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■ 牧場物語・ルーンファクトリー小説保管スレッド Part1

1 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/11(金) 12:38:29 ID:LfAy+aOs
「牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ」の方に投稿された小説を保管するスレッドです。
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/

基本的に小説のみを保管するスレッドですので、雑談・新規小説投稿などは上記のスレッドにてお願い致します。

こちらは新牧場物語(主にルーンファクトリー)系を保存するスレッドです。本家牧場物語のエロパロ小説の保管は以下のスレッドで行って下さい。
※見易く&回覧しやすくするために分けています。
※小説のまとめを行うときは名前部分に小説のタイトルを入れると後で見易いです。

【牧場物語エロパロ小説保管スレッドPart1】
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1261283314/l50

68 名前:トーイ×ディア:2009/12/13(日) 21:50:15 ID:kh1UIBdU
360 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:39:00 ID:YEasRRUS
昨日の夕方のつもりがいろいろ立て込んでいてできませんでした、これからトーイ×ディア投下します
あといつの間に俺の名前『ほのぼのレイプ』になったのw

361 名前:トーイ×ディア1[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:40:06 ID:YEasRRUS
「……そうかい、変なことに巻き込まれるのもお爺さんそっくりだねえ……」
とマーサは笑いながら遠い目をした。
「ええ……それで」
「わかっていますよ、ただディアさまも初めてだから……」
「はい、優しくするつもりです」
それを聞くとマーサは頷き
「それなら任せられるわね、じゃあジーナと外出するわ。ディアさまをよろしく頼むわね?」
とマーサは軽く頭を下げたあとジーナを呼び、別荘をあとにした。
残されたトーイはにやりと笑みを浮かべて二階への階段を歩き始めた……

362 名前:トーイ×ディア2[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:41:16 ID:YEasRRUS
扉を開けるとベッドに腰かけていたディアは立ち上がり
「トーイさん……どうしました?」
とたずねる。実は一度トーイは昼間に別荘を訪れていた。
「……トーイさん?」
無言のままのトーイを見てディアは疑問を覚えた。
彼が家に来てくれることは彼女にとって嬉しく感じるものだ、だが今回は様子がおかしいのだ。
思わずあとずさりするとトーイはディアの両手を掴み彼女をベッドに押し倒した。
「トーイさんっ!?いったい何をっ!?」
暴れて抵抗するもトーイの力は強くディアの腕力ではどうにもならなかった。
「ばあやっ!ジーナ!助けっ」
「いいんですか?こんなところを見られても……」
とトーイは耳元で囁くとびくりとディアは硬直する。
「……さっきまでディアは何をしていたのかな?」
と問いかけるとディアは顔を赤くしてうつむいた。
「……気づいて……らしたのですか?」
ディアはきゅっと足を閉じる。
「この部屋……換気してないでしょ?オナニーしたあとは換気しないと匂いでバレますよ」
オナニー、と単語を出した時にディアは真っ赤になった。
「お、お願いします、ジーナには、ジーナには言わないで」
「…なんでもしますか?」
ディアはこくりと頷いた

69 名前:トーイ×ディア:2009/12/13(日) 21:50:36 ID:kh1UIBdU
363 名前:トーイ×ディア3[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:42:23 ID:YEasRRUS
「全裸になってください」
「……え?」
ディアは考えてもいなかった答えに驚く。
「それとも……脱がされたいですか?」
「い、いえ……その……」
ぷち、ぷち、と彼女の服のボタンを外していく。ディアはその手を払いのけた。
「じ、自分でやりますっ!」
と言って立ち上がり赤面しながら服を脱ぐ。
「……乱暴する方には見えませんでした……」
ぐすっと泣きそうになりながらディアは下着に手をかける。
「本には書いてありませんでしたか?男は狼だって」
トーイはそう問うと
「書いては……ありました、けれどっ」
涙目になったディアをトーイは後ろから抱きしめ耳を噛む、ひっとディアは小さな悲鳴をあげた。
「ま、まさか……」
「そのまさか、ですね」
と囁き首筋に口づけし、思い切り吸う。
「んぁっ!?」
音が鳴るまで吸われた肌は赤くなって痕になる。
「ディアは外出ないから肌が白いですね、キスマークもくっきり見えますよ」
「キ、キスマーク!?そんな、ジーナに見つかったら何て言われるか……んっ!」
「キスマークくらいで慌てないでくださいよ」
トーイは耳元で囁きながら乳首を責める、ディアの体は全体的に色が薄いが今は羞恥の朱に染まっている。

364 名前:トーイ×ディア4[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:43:17 ID:YEasRRUS
「ぃやっ……ぁっ……」
ディアは責められ抵抗を弱くした。
「オナニーしていたからまだ敏感なんですか?」
びくっとディアは目をつぶる。それを見てトーイはさらに指先で乳首を震わせ責めていく。
「ふぁ……ぁ、ぁっ……」
「誰のことを想ってしてたんですか?」
乳首を責めながら指をディアの口元に持っていく、ディアはその指を口でくわえた。
「はむ…んっ」
ディアの涎まみれになった指を再び彼女の乳首へ持っていき、秘所へと持っていく。
「あっ!?だめっ」
ディアは慌ててそれを防ごうとしたが、乳首を責められ脱力しかけていた彼女に防げるわけもなくトーイの指先は秘所に到達する。
少し動かしただけでくちゅり、と粘り気のある音を出した。
「っっっっっっ!」
羞恥に耐えるようにディアは声を出すまいとする
「オナニーしていただけあって……もうほぐれてますね」
そんなディアをトーイはゆっくり、ねぶるように言葉で責め、耳に息を吹きかける。
「くぅっっ……」
クリトリスに触れそうになるたびに彼女の体は震え、硬直した。
「そういちいち反応されると……いじめたくなるんですよ」
とトーイは囁き耳に舌を入れ、乳首を引っ張り、クリトリスを摘んだ


70 名前:トーイ×ディア:2009/12/13(日) 21:50:58 ID:kh1UIBdU
365 名前:トーイ×ディア5[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:44:16 ID:YEasRRUS
「ひっっ!はぁぁぁっっっ」
けして大きな声ではなく、それでいて脳髄に甘く響きわたるような喘ぎ声をディアはあげた。
秘所に入れた指はきゅうきゅうと締めつけている。
愛液まみれになった指をディアの顔にこすりつけ、舐めさせ
「ほら、こんなになっていましたよ?」
と聞くとディアは指をしゃぶったままこくりと頷いた。その指をトーイは抜き、自分も舐める
「いやらしい女の子なんですね、ディアは……いつも誰を想ってオナニーしていたんですか」
そう言ってトーイはディアの乳首をぴんと指ではじく。
「んっ…それは……言えません」
ふふっとトーイは微笑み、激しく秘所へ指を抜き差しする。
膣内に入れた指は先を少し曲げ敏感なポイントをつつくようにこすった。
「あっっ!なっ!…いきなっ……りっ!?」
思いもしなかった行動にディアはトーイのなすがままになる。
「っあっ!だめっ!だめだめっ!おねがっ…やぁっっ!」
再び絶頂にのぼりつめるディア、だが彼女はイくことができなかった。
トーイが刺激をぴたりと止めたのだ。
「…え?なん…で…」
「誰を想ってオナニーしていたのか教えてくれないと……このままイかせません」
とトーイは囁いた。

366 名前:トーイ×ディア6[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:45:34 ID:YEasRRUS
ややディアは迷ったのち、小さな小さな声で降参する。
「ぁなた……です」
「え?」
「だから……トーイさんを想って……していました。あなたが帰ったあとはいつもいつも胸が苦しくなって自分を慰めてましたっ」
とディアは言って顔を赤くしながら黙りこむ、よほど恥ずかしかったらしい。
「じゃあそんな僕にレイプされても良かったんですか?」
と囁くと
「……一つだけ、お願いがあります」
と言ってディアは振り返りトーイを見つめたあと
「キスを……してください」
とねだった。トーイは笑顔で了承しキスをする。トーイが舌を舐めたところでディアは舌をひっこめずに、トーイに納得いくまで舐めさせた。
「はぁっ、はぁっ……トーイさんの唾液……甘いんですね」
ディアの目はとろけていた。そんなディアにトーイは布で目隠しをする。
「なにを……するんですか?」
もはやトーイが自分に何をしようと恐れなくなっていた、むしろ楽しみにしているようにも見える。
ディアにトーイは口づけした。

367 名前:トーイ×ディア7[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:46:34 ID:YEasRRUS
ディアを目隠しさせたままトーイは移動させ、後ろから胸を揉みつつペニスを押し当てた。
「はうっ!」
入り口にペニスが入っただけでディアは悶える、だがトーイは貫かずに軽くつついて振動をあたえ刺激をあたえた。
「ふぁっ、はっ、はっ、ぁぁっ」
振動させるたびにディアはびくりと体を震わせた。
「そろそろ処女……いただきますよ?」
トーイが耳元で囁くと
「はぃ……」
と頷いた。それを聞いてトーイはぐぐぐっと腰を進めていく。
痛みにディアの体は逃げ腰になるが、トーイは体を固定させ一気に貫いた。
「っっっっ!痛っっっっ!!」
痛みでつらいのかディアは手近なものを握りしめる。
「っっっぁあ!」
そんなディアを見てトーイは奥に当たるように膣内に入れたままぐいぐいと腰を押し付ける。
「トーイっ……さん!まだっ…痛いのっ……っ!」
だがその懇願を無視してトーイはピストン運動を開始する。
「お、お願っ……いっ…ぁっ!ぁっ!ゆっ……くりしてえっ!」
しかし聞き届けるわけもなくトーイの一突き一突きは強くなっていく。
「んあっ!おっ、お願いっ!ですっ!許してっ!許してえっ!」
トーイは後ろから責めながらクリトリスを刺激する


71 名前:トーイ×ディア:2009/12/13(日) 21:51:21 ID:kh1UIBdU
368 名前:トーイ×ディア8[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:47:46 ID:YEasRRUS
「ひっっっ!」
びくりとディアは体を震わせ、脱力した。
「許してぇ……くださいぃ……」
脱力したディアをトーイは抱きかかえ、目隠しをはずす。
「ふぁ……ぇ?」
ディアの目に入ってきたもの、それは二階の手すりだった。部屋ではないので当然下にも声が響いている。
「え?……やだ……嘘……」
紅潮していたディアの顔が一気に青ざめる。
「トーイさん……もう、もう許してください……」
だがトーイは無情にも
「ダメですよ、まだ僕イってませんから」
と再びディアを後ろから責め始める。
「い、いやっ!いやあぁっ!」
涙を流し懇願するディアにトーイは音が響くように彼女の尻をひっぱたき 、膣内をえぐるように腰を動かす。
「お願いっ…ですからっ……もう、もう許してくださいっ!」
「でも……ディアの締めつけ……すごいですよ?」
膣内をえぐるような突きかたをしたかと思えば、子宮に響くように小刻みに奥を突く。
あまりにも暴力的で、強制的に与えられる快感にディアは溺れかけていた。
「ああっ!いやっ!いやなのにっ!いやなのにぃぃぃぃっ!」
そして最後の強烈な一突きで、ディアの意識は持っていかれた。

369 名前:トーイ×ディア9[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:49:13 ID:YEasRRUS
「もう知りませんっ!」
ディアはむすっとしてそっぽをむいた。
ディアが目を覚ました時には自分のベッドで横になっており、全裸ではなく服を着ていて体もきれいにされていた。
そこへトーイが部屋に入り、怯えるディアに全てを打ち明けたのだ。
女神さまの失敗魔法のこと、そしてあの時別荘には2人きりであったことを。
彼女は顔を真っ赤にして怒り、今に至る。
「初めてを……あんな風にするなんてっ!女の子にとって初めては特別なんですよ!?」
怒るディアにトーイは苦笑いを浮かべ
「嫌だった?」
と空気を読まずにディアに聞く。
「嫌でした、嫌でしたけれど……だいたい赤ちゃんができたらどうするつもりですか」
う、とトーイは返事に困る。
「その時は……その時かなぁ」
あははと笑うトーイを見てディアは怒る気力もなくなった。
「はぁ……もういいです、好きな相手が初めてだったのは変わらないですし……」
トーイはお詫びにとディアの頭を撫でて抱きしめ、帰ろうとする。それをディアは呼び止め
「……明日は、逢えますか?」
と赤面しながら言うとトーイはディアに優しく口づけし
「また明日」
とだけ答えた。

終わり

370 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 14:52:04 ID:YEasRRUS
以上です
なおキャラクター違くね?等の苦情は善処してまいります。

次作はトーイ×ライラの予定です、が……ライラの性格をまだ掴みきれておりませんが故、時間がかかる可能性もあります

ジャンル?言うまでもなく……

72 名前:ラグナ×キャンディ:2009/12/13(日) 21:51:57 ID:kh1UIBdU
387 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:16:43 ID:LC4bHXtk
ラグナ×キャンディです。


「わかったわ。じゃあお願いしてみるね」
 飴玉のようにキラキラと透き通った瞳の少女は、ニッコリと微笑むと両手を合わせて、いつもの精霊歌を唱えはじめた。
 らん、らん、ららら。
 細い糸のように繊細な歌声が、僕と少女と精霊の世界に響きわたる。
 風なんて吹くはずのない時計台の中にも関わらず、栗色の髪と赤いケープと、白いスカートが――ふわふわと靡いていた。
 その靡くスカートの間からチラチラと控えめに姿を見せる太ももが、なんだか変な雰囲気を醸し出していた。なんなんだろう?
「……」
 ――気がつくと、その不思議な何かは少女からパッと消えていた。歌声も終わって、深い森のような静寂が訪れていた。少女は一息ついて、再び僕に子供らしく微笑んだ。どうやらお願いが終わったらしい。
 僕もいつものお礼でお返しすることにする。
「ありがとう。今日はもう大丈夫だよ」
 それから僕は最後にキャンディ、と名前を付け足した。
「うん、どういたしまして!」
「ところで、何を作ってるんだい?」
 僕は台所の上のボウルを指差した。
 それは何かの生地のようなもので、お願いに訪れた時から、ずっと気になっていたものだった。
「え? ああ、これはまだナイショよ。明日になったら見せてあげるね」
「ああ、そういえば明日だったね」
 僕はキャンディとの約束について思い出した。
 確か休日にボートに乗せてあげる約束をしたんだった。
 ……そもそもの理由は、キャンディがマルコと魚釣り勝負をした時に、見事に惨敗したらしい。
『魚釣りで負けちゃったんじゃ、あたし、お姉ちゃんの妹として顔向けできないよ。お兄ちゃん、お願い……!』
 それで、マルコを見返すべく立派な魚を釣り上げたいというキャンディのお願いを叶えるため、ボートに乗せてあげるという約束をしたのだった。
 正直に言うと、ボートに乗りながら釣る場所を変えたとしても余り意味がないんだけど、それでキャンディが満足できるなら……まあいいか。

388 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:18:04 ID:LC4bHXtk
 湖。太陽。小さな雲。青空。
 その中心のボートの中に僕は座っていた。
 湖を覗くと、水が綺麗に透き通っていて、まるでボートが宙に浮かんでいるような錯覚を感じた。
 さっきから目の前に座ったキャンディが真剣な面持ちで湖に向かって釣竿を向けていた……けど、そろそろ疲れたようで、軽い溜め息を付いて僕に向き直った。
「なかなか釣れないなぁ」
「釣ってあげようか?」
「そ、それじゃあ意味がないよ〜」
「ははは、大丈夫。元からそのつもりだから」
 僕の言葉に、キャンディは少しだけ間を置いて、
「……あたしのわがままを聞いてくれて、ありがとう」
 うつむきながら申し訳なさそうに呟いた。
「いやいや、そんなことはないよ」
 むしろ僕としては――わがままを言ってくれるような間柄になれたのが――仲良くなれたみたいで、逆に嬉しかった。
「お、お礼と言っては、ええと、じゅうぶんじゃないかもしれないけど」
 キャンディは鞄の中に手を入れて、小包を取り出すと自身の膝の上に置いた。
 リボンを解いて中身を開いてゆくと、ふわっとバターの甘い香りが広がって、そこに包まれていたのは数枚のクッキーだった。
「きのう、作ってたものよ」
 それから、お兄ちゃんが自分で作ったほうが美味しいかもしれないけどね、とキャンディは苦笑いしながら付け足した。
 僕は返事を返さずに、クッキーを一つ摘んで口に入れる。
 それから、もぐもぐと良く噛んで飲み込んでから、僕は言った。
「おいしいよ」
「……え? あ……」
 さっきまで苦笑いだったキャンディの顔は、徐々に褒められた子供のものに変わっていって、そのまま頬を真っ赤にしながら、うつむいて口ごもってしまった。
 しばらく僕は魚釣りの見学を休憩して、クッキーに舌鼓を打っていた。

73 名前:ラグナ×キャンディ:2009/12/13(日) 21:52:23 ID:kh1UIBdU
389 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:19:05 ID:LC4bHXtk
 ほとんど食べ終わってから、やがてキャンディが呟いた。
「うん、そうだったわ。あたし、お兄ちゃんを信じてたもん」
 キャンディは再確認したように、確信に満ちた笑顔でキッパリと言い切った。
 僕の何を信じていたんだろう?
 僕は何とも言えないくすぐったさに胸を襲われて、言葉にすることができなかったので、笑顔だけで気持ちを返した。
「あっ! み、見てみてお兄ちゃん。あそこのルーニー、クリを食べてるよ! もしかしたら実りの木から取ってきたのかも!」
 キャンディは、すぐに恥ずかしいことを言ってしまったと悟ったらしく、慌ててボートから身を乗り出し、彼方を指差した。
 いかにも話題を逸らそうとしているのが丸分かりで、見ていて微笑ましかった。
 ……そんな姿にすっかり気を取られていたから、あんなことになってしまったのだろうか。
 もう一秒だけでも早く、この言葉を言っていれば。
「キャンディ、ちょっと、」
 ボートからそんなに身を乗り出したら駄目だよ、と注意しようとしたその時、
「きゃあっ!」
 案の定、キャンディはバランスを崩してしまった。
 今にも湖に飲み込まれようとする小さな体。
「危ない!」
 僕の体が、彼女を受け止めるべく勝手に前に飛び出していた。頭が真っ白で何も考えられなかった。
 しかし――それが逆に災いし、前のめりになったことでボートの全体の重心まで崩れ、クッキーも、僕達も、丸ごと湖に放り投げられた。
 じゃぼん、と大きな水飛沫を立てて、それから僕の視界は透明な青に包まれた。

390 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:20:08 ID:LC4bHXtk
「はあ、はあ、はあ、はあ」
 周囲を見渡す余裕ができたのは、脳に酸素が回ってきてからだった。
 空が曇っていた。
 僕は今、仰向けで倒れている。
 背中に感じるのは、ジャリジャリとした感触。
 ここは――海岸? ……
 そうだ。僕は湖に落ちた後、意識を失ったキャンディを右腕に抱き抱えながら、目の前に見える島を目指し――ひたすら泳いでいた。そして砂浜に辿り着くなり倒れ込んで、こうしてゼエゼエと息をしていたんだ。
 隣に横たえたキャンディに目をやると、まるで起きる気配がなかった。背筋が凍った。
「キャンディ、キャンディ、大丈夫? キャンディ」
 僕は急いで起き上がって、耳元に何度も何度も呼び掛けるが、反応はない。
 ――これは本当にマズいかもしれない……。
 加速してゆく不安の中で、僕はキャンディの胸元に手を当てると、何とか呼吸を確認することができた。
「良かった。びっくりしちゃって気を失ってるだけか……」
 ほっと一息をついて安心したのも束の間、びゅうっと一陣の冷たい秋風が吹く。
「……くしゅっ!」
 キャンディがくしゃみをした。
「へっくしょん!」
 遅れて、僕もくしゃみをした。
 秋の始めとはいえ、この肌寒い中――びちょびちょの格好でこのまま放っておけば間違いなくお互いに風邪をひいてしまうだろう。
 風邪薬ひとつ飲むだけで治ってしまう僕はともかく、キャンディも同様に治るとは限らない。
「……」
 ボートの上で、僕が注意してさえいれば、こんなことにはならなかった。
 これは他の誰でもない、年長である自分の責任であることは明白だった。
「風邪なんかひかせないよ」
 決意が――いつのまにか言葉になっていた。
 僕にとって、何だか不思議な義務があるように感じられた。
 それは決められたことじゃないのに、誰からもそうするように強制されてなんかいないのに、どうして?
 それはきっと、彼女が『お兄ちゃん』って僕を呼んでくれるから……。

74 名前:ラグナ×キャンディ:2009/12/13(日) 21:52:47 ID:kh1UIBdU
391 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:21:19 ID:LC4bHXtk
 とはいえ、そう決めたものの、どうすれば向こうに戻れるだろう?
 僕は思考を始めた。
 先に自分が向こうまで泳いで、改めてボートで泳いで此処まで来ようか?
 ……いや、それは無理だろう。ボートで泳いでさえ7〜8分弱なのに、ましてや直に泳いで向かい岸まで辿り着くのは非常に困難だった。
 何か良い手段はないものかと――辺りを適当に見渡しながら、思考を巡らす。
 天を突く螺旋の蔦。
 足元を歩く蟻。
 水に濡れた少女。
 蒼く透き通る湖。
 遥か遠くに見える陸地。
 ――そうだ。
 直に泳ぐことが無理でも、直に帰ることのできる最高の魔法が記憶から浮きあがる。
 どうして忘れていたのだろう。こういう時のリターンの魔法があるじゃないか。
 僕は空高く手を掲げ、魂の休まるべき場所を心の中に思い浮かべた。
「……」
 しかし周りの景色は何も変わらない。
 もう一度だけ思い浮かべた。
「……」
 やはり何も起こらない。
『でも、どういうわけか、時々、使えなくなるんですよ』
 突然、脳裏にミストさんの言葉が浮かんできた。
“どういうわけ?”
 理由は全く分からないけど、どうやら今がその使えない状況であるらしい。
「はあ……」
 結局、ここに誰かが来るのを待つしかないという事実に落胆し、僕は溜め息をついた。

392 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:22:19 ID:LC4bHXtk
 ただ、待つ前に最低限やらなければいけないことが残っていた。こんな島に自ら訪れるような人は恐らく僕だけしかいないだろうから、ここに人がいて、しかも帰れなくなっていることを周りに知らせる必要があった。
 自分のバッグの中に使えるものはあるだろうか。僕はゴソゴソと中身を漁りはじめた。
 農業関係、探索関係、戦利品、アクセサリーと数あれど、せいぜい使えそうなものは、釣竿、ファイアロッド、細い棒切れ、上質の毛皮、首かけタオルくらいだろう。
 僕は上質な毛皮のうち、特に大きなものを選んで地面に敷くと、キャンディを抱き抱えて、その上に仰向けに横たえた。
 それから、いくつかの細い棒切れを重ねるようにして隣の少し離れた地面に撒いて、
「魔法なんて、あまり使ったことはないんだけど……」
 不安を漏らしながらも、僕は片手の火杖を棒切れへと向かわせ、徐々に魔力を込めてゆく。
「ファイア!」
 そして僕の掛け声と同時に放たれた火球は――棒切れを巻き込み――やがて見事な焚き火になった。
 空へと昇ってゆく狼煙を見上げながら、僕は安堵した。
 時間はかかるだろうけど、これで村人の誰かが気づいて船を出してくれるだろう。
 チリチリと音を立てて燃える焚き火に両手を近づける。
「うん。これで暖かさも確保できた」
 ……それから一足先に下着だけの姿になった僕は、キャンディの服を脱がすことにしたのだった。
 濡れている服のままでいさせたら、どんどん彼女の体を冷やしてしまって、せっかく焚き火を起こした意味がなくなってしまう。
 まずはケープと上着、それからブーツ、靴下を脱がし、ベルトを外してスカートに手をかけ、丁寧に脱がしてゆく。
 服は濡れているせいか、どれも肌に張り付いていて、脱がすのに一手間かかった。
 脱がした服は、焚き火の隣に釣竿を突き刺しておいて、そこに引っ掛けて乾かすことにする。
「後は下着も脱がして乾かせば完了――だけど、」
 そしたら、彼女は■■■になってしまう……のか。
「あ」
 その時、僕は当たり前のことに今さら気づいた。
 どうして今まで気づかなかったのかが不思議だった。
 ――僕は今、キャンディの――女の子の服を脱がして、ハダカにしようとしているんだ……。


75 名前:ラグナ×キャンディ:2009/12/13(日) 21:53:14 ID:kh1UIBdU
393 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:23:43 ID:LC4bHXtk
 自覚は意識を強め、今まで確認しようともしていなかったキャンディの真っ白な下着を突き刺すように見つめる。
 キャミソール。パンツ。
 この心許ない二枚を脱がしてしまえば、この子は裸になってしまうんだ……。
 改めて目の前の光景を見つめ、僕はゴクンと生唾を飲み込んだ。
『わかったわ。じゃあお願いしてみるね』
 大人びた顔で精霊歌を歌っていた。
『ふんふんふふ〜ん、お料理、楽しいな〜』
 楽しそうに料理をしていた。
『わぁ! アップルパイだ! もらっちゃってもいいの? ありがとう、お兄ちゃん! 大好き!』
 おいしそうにアップルパイを頬張っていた。
 そんな少女が下着だけのあられもない姿になって、今、僕の目の前に横たわっている。
 いやらしい。
 ついに意識してしまった。
「……」
 いつのまにか、キャンディの生贄に捧げられたような体を熟視している自分がいた。
 水の滴る栗色の髪。
 余分な脂肪のついていない太股。
 濡れたキャミソール越しに、ゆるやかに山を描き、膨らみはじめた幼乳の輪郭がハッキリと浮かび上がっていた。うっすらと桜色の突起も透けて見える。
 こんなに小さいのに、……どうして。
 僕は心臓の鼓動がドクンドクンと高鳴ってゆくのを感じながら、タオルをキャンディの髪へと、顔へと、腕へと、指先へと、太股へと、ふくらはぎへと、つま先へと回して、ゆっくりと体を拭いていった。
 引き締まった肌を感じようと、全神経を手の平に集中させている自分に、気づかない振りをしながら。

394 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:24:36 ID:LC4bHXtk
 結局、あらかた拭き終わるまで僕はモヤモヤを抱えながらも下着まで脱がすことはしなかった。意識してしまった今、脱がしてしまったら、僕は、きっと。
 ……だけど、どうしても最後に拭かなければいけない場所があった。
「お腹は冷やしたらいけないからね」
 そう言いながら僕はキャミソールの下端を片手で摘んで、徐々に持ち上げてゆく。
 視界に入る、可愛らしいおへそ。
「……」
 吸い込まれるように――そのまま中を覗き込むと、申し訳程度の幼い双丘が健気に存在を主張していた。
 しかし先端の突起はキャミソール一枚に邪魔されていて、辛うじて隠れている。
 ――もう少し持ち上げてしまえば……。って、ばかばかばかばか! 僕は何を考えているんだ!!
 僕は慌てて手を離してキャンディから遠ざかると、自分のやるべきことを必死で確認した。
 ――覗いてどうするんだ。そこまで持ち上げようとしてどうするんだ。大事なことはお腹を拭くこと。お腹を拭くこと。お腹を拭くこと。そうしなきゃキャンディが風邪をひいてしまうかもしれないんだから……。
 呪文のように何度も何度もそう頭に叩き込んでから、再びキャミソールの下端を摘んで持ち上げ、首掛けタオルで包んだ右手を中に入れて拭きはじめる。
 二度と悪魔に襲われないように細心の注意を払いながら、お腹の周りを拭いてゆく。
 万全のつもりだった――この時の僕は、ひとつの危険な可能性を頭に入れていなかった。
 それは、
「へっくしょん!」
 さきほどのように、再び自分が予期せぬタイミングでくしゃみをしてしまう可能性。
「……ぁ」
 ぴくん、と陸に上げられた小魚のようにキャンディが体を痙攣させ、喘ぎ声をあげた。
 僕は一瞬何が起こったのかを理解できなくてビクっとしたけど、すぐに自分が何をしてしまったのかを理解した。
 僅かに力みながら拭いている最中の僕のくしゃみ――不随意運動によって、気づかないうちに膠着した右手が、胸の最も敏感な部分を強く刺激してしまったのだろう。
 そうじゃなかったら、こうしてキャンディの胸のほうまで僕の腕で盛り上がっているキャミソールと、右手に感じるぷにっとした弾力性の説明がつかないから……。
 慌てて自分の右手をキャミソールの中から抜くと、おずおずと自分の手の平を見つめる。
 僕は、さわった。
 間接的にさわったとはいえ、僕は、僕は初めて女の子の、胸を……。
「もっと拭いてあげなきゃダメだな」
 この時の僕は体を拭くという建前を強調しつつも、本心そのものは別の目的へと変わりつつあった。
 それでも直に触ろうとしなかったのは、直に触れようとせずにタオル越しに触れていれば『拭いていることになる』から。それが自分に残された最後の理性であるとともに、卑怯な逃げ道だった。

76 名前:ラグナ×キャンディ:2009/12/13(日) 21:53:39 ID:kh1UIBdU
395 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:25:26 ID:LC4bHXtk
 僕は今度は、躊躇なくタオルをキャミソールの中の無防備な胸へと伸ばし、揉みしだくように、桜色のそこを擦るように、『拭く』。
「ぁ……やっ」
 可愛らしく震える声は、どんな楽器よりも耳に心地良い。
 発育途中の胸は御世辞にも柔らかいとは言えなかったけど、少女特有のみずみずしい弾力にあふれていた。
 丹念に『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』『拭く』。
「んっ、んっ、くあっ、ぁ、はああ、あっ……」
 キャンディは顔をユデダコのように真っ赤にしながら――弱々しい喘ぎ声のハーモニーを奏でながら――ぴくんぴくん、と何度も痙攣した。うっすらと開かれた小さな口元からは、だらしなく一筋の涎が垂れていた。
 僕の中で、ドス黒い感情が次第に萌芽してゆく。
 ――この島は、僕とキャンディ二人だけの場所。
 焚き火なんか消してしまえば、こんな場所に誰かいるなんて分からない。誰もやって来ない。
 衝動に流されるままに、僕は焚火を蹴り上げて消した。
 例えキャンディが起きて抵抗したとしても、こんな小さい体では僕に叶うわけがないし、助けを求めたとしても、こんな島じゃあ、やはり誰もやって来ない……。
「はあ、はあ」
 僕はキャミソールに忍び込ませた手をせわしなく動かしながら、キャンディを包み込むように覆いかぶさった。
 頭の中が――この小さな体を独り占めしているという恍惚でいっぱいになって――他のものを全て追い出していって――。
 さらに僕は下着を脱ぎ、努張した自分のものを取り出すと、そのままキャンディのおへそに強く当てかって、ゴシゴシと擦って汚しはじめる。気持ちいい。
「はあ、はあ、はあ、キャンディ」
 第二次性徴を見せはじめた――大人に近づきはじめた青い果実は、たまらない魅力に溢れていた。
 さっきのリターンの魔法が不発に終わった理由も、今なら分かった。
 きっと心の奥底で、僕は帰ることを拒んでいたんだ。本当はキャンディを襲いたくて仕方がなかったんだ。
 こんな子と同じ村に住んでいるのに手を出さないなんて、今までの自分は異常だった。

396 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:26:40 ID:LC4bHXtk
 ゴシゴシと自分の存在を――遺伝子をキャンディに刻みつづける。
 そのあいだも幼胸を『拭く』ことを止めない。
「ふぁっ、あっ、ぁぁぁぁぁっ」
 荒波のように襲いかかってくる刺激に小さな体が耐えられないのか、キャンディは涙を流しながら、栗髪を右へ左と一心不乱に振り回しながら悶え狂った。
 その淫靡な様子に我慢できずに、僕は残った片方の手でキャンディの頭を鷲掴みにすると、その可憐な唇に舌を強引に捩込ませた。
「んっ、ふぅ……」
 歯を、舌を、口内を、思うがままに蹂躙する。
 あ、僕――こんな子に――こんな凄いキスを無理やりしてるんだ。
 気持ちいい。
「キャンディ、キャン、ディ、はあ、はあ、あ、あ……」
 あらかたの行為に満足し、口元から離れると、つうっと僕とキャンディの間に涎の橋を作られた。
 改めてキャンディの全身を見渡すと、自分のものを擦り付けた後には、うっすらと透明な粘液がこびりついていた。
 これは、自分がキャンディにものを擦り付けたことを表す何よりの証明。この少女が自分の所有物であることを表すマーキング。僕は、それを誇らしげに眺めた。
 眺める中で、お腹へと向けられていた視線が、ゆっくりと下へ下へと落ちてゆく。
 ――上が濡れて透けて見えるんだから、当然、下も……。
 欲望に流されるままに視線は幼い股間へと辿り着いた。
 案の定、本来ならば包み隠されているはずの――キャンディの赤ちゃんを作るための大事な入り口は透けて丸見えで、もはや下着としての役割をほとんど果たしていなかった。
 そこを、直に見たい。
 匂いを嗅ぎたい。
 触りたい。
 指を入れて掻きまぜたい。
 中を舐めまわしたい。
 そして……。
「うああああ、キャンディ、キャンディキャンディキャンディ」
 ついに僕を辛うじて繋ぎ止めていた鎖が、ぷちんと音を立てて千切れた。
 息を切らしているキャンディの胸と股間を、それでも懸命に隠そうとする頼りない下着たちを、手汗まみれの震える両手が鷲掴みにする。
 僕は今から、この子を収穫する。まだ収穫期になっていないのに、収穫する。
 この可愛らしい青い果実を味わっていいのは、僕だけ。
 鷲掴みにした両手は――果実の皮を剥くように――あっさりと、そのまま少女の純潔を剥ぎ取った。

77 名前:ラグナ×キャンディ:2009/12/13(日) 21:54:08 ID:kh1UIBdU
397 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:28:08 ID:LC4bHXtk

「ん……」
 しばらくして、飴玉のようにキラキラとしたキャンディの瞳が静かに開く。
「良かった、目が覚めたんだね」
 不思議な何かが消えていた僕は、キャンディに微笑んだ。
 彼女が目覚めたことに心から安堵したと同時に、それ以上の緊張が背筋を走った。
「ぐ、具合はどうだい?」
「……うん、ちょっと頭が熱くてボーッとするけど大丈夫よ。あれ、確かあたし、ボートから落ちちゃって、それで……」
 キャンディはゆっくり起き上がると、辺りを見回した。自らの状況を掴みかねているようだった。
 ――お願いだから気づかないで。
 その小さな太ももと胸と首筋に付けられた薄い歯型に気づかないで。
 まだ咲ききっていない花弁を襲う、鈍い痛みに気づかないで。
 そんな僕の願いを余所に、キャンディは側に立てられた釣竿に掛けられた自身の服を見つけて、
「やぁっ!」
 ようやく自分が下着だけの姿になっていることに気づいて、顔を真っ赤にしながら慌てて上質の皮で小さな体を丸ごと覆い隠した。
 その前に僕のしたことと比べると、あまりにも可愛らしくて空しい行動だった。
「……」
 微妙な間が開いてゆく。
 僕は何て声を掛ければ良いのか迷っていると、
「お兄ちゃんがしたんだよね?」
 キャンディが小動物のようにひょっこりと顔を出してきて、単刀直入に尋ねてきた。
 その顔は――もう綺麗に拭いたはずなのに――白濁した何かで汚れて見えた。
 こちらを見つめてくる透き通った瞳の中に、慌てふためく僕の姿が映る。
「あ、あの、その、」
 目の錯覚のはずなのに、動揺してしまっていた。
 焦らないで「そうだよ」と平然と答えれば良かったのに、さっきまで取り戻せていた冷静さは一瞬で消えてしまっていた。
 ガラスのようになった僕と少女の世界には、もはや嘘は通用しなかった。
 例え嘘を付いたとしても、僕の中身など、すぐに見破られてしまうに違いなかった。
 だから、代わりに沈黙するしか手段が見つからない。
 チリチリと音を立てて、焚き火の音だけが聞こえてくる。
 押しつぶされてしまいそうな苦しい時間が過ぎる中、やがてキャンディの唇が、ゆっくりと開かれた。
「……ありがとう」
 それは、――感謝の言葉?
 しかも、――どうしてそんなふうに笑って言えるんだい?
 僕は頭をハンマーで思いっきり殴られたような気がした。
『うん、そうだったわ。あたし、お兄ちゃんを信じてたもん』
 ボートでのキャンディの言葉が蘇る。
 そうだ。当然のことだった。最初からキャンディの頭の中には――僕がやましいことを考えていた、もしくはしたなんて疑いは入っていなかったんだ。
 例え入っていたとしても、僕なら絶対に変なことしないって、こんな僕のことを信じきっていて。なのに、そんな僕は……。
 心に罪悪感という杭が深く深く、じわりと突き刺さる。
 そこから溢れた透明な何かは、徐々に僕の体をいっぱいにして、昇っていって、瞳から染み出した。
「お兄ちゃん、どうしたの……?」
 心配そうに僕を見つめるキャンディの汚れた顔が、次第にぼやけて見えなくなっていった。

 痺れるように甘く、ほろ苦い、青い果実の味の飴。


<fin>

398 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/07(木) 00:29:20 ID:LC4bHXtk
キャンディは脳内12歳
暇があったらドロップの話も書きたいな

78 名前:昼下がりの小鳥:2009/12/13(日) 21:54:37 ID:kh1UIBdU
404 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:32:11 ID:5RdHKzKu
ラグナ×ドロップです。


「んぅっ……あ、あん……」

青々と茂る草むらの中。
あたりに漂う自然の青臭い匂いに混じって甘い蜜が香っている。

「んっ、ん……あぁっ」

風の鳴る合間から聞こえる嬌声はきっと対岸には届きやしまい。
もともとこのあたりに来る人は少ないのだ。
だから僕らはこうして体をあわせていられる。
開放された自然の中でありながら、そこは確かに僕ら二人の空間だった。

「あぁっ!……ひ、ひぁ……ら、ラグナ……んんぅ、も、もう……」
「うん、僕も……イキそうです――」
「……ん、んぁ、はぁ、あっ、い、イっちゃ……!」

次の瞬間、体中に力が入る。
まるで電流のように快楽は頭で白くはじけて、肉棒から彼女の膣内に流れていった。
目の前に組み敷いた彼女も腰を強くそらせた後、糸が切れたように倒れた。
僕もそのとなりに寝転ぶ。
全身を覆う気だるさがとても心地いい。
きっとそれは体を通じて彼女と共有しているからなのだろう。
今も繋いだままの手のひらから上気した体温が伝わってくる。

(いつの間にか日課みたいになっちゃったな……)

青臭い雑草の匂いが鼻をくすぐった。




405 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:33:10 ID:5RdHKzKu

農作業とモンスターたちの世話も終わった昼下がり。
昼食をとった僕は腹ごなしにルピア湖へと向かっていた。
手には釣竿を携え、時間つぶしの準備も万端だ。
今日も良く晴れている。雲はひとつも見当たらず、途中から雨に降られることもないだろう。
のんびりとした午後を過ごせそうだ。

(……っていうのは何か言い分けみたいだな)

穏やかな日にもかかわらず、僕の胸は高鳴っていた。
腹ごなしも釣竿もただのおまけ、こじつけだ。
僕の本当の目的は……別にあった。

ルピア湖につくと、岸辺に置いてあるボートの元へ行く。
そのボートに一人の少女が腰掛けていた。
二つにくくった長い赤髪と大きめの帽子が特徴の女の子。
眼鏡をかけたその奥の瞳は陽光に輝く湖面をじっと見ていた。

「お待たせ、ドロップさん」
「……ん」

どうやら挨拶の前からこちらに気づいていたようで、顔だけ向けて彼女は微笑んだ後視線を元に戻した。

「何を見てたんですか?」
「ん、魚」
「魚……」

隣に並んで僕も湖面を見下ろした。
確かに小さな魚たちが水中を自由に泳ぎまわっている。いつも釣りで相手をしているような魚ばかりでなくこんな小魚たちも湖を泳いでいたのか。
なんだか新鮮な光景であった。
毎日モンスターの世話や畑の仕事、それに加えてダンジョンの散策などわき目も振らずに走り回っていたものだから、こんな風に立ち止まって小さな自然を見つめることは少なかった。
あらためてとなりの彼女を見てみる。
ドロップさんは毎日こんな景色を見ているのだろうか。釣りをしている彼女の目はどこを見ているか定かではないからもっと色んなものを見ているのだろうな、と少しうらやましくなった。

「何?」
「あ、いや……。ちょっとぼーっとしちゃって」
「そう……。ん、行こう」

ドロップさんはボートの中に座りなおし、目で早く漕げと訴えてきた。
顔が赤くなっているのが見えた。もう彼女は小島に着いた後のことを考えていたようだった。

79 名前:昼下がりの小鳥:2009/12/13(日) 21:55:02 ID:kh1UIBdU
406 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:34:21 ID:5RdHKzKu

いつからだろうか。
二人でルピア湖に訪れるようになったのは。
ドロップさんの釣りに付き添い、トランルピアの色んなところで釣りをしてきたけど落ち着いたのはこのルピア湖だった。
それは人の少ないトランルピアの中でもことさら静かなここは集中して釣りをするには絶好の場所だった。
……というのは言い訳だろう。
本当の理由は、僕が――。

「ラグナ」
「はいっ!? ど、どうしたんですか」
「糸引いてる。かかった」
「あ、あぁ! そうですね」

ボソッと耳元で囁かれたのに我に返ると、竿は水中に続く糸に引かれしなっていた。
すこしの格闘の後釣り上げるとなかなか立派な魚が針に引っかかっていた。

「ありがとうドロップさん。声かけてくれたおかげでこんな大きな魚が釣れましたよ」
「……そう」

ドロップさんの受け答えは基本的にそっけない。
しかし付き合いが長くなるにつれそっけない中にも微かな表情の変化があることに気づかされた。
今日は会ったときからずっとそわそわしている。いや、今日も、か。

風はなく降り注ぐ陽光は暖かだ。
小島にはもちろん岸辺にも釣り橋にも人の姿はない。
それを確認したあと、僕とドロップさんは唇をそっと重ねた。

「ん、んふっ……」

お互い竿を手放し、抱きしめあう。
普段そっけないドロップさんはしかし、いつもの振る舞いからは想像も出来ないくらい積極的に求めてきた。
僕の唇をついばむようにドロップさんは深くキスを続ける。

「――んぅ!?」

キスはそのままドロップさんにゆだね、僕は手を彼女の胸とお尻に伸ばした。

「んぁっ、あ、あふぁ……」

服の上から胸を触るとその大きさを手のひらに感じる。彼女は着やせする方なのだ。
ゆっくりと軽いタッチから段々と強く熱が入っていく。
胸を揉むたびドロップさんは敏感に反応を示す。背中に回された手が僕の服をぎゅっと握った。


407 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:35:37 ID:5RdHKzKu

「ん――あ、ラグナぁ……」

今度は小ぶりなお尻を揉みしだく。

「あぁ、んぅっ、はぁ――あん!」

薄手の巻きスカートの中には熱がこもっているのが伝わってくる。
お尻のほうに気を回していると彼女の声が次第に甘くなってきていた。
首筋にかかる息が熱っぽくてその息づかいを聞いていると僕の股間も熱くなってきてしまった。

「あの、ドロップさん……」
「……」

僕が見つめてささやくと、ドロップさんは黙ってうなづき体をずらして顔を沈めていった。
少し手間取ったあとズボンの中から飛び出した一物は外気にさらされ涼気を感じたが、すぐに熱い口内に包まれた。
舌で唾を塗るようになめた後、口全体でペニスをくわえこむ。

「んちゅ、ちゅっ――んんっ」

なれた動作だった。
流れはもうできている。

「ちゅ、んはぁ、ふぅ……くちゅ」
「うぅ、はぁ、ドロップさん……」
「ちゅはっ、んぁ、んちゅっ」

のどまで届いている一物をドロップさんは苦しそうにしながらも健気にしごいていた。
眼鏡が曇っているにもかかわらず一生懸命だった。
そんな姿を見て、僕はもう我慢できず腰を引いた。

「? どうしたの」
「もう、大丈夫なので……ドロップさんが欲しいんです」
「……ん」

体勢を変え、今度は僕がドロップさんの脚の間に入る。
スカートをめくり、その奥の下着をゆっくりと下ろしていく。
そのとき下着と彼女の股の間に細い糸が垂れた。見れば下着の中にあった花弁は湿り気を帯びていて、透明な愛液が少量こぼれていた。

「ドロップさんも準備いいみたいですね」
「……言っちゃ、ダメ……」

ドロップさんは耳まで赤くしていた。
でも僕を拒むことはしない。
むしろ腰を上げて受け入れる用意までしている。
その健気さに僕の一物はさらに固さを増した、様な気がした。
僕は両手でドロップさんのひざを押さえ、M字に開脚させた。恥かしそうにしてたが嫌がることはなかった。
白い脚がまぶしかった。



80 名前:昼下がりの小鳥:2009/12/13(日) 21:55:25 ID:kh1UIBdU
408 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:36:36 ID:5RdHKzKu

「行きますよ、ドロップさん」
「……」

コクリとうなづいたドロップさんの腰をつかみ、先端を蜜壺に押し込めていく。

「あぁっ、ん、はぁ――」

少しの抵抗を抜けると肉棒は根元まですんなりと沈んでいった。

「んくぁ! ふぁ、あぁ……お、奥まで……」
「届きましたね……。動いて、いいですか?」
「ん――」

ドロップさんはそう答えるとぎゅっと僕を抱きしめた。
何度繰り返そうとこの瞬間は慣れないのだと、彼女は言っていた。
でも僕の方はもう辛抱ができない。
何も考えずただ激しく抱きたい。彼女を壊してしまうんじゃないかというほど、その肢体を貪りたい。

息が荒くなる。結局は欲望に動かされて僕は腰を引いたあと、打ち付けるように彼女の膣内に押し入っていった。

「あぁ! ひぁっ、あ、あぅ! ひっ、んん、んぁ!」

突くたびにドロップさんの喘ぎ声が響く。頭の中でエコーがかかっているようだ。
熱くたぎった肉棒はそれ以上の熱を持った蜜の中で暴れまわる。
あまりに激しく腰と腰がぶつかるために、小気味いい音と共に彼女の膣から愛液が次々と迸る。

「いぁっ、あぁ、ああぁっ! んく、ぅんっ、ひぁあ、んん!」

何も考えられず頭は真っ白だった。いや、大量の欲が流れ込んできて真っ黒だったかもしれない。
僕はただひたすらに腰を前後に動かすことしかできなかった。

「あぁんっ、あん! や、やぁ……あぁ!」

目の前には赤い髪の少女が乱れた姿を僕にさらしている。
外なのに立ち込める匂いは甘く蠱惑的で興奮させられる。

「ふぁっ、やぁ、あぁんっ! は、あぁ、ひゃぁ、んんっ……はぁっ、あ、あ、あぁ、やぁんっ」

どろどろの蜜壺に包まれた肉棒を中の液体をかき出すように激しくぶつけ、引いていく。
何往復もしてるともう抱き合う二人の境界線はあやふやになっていた。
腰から共に溶け合ってしまうような、そんな気がした。

「あ、だめっ……や、あぁ! ひぁ、あぁ、はぁんっ、ひ、ひぅ、ひゃっ」

僕は上下する腰に合わせて弾む胸を掴んだ。
もう優しさなど微塵もない。
豊かに張った胸をもみしだき、乱暴にわしづかみにする。
布の上からでもわかる、先端の乳首はたっていた。

「そ、それっ、だ、だめぇ……やぁぁ! んぅっ、んぁ! だめっ、あ、あっ」



409 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:38:20 ID:5RdHKzKu


上着を脱がすのはもどかしく、僕は服の上から彼女の胸に吸い付いた。
僕の舌先で感じるのは小さな突起と布の感触くらいだったが、ドロップさんにはそれ以上の快感が感じられたようだった。

「や、や……うぁ、あんっ、は、あぁ、んぁっ、あぁっ――」

膣内がぎゅっぎゅと僕の一物をしめはじめる。
胸への愛撫が相当感じられたのか、彼女の体は絶頂に向かっていた。

「あ、あぁ、んぁぁっ! ラ、ラグッ、ラグナッ! んぁ! ラグナぁ……!」

彼女の射精を促がす腰の動きに僕の方も限界を感じていた。

「ドロップさんっ、ドロップさん!」
「ラグナっ……ラ、ラグナぁっ!」

全身に力が入る。腰を掴む手にも汗がにじみ、ドロップさんの白いお尻を強く掴む。

その時、なすがままだったドロップさんの脚が僕の腰を挟んだ。
驚いて彼女の顔を見ても、必死に何かに耐えるかのように歯を食い縛っているばかりであった。
無意識だろうか。とにかくもう逃げられない。

「は、はぁ、はぁ!」
「あぁん! あぁ、やぁあ! あ、あ、んくぁ! も、もう……だめぇっ――」
「い、イきますよっ、ドロップさん」
「き、きてっ、ラグナっ、ラグナぁっ、あぁぁ! い、イっちゃ、イっちゃう……!」
「出るっ、あ、あぁ――」

最後の一突き、とより強く深く奥へ押し入った肉棒は膣内の壁にぶつかり、その衝撃で爆ぜた。
全身から抜けていくかのように白い欲望は、それはもう大量に何度も何度も彼女の中へ飛び出していった。

「あぁ、あつっ……あつい――! はぁっ、んぅ、ま、まだ……」

ドロップさんも同時に果てたのか、けだるい顔をしながら射精を受け止めていた。
僕の一物を飲み込んだ花弁の隙間からは白濁液が零れ落ちてきている。
二人の体液が混じりあったその愛液はドロップさんの白い太ももを流れていった。


81 名前:昼下がりの小鳥:2009/12/13(日) 21:55:50 ID:kh1UIBdU
410 名前:昼下がりの小島[sage] 投稿日:2009/05/18(月) 02:38:52 ID:5RdHKzKu


事がすみ、乱れを直したところで二人揃って地面に寝転んだ。
風はないが火照った体には湖面近くの涼しさは格別だった。
ドロップさんも胸で息をしながらじっと空を見つめている。
なにを考えているのだろうか。横顔だけでは判断できない。
ただ、繋いだ手から伝わってくる体温には好意が込められているような、そんな気がした。

「……ラグナ」
「ん、どうしたんですか?」

僕も彼女にならい空を見上げる。クジラ島が遠くに見えた。

「また……ここに来て。私も……来る」
「――はい」
「……ん」

ぎゅっと手に力が込められた。
もう離さないって言われているようで、うれしさが胸にこみ上げてきた。
また、ここに来て、また、抱き合うのだ。
この先何度だって、二人で一つになれるのなら喜んで足を運ぼう。

「ね」
「はい?」
「私は……釣りが得意」
「え――」
「捕まえてるから」

それはもう僕の意思ではなく、彼女の虜になった男が一人引き寄せられていたということ。
彼女は釣りが得意で、つまるところ。
僕は彼女に見事なまでに捕まえられていたのだ。





ちょっとドロップの性格が違うような?
あまり気にしないでもらえると助かります。



82 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:56:59 ID:kh1UIBdU
416 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:25:59 ID:PsD2U2vH

綺麗に片付けられた店内だ。カウンターの中からあらためて見渡すとそんな当たり前すぎる印象を持った。
となりで営業していた店がひどすぎたからか、花の香りまでただようこの店は急造したものとは思えないほど清潔な雰囲気に包まれていた。
営業する人物が女性というだけでこうまで違うものか。いや、彼女は元々商才のある人であったから優劣ははじめから歴然としていたのだ。
しかしとなりで閉店した雑貨屋の店主にもそれなりの知識と経験は身についていたようで、店員となった以降の彼は良く働き、現店主の彼女からの評価もずいぶんと向上したようだった。

そんな彼は今ここにはいない。普段の働き振りから休暇の申し入れを受け入れたために、彼は今実家へと帰省している。
田舎からひとり立ちしてきた彼の家族を思う気持ちは、雇い主側の彼女も深く共感していたようで、前々から予定が立っていたということだった。
そこで自分がここにいる理由の一端につながってくるのだが。つまり店番として雇われたことに対する不満は消えず残っているのだ。
確かに買い物客が多く来店する夕方の時間に店主が店を留守にするのは良くはない。出荷したものを回収してもらわなくては困るのは自分のほうなのだ。
しかし店員が一人増えるまではそういう状態が続いていたのだから留守にしようが構わないだろう。
そう反論したが、返す言葉でやれヴィヴィアージュ家のお嬢様が定住することになって客が増えただの、やれ宿に泊まる人が増えてユーニさんが大量に食材を買いに来るだのと言う。
常連客を待たせるわけにはいかないという店側の事情をクドクドといい聞かされた僕は、うやむやのうちに期間限定の店員として雇われることになってしまったのだ。

こうして僕は雑貨屋マテリアルのカウンターにたち、慣れないお客さんの応対を任されているのだった。
僕のとなりではさわやかな営業スマイルのロゼッタさんがそろばん片手に売り上げの計算をしたり書類を書いたりしている。時々僕に品出しや棚の整理を指示しては、また机に向かっている。
普段はこの役はダニーさんが担っているのか。なんとなく彼が不満を口にしつつもテキパキと働く姿を想像して、頬が緩んだ。

「ラグナ、ほらお客さんよ」
「あ、はいはい」
「はいは一回!」
「は、はい!」

店の主は僕の方をキッとにらむとすぐに笑顔に戻って接客に戻る。
地よりも少し高めの声ときびきびとした動きで彼女はお客さんをもてなす。
商売人は皆そうなのだろうか、お金を受け取る動きもそつのない流れるような応対だ。
僕は用意された袋に商品を詰めて精一杯の笑顔で手渡す、ここまでが限界だった。僕が普段相手にしているのは土やモンスターなのだから仕方ないだろう。

「ありがとうございましたー」
「あ、ありがとうございましたっ」

お客さんが店を出て行くと、ようやく肩から力が抜けた。
たいした仕事はしていないのに肩が凝っていた。

「ちょっと、そんな油断した顔しないでよ。いつまたお客さんが来るかわからないんだから」
「そうは言いますけど、慣れないことなんでもう疲れてきちゃいましたよ」
「まったく、このぐらいで情けない声出さないでよもう……」

ロゼッタさんは椅子に座りなおして書類と向かい合っていた。商業組合なるものを組織した彼女のことだから一店主としての仕事以上に働いているのだろう。
僕も農業に遺跡探査にずいぶんと働いていると自負してはいたけどこうも目の前で忙しくしている姿を見せられると、働き者だなぁと感心してしまう。

83 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:57:25 ID:kh1UIBdU
417 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:27:03 ID:PsD2U2vH

一応僕らは恋人同士であった。
だから実を言えばこの仕事の依頼は願ったり叶ったりだった。
二人っきりで店の中で働く。なんとも喜ばしい状況ではないか。
でも実際は手足のようにこき使われているのだから、プラスとマイナスでイーブンかも。
そのちょっとした期待が肩透かしにあったのも疲労の原因であることは間違いなかった。

「期待持ちすぎたかなぁ……」
「何? なんか言った?」
「な、なんでもないですよ。ははは……」
「なによ、変なラグナ……あ」

ロゼッタさんがちらりとこちらをにらんだとき、机の端っこにあった消しゴムがコロッと下に落ちた。
ロゼッタさんはそれを拾おうと首を曲げて下を見渡すが、見つからないだろう。消しゴムはちょうど彼女の座る丸椅子の真下におちていたのだ。

「あぁ、僕が拾いますよ」
「ありがと、悪いわね」

姿勢をもどしてカウンターに戻るロゼッタさん。僕はしゃがんで椅子の下に手を伸ばした。
その時。

「こんにちはー」
「あらミスト。いらっしゃい珍しいわね」

店のドアが開いた音が聞こえたかと思うと、頭の上からそんな話が聞こえた。

まずい。

あせった僕はとっさにカウンターの下に身をもぐりこみ、ひざを抱えて隠れた。
気づかれては、ならない。
カウンターの下から出ないままでいると、ロゼッタさんが眉をひそめて下を覗き込んできた。

「ちょっとなにして……」
(しーっ、しーっ)

口元に人差し指をあて、僕の存在をごまかすように要請する。
ますます怪訝な顔をするロゼッタさんは一応は願いを聞き届けてくれたようで、その後は何も言わず姿勢を戻した。

「? どうかしましたかロゼッタさん」
「さぁね。私にもよくわからないわ」

やれやれ、といった口調でロゼッタさんはそういった。ミストさんもそれ以上は何も追及してこないようだしひとまず安心した。
なぜ僕がミストさんから隠れなければいけないのか。それは至極単純な話で。育てたカブを送る約束を忘れ季節が過ぎ、全て枯れてしまったことが原因だ。
収穫はモンスター任せだったから蓄えもなく、うちに今カブは一欠けらもないのだ。
しかもなんとなくことの次第を言いあぐねているうちに時間はすぎていってしまった。
それも気まずさに一役買っていて、この前遠くから見たときはいつもの笑顔の中に何かを含めているかのような恐ろしげな雰囲気をかもし出していた。
とにかくこちらの覚悟が決まらないうちは顔を合わせたくないのが本音だった。
こんなに思い悩んでいる机の下の僕とは反対に机の上の彼女らはのんきな世間話を続けていた。

「最近暑いですねぇ。池のアヒルさんたちもばててしまってますよ」
「うちは毎日西日がきつくて困っているわ」

そんな話を聞いてると、目の前でもぞもぞと何かが動いた。
気になり、目を凝らしてみるとそこには白い布があった。そこから二本の太い大根が生えていて――て。

(!?)


84 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:57:51 ID:kh1UIBdU
418 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:28:50 ID:PsD2U2vH

そこまでまじまじと見てようやく気づいた。僕の目の前にはロゼッタさんの脚と股が見えていて、彼女の下着が丸見えだったのだ。
気温の話になって無意識に開いたのだろうか、とにかく僕の視線は釘付けになってしまった。

「今度は花を育てるの? あんたの好きな金剛花は結構難しいわよ」
「いえー、もらえるものは自分では育てませんよ」
「あ、そ……」

相変わらず頭の上で世間話は続いている。もう会話はまったく耳に入ってこなかった。
ミニスカートの奥の白い下着から目が離せなかった。見てはいけないというのは頭でわかっていても体は動かない。
胸は高鳴り、息が荒くなり、どんどん顔が前に進んでしまう。ロゼッタさんの足はちょうど僕の頭が挟まるくらいに開かれていた。

「んっ?」
「何ですか、ロゼッタさん」
「んーん、何でも……」

頭がひざの間を過ぎた。もう下着は文字通り目と鼻の先にあった。
この、普段から隠れているものがさらに見えることのない状況であったはずなのに今目の前で主張しているシチュエーション。
興奮しないはずがない。
進んでいくとスカートの布が顔にかかった。

「なっ、ちょ、ちょっと……」
「どうしました?」
「え? あ、い、いや何でもないんだけど……その」

さすがにロゼッタさんも気づいたか。慌てて足を閉じようとしているけれどもう遅かった。
僕の顔がスカートの中に突っ込んでいるのは変わることなく、むしろ太ももの柔らかい感触が頬を挟んできてますます心地よく、気が昂ぶってきた。

「いやっ、やめ――」

今度は手で僕の頭を押し戻す作戦に出たロゼッタさん。しかし僕の方も気づかれたのならば、と大胆に手で彼女のひざをがっしりと掴んだ。
ほぼ全身の力を持ってスカートの奥へと押し進む僕と、ミストさんの手前軽く押し戻すことぐらいしか出来ないロゼッタさんでは勝敗は目に見えていた。白い下着と共に。

「ひゃっ……い、息かけちゃ……ゃんっ」
「?? ロゼッタさん?」
「はっ、な、何でもないのよミスト! ホントに、ひぅっ、な、何でも……」

とうとう下着に息がかかるところまで到着したらしい。進めば進むほど視界は白い布で覆われるから位置関係がわかりづらかった。
両手で掴んだロゼッタさんのひざが震え始めていた。どうにか体裁を保とうと必死なようだった。

「だ、だめぇ……んっ、あ、ミ、ミスト?」
「はい? 何ですかロゼッタさん」
「う、うんっ、その、買い物は……まだ?」
「あぁ、ごめんなさい。お話に夢中になっちゃってまだ選んでませんでした」
「そ、そう……んんっ、あっ、な、なるべくちゃちゃっと選んじゃって」
「そうですね〜。そろそろお夕飯の時間ですしね」


85 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:58:20 ID:kh1UIBdU
419 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:30:11 ID:PsD2U2vH

声の震えるロゼッタさんに対してのんびりとした返事をするミストさん。ここからではわからないけど、おそらくちゃちゃっととは選んでいないだろう。
ミストさんはいつだって自分のペースを崩さないのだ。
そんな状況に僕の中の悪戯心はむくむくとふくれあがってきた。ロゼッタさんが恥かしさに顔を赤くしているところを見えないのは少し残念だけど、そこは声を聞いて楽しむとしよう。
ロゼッタさんの抵抗を力で破り、とうとう鼻先が柔らかな布にふよんと届いた。

「ひっ――」
「今日はペペロンチーノにするんですよ。アネットさんがお好きだというので……あ、ロゼッタさんも来ますか? ご馳走しますよ」
「んぅっ、ふ、ふぇ、え、えぇいいわね。お店終わったらお邪魔しようかしら――ひぁ」
「あぁ、でもそうなるとロゼッタさんの好きなものも作った方がいいですよね。なにがいいですか?」
「い、いや、あの……んくっ、わ、私のことはいいから。んぁ、き、気にしないで……」
「そうですか? でも一品だけではさびしいですよねー……何かデザートでも作りましょうか?」

ロゼッタさんが今どういう目にあっているのか、知って知らずかミストさんは長々と話を続けている。
彼女に見つからないように隠れていたのだが、今はミストさんに感謝しなくてはいけない。なんていったって今の行為は第三者がいてこそ盛り上がるのだから。
鼻から思いっきり息を吸うとロゼッタさんの匂いが鼻腔から突き抜けて、頭の奥まで満たされていく。
汗のような匂いとほのかに甘い匂いが交じり合って、なんとも言いがたい不思議な匂いが充満していた。
僕はその匂いにつられ、鼻を押し当ててただひたすらに嗅ぎまわす。なんだか犬になったような気分だった。

「やぁ……あ、ひぃっ、お、おねが……やめ……」
「あら? にんにくはどこですか? ありませんねぇ」
「んーっ、ん、くぅ、はぁ、ひゃぁ、あ、あぁ……」
「ん〜どこでしょう? にんにくがないと作れないのですけど」
「あぅ……はぅ、ん……ひ、や、やぁ……」

吸っても吸っても匂いは尽きることない。スカートと太ももに包まれたそこは空気がこもっていて、息をするたび熱が上がっていくようだ。
僕の方も熱が上がっていく。頭にどんどんとたまっていくロゼッタさんの匂いにくらくらと酔い始めていた。

「……さん? ……ッタさん」
「ぅんっ、ん、ふぁ、いぁ……」
「ローゼッタさーん」
「ひゃ! な、なに? どうしたの?」
「もう、さっきから聞いているのにお返事してくれないんですから。にんにくはどこですかって」
「へ? あ、あぁにんにくね……にんにく……んくっ、そ、それならあそこの棚にあるっ、うぅ、わよ」
「あら、ありましたね。ありがとうございます」

酔っているのは僕だけでなく、ロゼッタさんも意識が散っていたようだ。いや、ただ単に股間の方に気が回っていただけだと思うが。
しかし熱がこもり、充満していく空間の中で呆けた頭ではまともな判断は出来ないようで、僕はちろっと出した舌を白い布に押し当てた。
その瞬間、ロゼッタさんの足がぴくんっと反応した。

86 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:58:48 ID:kh1UIBdU
420 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:31:38 ID:PsD2U2vH

「あぁんっ!」
「どうしたんですか? 急に変な声あげて」
「なっ、な、なんでもないってば……!」

必死に取り繕うロゼッタさんの声を聞きつつ、僕は舌を少しずつ動かし彼女の秘められた部位を布越しになめた。
布一枚を挟んでいるとはいえ、そこはふにふにと柔らかくて熱くって甘いようなしょっぱいような味が舌先を刺激した。
もう鼻から吸うだけでは酸素が足りない。
顔を上げて息継ぎしたいところだが、今の体勢では出来るわけがないしここから顔を離すなんてもったいないことは出来なかった。
だから僕はますます息を荒くして舌先の柔らかい感触に没頭した。
口からも鼻からもロゼッタさんの股間にこもった空気が流れてくる。

「も、もぅ……おねがっ、やめ、てぇ……はぁ、あぁ、やめっ……」
「にんにく、小麦粉、あと油は家にありましたしこれで全部ですね。それじゃあこれだけ下さいな」
「んぅ……も、もぉ、うぅっ……あっ! こ、これで全部ね? もう他には、な、ない?」
「はい、大丈夫ですよ。……それよりロゼッタさん顔が赤いですよ、どこか悪いんですか?」

さすがに気づいたのだろうか、それともわざとか。ミストさんのペースは誰にもつかめないから、判断に困る。
僕自身はどうにでもなれとロゼッタさんの秘所を一心不乱に弄りつづけた。例え見られても止まることはない。むしろこの場でロゼッタさんを押し倒して見せようじゃないか、と半ばやけくそだった。
なめていた下着の部分は段々と湿り気を帯びてきた。それが僕の舌だけのせいではないとわかっていた。

「だ、だいじょうぶ……よ。んぁ、はぁ、え、えっと二つ合わせて、520……ひゃんっ、520ね――」
「はい……。本当にだいじょうぶですか? ラピスさんをお呼びしましょうか?」
「だ、だめっ! あぅっ、ん、あ、ちょ、ちょっと疲れてるだけだし、その、は、早めに休むから」

取り繕うロゼッタさんは声を出すたび太ももをもじもじと動かして僕の愛撫とミストさんとの会話に耐えている。顔の両端が挟まれているだけでなく、すべすべな肌とすりあわされて気持ちよかった。
僕がなめまわしている下着は外側と内側から濡れてきていて、純白の布に染みを作っていた。
舌で上下を何往復もしているとロゼッタさんの匂いも味も濃さを増していく。丹念になめていると、上の方で微妙な突起に触れた。
女の子の花弁の中にあるに肉芽があった。

「ひぅぅっ、そ、そこはっ、はぁ、あぁ……や、やめ、ふぁ……」
「ロゼッタさん、そんなに苦しいならもう休んだ方がいいですよ? 熱もあるみたいですし」
「そ、そう、ね。んくっ、あ、ありがと心配してくれて……やぁ、んぁ……きょ、今日は店閉めることにするわ」
「はい、お大事にしてくださいね。お夕飯ならまたいつでも呼びますから。あ、そうだおかゆ作ってきましょうか?」
「い、いい、いい! そこまでしなくていいから、んっ、ほ、ホントにね」
「そうですか? それじゃあまた来ますね。ゆっくり休んでください」
「うん、ぅくっ、くぁ、ま、またね……ミ、ミスト」

探り当てた肉芽に標的にして舌をはいずらせる。濡れた布に浮かび上がるそれはどこよりも甘いような味がした。
舌先だけでは物足りない感触。ついに僕は顔を下着にうずめ、唇でロゼッタさんのクリトリスをついばむようにして食んだ。


87 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:59:08 ID:kh1UIBdU
421 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:32:31 ID:PsD2U2vH

「やぁぁっ!」

一際高い嬌声をあげてロゼッタさんは背筋をピンッと張った。どうやら軽くイってしまったようだ。

「どうしたんですか? そんな大きい声上げて」
「な、なんでもないからっ……ホントに……も、もぉ……み、店閉めるわね」
「あ、はい。ロゼッタさんお大事にしてくださいね」
「え、えぇ。そうさせてもらうわ」

ミストさんはいつも通りのほほんとした口調で挨拶すると、ようやく店を出て行った。
僕はそのままひくひくと可愛く痙攣するロゼッタさんの秘所を弄っていた。もはやカウンターの下に隠れた目的は完全にすりかわっていた。
布の向こうから染み出してきた愛液は夢中になって唾液を白い下着に塗っていた僕の舌を潤した。

「はぁっ、あぁ、んく……ちょ、ちょっと! いい加減にしてよ!」

ロゼッタさんが椅子を引き、僕は天国のようなやわらかい空間から追い出されてしまった。

「ロゼッタさん……」
「な、なによ……あっ」
「休むんでしょう? 一緒に上に行きましょうか」

僕は立ち上がり、ロゼッタさんの上気した頬にそっと手を添えた。
それだけで僕の言いたいことは伝わったようで、彼女は真っ赤に染まった顔をうつむかせ、こくりとうなづいた。


* * *


「あぁっ! んぁ、あ、あぁ、んぁっ! ひ、ひぁぁ、やぁぁ!」

僕の目の前で白い裸体が腰をくねらせ跳ねている。柔らかな尻肉が僕の下腹部にぶつかるたび、淫らな水音が響いてきた。
四つんばいになって丸いお尻を僕に向け、ロゼッタさんは貪欲に快感を求めていた。

「やぁっ、あぁっ、は、はげしっ、あぁんぅ、ラグ、ナぁ! ふぁっ! んっ、んぅっ!」

肉棒が激しく挿入を繰り返すたびにロゼッタさんの秘部から熱い体液が次々とあふれ出てくる。
ベッドに染みどころか水溜りが出来始めているにも関らず、ロゼッタさんも僕も動きを止めようとはしなかった。
交じり合う快楽が何かを壊してしまったのかもしれない。

「だめっ、だめぇ! お、奥まで来てっ! はぁっ、んぁっ、あぁ、奥まで、来てるのっ!」
「僕の全部飲み込んでますよ、ロゼッタさん。そんなに、欲しかったんですか」
「ちがっ、違うのっ! やぁんっ、ひぁ、ひゃぁっ、ら、ラグナがっ、ラグナがぁ」
「僕がどうしたんですか。ちゃんと言わないとわかりませんよ」
「イジワルしない、でよっ。い、言えないの知ってるのにっ、いやぁっ、や、あぁっ!」


88 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:59:33 ID:kh1UIBdU
422 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:33:23 ID:PsD2U2vH

わしづかみにした指が埋もれそうなぐらい肉厚な尻に跡がつきそうなぐらい強く腰をぶつける。
そのたびにロゼッタさんの蜜壷はぎゅっぎゅっと僕の一物を締めてくる。雄の射精を促す雌の動きだ。
そうでなくとも華奢な彼女の体で主張する豊満な尻肉を見れば、我慢など効くはずもないのに。
今こうして両手全体で揉み解し、弄っているのは少しでもその感触を楽しみたいからだ。

「あぁっ、あはぁっ、んんっ、来ちゃ、来ちゃうっ! あんっ、来ちゃうよぉっ」
「いいですよ、イっても。ロゼッタさんのイッちゃう顔見てますから」
「いやぁ、見ちゃ、見ちゃダメっ! あぅっ、あ、ふぁ、あ、あっ!」

ロゼッタさんの喘ぎ声が小刻みになってきた。絶頂が近いようだ。

「あーっ、あっ、はぁっ! ィ、イっちゃう! イッちゃう――!!」

背筋をピンッと張った後尻をふるふると痙攣させて、ロゼッタさんは達してしまった。
脱力してベッドに突っ伏したロゼッタさんはもう息が絶え絶えで、全身の力が抜けてしまっているようだった。
絶頂を越えてしまったロゼッタさんに対して僕の方はなんだか置いていかれたような気分だった。なんだかタイミングを外してしまったようだった。
ならば、と頭の中で意地の悪い僕が立ち上がって主張し始める。恋人を置いてイくような娘にはお仕置きだ、と。
悪戯心が膨らんで、思わずにやりと笑みがこぼれてしまう。
僕の思惑も知らずにロゼッタさんはまるで苛めてくださいと言わんばかりに丸くて白いお尻だけ上に向けて倒れている。
そんな姿を見て、僕の勃起はますます固くなってしまった。

「は、はぁ……あっ、あ、ラ、ラグナの……おっきく……」
「一人だけイッちゃってずるいじゃないですか。最後まで付き合ってもらいますよ」
「……え?」

気だるげに聞くロゼッタさん。
僕はゆっくりと腰を引き、また深く深く刺さるように突き出した。

「ああぁっ!! い、いやぁっ、今はっ、今はしちゃダメッ!!」
「そうはいきませんよ、僕だって気持ちよくなりたいんですから。それにロゼッタさんのここ、さっきより熱くて柔らかくなっててすごくいいですよ」
「んんっ! んぅっ、ふぅ、ふぁっ! な、なにっ、これ――や、やぁっ! ああぁ、だめぇ」
「ロゼッタさんも気持ちいいんですよね。イった後って感じやすくなるって聞いたことありますよ」
「そ、そんなっ、は、はぁんっ! いや、いやぁ! ちがうのっ、ちがうのぉ!」

されるがままに腰を振るロゼッタさんはもうろれつが回らないほどになっていた。一突きごとの感じようはさっきとは比べるまでもなく、激しいものだった。
否定しながらも彼女の膣肉は断続的に肉棒をしめつけてくる。それがたまらなく気持ちよかった。

「気持ちいいですよロゼッタさん。腰が溶けちゃいそうです」
「んぁ、あ、あぅっ! あはぁ、は、わ、私もっ、あ、あ、なんだか……あぁ!! いいの、いいのぉ!」

ロゼッタさんの腰がまたくねって動く。気持ちいいところを求めてるような動きだ。

「やぁっ!! そこぉ、そこっ、いい、いいよぉっ! き、気持ちいいのぉっ! ひぁ、ひゃぁっ!!」
「ここですか? ここがいいんですね」
「そ、そこなのっ! 気持ち、いいっ、は、あ、あぁ、気持ちいいよぉっ、ラグナぁっ!」


89 名前:二人で店番:2009/12/13(日) 21:59:59 ID:kh1UIBdU
423 名前:二人で店番[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 23:34:25 ID:PsD2U2vH

蜜があふれ出す膣の奥深くまで責めたてていく。腰がガクガクと震えた。
もうそろそろ限界を迎えるだろう。
僕は一層挿入を激しくした。

「い、いたっ、痛い! 強すぎよっ、あぁ、やぁっ! 痛いのっ!」
「もう、少し……もう少しです、からっ」
「いやぁっ! だめっ、あぁんっ、ふぁっ!! ひ、ひぃっ、いたっ、ひぁっ、ひぃっ!!」
「うっ、で、出る――出しますよっ、ロゼッタさん」
「うぁ、あつっ、あぁんっ!! も、もうっ、だ、だめっ、出してっ、出してっ! ラ、ラグナっ!!」

肉棒の膨張が増していく。それに対してロゼッタさんのアソコは締め付けてくるものだから、我慢なんて出来るわけがなかった。

「イッちゃう! わ、わたしっ、あぁっ! また、い、イっちゃうっ、イっちゃうぅ!!」
「僕も、い、イきますよっ」
「は、はぁっ! 来てっ、来てっ! ラグナもっ、イって――あ、あぁぁっ!!」

ズンッとより深くを突いたその時、腰から亀頭の先へ何かが駆け抜けた。頭に一瞬電流が流れたと思うと、次の瞬間ロゼッタさんの子宮の置く深くへと精液が大量に放たれていった。

「あつぅっ! あ、はぁっ、あ、あ、はぁ……あぁ、あ、熱いのが……い、いっぱい……」

ずいぶん長く続いた射精が終わったあと、またロゼッタさんはベッドに倒れこんでしまった。
今度は僕もその横に倒れた。心臓がバクバクいってしばらくは動けそうになかった。

「ロゼッタさん、すごく……気持ちよかったです」

そう言って隣を見ると、またのぼせたかのようにロゼッタさんの顔は耳の先まで赤くなっていた。

「も、もう……もっと優しくしてよ……バカ」


* * *


僕がマテリアルで少しの間働いたあと、ダニーさんはとてもいい笑顔で戻ってきた。短い間とはいえ、実家に帰省しての休暇は充分効果があったようだ。
彼はまたいつも通りロゼッタさんの支持のもと、店員として懸命に働いている。
店を建て直すつもりはないのか、とか放置している自分の店はどうするんだ、とかそんなことは考えていないようだ。
とにかく働ける場所があることに彼は満足しているのだと思う。
それから一つ、変化したことがあった。
あの真面目一辺倒で雑貨屋を切り盛りしていたロゼッタさんは最近、時々店をダニーさんに任せて抜け出てくるようになった。
もちろん、店の経営も出荷箱の中身の回収も怠らずに、だ。
働き者な所にもずいぶん感心したけれど、そういった普段どおりの生活の中でちょっとした自分の時間を作ることが出来ることにも、改めて感心した。
それに、彼女が店を抜け出すようになったことには僕も関係してくる。

「ロゼッタさーん! お待たせしましたー」
「遅い! 女の子を待たせるなんて、最低よ!」
「ご、ごめんなさい。家を出るのに手間取っちゃいまして」
「ふんっ、ほら言い訳はいいから、行くわよ」

ルピア湖にかかるつり橋の上で僕と彼女はいつも通りの約束の時間に合っている。
でも今日は少し違うんだ。
遅れたのにも、わけがある。
今日この日のためにずいぶん苦労して用意した、青いバラのブーケ。

勘のいい彼女なら、もうとっくに気づいてるかもしれないけれど。




そんな暗いところでパンツ見えるの?というつっこみは勘弁してください。

90 名前:エリック×ラピス:2009/12/20(日) 13:38:47 ID:+wKP3/Ms
428 名前:290[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:09:32 ID:CzA7Z7Mj
エリック×ラピス書くと言った者です。

なかなかエロを書くのが難しく難航していてまだまだ時間が掛かりそうですが、
取り合えず出来た分だけ投下します。

嫌いな方はスルー又はNG推奨。

429 名前:エリック×ラピス 1[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:17:24 ID:CzA7Z7Mj
「エリックさん、これ、僕の畑で採れたトウモロコシです。よろしければどうぞ。」
「おおっ!若者よ、気が利くじゃないか。大切にするぞ。」
この若者―ラグナが村に来てから早いもので二年目の夏が訪れていた。
最初はがよく種を売ったついでにその作物について講義したり、度々相談を持ちかけられたりしたものだが、今では対等に、畑や作物についてあれやこれやと議論―例えば水の微調節や素材の味を生かした調理法について―するようになった。
現に今貰ったトウモロコシは一粒一粒が大きくつやもあり、いますぐ噛り付いても美味そうな程だ。実際には生で食べることは出来ないが。
「それでは、僕は用事がありますので。」
「おう、またな若者。」
ラグナはぺこりと一礼すると、足早に南地区を後にした。ルピア山道へ行くところをみると、おそらく蔓草の遺跡にある畑の世話をしに行くのだろう。



「こんちはー。」
若者と入れ違う形でやってきたのは、図書館に住み着いてこちらも早二年のセルフィだ。
村人の施しで生きていると言っても過言ではない彼女は、食べ物を買う時は商売に関してきっちりしているロゼッタの雑貨屋を避けて、わざわざこの農場まで足を運んでいるのだろう。
「いらっしゃい。今日のおすすめは今朝採れたてのトマトだ!もちろん、俺が丹精こめて作った自信作だぞ!」
「ふーん、じゃあそれ貰おうかな。あとはキュウリあるかな?」
「もしかして、またサンドイッチか?たまには他の物も食べないと体に悪いぞ?」
「いーじゃない、ちゃんと野菜は挟んでるんだし。」
「そういう問題ではなくてな……全く、ラピスさんが心配するのもよく分かる……。」
「ふーん、ラピスから聞いたんだ。ラピスから。」
「だ、だったら一体なんだっていうんだ?」
ラピスさんの名前を口にした途端、急ににやにやと笑いだした。
背中を嫌な汗が伝い、聞きたくないと思いながらも先を促す。
「いやね、あたし一昨日本の片付けしてたのよ。で、二階から教会が見渡せるんだけど……ちょうどステラさんが酒場から帰ってくる頃にエリックが教会から出ていくの、見ちゃったんだ〜。」
見られていた。
思わずこめかみに手をあてうなだれる。
セルフィはにやにや笑いを崩さない。
「別に二人が何してたのかは訊かないけどね。やましい事が無いならステラさんに内緒でこそこそしてるのはどうかと思うなぁ。……って、その様子だとやってんのね、やましい事。」
すっかり頭を抱えてしまった俺の様子を見て、あきれた、とセルフィが呟くのが聞こえた。
おそらく本人はほんの少しおちょくるつもりだったのだが、想像以上の反応が返ってきたのだろう。
「頼む、この事はどうか内密に……。」
「う〜ん、それはエリック次第かなぁ。……さっきも訊いたけど、キュウリある?」
まったくこの娘は油断も隙もない。
エリックはその後秘蔵の冷蔵庫からキュウリを持ち出し、トマトと一緒に他の住人より割安で売っている野菜を、更にいつもの半値で売る事になった。


91 名前:エリック×ラピス:2009/12/20(日) 13:42:05 ID:k3UE19a+
430 名前:エリック×ラピス[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:22:45 ID:CzA7Z7Mj
「じゃ、またね!」
ややげっそりした顔のエリックを残して、セルフィはエリック農場を後にした。
(まさかそこまで発展してたなんて、エリックも中々手が早いわね。いや、ラピスもああ見えて結構……。)
「ぁ痛ッ!」
「すみません、大丈夫ですか?」
「あ、タバサ……。」
予想以上の収穫にあれこれ考え事―下世話な想像と表現した方が正しいが―していたセルフィは、ちょうどヴィヴィアージュ別邸から出てきたタバサとぶつかってしまった。幸いにも、買った野菜が地面に落ちてしまうことはなかった。
「いや、あたしがボーッとしてたのがいけないんだよ、ごめんねタバサ。」
「いえ、こちらこそ。ところでそのお野菜、エリック様の農場で採れたものですか?」
「ああうん、まあね。」
「お野菜は普段マテリアルでラグナ様が出荷したものを買っているのですが……エリック様のお野菜もとっても美味しそうですね、今日はエリック農場で買ってみます。」
それでは、と一言別れの挨拶を告げると、タバサはエリック農場に向かって歩き出した。
「あ……。」
今は行かない方が、と言いかけたが、何故かと聞かれても答えられないので止めた。
(エリックはともかく、ラピスには色々借りがあるからなぁ……。)
エリックに乞われなくとも、セルフィにははじめから言いふらす気は毛頭無かった。ただ、そういう素振りを見せれば野菜安く買えるかなぁ、という打算的な考えはあった訳だが。
(ま、なんとかごまかせるでしょ。さ、帰ってサインドイッチ作ろーっと。)
鼻歌まじりで帰路につくセルフィであった。




431 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/23(土) 18:28:34 ID:CzA7Z7Mj
今回は以上です。
2レス目に番号振るの忘れた……。

続きは未定ですが、必ず完結させます。

92 名前:ラグナ×ラピス:2009/12/20(日) 13:45:25 ID:+wKP3/Ms
476 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:53:53 ID:Xdn3Lsz7
(2)
「実は私…、ラグナ様だけにお話したいことがあるのです」
僕は手を引っ込めて、タバサさんに先を促した。タバサさんは立ち上がって、僕に背を向けながら話し始めた。
「私がエルフだということは前にもお話ししましたが、私はあるエルフの国の王女です」
「…王女?」
僕は驚きを覚えた。そういえば以前から思っていたが、彼女の振舞いには、一朝一夕では身に付けられないような高貴な雰囲気があった。
王女だというのならそれも納得できる。
「はい。私が人間界に来たのは…」
タバサさんはそこで言葉を切り、やや深呼吸してから言った。

「結婚相手を探すためなのです」

結婚…何というタイミングだろう。昨日の酒場での話が僕の脳内を駆け巡った。僕は、口の中が急速に乾いていくのを感じた。
「………」
「私の結婚相手の条件は、人間と…私たち異種族の絆を紡ぐ者。架け橋になれる者」
タバサさんは振り返ると、僕の前まで歩いてきて、顔を赤らめながら続けた。
「ラグナ様、貴方はたくさんのモンスターを可愛がり、全ての生命を慈しんでいらっしゃいます」
「え…僕…?」
「はい。貴方こそが、私が探し求めていた結婚相手なのです。…私と結婚してください」
ノイマンさんは言った。女かプロポーズされるのは恥ずかしいことだ、と。
でも、今、タバサさんは、僕の返事を待っている。僕の気持ちを伝えるのは、今この瞬間しかない。
「ラグナ様」「タバサさん」
僕たちは同時に名前を呼んだ。視線が合った僕たちは、魅入られたかのようにお互いの顔から離れられなかった。
僕はタバサさんの手を取った。タバサさんはちょっと驚いたようだったが、手を振りほどこうとしない。
「タバサさん、僕は貴女が好きです」
「ラ…ラグナ様…」
タバサさんの碧い瞳が見開かれる。同時に彼女の頬も紅く染まっていく。タバサさんも僕と同じだったのだと悟った。
僕はタバサさんを引き寄せて抱きしめようとしたが、彼女は僕の胸に手を当てて、抱擁を拒む仕草をした。
「待ってください…。この先に進んでしまわれたら、私たちはもう後戻りできません」
彼女は、いつになく真剣な表情をしていた。
「ラグナ様にはいずれ、私のふるさとの森に来ていただくことになるでしょう」
バサさんは少し暗い眼をして続けた。
「残念ですが、私たちエルフの中には、人間を快く思わない方もいます。
貴方は、人間というだけの理由でその方たちから言われようのない差別、蔑視を受けることもあるかもしれません」
「………」
「ラグナ様…貴方は、それでもよいのでしょうか?私と一緒に歩いていく覚悟がおありでしょうか?」
差別?蔑視?
…それが一体なんだというのだろう。
彼女は、人間と異種族の架け橋になるために、慣れない人間界で今まで頑張ってきたのだ。
それまでにはいろんな苦労もあったろう。
僕は、エルフだとかそんなのは関係なく、ただ、タバサさんという女性に惹かれた。僕も彼女のように、異種族間を紡ぐ架け橋になりたいと願った。
なら、そのための苦労など既に織り込み済みだし、何より瑣末なことだ。

「構いません。たとえどんな困難がこの先に待っていようと、僕は、貴女と一緒に歩いていくという道を選んだのですから」
僕は強い決意をこめて、言った。
「ラグナ様…貴方は私の想像以上の方でした。貴方となら私も共に歩んでいけます」
「僕たちが架け橋になりましょう」
「はい…!ラグナ様、ずっとお慕い申しておりました…」
タバサさんは今までの中で最高の笑顔を浮かべて言った。
「ラグナ様…愛しています」

93 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 13:45:55 ID:+wKP3/Ms
474 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:49:33 ID:Xdn3Lsz7
鳥つけました。では投下します。
長いので、今日と明日の二回に分ける予定です。

475 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:52:07 ID:Xdn3Lsz7
(1)
僕がカルディアの町に住み着いてから二年経った。
思えば実に色んなことがあった。記憶は相変わらず戻らないが、戻らなくてもいいと僕は思い始めていた。
ある祝日、僕は、カジミール遺跡前のいつもの場所に向かった。
そこには、いつもどおりタバサさんが待っていた。
「ラグナ様…おはようございます」
「おはようございます。今日もいい天気ですね」
僕たちは挨拶を交わすと、並んで近くの岩に腰掛けた。水面を通る風が心地よい。
この二年の間で、僕たちの距離は随分と縮まっていた。
僕は、タバサさんを、ひとりの女性として意識している。
自惚れとは思うけど、多分、彼女も同じ気持ちかもしれない…。でも、確信はない。はっきりと彼女の気持ちを聞いていないからだ。

昨日、酒場でノイマンさんと酒を酌み交わしたとき、ノイマンさんから「お前はいつ結婚するんだ?」と訊かれた。
サラさんと再び夫婦になったノイマンさんは、「お前は俺たちのキューピッドだからな」と毎週僕を誘って酒を奢ってくれるのだ。
僕が断っても強引に勧めるのだから、最近は酒にも馴れてすっかり習慣に組み込まれてしまった。
この町に来る前の記憶がないから、僕は本当に酒が呑める歳なのか判らないが、ノイマンさんはもう僕は十分に大人だといってくれた。だから、こうして一緒に呑んでいる。
「け、結婚って…誰と」と僕は訊き返した。
「この野郎、カマトトぶりやがって…。タバサとだよ」とノイマンさんは肘で僕の脇腹を小突く。
カウンターでカクテルを作っていたセバスチャンさんも、「町の中ではまだか、まだか、と噂になっていますよ」と相槌を打ってきた。
僕は気恥ずかしかった。確かに僕とタバサさんは毎日のように会っているし、二人きりで出かけたことも数え切れないほどある。
お月見も、感謝祭も、聖夜祭も、二人で過ごした。傍から見れば僕たちはほとんど恋人同士なのだろう。
…でも、僕は、まだ、彼女に気持ちを伝えていない。

「真面目な話、あんまり女を待たせんなよ…」と、ノイマンさんは酒臭い息を吐きながら僕の首に太い腕を回してきた。妙に含蓄深い。
「でも…僕はまだ気持ちを伝えていません」
言った途端、ノイマンさんとセバスチャンさんは顔を見合わせた。
「ラグナ…お前…何やってんだ」
「まだ気持ちを伝えていなかったのですか」
「だって…もし断られたら…」
「馬鹿野郎。どう見ても相思相愛だぜお前ら」。
セバスチャンさんも、「そうですよ」とうなずく。
「ラグナ、簡単なことじゃないか。俺と結婚してくれ、と一言言えばいいだけだ」と背中を思いっきり叩いて発破をかけてくれた。
セバスチャンさんは、自分の気持ちを正直に打ち明ければうまくいきますよ、とアドバイスしてくれた。
セバスチャンさんは独身なのに、仕事柄かこの街の誰よりも女性の扱いに馴れているように見える。

…そんな話をしたものだから、今日の僕はタバサさんの顔を見るのがすごく恥ずかしい。
本当に彼女は僕を待っているのだろうか…。
…もし伝えるなら、勇気を出さなければ…。
横に目をやると、タバサさんの小さな手が僕の手のすぐそばにあった。
よし…少し強引に…と僕がその手をつかもうとしたとき、タバサさんが話しかけてきた。

94 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:07:07 ID:+wKP3/Ms
476 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:53:53 ID:Xdn3Lsz7
(2)
「実は私…、ラグナ様だけにお話したいことがあるのです」
僕は手を引っ込めて、タバサさんに先を促した。タバサさんは立ち上がって、僕に背を向けながら話し始めた。
「私がエルフだということは前にもお話ししましたが、私はあるエルフの国の王女です」
「…王女?」
僕は驚きを覚えた。そういえば以前から思っていたが、彼女の振舞いには、一朝一夕では身に付けられないような高貴な雰囲気があった。
王女だというのならそれも納得できる。
「はい。私が人間界に来たのは…」
タバサさんはそこで言葉を切り、やや深呼吸してから言った。

「結婚相手を探すためなのです」

結婚…何というタイミングだろう。昨日の酒場での話が僕の脳内を駆け巡った。僕は、口の中が急速に乾いていくのを感じた。
「………」
「私の結婚相手の条件は、人間と…私たち異種族の絆を紡ぐ者。架け橋になれる者」
タバサさんは振り返ると、僕の前まで歩いてきて、顔を赤らめながら続けた。
「ラグナ様、貴方はたくさんのモンスターを可愛がり、全ての生命を慈しんでいらっしゃいます」
「え…僕…?」
「はい。貴方こそが、私が探し求めていた結婚相手なのです。…私と結婚してください」
ノイマンさんは言った。女かプロポーズされるのは恥ずかしいことだ、と。
でも、今、タバサさんは、僕の返事を待っている。僕の気持ちを伝えるのは、今この瞬間しかない。
「ラグナ様」「タバサさん」
僕たちは同時に名前を呼んだ。視線が合った僕たちは、魅入られたかのようにお互いの顔から離れられなかった。
僕はタバサさんの手を取った。タバサさんはちょっと驚いたようだったが、手を振りほどこうとしない。
「タバサさん、僕は貴女が好きです」
「ラ…ラグナ様…」
タバサさんの碧い瞳が見開かれる。同時に彼女の頬も紅く染まっていく。タバサさんも僕と同じだったのだと悟った。
僕はタバサさんを引き寄せて抱きしめようとしたが、彼女は僕の胸に手を当てて、抱擁を拒む仕草をした。
「待ってください…。この先に進んでしまわれたら、私たちはもう後戻りできません」
彼女は、いつになく真剣な表情をしていた。
「ラグナ様にはいずれ、私のふるさとの森に来ていただくことになるでしょう」
バサさんは少し暗い眼をして続けた。
「残念ですが、私たちエルフの中には、人間を快く思わない方もいます。
貴方は、人間というだけの理由でその方たちから言われようのない差別、蔑視を受けることもあるかもしれません」
「………」
「ラグナ様…貴方は、それでもよいのでしょうか?私と一緒に歩いていく覚悟がおありでしょうか?」
差別?蔑視?
…それが一体なんだというのだろう。
彼女は、人間と異種族の架け橋になるために、慣れない人間界で今まで頑張ってきたのだ。
それまでにはいろんな苦労もあったろう。
僕は、エルフだとかそんなのは関係なく、ただ、タバサさんという女性に惹かれた。僕も彼女のように、異種族間を紡ぐ架け橋になりたいと願った。
なら、そのための苦労など既に織り込み済みだし、何より瑣末なことだ。

「構いません。たとえどんな困難がこの先に待っていようと、僕は、貴女と一緒に歩いていくという道を選んだのですから」
僕は強い決意をこめて、言った。
「ラグナ様…貴方は私の想像以上の方でした。貴方となら私も共に歩んでいけます」
「僕たちが架け橋になりましょう」
「はい…!ラグナ様、ずっとお慕い申しておりました…」
タバサさんは今までの中で最高の笑顔を浮かべて言った。
「ラグナ様…愛しています」

95 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:23:20 ID:+wKP3/Ms
477 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:55:30 ID:Xdn3Lsz7
(3)
僕たちは、どちらからともなく抱き合った。そして、自然にお互いの唇を重ねていた。
口を離すと、タバサさんは染めた頬をほころばせて言った。
「私…口づけは初めてなんです」

そのとき、僕は、自分自身が固くなっているのを感じた。キスしただけでこんなになってしまうのか、と我ながら呆れてしまった。
…でも、それが自然なのかもしれない。

タバサさんを抱きたい。僕のものにしたい。
僕の中の本能は彼女を欲しがっている。では、僕の理性はどうか。
…僕の理性も、タバサさんを求めている。タバサさんが欲しいと訴えている。

僕はからからに渇いた喉の奥から、やっと言った。
「僕は…タバサさんが…欲しいです…」
タバサさんは、ゆっくりと僕の目を覗き込んだ。彼女は、その言葉が何を意味するかを知っているのだ。
「…はい…。ラグナ様のお望みのままに…」
タバサさんは、潤んだ目で僕を見上げる。そのまま僕たちは見つめあった。
僕の心は、彼女への無限とも永久ともいっていいほどの愛情と幸福感によって満たされていた。

…僕はタバサさんを自分から少し離すと、彼女の胸にゆっくりと手を伸ばした。
「あっ」
僕の手が胸に触れた途端、タバサさんは軽く声をあげた。でも、拒もうとはしない。
タバサさんの胸は、僕の手にすっぽりと納まる。まるで僕のためだけに創られたような大きさだ。
タバサさんの腰に手を回しながら、胸の愛撫を続けていた僕は次に進もうと考え、メイド服のボタンを外そうとしたが、どうやって外すのかわからない。
タバサさんは僕が何をしたいのかを察したようだ。
「今外しますね…」
タバサさんの頬は激しく紅潮していた。エプロンの紐をほどき、やや指がもつれながらも、ボタンを外していく。
メイド服の前が次第にはだけ、褐色の肌の面積が拡がっていく。
僕はその姿態に興奮していた。
彼女の褐色の肌と、純白の下着のコントラストがとても眩しい。
僕はその下着の上から胸に触れた。服の上からよりも、はっきりと感触が伝わってくる。
「はうっ…」
僕が揉むたびに、タバサさんは甘美な声をあげる。その声が、ますます僕を昂ぶらせた。
とうとう我慢できなくて、僕は彼女の胸を覆っていた布をずらした。
恥ずかしさに耐えかねたのか、タバサさんは胸を手で覆った。
「私…こんなこと…初めてで…」
「僕も初めてだよ…多分」
「多分…? あっ…」
タバサさんは、僕が記憶を失っていることを思い出したようだ。
「確かに僕は記憶がないけど、今までにないくらいすごくドキドキしている…。緊張で足もほら、こんなに震えて…」
事実だった。僕の膝は先ほどから痙攣したように小刻みに震えているのだ。武者震いというやつだろう。
「ふふ…お互い初めて同士というわけですね…」
タバサさんはますます赤みを増した頬のままにっこりと微笑み、胸から手を離した。
双丘が、桃色の実が、僕の視覚をひどく刺激する。心臓が激しく脈打つ。
「あ、あまり見ないで…ください…」
タバサさんは横を向きながら消え入るような声で呟く。
僕は口の中に溜まったつばを、ごくりと飲み込んだ。飲み込む音がやけに大きく聴こえた。
「さ、触るよ…」
タバサさんは答えない。たが、かすかに肯いた。
何かに耐えるかのように、彼女は目を堅くつぶった。

96 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:23:57 ID:+wKP3/Ms
478 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:57:13 ID:Xdn3Lsz7
(4)
僕は、彼女の左の乳房に手を伸ばした。僕の右手は、情けないほど震えていた。
すべすべした肌に、温かくて柔らかい膨らみ…。
僕の触覚は、ほとんど右手にのみ集中していた。
タバサさんの心臓がどくんどくんと脈打つのが、掌にはっきりと感じられた。
「すごく…ドキドキしている…」
「ラグナ様に触られているからです…」
僕は手に力を入れた。僕の掌の中で彼女の乳房が形を変える。僕は乳房から手を離すと、桃色の突起を指でつまんだ。
その瞬間、タバサさんは身体を震わせた。口からは甘い吐息が絶えず漏れてくる。
「気持ち…いいんだ?」
言った後に僕は愚問だったことに気がついた。
左手を右の方に伸ばし、僕は右手で左の乳首を、左手で右の乳房を愛撫した。
「はぁ…っ…」
くず折れそうになったタバサさんは、僕の首に腕を回してきた。
「はぁっ…ラグナ…さ…まぁ……」
切なそうな声で僕の名前を呼ぶ。
僕はタバサさんを持ち上げて、胸を顔の位置にまで持ってきた。
目の前に、タバサさんの二つの膨らみが実っている。
僕は右の膨らみを口に含み、吸い付き、舐め、噛んだ。
「っ…くぅっ…」
彼女は、僕の肩を掴んで必死で声を出すまいとこらえている。
双丘は、僕の唾液ですっかり濡れてしまっていた。

僕は胸の愛撫を止めて、タバサさんのスカートを右手でたくし上げた。
真っ白なストッキングが目に飛び込んでくる。
タバサさんは目を開けて、僕のやることを見ている。これから僕が何をしようとしているのかを知っているのだろう。
僕は樹の幹にタバサさんを寄り掛からせ、彼女のスカートを折り畳むようにしてめくると、タバサさんが自らそれを両手で持ってくれた。
股上までの白いストッキングとガーターベルトが僕の目の前に晒された。
タバサさんは僕から顔を背けている。スカートを掴んだ手はかすかに震えていた。
僕はタバサさんの前に立つと、彼女の左足をそっと持ち上げた。
「あっ…」
つぶっていた目を開けたタバサさんは、僕が何をするのかと不安になったようだ。
スカートが垂れていて、もっと上の部分が良く見えなかったのだ。
自分の足が僕によって無理に開かれていることに対する羞恥からか、「いや…」と彼女はつぶやく。
でも、足を閉じようとする様子は全くない。僕は了承と受け取った。
視線を下に落とすと、タバサさんの下着が一番に飛び込んできた。三角形の布、ガーターベルトの紐、腿に密着しているストッキングがすごく艶かしい。

僕は彼女の左足を下ろし、右手でそっとショーツに触れた。
汗ばんだ指でも、シルクの肌触りは変わらない。
僕は彼女の部分に指を少し強く押し付けた。
「あくぅっ…」
指で布地をつついていくと、何か窪みのような箇所が感じられた。
これが…タバサさんの…。
僕は自分の鼻息が荒くなるのを感じた。
みっともないとは思ったが、男の本能的なものなのか、自分の意思ではコントロールできない類のものだと諦めた。
僕はその窪みをさらに刺激することに努めた。
「はぁっ…ダメ…です…そこ…は…」
タバサさんは掴んでいたスカートを離し、僕の両肩に手を置いて拒む仕草をした。
でもその力はとても弱弱しい。
僕は構わず刺激を与えていった。
指を二本に増やし、指の腹で擦っていった。次第に下着が湿り気を帯びてきた。
僕は愛撫をやめた。右手の指には、汗とは異なる、粘り気を帯びた液体がついていた。

97 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:24:31 ID:+wKP3/Ms
479 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/03(金) 23:59:15 ID:Xdn3Lsz7
(5)
僕は下ろされたスカートを再びたくし上げ、視線をそこにやった。
しっとりと濡れたショーツの先に、何かが透けて見えた。
そろそろ頃合かと僕はそれに指をかけた。彼女は僕の肩に両手を置いたまま、乱れた息を整えようとしている。
僕はそっとショーツを下ろした。
タバサさんは、自分の下着が下ろされたことに気がついたようだった。
「あ…」
膝をあわせてショーツが下ろされるのを阻止しようとしたが、無意味な抵抗だった。僕はそれを膝頭まで下ろしてしまっていた。
「ラグナ…さま…」
「タバサさん…脱がすよ」
彼女は一瞬沈黙した後、ゆっくりと頷いた。
僕は下着を脛のところまで下ろし、タバサさんの右足を持ち上げ、下着を外した。
僕はゆっくりとスカートをたくし上げた。左足首に引っかかっているショーツがひどく扇情的だった。

脛…、膝…、腿…、と少しずつ足が露になっていく。
「わ…私…恥ずかしい…です…」
タバサさんは目に涙を浮かべながら、かすれた声で言った。
でも僕はやめるつもりなどない。それ以前に、僕はもはや止まられない領域にまで踏み込んでしまっていたのだった。
僕はスカートを完全に腹の部分まで上げてしまっていた。
タバサさんは固く目をつぶっている。
僕は、タバサさんのを見た。髪の色と同じ茂みがあった。その茂みの奥に、縦に割れた洞穴があった。
全身に響くかのような胸の高鳴りの中、僕は茂みに触れた。そして、その奥へと指を進め、敏感な部分に触れた。瞬間、タバサさんの体がぴくりと跳ねる。
僕は、ゆっくりと、クレバスに従って指を這わせた。そのクレバスから溢れ出るものによって、僕の指は湿り気を帯びた。
僕が指を動かすたびに、タバサさんは身体をくねらせて喘ぐ。逆に僕が動きを止めると、タバサさんは僕を切なそうな目で見る。
「はぁ…ラグナ…さま…。いじ…わるです…」
嬌態が混じった声で僕をなじる。
でも不思議と不快ではない。むしろ逆に僕は彼女を支配下に置いているという征服感を味わっていた。
僕は指先に先ほどより強く力を込めた。
クレバスの上側に在る突起に触れた途端、タバサさんはのけぞりそうになって僕にしがみついてきた。
「くぅっ…はぁっ…はぁっ………」
彼女の唇から唾液がこぼれる。
僕は顔を近づけて、タバサさんの唇を覆うように吸い付いた。タバサさんも僕の唇を吸ってきた。
お互いの舌が蛇のように絡みあい、離れ、また絡みあった。
幾度も、幾度も、僕たちは互いの唾液を交換しあった。
僕の右手はタバサさんの秘所に、左手は彼女の腰にあった。
タバサさんは両腕を僕の首に巻きつけている。彼女のヘッドドレスの左側がずれて、束ねられた藍色の髪と、特徴的なエルフの耳が覗いた。

互いの口腔を互いの唾液で濡らすようなキスが終わった後、僕は彼女の耳に標的を定めた。
まずは、長く伸びた耳殻に口付けた。
「はぁうっ…」
タバサさんが溜息をつく。僕は耳殻を舌で愛撫した。
「だめ…だめ…です…。私…耳が……弱…はぁ…」
タバサさんの柳眉は快楽に歪んでいたが、僕は構わず舌での愛撫を続けた。
耳たぶ、耳の穴、耳のひだ、耳の裏、と僕はタバサさんの耳を余すところなく舐めていった。
とうとう立っていられなくなったのか、次第にタバサさんは腰を下ろしていく。僕の首に回された腕に、彼女の体重が徐々にかかっていった。
僕は耳と下腹部の愛撫を更に激しくした。

「ら…らめ……!ラ…ラグ…ナ…さ…ま…ぁ……!くぅっ…!」
タバサさんの体が数回痙攣したかと思うと、秘部を弄んでいた僕の右手は、谷間より迸った熱い液体によってますます濡れそぼってしまっていた。
僕の胸元に彼女の吐く荒い息が幾度もかかる。
「…気持ちよかった?」
僕は尋ねたが、タバサさんは肩で息をするだけで返事をしない。
でも、彼女が絶頂を迎えたことははっきりと分かった。

480 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 00:01:51 ID:Xdn3Lsz7
これで半分ってとこです。残り半分は明日投下します。

98 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 14:27:24 ID:+wKP3/Ms
486 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:31:01 ID:VsiBzms/
全体重を僕に預け、相変わらず肩で息をしているタバサさんを支えながら、僕は少し身体を休められるかとほっとしていた。
ずっと動かしっぱなしだった両手が流石に疲れている。
しかし、早く彼女を抱きたい。僕のものは痛い程膨張していた。

「ラグナ様…、今度は私の番です…」
急にタバサさんがそう言ったので、僕は聞き返した。
「え、番…?」
彼女は答えるかわりに、僕の下半身に触れた。
彼女の細い指が、僕のものを布地の上から触ったのだ。
他人に普段触られる物ではないから、凄く新鮮だった。
そこより発生した快楽の波が僕の全身を奔った。思わず僕は前屈みになる。
「ラグナ様…私も触りますから…」
タバサさんはしゃがみ込んで、僕のズボンに手をかけた。僕は身体を巡る快楽に耐えつつ、彼女のなすがままにさせていた。
引っ掛かってなかなか下ろせないようなので、僕は押さえて下ろしやすくした。ズボンが下ろされ、僕のものは外気に晒された。
熱く火照ったものに、外気は心地よかった。
「きゃっ…」
タバサさんの驚きの声がする。
「え…、こ、こんなに…お、大きい…なんて…」
目の前に伸びているそれを目の当たりにして、タバサさんは驚きの表情をして目を背けた。耳まで紅く染めて固く目をつぶっている。
「えと…タバサさんの番…でしたよね?」
いじらしい彼女をちょっと苛めたくなったので、僕はからかうように言った。
「で、でも…大きい…」
「大きいってわかるなんて…タバサさんは今までにこれを見たことあるんですか?」
「ありません!一回も!」
即答された。
「触ってください」
このままでは埒があかないので、僕は促した。顔を背けながら、タバサさんはそろそろと僕のものに手を伸ばす。触れた瞬間、彼女は手を離した。
「熱い…」
「タバサさんだから、ですよ…」
「………ラグナ様…。恥ずかしいです…やっぱり…」
「でも、今度はタバサさんの番ですから、してくれないと…」
「………はい…。ラグナ様がそう望まれるのなら…」
彼女はゆっくりとそれに視線を移しては、背けることを何回か繰り返した。
だんだん馴れてきたのか、それを見る時間の方が長くなってきた。意を決したかのように、彼女は言った。
「では、触ります…」
タバサさんの細い指が、僕を刺激する。服の上から触られた時とは比べ物にならない程の快感が襲ってくる。思わず僕は声を上げてしまっていた。
「…気持ちいいのですか?」
タバサさんは上目遣いで僕を見ながら、ゆっくりといじくり回してくる。
「ラグナ様…舐めますね」
そうタバサさんが言ったかと思うと、僕は自分の身体が身体でなくなるような感覚に襲われた。
下を見ると、タバサさんは僕のものの裏側を舐め上げたところだった。
汗と羞恥心で上気した表情に、解れた髪、潤んだ瞳、小さな口からのぞく桃色の舌。その時の彼女は、この上ない蠱惑的な表情をしていた。僕のものが益々昂ぶる。
タバサさんは更に舐め上げた。最初はおずおずと舐めるのだったが、次第に舐め上げる距離と範囲が大きくなっていく。僕の臨界がすぐそこにまで来ていた。
タバサさんは膝立ちになり、僕のを見下ろす位置に顔をあわせた。何をするのだろう…と僕はぼんやりと見ていた。
彼女は、僕の先端を潤んだ瞳で見た後、それにそっと口づけたのである。

ダメだ、これ以上は保たない。
僕はタバサさんを引き離そうとした。でも先程からの快楽の波で力が全然入らない。タバサさんは、口を大きく開けて口に含もうとしていた。
先端が暖かい粘膜に包まれ、おそらく舌であろうざらざらした軟体が、僕の最も敏感な部分を刺激した。
「くぅっ…もう…!」
僕はタバサさんの口から無理矢理引き抜いた。次の瞬間、僕は果てた。
「きゃっ…」
顔の横で僕のものからとめどなく吐き出されていくものを、タバサさんは茫然とした表情で見ていた。
そこに何処か恍惚とした表情が混じっていたのは、多分僕の気のせいではないだろう。

99 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:27:58 ID:+wKP3/Ms
487 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:32:28 ID:VsiBzms/
「ラグナ様…気持ちよかったですか?」
地面に腰を下ろして一息ついた僕の顔を、上目遣いに見ながらそう言ったタバサさんの表情には、小悪魔的な雰囲気があった。
「………はい」
「ふふ…さっきのお返しです」

僕たちは、互いを抱き合いながら少し休んだ。僕のすぐ前にいるタバサさんは、乱れた服を直そうともせずに僕の胸に頭を乗せている。
タバサさんの身体から立ち昇ってくる馥郁たる女の匂いが、僕の雄を刺激してやまない。僕は先程の彼女のすべてを思い出していった。思い出す度に、僕のものは再び元気を取り戻していった。
「あ…ラグナ様…」
それに気付いたのか、僕を切なさそうな表情で見上げる。
「タバサさん…好きです。誰よりも好きです」
「はい…私もラグナ様が好きです」
僕たちは、また唇を重ねた。

僕はタバサさんを腕に抱えたまま立ち上がった。そして、彼女の右足を僕の左脇に抱えた。
彼女は何も言わない。ただ、僕の肩に両手を置いて、目を伏せて恥ずかしそうに俯いているだけだ。
僕は自分自身を入れるべき所に宛おうとしたが、見えないので判らない。
「…ラグナ様…そこではありません」
その声と同時に、彼女は僕のものを自分の入り口に導いてくれた。
先端が、何かの裂け目のようなものに少し埋まっているのが感じられる。
僕は言った。
「タバサさん…」
「…あの、その…。…はい、どうぞ」
彼女は一瞬ためらいのような表情を見せたが、そのときの僕は、彼女の中に入りたい一心で一杯だった。
僕は腰を前に押し出した。挿入の途中で、入り口より窮屈な箇所があったが、僕は構わずに先に進んだ。
「っ…!」
タバサさんは顔をしかめた。背中に回された彼女の腕の力が強くなった。
痛いのだろう。僕はすぐに動きを止めた。
「ごめん…痛かったよね…?」
「いえ…いいんです。私、嬉しいですから」
彼女は微笑んでくれたが、多少なりとも無理していることが傍からもわかった。
僕は彼女から抜こうと腰を引いたが、タバサさんは涙を目尻に浮かべながら拒絶した。
「ダメ…です」
「でも」
「私は…欲しいんです。ラグナ様と結ばれたという証が欲しいんです」
「…」
「躊躇わないでください…お願いします…」
僕は引くのをやめ、前へと進めるために力を溜めた。タバサさんの吐くなまめかしい息が僕の顔にかかる…そんな距離で、彼女の瞳は僕をじっと見つめている。
僕も彼女をじっとみつめた。
言葉にしたら陳腐になってしまうような気がする。彼女もそう思ったのかもしれない。
僕たちは、言葉を交わすことなく、当たり前のように唇をあわせた。
僕は舌で唇をこじ開けた。タバサさんの喉の奥から低い声が洩れたが、僕は構わず舌を押し入れた。僕の舌は、すぐにタバサさんの舌とかち合う。
お互いのが混ざり合って溢れた唾液は、顎、首筋、胸元、と垂れていった。
息が苦しくなったのか、タバサさんのほうから唇を離した。僕たちの口の間で一本の糸が伸び、それは儚く切れた。
彼女は肩で大きく息をしている。口元はどちらのものともわからないほどの量の唾液で濡れていた。おそらく僕も同じ状態だろう。
涙の跡が残るその頬はルビーのように染まり、潤んだ瞳はサファイアのように輝いている。その上気した表情は、美しくも妖しい輝きを放っていた。世界の全てがそこにあるような気さえした。
僕はもう、本能を、雄の衝動を、抑えることができなかった。
ただ、目の前の愛しい女を抱きたい。そういう原始的な衝動が僕の原動力だった。
タバサさんの腰を引き寄せ、僕は入れかけていた自分のものを、躊躇いなく、奥まで一気に貫いた。
窮屈な抵抗をいとも簡単に突破し、僕の先端が奥に当たった感覚がしたのと同時に、タバサさんの口から、声にならない叫びが洩れた。
端正な眉を歪め、堅く閉じられた彼女の瞼からは、涙がとめどなく溢れてくる。
「いっ…ラグっ…ラグ…ナ…さまぁ…!い…痛っ…」
背中に回されたタバサさんの指が、僕の背中に食い込んできた。
「あっ…い……ラグナ…様っ…」
僕は、顔のすぐ横で、半分嗚咽に近い声を漏らすタバサさんの頭をそっと抱えた。
「…僕たちは、一つになれました」
しがみついていた彼女は、顔を上げた。まだ涙はこぼれているが、幸せそうに僕を見つめる。
「…はい…私たち…一つに…」
僕とタバサさんは、少し呼吸を落ち着けてから、また唇を重ねあった。


100 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:29:23 ID:+wKP3/Ms
488 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:34:18 ID:VsiBzms/
僕は入れたまま、彼女が落ち着くのを待った。
「ラグナ様…」
タバサさんが僕の名前を呼ぶ。催促しているのだ、と僕は解釈した。僕のものはまだ固さを保っていた。
「タバサさん、愛しています。誰よりも」
僕は彼女の耳元で囁くように言った。
タバサさんは小さくうなずいて、幸せそうに微笑みながら言った。
「私も…愛しています」
僕は少し腰を引いた後、ゆっくりと押し込んだ。少しタバサさんが顔をしかめたので、僕は動きを止めた。
「構いません…慣れましたから…どうぞ」
その言葉を合図に、僕は再度彼女の中を行き来した。
「もう少し…でも…いいです」
「でも…痛くないですか?」
「いいんです…。私はラグナ様のものですから」
「タバサ…さん…!」
「ラグナ様…ラグナ様、ラグナ様!」
名前を呼ぶ。単純なことだけど、それがますます僕たちの気持ちを高みへと、高みへと、押し上げていくのだった。
僕たちは、今日したどんなキスよりも激しいキスを交わしあった。お互いの唇を、舌を、唾液を、全てを吸い尽くすかのように、激しく貪りあった。
あとはもう単純だった。
僕は、本能のままに、腰を打ち付けた。タバサさんの声も耳に入らないくらい、激しく動いた。
タバサさんを寄りかからせている木の幹が軋る。
「あっ…激しっ…!ああ…ああっ…ラグナ様…っ!好きです…好き…です…ラグナ…さま…」

中に入った僕のものは、凄まじいまでの圧迫感で押し潰されそうだった。周りにまとわりつく襞は、彼女が身動きするたびに、僕を容赦なく刺激する。僕が引くと、引かせまいとするように絡みついてくる。
僕が入れると、侵入を拒むかのように引き緊まる。
彼女の中で、快楽の津波に、僕は翻弄されていた。

彼女の額には、露のような汗が浮かんでいる。いや、額だけではない。胸元にも玉のような汗が浮かんでは、僕の運動によって、乳房の間を流れ落ちる。
僕の眼は汗が入るせいで、痛い。気が付けば、僕のシャツもじっとりと濡れていた。
少し運動の頻度を緩めた。流石に疲れたのだ。
身を引いて、ふたりの繋がっている部分を見下ろした。
彼女の入り口からは、透明な液体と共に、純血の証が、幾筋かの赤い流れを作っていた。ガーターベルトで吊られた白いストッキングは、血と体液で紅く濡れていた。
僕のものがタバサさんの中に入るたびに、彼女の入り口はが拡がり、閉じ、また拡がった。
僕はもっとタバサさんに深く入りたかった。
左脇に抱えていた彼女の右足を、僕は肩に担ぎ直した。タバサさんには少し窮屈かもしれない。でも、そのお陰で、僕は彼女の中により深く入ることが出来た。
僕の挿入が深くなったせいか、彼女は顔をしかめた。
「あくぅっ…」
僕が入れるたびに、先ほどとは違った声をあげる。
目の前で揺れる彼女の乳房を、右手で無遠慮に揉み立てた。掌が、汗で幾度も滑る。

…僕はもう限界にちかかった。
タバサさんも同様らしかった。
「ああ…ラグナ…さま…ラグナ…さ…ま」
譫言のように僕の名前を繰り返す。
僕は自分に残った力を振り絞り、より一層激しく責め立てた。
「ああああっ…はげっ……激しっ…です…あっ…くぅ…っ!」
必死で僕にしがみついてくる。

101 名前:ラグナ×タバサ:2009/12/20(日) 14:29:57 ID:+wKP3/Ms
489 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:36:32 ID:VsiBzms/
おそらく次が最後の一撃だろう。
僕はその一撃を、彼女の最深部まで貫かんばかりに、放った。
その瞬間、何かが爆ぜたような感覚が僕を襲った。全てが僕の身体から抜けていくような、未曾有の快楽。

彼女の中にある僕自身は、別の生き物のように、幾度も、幾度も、脈打っていた。

「………ラ…ラグ…ナ………さまぁ…」

少しずつ遠くなる意識の中で、タバサさんの声が、全身に沁みるように感じられた。

………ほとんど真っ白だった僕の頭が次第に現実に戻っていくにつれて、僕の五感も次第にはっきりとしてきた。
ずいぶん永かったような気がする…。
僕の意識が飛んだのは、実際はほんの数秒だけだったのかもしれないけど、何故か永く感じられたのだった。
五体に感じる温もり。耳に聴こえる息遣い。鼻腔に満ちる匂い。口腔に拡がる味。
僕の五感のうち四つは、すっかり彼女に支配されてしまっていた。
五感の最後にはっきりとしてきた視界に飛び込んできたのは、僕を見つめるタバサさんの碧い瞳だった。
「タバサ…さん」
気怠い感覚の中、絞り出すような声で、僕は彼女の名前を呼んだ。
「ラグナ様…」
彼女の蕾のような口から、僕の名前が出た。
僕たちはしばし見つめあった後、もう何度目になるだろうか、唇を重ね合った。
途端に僕自身がタバサさんの中から抜けおちた。僕は唇を離して、視線を下に向けた。
僕がタバサさんの奥深くに出したものが流れ出て、内股に不規則な模様を象っていた。
一部は、血と混じって桃色に変わっていた。
「あっ…!み、見ないでください!」
僕が何を見ているのかを察した彼女は、頬を染めながら、たくし上げられたスカートを下ろそうとした。

「ラグナ様…向こうを向いていただけませんか…」
顕わになった胸を隠すようにしながら、彼女は懇願する。
僕はすぐに彼女に背を向けた。自分のものがまだ出しっぱなしだったのに気が付き、ハンカチで拭いてからズボンの中にしまった。
後ろでは衣擦れの音がする。
肉体的にも精神的にも疲れていたが、不快ではなかった。寧ろ、逆に、僕は幸福感に満ちているような気がした。
「ラグナ様…」
呼ばれて振り向くと、タバサさんはすっかり身支度を整えていた。

僕と彼女の視線は幾度も絡みあったが、言葉が出てこない。
言うべきことはたくさんあるはずなのに、どうしても言葉が出てこない。
こういう時こそ、男の僕が率先しなければ。
意を決して、僕は手を差し出した。
「戻りましょう」
「…はい」
僕はタバサさんの手を握った。タバサさんは優しく握り返してきた。

でも、何か大切なことを忘れているような…?
僕はちょっと考え込んだ。
…そうだった。
とても大切なことを僕は忘れてしまっていたのだ。

102 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 14:31:10 ID:+wKP3/Ms
490 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:38:30 ID:VsiBzms/
「…そういえば、忘れていました」
僕は立ち止まって、苦笑しながらタバサさんを見た。
「何をですか?」
「あの…実は…言いにくいんですけど…」
途端に彼女の顔に不安がよぎったのが傍目からも分かった。
「え…? ラグナ様……?」
不安感からか、僕の手をぎゅっと握ってくる。その仕種がとても愛らしい。
彼女はそれほどにまで僕のことを愛してくれているのだろう。
「僕は…その、今日は、あんなことをするためではなくて…」
先ほどの行為を思い出したのか、タバサさんの頬がかあっと紅くなる。
僕の頬も熱くなってきた。
「実は、僕は、タバサさんに言いたいことがあったんです」
「私に…ですか?」
「はい」
「それを今から言います。本当は、今日会った時にすぐに言いたかったんですけど…」

僕は繋いでいた手を離すと、タバサさんの正面に立った。
身も心も結ばれた後だというのに、この言葉を言うのには、何故か凄く勇気が要った。
それに、彼女の答えは分かり切っているけど、やはり僕は言わずにはいられなかったのだ。
「タバサさん…。貴女が好きです。僕と結婚してください」
「…え…」
タバサさんは大きく目を開いて、両手を口に当てて、僕を見つめる。
「…実は、今日、プロポーズしようと…決心して来たんですけど…」
「…まぁ…!」
「…ははは…タバサさんに先を越されてしまいまして、その、忘れていました」
「…うふふ」
幸せそうに笑うタバサさん。

「はい…ラグナ様。私で良ければ…」

僕は、この笑顔をずっと見ていたい。ずっと守っていきたい。
全ての生きとし生けるものが仲良く幸せに暮らせる世界を、彼女と共に創っていきたい。

491 名前:ラグタバ ◆uaXXkWe4dU [sage] 投稿日:2009/07/04(土) 22:42:46 ID:VsiBzms/
以上です。
お目汚しすいませんでした。
拙劣な文章を終わりまで読んでくれた方、ありがとうございました。

>>468で「SSは2つある」と書きましたけど、もう一つのはちょっと内容がアレなので投下は見送ろうと思います

103 名前:ペルシャ×マイス:2009/12/22(火) 17:39:09 ID:/2EskavA
天然ペルシャとマイスのお風呂で×××です
誤字・脱字沢山あると思いますが……



「マーイッスくん!」

驚いた僕とは裏腹に、にこりと笑うペルシャ。
「結構驚いたな、、で、どうしたの?」
「えっとね、えっとね、マイス君にお風呂の……」
人差し指を僕にたてながらいっているとちゅう、言葉を遮る。

「掃除でしょ?もう慣れたよ」
「正解!で、今日はねーいつもより綺麗にしたいの!」

頭に♪マークを散らせながら笑うペルシャは、
何か考えているようだった。

「いいけど……何処を掃除すればいい?」
「えー…っと……マイス君が女風呂でー……」

といいかけてから、しまった!という顔をし、
「ま、まままま、まま間違えた!」

といった。何か隠しているようだ。

‐‐‐風呂にて‐‐‐

「あー………終わった…ペルシャーそっちは終わ…」

といいかけた瞬間、声が壁から飛んできた。

「え!?こここここっちもおわったよ!?」

明らかに動揺している。マイスは?マークを頭に浮かべた。
「ペルシャどうした……」

と言い掛けた所、また声が飛んできた。
「ちょっと来て…?」

緊張したような、小さな声が、かすかに聞こえた。

「僕はいけないよ、そっちの風呂はおん…」
「え、じゃ、じゃあ、わわわ私が行く!」
「え!?」

タタタタタ、と走る音が聞こえてすぐ、
男湯にペルシャが入ってきた。
耳まで真っ赤な、初めて見るペルシャの顔。

「ぺ、ペルシャ!?」
「マ、マイス君、ちょっとお話ししよ?」

といい終わってから、さらに顔が赤くなっていく。

「ペルシャ、熱じゃない?大丈夫?」

「え!?ち、違うの!」
といい、深呼吸して、彼女は言う。

「マイス君ってさ……私のことどう思ってる?」

落ち着いたようで落ち着いていないペルシャ。
髪の毛で顔を隠すようにして言う。


104 名前:ペルシャ×マイス:2009/12/22(火) 18:15:05 ID:/2EskavA

「どうって……」

「わ、私はマイス君大大大好きだよ!?」
「ぼ、僕も好きだけど……」

ペルシャは、赤い顔して笑い、寄り添ってきた。

「でもね、なんとなく分かってたよ?自惚れしてた……」
「ペルシャ、抱きしめていい?」
「え!?」

驚きながらも、数秒後こくりと頷いた。

「ペルシャ大好きだよ、すごく……」
「うん、、、私も…」

と言いながら笑う彼女の顔は天使のようだった。

「ペルシャ…優しくするから・…」
もう僕は我慢できない、と思っていた。
彼女が欲しい欲しい欲しい、、手放したくないとおもった。

「え?何を?」

意味が分かっていないらしい。

「こーゆーコト」
といった後、布地の上から彼女の乳房を触った。

「あ…っマイスく・・・」
「脱がすよ・・」

もう彼女の肌は見えていた。白く、すべすべとしている。と
触らなくても分かる綺麗な肌だ。
無意識にも、左手は秘所に向かっていた。
優しく愛撫でしてやった。

「あ…んぁ…っマイス…く…」
「愛してる、ペルシャ」
「私も…あ……そこは…っんっ…ああっ!」

乳首を甘噛みすると気持ちよさそうな声をあげた。
「次…こっちいくよ?」

『こっち』とは、彼女の秘所だ。

ショーツを下ろし終わった後、ソコをたくさん舐めた。

「あっあぁ……くぅ…ぅぅ……ひゃっ…」

声が可愛かったため、もっともっと舐めてやった。

「あ…ん…きゃっ・・」

彼女のソコは、すごい濡れていた。
僕の唾液だけではないことはすぐ分かり、
「そんなにきもちいい?」
ときくと、

「ぅん…」

といった。

「ペルシャと一つになりたい」
ペルシャは驚いた顔をした。


105 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/22(火) 19:24:36 ID:xnK8FvEo
書いている最中に申し訳ないですけど、投稿スレはこちらですよ。
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/

106 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:37:14 ID:4OkOFL8c
>>105
誘導お疲れ様です。引き続きまとめます。

498 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:51:06 ID:FQ7HLmKS
はい…じゃあ思い切って投下してみます。
アルスがド変態です。
アルス×ラムリアが嫌いな人
幼すぎるのはダメ!!っていう方は見ない方がよろしいかと
文章、エロどちらも未熟なためあんまり期待しないでください

499 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:52:16 ID:FQ7HLmKS
どうしてこんなことになったんだろう。
押し倒されて身動きが全く取れない状況の中でラムリアは朦朧とした意識の中で
考える。今日の昼彼女は大好きなアルスと結婚式をあげた。まだ幼い少女と幼い少年。
本当に結婚したわけではなくただのごっこ遊びだ。だがそれでも彼女の心にはとても
優しくて嬉しい想い出が宝物のように残った。もちろん本当に結婚したわけではない
と彼女も分かっているが、その日は幸せな気分で過ごせた。
「もし将来本当にアルスさんと結婚出来たらいいなぁ」そんな可愛らしいことを考えながらベッドに入り
恥ずかしながらもとても幸せそうな顔で眠りに就いた。…が

「あ、あのあのアルスさんなんで私の部屋…というよりベッドにいるんですかぁ!?」
そうなのだ。眠り就いたところまでは何も変ったところはなかったのだが、何者かの気配を感じて
ふと眼を覚ますと結婚式ごっこを挙げた大好きなアルスが目の前に…というか布団の中に入り込んで
きているのだ。しかもラムリアの体をがっちりとだきしめ身動きが全く取れない、さらに…
「な…な…なんで私裸…みみみ見ないで下さいぃ!!」
いつのまにか…というか間違いなく眠っている間に服を脱がされていた。そんな彼女を満面の、しかも
可愛らしいとさえいえる笑顔でアルスは質問の答えを…「あ、起きた♪」…言わなかった
ここまでくると混乱した彼女の頭でも自分の服を脱がしたのは誰か分かった。だがアルスがここにいるのは
絶対おかしい。
「ど、どうしてというよりどうやって私の部屋に?まさか忍び込んで…」とここまで言うと彼はクスクスと
笑いながら言った。
「違うよー、それも考えたけど、マックスさん…あっお義父さんっていった方がいいかなぁ?まぁそれは
おいといて…頼んだら入れてくれたんだ♪許可も貰ったしね♪」
突っ込みどころが満載すぎてなにも言えなかったが一つ気になることがあった。

500 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:53:02 ID:FQ7HLmKS
「き…許可ってなんの許可ですか?」
「もちろん子作りだよ〜」
とんでもないことをさらっと、しかも波でのばして言いやがった。
「こづく……?」
「戦士の証をお義父さんにいっぱいあげたらあっさりOKしてくれたんだ♪集めるの大変だったよ」
賄賂まで。しかも娘を売り飛ばしやがったあの金髪。
「でも子供を作るなんて結婚してないのに・・」
「何を言ってるの?今日結婚したじゃない」
「でもあれはごっこで…あ」
ここでアルスはラムリアの頬にそっと口付けをする。そして耳元でそっと囁く。
「確かにあれはほかの人から見たらただのごっこ遊びにすぎないと思うよ。でも僕は君と
本当に結婚したと思っているんだ。だってぼくはラムリアのことを愛しているんだからね」
優しく、しかし極めて真剣な力のこもった声で話す。
「愛…?」
「そうだよ愛しているんだ、だから我慢できなくてごにょごにょ…」
とここまでのことをしておきながら今更恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にする。
そんな少年を見て少女は目の前の大好きな人が、なにか分からない存在になっていくように感じられる。




107 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:38:35 ID:4OkOFL8c
501 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:53:41 ID:FQ7HLmKS

それは恋が愛に変わっていく瞬間だった。
大好きが愛してるに変わっていく瞬間だった。

「あ…わ」
言葉が勝手に口から出ていく
「私もアルスさんのことをあ、愛してい、います!!」
思わず叫んでしまった。それにアルスは一瞬目を丸くするが、すぐに今までラムリアが見たことがない
とっても素敵な笑顔を浮かべて
「本当!?」と言った。
「良かったぁ・・こんなことして嫌われちゃうかと思ったんだ♪」
とその言葉を聞いてラムリアは自分が一糸まとわぬ姿になっていることを思い出す。
「そ、それはそうと見ないでくださいぃぃ!」
顔を真っ赤にして悲鳴を上げるラムリアを見てくすりと笑い
「だーめ♪だって僕たちは結婚して、夫婦で、今は初夜なんだよ♪」
と言いラムリアの小さくて可愛らしい唇に自分の唇を重ねる。
「くぁwせdrftgyふじこlp;@!!」

決して嫌だったわけではないのですが・・むしろ嬉しかったですけど、ファーストキスは
もっとロマンチックなものだと思っていました・・・後に彼女はそう少年に語ったという
数十秒後お互いにとってのファーストキスを終えてそっと離れる。ラムリアはまだ混乱していて
月明かりでもはっきりと分かるほど顔を、いや全身を真っ赤にしていた。そしてアルスも
彼女ほどではないが顔を赤くしていた。
「あ、あはは結婚式のときには止められちゃったけど…結構いいもんだね…ってラムリア!?」
「あ、あう〜あぅ」
ラムリアの言葉がどっかの角がはえた神様みたいになってこの状態から回復するのに数分かかった。
その後ラムリアは顔を真っ赤にしてアルスに訴えた」
「もうアルスさんたら!私初めてのキスだったんですよ!」
「あはは、僕もだよーお揃いだね♪」
と女の子のように可愛らしくケラケラ笑う。その顔をみて何も言えなくなる。
(リーンさん程ではないですけどアルスさんの顔って女の子みたいです。ベイビーフェイスですし)
そんな失礼な考えが頭をよぎった。それにアルスは、殺気の混じった声で
「・・いまなんか失礼なこと考えてなかった?」
と半眼で喋る。
それを急いで否定しつつ彼女はとんでもないことを言う
「でも…これで本当に赤ちゃんが出来るんですかね?」
「…………へ?」

108 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:39:14 ID:4OkOFL8c
502 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:54:19 ID:FQ7HLmKS
アルスは勘違いをしていた。普段から成績が良く本も沢山読んでいる彼女は当然その手の
知識を持っていると思っていた。しかし実際は殆ど何にも分かっていなかった。それも当然
と言えば当然なのかもしれない彼女はとても優しくて良い子だ。大人たちの言うことに何の疑い
も持っていないに違いない。それこそキスだけで子供が出来ちゃうなんて信じてしまうほどだ。
一方アルスは父親が行方不明だった時に偶然見つけた秘蔵コレクションでしっかり予習済みである。
さらに戻ってきた父親と母親の激しい夜の営みもばっっちりと目撃
していた。何年も会っていなかったせいかそれはもう燃え上がっていた…とそれはさておき
どうしたものかとアルスは考える。
(まさか何にも知らないなんて・・いやでもこれはもしかしたらチャンスなのかも・・)
まだ何色にも染まっていない真っ白な極上の絹を自分色に染め上げる。それはとっても素敵なことなの
かも…と幼いながらもどこかの新世界の神負けのブラックなオーラを出しながらフフフと笑う。
そんなアルスをビクビクとしながら見守るいたいけなラムリア。そんな哀れな子モコモコに
ハンターウルフが狙いを定める。
「ねぇラムリア、キスだけじゃ子供は出来ないんだよ?」
「そ、それはどういう…んむぅ!?」
いきなり人生二度目のキスをする。しかも今度は一度目とは違い舌を口内にねじ込む、そして彼女の
舌をねっとりと絡みつかせ口内を舐めまわす。それは両者にとっても味わったことのない快感だった。
「ん…じゅる…ぴちゃ…ねちゃ…んぅ」
「んふぅ…ぬちゃ…んぁ…んんぅ……あふぅ」
数分しか経っていないが二人にとっては永遠とも言えるような時間がたちねっとりとした唾液
が両者を繋ぐラムリアにとっては今のキスが何なのかよく分からなかったが、ただ一つだけ
分かったことがある。

もっとキスがしたいもっともっと気持ち良くなりたいもっともっとモットカイカンガホシイ

モットモットモットモットコノヒトトアイシアイタイアイシアイタイアイシアイタイ

「あ、あるすさぁんわたしへんですよぉ・・な、なにがへんなのかよくわからないけど
とにかく・・ああぁ!!?」
とそこでアルスはラムリアの年の割にはそこそこある胸を急に、だが優しく触りふにふにと撫でまわす。
「んひゃう!きゃん!んにゃあ、あ、あううぅん!!」
(やわらかぁい♪女の子の・・いやラムリアの胸って凄くいいなぁ・・それにしてもよく叫ぶなぁ
ラムリアって感じやすいのかな?それとも胸が弱いのかな?・・よぉし!)
アルスは綺麗な桃色のピンと立ったラムリアの小さい乳首を片方にはくりくりとこねまわしの攻め
を与えもう片方をキュッとつねった。
「ひっあ?ああ!!!!!????」
急激な快感と連続する快感が彼女を襲い言葉を奪う、そんな彼女を見て止めるはずがない、さらに
攻めを激しく続けるアルスの顔はあどけなさを残しつつも残忍な表情をしていた。


503 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:55:08 ID:FQ7HLmKS

「ああああ!!ん、んああ!!!やああああああ!!!!!」

今まで生きてきた中でこんな激しい快楽を味わうなんて思ったこともなかった。
ラムリアは泣いていた。悲しい訳ではないがどうして泣いているのか自分でもわからなかった。
そんな彼女をアルスは先程の残忍な表情とはうって変わって、恋しそうな、愛おしそうな
優しい笑みで見つめ涙に口づけをする。
「ラムリア?」
と優しく囁く。そんな彼を愛おしそうに見つめ彼女は頷いた……

「あぁん!ひゃ!きゃうん!に、にゃあああぁぁ!!」
アルスはラムリアの秘所を優しく、だが激しく攻めていた。筋を擦り指を入れてくちゅ
くちゅと音を立てる、そして悶えている彼女の反応を楽しむ。
もう彼女の秘所はかなり濡れているが…
(ん?これはクリトリスってやつかな?)
とラムリアのクリトリスを指先でギュッと潰す。すると彼女は一気に絶頂に達した。
「ギッ?!アアアアアアアアアアア!!!」
「ラムリア!!大丈夫?」
何を今更という感じはするがあまりに過敏な反応にびっくりしたらしい。心配そうに彼女を
抱きしめる。しばらくはぐったりしていたラムリアだが突然彼の胸に頭を擦りつけ呂律の
回らない言葉で言った。
「あるすさぁん、だいすきです。あいしてます。あるすさんありゅすさぁん、くぅん」
と幸せいっぱいの子犬のような口調でじゃれてくる。
そんな彼女にきゅぅぅんとなった様子で
「うん僕もラムリアがだーいすき。愛しているよラムリアぁ♪」
バカップルぶりを発揮している。末恐ろしいガキどもである。そんな彼女を落ち着かせたあと
アルスは急に真剣な表情になって言った。
「ラムリア…一つになりたい…もう我慢できないよ僕」
「一つに…ですか…?」
「うん、一つにね…でも初めてのとき女の子は凄い痛いらしいんだ、だから君が嫌だったら
やめるよ……ラムリアに決めてほしいんだ。」
そんなことを聞いてラムリアは少し考えた。つい先ほどまで彼は彼女に良くわからないけど
とっても恥ずかしくて、でも決して嫌ではないことをした。それは彼だったからこそ嫌では
なかったのだろう。そんな彼が真剣な顔をして我慢できないと言い凄く痛いことをすると言った。
だからこそ自分が痛い思いをしないように自分の欲望を抑えて、自分に決定権を託した。
彼が、アルスが自分のことを本当に愛しているんだと分かった。


109 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:39:45 ID:4OkOFL8c
504 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:56:11 ID:FQ7HLmKS
そんなアルスの想いに答えたい
愛しくて、嬉しくて…でも本当は怖くて涙が出た。
そして彼女はにっこりと涙を流した顔でほほ笑みながら
「アルスさんのお好きなようにしてください。あなたにだったら何をされても怖くはないです。」
少しの嘘が交じった真実を伝えた。
そんな彼女をぎゅうっと抱きしめキスをする。そして震えた声音でアルスは言った。
「ありがとうラムリア…僕…優しくするからね……」
怖がっているような、泣いているような微笑み。彼も怖いと知りラムリアは少し安心する。

ドキドキしながら服を脱いでいく彼を見つめる。一つになるためにはお互い裸になる必要が
あると彼に聞いたが男の人の裸なんて見たことがなかった。そんな彼女を気にせず、いや
顔が赤くなっているところをみると気にしてはいるようだ。ただ彼女が不安にならないようにと
態度には出してはいない。とにかく服を脱いでいく、数十秒くらいだが永遠に感じられた。
そんな彼の裸体を見てぽつりと呟く。
「きれい…」
幼いながらもその剣の腕で破壊の竜を封印した。アルスの体は筋肉ががっちりというわけ
ではないがほどよく引き締まりしなやかで美術作品のようにも思えた。
彼女の呟きが聞こえてアルスはさらに赤くなり
「ちょ、そんなこと言わないでよ!」
とラムリアが寝ている間にじっくりたっぷりねっとりと彼女の華奢な体を鑑賞
していたのに理不尽な文句を言う。
そんな彼の文句を聞き流してラムリアは幼いながらもかなり立派にそそり立つアルスの
男根をじろじろ見て興味深そうに呟く。
「殿方は棒が生えていると聞いたことがありますが…本当だったんですね。ちょっと驚きました。」
知識が無いためか恥ずかしがるという反応が殆どなかった。そのことにちょっとがっかりして
アルスは顔を赤らめたが、
(まぁこれから、恥ずかしがるように調教していけばいいかな?)
なんて子供らしくない鬼畜な考えがうかんでいるようだった。

「それでどうやって一つになるんですか?…ひゃぐぅ!?」
唐突に秘所をアルスに弄られ悲鳴を上げる。アルスはそんな彼女の反応に
にこにこと笑いながら言った。
「ここにね、僕のこれを入れるんだよ。そうやって一つになるんだよ
そしてね、うまくいけば子供が出来るかもしれないんだ♪」
まだがきんちょなのに孕ます気満々だったりする。
それを聞いてラムリアは喘ぎながら途切れ途切れに言った。
「わ、私の…ひゃう!!こ…ここに?…んあぁ!?そ、そんなの無理…あぐぅ!ですよぉ
…はあぁん!」
彼女の秘所から指を引き抜き彼女の愛液を舐めて、アルスは彼女を安心させるかのような
優しくて色っぽい声で耳元で囁いた。
「大丈夫だよ、僕を信じて、そりゃ初めてだけど一応勉強しているしね」
そんな声で信じてなんて言われたせいか不安なんか一瞬で吹っ飛んでしまった。
「わ、わかりましたアルスさんを信じます。」
父さん(の秘蔵コレクション)ありがとう。と心の中で感謝しつつ、
自分の分身を彼女の秘所にあてがう。


110 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:40:17 ID:4OkOFL8c
505 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:56:45 ID:FQ7HLmKS
「じゃあ…いくよ」
「…はい……」

ゆっくりとラムリアの中に自分の分身を沈めていく
「ん…あぁ?……んぅ」
(うわ…きつ…)
先の方を入れただけなのにぎゅうぎゅうと締め付けてくる。アルスはそれまで感じたことのない
快感を味わいながら彼女の中を進んでいく。彼女も感じているようだった。
すると先が何かに当たり進行を止める。
「ん・・はぁ・・これが処女膜ってやつかな・・?」
「あ・・んあぁ・・処女・・膜・・はぁ・・ですか?」
急に進行が止まり不安げな声で彼女は聞いた。
「こういうことをするのが初めての女の子には皆あるんだって、これを破るから
とっても痛いらしいんだけど・・」
と言って彼は彼女の顔をもの言いたげに見つめる。今ならまだ止められるんだ
だから痛い思いをしないでいいんだよ?
そう言いたいのだろう。しかしラムリアの覚悟は固かった。
「だ…大丈夫ですから…続けて…んぁ……くださいぃ」
「ラムリア…じゃあ一気に行くよ!」
そしてアルスは彼女の中を思いっきり貫いた。

「!!!??いっっああああああああああああああああああ!!!!!」
ラムリアの生きてきた人生の中で最も強烈な痛みが彼女を襲った。
箱入り娘として大事に育てられ、今まで大きな怪我を負うこともなく過ごしてきた。
そんな彼女が苦痛に顔を歪め大粒の涙を流している。

一方アルスは先ほどよりも強烈な締め付けによる快感に言葉と理性を失っていた。
しかし予想以上にラムリアが痛がっているのを見てすぐに理性を取り戻し、心配そうな
顔でラムリアに問いかける。
「ラムリア…大丈夫?…そ、そんなに痛いの?」
「あぁあ…あぁ…い……たい…です…あるすさぁん…」
涙をぼろぼろこぼしているラムリア、こんな痛い思いをさせたくて交わったわけではないのに
アルスは彼女に苦痛を与えている事実に後悔した。
「ごめんねラムリア嫌な思いをさせちゃって、やっぱりもうやめた方がいいよね・・」
そう言うアルスに対してラムリアはこう返した。
「いっ…たい…ですけど……嫌なわけでは…ありません…だから…やめないで
…ください」
辛そうだが想いのこもった声で彼女は懇願した。
それを聞きアルスは
(ラムリアが頑張っているのに半端なところでやめちゃ男じゃない!!)
と決意を固め行為を続行する。


111 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:40:54 ID:4OkOFL8c
506 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:57:19 ID:FQ7HLmKS
「いっ…ああ…くぁ……つぅ…」
ラムリアの口から苦痛の呻きがもれる。
彼女が痛みを感じないようにゆっくりと腰を動かすがやはり痛みを感じてしまうようだ。
このままじゃ苦痛を与えるだけになってしまうと危惧したアルスは、彼女の胸に顔を近づけ
ぱくりと乳首を口に含んだ。
「ひゃあ!?アルスさんなにを…あぁ!?…はぁぁ!」
「ちゅ…ちゅう…ぷは……らうりあ…きもひいい?」
どうやらラムリアは乳首に弱いようだ。呂律のまわらない声でアルスに訴えかけた。
「うやぁ…ひゃべりゃにゃいでくだしゃい…あ、あ、あかひゃんみたいでしゅよう」
そんな彼女の様子にアルスのS心に火がついたのかさらに激しく乳首を舐めまわし、
吸い、甘噛みを加えた。もう片方にも手を伸ばしくりくりとこねくりまわす。

「あぁ……にゃあ!…やぁん!はぁん…ああぁ」
彼女の声から苦痛の色が消え始め、快感の悲鳴を上げ始めている。上半身だけでなく
下半身の攻めも感じ始めているようだ。
ここでアルスは胸から顔を離して、彼女の唇に己の唇を合わせる。そして
口内に舌を侵入させ彼女の舌を絡めて濃厚なディ―プキスをはじめた。
二度目のディ―プキスのためかラムリアも舌を絡めてくる。
「んーんー…んぁ……ふぅ…ふぅ…んちゅ…」
貪るように…というわけではないが積極的に快感を求めている。それは本能によるもの
なのか、それとも愛によるものなのか……本人たちにも分からないだろう
それでも二人がとても幸せなことは確かだろう。

唾液の線を描きながらそっと互いの顔を離す。もはやラムリアに羞恥心など欠片も残って
おらず、にへらっと赤くなった顔で笑みをうかべた。潤んだ目には鈍い光しか浮かんでなく
口からはねっとりとした唾液がこぼれていた。
「あはぁ♪アルスさぁん…すきぃ…だいすきぃ……」
自分の色に染まってきたラムリアを見てアルスはにっこりと無邪気な笑みを浮かべる。
「ねぇラムリア…もっと激しく動いても良い?」
まだ子供のはずなのにとても色っぽい声で彼女に囁く。今のラムリアに断る理由など
あるわけがなく恍惚の笑みを浮かべながらこくこくと頷いた。

ぐちゅぐちゅと激しい水音と少女の喘ぎ声が部屋に響く
「…お、あ、おぉん!…はぁん♪」
喘ぎ声というより快感による歓喜の声か。もはや完全に普段の自分を失っている。
口の端から涎をたらし、顔もだらしのない笑顔だ。
こんな顔を見られたくはないと頭のどこかで自制の声が聞こえてくるが、それも
全く意味を持たない。天使と悪魔の戦いは完全に悪魔が勝利してしまったらしい。
「んー…ラムリアの中凄くぎゅうぎゅうしていてきついけどとっても気持ちいいよ」
激しく腰を動かしながらぽーっとした表情で感想を述べる。
「あ、ありゅすしゃん…んにゃあ!!…も…きもひいんでしゅか!?……あぁ♪
う、う、うれひぃでふ…ふぁあ♪」
言葉を覚えたての赤ん坊のように拙い口調で喜ぶラムリア。この快感を愛する人と
共有しているということがとても嬉しいのだろう。
(あ、そうか…これが一つになるっていうことなんですね…)
ふと頭の中のどこか冷静な部分がそんな考えを浮かべる。そんな冷静な考えも
快楽の前にすぐに消えてしまったが、確かに理解した。

112 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:43:17 ID:4OkOFL8c
507 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:58:12 ID:FQ7HLmKS

「う?や?…ああぁ!?なんかへんでひゅ!!なにか来ちゃいまふ…ふあぁ!!」
急に様子がおかしくなったラムリア。しかしアルスは快感を味わいぽーっと
しながらも冷静にかえした。
「あーっそれって多分オーガズムってやつだよ…こういう時はイクっていう
んだけど…って…あー僕もそろそろイキそう…」
「い、い、イク?…アルスしゃんもイクのぉ?」
「う…ん…いっしょにいこうね…ラムリア」
「ふぁ…い…っしょにいぃぃ!!ああああああああぁぁぁぁ!!」
「ん…僕も……くぅ…!」
そしてラムリアは人生初の絶頂を迎えた。同時にアルスもラムリアの膣内に
己の欲望をたっぷりとぶちまけた。射精そのものは初めてでは無いが女の子の
中になどは当然初めてだった。

「うぁ…これが中だしかぁ…気持ちいいなぁ……癖になりそ♪」
「う……あ…?…なかに…なにか……?」
初めての絶頂に頭が真っ白になっていたラムリアが徐々に意識をとり戻してきた
ラムリアは膣内になにかドロドロしたものを出されたことを疑問に思った。
そんなラムリアの疑問に気づいた様子もなく、アルスは機嫌が良く自身の分身を
引き抜いた。ラムリアの血と混ざったピンク色のドロリしたと濃い精液がトロトロ
と流れ出してきた。
「あの…アルスさん……このドロドロした液体はなんですか?」
「ん?あぁ、これはね精液だよ、ラムリアの血と混ざってピンク色になってるね〜」
「精液?なんですかそれ?」
「う〜んとね、簡単に言えば赤ちゃんの元なんだよ♪これを女の子の中に出せば
赤ちゃんができるんだよ」
とんでもないことをあっさりと言った。それにラムリアは
「はぁ…赤ちゃんが……………って…ええええええええええええぇぇぇ?」
当然とても驚いた。雰囲気にのまれて先ほどの子供を作るうんぬんは
何を言っているのかほとんど理解していなかった。しかし事が終わって頭が冷静に
なったのか、アルスのとんでも発言にビックリしてしまった。
「あ…の……アルスさん…赤ちゃんって…つまり…にんし…」
「うんそうだよ妊娠ってことだけど?」
「そういうことはあっさり言わないでくださいぃぃ!!」
事の重大さに気づき当然うろたえるラムリア。そんな彼女にお構いなく
けらけら笑いながら

113 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:44:11 ID:4OkOFL8c
508 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:58:44 ID:FQ7HLmKS
「アハハ、まぁ100%妊娠するわけじゃないしね♪」
なんの慰めにもならない答えを返した。
「う〜…こういうことは前もってきっちり説明をしてほしかったです。
というより本当に妊娠してしまったらどうするんですか…」
涙目で不安を訴えるラムリア。そんな彼女を相手にアルスはふっと微笑んだ。
「僕は君との間に子供ができたらいいなって思ってるよ?」
「でも私たちまだ子供ですし…」
「子ども一人くらい簡単に養えるよ僕、こう見えて昔から働いているからね」
「確かにそうかもしれませんけど…」
「ラムリアは子供作るのは嫌?僕の子供じゃ嫌かな?…」
子供、子供、子ども、こども・・・その言葉がラムリアの頭の中でぐるぐる回る
確かに自分たちは幼い、だが目の前に愛しい人がいて、経済的にもなんの問題もない
そりゃ道徳的には駄目なことだとは思うが…自分たちの周りの人たちはとても優しい、
大人たちに怒られることは間違いないと思うが、それでも祝福してくれるだろうし、
手助けもしてくれるだろう……じゃあ…じゃあ

何の問題もないのではないか?

アルスとの子供。大好きで愛しい人との子供…
「嫌…なわけないじゃないですか……私もアルスさんとの子供欲しい……です。」
「…えへへ、嬉しいな♪」
そう答えたラムリアに赤くなった顔でアルスは微笑む。今まで以上に素敵な笑顔。
この笑顔を誰にも見せたくないなと思うほどにとラムリアは思った。
「アルスさん…その笑顔…私以外の人に見せちゃだめですよ…」
「え?なんで?」
「なんでもです!!」
「?????」
なぜかこんなところは鈍感なアルスなのであった。
それはさておき…
「まぁラムリアもしっかり理解してくれたようだし…もう一回やろ〜!!」
キラーンと目を煌めかせながらラムリアをがっちりホールドして押し倒した。
「えぇ!!ちょっアルスさ…あああああああああああああああああああ!!!??」

…どうしてこんなことになったんだろう?
朦朧とした意識の中でラムリアは考える。

…まぁでも…まぁでも…いっか…………とっても幸せですし…


数年後セレッソの花が咲き乱れるある日、ある少年と少女の結婚式が開かれた。
街じゅうの人から祝福され、とても幸せそうな少年と少女。
ただ妙なことにその結婚式には彼らの子供も出席していたとの話だが……
それも大した問題ではないだろう。

ちなみにその二人は学校の一クラス埋めるほどの人数の子供を作ったそうな

・・・おわり

114 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:45:44 ID:4OkOFL8c
509 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:59:21 ID:FQ7HLmKS
おまけ

朝、ラムリアは目を覚ましてシーツの後始末に困っていた。昨晩さんざん自分を犯した
アルスはすやすやと寝ている。なんだか幸せそうで起こすのも悪いと思い
さっさとシーツを持ってそっと洗濯場に向かう。
「腰…いったいです……」
「やあラムリアよく眠れたかい?」
突然聞こえてきた声にびっくりしてゆっくり振り向く。するとそこには爽やかな笑顔を
浮かべた。自分の父親が立っていた。
「……よく眠れなかったっていうのはお父様がいちばんご存じでないのですか?」
「HAHAHAHAHAHA]
白々しく笑う父にさらに問いただす。
「よくも…とは言いませんが娘を売り渡して…どういうつもりです…?」
「ははは、あれは建前でお互いを想い合っている少年少女の手助けをしただけさ」
「・・・・・本音は?」
「え?」
突然黒いオーラを出し、本を取り出して低い声で尋ねるラムリア。
そんな娘の豹変に驚き
「えー…頭良し…料理良し…剣技達人の…そのた諸々完璧な跡取りが欲しかったんです…はい」
つい本音を喋ってしまった。
「お父様…」
「…はい」
「ちょっと反省してくださいね♪」

ふあーと欠伸をしながらつい先ほど起きたアルスは廊下を歩く。
ラムリアを探すためだ。すると突然後ろから声をかけられる。
「やあアルス君、おはよう」
マックスの声だ。その声に振り向きながら答える。
「おはよーございます♪マックs…日焼けしました・・・?」
日焼けというより黒焦げと言ってもいいくらいのマックスがそこにいた。
「アハハ、アルス君…君が持ってる魔法の本…ラムリアに貸したかい?」
「…剣の方が好きなんで魔法はほとんど使いませんから……」
「そうか…hahah…」
バタン!!と倒れたマックスはアルスに病院に担ぎ込まれ三日間目を覚まさなかったという…

115 名前:アルコール高めのラム酒:2009/12/23(水) 11:46:16 ID:4OkOFL8c
510 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 23:59:47 ID:FQ7HLmKS
おまけ2

「ルーンファクトリー3が発売するそうですよアルスさん♪」
「そうだね今から楽しみだねラムリア♪」
教室でいちゃつきながらそんな会話をするバカップル。そんな光景を見せつけられている
クラスメートは総じて('A`)こんな顔をしている。
それはさておき…
「3の主人公はモコモコに変身できるそうですよ。ちょっと羨ましいですね」
「そうだね〜僕もモンスターに変身してみたいなぁ…」
「?どんなモンスターになりたいんですか?」
「ん〜とね…ハンターウルフにスライム…あと夏の島にいた大きなタコに
なってみたいな」
「……?ハンターウルフはかっこいいから分かりますけどスライムにタコ??」
「獣姦とか触手とか一度はやってみたいなー」
「・・・・・・・・・・・・・はい?

今度こそ自重

511 名前:アルコール高めのラム酒[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:01:02 ID:FQ7HLmKS
以上です。初めてエロ&投稿したので緊張しました。

116 名前:ミスト×村人:2009/12/23(水) 11:57:49 ID:4OkOFL8c
549 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:42:09 ID:XbBJH3y6
投下します。
今回はミストです。

550 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:43:00 ID:XbBJH3y6
「ふぅん、ふんふん…ふん…」
 いつものように鼻歌を歌いながらミストは上機嫌でカブ畑へ赴いた。収穫の時期にはまだ早いが、毎日毎日カブに水をやったり、様子を見たりすることはミストの生き甲斐だといっても良い。
「さてさてぇ…カブさんはぁ…今日も元気かしら?」
 ゆっくりと甘い話し方でミストは畑を覗く。しかし、その瞬間、ミストは目を大きく見開き、呆然と立ち尽くした。昨日までは元気に育っていたはずのカブの葉はくてりと萎んでいるばかりか、畑のあちこちが荒らされていた。
「う…うそ…」
 ミストは力なくその場に座り込んだ。愛情を持って育てて来たのに…
 と、そこで背後から人の気配がする。
「やぁ、ミストさん。どうしたの?」
 ミストが項垂れたまま振り返れば、そこには身知った少年達が立っていた。
「ラグナさん…っ、それにエリックさんにダニーさんまで…」
 ミストは目に涙を浮かべ彼らを見上げる。
「ここに来たら…私のカブ達が…こんな姿に…」 
「ああ、コイツは酷い」
 ラグナはすっかりしなだれたカブの葉っぱを手に取ると大げさに溜息を付いた。
「うーん、でもこれは…ミストさんの育て方が拙いんじゃないかな?」
「…え?」
 思いがけない台詞にミストは目を丸くしてラグナを見つめた。
「水を遣ればいいってもんじゃない。交配とか種付けとかしっかりしました?」  
「…あ、あの…えっと…カブの交配?…種付け…?」
 それなりにカブの知識があるミストは何かを考える様に首を捻るが、それよりも先に今度はエリックが言葉を挟む。
「あー。その調子じゃ、ちゃんとやってないんだろ。そりゃ、途中でダメになるさ」

117 名前:ミスト×村人:2009/12/23(水) 11:58:22 ID:4OkOFL8c
551 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:44:12 ID:XbBJH3y6
「あ、あの、でもわたし…っ」
「カブのこと何も分かってないなぁ、ミストさんは」
「うんうん、せっかくのカブがこれじゃ可哀想だ」
「え…あ、あ…わ、わたし…そのっ…」
 ミストが考えることを邪魔する様に次々に畳み掛けるラグナ達。次第にミストの頭は混乱して行く。
 何度も瞬きをしてカブ畑と彼らを交互に見やるミストに、ラグナはとびきりの笑顔を向けた。
「せっかくなので…僕たちが上手な種付けの仕方を教えますよ。手取り足取り…ね」
 すっかりと焦っていたミストは訳の分からないまま、こくこくと頷いていた。
 森の奥深くまでやってくると、ラグナはミストの服を剥ぎ取った。普段日に灼けていないカラダは白く、思わず、三人はごくりと喉を鳴らす。
「あのぉ…どうして裸にならないといけないんですか…?」
 ミストは不安げに背後にいるラグナに問えば、
「口で言っても難しいから、実践してあげようと思って…ね?」  
 彼はそう言いながらミストの柔らかい乳房を揉みだす。
「あっ…ああんっ…い、いやっ…」
 突然の刺激にミストは身を捩るが、すかさずエリックが彼女の両手を抑える。
「大好きなカブのためだと思えば、嫌な訳ないだろ?」
「で…でもっ…は、恥ずかしいですぅ…っ」
「これは種付け方法をより知るためにとても大切なことなんだ。分かったらもっと足を開いて」
「…っ、こ、こうですか…?」
 唆されていることも知らず、ミストは閉じていた足をゆっくりと開く。
 すると美しい桃色をしたヴァギナが姿を現した。

118 名前:ミスト×村人:2009/12/23(水) 11:58:50 ID:4OkOFL8c
552 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:49:00 ID:XbBJH3y6
「おお…これがミストのおまんこか…思った以上に美味しそうだ!」
 彼らは初めて見るミストのヴァギナに釘付けになる。そんな彼らにミストは恐る恐る口を開いた。
「あ…あの、次はどうすれば…」
「そうだな。まず、俺がおまんこの具合を確認してあげるよ」
 ダニーは外気に晒されてひくひくと震えているヴァギナに指を這わせると、ゆっくりと中を押し開いてゆく。
 そしてしっとりと湿り気を帯びた膣内にゆっくりと指を差し込み、奥の方を掻き混ぜていった。
「んぁあっ…や…おまんこっ…ぁっ…変な音がしますぅっ…ぁっ…ぁああんっ…!!」 
 指が動く度にぐちゅぐちゅと湿った音が響き、ミストは恥ずかしげに身をくねらせた。
 その間にもラグナは彼女の乳房や乳首に執拗に愛撫を施し、彼女の羞恥を煽っていく。
「ミストさんのおっぱい…白くて大きくてとても気持ち良いですよ。そうだ、谷間にチンポを挟んでみましょうか?」
 ラグナがそう目配せすると、ミストの目の前に立っていたエリックが太くそそり立つペニスを彼女の乳房の間に挟み込む。
「っ…すごいぜ…おっぱいだけでもこんなにキモチいいなんて…!」
「あっ…ああっ…やぁあ…は、恥ずかしいっ…んひぃ…ぁっ…ぁあんっ!」
 乳房の形が変わるほど揉み込まれ、或いは両方の乳首でペニスの裏筋を擦り上げられ、ミストは得も言えない快感に襲われてしまう。
「ひぃんっ…ぁっ…あああっ…そんなに…しないれっ…ぁっ…あああっ…」
 膝立ちしているミストのカラダはこの絶え間ない快感にバランスを保つのがやっとなのに、ヴァギナはダニーの舌や指でイヤらしく舐め回され、訳が分からなくなってしまう。
「んっ…はぁ…あっ…き…きもち…いいよぉ…ぁっ…あんっ…ぁあひっ!」
「そんな清楚な顔してとんだ淫乱ですね、ミストさん。僕たちはただレッスンをしているだけなのに?」  
 小馬鹿にするようにラグナは笑うとミストの形の良い尻たぶを乱暴に叩き、そして撫で回す。
「んひぃいっ…ぐっ…ぁあっ…あっ…んっ…はぁあ…触っちゃ…んっ…いやぁ…!」 
 何度か叩かれたためか、白い尻たぶは真っ赤に染まった。ラグナはそのまま指をアナルに捩じ込み、グニグニと刺激を与える。
「んぁあっ…ひぎっ…ぁっ…痛いっ…ぁんっ…おしりは…らめっ…ぁあっ…あんっ…!」 


119 名前:ミスト×村人:2009/12/23(水) 11:59:17 ID:4OkOFL8c
553 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:53:55 ID:XbBJH3y6
快楽に愛液を零すヴァギナとは違い、経験のないアナルへの刺激は激痛にしかならず、ミストは苦痛の顔で嬌声を洩らした。
そのうちミストの股間に顔を埋め、膣内を舐め回していたダニーが顔を上げる。
「ミストのマン汁、啜っても啜っても溢れやがる…こりゃ、栓をしないとなぁ?」
 顔中をベトベトにし、イヤらしい言葉をミストに投げかけるダニー。するとアナルを弄っていたラグナが意味深に笑った。
「ふぅん、じゃあ…僕が栓をしてあげますよ…」
 濡れたクリトリスや膣口にひたりと押しあてられた巨根にさすがのミストもさっと青ざめる。
「やだ…ラグナさんのおちんちん…太すぎます…こ、こんなの射れられたら…わ、わたし…!」   
「そうは言っても…ミストさんのおまんこはさっきからパクパクしてますよ?欲しいんでしょ、僕のチンポ…」
 耳朶をかぷりとかじられ、ミストは熱い息を零した。その息を抜いた瞬間に、ラグナは容赦なく彼女の膣壺にペニスを突き射れる。
「んぁあっ!?はっ…ひぃいいっ…痛いっ…ぁああっっ…破れちゃうぅぅぅ!」
 ダニーのクンニにより十分に施されたはずのヴァギナはしかしあまりにも太いラグナのペニスに耐えきれず、ギチギチと嫌な音を立てて、左右に切り裂かれてゆく。
「おおおおっ…ぁっ…ぬいてぇえっ…おねがいっ…抜いてくらさぃいいっ…ぁっ…あがぁっ!」
 ミストは苦痛から逃れたくてしきりに首を振るが、ラグナは最奥までペニスを打ち込むと、そのまま彼女の細腰を掴み、律動を始めた。  
「はぁ…すっごい締め付け…それに、ミストさんのおまんこ…もうトロトロだ!」 
 内壁の締め付けと最奥の蕩け具合に、ラグナは恍惚の表情を見せる。そんな彼にダニーはミストの手を掴むと、己のペニスを握らせた。
「おいおい、そんなにキモチ良いのか?この子のおまんこはよ。ちくしょー。手コキでいいから擦ってくれよ!」
「ふひぃっ…あっ…あついっ…ぁあっ…ああんっ…はっ…ぁあっ…」 
 ミストはダニーのペニスを掴むと、無意識のうちに五指で擦り上げた。親指でペニスの先端に円を描くように刺激を与え、残りの指でぎゅう、と締め付ける。
「ぁっ…あうっ…こ、これで…いいれすかぁっ…ぁっ…あんっ…ぁ!」
 ミストの胸の谷間でペニスを扱いていたエリックは、己の限界が近いのかはぁはぁと荒い息を上げながら、次第に激しくカラダを動かす。
慣れたミストの手つき。ダニーは興奮し、さらなる刺激を得ようと腰まで揺らすと、ちゅぷちゅぷとイヤらしい音がミストの手のひらから溢れ出た。そうこうしている間も、「で、出るっ…ふはっ…ほら、おっぱいにザーメンぶっかけるぞ!」

120 名前:ミスト×村人:2009/12/23(水) 11:59:44 ID:4OkOFL8c
554 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:54:19 ID:XbBJH3y6
 びゅふっ!びゅううっ!びぽゅっ!どふぅうっ!びゅるうううう!
「んひぃっ…あ…熱いのが…ぁっ…わたしのっ…おっぱいにぃっ…ぁあっ…!」 
 エリックの大量の精液がミストの胸元や顎に注がれ、真っ白に汚してゆく。
「はは。ザーメンぶっかけられて…何かエロいぜ、アンタ」
 上半身からぼたぼたと滴り落ちる精液。濃厚な匂いが辺りに充満してミストはさっと顔を赤らめた。
 しかしそんな羞恥を感じるのも束の間で、相変わらず激しいラグナのピストン運動にミストは喘いだ。
「あふぅっ…っくっ…ちゅぁっ…あっ…はげしっ…ぁっ…おまんこっ…壊れちゃうっ!」 
 これ以上進まないくらい、深くペニスを押し込まれ、一気に引き抜かれる。そして、また挿入されたかと思えば、今度は奥をぐちゃぐちゃに掻き回される。ミストはその激しい快感をやり過ごしたくて、手の平にあるダニーのペニスをぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。
「っぉおおっ、そ、そんな急に掴むなよぉっ…!ぁっ…出るっ!」
 びゅほぅうっ!びゅうっ!びゅるるるるっ!どぷゅ!どふるるるるっ!! 
 予期しなかった締め付けに、ダニーは呆気なく精を吐き出した。
「ああっ…だ、出しちまったじゃないか…」
「ご…ごめんなさぃいっ…ぁっ…でもぉっ…あっ…あふっ…ラグナさんがっ…ぁあ!」
 ダニーの残念そうな声にミストはすまなさそうに謝るが、すぐさま意識はヴァギナへと集中してしまう。
「こっちも…集中してくださいよぉぉっ…っ…ふっ…ほらぁっ…」
 ぱんぱんと肌を打つ乾いた音と内部をずぶずぶ穿つ湿った音が混じり合う。ラグナは息を乱しながらも、絶頂を目指して、激しい律動を繰り返す。
「っうぉぉおっ、い、いきますよっ…膣内にっ…!種付けぇええっ…!っ…くっ!」 
「やっ…やぁああっ…んひっ…ぁあああ…あふぅっ…ひゃあああああっ!!!」
 びゅるうううっ!くぽっ!びゅふふふっ!ぴゅううううっ!ちゅるるるるっ!びゅうううううう!
「ふっ…はぁ…子宮に…たくさんっ…ぁあっ…熱いのがぁっ…んひっ…零れてっ…!」
 子宮の奥まで注がれた大量の精液。
「種付け…成功ですよ、ミストさん…」  
 その言葉にミストは満足げに微笑んだ。しかし、彼女の体内からペニスを引き抜いたラグナは、
「でも…もっと上手になる方法があるんですけど…」
 そっとミストの耳元で囁く。
「え…まだあるんですか…お、おしえてくださいっ…!」
「…それはね…」
 斯くしてラグナ達の「レッスン」と称した乱交は夜まで続いた。


555 名前:ミスト×村人[] 投稿日:2009/07/26(日) 21:55:14 ID:XbBJH3y6
終わりです。
キャラが変なのはCDなのですいません。

121 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:51:02 ID:bMOHw67h0
617 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:19:04 ID:yqswesrR
ラブラブ子作りのつもりで書きました

618 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:20:17 ID:yqswesrR
「ずっと、この剣と共にプロポーズされる日を、夢みていました。ラグナさん……。」
「シャロンさん……。結婚してください」
「私はみんなから変わり者と言われているんですよ。遺跡にばっかり興味をもってます。」
「いいですよ。僕は、そんなシャロンさんを好きになったのですから。」
「……うれしいです。やっと……この遺跡以外にも夢中になれることを見つけました。」
「はい。」
「では……行きましょうか?」

こうしてラグナとシャロンは結ばれた。
結婚式では町の皆に祝福され、新婚生活は最高の始まりを迎えた。

そして………初夜。
満月の光が窓から部屋にそそがれている
それは自然が夫婦に与えた贈り物のように
ラグナとシャロンは見つめあいキスを続けている
静まり返った部屋に、二人の息遣いだけが響く。
幾度目かの長い口づけの後に、シャロンがはぁ、と息をついた。
無我夢中できつく抱き合い、唇を重ねて、気づけばいつの間にか
抱きかかえられるようにして、ダブルベッドに座らされていた。

「ラグナさんの筋肉って意外と柔らかいんですね」
「そ、そうなんですか?」
「私は男の人の肌に触れる経験はそんなにありません。でも男の人の筋肉というのは硬いものと想像してたものですから」
ラグナの顔からは想像できないほど彼の肉体はモンスターとの戦いや洞窟の探検、農作業で引き締まった筋肉をしていた。
もうすぐ始まるであろう、夫婦の儀式で不要になる着衣の下には、無駄な肉がない。
「僕も人の筋肉についてあまり知りませんけど…なんだかうれしいです」
「ふふふ…」
「ははは…」
ゆっくりと、シャロンの身体をベッドに倒し、上に覆いかぶさった。
潤んだ青い瞳が、不安そうに自分を見上げている。
自分も始めてのラグナは男の本能と思考をフル回転させ、シャロンが傷つかないように
安心させるようにやわらかく口づけて、徐々に深く、咥内の隅々を貪ってゆく。
同時に、パジャマの上からゆっくりと、身体全体を撫でさするように愛撫すると、
シャロンの吐息がだんだんと熱く、細かくなっていく。

122 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:51:30 ID:bMOHw67h0
619 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:21:08 ID:yqswesrR
頃合いを見計らって、そっとパジャマのボタンを外しはじめると、
妻がはっと息をつめ、身体を強張らせるのを感じた。
「………い、いきます」
「・・・・はい、きて・・・ください」
徐々にあらわになるシャロンの胸元は、絹のようになめらかで白い。
「や………は、ずか、し、い………」
白い乳房が、月明かりの僅かな灯りの下に晒され、シャロンの神秘的な美貌に加わる
その容姿にラグナは感嘆の息をついた。
それほど大きくはないが、形のいい丸みが、息をつくたびに微かに揺れる。
頂点はあくまでひかえめに、唇と同じ、淡い桜色をしている。
そっと両手で揉みしだくと、シャロンの声が漏れた。
「あ、あ、やぁっ」
こんなに触り心地がいいものがこの世にあったのか、と思うほどの柔らかさである。
握れば指が埋まっていくような錯覚さえ覚える。
そっと頂点を口に含み、舌先でくすぐるようにすると、
シャロンの背筋がびくんと痙攣した。
「や、やっ………め、だめですっ」
「だ、だいじょうぶですか?」
「な、なんかっ………くすぐったくて…でも……大丈夫です…続けて……あああっ?」
乳首を指先でつまみ、こりこりと擦りあわせる。
合間に口づけをし、首筋を舌先で舐め上げると、シャロンの反応が明らかに今までと違う、
艶を帯びたものになってゆくのがわかった。
「やぁっ………あ………っっっ!!!」
漏れそうになる嬌声を、必死でこらえようと唇を噛むシャロンの表情が、余りにも可愛い。
が、そのままでは唇を噛み切ってしまいそうだ。
引き結ばれたシャロンの唇に指を差込むと、瑞々しい舌が指先をくすぐる。
その柔らかな濡れた感触で、思わず理性を失いそうになるのをラグナは辛うじて耐えた。
夫の舌と指で、執拗に乳首を責められ続けるうち、徐々に甘い声をあげはじめた。
「あ、あっあっ………あうんっ………はぁぁっっ!」
いい具合に、シャロンの表情が快感で蕩け始めているのを確認し、
ラグナはいよいよシャロンのパジャマと下着に手をかけた。
下手にじらしても恥ずかしがるだけだろうと、不意をついて一気に下までずり下ろす。
「ゃ、やぁぁっっっ!ラグナさんっっ」
慌てて秘所を隠そうとするシャロンの手を難なくのけて、ラグナは余りにも無垢な妻の
そこに見蕩れた。
腰から尻に続く、絶妙な曲線。 柔らかな丸みは、大人の女の色香を漂わせてもいる。

123 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:52:09 ID:bMOHw67h0
620 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:21:43 ID:yqswesrR
シャロンは日常で見せない必死さで膝を擦りあわせ、容赦ない目線からその部分を隠そうとしているが、
ラグナはいとも簡単にその膝を割り、最後に隠された部分までをあらわにした。
その部分は、薄い陰毛が、僅かに前の部分のみを覆い、割れ目の周りはほぼ無毛で、
秘所はぴったりと閉じ、わずかに桃色の粘膜が覗いている。
そっとそこを二本の指で押し開くと、透明な露がじわりと滲みでてきた。
「ああっっっ!恥ずかしぃっ…ラグナさん…!」
シャロンの身体を押さえ、割れ目にそっと指を這わせながら聞く。
シャロンはこれ以上は無理というほどに白い顔を赤く染めし、頭を震わせた。

くちゅくちゅと音を立てながら指を前後させると、シャロンの全身がびくんと震える。
「こ、怖い…ラグナさん…」
つまり、シャロンの秘所は、生まれてから今まで、全く何も受け入れたことのない、
完全に無垢の状態だ。
男としての本能が眩暈がするほどの興奮を感じ、ラグナはまじまじとそこに見入った。
閉じられた花弁が、時折ひくりと震え、蜜を滲ませる。
そのスリットの上部の突起も、まだ包皮に包まれたままだ。
そっと指で皮をむくと、それだけでシャロンは激しく反応した。
粘膜と同じ桃色をしたそこは、あくまでも清楚に、しかし時折淫らに蠢き、
ラグナを誘っている。
ゆっくりと指の腹で擦るように刺激すると、シャロンが声をあげた。
「やぁあああああ!!やっ!な、なにっ…これ、は??」
暫く、指先で円を描くように刺激を続けると、白い腰がびくびくと跳ねだした。
突起は紅く充血し、激しく自己主張をはじめている。
「ひゃ、や、ああああ!!なに、これっ………こわい、ラグナさんっ、怖い」
「心配しないで。僕がついてます」
「やっぁぁぁんっっ!!あぁっ!どうなるのぉ? ラグナさん!!らぐなさんっっ!らぐなさんっっ!!」
未だ知らぬ高みに押し上げられる恐怖と、初めての絶頂の予感に、
シャロンはただ必死にラグナの背にしがみつき、その名を呼んだ。
頼るべきものはそれだけだというように。
そして、ラグナが一層強く突起を押しつぶした刹那。
「ああ!!!!ひゃ、やぁぁうっっっっあ――――!!!」
膣口がびくんびくんと痙攣し、シャロンの全身を電流が走る。
生まれて初めて味わう女の悦びに、シャロンは自分の声が聞こえないほどに
高く、高く昇りつめた。

124 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:52:47 ID:bMOHw67h0
621 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:23:19 ID:yqswesrR
荒い息がおさまるまでの間、シャロンは一言も喋ることができないほどに脱力していた。
が、ラグナは、そこで終わりにするつもりは毛頭ない。
妻が少し落ち着いたのを見計らって、
まだ何も受け入れたことのない秘裂に、そっと指を押し込む。
「や、やぁっ………ゆび………えっ、入る…のぉっ………?!」
はじめて異物を受け入れる感触に、シャロンが眉根を寄せる。
無垢の恥部は、指一本でさえなかなか入らないほどに狭い。
ぎちぎちと締め付けられる中指を半分ほど挿れたところで、泣き声が聞こえた。
「だめ………だめですっ………きついっ………」
「少し力を抜いてみてください」
「む、無理っ………ひゃ、あああんっ?!」
指を挿入されたまま、いきなりラグナが秘所に顔を近づけた。
と思ったら、何か暖かくてぬめるものが、先程絶頂を迎えたばかりの クリトリスを蹂躙する。
それが夫の舌だと気づいて、シャロンは狼狽した。
「や、だめ、そんなとこっ汚いっ――!!!」
ラグナはシャロンの制止など気にも留めず、一層激しくそこを吸い上げ、舐めしゃぶる。
秘所からじわり、とぬめるものが分泌され、きつく締めつけられていた指が、
ようやく滑らかに動くようになった。
指先で、膣壁の上部をピンポイントで刺激しながら、クリトリスをざらつく舌で嘗め回す。
掻き出すような指の動きに、膣口からは白い粘液がどんどんとあふれ出してきた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!やぁっ!!また!またぁぁぁ」
再び絶頂へと駆け上がろうとするシャロンの様子を伺い、
ラグナはしかし、指と舌の動きをぴたりと止めた。
「あ、あ、ぁ………なんで……すか…?」
シャロンの膣が、物欲しげに指を更に奥へと飲み込もうと動くのを認めて、
ラグナは、もう一本の指を滑りこませた。
「!!!ああ!!あぅぅんっっ!はぁ………っっ!」
一本目のときよりも内部が潤っており、また先程の動きで解きほぐされたせいもあって、
二本目の指は比較的スムーズに内部に納まった。
押し広げられた入り口が、真っ赤に充血し、内部の紅い肉をのぞかせてひくついている。
ゆっくりと指を動かし始めると、シャロンの、まぎれもない快感を告げる声が響いた。
「やぁうんっ!あうんっ!!!んっああああ!!」
柔らかくほぐされた膣壁が、ラグナの指にからみついてくる。
「………シャロン、シャロン、シャロン」
「んっ………あああああ!!いく!いきますっ!あぁぁぁ!!」
シャロンの瞼の裏に火花が散り、二度目の絶頂へと押し上げられる。
指二本をくわえ込んだ秘所は、いやらしく蠢いて愛液を噴出した。

125 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:53:20 ID:bMOHw67h0
622 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:23:44 ID:yqswesrR
日ごろ清楚なシャロンからは想像もつかない痴態を目の当たりにし、
ラグナも既に、我慢の限界を迎えていた。
頬にそっと触れ、どこか違う世界をさ迷っているシャロンの意識を呼び戻す。
「シャロン…そろそろいいですか?」
肩で息をついているシャロンは、夫の言葉の意味を理解して、ほんの僅か躊躇し、
………そして微かに、しかしはっきりと頷いた。
潤んだ青い目が、僅かな灯りを反射して光っている。
今自分は、この世で一番純粋で綺麗なものを、自分だけのものにしようとしている。
そんな思いが脳裏をよぎる。
ラグナは着衣を全て脱ぎ捨て、その逞しい身体をシャロンに見せた。
生活の中で得た、厚い胸板、割れた腹筋、力強い腕…
その夫の姿をみただけでシャロンは安堵感に包まれた。
そして…ラグナは、昂ぶった自身を、 シャロンの濡れそぼる秘所に押し当てた。
「………………………っっっっ!!!」
「……い…痛いですか?」
指より随分太いものを入れるには、さすがにシャロンのそこは狭すぎた。
なかなか入り口に入っていかない。
ぎちぎちと押し広げられたシャロンの秘所は、今にも裂けてしまいそうだ。
「………だ、いじょう、ぶ………ですっ」
シャロンは必死に痛みに耐えている様子で、けなげに首を振るのだが、
何度試みても、どうしても挿入することができない。
「………やはり、いきなりは…無理…ですよね。すみません」
「………だめです……私は、大丈夫ですから」
「でも、これ以上無理は…!」
真摯な表情でそう言われ、シャロンの表情が曇る。
と、ラグナの未だそそり立つものに、シャロンがおずおずと手を伸ばしてきた。
「だって………私、ラグナさんのお嫁さんですよ? ですから……いいんです。私、もう全部、ラグナさんのものですから…」
唇から零れる言葉に、ラグナの理性は、脆くも崩れ去ったのだった。


126 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:53:52 ID:bMOHw67h0
623 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:24:13 ID:yqswesrR
ゆっくりと、生身の先端がシャロンの中に飲み込まれてゆく。
「…………………ふうっ…っっ!!」
シャロンが苦しそうな息をつく。
限界まで拡げられた秘所は、敏感になっている亀頭を容赦なく締め付ける。
衝動のままに抜き差ししたいのを堪え、ラグナは動きを止めた。
「シャロン、大丈夫ですか?」
苦しさに眉根を寄せたシャロンは、それでも健気にうなずいた。
「だいじょうぶ、ですっ…さっきより………痛くない、ですからっ………あ、あんっ」
少しでも妻の苦痛を和らげようと、ラグナがクリトリスを指で、 乳首を舌で愛撫する。
なだめるような甘い刺激に、シャロンの強張っていた身体から力が抜け、
膣奥からじわり、と潤滑液が滲み出してきた。
「あーー!!あんっ!やぁぁっ、………きもち、いい……
………来てっ………ちゃんと、奥まで…っっっっ!!!」
少しずつ、決して無理をさせないようにじわじわと、ラグナの肉棒が
シャロンのまだ何も知らない深みへと入り込んでいく。
そしていよいよ、根元までしっかりとラグナのものが納められたとき、
シャロンは、まるで喉もとまでせり上がってくるような異物感に混じり、
今まで意識したことのない場所―膣の一番奥、子宮の入り口のあたりに、
奇妙なうずきを感じて、戸惑いの声をあげた。
「や………なに…?なんなのぉっ…!!」
「…どうしました?」
「な、なんかっ…奥が………おくがっ、くすぐったいのっ……あ!ひゃぅっ!」
ラグナの先端で、うずきの源を、僅かに円を描くように刺激されると、
全く未知の感覚がそこから生まれてくる。
ラグナが、ゆっくりとピストンをはじめると、引き攣れるような痛みに混じり、
甘い痺れが背筋を這い登ってきた。
痛いのに、痛いはずなのに、気が遠くなるほどもどかしくて。
「ラグナさんっ!!!ラグナ、さんっ!だいじょ、ぶ………ですから、おねがいっ………」
「………シャロン」
「きて、きてぇぇぇ!!!」
ずぐん、と、熱くて硬いものが、最奥に叩きつけられた。


127 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:54:17 ID:bMOHw67h0
624 名前:ラグナ×シャロン[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:24:36 ID:yqswesrR
「あ、ゃぁうっっ!!あああああああ!!!」
ぐりぐりと奥を抉るように刺激したかと思うと、ゆっくりとピストンされる。
ずるりと内壁を引きずり出されそうな感触に、シャロンは悲鳴をあげた。
「あ!!!ああああああっ!!んんぅぅんっあぁぁぁ!!!」
快感の海に、意識が飲み込まれる。身体がばらばらになってしまいそうなほどの衝撃。
自分の内部が、無意識のうちにラグナを求め、激しく蠢いているのがはっきりとわかる。
「………っっ!シャロン………い、いきますっ!」
吸い付くような締め付けに、ラグナも既に我慢の限界だった。
遠くなる意識の中で、それでもシャロンは必死でラグナにしがみつく。
「ら、ぐな、さんっっっ!!!すき………すきぃぃ!!!あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「シャ…………………ロンっっっっ!!!」
身体の中で何かが弾けたような衝撃があり、熱いものが最奥に注ぎ込まれる。
びゅく、びゅくと数度に分けて注ぎ込まれるその圧力を感じて、
シャロンはうっとりと恍惚の表情を浮かべた。
「………だ………大丈夫ですか、シャロン?」
自分の上に覆いかぶさるラグナに、しっかりと抱きしめられて、 シャロンはひどく安心した。
シーツには、破瓜の証が点々と紅く残っている。
「ううん…嬉しかったです、すごく」
破瓜の痛みと、甘い痺れの余韻に浸りながら、シャロンは目を閉じたのだった。

128 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:54:42 ID:bMOHw67h0
625 名前:ラグナ×シャロン〜後日談〜[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:26:07 ID:yqswesrR
それからシャロンは妻として夫と家を支え、ラグナは仕事に精を出す
そして、夜は2人で愛し合う毎日…
妻のシャロンはラグナと暮らすうちに身も心も変わっていると感じていた
身体は自分のものだけではない感覚
心は夫とのさらなる繋がりを求めるようになって――

シャロンは夫の上にまたがり、昂ぶるモノに秘部を密着させて前後に動かしはじめた。
夜の彼女は清楚で神秘的な雰囲気からは想像できないほど、夫のラグナを求め乱れている。
「……あ……やぁっ、んぅ……」
白銀の長い髪が乱れ、シャロンは、クリトリスを陰茎にこすり付ける。
本当に、いつものシャロンからは想像もつかないほど積極的でいやらしい姿だ。
ラグナの腹の上で快感に眉根を寄せ、口を半開きにして喘いでいる表情が何とも扇情的で、
ラグナ自身も痛いほどに張り詰めている。
耐え切れず妻の腰を掴んで、挿入しようとすると、         
シャロンの細い指が自分のそそり立つ肉棒に添えられ、滴りおちそうなほど濡れた陰部に
導かれる。
先っぽの部分で入り口をくちょくちょと弄びながら、荒い息でシャロンが言う。
「あなた…私のここに…入れたい?」
形の良い白い胸が揺れる。今まで見たことの無い、シャロンの挑発的な表情。
ラグナの我慢の限界だった。
「ああ、入れたい…シャロンの中に、思いっきり突っ込みたい…」
「…嬉しい」
妻が、ゆっくりと腰を落とす。
カリの部分だけを出し入れするようにして焦らされる。入り口を出たり這入ったりするたび、
カリの段差がこすれて、何ともいえない快感だ。
「ふぅっ…あ、あんっあ、きもち、いい…」
シャロンは小刻みに腰を上下させながら、とんでもなく色っぽい声を上げる。

(私…きょう…おかしい…)
入り口を擦られる感触に、自分の膣奥から愛液がどんどんと溢れてくるのがわかる。
上になるのなんて初めてじゃないのに、すごく恥ずかしいのに…
あまりの快感に、自分を止めることができない。
入り口だけでは我慢できなくなって、もう少し奥まで導こうと腰を落とす。
が、快感のあまり震える足には力が入らず、一気にラグナの上に腰を下ろすような形に
なってしまった。
「ああああああああっっっっ!!!あん、奥っ、おくぅぅぅ」
いきなり膣の最奥まで貫かれ、亀頭がぐりっと押し付けられる。
激しすぎる快感に身体を揺らすと、その動きが更に、敏感な子宮口を刺激する。
「ひゃっやぁぁぁぁんいくぅぅ!も、おっ…いっちゃうぅぅぅ」
びくびくとシャロンの膣肉が痙攣し、張り詰めたラグナ自身をリズミカルに締め付ける。
ラグナも耐え切れずに、シャロンを下から激しく突き上げた。
「あぁぁぁぁだめぇぇぇ!い、いくぅ…っあああああああああああああ」
のけぞったシャロンの膣から、大量の水のような液体が分泌され噴き出して、
ラグナの腹から胸を濡らす。自分の身体を支えていられず後ろに倒れこもうとする妻を
夫は慌てて抱きとめ、繋がったまま座位の体勢にすると、ラグナは最後の仕上げにかかった。
シャロンの子宮の中までねじ込もうとするかのように突き上げ、
また入り口ぎりぎりまで引き出すのを繰り返し、激しくストロークする。
「きゃ、あああああうぅぅんっあんっ!!いぃぃもぉっ!あんんっ」
ほとんど意識を手放している様子のシャロンだが、すがる様にラグナを抱きしめる。
ラグナは逞しい身体でシャロンを思い切り抱きしめた。
「中に出します…出しますよ!」そう囁いて、シャロンの身体の子宮へと精子を放った。
ドクンドクンッ………!!!
「あああああっ!!!」
精液が膣内に、子宮に流れ込む感触に、たまらずシャロンも最後の絶頂に上り詰めた…

129 名前:ラグナ×シャロン:2010/01/11(月) 12:55:11 ID:bMOHw67h0
626 名前:ラグナ×シャロン〜後日談〜[sage] 投稿日:2009/10/15(木) 18:26:34 ID:yqswesrR
 月日はめぐり……
シャロンは一人微笑みながら、お腹を摩っていた。
「あっ、動きましたよ」
すっかり大きくなったお腹に耳を当てるラグナ。
「きっと、お父さんに挨拶してるんですよ」
「こんにちは。君は男の子かな?それとも、女の子?」
「うふふふ…」
微笑みあった夫婦は口付けを交わした。
「ああっ!」
「もう…あなたったら」
「ご、ごめん」
シャロンの身体にラグナの昂ぶりが触れた
「じゃあ…この子の栄養にしましょう」
するとシャロンは夫のズボンからソレを取り出し…
「うっ…!」
口に含んだ―――

 さらに月日は流れ…
シャロンはエド先生、ラピスの助けもあって、元気な赤ちゃんを出産した。
つらい出産を乗り越えた彼女は、ますます美しくなったように思える。
「みて、あなた。元気な赤ちゃんが生まれました。かわいい、あなたにそっくり。」
「ばぶぶー。だぁー。あー」
「かわいいなぁ〜。よーし、これからもがんばるぞ!」
「あなたと結婚して、赤ちゃんまでさずかって……。私、とっても幸せです。あなたは、幸せですか?」
「もちろん幸せだよ。」
「よかった。……このまま、みんなで元気に暮らしてゆけるといいですね。」
「うん」
「私……あなたと出会えてよかった。」

シャロンは片方の乳房で赤ちゃんに母乳を与えている。
妊娠、出産の影響かその胸は大きくなっていた
その姿を見つめるラグナは……
「次は…シャロンにそっくりな赤ちゃんが欲しいな」
「エド先生が産褥期が終わるまで安静にと言ってたので…終わったらまた、しましょうね。あなた」
「うん」
今の愛する妻と子に囲まれる日常の幸福感をかみ締める。
こういう時、密かに思う「この幸せがいつまでも続くといいな」と。

終わり


130 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:56:33 ID:bMOHw67h0
802 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:08:26 ID:CF9+xzVr
マイス×ダリアできました。
初投稿です。下手です。
投下します。

803 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:09:53 ID:CF9+xzVr
「98、99、100っと。」
畑の切り株を割っていたマイスは斧の先を地面に垂らし、
左腕で汗をぬぐった。
「う〜ん、こんなにもたくさんの木材、いったい何に使うんだろう。」

2時間分前・・・
「えーっと、今日は何か依頼はあるかな?」
「そういえば昨日はしののめさんの修行をやって
くたくたになって帰ってきたんだったな。」
などと思いながらポストを開けると、ピカーッ
「うわ、なんだ!」
そこには虹色に輝く手紙が入っていた。
「ダリアさんの・・・だよね。」
マイスはその怪しすぎる手紙を開けてみた。
《『助手君へ』
     木材100本を持って一時頃に家にきてください
                         byレインボー》
「ダリアさんのだな、うん。でも困ったな、朝見たときには切り株は5個
しかなかったよな。全部合わせても60本にしかならないな。」
・・・
「そうだ!いつも木材を欲しがるダリアさんの為に
木材をストックしておいたんだ。」
マイスは家の中に入り、収納箱を開けた。
すると、9本の木材の束が、4つあった。
「えーっと、9×4で36本か。あと4本足りないな。
しかたない、家の家具でも壊すか。」
そして現在に至る。
「さてと、木材も集まったことだしダリアさんの家に行ってみるか。」
コンコン、
「ダリアさーん、いませんかー?おかしいな、入りますよ。」
ガラッ
「あれ、誰もいない。あ、机の上に何かおいてある。」
そこには一枚の文章の書かれた紙が置いてあった。
「何だろう?」
マイスは机の上に置いてある紙を読んでみた。
《助手君へ
     広場にきてください。》
「今度は広場か。しかたない行ってみるか。


131 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:56:57 ID:bMOHw67h0
804 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:10:59 ID:CF9+xzVr
ー広場ー
「あ、いたいた。おーい、ダリアさーん。」
「やっときたわね、助手君。」
「いったいこんなにもたくさんの木材何に使うんですか。」
「よくぞ聞いてくれたわね。実は夢を見たのよ。」
「はぁ。で、どんな夢を見たんですか。」
「ふふふっ、なんと新しい作品のアイディアよ。
たしか岩の上に座った人魚が大きなマグロをもっていたわ。」
「それってペルシャじゃないですか。」
「とうわけでペルシャちゃんをつれてアクナ湖にきてね。
私は先に行ってるから。レインボー♪」
「行っちゃったよ。しかたない。とりあえずペルシャの所に行こう。」

ー旅館ー
「あ、いたいた。ペルシャー。」
「あ、マイス君。おはよー。どうしたの?」
「それがアクナ湖で人魚になってマグロを持って岩の上に座ってほしいんだ。」
「えー、人魚になるのー?
けーかい、けーかいしてください。」
「お願いだよ。そうだ、たしかこれがあったはず。」
そう言ったマイスは何かの刺身ほ取り出した。
「そ、それは、ジャマイカ刺し!」
「手伝ってくれたらこれをあげるよ。」
次の瞬間、マイスの手をしっかりにぎったペルシャは
エスケープと同等の速さでアクナ湖へ走っていった。
「あら、結構早かったわね、助手君。」
「ええ、そりゃもう。」
あまりの速さについていけなかったマイスは目を回している。
「それじゃあペルシャちゃん、さっそくお願い。」
「うん。」
そう言ったペルシャは人魚になり、愛用の武器、デカッシュを取り出した。
「それじゃあさっそく、レインボー♪」
ものすごい速さで絵にしていく。
すごいなぁ、と感心しながらダリアを見つめるマイス。
「よしできたわよ。」
「え、もうできたんですか!」
「当たり前よ。本番はこれからなんだからね。」
そう言い残してダリアは絵をかついで広場に戻っていった。
「はあ、また行っちゃったよ。あ、ペルシャ。お礼はここに・・・?
あれ、ない!どこにいったんだ?」
「ごちそうさまでした。」
「あ、いつの間に?まあいいや。じゃあねペルシャ。」
「バイバーイ、マイス君。」

132 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:57:17 ID:bMOHw67h0
805 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:11:39 ID:CF9+xzVr
広場ー
「さあ、急ぐわよ、あと一週間しかないんだから。」
「え、何の話ですか。」
「ああ、まだ言ってなかったわね。この国では1年に一度
芸術展覧会があって、今年はこの村の広場が会場なの。」
「そうだったんですか。」
「わかったら急ぐわよ、助手君。」
そう言ってダリアはさっき書いた絵を見ながら木材を削っていく。

ー展覧会前日ー
「さ、後は色を塗るだけよ。助手君。」
「すっかり助手になっちゃいましたよ。」
「じゃあさっそく、レインボー♪」
「ええ!色が全然違うじゃないですか。」
「いいのよ。虹色はどんな色よりも勝るわ。」
「そういうもんですか?」
「そういうもんなのよ♪」


ー展覧会当日ー
「いよいよですね。」
「ええ、助手君のおかげでいい作品ができたわ。ありがとう。」
「いえ、すごいのは作品を作ったダリアさんですよ。
僕は少し手伝っただけですよ。」
「フフー。やっぱりそう思うわよね。いやー、自分の才能が怖いわ。」
「そういえば、結果発表はいつですか?」
「12時からよ。もう11時だし、行きましょうか。」
ー広場ー
司会者 「それではただ今より第23回、
ノーラッド展覧会の結果発表を行います。」
観客 「いぇーい」
司会者 「まずは第三位、シャロンさんのグリモリア像だー!」
シャロン 「ありがとうございます。」
司会者 「そして第二位は、ターニャさんのルーンブレードだ!」
ターニャ 「やったわ!」
ロイ 「よかったね。かーちゃん」
司会者 「そして栄光の第一位はー、ダリアさんの虹色人魚像だー!」
「やりましたね、ダリアさん。」
「う〜ん、レインボー♪」
司会者 「それでは、優勝したダリアさん、
今の気持ちを言ってください。」
「とってもうれしいわ。これもそこにいる助手君のおかげよ。」
司会者 「では助手君さん。」
「え、ぼ、僕ですか!」
司会者 「ダリアさんとはどういうご関係で?」
「えーっと、それは・・・」
(や、やばい。ダリアさんがキラキラした目でこっちをみつめてる。
いったいなんて答えればいいんだ?)
「もちろん師弟関係よ。」
「ダリアさん・・・」
ほっと胸をなでおろすマイス。
司会者 「それではダリアさん、トロフィーをお受け取り下さい。」
「それじゃあ虹色にしますか。」
「それだけはやめて下さい。」
「なに〜?助手君が師匠に逆らうっていうの?〜」
「いや、そう言う問題ではなくって。」
「ふーん?ま、いっか。今日はパーティよ。
19時ぐらいに家に来てね。」
「わかりました。じゃあ、また後で。」
「忘れずに来るのよ。」


133 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:57:39 ID:bMOHw67h0
806 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:12:43 ID:CF9+xzVr
ー自宅ー
マイスは家を出てダリアの所へ向かう。すると、人影が。
「あ、マージョリーさん。」
「おやおや、大樹のぼうや。どうしたんだい。」
「今からダリアさんの家でパーティーなんです。」
「ああ、今日のお祝いって所かい?それならこれをあげるよ。」
そう言ったマージョリーは緑色のびんをマイスに差し出した。
「ありがとうございます。で、これは何なんですか。」
「ただのジュースじゃよ。
ホッホッホ。」
この時、回復のポットぐらいしか作らないマイスが分かるはずが無かった。
ただのジュースとラブ飲みドリンクを
煮詰めた濃いラブ飲みドリンクの違いが。
「さあ、ついたぞ。ダリアさーん。」
ガチャッ
「来たわね助手君。さあ、入って。」
家に入ると、机の上にはごちそうが並べてあった。
「すごいですね。全部ダリアさんが作ったんですか?」
「そんな分けないじゃない。全部グルテンさんに作ってもらったの。
優勝記念にたくさんサービスしてもらったわ。」
「それじゃあ」
ダリアはそう言いながら右手のコップをあげた。
『カンパーイ』
二人の声が重なる。
「うーんやっぱりグルテンさんの料理はおいしいですね。」
「たしかにそうよねー」
「あ、そういえば僕、マージョリーさんからジュース貰ったんです。」
マイスはびんのふたを開け、コップに注いだ。
「はいどうぞ。」
マイスはコップをダリアに渡す。
「ありがと。助手君はいいの?」
「僕はグルテンさんのフルーツジュースがまだ残ってるんで。」
「そお、それじゃあお先に。」
ごくごく
「うん、おいしいジュースね。」
「そうですか。」

134 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:57:59 ID:bMOHw67h0
807 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:13:18 ID:CF9+xzVr
「あ、れ。どうし、たんだろ。体が急にあつ、く。」
「大丈夫ですか!!ダリアさん」
「アッ、アァッー」
「大変だ。とりあえずベットに運ばないと。
ダリアさん、ベッドはどこですか?」
「ベッドは、はぁ、木材に、ハァァッ、しちゃって、
新しいのは明日届くはずァァァ〜〜ン」
「なんだって!しかたない急いで僕の家に運ぼう。」
マイスはダリアをお姫様だっこすると、
エスケープを2回使い家へと戻った。
「よいしょっと。」
とりあえずダリアをベットに寝かせたマイスは、
さっきの出来事をもう一度思い出してみた。
「ダリアさんがおかしくなったのはあのジュースを飲んでからだよな。
でもマリオンならともかくマージョリーさんが
変なものを渡したりはしないよな。」
しかたないので病院へ行こうとしたとき。
「じょ、じょしゅくぅん」
「大丈夫です。今すぐマージョリーさんを呼んできます。」
「そうじゃぁ、ないのぉ。もっと、ちかくに、よってぇ」
ダリアのすぐ側に寄ったマイス、
そしてダリアは手を伸ばして、





マイスのズボンのチャックを開けた

135 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:58:18 ID:bMOHw67h0
808 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:14:45 ID:CF9+xzVr
「いっ、いったい何をしているんですか!」
当然あわてふためくマイス。するとダリアが、
「わ、わかんなぁい。でもぉ、こぉしたくなってぇ。」
「いけませんよ。病院に行ってきますから、はなして下さい。」
ダリアはマイスの物をもんでいる、いや、すでにしごいているような形だ。
「でもぉ、こうしていると、ふぅ、少し落ち着くのぉ。
それに、マイス君がいなかったら、これ以上おかしくなっちゃう気がしてぇ。
あれ、おかしいなぁ。今助手君のことマイス君って。
でもその方がぁ、なんかいいなぁ。」
(確かにさっきより呼吸が落ち着いているな。よし。)
「分かりました。僕ダリアさんのこと信じます。」
「ありがとぉ。それじゃあ、ベッドの上に乗ってぇ。」
名残惜しそうにマイスの物から手をはなしながら言った。
「これでいいですか?」
「そしたらぁ、キスしてぇ。」
「え、キスですか!」
さっきまであそこさわられてたのに何言ってんだ、
と思いつつも反射的に言ってしまった。
「嫌なの?」
「ううん。ちょっと驚いただけだよ。それじゃあ。」
マイスがダリアの唇に自分の唇を重ねた。
「ぅん はぁん ぐぢゅ ぴちょ」
淫らな音が静かな部屋になり響く。
「びじゃ ぐちょ ぶゅじゃ」
二人は3分ほどその行為をつづけた。
そして顔を離す時にはお互いの唇から白い糸が引かれていた。
「はぁ、はぁ、マイスくぅん。もっとしよっ。」
そういいながらマイスのズボンを一気に下ろす。
すでにパンパンに膨れ上がった物をみて、
「わぁ、おっきぃよぉ。」と、声を漏らす。
そしてそれを口に含み、しゃぶりだした。
「ぺろぺろ、ん、ぴしゃ ぷしゃ ぴしゃ」
「ああ、そんなにされたら出るっ!」
「どぷゅっ どぷゅどぷゅどぷゅぅぅぅーーー」
先ほどもまれていたこともあり、マイスはすぐに達した。
が、まだまだ固さを失っていない棒を見たダリアは、
「まだまだ元気みたいだね。
それじゃあ今度は胸でしてあげるわ。脱がしてちょうだい。」
マイスは絵の具の染み着いた服を丁寧に脱がしていった。
ブラジャーを脱がすとピンとたっている乳首が目立つ。
「それじゃあ、いくわよ。」
ダリアはマイスの物を挟んだ胸を揉んでいく。
大きなダリアの胸に挟まれた物は、先ほどの精液とダリアのよだれ
とが合わさって、ぐぢゅぐぢゅと音をたてていた。
「き、気持ちぃ、このままじゃすぐにいっちゃうよ。
ダリアさんにも気持ちよくなってもらわないと。」

136 名前:レインボードリーム:2010/01/11(月) 12:58:42 ID:bMOHw67h0
809 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:15:20 ID:CF9+xzVr
マイスはダリアの秘所に手をやった。そして、
「くちゅっ」といやらしい音をたてて秘所をいじり始めた。
「あん ぁん ぁぁぁん」
「くちゃ くちゃ くちゅ くちょ」
Hな水音とダリアの感じきった声が部屋の中をこだまする。
やがてクリストスを見つけたマイスは
そこを集中的にいじり続ける。
「ぐちゃ はぁ びちょ ぶゅしゅ」
二人の体はびしょぬれだった。
「ねえ、マイス君。来てぇ。」
「うん。」
マイスは自分の物をダリアの中にいれた。
「ずぶ ずぶっ」
と音をたてながら二人は腰を動かしていく。
「はぁ はぁ ひぁ!」
下から突かれ、甘い声を発しながら
ダリアはマイスにキスをし強く抱きしめた。
「ふはぁ くちゃ ふゃぁ」
後ろから突く形になった。
「あぁ あぁ あぁ あぁぁぁぁぁ」
勢いはどんどん強くなり、二人は果てた。

目が覚めると朝だった。傍らではダリアが寝ている。
まるで夢のようだったな、と思い、ダリアの髪をそっとなでた。

810 名前:レインボードリーム[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 15:16:47 ID:CF9+xzVr
ああ、俺はなんて文章力が無いんだ。
さようなら。


137 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」:2010/01/11(月) 12:59:49 ID:bMOHw67h0
843 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:16:25 ID:yPictRZv
結局頑張って書いてみたんだが、これはひどいorz
以下、注意点

◆特典ドラマCD「エリスとエリスの秘密」の直後あたりの設定
◆エロ無し(出来ませんでしたorz)
◆微妙にキャラが違う感じがするかも
◆文章がgdgd

それでもいいというのなら、どうぞ。


「……何だか、顔が赤いですよ。ラグナさんと何かあったんですか?」
「え!? そ、そんなことないですよ!?」
 月明かりが窓から淡くもれる、宿屋の一室。黒の服を着た銀髪の少女、黒の
エリスが話しかける。話しかけられた当の本人、清楚な金髪の少女、白のエリ
スはその言葉に露骨に動揺していた。
 というのも、そもそもの発端は今朝にあった。白エリスは風邪を引いてしま
い、ちょうど仕事のなかった黒エリスが白エリスに扮して仕事を変わりに引き
受けたのだ。これは黒エリスの提案によるものであり、『目深の帽子を買って
いけば誰にもばれない』と言って出て行った。だが、それを見たラグナが様子
がおかしいという理由で白エリスのもとに見舞いに来たらしいのだ。
 その話を聞いたのちの白エリスの顔を赤くしたのを見て、黒エリスはこうい
った発言をしたのだが、どうやら図星のようであると、黒エリスは今の反応で
確信していた。

138 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」:2010/01/11(月) 13:00:19 ID:bMOHw67h0
844 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:18:54 ID:yPictRZv
「ラグナさんと何があったんです? お見舞いに来たらしいのですから、来て
すぐ帰ったというわけではないでしょう?」
「それはあの、そうなんですけど……」
「どうしたんですか?」
「い、言えないです」
 思い出してなのか、言って白エリスはほんのり顔を赤らめる。黒エリスの想
像に一瞬不埒なものが入り混じるが、彼女はそれを一蹴させると、ベッドの白
エリスに詰め寄る。
「そうですか……。どうしても言えないというんでしたら――」
「ひゃっ!?」
「言いたくなるようにしてあげますね」
 天使のような微笑みを浮かべて黒エリスは白エリスに手を伸ばした。
「エ、エリスさん!?」
「……うふふ。言いたくなったらいつでも言ってくださいね?」
 白エリスのか弱い抵抗も流し、黒エリスは両手を使って白エリスの身体を悪
戯に弄ぶ。右手で白地の服のわき腹あたりを優しく撫で、左手では肉付きの良
い太腿の感触を堪能する。どちらの手も休むことなく運動を繰り返し、また場
所を変えてはそれを繰り返していた。そのたびに白エリスからくぐもった声が
漏れるが、それでも黒エリスは妖艶な笑みを浮かべたまま、止める気はなさそ
うだった。
「あっ、だ、ダメですエリスさん……っ」
「ふふっ、可愛らしい声をだすんですね」
 ひたすらに楽しそうな黒エリスの声。白エリスはもどかしくも艶かしい感触
から身を逃れようとするが、敏感な部分をさするように触られてはそれもかな
わなかった。
「そんな可愛い声を出されたら、もっといたずらしたくなっちゃいます」
 その言葉とともに、黒エリスは未成熟の二つの膨らみに手を伸ばし、頂上の
先端をきゅっと握った。
「ふぁ、あぁっ!」
「敏感なんですね、エリスさん」
 言いながらも、人差し指でころころと転がして刺激を与えるのも忘れてはい
ない。たまらず、白エリスが悲鳴をあげた。
「も、……言いますっ! んぁっ、……い、言いますからぁ!」
「良かったです。私もこのままだと少し暴走しそうな感じがしたので」
 息も絶え絶えの白エリスに、黒エリスはしっかり両手を離すとこともなげに
笑顔で言う。
「……それで、ラグナさんと一体何があったんですか?」
「実は、ラグナさんがお見舞いだと言ってリンゴを持ってきたんですけど……



139 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」:2010/01/11(月) 13:00:55 ID:bMOHw67h0
845 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:21:30 ID:yPictRZv
 まだ赤みがかった顔で呼吸を整える白エリス。ぽつぽつと話し始めた。
「リンゴ、ですか?」
「はい。『お見舞いといって思いつくものがリンゴだったんです』って言って
、私に剥いてくれたんです」
「……それで?」
「剥いたリンゴをフォークで私に食べさせてくれようとしたんですが、私、恥
ずかしいし悪いなって思って、ラグナさんに言ったんです。『そこまでしなく
ても、自分で食べれます』って」
「ふふ。まぁ、確かに立場が逆のような気はしますけどね」
「それでラグナさんも『大丈夫です、安静にしていてください』っていって譲
らなくて、私も何か意固地になっちゃって……ラグナさんの手からリンゴを取
ろうとして、バランスの崩れたラグナさんが、その、あの……」
「エリスさんの上に覆いかぶさるようにして倒れたわけです、か」
「うぅ、は、はい……」
「もしかして、そのときにキスをしてしまったりとかですか?」
「……す、少し、だけ」
 白エリスは消え入るような声で呟き耳まで真っ赤にするが、黒エリスは穏や
かな表情をして笑っていた。そのオッドアイの双眸をわずかに細め、わざとら
しく言ってみせたりもする。
「そうですか。私がエリスさんのかわりに仕事に行っていたときに、ラグナさ
んとのろけていたんですか。それは良かったです」
「ご、ごめんなさい! 私、そんなんじゃなくて、あの……!」
「冗談です、私も十分楽しめましたし。仲が良くていいじゃないですか」

140 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」:2010/01/11(月) 13:01:25 ID:bMOHw67h0
846 名前:黒エリス×白エリス「夜の内緒話」[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 18:24:02 ID:yPictRZv
 安堵する白エリスを微笑で受け止め、黒エリスは思う。
 この一挙一動が可愛らしい子とそんなハプニングが起こって、あの青年はさ
ぞかし幸せだろう、と。別段、黒エリスはラグナが嫌いなわけではない。いや
、むしろ好きに位置する部類だ。優しく頼りがいがあり気も利く、と女の子な
ら惚れてしまっても全然問題はないと思えるほどだ。個人的には白エリスとラ
グナは雰囲気も良く、お似合いだとも思っている。
 だがしかし、一心同体の彼女がその青年といい関係になっていることを思う
と、嬉しくもあり寂しくもあるのだ。
「(この気持ちは、本来ラグナさんにではなくあの子に思う気持ちなんでしょ
うね……)」
 黒エリスは苦笑いを浮かべ、おもむろに白エリスへ抱きついた。しかし、さ
っきのように身体を触ったりすることはない。
「エ、エリスさん? どうしたんですか?」
「ラグナさんに少し嫉妬しちゃいました。……ささやかな抵抗です」
「…………」
 優しい声音でそう言うと、白エリスは気恥ずかしそうに照れ笑いをした。そ
の一つ一つの動作にも、黒エリスは何だか愛しさがこみ上げて来るのを感じた

「少しだけ……こうさせていてください」
「……はい」
 微笑んで、吐息がかかるほどの距離でお互い囁いた。そして少しの間、白と
黒の二人の少女はベッドの上で静かに抱き合っていた。



正直、ドラマCDで黒エリスが白エリスのことを心の中で「あの子」呼ばわり
してたのを聞いて黒エリス×白エリスに目覚めたとかそんなことはない。
これを見て少しでも同志が増えたのなら幸いです。

短いうえにエロくもないorz
マジお目汚しすいませんでした。他の素敵作家様たちに敬礼!!


141 名前:虹色夜話 1/14:2010/01/11(月) 13:03:21 ID:bMOHw67h0
4 名前:前スレ888[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:34:32 ID:y4Rolc7s
前スレ、中途半端に切れたんで最初から再投下します。
まじすいませんでした…

5 名前:虹色夜話 1/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:35:22 ID:y4Rolc7s
秋の1日目、夜更け過ぎ、大樹の家。マイスは疲れ果て、泥沼へ沈むように眠っていた。

農家である彼にとって季節の変わり目はとかく忙しいものだが、今回は台風の被害もあり、

体を酷使するほかなかった。町の風呂屋は彼を良く癒してくれたが、鉛のような疲労は

湯を吸ってさらに重みを増し、深い眠りをより深くした。

 

「助手く〜ん、寝ーてーるー?」

 

郊外の芸術家、ダリアがベッドの傍にいた。彼女は今日、芸術の秋だと言ってマイスに

資材集めを頼むつもりだったが、マイスは畑仕事でそれどころではなかった。仕方なく

彼女は畑の隅に隠れ、こっそりと野草に色を塗ってはマイスの注意を誘っていたものの、

結局、露ほどにもその効果はなかった。彼女が夜中に忍び込んだのは、この悪戯が全く

成功しなかったことに対する復讐心に因るものだ。八つ当たりと言うほかはない。

 

彼女はマイスが目を覚まさないことなど百も承知だ。何せ一日中観察を続け、彼が体力

を擦り減らす様を見ていたのだから。彼女は筆と虹色のパレットを取り出した。

 

「ふっふっふ。もっとも〜っと虹色にしてあげるわっ♪

 ……助手のくせに、無視するから悪いのよ」

 

筆先をペタペタと絵の具に漬けながら、ダリアはマイスの顔を眺めた。精悍というより

幼いとさえいえる面立ち。湯の熱がまだ残る頬。まだ乾ききらず、艶やかに光る金髪。

僅かに開き、すうすうと寝息をたてる唇。途端、ダリアの心臓が弾んだ。

142 名前:虹色夜話 2/14 改行ミスったorz:2010/01/11(月) 13:03:44 ID:bMOHw67h0
6 名前:虹色夜話 2/14 改行ミスったorz[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:38:41 ID:y4Rolc7s
小さな音さえ恐れるような仕草で、筆とパレットを床に置く。自分の手が震えている事に
気付き、なお動揺する。鼓動を増す心臓。苦しくなる呼吸。一瞬、時が止まった気がした。
ああ、そうだ、彼をこんな間近で眺めるのは初めてだ……。
 
ダリアは北の森の亜人種、エルフである。長寿で知られる種族だ。長寿ゆえに出生率が
極端に低く、恋愛沙汰とは縁の遠い種族でもある。エルフの性は、その本能とともに体
機能も常に眠っている。"恋"に対する待機期間の長さがそうさせるのだ。
 
ダリアもまた例に洩れず、恋愛には関わりがなかった。芸術的モチーフとしての興味と
知識くらいならある。しかし自分が当事者になることなど、今まで想像だにしなかった。
しかし、遂に眠っていた本能が目覚めた。助手に選んだマイスによってだ。もっとも、
本当は彼に恋をしたからこそ「助手にする」と言い出したのだが……。
 
「やっぱり、魅せる顔……」
 
マイスの頬を撫でる。彼の顔に触れるのも初めてだ。そして、今は誰も見ていない。誰も
咎めない。目の前のマイスでさえ、こんなにも近くにいる彼女に気付かない。再び鼓動が
激しくなった。血が脳を打ち付け、意識が麻痺する。息が苦しい。でも、ここを離れられ
ない。離れたくない。

143 名前:虹色夜話 3/14:2010/01/11(月) 13:04:09 ID:bMOHw67h0
7 名前:虹色夜話 3/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:39:40 ID:y4Rolc7s
彼の左手を取り、優しく抱きしめるように両手を絡め、胸に引きつけ、押し当てた。肘
から先がダリアの双丘に埋もれ、手の平は頬に当たる。連日の畑仕事でマイスの指先は
荒れ果てていたが、ガサガサと肌にあたるその感触も、彼女には心地よかった。自然、
力がこもる。肘が更に胸の谷間へと押しつけられる。己の体の、他人に触られることが
まずない場所に、彼が触れている。その感触は至福そのものだった。
 
ふと、彼の手を離す。ある考えが彼女を支配したからだ。普段なら実行に移すどころか、
想像すらしないアイディア。しかし今の彼女には自制できようもなかった。激しい鼓動
は本能の原動力となる。ダリアは上着のボタンを外し、ブラも外す。そして、マイスの
腕を再び胸に抱いた。
 
豊かな乳房によって形成された谷は深く、彼の細い腕はほとんど沈みきった。覆うように
触れた皮膚、激しい心拍に胸は揺れ、肌が擦れる。直に伝わる体温は残暑の空気を遥かに
超え、熱い。もどかしさに堪えられず、彼女の唇は彼の指を撫でていた。
 
「ふぅ……あぁ……」
 
手の平に、その指の一本一本に、キスを繰り返した。吐息が熱気を帯び、指先に絡む。
彼の硬い皮膚を唇で噛む度に心は蕩け、いつしか歯茎と舌もまた絡む。甘噛みの感触は
たやすく自分自身の脳を痺れさせ、羞恥を忘れさせるどころか、むしろ快感へと変える。
ぴちゃぴちゃと鳴る唾液の音は耳を犯し、行為をなおさら激しくした。


144 名前:虹色夜話 4/14:2010/01/11(月) 13:04:40 ID:bMOHw67h0
8 名前:虹色夜話 4/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:40:39 ID:y4Rolc7s
「んん……ふ……うぅん……!」
 
胸の感触も、腕を挟むだけでは満足できなくなってきた。片腕を使って息が止まるほど
強く抱き締めると、谷間から腕を解放し、乳首の先を軽く擦りつけた。
 
「はぁっ……ッ!」
 
刹那、甘い電撃が奔り、全身が総毛立った。二度、三度とまた擦りつけると、その度に
背骨が溶け、倒れ込みそうになる。乳首は興奮で隆起し、貪欲に刺激を欲しがり始める。
双丘にこぼれた唾液を塗り、滑らかにすると、ぎこちない手つきで胸の先を擦り続けた。
快感が登る数と同じだけ、マイスの指を噛んで堪えた。
 
「……はぁ……はぁ……。
 起きないでね……マイスくん、起きないでね……。
 ……んっ……んんっ!」
 
行為が激しくなるにつれ、罪悪感も増してきた。しかし、もはや彼女の意志は彼女の
ものではなかった。未だに静かな寝息をたてるマイスを見つめ、軽く、しかし想いを
込めて、唇にキスをした。本当はもっと長く、激しくキスをしたいところだったが、
彼の目覚めが恐かった。

145 名前:虹色夜話 5/14:2010/01/11(月) 13:05:02 ID:bMOHw67h0
9 名前:虹色夜話 5/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:42:06 ID:y4Rolc7s
遂に彼女は残りの衣服にも手をかけ、脱ぎ去った。先程から下半身が疼き、熱くて仕方が
なかった。何より、裸になりたかった。彼女自身は意識すらしていなかったが、普段から
道化を装って本心を隠していたからこそ、素直になりたかったのだ──心身ともに。彼が
深く寝入っている今は、無意識の本懐を遂げる絶好の機械でもあった。
 
「あっ……」
 
足を抜いた下着が「つう」と糸を引いていた。これは体も"恋"をしたことを意味する。
恋に疎いエルフが、体ごと性に目覚めたのだ。この事実はダリアに少なからずショックを
与えた。そうだ、彼に逢った数ヵ月前から"恋"をしてしまったのだ。その頃からもう、
彼女の体は彼のために準備を始めていたのだ。自分の身に起こるとは想像だにしなかった
心と体の変化。しかし、ダリアは嬉しくなった。ああ、この気持ちは本物だったんだ!
 
「マイスくんも……見せて……ね……」
 
己の体を理解したダリアは、いよいよ自制がきかなかった。マイスの寝間着に手をかけ、
一枚一枚、壊れ物を扱うような手で脱がし始める。恋心と罪悪感で目が回りそうになり
ながらも、胸は高鳴り、体の芯から熱が溢れ出しそうだった。


146 名前:虹色夜話 6/14:2010/01/11(月) 13:05:29 ID:bMOHw67h0
10 名前:虹色夜話 6/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:43:22 ID:y4Rolc7s
「……可愛い、のかな?
 ううん、やっぱり……可愛い♪」
 
マイスはすっかり衣服を剥ぎ取られていた。ダリアの視線は勿論、一点に集中されていた。
彼女が男性性器を見るのは初めてではない。これもまた芸術のモチーフとして、何度か
観察したことがある(気の毒な被観察者!)。しかし、やはり、マイスのそれは特別に
──彼女の言葉を借りれば「虹色」に──見えた。
 
「……おじゃまします」
 
ダリアはベッドに乗り出すと、マイスの片足へ覆い被さり、体重をそれに預け、全身を
擦りつけるようにして、顔を股間のそれに近付けた。大胆な行動。しかし彼の体温を
感じたい、肌を密着させたいという気持ちは何より勝った。胸に挟まれた太股、鳩尾を
圧迫する膝、下腹部を擦る脛……どの感触も至福だった。もっと、押しつけていたい。
 
「助手くん、可愛いよ……」
 
言いつつ、指先で「それ」を弄ぶ。「それ」は刺激を受ける度にぴくりと反応し、
大きさを増す。熟睡しているとは言え、彼の体が自分の行為で性的に興奮していく
様子は、ダリアにとってこの上ない喜びだった。

147 名前:虹色夜話 7/14:2010/01/11(月) 13:05:54 ID:bMOHw67h0
11 名前:虹色夜話 7/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:44:48 ID:y4Rolc7s
「んっ……くっ……くちゅ……くちゅ……」
 
キスをした。もう止まらなかった。大きく固くなる「それ」に愛情を注がずにはいられ
なかった。横からの軽い口づけ。弾力ある皮への甘噛み。固い段差の舌触り。唾液の
それとは違うぬめり。喉の奥を塞ぐほどまで膨張した先端部……。でも、まだ足りない。
もっと、もっと、愛したい。愛したい。
 
「……はあっ……はぁ……あッ! ああぁ……ッ!」
 
ダリアは無意識に腰をくねらせていた。始めは愛撫の反動のようなものだったが、ふと
した弾みに、彼女の秘部が足首に触れた。不意打ちの快感は、一瞬、彼女の意識を宙に
飛ばした。今度は意識して、股間を彼の足首に押しつける。蕩け落ちるような刺激が
下腹部の奥に残り、暴れる。いつのまにか彼女は、何度も何度も腰を擦りつけながら、
彼のペニスを舐め、その匂いに酔った。
 
「あ……あっ……んんっ……んっあっあッ……ああああっ!!」
 
ふと、快楽に堪えられなくなり、息も絶えだえに崩れる。荒い息を吐きながら、改めて
マイスの様子を見た。まだ目を覚ます様子はない。眼前には真直に立ったマイスのそれ。
"恋"をしたダリアの心は、体は、後に退けなかった。

148 名前:虹色夜話 8/14:2010/01/11(月) 13:06:34 ID:bMOHw67h0
12 名前:虹色夜話 8/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:46:05 ID:y4Rolc7s
「……マイスくん、ごめんね。
 ごめんなさい……」
 
ダリアは体を起こし、彼の腰の上に立った。愛しい、愛しい、彼自身を手で支えながら。
初めての行為。恐怖はあった。だが今、この機会を失うことの方がずっと恐かった。彼の
目が覚めたら二度と、こんな機会は無いのかもしれないから。
 
「ごめんなさい……ごめん……なさい……」
 
ペニスが触れ、濡れそぼった彼女の入口が形を変える。自然、ぽろぽろと涙がこぼれる。
初体験の恐怖か、本懐を遂げる喜びか、寝込みを襲う罪悪感か、はたまた未だ目覚めて
くれない彼への悔しさか。その意味は彼女にさえ分からなかったが、大粒の涙とこれに
伴う行為は、真意に違いなかった。
 
「……うぅ……くぅぅっ……いっ……いぃぃイッッ!!」
 
硬い肉棒が、男を知らなかったダリアの奥へと沈んで行く。狭い肉壁が裂かれ、激痛が
悲鳴となって洩れる。しかし、彼女に止める気はなかった。この痛みすらマイスがもたら
してくれる虹色だ。異物感が奥へ奥へと来る度に、彼女は体重をかけ、彼自身を迎えた。


149 名前:虹色夜話 9/14:2010/01/11(月) 13:06:55 ID:bMOHw67h0
13 名前:虹色夜話 9/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:47:06 ID:y4Rolc7s
「……好き……好きぃ……!」
 
うわごとのように漏れた声。痛みを紛らわすためか、或いはそれすら受け入れるためか。
ともあれ、自分自身の言葉に驚き、途端、顔が火のように熱くなる。だが、一度吐露した
正直な気持ちに歯止めは効かない。
 
「好きっ……好き……好き……すッ……あ、あああああああんッ!!」
 
遂に足の力が抜けた。ダリアの全体重を乗せ、ペニスが最奥を突く。激痛が子宮を貫き、
苦痛が膣壁に満ちた。あまりの痛みに気が狂いそうになった。
 
「はぁ……はぁ……はぁ……。
 ……入った……よ…………マイスくん……マイスくぅん……。
 ごめんなさい……ごめんなさい…………」
 
鈍痛が腹の奥に響く。しかし、ずっとこうしていたいと思った。この痛みは彼との繋がり。
大好きなマイス。だから大好きな苦痛。この時間が永遠に続くなら、この痛みも永遠でいい。
そう感じた。そう願った。

150 名前:虹色夜話 10/14:2010/01/11(月) 13:07:34 ID:bMOHw67h0
14 名前:虹色夜話 10/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:48:10 ID:y4Rolc7s
「……マイスくん……触って……」
 
ダリアは彼の手を取り、胸に当てた。力ない彼の腕を持ち上げるのは苦労したが、例え
形だけでも、彼に触れてもらいたかった。ジンと体の奥が熱くなる。また始めにした
ように、彼の手を愛撫し、乳首を触らせた。ジン、ジンとまた熱くなる。
 
「ふぅ……ふぅっ……あぁ……」
 
いつしか彼女は、彼の腕を掴みながら腰を擦りつけていた。依然として痛みは響くものの、
彼の指先の味が、乳首の感触が、秘部の快感を呼び覚ました。クリトリスが押し潰される
と腰が溶け、揺れ戻るとギザギザの槍が奥を突く。繰り返す。感覚は慣れてくる。
 
「……あぁっ……ぁぁん……」
 
ダリアの声もまた、徐々に嬌声へと変わった。痛みは痛みに違いないが、苦痛ではなく
なってきた。むしろ、彼のもたらす痛みは快感の一部となった。もっと、もっと、痛く
して欲しい。わたしの中を擦ってほしい。奥を突き刺して欲しい……!


151 名前:虹色夜話 11/14:2010/01/11(月) 13:07:58 ID:bMOHw67h0
15 名前:虹色夜話 11/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:49:24 ID:y4Rolc7s
 ギシッギシッギシッギシッギシッ!
 
狭いベッドがきしみ、揺れる。ダリアの腰の動きはそこまで激しくなった。ぎこちなく、
リズムの狂った腰つきだったが、一心不乱に痛みと快感を求める姿は、普段の彼女では
なかった。──なりふりを構わない、真に素直なダリアだった。
 
「……愛してる……愛してる……、
 愛してる愛してる愛してる──……ッ!」
 
大樹の家に響きわたる声。もはや、彼が目を覚ますかどうかなど、考える余裕はない。
飛沫となって散る汗。艶めかしく蠢く白磁の躯。大きく揺れる双丘。涙をこぼしながら
喘ぐ端正な顔。血と愛液で淫らな音をたてる互いの性器。月明かりの中、彼女は一人、
愛する彼への愛を確かめた。何度も、何度も、何度も──
 
「あっ……あぁっ!?」
 
はちきれんばかりに膨らんだ彼のペニスがビクビクと震えた。刹那、熱い何かが膣内へ
噴き出し、彼女を満たす。ダリアは腰の動きを緩め、脈打つその感触を愉しんだ。
ああ今、彼の全てが、わたしの中で溢れてる……。
 
「ごめんなさい……、
 マイスくん……ごめんなさい……。
 ……愛して……ます……」
 
ヒクヒクと蠢き、徐々に張りを失っていく彼自身。ダリアはいつまでもそれを抜くこと
無く、自然に外れるまで、マイスと繋がっていた──

152 名前:虹色夜話 12/14:2010/01/11(月) 13:08:19 ID:bMOHw67h0
16 名前:虹色夜話 12/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:51:07 ID:y4Rolc7s
――翌日(エピローグ)――
 
「……だるい」
 
マイスはかつてない気怠さで朝を迎えた。昨日は確かに働きすぎた。しかし、これほど
までに疲労が残るとは。特に足腰の疲れが酷い。
 
「今日はモンスターに水やりを任せて休もう。畑も釣りも鍛冶もヤメだ。
 何もやる気がおきないし……ん?」
 
何故かベッドのシーツがない。はて? 昨日干して取り込んだはずだが……ああ、思い
出せない。疲れて敷くのを忘れたのだろうか? いや、そもそも何処に忘れて……?
 
「……もういいや。全部明日にしよう。
 それにしても、昨夜はヘンな夢見たなあ」
 
ダリアさんの出た夢だ。あまりに生々しくて、恥ずかしい夢だった。思い出し、途端に
顔が赤くなる。やっぱり疲れてる。あんな夢を見ちゃったのが証拠だ。
 
ポストを開けて、緊急の依頼がないか確認する。何もなければ今日の予定は終了だ。
はてさて、いつも通りダリアさんの手紙だけが、不可解に急ぎたてる内容だった。
 
「…………」
 
昨夜の夢が夢だけに、彼女のことを考えるとドキドキする。そうだ、どうせ大した用事
じゃないに決まってる。本人の様子を直に見て、さっさと用事を済ませば、変なモヤモヤ
も晴らせるに違いない。それに万が一、本当に緊急だったら大変だ。
 
「今日はこの依頼だけ。それでお終い。早く片付けて寝よう」
 
ちょっと重い足を引きずり、マイスはダリアの家に向かった。

153 名前:虹色夜話 13/14:2010/01/11(月) 13:08:39 ID:bMOHw67h0
17 名前:虹色夜話 13/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:52:14 ID:y4Rolc7s
「ダリアさーん、入りますよー……って、うわああああっ!
 ダリアさん!? 手紙を見てきました! どうしたんですか!?」
「あ……マイスくん……」
 
ダリアは自宅の床に突っ伏して倒れていた。しばらくその姿勢のままビクともせず、
たっぷり時間をかけ、絞るような声で、顔も上げずに言った。
 
「お──おなかすいた……」
「あの……帰っていいですか?」
「待った! 待った待った!
 実は昨日から作ってる新作に夢中で……」
「……食事よりも芸術の方が大切なんですね……」
 
再び沈黙。なおも顔を上げることなく言った。
 
「……いいじゃない。好きなものは好きなのよ……」
「わかりました。何が食べたいですか?」
 
めざしを食べたいと言うと、マイスは心良く承諾し、調達に行った。出掛けに
「いつものダリアさんだ。やっぱり勘違いだよなあ」と、独り言をつぶやいて。

154 名前:虹色夜話 14/14:2010/01/11(月) 13:09:01 ID:bMOHw67h0
18 名前:虹色夜話 14/14[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:53:36 ID:y4Rolc7s
「……焦ったぁ。
 そういえば昨日の依頼、出しっぱなしだったわ……」
 
ダリアは恥ずかしさで顔を合わせることができなかった。何より、立てなかった。無論、
昨日の行為のせいだ。下腹部から股間にかけての異物感がすさまじく、歩けばなおその
刺激が増す。大樹の階段を降りるときなど、一段一段で悲鳴を上げた。処女を失った
女性の通過儀礼だ。最初から激しく腰を使えば、なおさらである。
 
自宅に戻ってからも立っていられず、かといって眠ることすらできない。黙っていれば
嫌でも異物感を意識し、それが「あの出来事」を思い出させる。興奮して目が冴える。
結果、徹夜で朝を迎え、食事を忘れて床を転がっていたところ、マイスに見付かった。
 
「……どうしよう」
 
問題は山積みだ。バレた? バレる? マイスの顔をまともに見れない。立つのが辛い。
歩くのが辛い。彼のことを考えるのが辛い。めざし持ってきたら何を話せばいいの?
慌てて隠した(血で汚れた)シーツはどう処分する? 気付かれないように代わりを
用意しなきゃ。でもどうしよう。どうしようどうしようどうしよう──
 
でも、確実に一つだけ、どうしようもないことがある。
 
「好きになっちゃったものは、好き……大好き……」
 
彼は一生懸命にめざしを作るか探すかして、すぐに戻ってくるだろう。
いつもいつも、不器用な彼女のわがままに、全力で付き合ってくれる。
そんな彼を、ダリアは、大好きなのだ。
 
-END-

19 名前:前スレ888[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 22:55:07 ID:y4Rolc7s
ミス連発で迷惑をかけました。本当に色々すみません。
反省してきます。

155 名前:ドリンクの話。1/10:2010/02/18(木) 23:53:36 ID:1fiRzz4x0
名前:ドリンクの話。 1/10:2010/02/15(月) 20:41:26 ID:MQKucs5q0
「出来た……ラブ飲みドリンク」
三日間ダンジョンを駆けずり回り、加えて農業にも勤しんで、材料を集めた。
調合で溜まった疲れも手伝って、ただぼーっとその匂いを嗅いでいるだけでも興奮してしまい、くらくらしてくる。
時間はもう、朝の四時をとっくに迎えている頃だろう。



「後はこれを飲ませる……だけ……」

僕はどうしても、ダリアさんの気持ちを確かめたかった。
ダリアさんが、僕をどう思っているのかという事を。
僕が人間とモンスターのハーフであることは、ダリアさんも既に知っている。それでも、答えを聞くのが怖かった。
しかし……やっぱりこんな薬に頼るのは間違っているのかもしれない。
それに一体、どうやって飲ませたらいいのだろう。
そんな事を考えているうちに、僕は疲労で眠りこけてしまっていた。


物音で目が覚めた。何かが倒れるような音。
薬学台で眠ってしまったはずなのに、何故か僕はベッドの上に寝ている。
自分でベッドに行った覚えはない……ということは、誰かが運んでくれたのか。
薬は台の上に出しっぱなしのままだが、もし僕を運んでくれた誰かが今、この家にいたとしても、さすがに得体の知れない薬を飲んだりはしまい。
匂いを嗅げば、普通の液体でないのはすぐわかることだ。

寝転がったまま顔を横に向けたが、特に何も異常はない。
音がしたのは外だろうかと思う矢先に、玄関の鍵も掛けていなかった事に気付く。
急に、視界の端に見覚えのある姿が映った。

「あれ?ダリアさん」

ダリアさんは何故か、階段のある方から歩いてきた。
それもふらふらと足元がおぼつかない様子で、明らかに普通ではない。
嫌な予感しかしないが、……まさか。


156 名前:ドリンクの話。2/10:2010/02/18(木) 23:55:17 ID:1fiRzz4x0
452 名前:ドリンクの話。 2/10:2010/02/15(月) 20:42:43 ID:MQKucs5q0
「ダリアさ……ん?」

体を起こしてダリアさんを見る。
その手元には見覚えのあるビン、千鳥足、真っ赤な頬……。

「そ、その薬を……まさか……?」

質問には全く答えず、ゆっくりとベッドに近づいてくるダリアさん。
僕の目の前まで来ると、顔を真っ直ぐ見つめてくる。
どこか上の空で、かといっていつもの陽気な顔でなく、艶めいたその表情。
その顔は、口よりも物を言っている。

「……助手くん……マイスくん……」

ダリアさんは、キャンバスに向かっている時のような、純粋な瞳で僕を見る。
二の句が告げず、僕はぼーっとダリアさんの瞳を見詰めるだけだった。

「……」

そのままじっと見詰め合っていると、急にダリアさんはバランスを崩し、床に座り込んだ。
床に落とすようにビンが置かれて、ごとん、と音を立てた。

「え……ダ、ダリアさん!大丈夫ですか?」

慌てて僕はダリアさんを介抱する。口が僅かに動いているが、何も聞き取れない。
ひとまず肩を貸して体を持ち上げ、ベッドに座らせる。
しかし、

「よいしょっ……え?」

ベッドにダリアさんの体を座らせた瞬間、ダリアさんは急に立ち上がって、僕をベッドに押し倒した。
予想もしない行動に何も反応できず、僕はベッドに倒れる。
その上からダリアさんは、体を重ねてきた。



157 名前:ドリンクの話。3/10:2010/02/18(木) 23:56:08 ID:1fiRzz4x0
453 名前:ドリンクの話。 3/10:2010/02/15(月) 20:44:03 ID:MQKucs5q0
「……つかまえたー♪」

顔が近い。ダリアさんの吐息が顔にかかる。
薬学台でも嗅いだ、あのドリンクの匂いがダリアさんから漂っている。
言葉を発する暇もなく、唇を塞がれた。

「んっ……!……んーっ……!」

僕は何か言おうとしたが、口を塞がれて言葉にならない。
ダリアさんの舌が僕の唇を撫で、そしてゆっくりと入ってくる。

「んぅっ……ぷはぁっ、んんっ……」

少し離れたかと思えば、すぐにまた唇を重ねてくる。
がむしゃらに、何度も唇を重ねてきて、ようやく開放される。

「はぁ……、はぁ……」

唾液が僕とダリアさんの間で糸を引き、零れ落ちる。
僕のお腹の上に乗り、満足気に僕を見下ろすダリアさんは、僕の服を脱がし始めた。

「だ、ダリア……さん……だめ、です……」

抵抗しようとしても、体に力が入らない。舌が回らない。
キスのせいなのか、ダリアさんから漂ってくる薬のせいなのか、意識がぼんやりしてくる。
それに……僕の体も、嫌がっていない。ダリアさんに、体を任せてしまうことを。

結局僕は何も抵抗出来ないまま、上の服を脱がされてしまった。


158 名前:ドリンクの話。4/10:2010/02/18(木) 23:57:06 ID:1fiRzz4x0
454 名前:ドリンクの話。 4/10:2010/02/15(月) 20:45:24 ID:MQKucs5q0
「マイスくんのからだっ……♪」

ダリアさんは僕の乳首を、ふにふにと指で触ってくる。
くすぐったいような、気持ちいいような……こそばゆい感じがする。
手で触るのを止めるのと同時に、今度は顔を下げて乳首を舌で舐め始めた。
右も左も満遍なく、交互に舌を這わせてくる。
普段、意識しないような場所を責めたてられ、じれったいような快感が僕を襲う。

「だ、ダリアさぁん……やめ、て……」
「んんっ……まひふくんっ……まひふくんっ……♪」

両方の乳首を舐め終わりダリアさんは、おへその方に顔を下げていく。
へその窪みも舐め回され、ぞくっとした快感が走る。

「……マイスくんにも、私の好きなことしてあげる……」

そう言いながら、ダリアさんは服のポケットから絵筆を取り出し、筆で僕の乳首を擦り始めた。
絵の具も何も載っていないその毛先は柔らかく、先端はちゃんと纏まっている。
僕の体は、ダリアさんの筆で擦られるだけで、敏感に反応してしまう。

「ひゃぁっ……!く、くすぐったいっ……!」
「ふふっ、私より喘いじゃって……♪」

しょりっ、しょりっ、と乳首の周りを筆でなぞったり、毛先でツンツンと先っぽを突いたり、巧みな筆の愛撫。
そして、筆での愛撫をやめたかと思えば、今度は僕の上から降りて、僕のベルトを外し始める。
舌と筆の愛撫による快感で、僕の股間は正直に膨らんでしまっていた。
勿論、僕の股間を見るまでもなく、ダリアさんはそれを分かっていただろう。




159 名前:ドリンクの話。5/10:2010/02/18(木) 23:57:49 ID:1fiRzz4x0
455 名前:ドリンクの話。 5/10:2010/02/15(月) 20:46:58 ID:MQKucs5q0
「そ、そこは……だめ、です……!」

言葉を発し、やっとのことでダリアさんの手首を掴んだが、何の制止にもならず解かれてしまう。
ベルトは外されてしまい、そしてズボンも下ろされ、結局下着だけにされてしまう。
それでも僕は、出来る限り抵抗を続ける。
スムースに事が運ばず、ダリアさんは少し怒ったように、僕に言う。

「もうっ……マイスくんも、正直にしてあげる……」

すると何故か、ダリアさんはベッドから降りた。
今なら逃げられる――と思ったが、その暇もなく、また僕の上に乗ってくる。
ダリアさんの手には、ラブ飲みドリンクの入っていたビンがあった。

「それ……は、飲んじゃ……だめ……」
「大丈夫……私が飲ませてあげるから……♪」
「……だ、だから……んむっ?!」

ダリアさんは口にドリンクを含むと、口移しで僕に液を流し込んでくる。
唇が離れたのを見計らって液体を吐き出そうとするけども、
また筆で乳首を愛撫され、それに体が反応してしまい、液をごくんと飲み込んでしまった。

「あっ……あぁぁっ……あつい、あついぃっ!」

ぼうっ、と体の奥に火が付くような熱さ。
同時に景色が回る。ダリアさんの顔に焦点が合わなくなる。
そして体中から、焚き火に当たっているかのような熱を感じる。
かと思えば、全身を切なさが駆け抜けて、快感を求めだす。性欲が迸り、抵抗する力も意思も、どんどん消えていく。
いつの間にか、最後の砦である下着も脱がされてしまっていた。
僕は大きく股を開かれ、僕の一番恥ずかしい場所が、ダリアさんの顔の前に晒される格好になった。




160 名前:ドリンクの話。6/10:2010/02/18(木) 23:58:26 ID:1fiRzz4x0
456 名前:ドリンクの話。 6/10:2010/02/15(月) 20:48:43 ID:MQKucs5q0
「からだが……あぁっ、へんに、なるうっ……」
「マイスくんのおちんちん、おいしそう……♪」
「ひゃあっ、ふぁっ、ああっ……だめえ……っ!おかしく……なるぅ……」

ダリアさんは僕のモノを、手を添えながら舌でペロペロと舐め回す。
アイスクリームを舐めるかのように舌が這い回り、僕は思わず喘ぎ声を出してしまう。

「んはぁっ、私の舌で、感じてくれてるんだ……嬉しいな……♪」
「すっ、すごいぃっ……きもちいぃっ……!」

舐め回すのに満足したら、次は僕のモノをほうばり始める。
口での上下運動に加えて、ダリアさんの舌が口の中で動くことでも刺激されて、ますます喘ぎ声が出てしまう。
慣れた動きではなく、ただひたすらに、一生懸命な愛撫。
そんな執拗な愛撫に我慢できる訳もなく、僕はただ導かれるまま、絶頂に身を委ねた。

「ぁぁっ、んんっ……あぁ、く、口の中に、出ちゃうっ……!」

そう言うのと同時に、僕のモノから精液が放出され、ダリアさんの口に吸い取られる。
ダリアさんは精液をもっとねだるように僕のモノを吸い上げ、ごくん、と液を飲み込んだ。
射精したばかりの所を刺激され、萎える猶予も無く、また僕のモノは大きさを取り戻す。
ダリアさんは残った精液を綺麗に舐め取り、満足気な表情でこっちを見つめてくる。

「おいしい……マイスくんの精液ぃ……♪」

一度射精したのにも関わらず、性欲が込み上げる。
……この人を。 ダリアさんを、ダリアを、滅茶苦茶にしてしまいたい。
僕は遂に、己の欲望に身を任せてしまうことにした。




161 名前:ドリンクの話。7/10:2010/02/18(木) 23:59:32 ID:1fiRzz4x0
457 名前:ドリンクの話。 7/10:2010/02/15(月) 20:49:53 ID:MQKucs5q0
「マイス、くん……?」
「ああっ……ダリアさんっ……ダリアっ……!」

今まで動かなかった体が嘘のように動き、僕は上半身を起こして、ダリアを捕まえる。
さっきまで僕が寝ていた場所に、ダリアが下になるように体の位置を変え、押し倒した。
そして少し強引に、服を脱がせていく。
下着まで全て脱がせ終えると、早速ダリアの胸を揉みしだく。

「はぁぁんっ……マイスくん、もっと、もっとっ……」

先程のダリアと同じように乳首を舐め回し、しゃぶり付く。
母乳を求める赤ん坊のように吸い付き、乳首を甘噛みする。
今度はダリアが使っていた絵筆を手に取って、自分が受けた愛撫をダリアに仕返す。

「ああぁっ!ふ、筆、いいっ、きもちいいっ……!」
「はぁ、はぁっ……ダリア、もっと……ほらっ……!」

僕は乳首の愛撫だけではなく、もっと下へ――ダリアの秘部の方向へ、筆を滑らせる。
ゆっくりと優しく、秘部を筆で撫でる。
そして特に敏感であろう、秘部の中央にある突起を、念入りに撫で回す。

「あぁっ!そこっ、そこぉっ!いいよぅっ!」

少しずつ秘部は愛液で潤い、湿っていく。
僕は筆を置くと、今度は自分の舌で突起を責めていく。
ダリアの嬌声が大きくなり、愛液はどんどん溢れてくる。
僕の不器用な愛撫で感じているダリアが、愛しくて仕方がない。

「ひゃぁぁぁっ……!ぁぁっ、はぁっ……」

執拗に舌で秘部を責めていると、ダリアの体が跳ね、下半身が小刻みに震え出す。
ダリアの痙攣はすぐに収まり、短く息を吐いている。



162 名前:ドリンクの話。8/10:2010/02/19(金) 00:00:36 ID:4I45nBxr0
458 名前:ドリンクの話。 8/10:2010/02/15(月) 20:52:11 ID:MQKucs5q0
「マイス、くん……もっと……欲しいっ……」
「ダリアっ……」

もう限界と言わんばかりに僕は、自分のモノをダリアの秘部に押し当てる。
くちゅ、と水音を立て、僕達の性器がくっつく。
僕は、愛撫で濡れ、柔らかくなったその秘部に、躊躇うことなく挿入する。
僕とダリアは一つになり、何かを破るような感覚が走った。

「ひやぁっ、うぅっ……」

ダリアは少しだけ苦しそうな表情を浮かべたが、すぐとろんとした顔に戻った。薬の効果もあるせいで、痛みは少なかったようだ。
しかし、僕はそんなダリアの体には構わず、獣のように腰を動かし始める。
結合部では粘液が混ざり合って、グチュグチュといやらしい音を立てる。

「あああっ……!マイスくんのがきてるっ……!入ってるぅ……!」
「ダ、ダリアっ、きもちいいよっ……!」
「ああっ!マイスくん、あいしてる……っ、あいひてるぅっ……!」

何の変哲もないピストン運動でも、僕達の興奮を高めるのには十分だった。
ダリアの秘部はとても熱く、僕のモノを優しく包みながらも、絡み付いて離そうとしない。
その気持ち良さに僕はとろけてしまう。
ダリアも、秘部からくる快感に耐えられず、なんとも淫らな表情を浮かべている。
僕は腰を振り続け、ダリアを責め続けながら、絶頂へと昇っていく。

「マイスくん、こわい……こわいのっ……!ぎゅうって、ぎゅうってしてぇ……!」

ダリアに言われるままに、背中に手を回してダリアを抱きしめる。
僕もダリアもそろそろ、絶頂を迎える頃だった。

「く、くるぅ……なにか、なにかくるよぅっ……!」
「ダリアっ……ダリアぁっ!」


163 名前:ドリンクの話。9/10:2010/02/19(金) 00:01:33 ID:4I45nBxr0
459 名前:ドリンクの話。 9/10:2010/02/15(月) 20:53:38 ID:MQKucs5q0
びゅくん、と僕のモノが脈打つと、精液がダリアの中へと放出される。
まるで秘部に吸い上げられるかのように、精液が搾り出され、腰が抜けてしまいそうな快感が僕を貫く。
精液を受け止めたダリアの秘部と体が痙攣し、ピクピクと震えている。

「にじっ……にじが……みえたぁっ……あはぁっ……♪」

動く事も出来ず、ダリアはうわ言のように何かを呟いている。
射精の余韻に酔っていた僕の目蓋が、体が、どんどん重くなっていく。
僕のモノをダリアから引き抜くと、ほんの少し赤くなった白い液体が、ベッドにぽたぽたと落ちる。
意識が薄れ、ダリアの声がどんどん遠くなっていき、僕の目の前は真っ暗になった。


それから、目が覚めた。
僕は布団を掛けられ、ベッドの上にいた。
もしかしたらさっきのは全て夢だったのか――とも思ったが、布団の下の僕は裸のままだ。
そして何より、その横で寝ているダリアさんの姿が、全てが真実であるのを物語っていた。
驚いて体がダリアさんから離れ、その振動で彼女を起こしてしまった。
僕が裸であるということは……勿論、ダリアさんもそうだ。

「おはよう……助手くん」
「ダダ、ダリアさん!その、あの、えーっと……!」

僕は目を手で隠し、顔を背ける。この状況に錯乱して、何を言ったらいいのかわからない。
すると急に、ダリアさんが口を開いた。

「……ごめんね、マイスくん」
「え……?」

予想もしない答えに驚く。真っ赤な顔のまま、僕はダリアさんを見る。

「まずは、勝手に家に入っちゃったこと。丁度色つき草が無くなっちゃったから、貰うついでに家に行ったの。
 玄関のカギは開いたままだったから、入ってみたけど誰もいなかった。
 朝はいつも家か農場にいるのに、ちょっとおかしいかな、って思って、家中探してみたの」
「そ、それはいいんですけど……」
「そして、二階で寝ているマイスくんを見つけた」
「じゃあ、僕をベッドに寝かせてくれたのは……」
「うん、私よ。でも……一番の問題はその後。薬学台の薬のこと」
「そうです、なんで……得体の知れない薬を飲むなんて、そんな危ないこと――」



164 名前:ドリンクの話。10/10:2010/02/19(金) 00:03:29 ID:4I45nBxr0
460 名前:ドリンクの話。 10/10:2010/02/15(月) 20:55:24 ID:MQKucs5q0
「……違うわ、マイスくん」

「えっ?」
「私、ちゃんと気づいてた。あれがどんな薬か、何の為の物か……。
 好きな人が、マイスくんにもちゃんといるんだ、って。
 それと一緒に――これを誰に飲ませるんだろう、って思っちゃった」
「……」
「エルフだから、長寿だからって、人やモンスターに恋をしない訳じゃない。
 私……、『これを飲めばもしかしたら、マイスくんが好きな子よりも、先に―――』
 ……そう思って、それで私は、あれを飲んじゃったの……」
「ダリアさん……」

「私……怖かった。大好きな、マイスくんが、他の子と一緒になっちゃうのが。
 そんな後悔を残したまま、長すぎる人生を過ごすことが。
 それが、マイスくんの心を裏切るような、酷いことだったと、してもっ……。
 わたし……ひ、ひきょうよ、ね……うぅっ、あぁっ……うわぁぁん……! 
 あぁぁっ、まひふくん……ごめ、んね、ぐすっ、ぐすっ……ゆる、してぇ……」

言葉が途切れ途切れになっていき、僕の胸の中で、ダリアさんは声を上げて泣き始めた。
突然子供のように、素直で無垢になるダリアさんを、僕は何度か見た。
でも……こんなに素直に気持ちを打ち明けてくれたのは、初めてだった。
嬉しさと愛しさが交じり合い、僕の体は勝手に動いて、ダリアさんを抱き締めていた。
そして、ダリアさんの耳元で囁く。

「……ダリアさん。今度は、薬が無くても……素直になってくれますか?」
「えっ……、まひすくん、それ、って……ぐすっ……」
「僕も卑怯です。ダリアさんに、素直になって欲しかったから、
 だから……こんな物に頼ろうとしてしまったんです……。
 ……許してください」
「まいす……くん、ほんとに、いいの……?」

「僕は……その。ダリアさんが……ダリアが……好きだから……」
「マイスくん……あり、ありがと……うぅっ……うわあぁぁん……!」

ダリアさんは泣きながら、僕を抱き返してくる。
僕達はその一日、ベッドの中でお互いの温もりを確かめ合っていた。
やがて来る別れの前に、互いの温もりを覚えておこうとするように。


―終―


461 名前: ◆ecegNbNqok :2010/02/15(月) 21:01:27 ID:MQKucs5q0
―――――――――――――――――――――――――――――――
どうも、お粗末さまでした。欲望の赴くままに書いていった結果は、
やっぱりベタベタです、本当にありがとうご(ry
応用が利くのが唯一の救いなネタなので、他のキャラでも書こうかなぁと思う次第でございます。
それでは時間を割いて読んでくださった方々、ありがとうございます。



165 名前:マイス×ペルシャ1:2010/03/05(金) 15:26:22 ID:oVF3VT2n0
「ペルシャ・・・・・」
「ん?どーしたの?マイスくん!」
「好きだよ・・・・!」
マイスはペルシャの唇を奪う。
「・・・・っ!ま・・マイスくん?」
「ペルシャ―――」
マイスがペルシャの口の中に舌を入れる。
「・・・っ!マ・・・イス・・・・く・・ん!?」
「大好きだよ・・・。だから、やってもいい・・よね」
マイスがペルシャの胸元に手をあてる。
「マイスくんっ!?どどどうしちゃったの!!??」
「・・・・・ペルシャは・・僕のこと、嫌い?」
マイスがたずねる
「そそそそそんなことないよ!マイスくんは大好きだよ!!」
マイスがクスッと笑う
「なら―――いいよね」
マイスがペルシャの胸元に手をあてたときより、はげしく手を動かす
「マママママイスくん!!ひゃんっ!!きもちいいよぉ・・・・」
「なら、こっちも?」
右手が胸元。左手は――ペルシャの秘部にもってくる
「ああんっっ!!!マイスくん!ひんっ!!」
ペルシャは目をとろーんとさせて、大きな声で言っている


166 名前:カイル×ドロシー 1/5:2010/04/10(土) 17:32:30 ID:yPXWYcpx0
44 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 00:42:56 ID:Q9QVO1Rs
ルンファ3が全盛なのに2で書いてみました。カイル×ドロシーです。
初投稿で文も下手ですが、よろしくお願いします。


45 名前:名無しさん@カブ好き:2009/12/20(日) 00:45:40 ID:Q9QVO1Rs
目を覚ますと、外はもう暗くなっていた。どのくらい眠り続けていたのかは分からなかったが、体の調子は大分良くなっていた。
「・・・あの、大丈夫ですか?」
体を起こそうとすると、ドロシーがそばに寄ってきた。どうやら眠っている間ずっと側に付いていてくれたらしい。
「・・・どうしてここに?」
今眠っていたのは自分のベットだ。だけど確か・・・
「お父さんが飲ませ過ぎちゃって倒れてしまった後、バレットさんが運んでくれたんです。」
ああ、そうだった。確かゴートンさんにたくさん酒を飲まされた後の記憶が全くない。もう少し控えめにして欲しかった気もするけど、今日式を挙げたことを考えれば仕方の無いかもしれない。
「・・・う、く・・・」
ベットから立ち上がろうとすると少し頭が痛んだ。もっと休むべきなのかもしれないと思いながらまたベットに座りこむ。
その様子を見たドロシーが不安げな顔になる。
「・・・大丈夫ですか?」
「・・・多分」
笑顔を返すが、それでも彼女の表情を晴れない。
「あの、水持ってきますね」
そういってぱたぱたと階段を駆け下りていく。カイルはそれを見ながらまたベットに潜り込むことにした。

カイルが街に来てそろそろ1年が経とうとしていた。初めてドロシーに出会ったときは物静かな少女だと思っていたが、仲良くなるにつれてそうじゃないことも分かっていった。そういうところに心惹かれたのかもしれないなと思った。
けれども結婚するとまでは余り考えていなかったのだけど。
そういえば、とカイルはバレットのことを思い出した。結局ドロシーと付き合い始めるまで彼の片思いを知ることはなかった。
一度そのことで話したことがあったが、「ドロシーはお前を選んだんだ」としか言わなかった。まあ、別に関係が悪くないどころか良好なので結果オーライなのかもしれない。


167 名前:カイル×ドロシー 2/5:2010/04/10(土) 17:33:32 ID:yPXWYcpx0
46 名前:カイル×ドロシー 2/5:2009/12/20(日) 00:47:06 ID:Q9QVO1Rs
ドロシーが持ってきた水を飲み干すと、少し気分が楽になった気がした。ただ少し後味が苦かった。
「あの、薬草なんかを混ぜてみたんですけど、苦くないですか?」
看護士を目指している彼女なりの配慮だろう。カイルは笑顔で答える。
「ありがとう、もう大丈夫だよ」
「いえ、よかったです」
ドロシーはそういって顔を綻ばせた。表情は下ろされた前髪で殆ど見えないけれどカイルには彼女の気持ちが分かるようになっていた。
そういえば付き合う前に一度前髪を上げた姿を見たことがあったが、とても美しかった。
それがあったから付き合い始めた頃にそれを言ったのだが、彼女は顔を赤くしながら「恥ずかしいです」と答えるだけだった。
今も・・・
「ドロシー、前髪は上げないの?」
「・・・あの、その・・・やっぱり恥ずかしいです」
彼女は顔を赤くしながらそう答えるだけだった。


「そういえば今って何時ぐらい?」
「もう10時ぐらいですよ・・・・・・カイルさん」
数秒の合間を置いて、ドロシーが意を決した表情でカイルを見てきた。そういえば告白の時も顔を赤くしながらもそんな感じだった。
「・・・その・・・あの・・・」
普段はおとなしめだけれど、そういう部分で
「・・・優しくしてくださいね」
彼女は積極的だった。

「え・・・」
一瞬思考が止まりそうになった。新夫として男として、その言葉の意味が分からなかった訳ではないが少し驚いてしまった。驚きと恥ずかしさで顔が赤くなっていく。
「・・・あの、でも無理はしないでくださいね、別に明日でも・・・」
カイル以上に顔を赤くしながらドロシーはそういったが、その思いに答えないでは男が廃るし、彼女に申し訳がないと思った。
「大丈夫だよ」
そう言って彼女の体を抱きしめる。
ドロシーも一瞬驚いたような感じだったが、身を預けてきた。

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