZco1dzQ0
99 名前:ふたご 男主人公×リコリス 1/2:2010/07/11(日) 13:49:09 ID:h5cYe7rN0
『おつかいの報酬』



「はい、お願いされてたもの」
「ありがとう」

そう言ってリコリスはユーリから石を受け取った。
両手に乗せた石を大事そうに眺めるリコリス。

「ところで、その石、どうするの?」

自分が届けた物の使い道は気になるものだ。
今回ユーリが彼女に頼まれたのは珍しい花や草といった植物ではなく、
その辺りに転がっている何の変哲もない石だったのだから、なおさらだ。

「えっと…この石の周りに珍しい植物の種が付着していないかと思って…」
「なるほど」

さすがは植物の研究者である。
自分には思いも寄らない発想をするリコリスにユーリは感心した。

「でも、このくらいなら自分でも拾えるんじゃない? この前も山で見かけたし…」
「っ! と、ともかくありがとう!」

あわあわとリコリスが答える。いつも冷静な彼女にしては珍しい反応である。
こほん、と咳払いをひとつし、リコリスが続ける。

「そ、それで、お礼を渡さないとな…」
「これくらいいいよ、石拾ってきただけだし」

ユーリにしてみれば自分の用事のついでの様なものである。
お礼をもらうのは、逆になんだか申し訳なかったのだが……

「だっだめだ! おつかい、だからな…ほうしゅうを渡すことで世の中が回るとザウリも言っていた!」
「そう? じゃあもらおうかな、ありがとう」

強い調子で却下されてしまった。言い出したら聞かない彼女のことだ。
まあ、もらえるというならもらっておこう、とユーリもリコリスの言葉に甘えることにした。

のだが。
なぜかお礼が渡される気配がない。
リコリスはというと、なにやら俯いてもじもじとしている。

「ん? どうしたの、リコリス?」
「……っ」
「あ、もしかして用意し忘れた、とか?」
「……」

無言でふるふると首を振る。

「それならまた今度でもいいよ?」
「れてきた……」
「え?」

「へ、部屋に忘れてきた…から、その、一緒に来て欲しい」

うっかりしたことがよほど恥ずかしいのか、リコリスの顔は真っ赤である。
そのかわいらしい様子に思わず笑いそうになるのをこらえ、ユーリは頷いた。


229 名前:ふたご 男主人公×リコリス:2010/12/15(水) 00:48:11 ID:gZco1dzQ0
100 名前:ふたご 男主人公×リコリス 2/2:2010/07/11(日) 13:49:39 ID:h5cYe7rN0
リコリスの後について階段をのぼり、何度か訪ねた部屋へ入る。

「おじゃまします〜」

本棚や植木鉢などあまり女の子らしい部屋ではないが、それはいかにもリコリスの部屋といった感じだった。
机の上は調べ物の途中なのか開かれた本と顕微鏡が占領している。
掲示板で見た限りだと、お礼はジャムだと言うことだったがそれらしきビンは見あたらない。
おや? と思っているとリコリスが口を開いた。

「……おつかいの、お礼だ」

そう言ってリコリスはするりと服を脱ぎだした。

「え、ええっ!?」
「いろいろ考えたんだが…これしか思いつかなかった」
「ちょっ、服……!」

あっという間に下着だけの姿になった。
ブラは着けておらず、体の前で手を組んで隠そうとしている。
躊躇のない動きとは対照的に、顔はユーリから背けたままであった。
覗き込む様にして目を合わせると俯いてしまった。

「受け取って……もらえるか……?」

ちらりと。上目づかいでそんなことを言われて、断れる男がいるだろうか。
ユーリは自分の体が熱くなるのを感じた。

「もちろん、だよ」


230 名前:エリック×ラピス:2010/12/15(水) 00:52:51 ID:gZco1dzQ0
129 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:51:55 ID:KBd2Nf0H0
「エリックさん、これ、僕の畑で採れたトウモロコシです。よろしければどうぞ。」
「おおっ!若者よ、気が利くじゃないか。大切にするぞ。」
この若者――ラグナが村に来てから早いもので二年目の夏が訪れていた。
最初はエリックが種を売ったついでにその作物について講義したり、度々相談を持ちかけられたりしたものだが、今では対等に、畑や作物についてあれやこれやと議論――例えば水の微調節や素材の味を生かした調理法について――するようになった。
現に今貰ったトウモロコシは一粒一粒が大きくつやもあり、いますぐ噛り付いても美味そうな程だ。実際には生で食べることは出来ないが。
「それでは、僕は用事がありますので。」
「おう、またな若者。」
ラグナはぺこりと一礼すると、足早に南地区を後にした。ルピア山道へ行くところをみると、おそらく蔓草の遺跡にある畑の世話をしに行くのだろう。



「こんちはー。」
若者と入れ違う形でやってきたのは、図書館に住み着いてこちらも早二年のセルフィだ。
村人の施しで生きていると言っても過言ではない彼女は、食べ物を買う時は商売に関してきっちりしているロゼッタの雑貨屋を避けて、わざわざこの農場まで足を運んでいるのだろう。
「いらっしゃい。今日のおすすめは今朝採れたてのトマトだ!もちろん、俺が丹精こめて作った自信作だぞ!」
「ふーん、じゃあそれ貰おうかな。あとはキュウリあるかな?」
「もしかして、またサンドイッチか?たまには他の物も食べないと体に悪いぞ?」
「いーじゃない、ちゃんと野菜は挟んでるんだし。」
「そういう問題ではなくてな……全く、ラピスさんが心配するのもよく分かる……。」
「ふーん、ラピスから聞いたんだ。ラピスから。」
「だ、だったら一体なんだっていうんだ?」
ラピスの名前を口にした途端、急ににやにやと笑いだした。
背中を嫌な汗が伝い、聞きたくないと思いながらも先を促す。
「いやね、あたし一昨日本の片付けしてたのよ。で、二階から教会が見渡せるんだけど……ちょうどステラさんが酒場から帰ってくる頃にエリックが教会から出ていくの、見ちゃったんだ〜。」
見られていた。
思わずこめかみに手をあてうなだれる。
セルフィはにやにや笑いを崩さない。
「別に二人が何してたのかは訊かないけどね。やましい事が無いならステラさんに内緒でこそこそしてるのはどうかと思うなぁ。……って、その様子だとやってんのね、やましい事。」
すっかり頭を抱えてしまったエリックの様子を見て、あきれた、とセルフィが呟くのが聞こえた。
おそらく本人はほんの少しおちょくるつもりだったのだが、想像以上の反応が返ってきたのだろう。
「頼む、この事はどうか内密に……。」
「う〜ん、それはエリック次第かなぁ。……さっきも訊いたけど、キュウリある?」
まったくこの娘は油断も隙もない。
エリックはその後秘蔵の冷蔵庫からキュウリを持ち出し、トマトと一緒に他の住人より割安で売っている野菜を、更にいつもの半値で売る事になった。



「じゃ、またね!」
ややげっそりした顔のエリックを残して、セルフィはエリック農場を後にした。
(まさかそこまで発展してたなんて、エリックも中々手が早いわね。いや、ラピスもああ見えて結構……。)
「ぁ痛ッ!」
「すみません、大丈夫ですか?」
「あ、タバサ……。」
予想以上の収穫にあれこれ考え事――下世話な想像と表現した方が正しいが――していたセルフィは、ちょうどヴィヴィアージュ別邸から出てきたタバサとぶつかってしまった。幸いにも、買った野菜が地面に落ちてしまうことはなかった。
「いや、あたしがボーッとしてたのがいけないんだよ、ごめんねタバサ。」
「いえ、こちらこそ。ところでそのお野菜、エリック様の農場で採れたものですか?」
「ああうん、まあね。」
「お野菜は普段マテリアルでラグナ様が出荷したものを買っているのですが……エリック様のお野菜もとっても美味しそうですね、今日はエリック農場で買ってみます。」
それでは、と一言別れの挨拶を告げると、タバサはエリック農場に向かって歩き出した。
「あ……。」
今は行かない方が、と言いかけたが、何故かと聞かれても答えられないので止めた。
(エリックはともかく、ラピスには色々借りがあるからなぁ……。)
エリックに乞われなくとも、セルフィにははじめから言いふらす気は毛頭無かった。ただ、そういう素振りを見せれば野菜安く買えるかなぁ、という打算的な考えはあった訳だが。
(ま、なんとかごまかせるでしょ。さ、帰ってサンドイッチ作ろーっと。)
鼻歌まじりで帰路につくセルフィであった。


231 名前:エリック×ラピス:2010/12/15(水) 00:53:37 ID:gZco1dzQ0
130 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:52:46 ID:KBd2Nf0H0
「はあ……。」
営業時間が終わり、訪れる人が途絶え一人になったエリックの口からは思わずため息が漏れる。
セルフィと別れた直後、農場に初めてタバサがやってきた時にはタイミングの悪さにひやひやしたが、純粋に自分の野菜を褒めてくれる彼女のおかげで少し落ち着く事が出来た。
この際見られてしまったものは仕方がない。そもそも自分に彼女と結婚する準備が整っていないのがいけないのだ、と半ば開き直ってその後はいつも通りに過ごした。

売れ残った野菜を冷蔵庫にしまいながら、ラピスとのこれまでの出来事を思い出す。
一目惚れだった。
それから毎日教会に通って、少しずつ話をするようになった。
甘いものが好きだと知って、見るのも嫌なチョコレートやジャムを毎日のようにプレゼントした(後になってエリックが甘いものが嫌いだと知った時、ラピスは大層驚いた)。
聖夜祭を一緒に過ごして想いを告白した時、顔を赤らめて恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに頷いてくれた彼女の顔を忘れることはきっと出来ないだろうと思う。
そして、その夜初めて彼女を抱いた事も……。



回想に浸っていると、コンコン、と控えめにドアを叩く音が静かな家に響いた。
エリックは日誌を書く手を止めて、はてと考える。この時間帯に訪ねてくるのはよく一緒に夕飯を食べるダニーやルートだが、近頃彼らとそういった約束をした覚えはないので、エリックには来訪者の見当がつかなかった。
「どちら様ですか?」
「こんばんは、エリックさん。」
その声に、どきんと心臓が高鳴る。
「ラピスさん!どうぞ、開いてますから。」
「ええと……すみません、両手が塞がっているのでドアを開けてくれませんか?」
「分かりました。」
かちゃり、とエリックがドアを開けると、大きなキャベツとジャガイモが視界に飛び込んできた。それらが進行して来たので体を避けると、ようやく大きなかごを抱えたラピスが現れた。
「どうしたんですか、この野菜?」
「ラグナさんが持ってきてくれたんです。若草の遺跡で育てていた春野菜がたくさん収穫できたからって。わたしとシスターステラだけでは食べきれない程で……。その、よかったらエリックさんにもと思って。」
「ありがとうございます。」
礼を言ってかごを受け取った。
「エリックさん、ご飯はまだですか?よかったらこの野菜で何か作りませんか?」
「いいですね!何にしましょうか?」
「えっと――」


ラピスと料理を作るのは好きだった。二人で共同作業をしている、という感覚が強いからだろう。
トントンとリズムよく包丁が野菜を切る音。コトコトと鍋の中で食材が煮える音。時折交わされる会話。
そのすべてが心地良かった。





お互い料理は作り慣れているため、調理も後片付けもテキパキと進んだ。
今は食後のリラックスティーを二人で向かい合って飲んでいる。
「美味しかったですね。」
「そうですね。やっぱり素材が良かったんじゃないですか?若者は最近大分慣れてきたみたいですから。」
「ラグナさん、毎日頑張ってますからね。くれぐれも無茶はしないで下さいって言っているんですけど……。」
そう言ってはぁ、とため息をつくラピス。村に唯一のナースとして、そして一人の友人として純粋に心配していると頭では分かっていても、ちりちりと胸が焼けるような焦燥感を感じてしまう。
そんな思いを振り払うように、リラックスティーを飲み干すと
「今夜はこれからどうしますか?」
一言、そう聞いた。
答えは今夜ラピスが来た時から分かってるのに。
「シスターステラは今日も酒場に行っていて……その、帰ってくるまでまだ時間があります。ですから、その……」
頬を赤らめながら、うつむきがちに話すラピスに、愛しさがこみあげる。
椅子から立ち上がってラピスに近づき、優しく頬を撫で、そっと口づけを落とした。


232 名前:エリック×ラピス:2010/12/15(水) 00:54:35 ID:gZco1dzQ0
131 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:53:24 ID:KBd2Nf0H0
二人でベットに腰掛け、静かに唇を重ねる。
「ん……」
舌をラピスの口内に進入させ、彼女のそれと絡ませ合う。深く深く、お互いの熱を伝えあって溶けてしまいそうな程に。
エリックはこのままいつまでもこうしていられるように思ったが、ラピスが胸板を軽く叩いたのを合図に唇を離す。

背中に回していた右手を耳にもっていき、やわやわと耳たぶを揉むと、顔を真っ赤にしたラピスが
「あっ……。」
と小さく吐息を漏らした。
「耳、弱いですね。」
低い声で囁くとそのまま耳に口づける。
「やっ、そんなに……!」
ラピスの体から力が抜け、そのままエリックに押し倒される形になった。
耳から離れ、軽く唇にキスを落とすと、服の上から胸を揉みしだく。
ラピスはその手を押し戻すように自らの手を重ねると、上目遣いで懇願する。
「エリックさん……服、脱がせて下さい。」
そんな頼みは無視してこのままラピスの体を味わいたい、という衝動を堪えて大人しく体を起こす。ラピスのシスター服に染みやしわを作ってしまうのは避けたかった。
体を起こしたラピスがするすると服を脱いでいく。普段は服に隠れている、陶磁器のように白く美しい肢体が次第にあらわになっていく。
自身の中心が熱く滾るのを感じながら、エリックも服を脱いだ。
裸になった二人は今度こそベットで重なり合い、二人分の重みを受けてベットのスプリングがぎしり、と小さく抗議の音を立てる。
ああ、やっぱり一人用のベットに二人で寝るのは狭い。
頭の隅で小さく嘆きながら、思考の大部分をラピスの体を堪能する事に集中させる。
露わになったラピスの秘所にそっと触れると、先程の愛撫によってわずかに湿り気を帯びていた。
くちゅくちゅとわざと音を立てて指をゆっくりと出し入れする。
内部は熱く、エリックの指をやんわりとしめつける。
指を二本に増やしてそれぞれに動かすと、ラピスの腰がびくりとはねた。
「はうっ……あっ、そんな…風にっ、しないで……」
「どうしてですか?ここはこんなに濡れてるのに。」
そう言って指を引き抜きラピスに見せてやる。
「やあっ、……今日のエリックさん、いじわるです……。」
「たまにはこういうのもいいでしょう?」
そう言って快感でピンと立った乳首を吸い立てる。
「ひゃううぅぅ!」
ラピスはひと際大きな嬌声をあげると、とたんに体が弛緩した。
どうやら絶頂に達したらしい。
「そろそろ……入れますよ。」
既に怒張した己自身を愛液でぬめる秘所におしあてる。
「きて……エリック……。」
名前を囁くその声の艶にぞくりとしながら、ゆっくりとラピスの中を押し開く。
もう幾度もエリックを受け入れたそこは、今回もまた優しく包み込んだ。
腰を動かしながら、彼女が悦ぶポイントを確実に攻め立てていく。
「はあっ、あっ、や、くう……エリック!私、私また……!!」
ラピスが背中にきつく爪を立てるが、それすらも快感へと変わっていく。
「俺も……そろそろ……このまま中に……」
二人で絶頂への階段を一気に駆け上がる。
「きて!エリック!エリックぅ!」
「ラピス!……うっ!」
「――っ!!」
白濁を彼女の中へ放つ。
乱れた息を整え、ゆっくりと引き抜くと愛液と混じり合いラピスの股とシーツを汚した。
ラピスの横へ顔を近づけると、どちらともなく深く口づけを交わし合った。


233 名前:エリック×ラピス:2010/12/15(水) 00:55:16 ID:gZco1dzQ0
132 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:54:00 ID:KBd2Nf0H0

情事の後のけだるく、だが幸福感に満ちた時間は去り、今は二人とも身支度を整えていた。
時計を見ると、そろそろステラが村人達との歓談を終え、教会へと足を向ける時間である。
その前に彼女をいつものように教会まで送り届けなくてはならない。
だが、今日は一つだけ、いつもとは違う事をする予定である。
「準備が出来ました。行きましょう、エリックさん。」
「ラピスさん、その前に少しいいですか?すぐ終わりますから。
「?……はい。」
いつもと違う様子のエリックにラピスは少しいぶかしげながらも素直に頷いた。

どくんどくんと心臓がうるさく早鐘を打っている。
落ちつけ。今日のために散々苦労してきたじゃないか。このくらいのこと、大丈夫なはずだ。

「ラピスさん、俺はあなたを愛しています。」
「はい。」
突然の愛の告白に驚きながらも頬を染め、ラピスは頷いた。
「そして、一生添い遂げたいと、そう思っています。……でも、情けない事に俺にはまだ準備が出来ていません。」
目だけでぐるりと周りを見渡す。一階建の狭い家。ベットはシングルベット。これではとてもラピスを迎えることなどできない。
「けど、いつか必ずあなたを必ず迎えにいきます。だから……」
そういってポケットから小さな小箱を取り出し、開いてラピスに見せる。
「……!」
ラピスがわずかに息を飲むのが伝わった。

星空を一部分切り取って、それをそのまま固めたような石。
ラピスラズリ。

「これは約束の証として、受け取ってください。」

「……はいっ!」
今にも泣き出しそうな真っ赤な目をして、それでもとても奇麗な笑顔でラピスは返事をかえした。



――その年の冬の月。
この村に、新たに若い夫婦が誕生したという。


234 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:34:05 ID:gZco1dzQ0
138 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 10:22:30 ID:PMuTIOEd0
設定(本来のストーリーではアグナビートを倒して1週間過ぎた辺り、しかし未婚)

それは冬の季節、雪でなく雨が降っていた。
「寒いな」とマイスは目を覚ました、料理でなんか刺身でも作るかなと思った時
「マイスさん・・・」シアが大樹に訪ねてきた。
「シアさん!おはようございます、どうしたんですか?こんな朝早くに・・・」
「・・・」
「シアさん?」
マイスがシアに近づいた次の瞬間

「んぷ・・・!?」
シアが突然抱きつき唇を重ねてきた
「んん!・・・ん!」
体が密着し香水の良い匂いが二人を包む、その密着をとこうと腕を動かすものの
シアの腰に回す腕がマイスの腕ごと強く抱きついてきてるため、うまく動かせない

シアの舌が唇をわって入ってき、キスは濃厚なものへと変わっていく
ちゅぱ、チュる・・じゅるる
「ぷは!」キスが解かれ二人の唇からは糸がひく
「シ・・・シアさん!?一体なにを!?」
シアはマイスの言葉を無視して乱暴にベットに突き飛ばした
「いっっ・・・」
「マイスくん・・・マイスくぅん」
シアはベッドに倒れたマイスに馬乗りになり顔を近づける
「好き・・・好きぃ!」
「シアさ・・!」
再び唇を重ねられた
手で振りほどこうとするが・・・
「!?」
両手を誰かと誰かに掴まれ動かす事ができない
見てみると右手にはモニカ、左手にはトゥーナが両手でがっちりとそれぞれの手を握りしめる
「お兄・・・ちゃん」「マイス・・・」
そしてその手を舐め始めたのだ
ペロペロ・・・ちゅぱ・・じゅる・ちゅ・・ぴちゃ
口と手を貪り食われマイスの理性は崩れはじめていた
しかし三人の目を見た時・・・
三人の瞳は輝きを失っていた、中央の黒点が大きく見開きどす黒い色をしていた
マイスはその瞳を見た瞬間、訳もわからない恐怖心に襲われた
「うわ!うわああああああああああああああああ!」

叫びながらマイスは力を振り絞って両手を絡みから解き、シアを突き飛ばした
「きゃ!」
マイスはそのままどしゃ降り雨の中の外に飛び出た
「シアさんにトゥーナ、モニカちゃん・・・なにをしてんだよ・・・」
マイスは町の中を歩き、水たまりを蹴った
しかし周りの気配に足を止める
「な・・・」
きがつくと町の女たちに囲まれていた
ショコラにマリオン、ペルシャにさくや、ソフィアにカリンなど・・・
さらにはエリザやヘーゼルもいる
全員シアやトゥーナと同じ目をしていた
「み・・・みんな?」
その次の瞬間、首元に強い衝撃を受け

マイスは気を失った・・・

[続く]


235 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:34:30 ID:gZco1dzQ0
139 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 11:16:59 ID:PMuTIOEd0
「んん・・・・ん?」
マイスは目を覚ました
「ここは?」
そこはさくや達が営んでいる旅館 その二階のどこかのベッドの中
「なんでこんなところに・・・ぼくは確か」
立ち上がろうとしたが
「!!」
手と足が動かせない、ロープで強く固定されていたのだ
「マイスはん、やっと起きなはってくれたんか」
「誰だ!?」
そこにいたのは不気味なアノ目をした・・・
「さ、さくや!?」
だけじゃなかった。
その後ろから
「さくちゃんだけ名前呼ばれてずるいよ〜」
ペルシャや、さらには
「レインボー!」「やっと起きた・・・(寝顔かわいいかったな〜)」
ダリアやカリン、だけじゃない
その他にもソフィアやイオン、トゥーナやマリオン
いや・・・ヒロイン候補が全員!
だけじゃなく、しののめやへーゼルにモニカ、エリザもいる

「マイス君ってひどいよねー!」
「私ら全員を恋に落としといて!」
「・・・かってに世界を平和にした」
「みんなの気もしらないで」
「アタイ達みんなマイス君の事が好きだったんだよ?」
みんな僕の事が好きだった?
「なのにマイス君は誰も選ばないんだも〜ん」
「私たちを助けないでその気にさせて・・・待ってなかったのに(反対)」
違う!僕はただみんなが助かればいいなと・・・
「私達みんなマイスさんと触れ合いたいと思ってたんですよ?」
「でもいつまでたっても来ないからみんなで決めたの・・・(会議ってやつ?)」
決めた?なにを決めたんだ!?

「私達みんなで、マイス君を犯そうってね!」
「な・・・!」
そして女どもは一つの性に食らいつき始めた

[続く]


236 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:35:19 ID:gZco1dzQ0
142 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 23:34:55 ID:PMuTIOEd0
僕は今どんな光景をみているんだろう?
絶景といえば絶景かもしれない。
十何人の裸の女たちに今僕は食べられている。
体中が快楽に犯されている
輝きの無い愛 それは地獄の絶景

マイスはこの地獄に恐怖していた・・・
「お母さん、今度は私の番」
「おやおや若い頃を思い出してつい夢中になっちまったよ」
「トゥーナお姉ちゃんばっかりキスしてずるい!」
「だってマイスの唇・・・おいしい」
「マイスはんの乳首は本当かわええなぁ、思わず食べたくなるわ〜」
今の自分に女の肌に触れていない部分はない
腕や手、足は女の秘部に摩りつけられ唇は順番に長いディープキスをさせられる
性器は常に誰かの口に咥えられ射精はもう何回目かわからない

快楽死は本当にあるのか?それは定かではないが
体液まみれで濡れたベッドの上、息苦しい中永遠に快楽に浸り続けたら弱るのはまず間違い無い
「私・・・もう我慢できない!」
男性器を咥えているカリンを突き飛ばしソフィアはマイスに馬乗りになり秘部に秘部をあてる
「あっ・・・」
そしてそのままずん!っと一気に腰を落とした
マイスの意識はすでにもうろうとし始めている
いま騎入された事すらわからない
ただあるのは耐え難い快感だけである
「あっ・・・あっ・・・」
言葉にならない喘ぎをあげ、マイスは自分の秘部に目を向けた
そこには赤い血とドス黒い光景が見えた
「あ−!ソフィアちゃんだけずるい!」
「じゃあ・・・私も」
「私もー!」
ソフィアが騎入したのを見てみんながいっせいに自分の秘部をマイスの体に当て始めた
口はもちろん手や足の指はそれぞれの秘部の中に沈められていく

「あん!あん!マ・・・マイスゥゥ!好き!・・・好きぃ!」
処女膜を失い痛みを感じるはずのソフィアがまるで痛みを感じていないように
腰を激しく縦に横に動かす
ずぷっ!ずぷ!ずちゃ!ちゅ・・ちゅぶ!ずちゃ!
あまりの激しさにマイスは体を揺さぶられる
その振動が他の者の秘部に届き快楽を与える
「きゃん!」
「いい・・・いいよこれ!」
「マイスくぅん・・・」
体全てが女の下半身に食べられている、締めつけられている
もう何度目かわからない絶頂を迎えようとしたその時だった

「きゃああ!」
「わあ!」
「なによ!」
突然体が軽く、涼しくなった
「マイスくんが!」
「お兄ちゃぁぁぁぁん!」
女達の声が遠くに聞こえる・・・
誰かが僕の事を抱えていた
「ミニ・・・ドラゴン」
そしてその上に乗る青いバンダナの少年

マイスの意識は・・・ふたたび途絶えた

[続く]


237 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:35:52 ID:gZco1dzQ0
143 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 00:05:44 ID:2agABuBB0
「ううん・・・うん?」
目が覚めると洞窟の中にいた、頭に硬いベットがあり服はいつのまにか着ている
目の前には焚き火がしいてある
「目が覚めたか?」
「え・・・?」
顔を上げるとそこには青いバンダナをした少年がたっていた
「あなたは・・・?」
「とりあえず食えよ、どうせ何にも食べてないだろ?」
そう言って手渡されたのはおにぎりが三つだった・・・
きずけばHPとRPが残りわずかだった
食べるという本能は止まらなかった
「い、いただきます」
むしゃむしゃと一気におにぎりを食らい尽くす
「ハハハ!いい食べっぷりだな、あんた名前は?」
「ごく・・・え?」
「名前を聞いてるんだ、自分のネームぐらいわかるだろ?」
「ああ・・・マ、マイスです」
「そうか、俺はカイルだ。よろしくな」
「は・・・はい、よろしく」
軽い挨拶を済ませた直後、洞窟の入り口から誰かが入ってきた
「ん?目が覚めたのか」
「おう!お帰り」
「あ・・・あのひとは?」
すると突然{あのひと}が大剣を取り出しマイスに切りかかってきた!
「わ!」
Lvが99越えだけあり戦闘経験からか自然に体が攻撃をかわした
「何するんですか!?」
「なんだ?闘うのは嫌いか?」
「そ・・・そういう事じゃなくて・・・?」
どこからか音楽が聞こえる・・・重低音のかかったコーラス曲
見るとカイルの持っているラジオから聞こえていた、ドット画面に出てきたその音楽の名前は
[Matrix Revolutions - Juno Reactor VS. Don Davis - Navras]
と書いてあった
「いい音楽だ・・・」
なぜだろうか?聞いてると心の底から燃えるような闘志がわいてくる
マイスは双剣を取り出した
「それでいい・・・来な!」
「たたみかける!!」
二人の英雄が剣をまじ合わせる・・・

[続く]


238 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:36:25 ID:gZco1dzQ0
144 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 00:55:54 ID:2agABuBB0
「せりゃ!おりゃ!」
「おっと・・・」
二つの英雄が剣を交わう
がきぃ!ザン!ズザザザン!ガシャン!
洞窟の外の美しい花畑、剣と剣がぶつかるたびに激しい衝撃がおき
花畑が風でゆれる
重いツーハンドソードを軽く振り回す一撃の重い{そのひと}の攻撃に対し
マイスは双剣らしく手数の責めで闘う
一見はマイスの優勢に見えるが明らかに全ての攻撃がはじかれ
パターンが単純になってきている
「スキありだ」
重い大剣が足元に飛んでくる
「っ!」
間一髪よけきれた
「くらえ!」
マイスはエクスプロージョンをくりだす
「なに!?」
ドーンと爆発音が花畑を包む
「ハァ・・・ハァ・・・」
「・・・驚いたな」
「・・・く!」
「杖無しで魔法が使えるとは」
よく見ると火球は後ろに飛んだようだ、剣がじゃっかん焦げているとなると弾きとばしたのだろう
「・・・け・・・なんて野郎だ」
「ここまでだ」
「・・・なに?」
「お前と戦ったのはただ単に戦闘能力を確かめたかっただけだ」
「・・・」
「お前はかなりできる・・・良い腕だ」
「俺の名前はラグナ、あんたは?」
「・・・マイスだ、ラグナ・・・いい名前だ」
「へ・・・入れ、町の女達の話をする」

ラグナ、カイル、マイス達はまず自分たちの過去について話した
それぞれが記憶喪失、町の女や男の話、今の状況
シアレンスの町で起きた事はラグナの町やカイルの町でも同じ事が起きてるらしい
そしてその原因も二人は知っていた

「・・・なるほど、つまりその山で起きてる実研のせいで町の女達がああなったと?」
「ああ、その工場から出たガスがラブ飲みドリンクと似た効果を持っていてな、でも効果はかなり強い」
「そのガスが雨に溶けて降り注ぐ、その雨を浴びた女達は発情を起こすって仕組みだ」
「なんで女にしか効果がないんだ・・・ないんですか?」
「さあ?そこまでは僕にもわからないな〜」
音楽の闘心効果が切れ口調が戻り始めている
「でも町の皆さん・・・怖かったです・・・とても」
マイスの肩が震える
「僕もカブ様があんな姿になって・・・本当に恐ろしかった」
その倍ラグナが震える
「だ・・・大丈夫ですか?それにカブ様って・・・」
「き・・・気にしないでください!」
「そんな事も言ってられないですよ、明日はシアレンスの町に食料探しです」
「そ・・・そうですね・・・頑張らないと」
「じゃ・・・じゃあみんな今日は寝よう」
「うん、おやすみ」
「おやすみ」
「作戦は明日言うよ、おやすみ」

ここに三人の英雄が・・・集まった


239 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:36:50 ID:gZco1dzQ0
145 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 01:55:47 ID:2agABuBB0
あの日から雨はやまなく降り続いていた、町の女を変えた雨・・・
そう、あの日から町は変わった。
そう思うとこの雨に腹がたった。
「くそ」
「どうした?」
「いや・・・なんでもない」
三人は再びシアレンスの町に訪れていた
大樹の下に防水性のダンボールが三つ、三人はその中に入っている
「いいか?俺達のやる事は三つだ」
「この町に一番詳しい俺が食料と保味斉の調達だな」
「そうだ。そしてカイル、お前は大樹の中でひたすら料理を作れ」
「マイスの食材をもらってからだよな?」
「ああ、俺はその仲介役をやる」
「了解」
「大樹の監視はミニドラゴンに任せていいんだよな?」
「ああ、俺のドラゴンはしっかり者だからな、安心しろ」
「お前らの声はこのインカムで聞き取れる(無線機)なにかあったらすぐに連絡しろ」
「わかった」「おkだ」
「ミッション・・・スタートだ」

「さて、俺は大樹の家でのんびり過ごすかなっと♪」
「んん・・・くぅん!!」
「!?」
大樹の中から女の喘ぎ声が聞こえた
「くそ!こんな時に!」
窓から中を覗くと、ベッドの上に一人・・・いや、ぬいぐるみを持ってるやつ
床に寝転がってるやつ、合計4人はいた
「マイスくぅん!マイスくぅん!」
「ああん!・・あっ!くぅん〜」
それぞれが胸をもみ性器に手をいれ、感じている
「うわ・・・勘弁してくれよ」

その頃マイスは
「町がさびしい・・・」
雨のせいじゃない、本当に寂しくなった・・・ふういんきが暗いのだ、異常に
「でも・・・元をたどれば、俺のせいなんだよな」
そうだ、いくら雨で発情したとはいえ俺がみんなの愛に気づかなかったから
いけないのだ。
それは結果的にその人の愛を拒んでる事になる
みんな相当我慢してたんだろう
「いや・・・もしかしたら気づかないフリをしてたのかもな」
ダンボールで隠れながら歩きついたのはカルロスとイオンが営む釣堀屋
魚をもらおう・・・もとい盗もうと思ったのだ
窓から中を覗き誰もいないのを確認する
そしてそ〜っとドアを開けた
「・・・!」
人影がみえた
「しまった!窓から見たときは家具が死角になって見えなかったのか!」
しかしその人は動かなかった
「・・・カ・・・カルロスさん!?」
そこには{干からびた}という言葉に尽きるカルロスさんがいた
「カルロスさん!しっかりしてください!」
息はあるが生気が感じられない、目が見開いたままになっている・・・
気絶していた・・・
「カルロスさん・・・」
裸で液まみれのところをみると恐らく・・・
「くそ!」
犯されていた・・・
マイスは冷蔵庫にあった魚を何匹かとった
「カルロスさん・・・待ってて下さい、必ず世界を元に戻します」
そしてラグナの所へ向かう・・・

ダンボールで・・・


240 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:37:28 ID:gZco1dzQ0
150 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 17:26:26 ID:2agABuBB0
たしかシアレンスの外にあったあの花畑の花の根には催眠効果の毒があるってマイスから聞いたな・・・
「あの時少しむしり採っといて助かったぜ」
カイルは道具から獣の皮とその花を取り出す
花の根を潰しそれを獣の皮に包み込み、皮から出た花に火をつける
そしてドアを素早く開けてそのオリジナルグレネードを中に投げ込んだ!
睡眠ガスが充満する・・・
「ああん!・・・あ・・・あん・・・ぁぁ」
女達の喘ぎ声が小さくなってきた
「しばらくは中に入らない方がいいな」
ドアを閉めてダンボールに隠れる

しばらくしてラグナが来た
「ここで何をしてる?」
「ん?ああ、中に雌どもがいたんでな。ちと催眠ガスでやってやった」
「そうか、マイスからの食料だ。」
「米が8個に魚類多数、その他もろもろ・・・」
「すごいな、こんなにあるなら等分は大丈夫だろう」
「マイスは先に帰らしといた、これだけ集めればこれ以上に必要は無いしそうとう疲れていたようだからな」
「そうか、じゃあ作ってくるわ」
「俺も手伝うよ」
「おう、助かる」
二人はドアを開き中に入った、とたんに鼻をつく異様な匂いがした
「う・・・」「くせぇ・・・」
それもそのはず、四人の女が何時間もここで体液を垂らし続けたのだ。
「おいおい・・・料理してるときに食料にこの匂いがつくんじゃないのか?」
「それは嫌だが・・・早くしないとまた別の雌どもが来るかもしれんぞ」
「匂いがつかないように素早く終わらすしか無いな」
二人の目が変わる、それは料理人の目
スキル90越えが調理場で暴れる・・・
油が飛ぶ、魚がはねる、米が宙を躍り様々な食材が音を奏で皿に盛られてく
「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉん!」
外から獣の鳴く声が聞こえた。
「あれは?」
「俺のミニドラゴンだ、誰かがこっちに向かって来ている」
「なに!?ペースを上げるぞ!」
「了解」
そのとおり三人の人影が大樹に向かってきていた・・

二人の危険フェイズが迫る・・・


241 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:38:32 ID:gZco1dzQ0
151 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 17:33:36 ID:2agABuBB0
料理場は火を飛ばしていた、もはや料理という世界ではなかった
そこに階段をのぼるかすかな音・・・
二人の身に危険が迫る
料理は全て終え、皿に盛られた食べ物を次々にしまっていく
階段をのぼる音が大きくなる
コツ・・・コツ・・・コツ
「いそげ・・・いそげ・・・」
コツ・・コツ・・コツ・・
「早くしろ」
コツ・コツ・コツ
「急げよ!」「わかってる!」
怒声が響く、それにともないのぼる音も大きくなる
コツコツコツ
「できた!」「隠れろ!!」
コツ・・・
二人は素早くダンボールに隠れた
「バン!」
・・・間一髪だった
「あれ?おかしいわね、確かに男の声が聞こえなかったけど(反対)」
「あれ・・・ペルシャ達が倒れてる・・・」
「みんな考える事は一緒ね〜」
そう言うとその三人は互いの胸を揉み始める・・・
「あ・・・やっぱり・・・恥ずかしいわ」
「・・・いまさら」
「そうよ、今は感じよ(家で何回もやったじゃない)」
三人がドアの近くで絡み始めた
「・・・おいおい、まじかよ」「くそ・・・」
その時、マイスから無線がとんできた
「町の女にばれた!助けてくれ!」
「こ・・・こんな時にかよ」「まずいな・・・しばらく耐えられるか?」
「ああ・・・今は隠れてやりすごしてるがいつ見つかるかわからない。」
「今こっちもまずい状況なんだ、すぐには無理だができるだけ急いでそっちに向かう。耐えてくれ」
「了解、早く頼む」
「わかった」「捕まるなよ・・・」

雨が・・・降り続ける


242 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:39:09 ID:gZco1dzQ0
153 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 18:20:33 ID:2agABuBB0
雨のシアレンス町、マイスは二人の女に追いかけられていた
「待ちなさいマイス!師匠からの命令よ!」
「だれが待ってられるっていうんですか!?」
「待ちなさい助手君!待つっていったら待つんだ助手君!」
「待つを連呼しないでください!」
彼女達が正常ならこんなに花華しい鬼ごっこは無い
(ラグナ・・・カイル・・・早くしてくれ!)
雨だまりを蹴り、道を曲がる、全速力で逃げる
後ろを振り向くと彼女達の姿は無かった
「まいたか?」
「えい!」
「!!」
どっしゃーん!!
まいてなどいなかった、いつのまにか先回りしていたダリアが前から抱きついてきたのだ
そしてそのまま地面に倒れた
「いつつ・・・」
「マイスくん・・・」
「ダ・・・ダリアさん」
「聞いてマイス君・・・私、あなたの事が好きだったの」
それは突然の告白だった。
雨でおかしくなっているはずなのに正常を思わせるその暖かい言葉
好きな事は知っていた、しかしその言葉にマイスは心を揺らされた
「ダリアさん・・・その・・・」
「あなたを見ているとね、とても暖かい気持ちになるの・・・」
「・・・」
「同時に胸も痛んだわ・・・なんで、振り向いてくれないんだろうって」
「ダリアさん・・・その・・・すみません」
「だから・・・あなたは永遠に私の助手になるのよ・・・」
「ダ・・・ダリアさん?」
「私はあなたが欲しい。あなたの全てが・・・」
それはさっきまでの暖かい言葉とは正反対の不気味なトーンで話される
「あなたは永遠に私の助手・・・そして」
マイスはダリア顔を見る
「永遠に・・・私の物」

正常などなかった・・・そこにはアノ目しかなかった


243 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:39:49 ID:gZco1dzQ0
154 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 19:05:10 ID:2agABuBB0
ダリアはマイスの耳に口をあて舌で舐め始める
ピチャピチャと淫らな音が鳴る
そして顔に舌が持っていかれる・・・
雨で濡れた顔が今度は唾液で濡れる
「マイス君ってやっぱり魅せる顔ね・・・」
「ダ・・・ダリアさん・・・やめてください・・・」
抵抗ができない、目に恐怖を感じるからだ
「イヤよ♪」
そういうとマイスの服を裂き、体を舐め始める
首筋から肩、脇、そして乳首へ・・・
「ひゃうん!」
「アハ☆女の子みたいな声だすのね」
ダリアは乳首を徹底的に責める
そしてアソコに手を伸ばす・・・
「助手君のこれ、もうこんなに大きくなってるわよ?」
「あぅん!や・・・やめて・・・ください」
乳首を舐め、アソコを摩る
ピチャピチャ・・チュブ、チュル・・・カリ
「ひゃぁぁぁ!」
ビクン!と体が仰け反る
「ふふ、アソコも・・・私色に染めてあげる」
いつものわがままなダリアさんとは違う甘い大人を感じさせる声
その声を出す口が、体を伝って下半身へと移動する
「もっとも、私色といえば虹色だけどね。レインボ〜!」
ズボンに手をかけ、おろそうとした時だった
「あ!」
カイルが、カイルとラグナを乗せたミニドラゴンがマイスをつかみ助けだしてくれたのだ
「だいじょうぶか!?」
「あ・・・ああ」
マイスをお姫様だっこをしたまま、ミニドラゴンは洞窟へと走っていった

「もう・・・だいじょうぶだ」


244 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:40:22 ID:gZco1dzQ0
164 名前:病まない雨:2010/08/06(金) 15:33:26 ID:LRq2Oibh0
「急げ、出発の準備をしろ」
「どうしたんだ!?いきなり」
「ここの場所がばれた、じきにやつらがくる」
「それまた・・・なぜだ?」
「お前をかっぱらう直後だ、空を見な」
「空・・・?」
洞窟の外に出て曇天の空を見る
「・・・虹!?」
日も出てないのに虹ができているのだ
「おかしな虹だ・・・でもあれがどうした?」
「虹がかかってる方角はシアレンスの町、とういう事はシアレンスの町から見たらこの洞窟の方角」
「それの何が危険なんだ?ただのまぐれだろ」
「まぐれがそう簡単に起こるか?考えろ、あれはどう見てもあの女がだした虹だ」
あの女・・・ダリアの事か?
「つまり遅かれ早かれやつらは必ず来る・・・」
「そういう事だ」
あのダリアがそんな大魔法的な事ができるとは思えないんだがな・・・
「カイル!食料はどれくらいある?」
「逃げる時にかなり失ったが・・・あの山の実験工場に行くにはギリギリ大丈夫な量だ」
「よし、目的地までは歩いて3日かかる。野宿は必須になるだろう、覚悟してくれ」
「いくか」「まってました!」「気をゆるめるなよ」

まもなくして誰もいなくなった洞窟に人影が2つ・・・
シアレンスの娘そして・・・
「ラグナさんの匂い・・・」


245 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:41:29 ID:gZco1dzQ0
178 名前:病まない雨:2010/08/07(土) 23:03:16 ID:ag3CdSff0
「この雨はいつまで降れば気が済むんだ?」
雨はあいかわらず止む事をしらない
洞窟をでてから二日がたった、目的の工場まで距離も近い
「にしても敵はカスばっかでつまんねぇよな〜」
「そう言うな、今回の目的は闘う事じゃないんだ」
たしかにここまで来る間に出会った敵はみんな雑魚ばっかだった
当たり前だ、Lv99越えが三人いるんだ。
ラスボス級の敵でもモコモコと同じくらい弱く感じるだろう
「おい?なんだよこれ・・・」
ただ、ここのモンスターは違った
ザン! ザン!
と道のわきにひざまづいてはジーとこっちを見てくるのだ
「攻撃もしてこないで・・・不気味やな」
「気をつけろ・・・嫌な予感がする」
するとそのモンスターの道の中から歩いてくる者が一人
「なんだ・・・?」
その姿が明確になる・・・とたんにラグナが震え始めた
「お前は・・・!」
「お久しぶりですね〜、ラグナさん」
そこには魔王級のオーラを放つ少女がたっていた・・・
「ミ・・・ミスト・・・!?」
ラグナの額から汗がでてくる

ラグナをこんな状態にして・・・それになんだこのオーラは?
この女はただ者じゃない・・・一発でそれがわかった
「お前ら・・・行け!」
「え?」
「この女は危険すぎる・・・ただ、この女の目的は俺だ。だから・・・行け!」
「何をバカな事を!」
カイルが俺を止める
「行こう・・・」
「な!?お前まで」
ラグナが目を閉じて、頭を下げる
「お願いだから・・・行ってくれ」
「ラ・・・ラグナ・・・わかったよ」
「後で必ず助けにもどる・・・」
そう言い残し俺らは一気に駆け抜ける!
「ふふふ・・・させませんよ」
少女が手を上げると、周りのモンスターが一気に襲いかかり始めた
「どけぇ!!」「邪魔だぁ!!」
マイスとカイルは敵を一掃し、そのまま奥へ消えた
「つかえませんね〜」
冷たい笑みでそういい捨てる
「ミスト・・・」
「ラグナさん・・・」
目を開きアノ瞳を・・・そして暖かくも恐ろしい笑みを見せる

「やっと・・・やっと見つけました」


246 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:42:03 ID:gZco1dzQ0
179 名前:病まない雨:2010/08/07(土) 23:39:48 ID:ag3CdSff0
「お前・・・なんでここにいる」
「そんなの・・・ラグナさんを探してたからに決まってるじゃないですか♪」
「なぜだ?」
ミストの顔が真顔になる
「それ・・・私の口から言わせるつもりですか?」
「・・・」
そしてまた笑顔に戻る
「ラグナさん」
「なんだ」
「私と交わってください♪」
そういって片手を俺に向けモンスターに指示をだした
「全く・・・いつもかわいい顔してとんでもない事を言うよな」
襲いかかってくる敵を大剣で軽くなぎ払う
とりあえず彼女に捕まったら俺は終わりだろう
瞬く間に快楽に落とされ抵抗もできないまま貪り喰われるからだ
「遅い・・・」
モンスターどもは相変わらず弱い、これならミストの動きにも集中できる
「わぁ!?」
バックステップでいきなり抱きつこうとしてきたミストから逃げる
「もう!なんで逃げるんですか!」
「いつのまに・・・」
やはりただ者じゃない・・・

5分がたつ・・・
「くそ!」
モンスターの動きが変わる、攻撃してダメージを与えようとはせず
こちらの動きを削ってスキを作る作戦
「ミストは・・・?」
いない!?
そしてその時!
「しまった!」
ミストに頭が行ってモンスターに足をすくわれた!
そのまま派手にこける
「いてて・・・」
立ち上がろうとした時だ
つかまえました〜♪」
「!!」
ミストに足を絡まれ、手をつながれる、そして馬乗りになり
俺は体の自由を奪われる

「これでやっと・・・」


247 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:42:57 ID:gZco1dzQ0
180 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 00:28:56 ID:3JnMUnGf0
ミストは俺のズボンを引きずりおろす
ミストは雨で服がはだけ乳首が丸見えだった・・・
それを見てうかつにも俺は固くしてしまう
「ふふ・・・興奮してるんですね」
男の悲しいサガ・・・
「くそ・・・」
そしてミストは自分の性器にいきなり俺の性器を当てる
「な!?」
ノーパンだった。
そのまま一気に深く腰をおろす!
「あ・・・はぁ・・・」
「ぐああああああ!!」
なんなんだこの絞まり具合とヒダの絡み具合は!?
そしていきなり激しく腰を動かしはじめた!
「うひゃ!あひゃ!やめ・・・!やめへ!」
「あん!・・・あん!・・・ラグナさん・・・感じてるんですね」
動くたびにヒダが俺のピンポイントを摩りつけ
動くたびに俺の性器を根元からやさしく、きつく絞めあげてくる
この気持ちよさ!人を超えている!
「化け・・・もの・・・」
結合部はスカートに隠れて見えないがピチャクチャと卑劣で淫らな音をあげている
ズプ!ズプ!グチャ!ズチャ!
その魔の壷のせいで絶頂はすぐに訪れた
「ああ!ぐはああああああああ!!!」
ドパァ!ドクドク・・・ドピュ!
白い液を壷はのみこんでいく!
「あれ?もうだしちゃったんですか?ふふふ・・・でもまだ抜いてあげませんよ♪」

そういうとまだ出してる途中だというのに、また腰を動き始めたのだ!


248 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:43:11 ID:gZco1dzQ0
181 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 00:31:23 ID:3JnMUnGf0
「のうわああああああああああああああああああああああああ!!」
出したばかりで敏感になったアソコにまたあの魔が襲いかかってくる
「見てくださいラグナさん・・・私達のアソコ・・・精液と愛液でドロドロになってますよ」
そう言うとミストは腰を動かしたままスカートをたくしあげる
「!!」
俺はその光景から目が離せなくなった
体液どうしが混ざりあい腰をひいては糸が引きしずめてはピチャ!と水音をたてる
「ぐ!がはああああああ!」「ああああん♪♪♪」
2回目の絶頂を迎える

2時間が過ぎた、彼は白目を向いていた・・・その上で今もなお腰をふる乙女がいる
「あれ〜?ラグナさん、寝ちゃったんですか〜?」
彼女はあくびをたてる
「そうですね・・・私も眠くなっちゃいました・・・続きはまた明日しましょう」
そして気を失った彼の上で彼女もまた・・・眠りにおちた

モンスターもいなくなった雨の中で・・・


249 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:43:54 ID:gZco1dzQ0
186 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 21:04:24 ID:3JnMUnGf0
「・・・通信が途絶えた」
「くそ!」
ついさっき、インカムからラグナの通信電波が消えた
「まさか、あのミストという女に?」
「わからない・・・でも今は助けにはもどれないな」
「・・・」
目の前に見える、目的の実験工場が
えんとつからはアノ瞳と同じ色をした煙が出ている
「・・・いくぞ」
「・・・ああ」
門を跳び越え、サビついたドアを開ける・・・
ぎぃーと期待通りの音が鳴る
「なんだこれは!?」
端っこのタンクにピンク色の液体がある、おそらくこれはラブ飲みドリンクのドリンクだろう
しかしそのタンクのチューブでつながれた先にあるタンク
「どす黒い・・・」
その中の液体はまさにアノ瞳の色・・・それがグツグツと泡を立て蒸発する
という事はあの煙は水蒸気?
それがえんとつを通して外にでてるという訳か
「という事は・・・これはわざとやっている?」
「よう・・・待っていたゼ」
「!?・・・お前は!」
ガジ!?それと
「もうちょっと早く来て欲しいものだね」
「お前・・・」
カイルが俺同様、驚いた顔をする
「マックス・・・!」
「おっと、俺もいるぜ」
誰だ!?
「そうか、ラグナがいないんだっけな」
「俺の名はザッハ、ラグナを超えた者だ」
ラグナを超えた?いや、嘘だな
なぜかわからんが本能がそういったような気がする
「お前・・・なぜここにいる!?」
マイスとカイルがハモった

三人の脇役がニヤリと笑う


250 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:44:22 ID:gZco1dzQ0
187 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 21:36:01 ID:3JnMUnGf0
「なあ?あんたらはモテない男の気持ちがわかるか?」
ザッハと言う名の男が口を開く
「マイス、裏切られた人の気持ち・・・あんたにわかるカ?」
「裏切られた人の気持ち・・・?」
「わからないよナ?俺がエリザさんを好きだったのは知ってるよナ?」
口調がじゃっかん違う・・・何があった?
「ああ・・・知っている」

「カイル、君はいつも女の子達からモテモテだったね」
「そんなことはねぇよ・・・」
「いや、女の子達はいつも君の話しをしていた、パーフェクトな僕をさしおいてね」

「俺がエリザさんと話をする時、エリザさんはいつも君の話をしていた」
「エリザさんはマイス、お前の事が好きだったんだ」
「バカな!?・・・」
嘘だ!あのエリザさんが俺の事を好きだった?
「パーフェクトの僕をさしおいて、君ばかり常にちやほやされていた」
「ちやほやなんかされてねぇ」
人がお前を好きにならないのはお前の性格のせいだと思うが?

「つまりお前はエリザを俺から奪ったんダ」
「つまり君は僕からパーフェクトの座を奪ったんだ」
「それは俺らにとってかなりのショックだった・・・俺らはお前らを恨んだよ」
・・・待て!それは逆恨みでは!?
「だから俺らは考えた、どうやってお前らに復讐しようってね」
「なに!?」
「それで思いうかんだのがこの方法さ!」

そして彼らはタンクを指指す


251 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:44:59 ID:gZco1dzQ0
192 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 07:05:28 ID:OmqccZdB0
「もし、女達が一気襲い掛かって来たとしたら?」
「モテモテのお前らにゃ耐えられない苦痛だよナ?」
たしかに怖かった・・・町の女達が俺を想いみんなで襲い掛かって来た事
「でも俺達にとっちゃ天国だったよ。みんなが俺達、男の性を欲した」
「じゃあテメェらは自分の欲望のためだけに世界をメチャクチャにしたというのか?」
「いいじゃねぇか、モテないやつもモテるやつも平等に欲を満喫できるんだぜ?」
いい訳ねぇ、愛が無い性行為なんて犯罪と一緒だ
「ガジ・・・あんた変わったな」
音楽の影響なのはしっている、あの音楽は自分の軽い狂気をつつく作用があるかあらな
「お前が裏切らなければ・・・お前とは親友になれたかもナ」
「マイス・・・あのタンクを壊してもおそらく意味は無い」
「その動力を叩かないと駄目だな」
「そうだ、あいつらの後ろにある機械がおそらくそうだろう」
見ると全てのチューブがあの機械につながっている
「俺がやつらを抑えつける、お前はそのスキにあの機械を破壊しろ」
「了解」
「Lv99越えの俺らなら楽勝かもしれんがここはやつらのテリトリー、何があるかわからない」
「気をゆるめるな。ていう事か」
「そうだ・・・幸運を祈る」
「ムーブ!(行け!)」

止まない雨、彼らは世界の病みを打ち砕くために闘う


252 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:45:42 ID:gZco1dzQ0
193 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 07:40:29 ID:OmqccZdB0
カイルが彼らの元へ飛ぶ
「来いよ負け犬ども、俺が相手だ」
「フっ・・・言ってくれますね」
「テメェなんかより俺の方が強ぇにきまってんだろ!」
敵がカイルに集中する
「今だ!」
あの機械へ向け俺はアクセルディザスターをくりだす
双剣の二つの刃がねじりを生み一つのドリルと化す
「おっと」
ガキン!
「!!」
はじかれた?
「そうはさせないゼ」
「なぜだ?Lv99越えの俺の攻撃を受け止めきれるはずが無い」
「この薬には直接飲むと飲んだ人の能力を最大限にアップさせる効果がある」
「なに・・・?」
「つまり、今の俺はLv99だと思った方がいい」
「俺と同等・・・だと?」
それはつまり俺と同じ強さを持つ者の事をいう
アグナビートですら俺にはかなわない
しかしこいつは・・・
「クフフフフ・・・」
「どうしたんダ?何がおかしい?」
ラグナと闘った時、俺は快感を感じた
性交ですら味わう事のできない快感、それは俺のモンスターの闘争本能をかりたてる

今の俺はゾクゾクしている・・・久々に強者と闘える
久々に楽しいバトルができる・・・
「きゃはははははは!」
マイスは一気にたたみかける
「な!?どうしたんダ!お前!」
ガジはマイスの怒涛の攻撃の嵐を大剣でなんとかしのいでいる
今のマイスは人間としてのマイスではない・・・
「怪物・・・(モンスター)」
「おらおらおらおら!!」
360度からくりだされる斬撃の雨
薬でいくら強くなっているとはいえキャリアが違う・・・
ガジにラグナの様な受け流しはできない
「アハハハハ!・・・終わりだぁ〜・・・・」
「何!?」
マイスの目が純潔の赤から漆黒の闇に変わる
「ダークネス!」
「のあああああああああああああ!!」
ガジは闇にひきづりこまれる、恐ろしい桁のダメージをうける
「アハハハハ!!キャハハハ!ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!」
今のマイスは正気ではない・・・町の女や彼らと同じ、本能に支配されていた

そこに立つのは・・・怪物だった


253 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:46:23 ID:gZco1dzQ0
194 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 08:15:34 ID:OmqccZdB0
「くそ!マイス、まだか!?」
さすがのカイルも薬で強くなった敵二人を相手にするのはきつい
「最初の威勢の良さはどうした!?」
「フッ・・・スキだらけですね〜」
遠距離の魔法攻撃とスピードの近距離片手剣にカイルは中距離の槍で対抗する
激しい攻防が繰り広げられる中、一つの黄色い閃光が飛んできた
「な!」「ぐあ!」
それは敵二人を蹴散らし、俺の方へと飛んできた
「!」
ガシャン!
間一髪、受け止めた
「お前・・・!」
「フフフアハハハハ」
「お前!何をしてるん・・・」
こいつ・・・そうか、音楽の狂気作用にやられたか
「ならば・・・」
カイルはマイスの足元をなぎ払いですくわせる
勢いがついてたせいでマイスは後ろに激しくふっとぶ
そのマイスの耳元・・・インカムに向けて槍を突く
ひゅん!
「くそ・・・」
よけられた

音楽を止めれば作用もきかなくなり狂気はおさまる


254 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:46:51 ID:gZco1dzQ0
195 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 08:21:46 ID:OmqccZdB0
後ろに剣の飛ぶ音がきこえる
「っ!」
それを槍で地面に叩き落とす
片手剣状態のマイスが飛び攻撃をくりだす
それを体がよけていく
地面に刺さった剣を取り双剣として再び攻撃し始める
カイルは後ろを取られないように槍をうまく使いながら対直線でマイスと闘う
しかし・・・
「しまった!」
マイスのスキをついて攻撃しようとしたが罠だった、後ろをとられたのだ
「あひゃひゃひゃひゃ!」
だがここはあえて攻撃を受けてでも・・・
ザン!
「くぅ!」
血が飛ぶ
「おりゃ!」
カイルはマイスを突き飛ばした!
マイスは派手に吹っ飛び、ある機械に激突した・・・すると
ぶーぶーぶー
「なんだ!?」
「自爆装置が作動しました、残り十分でこの施設は爆発します」
「なに!?」
おそらくマイスが当たった機械に自爆スイッチでもあったのだろう
ひゅん!
「!!」
しまった・・・
「ぐはぁ!!!」
マイスの双剣が腹に刺さる
「げひゃひゃひゃはやひゃあああ!!!」

血が垂れ落ちる・・・


255 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:47:25 ID:gZco1dzQ0
196 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 08:54:35 ID:OmqccZdB0
「マ・・・マイス」
意識がもうろうとしはじめた
マイスが片手を上げる
「あひゃはやはやああぐひゃひゃ」
「く・・・」
その時・・・窓ガラスが割れる音がした
「天!」
その方向を向く・・・あれは・・・あの人は・・・
「空!」
その大剣は風を斬り、マイスの耳元のインカムも切断する
「ラ・・・ラグナ!」
「はぁはぁ・・・よう、待たせたな」
そしてそのまま倒れる
マイスが正気に戻る・・・
「あら?・・・僕はいったい?」
「マイス・・・」
「は!?カイルさん!なんでこんな・・・」
闘った事は覚えてないようだ
「そんな事はいい!今はあの機械を壊すのが先だ」
その機械を指差す、マイスが振り向く
「・・・は!」
思い出したようだ
「すいませんカイルさん!・・・俺」
「いいから、急げ」
「ラグナさん!」
「いいか、この施設はあと十分で爆発する」
「爆発!?そんな」
「この中で動けるのはお前だけだ・・・頼む、俺らは平気だから・・・行ってくれ」
「・・・わかりました」
そういってマイスは双剣をもちその機械に狙いを定める
「うおおおおおおおおお!」
アクセルディザスターをくりだす
「爆発まで、残り5分です」
ドリルがその機械に突き刺さる
「よし!」
その機械が壊れた
「けっ・・・おいしいとことられたな」
「ふっ・・・ミニドラゴォォォォン!」
カイルが叫ぶとミニドラゴンがとんできた
「マイス・・・脱出するぞ」
「わかりました!」
ミニドラゴンとマイスは気絶した3人とラグナ、カイルを持ちかかえ
工場の外にでる
「爆発まで残り2分」
できるだけ遠くへ逃げる
「1分」
「いそげ!爆風に巻き込まれたらふき飛ばされますよ!」
「30秒」
マイス達は山をおりていく
「10」
早く!
「9」
もっと早く!
「8」「7」「6」
ここまでくれば・・・
「5」「4」「3」「2」「1」
マイス達は後ろをふりむく
ドォォォォォォォォォン!
「・・・綺麗な花火だ」

雨はやんでいた


256 名前:病まない雨:2010/12/15(水) 05:47:58 ID:gZco1dzQ0
197 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 09:13:24 ID:OmqccZdB0
マイス達はあの洞窟で焚き火をしいていた
「いて!」
「腹、大丈夫ですか?」
「ああ、少し痛むけど大丈夫かな」
「すいません・・・」
「いいって」
「でもさ、ラグナはミストからどうやって逃げたの?」
「・・・聞かないでくれ」
「・・・わかった」
三人はあの三人の方を向く
「逆恨みとはいえ、こいつらには悪い事したよな」
「ええ・・・」
町のみんなにも悪い事をした、戻ったら謝ろう・・・
「僕、今考えたんですけど」
「ん?」
「どうせ爆発するなら壊す必要なんかありませんでしたよね?」
「あ・・・」「あ・・・」
三人が顔を見合わせる
「お前、それもっと早くいえよ〜」
そしてしばらくの沈黙・・・
「ぷ・・・」
「あははははは!」
「なんだそれ!おかしいの!あははははは!」
「いまさらだな!おい!ははは!」
焚き火の音と共に三人の笑い声が洞窟に響く

次の日の朝
「これでお別れだと思うと、寂しくなりますね」
「またいつか会えますよ」
「そうだね・・・またいつか」
三つの別れ道・・・ここにそれぞれの行き先がある
「さよならなんて、言いませんよ」
「僕達はいい友達でしたよね?」
「友達?親友の間違いじゃないですか?」
アハハハとまた笑い声が響く
「では・・・また」
「おう!またいつか」
「また!」
そして三人の脇役を抱えて、三人の主役はそれぞれの道を歩いた
「また・・・会えますよね」
冬だというのに暑いくらいの太陽が昇っていた
「暑いな〜」

町のみんなはもう正常な状態に戻ってるだろう
「さあ帰ろう・・・僕の故郷に」
さあ帰ろう・・・シアレンスの町に

雨は流され、虹が空を描く
花のしずくが光り、太陽がシアレンスの町を輝かしていた

[終わり・・・?]


257 名前:大物一本釣り!:2010/12/15(水) 05:49:15 ID:gZco1dzQ0
156 名前:大物一本釣り!:2010/08/05(木) 19:29:31 ID:2agABuBB0
ある日の事、マイスはいつものように海で釣りをしていた
「今日は何が釣れるかな〜」
その後ろにムキムキ海の男が一人・・・マイスのもとへ近づく
そしてその男はマイスのアソコ目掛けて手をのばした!
「ひゃあ!」
「よう・・・兄弟、駄目じゃないかこんなに隙だらけじゃ」
「カ・・・カルロス・・・さぁん?」
そしてそのままアソコをいじくり回す
「きゃうん!」
マイスは力が抜け腰から崩れカルロスにもたれかかった
「男の癖に色っぽい声だしやがって・・・」
「や・・・やめてくだ・・・ひゃい」
カルロスは乳首にも手をだしいじくりまわす
「くぅぅぅぅぅん!!」
「やめてと言ってるわりにはあまり抵抗しないんだな・・・」
「だってぇ・・・だってぇ・・・」
マイスの顔はすでにトロンとし始めていた
「さて兄弟、お前のせいで俺のアソコはパンパンだ」
「あ・・・」
そこには今にもズボンを破いてしまいそうな竿があった
「そ・・・それは」
「お前が責任・・・とってくれるよな!?」
カルロスは自分のズボンを下ろしマイスのズボンを乱暴にひきちぎる!
「あぅ!」
マイスを四つんばいにさせ、その釣堀の穴に自分の竿を・・・

アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


258 名前:密かな想い:2010/12/15(水) 05:50:04 ID:gZco1dzQ0
165 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:03:20 ID:LRq2Oibh0

「今度はお風呂にどんな薬草をいれてみようかな〜?」
ゴンザレスの湯、私は今日もここで風呂掃除をする
10$でどうやってやりくりしてるのかって言う人もいるけど
お湯は勝手にクジラ島からひいてるからお金はかからないし
一日のお客さんが多いから収入は以外といいのよ♪

「お邪魔しま〜す」
「あ!ラグナ君」
私が密かに恋を抱いてる[彼]が来た
「今日も入りに来ちゃいました(笑)」
「うん♪いつもいつもありがとう〜♪」
そう、彼はほぼ毎日ここに来てる。しかも一番ノリで
私が営む温泉に毎日浸かってくれてるのは嬉しいし
なんせ彼の顔がいつも見られるっていうのが一番いい!
「ふふ」
「どうしたんですか?」
「いえ、なんでも無いわ。料金は10ゴールドよ」
「あ、はいどうぞ」
「まいどあり〜、ごゆっくりどうぞ〜♪」
そして彼が私の磨いた湯に入っていく
「ふふ♪」
しばらくして彼から声がとんできた
「メロディさ〜ん!」
「はいは〜い」
「体を洗う石鹸がどこにも見当たらないんですけど・・・」
「え!?」
嘘!?もしかして用意忘れ?
「待ってて!すぐに持ってくるわ」
二階に急いで駆け込んで石鹸を探す


259 名前:密かな想い:2010/12/15(水) 05:50:31 ID:gZco1dzQ0
166 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:22:45 ID:LRq2Oibh0
「ん〜無いわね〜・・・」
どうやら在庫切れのようかも・・・
「ん?これ・・・」
偶然ピンク色の石鹸を見つけた
「男性用は白だけど・・・仕方ないわね」
それを持って急いで彼の元へかけこむ
「ごめんね〜!待たせちゃって」
「いえいえ〜」
「なげるわよー!」
そのピンク色の石鹸を床に滑らして投げ入れる
「ありがとうございまーす」
・・・ん?待って?今投げた石鹸に♪マークがついてた!?
「あ!」
♪マークの石鹸は私専用の石鹸で薬草を調合したオリジナル
「石鹸があるとやっぱ違うな〜」
そ・・・それを今彼が使ってる? 私が体に当てた石鹸を今度は彼が体に?
「ええ?え?そそそそ・・・そんな」
とたんに顔が熱くなる
「私のアレがラグナ君の当たってで石鹸がアレで・・・」
頭に湯気が上がる、湯にも入ってないのに
「この石鹸、なんかいつもと違ういい香りがしますね〜!」
「・・・ボン!」
頭が爆発した
「なんか肌触りもじゃっかん、なめらかな気がします」
「バババ・・・」
思考が混乱した
「バカぁーーーー!!!」
「え?」
走って自分がいつも座る接客席に顔をふせる
「ど!どうしたんですかメロディさーん!?」
「なんでもないわよ!!」
顔がまっかっかになってて火でもでるんじゃないのかと思う


260 名前:密かな想い:2010/12/15(水) 05:50:56 ID:gZco1dzQ0
167 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:50:36 ID:LRq2Oibh0
でも、ある意味彼と体に触れ合った訳よね?
私と彼が間接接触・・・
しかも肌と肌で・・・
「え・・・へへへ」
私を彼があーなって、こーなって、あーなって・・・
「ぃゃ〜ん、うふふ」
「メ・・・メロディさん?」
「え!?」
いつのまにか彼が目の前に立っていた
「なんか・・・ニヤニヤしてますけど?いい事でもあったんですか?」
また顔が熱くなる
「・・・」
「メ・・・メロディさん?」
カッーーーー!!
「バカぁーーーー!」
「ええ!?」
たまたま近くにあった本で彼を殴る殴る!
「ばか!ばか!ばか!ばか!ばかぁ!」
「ちょ!痛いですって!やめてください!」
「帰って!帰って!」
「わ、わかりました!帰ります!帰りますから!」
彼が逃げるように出て行く・・・いや、逃げたのか・・・
「あっ・・・」
とたんに寂しさと罪悪感が心を襲う
「ひどい事・・・しちゃったな・・・」
入ってくれたお客さんを理由も無く追い出してしまった
ましてやそれが彼だなんて・・・
「・・・明日、謝ろう」

そして日が沈み
次の日の朝

「う〜ん!いい朝ねー」
今日は昨日の反省も含めて倍きれいに掃除しないと!
「よ〜し!やるぞー!」
いつもの掃除用具を手に持って床を湯船をすべるようにしかし激しく拭く!掃く!
男性湯に来たその時、ふとアノ石鹸が目に映った


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