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■ 牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1
1 名前:
名無しさん@カブ好き
:2009/12/11(金) 12:38:29 ID:LfAy+aOs
「牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ」の方に投稿された小説を保管するスレッドです。
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/
基本的に小説のみを保管するスレッドですので、雑談・新規小説投稿などは上記のスレッドにてお願い致します。
こちらは新牧場物語(主にルーンファクトリー)系を保存するスレッドです。本家牧場物語のエロパロ小説の保管は以下のスレッドで行って下さい。
※見易く&回覧しやすくするために分けています。
※小説のまとめを行うときは名前部分に小説のタイトルを入れると後で見易いです。
【牧場物語エロパロ小説保管スレッドPart1】
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1261283314/l50
202 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
203 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
204 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
205 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
206 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
207 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
208 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
209 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
210 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
211 名前:
狂い花
:2010/12/14(火) 22:04:22 ID:RQ9vcqi+0
36 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:08:08 ID:nyyK91l80
『え・・・!?お姉ちゃん、お兄ちゃんと結婚するの!!?』
モニカは自分でもビックリするくらい大きな声で驚いた。
『えぇ、1週間後にね。モニカも、結婚式に来てね。』
ちなみに、お兄ちゃんというのはもちろんマイスのことだ。
マイスがこの町に着てから、だいぶ年月が流れ、モニカもまだ結婚はできないにしろ立派な女性となりつつあった。
(そんな・・・私のそばから、お兄ちゃんとおねえちゃんがいなくなっちゃう・・・!)
モニカはまだ驚きでいっぱいの頭の中で、ぼんやりとそんなことを思っていた。
212 名前:
狂い花
:2010/12/14(火) 22:05:40 ID:RQ9vcqi+0
37 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:09:17 ID:nyyK91l80
結婚の知らせを受けてから、もう4日がすぎていた。
(やだ、やだ。お兄ちゃんとお姉ちゃんがいなくなるなんていやだ!)
(二人の結婚を邪魔すれば・・・ううん、だめ。二人の悲しむ姿は見たくない・・・)
でも、
毎日夢を見る日々。二人が遠くへいっちゃう夢。
モニカだけを取り残して、幸せそうに。
モニカの心は確実におかしくなっていった。
(二人を結婚させるわけにはいかない。私がゆるさない。私が・・・邪魔してやる!!!)
213 名前:
狂い花
:2010/12/14(火) 22:06:26 ID:RQ9vcqi+0
38 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:10:05 ID:nyyK91l80
結婚式当日。早朝
『ねえ、お姉ちゃん。話があるの。』
『なぁに?モニカ。』
そんなことを言って、モニカはシアを人気のない遺跡へ呼び出した・・・と思う。
思う。というのは、今のモニカの心はモニカのものではないからだ。
めでたい結婚式のはずなのに、心は怒りと嫉妬で満ちていた。
『?モニカ?早くして・・・マイスさんが待っているの。』
『お兄ちゃんのことばっかり・・・』
『え・・・?』
ドサッ
モニカがシアを押し倒した次の瞬間、二人の薄いピンクの唇が重なり合っていた。
『んっ・・・ちゅるっ・・・はっあ・・・ぷはっ・・・・・・モニ・・・カっ!?』
モニカが耳元でささやく。
『最初はね、お兄ちゃんをこんなふうにして、お姉ちゃんから奪っちゃおうって思ったんだけど・・・
お姉ちゃんの悲しむ顔は見たくなかったから・・・・・・ね?』
ちゅっ・・・とシアの耳元にキスをする。
『ふぁっ』
するとモニカがちょっと驚いたような顔を見せた。
『お姉ちゃん、感じてるの?妹の私に?・・・ふふ、こういうのってね、ホントはダメなんだよ。親近相姦だっけ?その前に女の子同士だしね。』
『モニカ・・・っ』
涙目でシアが見てくる。その瞬間。
『・・・!!!』
モニカは身を伏せた。カルロスがいたのだ。
そのとき、お互いの胸同士が押し付けられるような形で身を隠すことになってしまった。
シアがモニカの拘束から逃れようと身をよじる。
『『ひゃう?!』』
腰がとろけるような感覚が支配した。体が、熱い。
『・・・っお姉ちゃんっ大きな声出したらだめ・・・・・・あ・・・・・・』
そうだ。もともとこの光景をマイスに見せ付けるためにこの計画を立てたのではないか。
じゃあ、今から予行練習をしよう。お姉ちゃんの恥ずかしい声や姿を見せ付けるための練習を・・・
モニカの表情が、ニヤリと笑った。
『お姉ちゃん、今そこにカルロスさんがいるよ。どうする?見つかったら大変だねっ・・・!』
シアの服をたくしあげ、桃色のかわいらしい突起に同じくピンク色の小さくやわらかい唇をあてた。
214 名前:
狂い花
:2010/12/14(火) 22:07:01 ID:RQ9vcqi+0
39 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:10:46 ID:nyyK91l80
「んっ!・・・ひゃうっ!も・・モニカぁ・・・んぅ・・・やめ・・・あんっ」
「んむ・・・ぷぁっ、おひぇひゃんかぁいい・・・・・・でも、みちゅかっちゃうよぉ?」
「・・・!?んんっ!んっ・・・んんんっ!!!」
「んんっ・・・ちゅぱっ・・・はむっん・・ちゅうぅ・・・はぁっ」
カルロスは何回かこちらを確認したが、あちらからではこちらの様子は分からないようだ。
訝しげな顔をして、町のほうへ去っていった。
どんどん固くなってゆく突起を舌で転がしながら、モニカは下のほうへと手を伸ばしてゆく。
「ふぁぁあっだめぇっ!モニカっ・・・ひゃんっ!!!」
くちゅ・・・とシアの秘所に触れた。
「・・・んっ!んあっ!ああああああぁんっっ!!」
ビクッビクッとシアの体が痙攣し、その愛液で地面に水溜りができた。
「はぁ、はあ・・・お姉ちゃんイっちゃったんだね・・・。あはは、どう?妹にこういうことされるのって。」
「モニカ・・・お願い・・・マイスさんが、待っているの・・・だから・・・」
「・・・っっ!!マイスマイスうるさいなぁ!!もういい!もっともっといろんなことやって、探しに来たお兄ちゃんに見られちゃえばいいんだ!!!」
「モニカっっ」
「お姉ちゃんなんか、お兄ちゃんに嫌われちゃえ!!!私とこんなことやってるへんな奴だって思われて、嫌われてしまえ!!!」
目の前のお姉ちゃんは泣いてた。悲しい顔させたくなかったからこの道を選んだのに、ダメじゃないか。
でも、体が止まらない。狂気で壊れてしまったモニカには、目の前の姉を汚して自分の香りをすりつけて、マイスのもとへ帰らせないことしか頭の中になかった。
215 名前:
狂い花
:2010/12/14(火) 22:07:45 ID:RQ9vcqi+0
40 名前:狂い花:2010/06/25(金) 22:11:46 ID:nyyK91l80
「あっあっ!ひゃうんっ!ぁん、モニっカぁっんあっ!!!あああんっ」
「お姉ちゃんっおねえちゃんっっ!!はぁっ!はぁあっっ!」
互いの秘所を擦り付けあい、なめらかな水音をたてる姉妹は、異様な空気と狂気で満ちていた。
「どおっ!?お姉ちゃんっ、もうこれでっ、お嫁さんには行けないねっ!?」
「うあっ、ふぁぁああん!!マイスさん!マイスさんーーーっっ!!!」
「まだ、マイスマイスって!!お姉ちゃんの・・・」
そのとき。
「シアさーーーん!!!どこですかーーー!!?シアさーーーん!!!!」
マイスだ。やっと、来た。
モニカはここぞとばかりにより一層速く秘所を擦り付け、最後に達しようとした。
ドンッ
「え・・・・っ」
シアが、そんな力がどこにあったのかと思うほど強い力でモニカを跳ね飛ばした。
そのままマイスの所へ駆け寄ろうとする。
「お姉ちゃんっ!だめっっ!!行かないで!やだっ!!」
オネエチャンガイナクナルナンテ、ゼッタイ許サナイ
世界が暗転した気がした。それと同時に、自分が取り返しの付かないことをしたことに気づいた。
ただ、気づいたときには、目の前にモニカの知っている姉の姿はなかった。
「あっ・・・モニカちゃん!シアさん知らない!?朝から姿が見えないんだ。」
マイスの目の前にいる少女は、少し驚いた顔をして、けれども笑って言った。
「きっとお花畑にいるんじゃないかな?大丈夫だよ。・・・それよりさ、ちょっと遺跡に来てくれないかな?お話があるんだ。」
少女の顔は、笑っていたけど悲しげで。
オニイチャンモ、オネエチャントズット一緒ニイサセテアゲルヨ
狂気に満ちていた。
216 名前:
脱出ゲーム
:2010/12/14(火) 22:09:30 ID:RQ9vcqi+0
62 名前:脱出ゲーム:2010/06/29(火) 21:35:34 ID:tqMCAIM90
(あれ?トゥーナ?)
旅館の依頼を終えまだモンスターの世話が残っているため自宅へと戻ろうとしたその時。
普通ならば旅館の三人以外が入ることのない部屋―つまり私部屋―へとトゥーナが入っていくのが見えた。
僕は気になったで追い掛けることにした。
トゥーナは真ん中のしののめさんの部屋へ入っていった。
「ト「誰…!」
後ろから声を掛けたら一文字で遮られた。
トゥーナは振り向くと同時に拳を握っていた。
「ぼ、僕!マイス!」
「……マイス。なんでいるの?」
「トゥーナこそなんでここに…」
「…これ。」
トゥーナが引き出しを開けると大きな東洋の武器、刀が一振り入っていた。
しののめさんの物…だよね?
「……………。」
「手入れしにきただけ。」
「そっ、か…」
「……。」
「……帰ります。」
何故帰らないと視線を送り続けるトゥーナに折れてしまった。
「じゃあねトゥー、ナ?」
「どうしたの?」
「…開かない」
「へ?」
217 名前:
脱出ゲーム
:2010/12/14(火) 22:10:05 ID:RQ9vcqi+0
66 名前:脱出ゲーム:2010/06/30(水) 12:30:40 ID:tQeBuZm20
「これ開かない!」
おとなしく戻ろうと扉に手を掛け引く。
開かない。
押してみる。開かない。
横に引いてみる。開かない。
手持ちのハンマーで殴る。…開かない。
(どんだけ頑丈なんだよ……!)
「どう?」
「ダメみたい…」
「閉じ込められた…?」
「そういう事だね…」
…気まずい間が空いてしまった。
トゥーナはさりげなく隅に移動して距離を取っていた。
僕は打開策を練るべくいろいろ試してみた。
けれども開かない。
なんかもう鉄でできてるんじゃないかなコレ。
ふと振り向くとトゥーナは顔を伏せていた。
なにしてるんだろ…
「っ!近い!」
「うわっ?!」
どうやら自分でも気付かない内に近付いていたらしい。
トゥーナの顔から一気に視界が変わっていく。
背中に例のタンスらしき角が当たったあと倒れた。
視界が安定した時目の前にはまたトゥーナがいた。
しかし今度は驚いている。
…正確には赤面していた。
218 名前:
脱出ゲーム
:2010/12/14(火) 22:10:52 ID:RQ9vcqi+0
93 名前:脱出ゲーム:2010/07/07(水) 22:42:01 ID:D5hXbcSe0
「えーと……?」
「………」
とりあえず押し倒している、という状況はわかる。
けどこのあとどうすればいいのか頭が回らない。
普通だったらどうするんだっけ……?
一方のトゥーナはというと目をパチクリとさせたまま動かない。
僕以上に混乱してるらしい。
確かこの状態からは……
キス…?
……………
いやいやいや!それはダメでしょ!
そこからは……。
あー……ヤっちゃうんだっけ……。
「あの……」
「な、なに?!トゥーナ!」
声裏返った…!
「こんな時に言うことじゃないけど……」
「マイスが好き。」
…今度は僕が固まった。
219 名前:
教えて
:2010/12/14(火) 22:22:03 ID:RQ9vcqi+0
71 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:31:26 ID:V7T1VC7J0
1
『今度、小説を書いてみようと思って!』
セルフィさんが、綺麗な瞳をキラキラさせながら僕に言ってきた。
「へぇ、いいじゃないですか。どんな小説を書くんですか??」
「ファンタジーで恋愛物!!よーし、書くぞーーー!!!」
「おぉ、すごいやる気ですね。がんばってください。」
「応援ありがと!よし!!!」
・・・・・・・・・・・・。
「ちょっと、いつまでここにいるの?集中できないよ!帰った帰った!!!」
「え!?今すぐ書くんですか!?」
220 名前:
教えて
:2010/12/14(火) 22:22:32 ID:RQ9vcqi+0
72 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:27 ID:V7T1VC7J0
2
そんなかんじで、図書館から追い出されてしまった。
しばらくそっとしておいた方がよさそうだ。
いつも彼女はこんな感じだ。ほかの事はそっちのけで
自分の趣味に没頭する。(そして病院のお世話になる・・・)
人によってはそれをだらしないと言う人もいるけれど、
ひとつのことにあんなに夢中になれる。
ラグナはそんな彼女が好きだった。
あとで彼女の大好物のサンドイッチでも差し入れに行こう。
きっと喜んでくれるはずだ。
ラグナはその日の仕事を終わらせたあと、夕方、
図書館へサンドイッチを差し入れに行った。
「セルフィさーん、こんばんはー」
「・・・好きなの。」
ドキッ
「え?」
「好きなの!!好きで好きでたまらないの!!・・・ほんとだよ?
嘘なんかつかない。あなたのことがもっと知りたい」
「え、え、ちょ・・・セルフィさん?(ドキドキ)」
「だから・・・だから・・・」
「・・・ゴグリ」
「受け止めて!!!わたしのエクスカリバーを!!!」
「はあぁ!!!??」
221 名前:
教えて
:2010/12/14(火) 22:23:02 ID:RQ9vcqi+0
73 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:57 ID:V7T1VC7J0
セルフィさんが、いつものように本と本の隙間から顔を覗かせた。
「あ、ラグナだ!なになに差し入れ?ありがとーー!!」
「まだ何もいってませんけど・・・まぁ、差し入れで合ってるんですけど。
って、さっきのはなんだったんですか!?」
「なにって、小説の台詞だよー。今、女主人公が旅の途中でであった
ちょっといやな奴だけどホントは優しい少年に告白中なんだからー。」
彼女の小説を読ませてもらうと、どうやら執筆は順調のようだった。
ちょうど今が山場らしい。
好きとか愛してるとか甘い言葉の中に妙なワードが入っているのが気になるが、
ページをめくる手が止まらない楽しい小説だった。
「すごいじゃないですか。これ、絶対おもしろいですよ!」
サンドイッチをもふもふしながら、照れくさそうに彼女がいった。
「えへへー、そう?いやー、そんなに褒められるとまいっちゃうなぁ〜〜。
そのあと、濡れ場があるんだけどねー」
ゲホッゲホッ
ラグナは口の中のサンドイッチを変に飲み込んでしまって、むせた。
「濡れ場!!?あるんですか、この小説に!!?」
「?うん、そうだよ??」
正直、この小説の流れで濡れ場はないと思う。彼女は濡れ場の意味を
きちんと理解して言っているのだろうか・・・。
「ほれほれ、あたしは続きを書かなきゃいけないの!!!
帰った帰った!!!」
「おっと・・・はいはい。じゃあ、さようなら。」
ラグナが図書館を出かけたそのとき、
「あ、待って。」
「ん?」
「サンドイッチ・・・ありがとね。」
普段とはまた違う、優しげな笑顔を向けられて、胸の
鼓動が高まる。
「はい、いつでも作りますよ。」
その日の夜、ラグナはいつもより幸せそうに眠っているのだった。
222 名前:
教えて
:2010/12/14(火) 22:24:01 ID:RQ9vcqi+0
74 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:35:25 ID:V7T1VC7J0
3
また、ある日。
彼女がまた図書館に篭もるようになった。
執筆中だと思いそっとしていたのだが、
さすがに一週間も出てこないとなると
心配になってきた。
まさか、・・・倒れているのだろうか。
トントン、とドアをノックしても返事がない。
「セルフィさん、入りますよ・・・・・・うわっ」
そこはまるで死の樹海の様だった。言葉で表すなら、そう・・・
どよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
という感じだ。死体のように転がっている彼女の頭には
キノコが生えている。・・・気がする。
「セルフィさんどうしたんですか!!」
「んー・・・・・・ちょっとスランプ・・・」
「え・・・」
途中まで書き上げてある小説を読ませてもらった。
・・・ひどかった。
あの告白のあと、主人公と少年はベッドシーンに突入するのだが、
話の流れというかなんというか。
特に主人公たちの感情表現がひどかった。
なにを伝えたいのかがまったく分からない。
「分かんないの・・・。」
ポツリ。とセルフィが言った。
「あたし、いくつも本を読んでいるから、濡れ場をどう表現したらいいかは
わかるの。だけど・・・」
「恋愛経験がないからさ。告白されたあとの体が熱くなる感覚とか
気持ちとかが分かんないの。・・・やっぱ、向いてなかったかな・・・あはは。」
「セルフィさん。」
「んー?なに?」
ラグナは倒れている彼女の体を起こす。
いつもより近い彼女との距離に、また、胸がドキドキする。
「本当は、もっと大切なときに言おうと思ってたんですけど、
今がそのときみたいですし・・・言いますね。聞いてください。」
「うん・・・」
223 名前:
教えて
:2010/12/14(火) 22:24:29 ID:RQ9vcqi+0
75 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:35:46 ID:V7T1VC7J0
「僕は、セルフィさんのことが好きです。」
「えっっ!?」
「好きで好きでたまらないです・・・ほんとですよ?
嘘なんかつきません。セルフィさんのことをもっと知りたい。」
「ら・・・ラグナ?」
「だから受け止めてください。僕の・・・」
「わーーーっ!!ストーーーーーーーップ!!!」
顔を真っ赤にして彼女が静止した。
「?なんでですか?」
「だってその次って・・・・・・」
「僕の気持ちを受け止めてくださいって言おうと思ったんですけど・・・」
「・・・っ!!からかわないでよっっ」
「からかってなんかないです。まぁ、小説の言葉を引用しましたけれど
セルフィさんに対する僕の本当の気持ちです。」
「・・・ほんとに?」
「はい。好きです。セルフィさん。」
彼女は、ラグナの腕の中で顔を真っ赤にしながら、小さくつぶやいた。
「なんか、すごく体が熱いよ・・・告白されるって、こんな
気持ちなんだね・・・。分かったよ。」
「それは、良かったです。できれば返事をいただきたいのですけど。」
「あっ、そうか。・・・ラグナ、あたしも好きだよ。」
それを聞いたラグナはとても嬉しそうな笑顔を見せた後、彼女の瞳をみつめた。
そして彼女の可愛らしい唇に、そっと優しくキスをした。
224 名前:
教えて
:2010/12/15(水) 00:39:32 ID:gZco1dzQ0
76 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:36:24 ID:V7T1VC7J0
4
ファーストキスの余韻に浸っていたラグナは、セルフィが何か言いたそうにしているのに気づいた。
「どうしたんですか。」
「あのね・・・ラグナ、あのね、・・・続き、したいの。」
「?!!」
仮にも一人の男のラグナにとっては嬉しいことなのだが、いきなりどうしたというのだろう。
「その、・・・エッチしてるときの気持ちも知りたいの。小説を完成させたい。
だって、ラグナがせっかく教えてくれたことを無駄にしたくないから・・・」
・・・ここまで言われては、さすがにラグナも理性が吹っ飛びそうになった。
自分も体が熱くなってきて、もう抑えられそうになかった。
彼女をベッドに横たわらせ、自分はその上に覆いかぶさる。
まるで、彼女の全てを独り占めにしているようだった。。
「んっ・・ちゅっ・・・ぷはっ・・ちゅむっ・・・はぁっ」
「はぁむっ・・・ん・・ちゅっ・・・ぷぁっ・・んっ・・」
さっきの優しいキスとは違う、濃厚で、体の全てがとろけて
しまいそうになる激しいキス。
互いに舌を絡ませ、唾液を交わし、一度離れたかと思うとまた繋がる。
二人の口の周りはもうべとべとだった。
ぷちぷち・・・と、ラグナは彼女の服を脱がせていく。
「服脱がされるのって・・・こんなに恥ずかしいんだね・・・。
でも、嫌じゃない・・・」
普段あまり外出しないせいで、日に焼けてない真っ白な肌と、
それと同じ色だが先端に綺麗な桜色がある、大きな乳房が露になった。
ラグナは左手で乳房をもみ、もう片方の乳房の桜色を口に含んだ。
「んっ!ひゃぅんっ!?ふあぁぁ・・・」
「セルフィさん、可愛いですよ・・・」
「あっ、んぁっ・・・くすぐったくて、変な感じがするぅっ・・・」
「それが感じるってことです。」
「そうなの?っんぁっ・・あたし感じてるんだぁっ・・んっ・・・
・・・悪くないかも・・・っひゃうぅっ!」
固くなってきた先端を、舌で転がしたりひっぱったり吸ったりしてみる。
そのたびに返ってくる彼女の反応が愛しくてしょうがなかった。
そしてなにより、自分の愛撫なんかで感じてくれている。
その事実が嬉しくて、体中がさらに熱くなるのをかんじた。
225 名前:
教えて
:2010/12/15(水) 00:40:02 ID:gZco1dzQ0
77 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:38:54 ID:V7T1VC7J0
5
「はぁ・・セルフィさん・・・下も触りますよ・・・」
「ん・・ふぁ・・・いいよ、ラグナなら・・・触って・・?」
彼女の秘所はもうだいぶ濡れていた。ショーツを脱がせて、
そこをそっと触った。
そのとたん、セルフィの体がビクン!!と跳ねる。
「ひゃあぁぁぁっっ!いやぁっあっ!さっ・・・さっきよりも
なんかっすごっいぃ・・・!!」
「女の人は・・・ここが一番敏感らしいですからね。」
「んっ・・・あっ!あぁぁぁああぁぁぁあんっっ!!!!」
クリトリスを触った瞬間、彼女は達してしまったようだ。
生まれてはじめての快楽に、ただ体を痙攣させて何もできずにいる。
「はぁっ、はぁ・・・なんか・・急に気持ちよく、なって・・・」
「セルフィさん・・・世界で一番、綺麗です・・・。その・・・・
僕も我慢の限界が・・」
「うん、分かってるよ。・・・きて、ラグナ。一緒に、
気持ち良くなろう・・・。」
彼女は自ら足を広げ、ラグナを迎える。
ラグナも服を全て脱ぎ捨て全裸になり、そそり立つ自身を取り出して
彼女の入り口へとあてがった。
滴るほどの愛液で濡れたそこは、ちゅぷっ、と音を立て、
彼女にまた新たな刺激を与えた。
「んひゃぁっ!ラグナのっ、ラグナの・・・エクスカリバー・・・当たってるぅっ」
「くっ・・・エクスカリバーってっ・・・なんかやらしいですよっ!?」
「だって、言うのっ恥ずかしい、んっ、だもん・・」
「・・・。とにかく、入りますよ・・・っ?」
ズズッッ
「ああぁぁあっ・・ラグナのっがっ、きてるぅうぅあぁあっ」
「はっ、くぁ・・・セルフィさん、痛かったら言ってくださいっ・・・」
「だ・・・だいじょおぶぅぅう・・・はぁああぁっん」
そんな二人の互いを思う優しさがあってか、大きな痛みは感じずに、
無事に貫通式は終わった。
彼女の中はとても熱く、愛液と肉壁が自身を優しく、それでいて、
射精を促すように動いてくる。腰は自然に動いていた。
226 名前:
教えて
:2010/12/15(水) 00:45:12 ID:gZco1dzQ0
78 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:39:33 ID:V7T1VC7J0
はじめこそ、彼女を気遣ってゆっくりと動いていたが、
動くたびに響く彼女の嬌声が、匂いが、快楽が、男の本能を目覚めさせた。
自身を彼女の入り口ギリギリまで引き抜き、そして一気に貫いた。
「はあああぁぁああぁっっ!!!ラグナあぁっ」
「すいませっん・・もう、我慢できないですっっ・・・!!」
「ふぇっ!?ん!あっ!ひゃぁん!!はげしぃ!よぉっ!!!」
パンッパンッと音が鳴るくらい、激しく腰を打ちつけて快楽を求める。
それにあわせて彼女の喘ぎ声も短くなり、秘所からは愛液が溢れ出た。
徐々に絶頂に近づいてゆく。
「あっあっ!あうんっ!ひゃんっ!ふあぁっあぁぁぁっ!!」
「ここがっ!きもちいいんっですかっ!?」
「ひああぁあん!!そこぉっ!そこ気持ちイイよぉぉっつ!!!」
一番感じるところを突かれて彼女は一気に絶頂に近づく。
「ぃやぁあっ!イっちゃう!イっちゃうぅぅぅうううっっっ!!!」
「セルフィさんっ!僕もっ、出します―――――っ!!」
今までで一番強く最後の一回を打ち付ける
「ぁぁああああああっっ!ラグナぁ―――――っ」
「セルフィさんっ!セルフィ―――――!!」
脈打つ鼓動や自身を伝って彼女に注がれる命を全身で感じて、
二人は同時に、果てた。
「人と愛し合うって、こういうことなんだね・・・ありがとう。ラグナ・・・」
「僕もです・・・セルフィさん、愛してます―――――」
227 名前:
教えて
:2010/12/15(水) 00:45:42 ID:gZco1dzQ0
79 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:39:57 ID:V7T1VC7J0
6
ある日
また、差し入れのサンドイッチを持って、ラグナはセルフィの元へと向かった。
「セルフィ!この間の小説の評判聞きました!!大人気じゃないですか!!」
「いや〜、あたしもびっくりだよ!!でも、あたりまえだったかも!
だって・・・あたしとラグナの愛の結晶だし・・・!」
うれしそうに、そして、最後の方は顔を赤らめて照れくさそうにつぶやいた。
彼女の書いた小説は、村の女の子たちの間で大ヒットだった。
なんでも、主人公と少年の素直な気持ちが一直線に伝わってきてイイ!!!
・・・ということらしい。
「ところで今度は何を書いてるんですか?」
「えへへ、この小説の続きを書いてるの・・・!」
「おぉ・・・」
「それでね・・・冒険を終わらせた主人公たちは、
結婚して、幸せに暮らすの。・・・ねぇ、ラグナ。」
ラグナは彼女の言いたいことが、すぐに分かった。
あのときよりももっと嬉しそうな笑顔で、言った。
「セルフィ、その小説、僕にもお手伝いさせてください。」
「・・・!!うんっ!」
――――その後、
僕たちが主人公たちのように、教会で愛を誓ったことは言うまでもないだろう――――
228 名前:
ふたご 男主人公×リコリス
:2010/12/15(水) 00:47:44 ID:gZco1dzQ0
99 名前:ふたご 男主人公×リコリス 1/2:2010/07/11(日) 13:49:09 ID:h5cYe7rN0
『おつかいの報酬』
「はい、お願いされてたもの」
「ありがとう」
そう言ってリコリスはユーリから石を受け取った。
両手に乗せた石を大事そうに眺めるリコリス。
「ところで、その石、どうするの?」
自分が届けた物の使い道は気になるものだ。
今回ユーリが彼女に頼まれたのは珍しい花や草といった植物ではなく、
その辺りに転がっている何の変哲もない石だったのだから、なおさらだ。
「えっと…この石の周りに珍しい植物の種が付着していないかと思って…」
「なるほど」
さすがは植物の研究者である。
自分には思いも寄らない発想をするリコリスにユーリは感心した。
「でも、このくらいなら自分でも拾えるんじゃない? この前も山で見かけたし…」
「っ! と、ともかくありがとう!」
あわあわとリコリスが答える。いつも冷静な彼女にしては珍しい反応である。
こほん、と咳払いをひとつし、リコリスが続ける。
「そ、それで、お礼を渡さないとな…」
「これくらいいいよ、石拾ってきただけだし」
ユーリにしてみれば自分の用事のついでの様なものである。
お礼をもらうのは、逆になんだか申し訳なかったのだが……
「だっだめだ! おつかい、だからな…ほうしゅうを渡すことで世の中が回るとザウリも言っていた!」
「そう? じゃあもらおうかな、ありがとう」
強い調子で却下されてしまった。言い出したら聞かない彼女のことだ。
まあ、もらえるというならもらっておこう、とユーリもリコリスの言葉に甘えることにした。
のだが。
なぜかお礼が渡される気配がない。
リコリスはというと、なにやら俯いてもじもじとしている。
「ん? どうしたの、リコリス?」
「……っ」
「あ、もしかして用意し忘れた、とか?」
「……」
無言でふるふると首を振る。
「それならまた今度でもいいよ?」
「れてきた……」
「え?」
「へ、部屋に忘れてきた…から、その、一緒に来て欲しい」
うっかりしたことがよほど恥ずかしいのか、リコリスの顔は真っ赤である。
そのかわいらしい様子に思わず笑いそうになるのをこらえ、ユーリは頷いた。
229 名前:
ふたご 男主人公×リコリス
:2010/12/15(水) 00:48:11 ID:gZco1dzQ0
100 名前:ふたご 男主人公×リコリス 2/2:2010/07/11(日) 13:49:39 ID:h5cYe7rN0
リコリスの後について階段をのぼり、何度か訪ねた部屋へ入る。
「おじゃまします〜」
本棚や植木鉢などあまり女の子らしい部屋ではないが、それはいかにもリコリスの部屋といった感じだった。
机の上は調べ物の途中なのか開かれた本と顕微鏡が占領している。
掲示板で見た限りだと、お礼はジャムだと言うことだったがそれらしきビンは見あたらない。
おや? と思っているとリコリスが口を開いた。
「……おつかいの、お礼だ」
そう言ってリコリスはするりと服を脱ぎだした。
「え、ええっ!?」
「いろいろ考えたんだが…これしか思いつかなかった」
「ちょっ、服……!」
あっという間に下着だけの姿になった。
ブラは着けておらず、体の前で手を組んで隠そうとしている。
躊躇のない動きとは対照的に、顔はユーリから背けたままであった。
覗き込む様にして目を合わせると俯いてしまった。
「受け取って……もらえるか……?」
ちらりと。上目づかいでそんなことを言われて、断れる男がいるだろうか。
ユーリは自分の体が熱くなるのを感じた。
「もちろん、だよ」
230 名前:
エリック×ラピス
:2010/12/15(水) 00:52:51 ID:gZco1dzQ0
129 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:51:55 ID:KBd2Nf0H0
「エリックさん、これ、僕の畑で採れたトウモロコシです。よろしければどうぞ。」
「おおっ!若者よ、気が利くじゃないか。大切にするぞ。」
この若者――ラグナが村に来てから早いもので二年目の夏が訪れていた。
最初はエリックが種を売ったついでにその作物について講義したり、度々相談を持ちかけられたりしたものだが、今では対等に、畑や作物についてあれやこれやと議論――例えば水の微調節や素材の味を生かした調理法について――するようになった。
現に今貰ったトウモロコシは一粒一粒が大きくつやもあり、いますぐ噛り付いても美味そうな程だ。実際には生で食べることは出来ないが。
「それでは、僕は用事がありますので。」
「おう、またな若者。」
ラグナはぺこりと一礼すると、足早に南地区を後にした。ルピア山道へ行くところをみると、おそらく蔓草の遺跡にある畑の世話をしに行くのだろう。
「こんちはー。」
若者と入れ違う形でやってきたのは、図書館に住み着いてこちらも早二年のセルフィだ。
村人の施しで生きていると言っても過言ではない彼女は、食べ物を買う時は商売に関してきっちりしているロゼッタの雑貨屋を避けて、わざわざこの農場まで足を運んでいるのだろう。
「いらっしゃい。今日のおすすめは今朝採れたてのトマトだ!もちろん、俺が丹精こめて作った自信作だぞ!」
「ふーん、じゃあそれ貰おうかな。あとはキュウリあるかな?」
「もしかして、またサンドイッチか?たまには他の物も食べないと体に悪いぞ?」
「いーじゃない、ちゃんと野菜は挟んでるんだし。」
「そういう問題ではなくてな……全く、ラピスさんが心配するのもよく分かる……。」
「ふーん、ラピスから聞いたんだ。ラピスから。」
「だ、だったら一体なんだっていうんだ?」
ラピスの名前を口にした途端、急ににやにやと笑いだした。
背中を嫌な汗が伝い、聞きたくないと思いながらも先を促す。
「いやね、あたし一昨日本の片付けしてたのよ。で、二階から教会が見渡せるんだけど……ちょうどステラさんが酒場から帰ってくる頃にエリックが教会から出ていくの、見ちゃったんだ〜。」
見られていた。
思わずこめかみに手をあてうなだれる。
セルフィはにやにや笑いを崩さない。
「別に二人が何してたのかは訊かないけどね。やましい事が無いならステラさんに内緒でこそこそしてるのはどうかと思うなぁ。……って、その様子だとやってんのね、やましい事。」
すっかり頭を抱えてしまったエリックの様子を見て、あきれた、とセルフィが呟くのが聞こえた。
おそらく本人はほんの少しおちょくるつもりだったのだが、想像以上の反応が返ってきたのだろう。
「頼む、この事はどうか内密に……。」
「う〜ん、それはエリック次第かなぁ。……さっきも訊いたけど、キュウリある?」
まったくこの娘は油断も隙もない。
エリックはその後秘蔵の冷蔵庫からキュウリを持ち出し、トマトと一緒に他の住人より割安で売っている野菜を、更にいつもの半値で売る事になった。
「じゃ、またね!」
ややげっそりした顔のエリックを残して、セルフィはエリック農場を後にした。
(まさかそこまで発展してたなんて、エリックも中々手が早いわね。いや、ラピスもああ見えて結構……。)
「ぁ痛ッ!」
「すみません、大丈夫ですか?」
「あ、タバサ……。」
予想以上の収穫にあれこれ考え事――下世話な想像と表現した方が正しいが――していたセルフィは、ちょうどヴィヴィアージュ別邸から出てきたタバサとぶつかってしまった。幸いにも、買った野菜が地面に落ちてしまうことはなかった。
「いや、あたしがボーッとしてたのがいけないんだよ、ごめんねタバサ。」
「いえ、こちらこそ。ところでそのお野菜、エリック様の農場で採れたものですか?」
「ああうん、まあね。」
「お野菜は普段マテリアルでラグナ様が出荷したものを買っているのですが……エリック様のお野菜もとっても美味しそうですね、今日はエリック農場で買ってみます。」
それでは、と一言別れの挨拶を告げると、タバサはエリック農場に向かって歩き出した。
「あ……。」
今は行かない方が、と言いかけたが、何故かと聞かれても答えられないので止めた。
(エリックはともかく、ラピスには色々借りがあるからなぁ……。)
エリックに乞われなくとも、セルフィにははじめから言いふらす気は毛頭無かった。ただ、そういう素振りを見せれば野菜安く買えるかなぁ、という打算的な考えはあった訳だが。
(ま、なんとかごまかせるでしょ。さ、帰ってサンドイッチ作ろーっと。)
鼻歌まじりで帰路につくセルフィであった。
231 名前:
エリック×ラピス
:2010/12/15(水) 00:53:37 ID:gZco1dzQ0
130 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:52:46 ID:KBd2Nf0H0
「はあ……。」
営業時間が終わり、訪れる人が途絶え一人になったエリックの口からは思わずため息が漏れる。
セルフィと別れた直後、農場に初めてタバサがやってきた時にはタイミングの悪さにひやひやしたが、純粋に自分の野菜を褒めてくれる彼女のおかげで少し落ち着く事が出来た。
この際見られてしまったものは仕方がない。そもそも自分に彼女と結婚する準備が整っていないのがいけないのだ、と半ば開き直ってその後はいつも通りに過ごした。
売れ残った野菜を冷蔵庫にしまいながら、ラピスとのこれまでの出来事を思い出す。
一目惚れだった。
それから毎日教会に通って、少しずつ話をするようになった。
甘いものが好きだと知って、見るのも嫌なチョコレートやジャムを毎日のようにプレゼントした(後になってエリックが甘いものが嫌いだと知った時、ラピスは大層驚いた)。
聖夜祭を一緒に過ごして想いを告白した時、顔を赤らめて恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに頷いてくれた彼女の顔を忘れることはきっと出来ないだろうと思う。
そして、その夜初めて彼女を抱いた事も……。
回想に浸っていると、コンコン、と控えめにドアを叩く音が静かな家に響いた。
エリックは日誌を書く手を止めて、はてと考える。この時間帯に訪ねてくるのはよく一緒に夕飯を食べるダニーやルートだが、近頃彼らとそういった約束をした覚えはないので、エリックには来訪者の見当がつかなかった。
「どちら様ですか?」
「こんばんは、エリックさん。」
その声に、どきんと心臓が高鳴る。
「ラピスさん!どうぞ、開いてますから。」
「ええと……すみません、両手が塞がっているのでドアを開けてくれませんか?」
「分かりました。」
かちゃり、とエリックがドアを開けると、大きなキャベツとジャガイモが視界に飛び込んできた。それらが進行して来たので体を避けると、ようやく大きなかごを抱えたラピスが現れた。
「どうしたんですか、この野菜?」
「ラグナさんが持ってきてくれたんです。若草の遺跡で育てていた春野菜がたくさん収穫できたからって。わたしとシスターステラだけでは食べきれない程で……。その、よかったらエリックさんにもと思って。」
「ありがとうございます。」
礼を言ってかごを受け取った。
「エリックさん、ご飯はまだですか?よかったらこの野菜で何か作りませんか?」
「いいですね!何にしましょうか?」
「えっと――」
ラピスと料理を作るのは好きだった。二人で共同作業をしている、という感覚が強いからだろう。
トントンとリズムよく包丁が野菜を切る音。コトコトと鍋の中で食材が煮える音。時折交わされる会話。
そのすべてが心地良かった。
お互い料理は作り慣れているため、調理も後片付けもテキパキと進んだ。
今は食後のリラックスティーを二人で向かい合って飲んでいる。
「美味しかったですね。」
「そうですね。やっぱり素材が良かったんじゃないですか?若者は最近大分慣れてきたみたいですから。」
「ラグナさん、毎日頑張ってますからね。くれぐれも無茶はしないで下さいって言っているんですけど……。」
そう言ってはぁ、とため息をつくラピス。村に唯一のナースとして、そして一人の友人として純粋に心配していると頭では分かっていても、ちりちりと胸が焼けるような焦燥感を感じてしまう。
そんな思いを振り払うように、リラックスティーを飲み干すと
「今夜はこれからどうしますか?」
一言、そう聞いた。
答えは今夜ラピスが来た時から分かってるのに。
「シスターステラは今日も酒場に行っていて……その、帰ってくるまでまだ時間があります。ですから、その……」
頬を赤らめながら、うつむきがちに話すラピスに、愛しさがこみあげる。
椅子から立ち上がってラピスに近づき、優しく頬を撫で、そっと口づけを落とした。
232 名前:
エリック×ラピス
:2010/12/15(水) 00:54:35 ID:gZco1dzQ0
131 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:53:24 ID:KBd2Nf0H0
二人でベットに腰掛け、静かに唇を重ねる。
「ん……」
舌をラピスの口内に進入させ、彼女のそれと絡ませ合う。深く深く、お互いの熱を伝えあって溶けてしまいそうな程に。
エリックはこのままいつまでもこうしていられるように思ったが、ラピスが胸板を軽く叩いたのを合図に唇を離す。
背中に回していた右手を耳にもっていき、やわやわと耳たぶを揉むと、顔を真っ赤にしたラピスが
「あっ……。」
と小さく吐息を漏らした。
「耳、弱いですね。」
低い声で囁くとそのまま耳に口づける。
「やっ、そんなに……!」
ラピスの体から力が抜け、そのままエリックに押し倒される形になった。
耳から離れ、軽く唇にキスを落とすと、服の上から胸を揉みしだく。
ラピスはその手を押し戻すように自らの手を重ねると、上目遣いで懇願する。
「エリックさん……服、脱がせて下さい。」
そんな頼みは無視してこのままラピスの体を味わいたい、という衝動を堪えて大人しく体を起こす。ラピスのシスター服に染みやしわを作ってしまうのは避けたかった。
体を起こしたラピスがするすると服を脱いでいく。普段は服に隠れている、陶磁器のように白く美しい肢体が次第にあらわになっていく。
自身の中心が熱く滾るのを感じながら、エリックも服を脱いだ。
裸になった二人は今度こそベットで重なり合い、二人分の重みを受けてベットのスプリングがぎしり、と小さく抗議の音を立てる。
ああ、やっぱり一人用のベットに二人で寝るのは狭い。
頭の隅で小さく嘆きながら、思考の大部分をラピスの体を堪能する事に集中させる。
露わになったラピスの秘所にそっと触れると、先程の愛撫によってわずかに湿り気を帯びていた。
くちゅくちゅとわざと音を立てて指をゆっくりと出し入れする。
内部は熱く、エリックの指をやんわりとしめつける。
指を二本に増やしてそれぞれに動かすと、ラピスの腰がびくりとはねた。
「はうっ……あっ、そんな…風にっ、しないで……」
「どうしてですか?ここはこんなに濡れてるのに。」
そう言って指を引き抜きラピスに見せてやる。
「やあっ、……今日のエリックさん、いじわるです……。」
「たまにはこういうのもいいでしょう?」
そう言って快感でピンと立った乳首を吸い立てる。
「ひゃううぅぅ!」
ラピスはひと際大きな嬌声をあげると、とたんに体が弛緩した。
どうやら絶頂に達したらしい。
「そろそろ……入れますよ。」
既に怒張した己自身を愛液でぬめる秘所におしあてる。
「きて……エリック……。」
名前を囁くその声の艶にぞくりとしながら、ゆっくりとラピスの中を押し開く。
もう幾度もエリックを受け入れたそこは、今回もまた優しく包み込んだ。
腰を動かしながら、彼女が悦ぶポイントを確実に攻め立てていく。
「はあっ、あっ、や、くう……エリック!私、私また……!!」
ラピスが背中にきつく爪を立てるが、それすらも快感へと変わっていく。
「俺も……そろそろ……このまま中に……」
二人で絶頂への階段を一気に駆け上がる。
「きて!エリック!エリックぅ!」
「ラピス!……うっ!」
「――っ!!」
白濁を彼女の中へ放つ。
乱れた息を整え、ゆっくりと引き抜くと愛液と混じり合いラピスの股とシーツを汚した。
ラピスの横へ顔を近づけると、どちらともなく深く口づけを交わし合った。
233 名前:
エリック×ラピス
:2010/12/15(水) 00:55:16 ID:gZco1dzQ0
132 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:54:00 ID:KBd2Nf0H0
情事の後のけだるく、だが幸福感に満ちた時間は去り、今は二人とも身支度を整えていた。
時計を見ると、そろそろステラが村人達との歓談を終え、教会へと足を向ける時間である。
その前に彼女をいつものように教会まで送り届けなくてはならない。
だが、今日は一つだけ、いつもとは違う事をする予定である。
「準備が出来ました。行きましょう、エリックさん。」
「ラピスさん、その前に少しいいですか?すぐ終わりますから。
「?……はい。」
いつもと違う様子のエリックにラピスは少しいぶかしげながらも素直に頷いた。
どくんどくんと心臓がうるさく早鐘を打っている。
落ちつけ。今日のために散々苦労してきたじゃないか。このくらいのこと、大丈夫なはずだ。
「ラピスさん、俺はあなたを愛しています。」
「はい。」
突然の愛の告白に驚きながらも頬を染め、ラピスは頷いた。
「そして、一生添い遂げたいと、そう思っています。……でも、情けない事に俺にはまだ準備が出来ていません。」
目だけでぐるりと周りを見渡す。一階建の狭い家。ベットはシングルベット。これではとてもラピスを迎えることなどできない。
「けど、いつか必ずあなたを必ず迎えにいきます。だから……」
そういってポケットから小さな小箱を取り出し、開いてラピスに見せる。
「……!」
ラピスがわずかに息を飲むのが伝わった。
星空を一部分切り取って、それをそのまま固めたような石。
ラピスラズリ。
「これは約束の証として、受け取ってください。」
「……はいっ!」
今にも泣き出しそうな真っ赤な目をして、それでもとても奇麗な笑顔でラピスは返事をかえした。
――その年の冬の月。
この村に、新たに若い夫婦が誕生したという。
234 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:34:05 ID:gZco1dzQ0
138 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 10:22:30 ID:PMuTIOEd0
設定(本来のストーリーではアグナビートを倒して1週間過ぎた辺り、しかし未婚)
それは冬の季節、雪でなく雨が降っていた。
「寒いな」とマイスは目を覚ました、料理でなんか刺身でも作るかなと思った時
「マイスさん・・・」シアが大樹に訪ねてきた。
「シアさん!おはようございます、どうしたんですか?こんな朝早くに・・・」
「・・・」
「シアさん?」
マイスがシアに近づいた次の瞬間
「んぷ・・・!?」
シアが突然抱きつき唇を重ねてきた
「んん!・・・ん!」
体が密着し香水の良い匂いが二人を包む、その密着をとこうと腕を動かすものの
シアの腰に回す腕がマイスの腕ごと強く抱きついてきてるため、うまく動かせない
シアの舌が唇をわって入ってき、キスは濃厚なものへと変わっていく
ちゅぱ、チュる・・じゅるる
「ぷは!」キスが解かれ二人の唇からは糸がひく
「シ・・・シアさん!?一体なにを!?」
シアはマイスの言葉を無視して乱暴にベットに突き飛ばした
「いっっ・・・」
「マイスくん・・・マイスくぅん」
シアはベッドに倒れたマイスに馬乗りになり顔を近づける
「好き・・・好きぃ!」
「シアさ・・!」
再び唇を重ねられた
手で振りほどこうとするが・・・
「!?」
両手を誰かと誰かに掴まれ動かす事ができない
見てみると右手にはモニカ、左手にはトゥーナが両手でがっちりとそれぞれの手を握りしめる
「お兄・・・ちゃん」「マイス・・・」
そしてその手を舐め始めたのだ
ペロペロ・・・ちゅぱ・・じゅる・ちゅ・・ぴちゃ
口と手を貪り食われマイスの理性は崩れはじめていた
しかし三人の目を見た時・・・
三人の瞳は輝きを失っていた、中央の黒点が大きく見開きどす黒い色をしていた
マイスはその瞳を見た瞬間、訳もわからない恐怖心に襲われた
「うわ!うわああああああああああああああああ!」
叫びながらマイスは力を振り絞って両手を絡みから解き、シアを突き飛ばした
「きゃ!」
マイスはそのままどしゃ降り雨の中の外に飛び出た
「シアさんにトゥーナ、モニカちゃん・・・なにをしてんだよ・・・」
マイスは町の中を歩き、水たまりを蹴った
しかし周りの気配に足を止める
「な・・・」
きがつくと町の女たちに囲まれていた
ショコラにマリオン、ペルシャにさくや、ソフィアにカリンなど・・・
さらにはエリザやヘーゼルもいる
全員シアやトゥーナと同じ目をしていた
「み・・・みんな?」
その次の瞬間、首元に強い衝撃を受け
マイスは気を失った・・・
[続く]
235 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:34:30 ID:gZco1dzQ0
139 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 11:16:59 ID:PMuTIOEd0
「んん・・・・ん?」
マイスは目を覚ました
「ここは?」
そこはさくや達が営んでいる旅館 その二階のどこかのベッドの中
「なんでこんなところに・・・ぼくは確か」
立ち上がろうとしたが
「!!」
手と足が動かせない、ロープで強く固定されていたのだ
「マイスはん、やっと起きなはってくれたんか」
「誰だ!?」
そこにいたのは不気味なアノ目をした・・・
「さ、さくや!?」
だけじゃなかった。
その後ろから
「さくちゃんだけ名前呼ばれてずるいよ〜」
ペルシャや、さらには
「レインボー!」「やっと起きた・・・(寝顔かわいいかったな〜)」
ダリアやカリン、だけじゃない
その他にもソフィアやイオン、トゥーナやマリオン
いや・・・ヒロイン候補が全員!
だけじゃなく、しののめやへーゼルにモニカ、エリザもいる
「マイス君ってひどいよねー!」
「私ら全員を恋に落としといて!」
「・・・かってに世界を平和にした」
「みんなの気もしらないで」
「アタイ達みんなマイス君の事が好きだったんだよ?」
みんな僕の事が好きだった?
「なのにマイス君は誰も選ばないんだも〜ん」
「私たちを助けないでその気にさせて・・・待ってなかったのに(反対)」
違う!僕はただみんなが助かればいいなと・・・
「私達みんなマイスさんと触れ合いたいと思ってたんですよ?」
「でもいつまでたっても来ないからみんなで決めたの・・・(会議ってやつ?)」
決めた?なにを決めたんだ!?
「私達みんなで、マイス君を犯そうってね!」
「な・・・!」
そして女どもは一つの性に食らいつき始めた
[続く]
236 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:35:19 ID:gZco1dzQ0
142 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 23:34:55 ID:PMuTIOEd0
僕は今どんな光景をみているんだろう?
絶景といえば絶景かもしれない。
十何人の裸の女たちに今僕は食べられている。
体中が快楽に犯されている
輝きの無い愛 それは地獄の絶景
マイスはこの地獄に恐怖していた・・・
「お母さん、今度は私の番」
「おやおや若い頃を思い出してつい夢中になっちまったよ」
「トゥーナお姉ちゃんばっかりキスしてずるい!」
「だってマイスの唇・・・おいしい」
「マイスはんの乳首は本当かわええなぁ、思わず食べたくなるわ〜」
今の自分に女の肌に触れていない部分はない
腕や手、足は女の秘部に摩りつけられ唇は順番に長いディープキスをさせられる
性器は常に誰かの口に咥えられ射精はもう何回目かわからない
快楽死は本当にあるのか?それは定かではないが
体液まみれで濡れたベッドの上、息苦しい中永遠に快楽に浸り続けたら弱るのはまず間違い無い
「私・・・もう我慢できない!」
男性器を咥えているカリンを突き飛ばしソフィアはマイスに馬乗りになり秘部に秘部をあてる
「あっ・・・」
そしてそのままずん!っと一気に腰を落とした
マイスの意識はすでにもうろうとし始めている
いま騎入された事すらわからない
ただあるのは耐え難い快感だけである
「あっ・・・あっ・・・」
言葉にならない喘ぎをあげ、マイスは自分の秘部に目を向けた
そこには赤い血とドス黒い光景が見えた
「あ−!ソフィアちゃんだけずるい!」
「じゃあ・・・私も」
「私もー!」
ソフィアが騎入したのを見てみんながいっせいに自分の秘部をマイスの体に当て始めた
口はもちろん手や足の指はそれぞれの秘部の中に沈められていく
「あん!あん!マ・・・マイスゥゥ!好き!・・・好きぃ!」
処女膜を失い痛みを感じるはずのソフィアがまるで痛みを感じていないように
腰を激しく縦に横に動かす
ずぷっ!ずぷ!ずちゃ!ちゅ・・ちゅぶ!ずちゃ!
あまりの激しさにマイスは体を揺さぶられる
その振動が他の者の秘部に届き快楽を与える
「きゃん!」
「いい・・・いいよこれ!」
「マイスくぅん・・・」
体全てが女の下半身に食べられている、締めつけられている
もう何度目かわからない絶頂を迎えようとしたその時だった
「きゃああ!」
「わあ!」
「なによ!」
突然体が軽く、涼しくなった
「マイスくんが!」
「お兄ちゃぁぁぁぁん!」
女達の声が遠くに聞こえる・・・
誰かが僕の事を抱えていた
「ミニ・・・ドラゴン」
そしてその上に乗る青いバンダナの少年
マイスの意識は・・・ふたたび途絶えた
[続く]
237 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:35:52 ID:gZco1dzQ0
143 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 00:05:44 ID:2agABuBB0
「ううん・・・うん?」
目が覚めると洞窟の中にいた、頭に硬いベットがあり服はいつのまにか着ている
目の前には焚き火がしいてある
「目が覚めたか?」
「え・・・?」
顔を上げるとそこには青いバンダナをした少年がたっていた
「あなたは・・・?」
「とりあえず食えよ、どうせ何にも食べてないだろ?」
そう言って手渡されたのはおにぎりが三つだった・・・
きずけばHPとRPが残りわずかだった
食べるという本能は止まらなかった
「い、いただきます」
むしゃむしゃと一気におにぎりを食らい尽くす
「ハハハ!いい食べっぷりだな、あんた名前は?」
「ごく・・・え?」
「名前を聞いてるんだ、自分のネームぐらいわかるだろ?」
「ああ・・・マ、マイスです」
「そうか、俺はカイルだ。よろしくな」
「は・・・はい、よろしく」
軽い挨拶を済ませた直後、洞窟の入り口から誰かが入ってきた
「ん?目が覚めたのか」
「おう!お帰り」
「あ・・・あのひとは?」
すると突然{あのひと}が大剣を取り出しマイスに切りかかってきた!
「わ!」
Lvが99越えだけあり戦闘経験からか自然に体が攻撃をかわした
「何するんですか!?」
「なんだ?闘うのは嫌いか?」
「そ・・・そういう事じゃなくて・・・?」
どこからか音楽が聞こえる・・・重低音のかかったコーラス曲
見るとカイルの持っているラジオから聞こえていた、ドット画面に出てきたその音楽の名前は
[Matrix Revolutions - Juno Reactor VS. Don Davis - Navras]
と書いてあった
「いい音楽だ・・・」
なぜだろうか?聞いてると心の底から燃えるような闘志がわいてくる
マイスは双剣を取り出した
「それでいい・・・来な!」
「たたみかける!!」
二人の英雄が剣をまじ合わせる・・・
[続く]
238 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:36:25 ID:gZco1dzQ0
144 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 00:55:54 ID:2agABuBB0
「せりゃ!おりゃ!」
「おっと・・・」
二つの英雄が剣を交わう
がきぃ!ザン!ズザザザン!ガシャン!
洞窟の外の美しい花畑、剣と剣がぶつかるたびに激しい衝撃がおき
花畑が風でゆれる
重いツーハンドソードを軽く振り回す一撃の重い{そのひと}の攻撃に対し
マイスは双剣らしく手数の責めで闘う
一見はマイスの優勢に見えるが明らかに全ての攻撃がはじかれ
パターンが単純になってきている
「スキありだ」
重い大剣が足元に飛んでくる
「っ!」
間一髪よけきれた
「くらえ!」
マイスはエクスプロージョンをくりだす
「なに!?」
ドーンと爆発音が花畑を包む
「ハァ・・・ハァ・・・」
「・・・驚いたな」
「・・・く!」
「杖無しで魔法が使えるとは」
よく見ると火球は後ろに飛んだようだ、剣がじゃっかん焦げているとなると弾きとばしたのだろう
「・・・け・・・なんて野郎だ」
「ここまでだ」
「・・・なに?」
「お前と戦ったのはただ単に戦闘能力を確かめたかっただけだ」
「・・・」
「お前はかなりできる・・・良い腕だ」
「俺の名前はラグナ、あんたは?」
「・・・マイスだ、ラグナ・・・いい名前だ」
「へ・・・入れ、町の女達の話をする」
ラグナ、カイル、マイス達はまず自分たちの過去について話した
それぞれが記憶喪失、町の女や男の話、今の状況
シアレンスの町で起きた事はラグナの町やカイルの町でも同じ事が起きてるらしい
そしてその原因も二人は知っていた
「・・・なるほど、つまりその山で起きてる実研のせいで町の女達がああなったと?」
「ああ、その工場から出たガスがラブ飲みドリンクと似た効果を持っていてな、でも効果はかなり強い」
「そのガスが雨に溶けて降り注ぐ、その雨を浴びた女達は発情を起こすって仕組みだ」
「なんで女にしか効果がないんだ・・・ないんですか?」
「さあ?そこまでは僕にもわからないな〜」
音楽の闘心効果が切れ口調が戻り始めている
「でも町の皆さん・・・怖かったです・・・とても」
マイスの肩が震える
「僕もカブ様があんな姿になって・・・本当に恐ろしかった」
その倍ラグナが震える
「だ・・・大丈夫ですか?それにカブ様って・・・」
「き・・・気にしないでください!」
「そんな事も言ってられないですよ、明日はシアレンスの町に食料探しです」
「そ・・・そうですね・・・頑張らないと」
「じゃ・・・じゃあみんな今日は寝よう」
「うん、おやすみ」
「おやすみ」
「作戦は明日言うよ、おやすみ」
ここに三人の英雄が・・・集まった
239 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:36:50 ID:gZco1dzQ0
145 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 01:55:47 ID:2agABuBB0
あの日から雨はやまなく降り続いていた、町の女を変えた雨・・・
そう、あの日から町は変わった。
そう思うとこの雨に腹がたった。
「くそ」
「どうした?」
「いや・・・なんでもない」
三人は再びシアレンスの町に訪れていた
大樹の下に防水性のダンボールが三つ、三人はその中に入っている
「いいか?俺達のやる事は三つだ」
「この町に一番詳しい俺が食料と保味斉の調達だな」
「そうだ。そしてカイル、お前は大樹の中でひたすら料理を作れ」
「マイスの食材をもらってからだよな?」
「ああ、俺はその仲介役をやる」
「了解」
「大樹の監視はミニドラゴンに任せていいんだよな?」
「ああ、俺のドラゴンはしっかり者だからな、安心しろ」
「お前らの声はこのインカムで聞き取れる(無線機)なにかあったらすぐに連絡しろ」
「わかった」「おkだ」
「ミッション・・・スタートだ」
「さて、俺は大樹の家でのんびり過ごすかなっと♪」
「んん・・・くぅん!!」
「!?」
大樹の中から女の喘ぎ声が聞こえた
「くそ!こんな時に!」
窓から中を覗くと、ベッドの上に一人・・・いや、ぬいぐるみを持ってるやつ
床に寝転がってるやつ、合計4人はいた
「マイスくぅん!マイスくぅん!」
「ああん!・・あっ!くぅん〜」
それぞれが胸をもみ性器に手をいれ、感じている
「うわ・・・勘弁してくれよ」
その頃マイスは
「町がさびしい・・・」
雨のせいじゃない、本当に寂しくなった・・・ふういんきが暗いのだ、異常に
「でも・・・元をたどれば、俺のせいなんだよな」
そうだ、いくら雨で発情したとはいえ俺がみんなの愛に気づかなかったから
いけないのだ。
それは結果的にその人の愛を拒んでる事になる
みんな相当我慢してたんだろう
「いや・・・もしかしたら気づかないフリをしてたのかもな」
ダンボールで隠れながら歩きついたのはカルロスとイオンが営む釣堀屋
魚をもらおう・・・もとい盗もうと思ったのだ
窓から中を覗き誰もいないのを確認する
そしてそ〜っとドアを開けた
「・・・!」
人影がみえた
「しまった!窓から見たときは家具が死角になって見えなかったのか!」
しかしその人は動かなかった
「・・・カ・・・カルロスさん!?」
そこには{干からびた}という言葉に尽きるカルロスさんがいた
「カルロスさん!しっかりしてください!」
息はあるが生気が感じられない、目が見開いたままになっている・・・
気絶していた・・・
「カルロスさん・・・」
裸で液まみれのところをみると恐らく・・・
「くそ!」
犯されていた・・・
マイスは冷蔵庫にあった魚を何匹かとった
「カルロスさん・・・待ってて下さい、必ず世界を元に戻します」
そしてラグナの所へ向かう・・・
ダンボールで・・・
240 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:37:28 ID:gZco1dzQ0
150 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 17:26:26 ID:2agABuBB0
たしかシアレンスの外にあったあの花畑の花の根には催眠効果の毒があるってマイスから聞いたな・・・
「あの時少しむしり採っといて助かったぜ」
カイルは道具から獣の皮とその花を取り出す
花の根を潰しそれを獣の皮に包み込み、皮から出た花に火をつける
そしてドアを素早く開けてそのオリジナルグレネードを中に投げ込んだ!
睡眠ガスが充満する・・・
「ああん!・・・あ・・・あん・・・ぁぁ」
女達の喘ぎ声が小さくなってきた
「しばらくは中に入らない方がいいな」
ドアを閉めてダンボールに隠れる
しばらくしてラグナが来た
「ここで何をしてる?」
「ん?ああ、中に雌どもがいたんでな。ちと催眠ガスでやってやった」
「そうか、マイスからの食料だ。」
「米が8個に魚類多数、その他もろもろ・・・」
「すごいな、こんなにあるなら等分は大丈夫だろう」
「マイスは先に帰らしといた、これだけ集めればこれ以上に必要は無いしそうとう疲れていたようだからな」
「そうか、じゃあ作ってくるわ」
「俺も手伝うよ」
「おう、助かる」
二人はドアを開き中に入った、とたんに鼻をつく異様な匂いがした
「う・・・」「くせぇ・・・」
それもそのはず、四人の女が何時間もここで体液を垂らし続けたのだ。
「おいおい・・・料理してるときに食料にこの匂いがつくんじゃないのか?」
「それは嫌だが・・・早くしないとまた別の雌どもが来るかもしれんぞ」
「匂いがつかないように素早く終わらすしか無いな」
二人の目が変わる、それは料理人の目
スキル90越えが調理場で暴れる・・・
油が飛ぶ、魚がはねる、米が宙を躍り様々な食材が音を奏で皿に盛られてく
「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉん!」
外から獣の鳴く声が聞こえた。
「あれは?」
「俺のミニドラゴンだ、誰かがこっちに向かって来ている」
「なに!?ペースを上げるぞ!」
「了解」
そのとおり三人の人影が大樹に向かってきていた・・
二人の危険フェイズが迫る・・・
241 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:38:32 ID:gZco1dzQ0
151 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 17:33:36 ID:2agABuBB0
料理場は火を飛ばしていた、もはや料理という世界ではなかった
そこに階段をのぼるかすかな音・・・
二人の身に危険が迫る
料理は全て終え、皿に盛られた食べ物を次々にしまっていく
階段をのぼる音が大きくなる
コツ・・・コツ・・・コツ
「いそげ・・・いそげ・・・」
コツ・・コツ・・コツ・・
「早くしろ」
コツ・コツ・コツ
「急げよ!」「わかってる!」
怒声が響く、それにともないのぼる音も大きくなる
コツコツコツ
「できた!」「隠れろ!!」
コツ・・・
二人は素早くダンボールに隠れた
「バン!」
・・・間一髪だった
「あれ?おかしいわね、確かに男の声が聞こえなかったけど(反対)」
「あれ・・・ペルシャ達が倒れてる・・・」
「みんな考える事は一緒ね〜」
そう言うとその三人は互いの胸を揉み始める・・・
「あ・・・やっぱり・・・恥ずかしいわ」
「・・・いまさら」
「そうよ、今は感じよ(家で何回もやったじゃない)」
三人がドアの近くで絡み始めた
「・・・おいおい、まじかよ」「くそ・・・」
その時、マイスから無線がとんできた
「町の女にばれた!助けてくれ!」
「こ・・・こんな時にかよ」「まずいな・・・しばらく耐えられるか?」
「ああ・・・今は隠れてやりすごしてるがいつ見つかるかわからない。」
「今こっちもまずい状況なんだ、すぐには無理だができるだけ急いでそっちに向かう。耐えてくれ」
「了解、早く頼む」
「わかった」「捕まるなよ・・・」
雨が・・・降り続ける
242 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:39:09 ID:gZco1dzQ0
153 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 18:20:33 ID:2agABuBB0
雨のシアレンス町、マイスは二人の女に追いかけられていた
「待ちなさいマイス!師匠からの命令よ!」
「だれが待ってられるっていうんですか!?」
「待ちなさい助手君!待つっていったら待つんだ助手君!」
「待つを連呼しないでください!」
彼女達が正常ならこんなに花華しい鬼ごっこは無い
(ラグナ・・・カイル・・・早くしてくれ!)
雨だまりを蹴り、道を曲がる、全速力で逃げる
後ろを振り向くと彼女達の姿は無かった
「まいたか?」
「えい!」
「!!」
どっしゃーん!!
まいてなどいなかった、いつのまにか先回りしていたダリアが前から抱きついてきたのだ
そしてそのまま地面に倒れた
「いつつ・・・」
「マイスくん・・・」
「ダ・・・ダリアさん」
「聞いてマイス君・・・私、あなたの事が好きだったの」
それは突然の告白だった。
雨でおかしくなっているはずなのに正常を思わせるその暖かい言葉
好きな事は知っていた、しかしその言葉にマイスは心を揺らされた
「ダリアさん・・・その・・・」
「あなたを見ているとね、とても暖かい気持ちになるの・・・」
「・・・」
「同時に胸も痛んだわ・・・なんで、振り向いてくれないんだろうって」
「ダリアさん・・・その・・・すみません」
「だから・・・あなたは永遠に私の助手になるのよ・・・」
「ダ・・・ダリアさん?」
「私はあなたが欲しい。あなたの全てが・・・」
それはさっきまでの暖かい言葉とは正反対の不気味なトーンで話される
「あなたは永遠に私の助手・・・そして」
マイスはダリア顔を見る
「永遠に・・・私の物」
正常などなかった・・・そこにはアノ目しかなかった
243 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:39:49 ID:gZco1dzQ0
154 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 19:05:10 ID:2agABuBB0
ダリアはマイスの耳に口をあて舌で舐め始める
ピチャピチャと淫らな音が鳴る
そして顔に舌が持っていかれる・・・
雨で濡れた顔が今度は唾液で濡れる
「マイス君ってやっぱり魅せる顔ね・・・」
「ダ・・・ダリアさん・・・やめてください・・・」
抵抗ができない、目に恐怖を感じるからだ
「イヤよ♪」
そういうとマイスの服を裂き、体を舐め始める
首筋から肩、脇、そして乳首へ・・・
「ひゃうん!」
「アハ☆女の子みたいな声だすのね」
ダリアは乳首を徹底的に責める
そしてアソコに手を伸ばす・・・
「助手君のこれ、もうこんなに大きくなってるわよ?」
「あぅん!や・・・やめて・・・ください」
乳首を舐め、アソコを摩る
ピチャピチャ・・チュブ、チュル・・・カリ
「ひゃぁぁぁ!」
ビクン!と体が仰け反る
「ふふ、アソコも・・・私色に染めてあげる」
いつものわがままなダリアさんとは違う甘い大人を感じさせる声
その声を出す口が、体を伝って下半身へと移動する
「もっとも、私色といえば虹色だけどね。レインボ〜!」
ズボンに手をかけ、おろそうとした時だった
「あ!」
カイルが、カイルとラグナを乗せたミニドラゴンがマイスをつかみ助けだしてくれたのだ
「だいじょうぶか!?」
「あ・・・ああ」
マイスをお姫様だっこをしたまま、ミニドラゴンは洞窟へと走っていった
「もう・・・だいじょうぶだ」
244 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:40:22 ID:gZco1dzQ0
164 名前:病まない雨:2010/08/06(金) 15:33:26 ID:LRq2Oibh0
「急げ、出発の準備をしろ」
「どうしたんだ!?いきなり」
「ここの場所がばれた、じきにやつらがくる」
「それまた・・・なぜだ?」
「お前をかっぱらう直後だ、空を見な」
「空・・・?」
洞窟の外に出て曇天の空を見る
「・・・虹!?」
日も出てないのに虹ができているのだ
「おかしな虹だ・・・でもあれがどうした?」
「虹がかかってる方角はシアレンスの町、とういう事はシアレンスの町から見たらこの洞窟の方角」
「それの何が危険なんだ?ただのまぐれだろ」
「まぐれがそう簡単に起こるか?考えろ、あれはどう見てもあの女がだした虹だ」
あの女・・・ダリアの事か?
「つまり遅かれ早かれやつらは必ず来る・・・」
「そういう事だ」
あのダリアがそんな大魔法的な事ができるとは思えないんだがな・・・
「カイル!食料はどれくらいある?」
「逃げる時にかなり失ったが・・・あの山の実験工場に行くにはギリギリ大丈夫な量だ」
「よし、目的地までは歩いて3日かかる。野宿は必須になるだろう、覚悟してくれ」
「いくか」「まってました!」「気をゆるめるなよ」
まもなくして誰もいなくなった洞窟に人影が2つ・・・
シアレンスの娘そして・・・
「ラグナさんの匂い・・・」
245 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:41:29 ID:gZco1dzQ0
178 名前:病まない雨:2010/08/07(土) 23:03:16 ID:ag3CdSff0
「この雨はいつまで降れば気が済むんだ?」
雨はあいかわらず止む事をしらない
洞窟をでてから二日がたった、目的の工場まで距離も近い
「にしても敵はカスばっかでつまんねぇよな〜」
「そう言うな、今回の目的は闘う事じゃないんだ」
たしかにここまで来る間に出会った敵はみんな雑魚ばっかだった
当たり前だ、Lv99越えが三人いるんだ。
ラスボス級の敵でもモコモコと同じくらい弱く感じるだろう
「おい?なんだよこれ・・・」
ただ、ここのモンスターは違った
ザン! ザン!
と道のわきにひざまづいてはジーとこっちを見てくるのだ
「攻撃もしてこないで・・・不気味やな」
「気をつけろ・・・嫌な予感がする」
するとそのモンスターの道の中から歩いてくる者が一人
「なんだ・・・?」
その姿が明確になる・・・とたんにラグナが震え始めた
「お前は・・・!」
「お久しぶりですね〜、ラグナさん」
そこには魔王級のオーラを放つ少女がたっていた・・・
「ミ・・・ミスト・・・!?」
ラグナの額から汗がでてくる
ラグナをこんな状態にして・・・それになんだこのオーラは?
この女はただ者じゃない・・・一発でそれがわかった
「お前ら・・・行け!」
「え?」
「この女は危険すぎる・・・ただ、この女の目的は俺だ。だから・・・行け!」
「何をバカな事を!」
カイルが俺を止める
「行こう・・・」
「な!?お前まで」
ラグナが目を閉じて、頭を下げる
「お願いだから・・・行ってくれ」
「ラ・・・ラグナ・・・わかったよ」
「後で必ず助けにもどる・・・」
そう言い残し俺らは一気に駆け抜ける!
「ふふふ・・・させませんよ」
少女が手を上げると、周りのモンスターが一気に襲いかかり始めた
「どけぇ!!」「邪魔だぁ!!」
マイスとカイルは敵を一掃し、そのまま奥へ消えた
「つかえませんね〜」
冷たい笑みでそういい捨てる
「ミスト・・・」
「ラグナさん・・・」
目を開きアノ瞳を・・・そして暖かくも恐ろしい笑みを見せる
「やっと・・・やっと見つけました」
246 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:42:03 ID:gZco1dzQ0
179 名前:病まない雨:2010/08/07(土) 23:39:48 ID:ag3CdSff0
「お前・・・なんでここにいる」
「そんなの・・・ラグナさんを探してたからに決まってるじゃないですか♪」
「なぜだ?」
ミストの顔が真顔になる
「それ・・・私の口から言わせるつもりですか?」
「・・・」
そしてまた笑顔に戻る
「ラグナさん」
「なんだ」
「私と交わってください♪」
そういって片手を俺に向けモンスターに指示をだした
「全く・・・いつもかわいい顔してとんでもない事を言うよな」
襲いかかってくる敵を大剣で軽くなぎ払う
とりあえず彼女に捕まったら俺は終わりだろう
瞬く間に快楽に落とされ抵抗もできないまま貪り喰われるからだ
「遅い・・・」
モンスターどもは相変わらず弱い、これならミストの動きにも集中できる
「わぁ!?」
バックステップでいきなり抱きつこうとしてきたミストから逃げる
「もう!なんで逃げるんですか!」
「いつのまに・・・」
やはりただ者じゃない・・・
5分がたつ・・・
「くそ!」
モンスターの動きが変わる、攻撃してダメージを与えようとはせず
こちらの動きを削ってスキを作る作戦
「ミストは・・・?」
いない!?
そしてその時!
「しまった!」
ミストに頭が行ってモンスターに足をすくわれた!
そのまま派手にこける
「いてて・・・」
立ち上がろうとした時だ
つかまえました〜♪」
「!!」
ミストに足を絡まれ、手をつながれる、そして馬乗りになり
俺は体の自由を奪われる
「これでやっと・・・」
247 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:42:57 ID:gZco1dzQ0
180 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 00:28:56 ID:3JnMUnGf0
ミストは俺のズボンを引きずりおろす
ミストは雨で服がはだけ乳首が丸見えだった・・・
それを見てうかつにも俺は固くしてしまう
「ふふ・・・興奮してるんですね」
男の悲しいサガ・・・
「くそ・・・」
そしてミストは自分の性器にいきなり俺の性器を当てる
「な!?」
ノーパンだった。
そのまま一気に深く腰をおろす!
「あ・・・はぁ・・・」
「ぐああああああ!!」
なんなんだこの絞まり具合とヒダの絡み具合は!?
そしていきなり激しく腰を動かしはじめた!
「うひゃ!あひゃ!やめ・・・!やめへ!」
「あん!・・・あん!・・・ラグナさん・・・感じてるんですね」
動くたびにヒダが俺のピンポイントを摩りつけ
動くたびに俺の性器を根元からやさしく、きつく絞めあげてくる
この気持ちよさ!人を超えている!
「化け・・・もの・・・」
結合部はスカートに隠れて見えないがピチャクチャと卑劣で淫らな音をあげている
ズプ!ズプ!グチャ!ズチャ!
その魔の壷のせいで絶頂はすぐに訪れた
「ああ!ぐはああああああああ!!!」
ドパァ!ドクドク・・・ドピュ!
白い液を壷はのみこんでいく!
「あれ?もうだしちゃったんですか?ふふふ・・・でもまだ抜いてあげませんよ♪」
そういうとまだ出してる途中だというのに、また腰を動き始めたのだ!
248 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:43:11 ID:gZco1dzQ0
181 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 00:31:23 ID:3JnMUnGf0
「のうわああああああああああああああああああああああああ!!」
出したばかりで敏感になったアソコにまたあの魔が襲いかかってくる
「見てくださいラグナさん・・・私達のアソコ・・・精液と愛液でドロドロになってますよ」
そう言うとミストは腰を動かしたままスカートをたくしあげる
「!!」
俺はその光景から目が離せなくなった
体液どうしが混ざりあい腰をひいては糸が引きしずめてはピチャ!と水音をたてる
「ぐ!がはああああああ!」「ああああん♪♪♪」
2回目の絶頂を迎える
2時間が過ぎた、彼は白目を向いていた・・・その上で今もなお腰をふる乙女がいる
「あれ〜?ラグナさん、寝ちゃったんですか〜?」
彼女はあくびをたてる
「そうですね・・・私も眠くなっちゃいました・・・続きはまた明日しましょう」
そして気を失った彼の上で彼女もまた・・・眠りにおちた
モンスターもいなくなった雨の中で・・・
249 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:43:54 ID:gZco1dzQ0
186 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 21:04:24 ID:3JnMUnGf0
「・・・通信が途絶えた」
「くそ!」
ついさっき、インカムからラグナの通信電波が消えた
「まさか、あのミストという女に?」
「わからない・・・でも今は助けにはもどれないな」
「・・・」
目の前に見える、目的の実験工場が
えんとつからはアノ瞳と同じ色をした煙が出ている
「・・・いくぞ」
「・・・ああ」
門を跳び越え、サビついたドアを開ける・・・
ぎぃーと期待通りの音が鳴る
「なんだこれは!?」
端っこのタンクにピンク色の液体がある、おそらくこれはラブ飲みドリンクのドリンクだろう
しかしそのタンクのチューブでつながれた先にあるタンク
「どす黒い・・・」
その中の液体はまさにアノ瞳の色・・・それがグツグツと泡を立て蒸発する
という事はあの煙は水蒸気?
それがえんとつを通して外にでてるという訳か
「という事は・・・これはわざとやっている?」
「よう・・・待っていたゼ」
「!?・・・お前は!」
ガジ!?それと
「もうちょっと早く来て欲しいものだね」
「お前・・・」
カイルが俺同様、驚いた顔をする
「マックス・・・!」
「おっと、俺もいるぜ」
誰だ!?
「そうか、ラグナがいないんだっけな」
「俺の名はザッハ、ラグナを超えた者だ」
ラグナを超えた?いや、嘘だな
なぜかわからんが本能がそういったような気がする
「お前・・・なぜここにいる!?」
マイスとカイルがハモった
三人の脇役がニヤリと笑う
250 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:44:22 ID:gZco1dzQ0
187 名前:病まない雨:2010/08/08(日) 21:36:01 ID:3JnMUnGf0
「なあ?あんたらはモテない男の気持ちがわかるか?」
ザッハと言う名の男が口を開く
「マイス、裏切られた人の気持ち・・・あんたにわかるカ?」
「裏切られた人の気持ち・・・?」
「わからないよナ?俺がエリザさんを好きだったのは知ってるよナ?」
口調がじゃっかん違う・・・何があった?
「ああ・・・知っている」
「カイル、君はいつも女の子達からモテモテだったね」
「そんなことはねぇよ・・・」
「いや、女の子達はいつも君の話しをしていた、パーフェクトな僕をさしおいてね」
「俺がエリザさんと話をする時、エリザさんはいつも君の話をしていた」
「エリザさんはマイス、お前の事が好きだったんだ」
「バカな!?・・・」
嘘だ!あのエリザさんが俺の事を好きだった?
「パーフェクトの僕をさしおいて、君ばかり常にちやほやされていた」
「ちやほやなんかされてねぇ」
人がお前を好きにならないのはお前の性格のせいだと思うが?
「つまりお前はエリザを俺から奪ったんダ」
「つまり君は僕からパーフェクトの座を奪ったんだ」
「それは俺らにとってかなりのショックだった・・・俺らはお前らを恨んだよ」
・・・待て!それは逆恨みでは!?
「だから俺らは考えた、どうやってお前らに復讐しようってね」
「なに!?」
「それで思いうかんだのがこの方法さ!」
そして彼らはタンクを指指す
251 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:44:59 ID:gZco1dzQ0
192 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 07:05:28 ID:OmqccZdB0
「もし、女達が一気襲い掛かって来たとしたら?」
「モテモテのお前らにゃ耐えられない苦痛だよナ?」
たしかに怖かった・・・町の女達が俺を想いみんなで襲い掛かって来た事
「でも俺達にとっちゃ天国だったよ。みんなが俺達、男の性を欲した」
「じゃあテメェらは自分の欲望のためだけに世界をメチャクチャにしたというのか?」
「いいじゃねぇか、モテないやつもモテるやつも平等に欲を満喫できるんだぜ?」
いい訳ねぇ、愛が無い性行為なんて犯罪と一緒だ
「ガジ・・・あんた変わったな」
音楽の影響なのはしっている、あの音楽は自分の軽い狂気をつつく作用があるかあらな
「お前が裏切らなければ・・・お前とは親友になれたかもナ」
「マイス・・・あのタンクを壊してもおそらく意味は無い」
「その動力を叩かないと駄目だな」
「そうだ、あいつらの後ろにある機械がおそらくそうだろう」
見ると全てのチューブがあの機械につながっている
「俺がやつらを抑えつける、お前はそのスキにあの機械を破壊しろ」
「了解」
「Lv99越えの俺らなら楽勝かもしれんがここはやつらのテリトリー、何があるかわからない」
「気をゆるめるな。ていう事か」
「そうだ・・・幸運を祈る」
「ムーブ!(行け!)」
止まない雨、彼らは世界の病みを打ち砕くために闘う
252 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:45:42 ID:gZco1dzQ0
193 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 07:40:29 ID:OmqccZdB0
カイルが彼らの元へ飛ぶ
「来いよ負け犬ども、俺が相手だ」
「フっ・・・言ってくれますね」
「テメェなんかより俺の方が強ぇにきまってんだろ!」
敵がカイルに集中する
「今だ!」
あの機械へ向け俺はアクセルディザスターをくりだす
双剣の二つの刃がねじりを生み一つのドリルと化す
「おっと」
ガキン!
「!!」
はじかれた?
「そうはさせないゼ」
「なぜだ?Lv99越えの俺の攻撃を受け止めきれるはずが無い」
「この薬には直接飲むと飲んだ人の能力を最大限にアップさせる効果がある」
「なに・・・?」
「つまり、今の俺はLv99だと思った方がいい」
「俺と同等・・・だと?」
それはつまり俺と同じ強さを持つ者の事をいう
アグナビートですら俺にはかなわない
しかしこいつは・・・
「クフフフフ・・・」
「どうしたんダ?何がおかしい?」
ラグナと闘った時、俺は快感を感じた
性交ですら味わう事のできない快感、それは俺のモンスターの闘争本能をかりたてる
今の俺はゾクゾクしている・・・久々に強者と闘える
久々に楽しいバトルができる・・・
「きゃはははははは!」
マイスは一気にたたみかける
「な!?どうしたんダ!お前!」
ガジはマイスの怒涛の攻撃の嵐を大剣でなんとかしのいでいる
今のマイスは人間としてのマイスではない・・・
「怪物・・・(モンスター)」
「おらおらおらおら!!」
360度からくりだされる斬撃の雨
薬でいくら強くなっているとはいえキャリアが違う・・・
ガジにラグナの様な受け流しはできない
「アハハハハ!・・・終わりだぁ〜・・・・」
「何!?」
マイスの目が純潔の赤から漆黒の闇に変わる
「ダークネス!」
「のあああああああああああああ!!」
ガジは闇にひきづりこまれる、恐ろしい桁のダメージをうける
「アハハハハ!!キャハハハ!ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!」
今のマイスは正気ではない・・・町の女や彼らと同じ、本能に支配されていた
そこに立つのは・・・怪物だった
253 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:46:23 ID:gZco1dzQ0
194 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 08:15:34 ID:OmqccZdB0
「くそ!マイス、まだか!?」
さすがのカイルも薬で強くなった敵二人を相手にするのはきつい
「最初の威勢の良さはどうした!?」
「フッ・・・スキだらけですね〜」
遠距離の魔法攻撃とスピードの近距離片手剣にカイルは中距離の槍で対抗する
激しい攻防が繰り広げられる中、一つの黄色い閃光が飛んできた
「な!」「ぐあ!」
それは敵二人を蹴散らし、俺の方へと飛んできた
「!」
ガシャン!
間一髪、受け止めた
「お前・・・!」
「フフフアハハハハ」
「お前!何をしてるん・・・」
こいつ・・・そうか、音楽の狂気作用にやられたか
「ならば・・・」
カイルはマイスの足元をなぎ払いですくわせる
勢いがついてたせいでマイスは後ろに激しくふっとぶ
そのマイスの耳元・・・インカムに向けて槍を突く
ひゅん!
「くそ・・・」
よけられた
音楽を止めれば作用もきかなくなり狂気はおさまる
254 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:46:51 ID:gZco1dzQ0
195 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 08:21:46 ID:OmqccZdB0
後ろに剣の飛ぶ音がきこえる
「っ!」
それを槍で地面に叩き落とす
片手剣状態のマイスが飛び攻撃をくりだす
それを体がよけていく
地面に刺さった剣を取り双剣として再び攻撃し始める
カイルは後ろを取られないように槍をうまく使いながら対直線でマイスと闘う
しかし・・・
「しまった!」
マイスのスキをついて攻撃しようとしたが罠だった、後ろをとられたのだ
「あひゃひゃひゃひゃ!」
だがここはあえて攻撃を受けてでも・・・
ザン!
「くぅ!」
血が飛ぶ
「おりゃ!」
カイルはマイスを突き飛ばした!
マイスは派手に吹っ飛び、ある機械に激突した・・・すると
ぶーぶーぶー
「なんだ!?」
「自爆装置が作動しました、残り十分でこの施設は爆発します」
「なに!?」
おそらくマイスが当たった機械に自爆スイッチでもあったのだろう
ひゅん!
「!!」
しまった・・・
「ぐはぁ!!!」
マイスの双剣が腹に刺さる
「げひゃひゃひゃはやひゃあああ!!!」
血が垂れ落ちる・・・
255 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:47:25 ID:gZco1dzQ0
196 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 08:54:35 ID:OmqccZdB0
「マ・・・マイス」
意識がもうろうとしはじめた
マイスが片手を上げる
「あひゃはやはやああぐひゃひゃ」
「く・・・」
その時・・・窓ガラスが割れる音がした
「天!」
その方向を向く・・・あれは・・・あの人は・・・
「空!」
その大剣は風を斬り、マイスの耳元のインカムも切断する
「ラ・・・ラグナ!」
「はぁはぁ・・・よう、待たせたな」
そしてそのまま倒れる
マイスが正気に戻る・・・
「あら?・・・僕はいったい?」
「マイス・・・」
「は!?カイルさん!なんでこんな・・・」
闘った事は覚えてないようだ
「そんな事はいい!今はあの機械を壊すのが先だ」
その機械を指差す、マイスが振り向く
「・・・は!」
思い出したようだ
「すいませんカイルさん!・・・俺」
「いいから、急げ」
「ラグナさん!」
「いいか、この施設はあと十分で爆発する」
「爆発!?そんな」
「この中で動けるのはお前だけだ・・・頼む、俺らは平気だから・・・行ってくれ」
「・・・わかりました」
そういってマイスは双剣をもちその機械に狙いを定める
「うおおおおおおおおお!」
アクセルディザスターをくりだす
「爆発まで、残り5分です」
ドリルがその機械に突き刺さる
「よし!」
その機械が壊れた
「けっ・・・おいしいとことられたな」
「ふっ・・・ミニドラゴォォォォン!」
カイルが叫ぶとミニドラゴンがとんできた
「マイス・・・脱出するぞ」
「わかりました!」
ミニドラゴンとマイスは気絶した3人とラグナ、カイルを持ちかかえ
工場の外にでる
「爆発まで残り2分」
できるだけ遠くへ逃げる
「1分」
「いそげ!爆風に巻き込まれたらふき飛ばされますよ!」
「30秒」
マイス達は山をおりていく
「10」
早く!
「9」
もっと早く!
「8」「7」「6」
ここまでくれば・・・
「5」「4」「3」「2」「1」
マイス達は後ろをふりむく
ドォォォォォォォォォン!
「・・・綺麗な花火だ」
雨はやんでいた
256 名前:
病まない雨
:2010/12/15(水) 05:47:58 ID:gZco1dzQ0
197 名前:病まない雨:2010/08/09(月) 09:13:24 ID:OmqccZdB0
マイス達はあの洞窟で焚き火をしいていた
「いて!」
「腹、大丈夫ですか?」
「ああ、少し痛むけど大丈夫かな」
「すいません・・・」
「いいって」
「でもさ、ラグナはミストからどうやって逃げたの?」
「・・・聞かないでくれ」
「・・・わかった」
三人はあの三人の方を向く
「逆恨みとはいえ、こいつらには悪い事したよな」
「ええ・・・」
町のみんなにも悪い事をした、戻ったら謝ろう・・・
「僕、今考えたんですけど」
「ん?」
「どうせ爆発するなら壊す必要なんかありませんでしたよね?」
「あ・・・」「あ・・・」
三人が顔を見合わせる
「お前、それもっと早くいえよ〜」
そしてしばらくの沈黙・・・
「ぷ・・・」
「あははははは!」
「なんだそれ!おかしいの!あははははは!」
「いまさらだな!おい!ははは!」
焚き火の音と共に三人の笑い声が洞窟に響く
次の日の朝
「これでお別れだと思うと、寂しくなりますね」
「またいつか会えますよ」
「そうだね・・・またいつか」
三つの別れ道・・・ここにそれぞれの行き先がある
「さよならなんて、言いませんよ」
「僕達はいい友達でしたよね?」
「友達?親友の間違いじゃないですか?」
アハハハとまた笑い声が響く
「では・・・また」
「おう!またいつか」
「また!」
そして三人の脇役を抱えて、三人の主役はそれぞれの道を歩いた
「また・・・会えますよね」
冬だというのに暑いくらいの太陽が昇っていた
「暑いな〜」
町のみんなはもう正常な状態に戻ってるだろう
「さあ帰ろう・・・僕の故郷に」
さあ帰ろう・・・シアレンスの町に
雨は流され、虹が空を描く
花のしずくが光り、太陽がシアレンスの町を輝かしていた
[終わり・・・?]
257 名前:
大物一本釣り!
:2010/12/15(水) 05:49:15 ID:gZco1dzQ0
156 名前:大物一本釣り!:2010/08/05(木) 19:29:31 ID:2agABuBB0
ある日の事、マイスはいつものように海で釣りをしていた
「今日は何が釣れるかな〜」
その後ろにムキムキ海の男が一人・・・マイスのもとへ近づく
そしてその男はマイスのアソコ目掛けて手をのばした!
「ひゃあ!」
「よう・・・兄弟、駄目じゃないかこんなに隙だらけじゃ」
「カ・・・カルロス・・・さぁん?」
そしてそのままアソコをいじくり回す
「きゃうん!」
マイスは力が抜け腰から崩れカルロスにもたれかかった
「男の癖に色っぽい声だしやがって・・・」
「や・・・やめてくだ・・・ひゃい」
カルロスは乳首にも手をだしいじくりまわす
「くぅぅぅぅぅん!!」
「やめてと言ってるわりにはあまり抵抗しないんだな・・・」
「だってぇ・・・だってぇ・・・」
マイスの顔はすでにトロンとし始めていた
「さて兄弟、お前のせいで俺のアソコはパンパンだ」
「あ・・・」
そこには今にもズボンを破いてしまいそうな竿があった
「そ・・・それは」
「お前が責任・・・とってくれるよな!?」
カルロスは自分のズボンを下ろしマイスのズボンを乱暴にひきちぎる!
「あぅ!」
マイスを四つんばいにさせ、その釣堀の穴に自分の竿を・・・
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
258 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:50:04 ID:gZco1dzQ0
165 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:03:20 ID:LRq2Oibh0
「今度はお風呂にどんな薬草をいれてみようかな〜?」
ゴンザレスの湯、私は今日もここで風呂掃除をする
10$でどうやってやりくりしてるのかって言う人もいるけど
お湯は勝手にクジラ島からひいてるからお金はかからないし
一日のお客さんが多いから収入は以外といいのよ♪
「お邪魔しま〜す」
「あ!ラグナ君」
私が密かに恋を抱いてる[彼]が来た
「今日も入りに来ちゃいました(笑)」
「うん♪いつもいつもありがとう〜♪」
そう、彼はほぼ毎日ここに来てる。しかも一番ノリで
私が営む温泉に毎日浸かってくれてるのは嬉しいし
なんせ彼の顔がいつも見られるっていうのが一番いい!
「ふふ」
「どうしたんですか?」
「いえ、なんでも無いわ。料金は10ゴールドよ」
「あ、はいどうぞ」
「まいどあり〜、ごゆっくりどうぞ〜♪」
そして彼が私の磨いた湯に入っていく
「ふふ♪」
しばらくして彼から声がとんできた
「メロディさ〜ん!」
「はいは〜い」
「体を洗う石鹸がどこにも見当たらないんですけど・・・」
「え!?」
嘘!?もしかして用意忘れ?
「待ってて!すぐに持ってくるわ」
二階に急いで駆け込んで石鹸を探す
259 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:50:31 ID:gZco1dzQ0
166 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:22:45 ID:LRq2Oibh0
「ん〜無いわね〜・・・」
どうやら在庫切れのようかも・・・
「ん?これ・・・」
偶然ピンク色の石鹸を見つけた
「男性用は白だけど・・・仕方ないわね」
それを持って急いで彼の元へかけこむ
「ごめんね〜!待たせちゃって」
「いえいえ〜」
「なげるわよー!」
そのピンク色の石鹸を床に滑らして投げ入れる
「ありがとうございまーす」
・・・ん?待って?今投げた石鹸に♪マークがついてた!?
「あ!」
♪マークの石鹸は私専用の石鹸で薬草を調合したオリジナル
「石鹸があるとやっぱ違うな〜」
そ・・・それを今彼が使ってる? 私が体に当てた石鹸を今度は彼が体に?
「ええ?え?そそそそ・・・そんな」
とたんに顔が熱くなる
「私のアレがラグナ君の当たってで石鹸がアレで・・・」
頭に湯気が上がる、湯にも入ってないのに
「この石鹸、なんかいつもと違ういい香りがしますね〜!」
「・・・ボン!」
頭が爆発した
「なんか肌触りもじゃっかん、なめらかな気がします」
「バババ・・・」
思考が混乱した
「バカぁーーーー!!!」
「え?」
走って自分がいつも座る接客席に顔をふせる
「ど!どうしたんですかメロディさーん!?」
「なんでもないわよ!!」
顔がまっかっかになってて火でもでるんじゃないのかと思う
260 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:50:56 ID:gZco1dzQ0
167 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:50:36 ID:LRq2Oibh0
でも、ある意味彼と体に触れ合った訳よね?
私と彼が間接接触・・・
しかも肌と肌で・・・
「え・・・へへへ」
私を彼があーなって、こーなって、あーなって・・・
「ぃゃ〜ん、うふふ」
「メ・・・メロディさん?」
「え!?」
いつのまにか彼が目の前に立っていた
「なんか・・・ニヤニヤしてますけど?いい事でもあったんですか?」
また顔が熱くなる
「・・・」
「メ・・・メロディさん?」
カッーーーー!!
「バカぁーーーー!」
「ええ!?」
たまたま近くにあった本で彼を殴る殴る!
「ばか!ばか!ばか!ばか!ばかぁ!」
「ちょ!痛いですって!やめてください!」
「帰って!帰って!」
「わ、わかりました!帰ります!帰りますから!」
彼が逃げるように出て行く・・・いや、逃げたのか・・・
「あっ・・・」
とたんに寂しさと罪悪感が心を襲う
「ひどい事・・・しちゃったな・・・」
入ってくれたお客さんを理由も無く追い出してしまった
ましてやそれが彼だなんて・・・
「・・・明日、謝ろう」
そして日が沈み
次の日の朝
「う〜ん!いい朝ねー」
今日は昨日の反省も含めて倍きれいに掃除しないと!
「よ〜し!やるぞー!」
いつもの掃除用具を手に持って床を湯船をすべるようにしかし激しく拭く!掃く!
男性湯に来たその時、ふとアノ石鹸が目に映った
261 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:51:29 ID:gZco1dzQ0
168 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 17:44:13 ID:LRq2Oibh0
「この石鹸・・・」
♪マークつきのあの石鹸、昨日あのまま放置してしまったのだ
つまり最後にラグナが使ったあのままの状態
昨日の自分がしてしまった事を思い出す、私がラグナ君を追い出してしまった
「ラグナくん・・・」
急に胸の奥が熱くなった、彼への愛おしさがふくらむ
石鹸を手に持ちその匂いをかいだ
「ハァ・・・」
ハーブの香りの中に彼の香りが臭ったような気がした
手を胸に持ってくる・・・そのまま自分の胸をもんでいく
「う・・・あ・・・」
息が荒くなってくる、理性が溶け始める、思考が麻痺する
「あ!・・・あん!うぅ・・・」
胸を揉む手が激しくなる、メロディは服を脱ぎ石鹸を片手に持つ
石鹸をアソコに当てる
「きゃああん!!ぁぁぁ・・・」
快感が体を支配する、脳はその快楽をさらに求める
指を中に入れていく・・・
「くぅん!!」
石鹸が体を滑る、膨らんだ胸に泡がつく
乳首をつまみこねり、指を出し入れする
クチュクチュと淫らな水音と泡が風呂場に響く
「ラグナくぅん!くぅん!あん!」
喘ぎ声が館に響く、彼の姿に頭が埋まる
絶頂が近づき指の動きが激しくなる。
「あん!あん!きゃん!」
今の彼女に理性は無い、あるのはただ・・・
一人の男が欲しいという欲望だけだった
「あぁぁぁぁんんんん!!!」
性器から液体が飛んだ。
その周辺の泡が洗い流される
「ハァハァ・・・」
しばらく彼女は動けなかった、快楽のあとのなんとも言えない感覚にひたる
しばらくして理性を取り戻した彼女は男性湯で体を洗い流し自分の液体を流し石鹸を持って
服に着替える。
(なんか・・・つかれたよぅ)
男性湯の石鹸を調合でつくり取り入れた
そして接客席に座る
(・・・ハァ)
ため息がもれる
3時になり誰かが入ってきた
「おじゃましま〜す」
彼だった
262 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:52:25 ID:gZco1dzQ0
171 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 03:33:35 ID:ag3CdSff0
「ラグナ・・・」
「わぁ!?大丈夫ですかメロディさん!顔が死んでますよ?」
「ううん、平気。それよりも昨日はごめんなさい」
「え?昨日?」
「私・・・ラグナの事追い出しちゃって」
「ああ!気にしてませんよ全然」
そう言って彼は笑顔を見せる
その笑顔がとてもかわいい。
「クス・・・」
「あれ?いつものメロディさんの顔に戻りましたね」
「誰のおかげだと思う?」
「え?誰ですか?」
「それは、ひ・み・つ♪」
そう言って私も笑顔をみせる
「メロディさんの笑った顔、僕好きですよ」
「え?」
今彼は私にむかって・・・
「何かつらい事があったら言ってください、相談にのりますよ」
・・・やっぱり思わせぶりだった
「誰のせいでつらくなってると思ってるのよ・・・」
「え?なんか言いました?」
「う、ううん何でもない!それよりお風呂でしょ?今日は無料でいいから入って入って!」
「え!?いいですよ!ちゃんと払います」
「昨日のおわびよ!おわび!」
「いえ・・・たった10ゴールドですし・・・」
「たったとは失礼な言い方ね!もっと取ってもいいのよ?」
「あ、すいません!入ります入ります」
そう言うと彼はいそいで浴室へ・・・え?
「え?そっちは・・・」
「あ・・・」
ラグナは女湯に入ろうとしてしまったのだ
「す・・・すいません!!!」
そして慌てて男湯にはいる。
その時の彼のあわてた顔がとても・・・
「きゃ〜ん!かわいいぃー!」
昨日彼を叩きだした本に思わず抱きついてしまった
「かわいい!くぁいいぃよー!」
足をバタつかせる、顔を本に埋めてほおずりする
「メ・・・メロディさん?」
「ん?」
見るとローランドさんがいつもの黒い猫を肩にのせて前に立っていた
「あ・・・あの、お風呂にはいりたいんですが」
「す、すいません!料金は10ゴールドです!」
「はい、どうぞ」
そしてそのまま浴室へむかう。もちろん男湯に
さっきの事を思うと私は本当に彼の事が好きなんだなと思う
「はぁ〜、ラグナ君・・・」
あなたからも私の事を好きだといってほしい
263 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:52:57 ID:gZco1dzQ0
172 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 04:02:46 ID:ag3CdSff0
しばらくして彼が戻ってきた
「ふぅ〜、今日もいい湯でした!」
「でしょでしょ〜!?この前いれた新しい薬草があるんですもの!」
「え?あの薬草まだ効果が続いてたんですか?」
「うん、もうすぐ切れるけどね」
私は苦笑いをする
「ところでラグナ君ってさ、好きな人とかいるの?」
ぶっ!
彼がふきだす
「ど!どうしたんですかいきなり!?」
「いいから!いいから!好きな人とかいるの?」
彼が苦笑いで言う
「考えた事もないですね・・・」
「そうか・・・」
実はあなたの事が〜っていうのを期待してたんだけどな〜
「でも、いますよ」
「え?」
「いますよ、僕が想いをよせる人]
そう言うと彼は真面目な顔でこっちを見つめてきた
「そそそ・・・そうなんだ・・・」
顔が熱くなる
「メロディさんはどうなんですか?」
「え・・・え?」
「メロディさんは好きな人とかいるんですか?」
いるも何も・・・
「いるよ・・・」
迷いは無い
264 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:53:21 ID:gZco1dzQ0
173 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 04:03:32 ID:ag3CdSff0
「そうなんですか」
「案外近く・・・にね」
「そうなんだ!応援しますよ」
応援・・・その言葉になんか腹がたった
「もう!ラグナ君って鈍感すぎない!?」
「え?え?何がですか!?」
カッーと顔がまた赤くなる
「なんでもないわよ・・・」
彼がまた困った顔をする
「人の気もしらないで・・・」
「え?何かいいました?(汗)」
「なんでもないよ〜だ!・・・ふん!」
そういって私はそっぽを向いた
彼は何をしたらいいかわからないのか、また焦った顔をする
その顔がとてもかわいいくて、愛しいかった
「ラグナ君!」
「は!はい!?」
チュ!
「んん!?」
私は・・・彼の唇に私の唇を重ねた
そして静かに離す
「メ・・・メロディ・・・さん?」
「これは・・・私の気持ち・・・」
彼は口を開けてポカーンとする
「私が好きな人・・・それは」
少し間をあけて言う
「今私が口付けした人・・・」
次の彼の言葉が聞けるまでに時間はかなりかかった
・・・当たり前だ、突然の告白ですもの
「メロディさん・・・ぼ、僕は!」
私はそっと彼の唇に指を当てる、彼は驚いた顔をする
「今はまだ言わないで・・・」
「え・・・?」
「今はまだ知りたくない・・・まだあなたを好きでいたいから」
「メロディさん・・・」
「今度の聖夜祭の日まで・・・まだ片想いでいさせて」
彼は複雑な顔をした
265 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:54:08 ID:gZco1dzQ0
174 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 04:15:50 ID:ag3CdSff0
「はぁ〜!今日もいい湯ですな」
何も知らないローランドさんが出てきた
すると私とラグナの淡いふういんきを感じたのか
「おや?お邪魔でしたかな?」
「い、いえいえ!」
ラグナが慌てて否定する
彼のあわてた顔ってなんでこう魅力的なのかしら?
「ローランドさん!この前風呂場でお酒のんでませんでした!?」
「うえ!?な・・・なんの事ですかな〜・・・?」
ローランドさんもあわてた顔をする
「あ、そういえばさっきも飲んで・・・」
「ラ・・・ラグナ君!!」
「も〜!やっぱりぃー!」
「す・・・すいませんメロディさん」
大人なのに私に叱られてるローランドさんをおかしく思ったのか、ラグナが笑いだした
「ア、アハハハハハ!!」
すると私も急に変に思って笑い出した
「ふ、ふふふアハハハハハ!!」
ローランドさんは何がなんだかわからなくて苦笑いをする
「ほ、ほほほほほ・・・」
「アハハハハハハハハハハハハ!!!!」
ゴンザレスの湯に笑いがあふれた
266 名前:
密かな想い
:2010/12/15(水) 05:54:52 ID:gZco1dzQ0
175 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 04:51:10 ID:ag3CdSff0
聖夜際の夜に結婚式がひらかれた
「おめでとぅー!ラグナ君!」
「あ、ありがとうございます!」
花婿はラグナ、タキシード姿がかっこいい
そして花嫁は・・・
「おめでとー!ミストさん!綺麗だよー!」
「ありがとうございます!」
結婚式の時に着るそのドレス・・・本当に綺麗だった
私は客席にいた、華やかな舞台の上で二人は愛を誓う
とっても素敵だった・・・そのぶん胸も痛んだ
その痛みを紛らわそうと私は精一杯祝福した。
「おめでとぉー!!今度は二人で温泉にきてねぇー!」
そして・・・私が口付けした唇に今度はミストさんが口付けする
結婚式とパーティーが終わって家に帰ると私は泣いた・・・思いっきり泣いた
ラグナがミストさんを好きなのは知っていた。彼女と話している時の彼は本当に楽しそうだった
だからこそ彼を想うと胸が痛んだ
「うく・・・ひく・・・私も・・・あれ・・・着たかったよぅ〜・・・」
ミストさんは本当に綺麗だった・・・
涙が枯れて私は深夜の空に叫ぶ
「ラグナ君なんか嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
それでも私は彼が好きだろう・・・彼の事を想い続けるだろう
結婚式から、いくらか日がたった
「おじゃましまーす」「おじゃましま〜す!」
「いらっしゃーい!お!?今日はミクト君も一緒ね?」
「うん、ここの湯をこの子にも味わって欲しいからね〜」
「ほらミクト、挨拶は?」
「ばぶぅ〜!!」
今日も彼は彼女と共にここにくる。いや今日は子供も一緒かな♪
「料金は合わして30ゴールドよ!まいどありー!ではごゆっくりどうぞー!」
こうして私の密かな片想いの付箋にピリオドがうたれた。
[おまけ]
泣いたあの日に他にも叫んだ声が聞こえた、次の日町の女の子全員
目が充血していたのはみんなの秘密♪
267 名前:
髪を犯して
:2010/12/15(水) 05:56:11 ID:gZco1dzQ0
207 名前:髪を犯して:2010/08/10(火) 21:10:56 ID:JwuF+oWF0
「ラスク君よ〜、こんなエロい形して・・・誘ってんのか〜?」
「や・・・やめてください」
「そういって・・・ほら?フサフサ揺れてんぞ?」
そう言ってラスクのサイドテールをいじった
「やめ・・・ひゃあ!」
「おらおらおらぁ!」
「あ・・ああ!やめ・・・あ!」
「犯された・・・うう」
ラスクは昨日された事をマイスに相談する
「・・・すいません、僕ラスクさんの気持ちわかりません」
「そ・・・そんな!」
「髪の毛が荒らされたのが嫌だったんですか?」
そう言ってマイスはラスクのサイドテールを触った
「ひゃあ!・・・マイス君!」
ラスクはビクンと反応する
「え!?」
「君までそんなんだなんて・・・みそこなったよ!」
ラスクは逃げた
「え!?え?ちょま・・・」
「・・・」
次の日
「うどん持ってきたよゼゼ」
「おうサンキュー」
「でもゼゼの髪って金髪でいい色してますよね」
そう言うとマイスはゼゼのポニーテール(?)をいじる
「な!なにやってんだよ!」
「え?」
「お前がそんなのに興味あったなんて」
「え?え?何がですか?」
「ゼッコウだ!」
そう言うとゼゼはうどんを持ちながら逃げた
「ちょ、ちょっと!」
「・・・」
268 名前:
髪を犯して
:2010/12/15(水) 05:56:46 ID:gZco1dzQ0
208 名前:髪を犯して:2010/08/10(火) 21:25:15 ID:JwuF+oWF0
「ガジさん今日もまた鉄いじりですか?」
「ハハハ、落ち着くからナ」
マイスはガジの黒髪をみつめる
「・・・」
「ん?どうしたんダ?」
その前髪をちょんといじる
「ナ!何してるんダ!!」
ガジの赤い顔がさらに赤くなる
「・・・」
「聞いたぞ兄弟、最近男の変なところを触って楽しんでるんだってな」
「え!!そんな事してませんよ!」
マイスは否定する
「嘘をつくな!お前がそんなんだったとは・・・」
「ご・・・誤解だぁぁぁぁ!」
そういってマイスは逃げる
「こ・・・こら待て!」
逃げた先でモニカと激突する
ドーン!
「あいたた・・・」
「いてて・・・!大丈夫!?モニカちゃん!」
マイスが手をさしのばすが・・・
「あ!」
足がすべりこけそうになる
それをモニカの頭で防ぐ
「ひゃうん!」
「あ!ごめん!モニカちゃん」
「お・・・お兄ちゃん・・・うう」
モニカは涙目だった
「お兄ちゃんのエッチィ!!!!」
「え!?」
「ふわぁぁぁぁぁぁん!」
「モ!モニカちゃん!」
「・・・」
269 名前:
髪を犯して
:2010/12/15(水) 05:57:27 ID:gZco1dzQ0
209 名前:髪を犯して:2010/08/10(火) 21:49:03 ID:JwuF+oWF0
「オンドルファさん」
「ん?どうかしましたか?」
「これで、なにか感じますか?」
マイスはオンドルファの紫の髪をさわる
「?・・・得になんにも・・・」
「これはどうですか?」
今度は後ろ髪をさわる
「いえ」
「そうですか・・・(良かった、オンドルファさんは普通みたいだ)」
「ん?・・・」
マイスは長い角をみる
「・・・」
角を握る
「!!何をしてるんですかマイスさん!!」
「・・・」
「らんらん♪今日は何をしようかな〜」
「ペルシャ」
「あ!マイス君だ!」
マイスはためらい無くそのピンク色の髪をさわる
「ひゃぁん!」
さらにいじる
「あぁん!マ・・・マイスくぅん・・・」
ペルシャは膝から崩れ落ちる
マイスはさらにいじり続ける
「ひゃん!ああん!き・・・気持ちいいよぅ・・・」
マイスは両手で激しく責める
「きゃん!マイスくん!マイスくぅん!あん!」
そして・・・
「あぁぁぁぁぁぁぁん!」
・・・ようわからんが絶頂をたっしたようだ
「ハァ・・・ハァ・・・」
ペルシャは寝転ぶ
「は・・・はははははははは・・・」
マイスは空を向いて泣いていた
270 名前:
髪を犯して
:2010/12/15(水) 05:57:59 ID:gZco1dzQ0
210 名前:髪を犯して:2010/08/10(火) 22:08:09 ID:JwuF+oWF0
「・・・なに?」
「トゥ・・・トゥーナ」
「・・・どうしたの?」
マイスはごくりとつばを飲む
そしてその手を・・・トゥーナのアソコにもってくる
「トゥーナ・・・なにか感じる?」
アソコを服の上から摩る、なぞる
「・・・?なんにも?」
「え?」
しばらくの沈黙
「・・・?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」
「なに?そんなにおおきい声だして・・・」
「・・・ははははは」
そして今度は赤い髪をいじる
「!!」
髪を掴み、もみ、くしゃくしゃにする
「マ・・・マイス・・・くぅん!」
ペルシャ同様、崩れる
さらに激しく責める
「あ・・・はぁぁ!ああん!くぅん!あん!」
そして手を後ろ髪の中に沈めメチャクチャにする
「や!・・・中に・・・中に入ってる・・・はぁん!」
顔を上げてトロンとした目でこちらを見つめる
普通ならかなりかわいいと感じたり、興奮したりするだろう
「あはははは・・・」
だがマイスは泣いていた・・・
(僕って・・・あははははは)
そしてフィニッシュをかけた
「ふぁああああああああああああん!!!」
またようわからん絶頂をむかえたようだ
「へ・・・もう・・・なれた」
「マイスはん」
「なんですか?」
「ちょっとこの荷物持ってくれへん?」
「ああ、いいですよ」
さくやが荷物を渡そうとした時
「きゃあ!?」
さくやが足を滑らせマイスに向かって倒れる
「おっと」
マイスはさくやをささえたが、さくやの手がマイスの前髪に触れた
「ひゃうん!・・・?」
「・・・」
僕もでした
271 名前:
病まない雨その後:マイス編
:2010/12/15(水) 05:59:02 ID:gZco1dzQ0
217 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 18:18:28 ID:r3ZLzOIC0
「帰ってきたんだ・・・ここに・・・」
帰ってきたんだ・・・シアレンスの町、僕の故郷に!!
綺麗な町がみえる・・・なんだか目の前がぼんやりと・・・
「ぼんやり・・・?」
頭がくらむ、足ががたつく、体が震える
「ああ・・・」
マイスは気絶した。RPとHPが限りなく0に近かった
「ううん・・・」
ここは?
「目が覚めたカ?」
となりに聞き覚えのある声が聞こえた
「ガ・・・ガジさん!?」
彼はベッドの上にいる、どうやらここは病院の中のようだ。
自分もベッドの上にいた
「マイス・・・ごめんナ」
「え?・・・」
それは不意な言葉だった
「オレ・・・マイスの事がうらやましかったのかもナ」
「鉄を叩いてる時・・・オレは幸せだったヨ」
少しふぬけた顔で話すそれは、彼らしい顔だった
「でも気づいてたら恋をしていたんダ」
「その恋の相手は君の事ばかりを話してたナ・・・」
「・・・」
「オレは変わってた、鉄を叩くことしかできないオレに対し君は色んな事をこなしてみせタ」
重い言葉が胸につきささる
「だからモテるんだろうなって・・・そう考えると君が憎く感じてしまっタ」
「ガジさん・・・」
「最低だよナ・・・とても大切な友達だというのに」
そう言うと彼の目からは涙がでていた
「ガジさん!すいません!僕・・・」
「マイスが謝る意味はないヨ」
「・・・」
272 名前:
病まない雨その後:マイス編
:2010/12/15(水) 05:59:32 ID:gZco1dzQ0
218 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 19:21:57 ID:r3ZLzOIC0
重たいふういんきがつのる
「オレは友達として失格な事をやってしまっタ」
「いや・・・それ以上の事かもしれない」
「世界を狂わしてしまっタ・・・」
「そんな・・・ガジさん」
その顔はいつものガジさんじゃない・・・真面目な顔をしていた
彼のこの顔を見るのは2度目だろうか
「ただ・・・」
「こんなオレでも許しがもらえるとしたら・・・」
「マイス・・・」
銀色の瞳でこっちを見つめる
「友達のままで・・・いてくれないカ?」
そんなの・・・当たり前だ
「・・・もちろんです」
それを聞くと彼は微笑み
「ありがとう・・・」
そっと目を閉じた・・・
「ガ・・・ガジさん?」
「ガジさん!?ガジさん!」
マイスは体を起き上がらせその名前を呼ぶ
「ガジさん!!ガジさん!!そんな!」
「オレの心配より、自分の心配をした方がいいと思うゾ」
「え?」
「後ろ・・・」
そう言うと、後ろから何かがドドドと走ってくる音が聞こえた
そして・・・
「お兄ちゃぁぁぁぁぁん!!」
がば!
「うわ!」
モニカが抱きついてきた
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!会いたかったよぅ〜!」
「いてて、モ・・・モニカちゃん!」
「こらこら、あんまりマイスさんを困らせないの」
カーテンの奥から花の香りがただよう
「は〜い」
モニカが胸から離れる
「シアさん」
「マイスさん・・・」
その瞳は綺麗な青色をしていた
「マイスさん、今までどこに行ってたんですか?もう3日間も行方不明だったんですよ?」
「そ、それは」
ギュ!
「!?」
シアが突然抱きついてきたのだ!
「本当に心配したんですよ・・・本当に・・・」
涙声だった
「シアさん・・・」
「大丈夫です・・・僕はここにいます・・・だから、安心してください」
マイスもそっと抱き返す
「マイスさん・・・」
「シアさん・・・」
二人は顔を見合わせる
そして唇を近づけていく・・・
「ふむぎゅ!?」
あとちょっとの所でシアが首を掴まれ持っていかれた
「・・・なにしてんの?」
「あら、トゥーナさん」
そこには髪の毛が逆立ちしそうになっているトゥーナがいた
「お姉ちゃん!私にああ言って!自分だけ何しようとしてるの!?」
「ははは・・・」
なんかわからんが惜しいという気持ちが心をよぎった気がする
「ちょっと!私の病院でなにやってるの!?」
マリオンが飛びこむ
273 名前:
病まない雨その後:マイス編
:2010/12/15(水) 06:00:01 ID:gZco1dzQ0
219 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 19:49:28 ID:r3ZLzOIC0
「マイス君、大丈夫?」
続いてショコラ
「お邪魔しま〜すって、すでに誰かいるし(みんな本当早起きね〜)」
「すごいわね・・・」
さらにはカリンとソフィアまでくる
「なになに〜!?パーティかな♪パーティかな♪」
「そんな訳ないやろ」
ペルシャやさくや・・・
よく見たらダリアやイオンまで
ヒロイン候補全員集まっとるやん!?(一人除いて)
「・・・シア、さっきは何しようとしてたの?」
「何って・・・ハグですよハグ♪」
「・・・」
「えー!じゃあペルシャもハグするー!」
そう言ってペルシャがマイスに抱きつく
「こら!なにやってはるん!」
それをさくやが引き剥がす
「マイスさんが痛がってるやろ!」
「えー、よろこんでたよー」
・・・確かに少し良かったかも
「じゃ・・・じゃあ私も・・・」
「そんなまな板じゃ喜ばないわよ」
「なにをぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
それぞれがそれぞれで火花を散らす
「ははははは・・・」
そろそろ僕も誰かを選んで結婚しないと・・・
「さあ・・・だれにしよう」
「もちろん私よね!!?」
みんなが口をそろえて言った
「え・・・あ・・・あはははははは」
厳しいなこりゃ(汗)
274 名前:
病まない雨その後:マイス編
:2010/12/15(水) 06:00:34 ID:gZco1dzQ0
220 名前:病まない雨その後:マイス編:2010/08/11(水) 20:15:03 ID:r3ZLzOIC0
となりでわいわいがやがやと騒ぐ
「ハハハ、オレもいるんだけどな」
そう言って彼は外を見る
「きれいな太陽だナ」
思えば鉄ばっか叩いていて太陽の光を浴びた事なんてあまりなかった
「材料集めの時に浴びてるカ」
「ガジさん」
自分を呼んだ声が聞こえた。振り向くと
「エ・・・エリザさん・・・!」
そこにはオレの想う人が座っていた
「お怪我、大丈夫ですか?」
「ははは・・・はい!」
急に胸が緊張し始める
「それはなによりです♪」
いつもの綺麗な笑顔でそう言う
ふと、マイスの騒ぎの方に目がいく
「・・・エリザさんはいいんですカ?」
「え?」
「あの中に混ざらなくても・・・」
そういうと彼女はその方向見て、また振り向く
「クス・・・なんでですか?」
「エ?なんでって・・・」
彼女は彼の手を両手でやさしく包み込む
「エ・・・ア・・・アノ」
顔が赤くなる
「これ、前もらったダイアモンドのリングのお返しです」
そういうと手を離す
「ア・・・」
その手の指には魚の鱗でできた指輪がはめられていた
その鱗は光を反射し、銀色に輝く
「あ、ありがとうございます!」
「どういたしまして♪」
彼はその指輪を何度も見つめる
「本当に綺麗でス・・・」
「それは、良かったです」
彼女は笑顔で返す
その笑顔がとても美しかった・・・
「エリザさん・・・」
「はい?なんでしょう?」
窓から日が二人をてらす
となりが騒がしいと言うのにそこには二人の静寂の空間が流れている
花の香りが二人の空間を包んだ
「スキです・・・エリザさん」
275 名前:
病まない雨その後:カイル編
:2010/12/15(水) 06:01:48 ID:gZco1dzQ0
225 名前:病めない雨その後:カイル編:2010/08/12(木) 13:34:21 ID:BvRj0/eR0
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「ただいま」
「ああっ!!お父さんだ!!」
「お、元気にしてたか?」
そういうと愛しの我が子は思いっきり抱きついてきてくれた
「お父さぁぁん!どこに行ってたの?会いたかったよぅ」
「ごめんな、ちょっと旅に出てたんだ」
「一人だけでずるい!!僕も連れてってよ!」
相変わらずかわいいな、こいつは!
「誰かお客さん〜?」
奥から僕の愛する人が姿をあらわす
「お母さん!お父さんが帰ってきたよ!」
「え・・・」
彼女は僕と目を合わすと固まった
「やあ、ただいま」
「・・・う・・・うう」
彼女の目から涙があふれでる
そしてこっちに走ってきて彼女もまた抱きついてきた
「バカ!三日間どこに行ってたの!?」
「そこは、おかえり・・・あなたっていうシチュエーションを期待してたんだけどな〜」
冗談交じりにそう言ってら抱きつく腕が強くなる
「いた・・・いたいって、もしかして怒ってる?」
「・・・」
彼女は彼の胸に顔をうずくめたまま、何も答えない
「おいおい、たかが三日じゃないか?」
さらにきつく締め上げてきた
「いたい!いたいって!」
ははは、まいったなこりゃ
276 名前:
病まない雨その後:カイル編
:2010/12/15(水) 06:02:14 ID:gZco1dzQ0
226 名前:病めない雨その後:カイル編:2010/08/12(木) 13:52:33 ID:BvRj0/eR0
カイルは優しく彼女の頭を手でなでる
「・・・ごめんなさい、心配かけちゃって」
彼女の抱きつく腕がやさしく放されていく
「・・・おかえりなさい、あなた」
そこには僕の大好きな彼女の笑顔が涙混じりで視界いっぱいに広がっていた
「家族三人で出かけるなんて久しぶりだな〜」
「わ〜い!わ〜い!お出かけお出かけ!」
そういうと子供は先に走っていってしまう
「こら〜!あまり遠くに行かないでよ〜!」
その子供の走った先をみるとマックスがいた
そして子供が激突する
「おっと」
「いてて・・・・あ!ごめんなさいお兄さん」
「大丈夫だよ僕ちゃん」
マックスはこっちを見てきた
「・・・」「・・・」
カイルとマックスの間に沈黙がはしる
マックスが頭を下げてきた
「な・・・」
それはごめんなさいと言ってるようにしか見えなかった
しかし顔を上げた時
右手を親指を下に向けて笑顔でつき立ててきた
「なぁ!あいつ!」
「ねね!少しここで座って話しでもしよ!」
「ん?ああ、いいけど」
そういうと彼と彼女は地べたに座る
「そういえばさ、三日前の出来事は覚えてないの?」
「え!?う〜ん・・・」
あの雨が降り始めた日はたしか2週間前だっけ
「実は記憶があいまいなのよね・・・」
「そうか・・・良かった」
覚えててほしくなかっただけに安堵の息が漏れる
「それがどうかしたの?」
「いや・・・なんでもない」
そよ風が二人を包む、それがなんとも気持ちよかった
277 名前:
病まない雨その後:カイル編
:2010/12/15(水) 06:02:39 ID:gZco1dzQ0
227 名前:病めない雨その後:カイル編:2010/08/12(木) 14:14:02 ID:BvRj0/eR0
彼女はカイルの顔を見つめてはフフフっと笑う
「クスクス♪」
「な、なんだよ?」
「フフ、なんでもないも〜ん」
「なんだよ!気になるだろ!」
「クスクス」
いつものかわいい笑顔を見せて答えようとはしなかった
「・・・ねぇ」
「ん?なんだ?」
「今夜、子供つくらない?」
ぶっ!!っと何も入ってない口から音だけふきだす
「ななな!なんだいきなり!?」
「いや、あの子にもさ妹や弟が欲しいんじゃないかなって」
彼女は我が子を指差す
我が子は他の子供たちと元気に遊んでいる
「・・・ぷ!あははははははは!」
「な、なによぅ」
なにがおかしいがわからないが僕はおかしくなって笑いだした
「はははは・・・は・・・」
「・・・なぁ」
ふと気づく、なにがおかしいのかではなく胸に再び感じるこの気持ちに
「・・・」「・・・?」
風が二人を包み、太陽が沈みかける
その夕暮れが二人のふういんきを染めあげる・・・
「愛してるよ・・・マナ」
彼女は驚いた顔を見せる
「・・・私も・・・愛してる、カイル」
二人は顔を見合わせる、夕日が二人をてらす
夕日に写る二つの影は唇を合わそうとしていた
「おとうさ〜ん!おかあさ〜ん!」
子供の声が二人を邪魔した
「あちゃ〜・・・」
「ふふふ♪なに!?カイト?」
「一緒に遊ぼうよ!鬼ごっこ鬼ごっこ!」
「いいよ!、行こ!カイル」
マナはカイルの手をひっぱる
「ああ、わかったよ」
そして二人は子供達の元へ走っていった
綺麗な夕日が町を照らしていた
278 名前:
病めない雨その後:ラグナ編
:2010/12/15(水) 06:03:42 ID:gZco1dzQ0
229 名前:病めない雨その後:ラグナ編:2010/08/12(木) 18:21:52 ID:BvRj0/eR0
「え?嘘?」
帰った日は晴れてたのに、今日また雨が降り始めた
「う〜ん、今日は家でのんびりすごすかな」
しばらくして・・・
「トントン」
来た・・・やつが来た
「おじゃましま〜す」
「あ、ミストさん。お怪我は大丈夫ですか?」
(何しに来たんだこの淫魔モドキが!)
「あら心配してくれるんですか?」
(違うな!怪我をしたか確認しただけだ!)
彼女は俺にとってのゆういつの天敵、ラブ度を10にしてからその狂乱とも
言える愛に悩まれ続けている
最初はまさか彼女がこんなに愛に病む性格だとは思わなかった
ラブ度を下げようとしても下がらない
日々繰り返されるストーカー行為、俺が彼女を作るとその彼女は夜、謎の鬱に
悩まされ必ず別れを切り出される
暴力で突き放す事はできない、他の方法を試しても俺の身が危険にさらされるだけ
スキさえあれば淫らな事をする
いっけん羨ましい事に思えるかもしれない、しかし彼女は男の精を喰らい尽くす
淫魔とも思われるその地獄の性行為
彼女はまさに悪魔・・・悪魔の存在なのだ
「とりあえず、ミルクでも・・・そこに座ってください」
「あら、ありがとうございます」
事実2週間前の雨の日は地獄だった・・・
俺はミストから逃げるために旅に出たと言っても過言ではない
「どうぞ」
そう言って彼女にミルクをさしだす
「すみません〜」
ふと彼女の胸に目が行く
なんと服がはだけて乳首が丸見えなのだ!
「そ・・・その」
ふとあの日を思い出す・・・
恐怖と恥ずかしさが混ざった変な気持ちになる
「ん?なんですか?」
彼女はいやらしい瞳でこっちをみつめてくる・・・
やはり・・・わざとか!?
279 名前:
病めない雨その後:ラグナ編
:2010/12/15(水) 06:04:09 ID:gZco1dzQ0
230 名前:病めない雨その後:ラグナ編:2010/08/12(木) 18:39:25 ID:BvRj0/eR0
「あの・・・その・・・ミストさん」
「私が・・・どうかしましたか?」
彼女は席を立ち、こちらに近づいてくる
俺は後ずさりする
「え、えっと・・・胸が・・・」
「胸が・・・なんですか?」
彼女はいやらしい足取りで近づいてくる
誘ってる・・・俺を誘って堕とそうとしている
「えっと・・・すいません!急用を思い出しました!」
そう言って俺はミストから逃げるようにして家を出た・・・いや、逃げたのだ
「あら・・・」
その場に取り残されたミスト
指をミルクにつけて、それを舌で舐める・・・
「ふふ・・・逃がしませんよ」
「逃げろ!逃げるんだ!遠くへ!」
俺は走っていた・・・またあの地獄を味わうのは嫌だ
「そうだ!あの洞窟!」
三人で過ごしたあの洞窟!あそこなら安全だ!
彼は必死で走った・・・あの悪魔から逃げるために・・・
「はぁはぁ・・・」
彼は丸一日走り続けた、ただ彼女から逃げるために・・・
「あはは!着いた!」
彼は洞窟についた、安堵の息を漏らし中にある岩に腰かけた
「これでやっと・・・」
「見つけましたよ・・・」
「!!」
この声・・・聞いただけでゾッとする恐ろしくも美しい声
「言ったじゃないですか・・・」
彼は洞窟の奥の暗闇を見つめた
「・・・逃がさないって」
[そこには悪魔がいた]
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
洞窟に叫び声が響いた。
それは雨の日の出来事だった・・・
280 名前:
世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー
:2010/12/15(水) 06:05:15 ID:gZco1dzQ0
243 名前:世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー:2010/08/13(金) 23:06:43 ID:snwKOVhP0
「んん・・・」
いつもと変わらない朝を迎える、いつもと変わらない[はず]の朝を迎える
「いい朝だな・・・」
いつもと変わらない朝日を浴びる、いつもと変わらない[はず]の朝日を浴びる
「ん?」
だが今日の彼は違った、きょうはいつもとは違う彼がそこにいた
「なな・・・なんですか!?これは!??」
彼はでかいベッドの上にいた、いつもと変わらない[はず]のベッド
「ううん・・・」
「わぁ!?」
となりでばかでかい何かが転がる、マイスは潰されそうになる
「トゥトゥトゥ・・・トゥーナ!?」
そこには自分の体の何十倍も大きい巨人がいた
「ううん・・・マイス?」
彼女は巨大な体を起こす
ベッドが大きく揺れてその上でマイスは派手にはねる
「わわわわぁ!!」
「・・・畑かな」
トゥーナはベッドから腰をおろし、立って背伸びをする
「トゥーナ!トゥーナ!」
マイスの小さくなった声は彼女には届かない
トゥーナは背伸びをする
「んんん〜〜〜〜!」
「ぬあ・・・!」
その声が重低音のばかでかい音となりマイスの耳を襲う
マイスは耳をふさぐ
「マイスゥ〜」
トゥーナはベッドを離れていく
「トゥ・・・トゥーナ!」
マイスはベッドの上を走る、やわらかくて足を取られうまく走れない
「くそ・・・おおりゃ!」
マイスは素手のままアクセルディザスターをくり出して宙を舞う
そして
「よし!」
トゥーナの赤い髪につかまった
「きゃ!?」
トゥーナは髪に違和感を感じて、それをはがそうとする
「うわ!うわぁ!」
髪が暴れ、マイスはあちこちに飛び回る
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
髪から手を離してしまい、マイスは落っこちる
すぽ!
「いてて・・・」
うまくトゥーナの服のポッケの中に落っこち、おさまった
「うん・・・?」
周りを見て気づく、すべてがでかい
「もしかして僕・・・小さくなっちゃった!?」
281 名前:
世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー
:2010/12/15(水) 06:05:43 ID:gZco1dzQ0
244 名前:世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー:2010/08/13(金) 23:45:15 ID:snwKOVhP0
「あら、トゥーナ!こんばんわ♪(おはよう)」
「おはよう・・・マイス見なかった?」
「ううん・・・見てないけど・・・」
「僕ならここだよ〜!」
アリぐらいの大きさの生物の声が人間に届く訳がなかった
「なに?トゥーナ・・・昨日もやったの?」
「やったって?」
「それは・・・あれよ・・・(言える訳ないじゃない)」
マイスは上に登ろうとポッケから身をのりだすが・・・
「うわ!わ!」
落っこちてしまった
「・・・うん、やった」
「え!?」
「ええ!?」
「おりゃ!」
マイスはウォーターレーザーを地面に向けて繰り出し落っこちるスピードを和らげる
「昨日も一緒に・・・リングを作った」
トゥーナが顔を少し赤く染めて言う
「あ・・・なんだ・・・そっち(つまらないの)」
「え?・・・違った?」
「えい!」
マイスが地面にうまく着地を決める
「待たせたな!」
どこかで聞いたことがあるようなキメ台詞を言う
「でも、夫婦どうしだしやってあたりまえでしょ?なんでそんなに落ち着けるのかしら?(慌てる)」
「それはそうだけど・・・ソフィアも動揺してた(ええ!?って感じで)」
「う・・・それはそうだけれども」
「・・・?」
マイスは三人を見上げる
「あ・・・」
ソフィアのスカートの中が見えた
大人びた紫色が見える・・・
「な!なに見てるんですか!」
自分で自分を我に返す
でも・・・セクシーだったな・・・
「じゃなくて!」
とりあえず耳まで登って声を聞いてもらい僕の存在を気づいてもらわないと
「・・・ショータイムだ」
またどこかで聞いた事のある台詞をはき
「おりゃ!」
今度はソフィアのロングスカートに向かってアクセルディザスターを繰り出す
「それで・・・どんなリングを作ったの?」
「・・・これ」
トゥーナは昨日マイスと作ったルビーの指輪を見せる
「まあ!汚いルビーですわね(綺麗)」
「わぁ・・・(本当に綺麗)」
「スピードアップ!」
マイスは瞬なんちゃらという技を繰り出しさらに勢いをつける
「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!」
「よし!」
なんとか服にへばりついた
282 名前:
世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー
:2010/12/15(水) 06:06:23 ID:gZco1dzQ0
245 名前:世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー:2010/08/14(土) 00:17:37 ID:Jp8DMmKB0
ん?服?
気づいたらロングスカートを飛び越してわき腹あたりにへばりついてた
下を見ると地面が遠い
「けっこう飛んだんだ・・・」
マイスは登り始めた
「それ・・・私にくれない?」
「ダメ・・・!」
トゥーナは素早く指輪をひっこめる
「ちぇ・・・(けち)」
「普通はどうでもいい指輪を他の人にはあげないわ(大切な)」
「はいはい・・・(私が悪かったわよ)」
「ぬおおおおおおおおおお!!」
マイスは服の横を走っていた
それは壁を走って登るように・・・
「でも、昨日もって事は・・・一昨日とかにも作った訳よね?」
「・・・うん」
そういうとトゥーナはさらに装飾品を出してみせた
「よし!」
マイスはソフィアの肩にたどり着いた
しかし・・・
「わー・・・(どれも素敵ね)」
「小さなエメラルドね〜(大きな)」
「わわ!わぁ!」
ソフィアが少し前ぞりになったためにバランスを崩し、また落っこちる
「わぁぁぁぁぁぁあああ!」
ずぽ!
「きゃあ!?」
「・・・?」
「どうしたの?」
「いてて・・・ここは?」
そこはまっくらでなにも見えなかった
「おぅわ!?」
突然地面(?)が割れて中に入る
「む、胸に!服の中に虫が!!」
「え〜?服の中に?(しかも胸)」
「・・・大丈夫?」
「むぅ・・・苦しい」
マイスは右左両方からなにか柔らかい物にはさまれて息ができない
「み・・・水?」
しかもベトベトした水かなにかが服に当たり、服がべたついていった
「外・・・外にでなきゃ」
「きゃあ!・・・あ・・・はん」
「ど・・・どうしたの?」
「・・・顔赤い」
「くっそ〜・・・」
マイスが服の中・・・胸の中で暴れる
「やあん!・・・」
「大丈夫?(病院行った方がいいんじゃない?)」
「・・・」
暴れる時々に乳首に当たりソフィアになんとも言えない快感を与える
「うわ!?うわぁ!!」
胸の最下部に来てそのまま落っこちた
「はぁ・・・はぁ・・・」
「顔が赤いわよ?息も荒いし・・・」
「病院急いで行った方がいい」
283 名前:
世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー
:2010/12/15(水) 06:08:18 ID:gZco1dzQ0
246 名前:世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー:2010/08/14(土) 00:52:50 ID:Jp8DMmKB0
ずぽ!
「んむ!んむ!」
なにかとなにかの間にひっかかりもがく、そして
「あわ!」
そのまま落っこちた
「今度はどこだ・・・?」
なにやら今度もさっきみたいに狭く、きつい場所にいた
ふと、手が割れ目に触れた
「ひゃあ!!!」
「どうしたの?」
「今度は・・・アソコ・・・アソコにぃ!」
「あそこ・・・?」
ソフィアはアソコを手で押さえた
「わぁ!」
外からなにかが押して来てその割れ目の中に無理やり入いらせられた
「きゃぁん!!あ・・・ぁ・・・ああん!」
ソフィアは膝から崩れ落ち、前かがみになる
口からはよだれを垂らし、目はトロンとして、すでに報幸な顔をしていた
「な・・・なんですか?ここは」
そこは異様な匂いが漂い、ベタついた液体があちこちに溢れ
左右の壁がマイスをきつく締め上げてきていた
「苦しい・・・外に・・・外に・・・」
マイスがその中で暴れる
「ああん!ああ!ふぅん!」
「ちょっと!?本当に大丈夫?(まじでヤバイんじゃないの?)」
「早く・・・病院に・・・」
「こうなったら・・・アクセルディザスタで・・・」
マイスは技をくりだすが・・・
壁がきつく締め上げてその場で回転することしかできなかった
回転するたびに手になにか硬い物が当たった
「きゃはぁん!くぅん!ああ!・・・ダメ・・・!きゅぅうん!あはぁん!」
「トゥーナ、マージョリーさんを呼んできて」
「・・・わかった」
「もう・・・だめだ・・・」
意識が遠くなる・・・異様な匂いやベタつく液体でただでさえ息苦しいのに
手が何かに触れるたびに壁の締め付けは強くなってくる・・・
マイスの体はその柔らかくも硬い壁に完全に閉じこまり密封されてしまった
284 名前:
世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー
:2010/12/15(水) 06:09:11 ID:gZco1dzQ0
247 名前:世にも奇妙な物語:ミニマムストーリー:2010/08/14(土) 00:53:35 ID:Jp8DMmKB0
手がまた何かに触れた・・・
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああんんんんん!!!!!」
壁の締りがさらに強くなった・・・すると奥から液体の濁流が押し寄せてきた
「わぁぁぁ!!」
その液体と共に外にでた・・・マイスは何かにまたはさまり、しかしまた落下した
「はぁ・・・はぁ・・・」
ソフィアは口から舌を出し完全に伸びていた
「ソフィア・・・もう少しだから」
「ああ・・・あ」
マイスは地面に落っこちる
意識が遠くなっていく
「大丈夫かい!?ソフィアちゃん?」
「ソフィア・・・立てる?」
ソフィアはトゥーナとカリンに両腕を肩に乗せられ、そのままおぼつかない足どりで病院に向かう
「待って・・・待ってくれ・・・」
四人の姿が遠くなる・・・さし伸ばす手がぼやけて見える・・・
「ああ・・・ぁ」
そのまま気を失った・・・
「は!?」
マイスは目を覚まし飛び上がる
「ここは?」
ここはベッドの上だった
「ゆ・・・夢か・・・」
いや・・・
「ううん・・・」
「え?」
夢ではなかった
「嘘・・・だ」
隣をみる・・・
「う〜ん・・・」
そこには赤い髪の巨人がいた
285 名前:
キャンディパリンパリン際
:2010/12/15(水) 06:10:11 ID:gZco1dzQ0
252 名前:キャンディパリンパリン際:2010/08/15(日) 00:16:36 ID:e74/Zc0r0
「お邪魔しますで〜す」
突然元気な挨拶と共に赤いオレンジ色の服をまとったかわいらしい女の子が入ってきた
「あら、キャンディちゃん、おはよう」
「おはようございます」
ペコっとその娘は礼儀正しくお辞儀をする
「どうしたんだい?うちになんか来て」
「実は聞きたい事があるんです」
「聞きたい事?」
「はい♪」
かわいらしい笑顔で返事を返す
「とりあえず座って、なにか飲むかい?」
「ジュースお願いできますか?」
「大丈夫だよ、今持ってくるね」
そういうと僕は冷蔵庫からオレンジジュースを取り出しキャンディの前にさしだす
「ありがとうございます♪」
キャンディはお辞儀をしてコップを両手で持ちジュースをすする
自分はコーヒーを持ち物からとりだしそれを飲む
「それで?聞きたい事って何?」
「ええとですね・・・」
キャンディは指を口にそえ、思い出すような仕草をとる
「お兄ちゃん」
「うん?」
ラグナはコーヒーを再び口に含む
「・・・童貞ってなんですか?」
ぶっっ!!!
その一言がラグナの口の中のコーヒーをコップの中に勢い良く噴出させた
顔にコーヒーが付く
「ええと・・・キャンディちゃん?今なんて言いました?」
机の上にあったナプキンで顔を拭く
「ええと・・・童貞ってなんですか?」
「・・・」
286 名前:
キャンディパリンパリン際
:2010/12/15(水) 06:10:57 ID:gZco1dzQ0
253 名前:キャンディパリンパリン際:2010/08/15(日) 00:41:59 ID:e74/Zc0r0
聞き間違いじゃなかった・・・
この幼い娘の口から言ってはイケナイ言葉が出てきてしまった
「ええと?その言葉はどこから聞いたのかな?」
「昨日おじいちゃんがステラおばちゃんと一緒にいる時にこそこそ言ってたのを聞いたの」
・・・聞いてはいけない事を聞いてしまった気がする
「そ・・・そうなんだ〜」
「んで!童貞って何?お兄ちゃん?」
きらきらの瞳でこちらを見つめてくる・・・
こんな純粋な娘にこんな事を教えてしまっていいのか?ダメだ!普通はダメだ!
でもこんな瞳されたら・・・
「わくわく!わくわく!」
キャンディはかわいらしい顔でキラキラの視線を向けてくる
うう!俺をそんな目で見ないでくれぇぇぇぇぇぇ!
「童貞っていうのはね・・・」
「はい!」
元気な返事が飛んでくる
「まだ、どんな鍵穴にも入ってない鍵の事を言うんだよ」
「鍵・・・ですか?」
「そう、まだどんな穴にも入ってない鍵の事を童貞っていうんだ」
「ふ〜ん・・・」
よし、うまくごまかせたみたいだ
「でもね、童貞なんて言っちゃいけないよ」
「なんでですか?」
「それは悪い言葉なんだ、純潔の鍵って呼んだ方がいい」
「純潔の鍵・・・」
意味は間違って無いはず・・・だ!
「お兄ちゃんも純潔の鍵を持ってるですか〜?」
「・・・」
ラグナはニコニコした顔から一変して
「ふっ・・・聞かないでくれたまえ」
クールな顔になり、そう答える
「は・・・はい」
キャンディはその豹変ぶりに戸惑い固まる
「じゃ・・・じゃあ、私いきますね」
「うん、また聞きたい事があったらおいで」
「はい♪ジュースありがとうございました!」
最後に頭を下げてドアをしめた
ラグナは笑顔で手を振って見送る
「律儀な娘だな〜」
287 名前:
キャンディパリンパリン際
:2010/12/15(水) 06:11:51 ID:gZco1dzQ0
254 名前:キャンディパリンパリン際:2010/08/15(日) 01:05:49 ID:e74/Zc0r0
しかしそれから2時間後・・・
バタン!
「お兄ちゃん!処女ってなんですか?」
ぶっっ!!!
またキャンディが質問にとんできた
「そ・・・その言葉はどこで聞いたのかな?」
「マルコが叫んでた」
マルコォォォォォォォォォオオオオオオ!!!!!!
そして
「まだどの鍵も入った事の無い鍵穴の事をいうんだ」
「へぇ〜」
今度もうまく誤魔化す
「ありがとうで〜す♪」
「それじゃあね」
しかしそれからまた2時間後
「お兄ちゃん!精○ってどういう意味ですか?」
ぶわほぉ!!!
ミルクを飲んでる時にそれを言うな!!
その次もその次も・・・
「お兄ちゃん!」「お兄ちゃん!」「お兄ちゃ〜ん!」
幼女の淫乱な質問攻めが続く
大半はマルコとカンロさんから聞いた事
なにを、してるんだこいつらは?
そして次の日も・・・
「お兄ちゃん!ヒ○○ダってどういう意味ですか?」
「・・・」
いいかげん噴き出すのにも慣れた
そして次の日も次の日も・・・
幼女の容赦ない質問攻めが飛んでくる
ただその質問一つ一つがラグナの一つの本能を攻撃していた
もともとラグナはかなりのロリコンだった
元から発情していたというのにこんな事を毎日されるのだ
ラグナはすでに限界だった・・・
「お兄ちゃん!性交ってなんですか?」
「・・・男と女がネバネバになる事」
「ネバネバってどういう意味ですか?」
「・・・」
ラグナは震えていた、必死で自分の理性を保った
だが
「ネバネバって・・・どういう意味ですか?」
キャンディがラグナの顔を覗きこむ
視界に広がる幼い女の子の顔・・・
ラグナの何かがプツリと音をたてて切れた
288 名前:
キャンディパリンパリン際
:2010/12/15(水) 06:12:31 ID:gZco1dzQ0
255 名前:キャンディパリンパリン際:2010/08/15(日) 01:36:50 ID:e74/Zc0r0
「じゃあ!体に直接教えてやらぁ!!」
ラグナはキャンディを押し倒した!
「きゃあ!!」
キャンディは床にバタンと倒れこむ
「いてて・・・」
ラグナはその上に馬乗りになる
「お・・・お兄ちゃん?」
そして・・・
「キャンディがいけないんだぞ・・・俺を毎日誘いやがって!」
その瞳には一つの欲望が渦巻いていた
「こうしてやる!!」
ラグナは一つの飴玉をとりだし、その先端をキャンディの頭に・・・
「えい!えい!」
「いた!いた!」
先端の飴玉をキャンディの頭に叩きつけていた
「いたい!いたい!やめてお兄ちゃん!なにしてるの!!いた!」
「なにって・・・キャンディパリンパリン際」
「いたい!やめて!なんでそんな事するの!?」
「何って・・・毎日あんなにかわいい顔で質問攻めしてきて、いじめたくなるのも当たり前だろ」
そう・・・ラグナは我慢できなかった・・・かわいい子をいぢめたくなる欲望に!本能に!
「祭りだ祭りだ〜!」
「いた!いた!・・・もう!えい!」
キャンディはラグナの拘束を解き、素早く逃げた
「あ!こら!祭りの主任がいないと意味ないだろ!」
「べぇ〜っだ!」
キャンディは舌を出しそのまま逃走する
「全く・・・仕方ないなぁ」
ラグナは外にでて工房でひそかに使っていたメガホンを口に当て、叫ぶ
「皆さぁぁぁん!新しい祭りの開催です!」
その声にトランルピアの人達は反応する
「祭り!?」「祭りとな・・・」「新しい祭りなんかできたんだ!」
「えぇ〜、ルールは簡単です。町の中のどこかにいるキャンディの頭にキャンディを当てる」
「そしてそのキャンディが割れたら、もれなくキャンディ100個をプレゼント!」
「おお〜!」「なんか面白そうですね〜」
「参加したい方はキャンディを持って今すぐキャンディを探してください」
「やるやるぅー!」「たまにはハメはずすのもいいかもね!」「よ〜し!キャンディを探せぇー!」
20分後
「わっしょい わっしょい わっしょい」
そこには町全員から追いかけられ何百個ものキャンディを投げつけられているキャンディの姿があった
「な・・・なんでこんな事になってるんですかぁ〜!?」
「わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい」
「逃げるのか!?ウェスカー!!」
「ウェスカーって誰ですかぁ〜!?」
「うぇwうぇwうぇwスカわっしょい わっしょい わっしょい わっしょい」
「もう、うんざりですぅー!!」
このキャンディパリンパリン際は町の伝統的な一つの正式な祭りとして認定されたとさ
[おまけ]
大人が幼い子をいじめるのは法律にもきちんと書かれた立派な犯罪です
絶対にやめましょう
289 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:14:33 ID:gZco1dzQ0
287 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/21(土) 22:59:18 ID:bfXn96cs0
「患者はいねぇかーwwww患者はいねぇかーwwwwwwwwww」
そう言うとマリオンは不気味な笑いをあげながら注射器を片手に突っ込んでくる
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!こっち来んなぁーーーーー!!」
ショコラは全速力でマリオンから逃げる
そんなにぎやか(?)な朝のシアレンスの町、彼女は今日も元気に働く
「それでなー俺、言わなかった訳よ(言った)」
「うん」
「それ、昆布じゃなくてなまこですよってな!」
「あはは(それってかなり傑作)」
雑貨屋で楽しく会話をする二人、店のドアの音がその会話を中断させた
「おじゃましま〜す」
「お、マイス!こんばんわ(こんにちわ)」
「いらっしゃーい」
「こんにちわ♪」
王子風な彼とたれ目のそれでもキリっとした目の彼の挨拶に
金色の髪をたなびかす美女は返事を返した
「カリン、キャベツの種もらえないかなぁ?」
「え〜、めんどくせぇよ・・・自分でとって」
「まじめになまけろよ(働け)」
「ふふ、相変わらずね」
二人の会話を聞いてマイスは上品な笑みをみせる
「・・・はは、冗談だよ(かわいい笑顔見せやがって)」
そう言うとカリンはタンスからキャベツの種をとりだす
「ところでさ、ソフィアはマイスの事どう思ってるの?」
「は!?」
突然の事にソフィアは慌てる
「と・・・突然なんだよ!?」
「いいからいいから」
カリンは楽しそうな顔を見せる、ソフィアはマイスの方を向く
マイスは顔を赤らめて苦笑いを見せている
「え・・・えっと」
「・・・(はは、困ってる困ってる)」
「そ・・・その・・・だな・・・」
ソフィアは顔をうつむかせボソっと言う
「嫌い・・・だけど(好き)」
マイスはそれを聞いて顔をさらに赤らめソフィアと同じように顔を下に向ける
「・・・(なんかつまんねぇ)」
290 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:15:02 ID:gZco1dzQ0
288 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/21(土) 22:59:54 ID:bfXn96cs0
カリンがそう思うと
「俺・・・マイスの事・・・嫌いだ(好き)」
「う・・・うん」
二人はお互いをチラチラと見ながらなおも告白の続きを演じている
「・・・」
イライライライライライライライライライラ
そんな淡いふういんきの二人を見てカリンはイライラする
「おい・・・キャベツ買わんのか」
「あ・・・ああ!ごめんなさい!」
マイスはお金を取り出しそれをカリンの渡してキャベツを受け取ろうとする
「俺だって・・・好きなんだぜ・・・?」
カリンがソフィアが言った時以上に小さい声で、そういいはなつ
「え・・・?」
聞こえなかったようだ
「なんでもねぇよ(告白する時はまだ早いよな・・・)」
キャベツの種を手渡す
「あ、ありがとう!それじゃあ私、行くね!」
「ああ、また来いよ」
彼女は小走りで店を出て行った
「・・・えぇっとな・・・つまり」
「おい(まだやってんのか?こいつ)」
「お・・俺と」
「おい!」
「お・・・俺と!!」
「おい!!」
その声に彼はハッっとなる
「え!?マ・・・マイスは!?」
「もう行ったぞ・・・」
「ま・・まじか!?(嘘だ!)」
「・・・(この場合はどっちの意味も合ってるな)」
291 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:22:44 ID:gZco1dzQ0
296 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/22(日) 23:20:01 ID:tHb5E6vR0
「はぁ〜ドキドキした」
店で受けた突然の告白
(まだ胸がドキドキ言ってる・・・)
マイスは胸に手を置き、目をつぶってその鼓動を感じる
「あ!あぶなぁぁぁい!!」
「え!?」
大きな声に目を開き、そこを見ると
注射を持ったマリオンとそれに追いかけられてるショコラが猛スピードで突っ込んでこようとしていた
「マ!マイスどいてぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「きゃ!きゃぁぁぁぁああああああ!!」
「お前も患者にならりょれやぁぁあああああwwwwwwwwww」
間に合わない、間に合うはずがなかった
ぶつかる!!と思ったその時だ
ふわっと体が浮いた
「・・・え?」
目を開けるとそこには赤い髪の美少年
トゥーナがマイスをお姫様抱っこで抱え持ち上げていた
スタっとトゥーナが着地を決めてマイスを下ろす
「・・・大丈夫か?」
「う、うん。ありがとう」
見るとショコラ達はすでに遠くで鬼ごっこをしていた
「まてやゴルァwwwおとなしく実験させろやオイwwww」
「ほ・・・本音言いやがった!?」
推測をすればぶつかる直前に飛び出して助け出してくれたのだろう
「・・・怪我は無いか?」
体を見てもどこにも怪我はしていなかった
「平気・・・かな」
「そうか・・・よかった」
ツ!!
突然トゥーナが足を崩し膝を地面につける
「だ、だいじょうぶ!?どうしたの?」
「いてぇ・・・」
見ると足を怪我している、レベル高のマイスですら避けられないスピードだったのだ
飛び出した時に足をぶつけたのだろう
292 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:23:15 ID:gZco1dzQ0
297 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/22(日) 23:32:22 ID:tHb5E6vR0
「平気だ・・・ただの打撲だ」
そういうとトゥーナは立ち上がろうとする
「立ち上がらないで!」
マイスはそれを止める
「だけど・・・ガジの手伝いがある」
「駄目!打撲をうけて下手に動くとさらにひどくなる!」
「・・・」
「座って、治療するから」
マージョリーから教えてもらった治療法をやれば治るだろう
トゥーナが座るとマイスは治療を開始した
痛みをやわらげる薬を塗り金色のモコ毛でできた包帯を巻きつける
「・・・ありがとう」
「何言ってるのよ、私だってさっき助けられたし」
マイスは顔を上げトゥーナに礼をいう
「ありがとうね」
笑顔をみせるとトゥーナは少し顔を赤くして目をそらす
「はい!おしまい!」
最後に棒で足を固定して治療を終える
「・・・なぁ、マイス」
「ん?なに?」
二人が立ち上がるとトゥーナは近寄ってきて・・・
「!?」
トゥーナが抱いて来た
トゥーナの胸の中にマイスの顔が埋もれる
「トゥ・・・トゥーナ?」
「・・・」
トゥーナの胸の中に顔を埋める
がたいがいい体に男の人のいい匂いがする
「は・・・はずかしいよ・・・」
マイスは顔を赤らめ、そう言う
するとトゥーナが優しく離してくれた
「・・・この前、俺をからかった仕返しだ」
「え?私そんな事したっけ・・・?」
マイスがそう言うとトゥーナはアハハと笑って答えようとしなかった
「それじゃ・・・ガジの手伝いがあるから」
「う・・・うん」
トゥーナは片手を上げマイスに背中を見せる
そしてそのまま遠くへ消えていった
(う・・・またドキドキしてる)
突然の事にマイスは2度目の心の鼓動を感じる
(・・・2度も不意打ちくらっちゃったな)
293 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:23:55 ID:gZco1dzQ0
313 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/25(水) 02:21:58 ID:he//hqJE0
「おじゃましま〜す」
「お、マイスはんじゃないか」
旅館の戸ビラ?という物を開けて中に入ると侍?という感じをした美少年が声をかけてくる
「さくやさん、こんにちわ」
「相変わらず綺麗な髪をしとるの〜」
そういうと彼が近寄ってくる
「どうや?モコ毛5000$で・・・」
「お断りします♪」
笑顔できっぱりと断る
「むぅ、つれないのぉ」
「そういう問題じゃありません」
さすがに少しイラっときたので少し怒り顔でそう言い返す
「冗談やて、そう怖い顔せんといてや」
さくやは一歩さがる
「ああ!マイスちゃんだぁ!」
階段の上から元気いっぱいな声が聞こえてくる
みると露出度が高い服をかっこよく着こなすかわいい美少年がいた
「マイスちゃんおはよぉーう!」
「いや、もうこんにちわやで」
「こんにちわと言えばイカメシだね」
「昼食にはまだはやいで」
「ふふふふ」
そんな二人の漫才じみたやりとりが面白くてマイスは笑顔をうかべる
「マイスちゃんの笑った顔ってやっぱかわいいね♪」
「え・・・」
「な!ペルシャ」
「僕、マイスちゃんの笑顔好きだよ」
ペルシャはマイス以上のキラキラした笑顔でそう言う
「あ、ありがとう」
「どういたしまして♪」
ペルシャは笑顔、さくやは恥ずかしいようなムっとした顔、マイスは照れ顔
それぞれ違う顔をする
294 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:24:27 ID:gZco1dzQ0
314 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/25(水) 02:45:03 ID:he//hqJE0
「・・・で、で今日はどういう御用で?」
「え・・・ああ、お風呂に入ろうかなっと思って」
「おお!お風呂だね!ちょっと待ってて!今イカ持ってくるから!」
「なんでやねん」
さくやのつっこみを無視してペルシャはピューと二階へまた上がっていった
「ああ・・・行ってもうた」
「ペルシャらしいね」
「ははは!そうやな」
「そんでお風呂やろ?ペルシャが戻らんうちにさっさと入った方がいいで」
「はは、そうですね。これお金」
マイスがお金をとりだす
「うぬ、まいど」
さくやはそれを受け取る
「それじゃ、行ってくるね」
「・・・」
「・・・ん?」
さくやがマイスの顔を見つめてきた
「ど、どうしたの?」
「綺麗な瞳してるよな・・・」
「え?」
「え?・・・ああ!いや、なんでもあらへん」
「う・・・うん・・・それじゃ」
マイスは半ば逃げ足で女湯へむかった
「・・・本当に綺麗な髪を瞳をしているよな」
一人とり残されたさくやがそうボソっという
「なにがぁ〜?」
「え・・・?」
隣を見るとペルシャの顔が視界にドンとひろがってきた
「うわ!?いつのまに!?」
「えぇ?さっきからいたよ」
「ほんまに?」
「うん、それよりマイスちゃんは?」
ペルシャはキョロキョロと辺りを探す
「もうお風呂に入っていったで」
「えぇ〜」
ペルシャは不安な顔をみせる
「じゃあ!イカ届けてくる!」
「!!?」
ペルシャが女湯へ向かおうとする
「あかん!!!」
さくやがそれを止める
「なんで止めるの?」
「おぬし男やろう!殿方が女湯にはいれるか!」
「いつも入ってるよ?」
「掃除の時とこういう時は場合がちゃうやろ!」
「う〜ん、そうかー」
ペルシャが行こうとする足を止める
「ほな、今は接客時やさかい。仕事に戻るで」
「うん!わかった!」
ペルシャとさくやはそれぞれの持ち場へと着く
宿屋の戸が開く
「ようこそおいでやした!」「いらっしゃーい!」
二人の仕事が始まる
295 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:24:56 ID:gZco1dzQ0
319 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/25(水) 23:24:00 ID:he//hqJE0
「いい湯だな〜フフフン♪」
バスタオルで胸元から下半身を隠し、鼻歌を歌いながらマイスは足を湯につける
「うん、気持ちいい温度ね」
そのままゆっくりと体を温泉に沈めていく
「あら?マイスじゃない」
「お?」
声のした方を見る
ゆげの奥から影が近づいてきた
「あ!ガジさんじゃないですか!」
「こんにちワ」
背中まである黒色の綺麗な長い髪を湯に浮かせる、銀色の綺麗な片目
ちょっと大人びた、しかし歳はたいして変わらない美少女。
「あれ?店は大丈夫なんですか?」
「うん、今はトゥーナが全部やってくれてるかラ」
「任せちゃって平気なんですか?」
「最初は手伝うって言ってくれただけなんだけどネ、たまには休んで湯につかってこいって」
「ガジさんいつも鉄打ちばっかですもんね」
ガジは「あら」っという顔をする
「そんな事ないわヨ、他の事もちゃんとしてるワ」
「たとえばどんな事ですか?接客とか材料集め以外で」
ガジは「え」っという表情を見せた後、考えこんでしまった
「う〜ん・・・そうね〜」
手を胸の前に組み目を閉じる
本当に考えこんでしまった
(それにしてもデカイ胸をしてるなぁ〜)
マイスは豊富なガジの胸を見て自分のと比べる
マイスも無いという訳ではないが、ガジと比べると劣る
(どうしたらこんなに大きくなるんだろ・・・?)
マイスも考えこんでしまった
「う〜ん・・・駄目ネ、思いつかないワ」
ジーーーーーーー
目を開けマイスを見るとどこか一点を見つめている
「?」
その視線をたどると・・・
「ああ・・・なるほどネ」
それに感づいたガジは右手をそ〜っとマイスの胸にちかづける・・・
そして
296 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:25:29 ID:gZco1dzQ0
320 名前:ルンファ3性転回物語:2010/08/25(水) 23:53:04 ID:he//hqJE0
「えい」
「シュワット!!?」
マイスのそれをもんだ、マイスは変な声をあげる
「な!なにするんですか!?」
「アハハ!変な声」
マイスはガジから慌てて逃げる
「もう、そんな事するなんて・・・エリザさんがガッカリしますよ!?」
「そ・・・その名前は出さないでヨ・・・」
ガジは湯に使って赤くしていた顔をさらに赤くし、顔を下にむける
「ふぅ・・・」
湯船から上がり、覗き防止の柵に腰をかけ体を休む
「や・・・やめろ・・・よ」
「ん?」
隣から声が聞こえた
マイスはおもわず耳を柵につけた
「それは男の子がする事ヨ」
「アハハ・・・」
たしかにそうかもとマイスは苦笑いをする
「無理だ今さら・・・もう薬の効果が全身をまわっちまってるからな」
え?薬?
「それにお前もそうだろう・・・?俺とヤりたくて体がうずいてんじゃないのか?」
や・・・やる?
「そ・・・そんな事・・・あ!」
な・・・なにこの状況は?
「隠すなよ・・・体は正直だぜ?ほら・・・こんなに大きくなってる」
「あ・・・あ・・・やめて・・・よ」
え・・・これってもしかして
「俺もこんなに大きくなってきちまった・・・」
「う・・・あ・・・」
マイスは顔を赤くする
「薬が効いてきただろ・・・?正直に言えよ」
「や・・・ああ・・・」
「言わないとヤらしてやんないぜ?」
「ああ・・・止め・・・止めないで・・・」
マイスは顔がオーバーヒートしてしまいそうだった
しかし興味心からか聞くのをやめられなかった
「ほら・・・言えよ・・・あなたとヤりたいです・・・って」
「うあぁん・・・あ・・・あなたと・・・あなたと・・・」
「どうしたの?すごい顔赤いわヨ?」
「・・・」
マイスは湯に真っ赤な顔を沈める
「大丈夫?もう上がった方がいいんじゃない?」
「だ・・・大丈夫・・・でつ」
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
声にならない声が隣の湯から響く
「え?・・・何?いまの?・・・ショコラ君とマリオン君?」
「・・・」
マイスは顔が噴火しそうだった
297 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:30:33 ID:gZco1dzQ0
330 名前:ルンファ3性転換物語:2010/08/29(日) 20:41:08 ID:PXprogl/0
「さっぱりしたぁ〜」
宿屋から出てマイスはホッっと一息つく
(ほら・・・言えよ・・・あなたとヤりたいですって)
「・・・」
マイスはあのできことを思い出す
またまた顔が赤くなる
「あ・・・あの事は、忘れましょう」
「あ!お姉ちゃんだ!」
うしろから幼い男の子の声が聞こえる
「お姉ちゃ〜ん!」
振り向くとオレンジショートカットヘアのかわいらしい男の子が
こっちに向かって走ってくる
「モニカちゃん!」
「も〜!ちゃんづけはやめてよ!」
男の割にはかわいらしい可憐な乙女のような顔をしているため
周りからはいつも「ちゃん」づけで呼ばれている
「こんにちわ、マイスさん」
走って来たモニカの後ろから美声が聞こえた
透き通るような男性としては高く美しい声、陽に照らされ黄色に輝く美しい髪を揺らし
花か香水かのいい香りがただよう・・・
「こんにちわ、シアさん」
「はは、いい匂いだね。温泉に入ったばっかりかな?」
え?私がいい匂い?
シアから漂う花の香りでそんな事はわからない
「う〜ん、そうですね。お風呂に入ったばっかりです」
「じゃあ、今日は香水はいらないね」
「えぇ!?」
シアに出会うたびに香水をつけてもらっていた
もともと香水をつけてもらう事じたい贅沢でずうずうしい事なのだが
つけてもらえないとなると、なんかこう・・・
「う〜、もやもやするなぁ」
「ハハハハ」
もじもじとした態度をとると彼はマイスの金色の髪に突然触れる
「え?なに?」
「こんな綺麗な髪してて」
「ぅぇ?」
その手が頬に移動する
「こんな綺麗な瞳もしてる」
シアの瞳がマイスの瞳を見つめる
マイスはこれで何度目かわからない、また顔を赤くする
「マイス・・・」
「う・・・うん」
心地いい風が吹く、シアはマイスの頬から手を離す
目を閉じ何も言わなくなった
それから数秒の時間がすぎる
風は止み、シアの目が開く
さっきよりも美しい瞳がマイスの瞳を見つめる
「好きです、マイスさん」
298 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:31:11 ID:gZco1dzQ0
331 名前:ルンファ3性転換物語:2010/08/29(日) 21:02:40 ID:PXprogl/0
時間が止まった
マイスの心臓の音が高くなっていく
ドクン、ドクンと
これで何度目だろうか?
数ある人にドキッとさせられた
今はこのシアさんに
私の心は動揺を隠すために無理に平常さを保とうとする
「クス、突然なんですか?もうあの時っきりじゃないんですか、言うの?」
「フフ、そうだね。でもマイスちゃんがとってもかわいかったから」
そう言って彼はニコっと笑った
「あ・・・ありがとう」
「・・・」
再び沈黙が訪れた
しかし突然マイスのスカートがめくれ、その沈黙を打ち壊した
「・・・え?」
「・・・!!!?」
純白な白、その上にかわいいらしい小さなリボンが付いてた
「うー!お兄ちゃんとお姉ちゃんばかりずるい!」
モニカがスカートの中から現れる
「モモモモモモ!!モニカチャンクン!?」
「・・・カっー//////」
マイスは慌てふためき
シアは顔を片手で隠す
「僕だってマイスお姉ちゃんの事好きだもん!!」
モニカはマイスに抱きつきじゃれる
「見見・・・見ました?」
マイスがシアに訪ねる
「・・・/////」
シアは顔を片手で隠し、片手で「ゴメン」のポーズをとる
「カァァァァァァァ」
平常心なんか・・・保ってられるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!
マイスは逃走した
「お、お姉ちゃん!?」
「・・・ハハハ」
299 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:32:03 ID:gZco1dzQ0
332 名前:ルンファ3性転換物語:2010/08/29(日) 21:18:30 ID:PXprogl/0
「はぁ〜」
今日は大変な一日だった
色んな人に心を揺らされた
「でも・・・」
でもあの人だけは違った、あの人だけは
「奪われちゃったな・・・」
私は気づく
胸に残るこの想い
どんなに心を揺らされても
私のこの気持ちは変わらなかった
・・・告白しよう
明日・・・あの人に
「気持ちを・・・伝えよう」
街はずれの花畑、そこの真ん中に立つ少女
風で花ふぶきが舞う
それが渦を描き、その少女の周りを飛ぶ
手をさしのばす
その手に一つの花びらが落ちる
無数ある花の中のたった一つの花びら
私は明日
無数ある出会いから、たった一つの幸せに出会う
300 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:34:46 ID:gZco1dzQ0
401 名前:ルンファ3性転換物語:2010/09/03(金) 23:07:21 ID:f5sJQpeR0
「うう・・・、雨だ」
大事なことを行う日に限って悪天候になる
告白しようと決めた直後にこれだ
「でも、決めた事だし。言わなくちゃ」
マイスはどしゃ降りの雨の中、外に飛び出して鍛冶屋に向かった
「雨ね〜お客さん来るかしラ?」
「・・・来なくても、仕事はちゃんとやろう」
「フフフ、わかってるわヨ」
ガジは溶鉱炉に、トゥーナは接客席へ向かう
わずかな時間もたたない内に、鍛冶屋の扉が開かれる
「お邪魔しま〜す」
入ってきたのはマイスだった
「あら、いらっしゃい」
「こんにちわ、ガジさん」
マイスはガジに挨拶をし終えた後、トゥーナの方を向く
「トゥーナ、どこかに遊びに行かない?」
「え?」
トゥーナは驚き困った顔をする
「だが・・・店が」
トゥーナはガジの方を向く
「私は大丈夫ヨ。どうせ雨で客も少ないだろうし」
「・・・ありがとう」
「すみません!ありがとうございます!」
ガジに断りをもらって、トゥーナはマイスの所へ駆け寄る
「いってらっしゃ〜い」
「ごめんね、突然・・・」
「ううん、気にしてない・・・」
「むしろ・・・嬉しいよ」
「う、うん・・・」
トゥーナの顔を見る
(私は今日、トゥーナに・・・)
そう考えると胸がドキドキする
「よかったら・・・」
「え?」
「よかったら・・・星降りの砂漠に行かないか?」
「あ、うん・・・いいよ」
星降りの砂漠
プロポーズ場所としては・・・まあ大丈夫だろう
「傘・・・どうした?」
「え?・・・あ!」
急いで来たので傘を持ってくるのを忘れていた
「だからずぶ濡れだった・・・」
「ハハハ・・・ごめんなさい」
「・・・」
トゥーナは傘を取り出し、開く
「はいるか?」
「え・・・あ・・・うん」
マイスはトゥーナの傘の中に入る
愛相がさだ
「ありがと」
「・・・」
トゥーナは黙ったまま笑顔を返す
301 名前:
ルンファ3性転回物語
:2010/12/15(水) 06:35:33 ID:gZco1dzQ0
402 名前:ルンファ3性転換物語:2010/09/03(金) 23:35:39 ID:f5sJQpeR0
二人で雨道を進む
二人で傘に入ってるのに、雨粒が服にあまりかからなかった
傘はそれ程大きくない。見るとトゥーナの方が濡れていた
傘をこっち寄りにさしてくれていたのだ
「肩、大丈夫?」
「・・・気にするな」
(そう言われても・・・)
・・・
あ!いい事を思いついた
「ギュ!」
マイスはトゥーナの腕に自分の腕を絡ませる
トゥーナの体に自分の体を密着させ二人でも傘に入れるくらいに面積を小さくする
「え・・・ちょ・・・と」
「こうすれば、二人でも傘の中に入れるでしょ♪」
「・・・」
トゥーナは頬を赤くする
それがなんともかわいいらしかった
「・・・」
「にぎっ!」
「!!」
突然トゥーナが組んでいた腕を引っ張り
私はトゥーナにさらに密着する形となった
「ちょ・・・と」
「もうちょっと密着させないと・・・傘の中に入れ切れない」
「でも・・・これは」
「・・・嫌か?」
そうじゃない、むしろ嬉しいけど・・・
「恥ずかしい・・・よ」
「ハハハ、かわいいな」
その言葉でさらに恥ずかしさを増す
「・・・もう」
「・・・」
トゥーナは笑顔を見せたまま黙って歩く
・・・よく見るとトゥーナの腕が自分の胸と胸の間にはまっていた
「すごい」
そこは砂漠の地平線が見える絶景の風景だった
「どこまで行っても砂漠の風景だね」
「・・・いったいどこまで続いてんだろう?」
雨が降り、雲で遠くはぼやけて、あまり見えないが全部見渡しても迫力のある砂の山だった
「もしかしたら、世界の果てまでかも」
「だったら・・・」
「ん?」
トゥーナの顔を見る
「僕らは・・・一緒に世界の果てと同じ景色を見てる事になるのかな。」
「え」
トゥーナも私の顔を見てくれた
「・・・うん、そうかも・・・ね」
再び砂漠の方を向く
「休んで・・・いこうか」
「・・・うん」
「なぁ・・・マイス」
「うん?何?」
「結婚って考えた事・・・あるか?」
「え!?」
予想外の質問に慌てる
しかも結婚の事を聞かれた。プロポーズを考えた日に
マイスの顔が赤くなる
トゥーナも同様に顔を赤くした
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