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■ 牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part2

1 名前:名無しさん@カブ好き:2010/06/07(月) 16:59:38 ID:POU4nzcC0
牧場物語・ルーンファクトリーのエロSSを書く、もしくは、エロ画像を貼るスレ。
初代、2、HM、ミネなか、3、WL、しあ詩、コロステ、ルーンファクトリー1〜3、
キミ島、やすら樹、新作等、牧場物語かルーンファクトリーならば何でもOK

基本ルール
・なるべく sage進行。気分次第でage
・荒らしが来たら寝て過ごす
・スルーするのもオトナの態度
・作品を投下する時はトリップ推奨
・オリキャラが入る場合、シチュやカプリングが特殊な場合には
 最初or名前欄に注意書きをしてホスィ

投稿された小説保管スレ【ルーンファクトリー関係】 Part1
ttp://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260502709/

投稿された小説まとめ【本家牧場物語関係】Part1
ttp://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1261283314/
ttp://red.ribbon.to/~farm/
その他リンクは>>2以降

過去ログ(離散)
いやマジで牧場物語のエロ画像…

牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260191776/

【新牧場物語】ルーンファクトリー総合Part121
ttp://jfk.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1259947284/

前スレ
ttp://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260255094/

関連リンク
公式ホームページ
ttp://www.bokumono.com/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/
ルーンの絵師、岩崎美奈子氏のHP
ttp://homepage2.nifty.com/g-e/

73 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:33:57 ID:V7T1VC7J0
セルフィさんが、いつものように本と本の隙間から顔を覗かせた。
「あ、ラグナだ!なになに差し入れ?ありがとーー!!」
「まだ何もいってませんけど・・・まぁ、差し入れで合ってるんですけど。
って、さっきのはなんだったんですか!?」
「なにって、小説の台詞だよー。今、女主人公が旅の途中でであった
ちょっといやな奴だけどホントは優しい少年に告白中なんだからー。」

彼女の小説を読ませてもらうと、どうやら執筆は順調のようだった。
ちょうど今が山場らしい。
好きとか愛してるとか甘い言葉の中に妙なワードが入っているのが気になるが、
ページをめくる手が止まらない楽しい小説だった。

「すごいじゃないですか。これ、絶対おもしろいですよ!」
サンドイッチをもふもふしながら、照れくさそうに彼女がいった。
「えへへー、そう?いやー、そんなに褒められるとまいっちゃうなぁ〜〜。
そのあと、濡れ場があるんだけどねー」

ゲホッゲホッ
ラグナは口の中のサンドイッチを変に飲み込んでしまって、むせた。
「濡れ場!!?あるんですか、この小説に!!?」
「?うん、そうだよ??」

正直、この小説の流れで濡れ場はないと思う。彼女は濡れ場の意味を
きちんと理解して言っているのだろうか・・・。

「ほれほれ、あたしは続きを書かなきゃいけないの!!!
帰った帰った!!!」
「おっと・・・はいはい。じゃあ、さようなら。」
ラグナが図書館を出かけたそのとき、
「あ、待って。」
「ん?」
「サンドイッチ・・・ありがとね。」

普段とはまた違う、優しげな笑顔を向けられて、胸の
鼓動が高まる。

「はい、いつでも作りますよ。」

その日の夜、ラグナはいつもより幸せそうに眠っているのだった。


74 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:35:25 ID:V7T1VC7J0


また、ある日。
彼女がまた図書館に篭もるようになった。
執筆中だと思いそっとしていたのだが、
さすがに一週間も出てこないとなると
心配になってきた。
まさか、・・・倒れているのだろうか。

トントン、とドアをノックしても返事がない。
「セルフィさん、入りますよ・・・・・・うわっ」

そこはまるで死の樹海の様だった。言葉で表すなら、そう・・・

どよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

という感じだ。死体のように転がっている彼女の頭には
キノコが生えている。・・・気がする。

「セルフィさんどうしたんですか!!」
「んー・・・・・・ちょっとスランプ・・・」
「え・・・」

途中まで書き上げてある小説を読ませてもらった。

・・・ひどかった。

あの告白のあと、主人公と少年はベッドシーンに突入するのだが、
話の流れというかなんというか。
特に主人公たちの感情表現がひどかった。
なにを伝えたいのかがまったく分からない。

「分かんないの・・・。」
ポツリ。とセルフィが言った。
「あたし、いくつも本を読んでいるから、濡れ場をどう表現したらいいかは
わかるの。だけど・・・」
「恋愛経験がないからさ。告白されたあとの体が熱くなる感覚とか
気持ちとかが分かんないの。・・・やっぱ、向いてなかったかな・・・あはは。」

「セルフィさん。」
「んー?なに?」

ラグナは倒れている彼女の体を起こす。
いつもより近い彼女との距離に、また、胸がドキドキする。

「本当は、もっと大切なときに言おうと思ってたんですけど、
今がそのときみたいですし・・・言いますね。聞いてください。」
「うん・・・」


75 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:35:46 ID:V7T1VC7J0
「僕は、セルフィさんのことが好きです。」
「えっっ!?」
「好きで好きでたまらないです・・・ほんとですよ?
嘘なんかつきません。セルフィさんのことをもっと知りたい。」
「ら・・・ラグナ?」
「だから受け止めてください。僕の・・・」
「わーーーっ!!ストーーーーーーーップ!!!」

顔を真っ赤にして彼女が静止した。
「?なんでですか?」
「だってその次って・・・・・・」
「僕の気持ちを受け止めてくださいって言おうと思ったんですけど・・・」
「・・・っ!!からかわないでよっっ」
「からかってなんかないです。まぁ、小説の言葉を引用しましたけれど
セルフィさんに対する僕の本当の気持ちです。」
「・・・ほんとに?」
「はい。好きです。セルフィさん。」

彼女は、ラグナの腕の中で顔を真っ赤にしながら、小さくつぶやいた。
「なんか、すごく体が熱いよ・・・告白されるって、こんな
気持ちなんだね・・・。分かったよ。」
「それは、良かったです。できれば返事をいただきたいのですけど。」
「あっ、そうか。・・・ラグナ、あたしも好きだよ。」

それを聞いたラグナはとても嬉しそうな笑顔を見せた後、彼女の瞳をみつめた。
そして彼女の可愛らしい唇に、そっと優しくキスをした。




76 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:36:24 ID:V7T1VC7J0


ファーストキスの余韻に浸っていたラグナは、セルフィが何か言いたそうにしているのに気づいた。

「どうしたんですか。」
「あのね・・・ラグナ、あのね、・・・続き、したいの。」
「?!!」

仮にも一人の男のラグナにとっては嬉しいことなのだが、いきなりどうしたというのだろう。

「その、・・・エッチしてるときの気持ちも知りたいの。小説を完成させたい。
だって、ラグナがせっかく教えてくれたことを無駄にしたくないから・・・」

・・・ここまで言われては、さすがにラグナも理性が吹っ飛びそうになった。
自分も体が熱くなってきて、もう抑えられそうになかった。


彼女をベッドに横たわらせ、自分はその上に覆いかぶさる。
まるで、彼女の全てを独り占めにしているようだった。。

「んっ・・ちゅっ・・・ぷはっ・・ちゅむっ・・・はぁっ」
「はぁむっ・・・ん・・ちゅっ・・・ぷぁっ・・んっ・・」

さっきの優しいキスとは違う、濃厚で、体の全てがとろけて
しまいそうになる激しいキス。
互いに舌を絡ませ、唾液を交わし、一度離れたかと思うとまた繋がる。
二人の口の周りはもうべとべとだった。

ぷちぷち・・・と、ラグナは彼女の服を脱がせていく。

「服脱がされるのって・・・こんなに恥ずかしいんだね・・・。
でも、嫌じゃない・・・」

普段あまり外出しないせいで、日に焼けてない真っ白な肌と、
それと同じ色だが先端に綺麗な桜色がある、大きな乳房が露になった。

ラグナは左手で乳房をもみ、もう片方の乳房の桜色を口に含んだ。

「んっ!ひゃぅんっ!?ふあぁぁ・・・」
「セルフィさん、可愛いですよ・・・」
「あっ、んぁっ・・・くすぐったくて、変な感じがするぅっ・・・」
「それが感じるってことです。」
「そうなの?っんぁっ・・あたし感じてるんだぁっ・・んっ・・・
・・・悪くないかも・・・っひゃうぅっ!」

固くなってきた先端を、舌で転がしたりひっぱったり吸ったりしてみる。
そのたびに返ってくる彼女の反応が愛しくてしょうがなかった。
そしてなにより、自分の愛撫なんかで感じてくれている。
その事実が嬉しくて、体中がさらに熱くなるのをかんじた。



77 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:38:54 ID:V7T1VC7J0


「はぁ・・セルフィさん・・・下も触りますよ・・・」
「ん・・ふぁ・・・いいよ、ラグナなら・・・触って・・?」

彼女の秘所はもうだいぶ濡れていた。ショーツを脱がせて、
そこをそっと触った。
そのとたん、セルフィの体がビクン!!と跳ねる。

「ひゃあぁぁぁっっ!いやぁっあっ!さっ・・・さっきよりも
なんかっすごっいぃ・・・!!」
「女の人は・・・ここが一番敏感らしいですからね。」
「んっ・・・あっ!あぁぁぁああぁぁぁあんっっ!!!!」

クリトリスを触った瞬間、彼女は達してしまったようだ。
生まれてはじめての快楽に、ただ体を痙攣させて何もできずにいる。

「はぁっ、はぁ・・・なんか・・急に気持ちよく、なって・・・」
「セルフィさん・・・世界で一番、綺麗です・・・。その・・・・
僕も我慢の限界が・・」
「うん、分かってるよ。・・・きて、ラグナ。一緒に、
気持ち良くなろう・・・。」

彼女は自ら足を広げ、ラグナを迎える。
ラグナも服を全て脱ぎ捨て全裸になり、そそり立つ自身を取り出して
彼女の入り口へとあてがった。
滴るほどの愛液で濡れたそこは、ちゅぷっ、と音を立て、
彼女にまた新たな刺激を与えた。

「んひゃぁっ!ラグナのっ、ラグナの・・・エクスカリバー・・・当たってるぅっ」
「くっ・・・エクスカリバーってっ・・・なんかやらしいですよっ!?」
「だって、言うのっ恥ずかしい、んっ、だもん・・」
「・・・。とにかく、入りますよ・・・っ?」

ズズッッ

「ああぁぁあっ・・ラグナのっがっ、きてるぅうぅあぁあっ」
「はっ、くぁ・・・セルフィさん、痛かったら言ってくださいっ・・・」
「だ・・・だいじょおぶぅぅう・・・はぁああぁっん」

そんな二人の互いを思う優しさがあってか、大きな痛みは感じずに、
無事に貫通式は終わった。
彼女の中はとても熱く、愛液と肉壁が自身を優しく、それでいて、
射精を促すように動いてくる。腰は自然に動いていた。



78 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:39:33 ID:V7T1VC7J0
はじめこそ、彼女を気遣ってゆっくりと動いていたが、
動くたびに響く彼女の嬌声が、匂いが、快楽が、男の本能を目覚めさせた。
自身を彼女の入り口ギリギリまで引き抜き、そして一気に貫いた。

「はあああぁぁああぁっっ!!!ラグナあぁっ」
「すいませっん・・もう、我慢できないですっっ・・・!!」
「ふぇっ!?ん!あっ!ひゃぁん!!はげしぃ!よぉっ!!!」

パンッパンッと音が鳴るくらい、激しく腰を打ちつけて快楽を求める。
それにあわせて彼女の喘ぎ声も短くなり、秘所からは愛液が溢れ出た。
徐々に絶頂に近づいてゆく。

「あっあっ!あうんっ!ひゃんっ!ふあぁっあぁぁぁっ!!」
「ここがっ!きもちいいんっですかっ!?」
「ひああぁあん!!そこぉっ!そこ気持ちイイよぉぉっつ!!!」

一番感じるところを突かれて彼女は一気に絶頂に近づく。

「ぃやぁあっ!イっちゃう!イっちゃうぅぅぅうううっっっ!!!」
「セルフィさんっ!僕もっ、出します―――――っ!!」

今までで一番強く最後の一回を打ち付ける

「ぁぁああああああっっ!ラグナぁ―――――っ」
「セルフィさんっ!セルフィ―――――!!」

脈打つ鼓動や自身を伝って彼女に注がれる命を全身で感じて、
二人は同時に、果てた。

「人と愛し合うって、こういうことなんだね・・・ありがとう。ラグナ・・・」
「僕もです・・・セルフィさん、愛してます―――――」



79 名前:教えて@キョウカ:2010/07/01(木) 21:39:57 ID:V7T1VC7J0


ある日
また、差し入れのサンドイッチを持って、ラグナはセルフィの元へと向かった。

「セルフィ!この間の小説の評判聞きました!!大人気じゃないですか!!」
「いや〜、あたしもびっくりだよ!!でも、あたりまえだったかも!
だって・・・あたしとラグナの愛の結晶だし・・・!」

うれしそうに、そして、最後の方は顔を赤らめて照れくさそうにつぶやいた。

彼女の書いた小説は、村の女の子たちの間で大ヒットだった。
なんでも、主人公と少年の素直な気持ちが一直線に伝わってきてイイ!!!
・・・ということらしい。

「ところで今度は何を書いてるんですか?」
「えへへ、この小説の続きを書いてるの・・・!」
「おぉ・・・」
「それでね・・・冒険を終わらせた主人公たちは、
結婚して、幸せに暮らすの。・・・ねぇ、ラグナ。」

ラグナは彼女の言いたいことが、すぐに分かった。
あのときよりももっと嬉しそうな笑顔で、言った。

「セルフィ、その小説、僕にもお手伝いさせてください。」
「・・・!!うんっ!」


――――その後、
僕たちが主人公たちのように、教会で愛を誓ったことは言うまでもないだろう――――


80 名前:教えて(あとがき)@キョウカ:2010/07/01(木) 21:41:29 ID:V7T1VC7J0

イベント?で、セルフィが小説を書いて村の女の子たちの間で人気になったことと、
図書館に置いてあるセルフィの読みかけの本をネタに書いてみたのですが、
個性が無さすぎました・・・orz
このような物でも、読んでいただいた住人の皆様、ありがとうございました|ω・`)ノ”

長くてすいませんでした

81 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/01(木) 22:35:30 ID:tdMnotiL0
gj gj
フロンティアでセーブデータ2つをセルフィにつぎ込んだ俺にとって
最高の贈り物だったぜ

82 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/02(金) 02:38:17 ID:oBJk83D20
GJ!
しかしトランルピアでそんな本出版していいのか?
まぁいいか。
次のにも期待する!

83 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/02(金) 15:47:41 ID:l5LAeExG0
久々に来たら、スレが新しくなっていて驚きました。

>>キョウカ
とてもよかったです。
ほのぼのした感じもいいですね。

84 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/03(土) 09:18:24 ID:lMyqXVHm0
SSいま書いてるが・・・結構かかりそうだ期待せず待っててくれ。

85 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/03(土) 20:08:55 ID:8fKp5BBb0
>84
申し訳ない。全力で期待してしまいますwww

86 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/04(日) 10:52:40 ID:yY+U7Ukj0
いつの間にか凄いレス番が進んでる・・・
いろいろ乙です。

87 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/05(月) 00:08:15 ID:prDgcZCm0
時代が来たな

88 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/05(月) 23:46:52 ID:QKgtl72/O
勢いに乗れるか?

89 名前:◆aHD.RoWhdo :2010/07/06(火) 23:29:55 ID:fJjth9+C0
忘れ去られていますが前スレ◆aHD.RoWhdoです
パソコンぶっ壊れてて久々に来てみたらすごく話が増えてますね。
OM出たし、久々になんか書きたいな…ネタ無いけど

90 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/07(水) 04:14:15 ID:IhU52PlB0
勢い乗ってきたな。
やばいな、テンション上がるな

91 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/07(水) 07:53:37 ID:vasRPX/W0
乗るしかないでしょ、このビックウェーブに
http://livedoor.2.blogimg.jp/hatima/imgs/d/9/d92bd28b-s.jpg

92 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/07(水) 17:44:38 ID:PlnXvpgX0
さくや役の人が熱愛だって
ttp://www.sanspo.com/geino/news/100702/gna1007020506000-n1.htm

93 名前:脱出ゲーム:2010/07/07(水) 22:42:01 ID:D5hXbcSe0
「えーと……?」

「………」

とりあえず押し倒している、という状況はわかる。
けどこのあとどうすればいいのか頭が回らない。
普通だったらどうするんだっけ……?
一方のトゥーナはというと目をパチクリとさせたまま動かない。
僕以上に混乱してるらしい。
確かこの状態からは……

キス…?

……………
いやいやいや!それはダメでしょ!
そこからは……。
あー……ヤっちゃうんだっけ……。

「あの……」

「な、なに?!トゥーナ!」

声裏返った…!

「こんな時に言うことじゃないけど……」


「マイスが好き。」


…今度は僕が固まった。

――――――――――――
前回言わなくて申し訳ない!
以後気をつけます(・ω・`)
一旦切ります!…多分

94 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/08(木) 23:57:19 ID:kNd5IvVx0
つか保管庫の更新ってやってんの?

95 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/09(金) 08:32:02 ID:RhES/QF70
さぁ?
一段落したら、また誰かがまとめるんじゃない?

96 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/10(土) 08:51:49 ID:lCet1dYT0
ふたごの村発売きたか

97 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/10(土) 17:43:00 ID:xKQvA6I00
>>96
個人的にあの女主がストライクすぎるんですけど

98 名前:ふたご 男主人公×リコリス:2010/07/11(日) 13:48:29 ID:h5cYe7rN0
ちょっと気が早いけど、ふたごの村の男主人公×リコリス投下します。
男主人公の名前は公式ガイドブックにあった『ユーリ』にさせて頂きました。
ネタバレっていうほどでもないと思いますが、プレイしてからの方がいいかも。
エロは無い。

99 名前:ふたご 男主人公×リコリス 1/2:2010/07/11(日) 13:49:09 ID:h5cYe7rN0
『おつかいの報酬』



「はい、お願いされてたもの」
「ありがとう」

そう言ってリコリスはユーリから石を受け取った。
両手に乗せた石を大事そうに眺めるリコリス。

「ところで、その石、どうするの?」

自分が届けた物の使い道は気になるものだ。
今回ユーリが彼女に頼まれたのは珍しい花や草といった植物ではなく、
その辺りに転がっている何の変哲もない石だったのだから、なおさらだ。

「えっと…この石の周りに珍しい植物の種が付着していないかと思って…」
「なるほど」

さすがは植物の研究者である。
自分には思いも寄らない発想をするリコリスにユーリは感心した。

「でも、このくらいなら自分でも拾えるんじゃない? この前も山で見かけたし…」
「っ! と、ともかくありがとう!」

あわあわとリコリスが答える。いつも冷静な彼女にしては珍しい反応である。
こほん、と咳払いをひとつし、リコリスが続ける。

「そ、それで、お礼を渡さないとな…」
「これくらいいいよ、石拾ってきただけだし」

ユーリにしてみれば自分の用事のついでの様なものである。
お礼をもらうのは、逆になんだか申し訳なかったのだが……

「だっだめだ! おつかい、だからな…ほうしゅうを渡すことで世の中が回るとザウリも言っていた!」
「そう? じゃあもらおうかな、ありがとう」

強い調子で却下されてしまった。言い出したら聞かない彼女のことだ。
まあ、もらえるというならもらっておこう、とユーリもリコリスの言葉に甘えることにした。

のだが。
なぜかお礼が渡される気配がない。
リコリスはというと、なにやら俯いてもじもじとしている。

「ん? どうしたの、リコリス?」
「……っ」
「あ、もしかして用意し忘れた、とか?」
「……」

無言でふるふると首を振る。

「それならまた今度でもいいよ?」
「れてきた……」
「え?」

「へ、部屋に忘れてきた…から、その、一緒に来て欲しい」

うっかりしたことがよほど恥ずかしいのか、リコリスの顔は真っ赤である。
そのかわいらしい様子に思わず笑いそうになるのをこらえ、ユーリは頷いた。


100 名前:ふたご 男主人公×リコリス 2/2:2010/07/11(日) 13:49:39 ID:h5cYe7rN0
リコリスの後について階段をのぼり、何度か訪ねた部屋へ入る。

「おじゃまします〜」

本棚や植木鉢などあまり女の子らしい部屋ではないが、それはいかにもリコリスの部屋といった感じだった。
机の上は調べ物の途中なのか開かれた本と顕微鏡が占領している。
掲示板で見た限りだと、お礼はジャムだと言うことだったがそれらしきビンは見あたらない。
おや? と思っているとリコリスが口を開いた。

「……おつかいの、お礼だ」

そう言ってリコリスはするりと服を脱ぎだした。

「え、ええっ!?」
「いろいろ考えたんだが…これしか思いつかなかった」
「ちょっ、服……!」

あっという間に下着だけの姿になった。
ブラは着けておらず、体の前で手を組んで隠そうとしている。
躊躇のない動きとは対照的に、顔はユーリから背けたままであった。
覗き込む様にして目を合わせると俯いてしまった。

「受け取って……もらえるか……?」

ちらりと。上目づかいでそんなことを言われて、断れる男がいるだろうか。
ユーリは自分の体が熱くなるのを感じた。

「もちろん、だよ」

101 名前:ふたご 男主人公×リコリス:2010/07/11(日) 13:53:09 ID:h5cYe7rN0
---
ごめん、以上だ。ゲームやってて勢いで書いたんだ。
リコリスは主人公にエロいことやってほしくてわざと石のおつかい頼んでると思うんだ。

102 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/11(日) 17:37:04 ID:pk7FGmal0
おー、乙
早かったなぁ。ただ、まだふたごの村持っていないorz

キャラ紹介見て、妄想固めてくるぜ
ttp://www.bokumono.com/series/futago/chara/index.html

女主人公が一番カワィィのは、NTR系を推奨しろという公式からの暗示か?

103 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/13(火) 21:33:45 ID:iot+enwP0
女主人公の名前って何?無いなら決めようぜ的な流れ?

104 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/15(木) 05:07:06 ID:UHi6dcFb0
勝手に決めて良いのか?

105 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/15(木) 11:31:05 ID:6Ux6n3EO0
っカブ

106 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/16(金) 21:24:14 ID:0Pb3tG/Z0
流れに・・・乗れなかった・・・

107 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/16(金) 21:31:11 ID:WKfA5/zH0
今からでも乗るしかないですね。このビックウェーブに

108 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/16(金) 22:27:23 ID:0Pb3tG/Z0
俺にはさざ波しか見えないぞ

109 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/16(金) 22:29:11 ID:dVlqDXi+0
    |┃三    ,ィ, (fー--─‐- 、、
    |┃.    ,イ/〃        ヾ= 、
    |┃   N {                \
    |┃  ト.l ヽ               l
 ガラッ.|┃ 、ゝ丶         ,..ィ从    |
    |┃  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ    <  話は聞かせてもらったぞ!
    |┃.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ     |   人類は滅亡する!
    |┃三  ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン       \____________
    |┃      l     r─‐-、   /:|
    |┃三     ト、  `二¨´  ,.イ |
    |┃     _亅::ヽ、    ./ i :ト、
    |┃  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、
    |┃    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l

110 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/18(日) 16:24:52 ID:u1H7fVBQ0
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      ̄ {  ヽ  (__人__)  /  j`  ̄   なかなかビックウェーブがこないお……
       ヽ、,. `-、._.. ..., .r^´  ,,_ノ
         / .`ー-、_ ,.ィー-∧

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    / ';   l <●>::::::::<●> |  :!__\.、
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  __,,, :-...ノ `ー、___,-‐´.ア´ ̄`ゝニ'ィ,〉
,:f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、  /lトィヘ 
ノ ニ、゙リ  ,..,,   ``''ヽ,,,  ''"´   ゙''ヾミ,r/:.l:.:し′
,ィテ'J´,,..::;;゙i,     ,;,, ;;; ,,;;       ,frア:.l:.:ヾ
リ:.:.:.{'"  ,ィト.     ';;;;;;;;;;;'      ,!;V:.:.ノ:.:.:.:
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111 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/18(日) 21:24:23 ID:PlERI0Hd0
攻略本では女主は「サト」って名前だったぞ
男主は「ユーリ」な

112 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/20(火) 02:42:47 ID:wfBgrXzs0
逆だろせめて

113 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/20(火) 11:42:05 ID:8rbwYWm20
つ「ワンダー」

114 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

115 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/21(水) 10:39:54 ID:/vU9UYd10
待て、逆に考えるんだ。
「ふたごの村」というのが、ストーリー上の重大な伏線だったと・・・

つまり、男主と女主は・・・(ゴクリ

116 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/21(水) 23:44:01 ID:kGIIN3TQ0
夫婦だったのか!?

117 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/22(木) 00:36:13 ID:ZVHSE/Gg0
なぜそうなる

118 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/22(木) 22:14:12 ID:4878kj4h0
双子だったと・・・?

119 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/22(木) 23:28:22 ID:7cTD30DX0
サトがユーリでユーリがサト
なおかつ、ユーリがサトでサトがユーリ

つまり、双子でありながら平行世界(パラレルワールド)で双方に干渉しながら
ストーリーが展開されていくというわけか

タイトルは壮大な伏線だったんだな。流石マベ

120 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/22(木) 23:41:02 ID:ZVHSE/Gg0
な、なんだッテー!?

121 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

122 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/28(水) 11:43:01 ID:vI+f+PEN0
主人公と結婚して少しづつ社交性も出てきて毎日ペットや家畜とモフモフ幸せに暮らしてる賢者さま。
しかし、嫉妬した誰かに主人公が留守中にペットを惨殺されてショックを受けて心を閉ざしてしまう。
トラウマでふるふる震える賢者さま。そんなお話が読みたい。エロじゃないけど。

123 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/29(木) 01:19:09 ID:uQwd4CWD0
いつか投稿されるさ

124 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/31(土) 02:12:39 ID:QWMPDLTk0
>>122
>>123
もう俺はなんでもいい!
とりあえず投稿してくれえええぇぇぇぇ!!!


125 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/31(土) 02:18:08 ID:QWMPDLTk0
新しい作品を読まないと死んでしまう病が!

126 名前:名無しさん@カブ好き:2010/07/31(土) 02:19:35 ID:i7NfVSLW0
残念ですが末期です。今天使様?がカブを持って行きました。

127 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

128 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:49:49 ID:KBd2Nf0H0
こんばんは。
一年程前にエリック×ラピスものを途中まで投稿してそのまま放置していた者です。
この度やっとこさ作品が出来上がったので改めて最初から投稿したいと思います。
ラピスさんの相手はラグナだけ!な方はスルーかNGでお願いします。
では、次レスからいきます。

129 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:51:55 ID:KBd2Nf0H0
「エリックさん、これ、僕の畑で採れたトウモロコシです。よろしければどうぞ。」
「おおっ!若者よ、気が利くじゃないか。大切にするぞ。」
この若者――ラグナが村に来てから早いもので二年目の夏が訪れていた。
最初はエリックが種を売ったついでにその作物について講義したり、度々相談を持ちかけられたりしたものだが、今では対等に、畑や作物についてあれやこれやと議論――例えば水の微調節や素材の味を生かした調理法について――するようになった。
現に今貰ったトウモロコシは一粒一粒が大きくつやもあり、いますぐ噛り付いても美味そうな程だ。実際には生で食べることは出来ないが。
「それでは、僕は用事がありますので。」
「おう、またな若者。」
ラグナはぺこりと一礼すると、足早に南地区を後にした。ルピア山道へ行くところをみると、おそらく蔓草の遺跡にある畑の世話をしに行くのだろう。



「こんちはー。」
若者と入れ違う形でやってきたのは、図書館に住み着いてこちらも早二年のセルフィだ。
村人の施しで生きていると言っても過言ではない彼女は、食べ物を買う時は商売に関してきっちりしているロゼッタの雑貨屋を避けて、わざわざこの農場まで足を運んでいるのだろう。
「いらっしゃい。今日のおすすめは今朝採れたてのトマトだ!もちろん、俺が丹精こめて作った自信作だぞ!」
「ふーん、じゃあそれ貰おうかな。あとはキュウリあるかな?」
「もしかして、またサンドイッチか?たまには他の物も食べないと体に悪いぞ?」
「いーじゃない、ちゃんと野菜は挟んでるんだし。」
「そういう問題ではなくてな……全く、ラピスさんが心配するのもよく分かる……。」
「ふーん、ラピスから聞いたんだ。ラピスから。」
「だ、だったら一体なんだっていうんだ?」
ラピスの名前を口にした途端、急ににやにやと笑いだした。
背中を嫌な汗が伝い、聞きたくないと思いながらも先を促す。
「いやね、あたし一昨日本の片付けしてたのよ。で、二階から教会が見渡せるんだけど……ちょうどステラさんが酒場から帰ってくる頃にエリックが教会から出ていくの、見ちゃったんだ〜。」
見られていた。
思わずこめかみに手をあてうなだれる。
セルフィはにやにや笑いを崩さない。
「別に二人が何してたのかは訊かないけどね。やましい事が無いならステラさんに内緒でこそこそしてるのはどうかと思うなぁ。……って、その様子だとやってんのね、やましい事。」
すっかり頭を抱えてしまったエリックの様子を見て、あきれた、とセルフィが呟くのが聞こえた。
おそらく本人はほんの少しおちょくるつもりだったのだが、想像以上の反応が返ってきたのだろう。
「頼む、この事はどうか内密に……。」
「う〜ん、それはエリック次第かなぁ。……さっきも訊いたけど、キュウリある?」
まったくこの娘は油断も隙もない。
エリックはその後秘蔵の冷蔵庫からキュウリを持ち出し、トマトと一緒に他の住人より割安で売っている野菜を、更にいつもの半値で売る事になった。



「じゃ、またね!」
ややげっそりした顔のエリックを残して、セルフィはエリック農場を後にした。
(まさかそこまで発展してたなんて、エリックも中々手が早いわね。いや、ラピスもああ見えて結構……。)
「ぁ痛ッ!」
「すみません、大丈夫ですか?」
「あ、タバサ……。」
予想以上の収穫にあれこれ考え事――下世話な想像と表現した方が正しいが――していたセルフィは、ちょうどヴィヴィアージュ別邸から出てきたタバサとぶつかってしまった。幸いにも、買った野菜が地面に落ちてしまうことはなかった。
「いや、あたしがボーッとしてたのがいけないんだよ、ごめんねタバサ。」
「いえ、こちらこそ。ところでそのお野菜、エリック様の農場で採れたものですか?」
「ああうん、まあね。」
「お野菜は普段マテリアルでラグナ様が出荷したものを買っているのですが……エリック様のお野菜もとっても美味しそうですね、今日はエリック農場で買ってみます。」
それでは、と一言別れの挨拶を告げると、タバサはエリック農場に向かって歩き出した。
「あ……。」
今は行かない方が、と言いかけたが、何故かと聞かれても答えられないので止めた。
(エリックはともかく、ラピスには色々借りがあるからなぁ……。)
エリックに乞われなくとも、セルフィにははじめから言いふらす気は毛頭無かった。ただ、そういう素振りを見せれば野菜安く買えるかなぁ、という打算的な考えはあった訳だが。
(ま、なんとかごまかせるでしょ。さ、帰ってサンドイッチ作ろーっと。)
鼻歌まじりで帰路につくセルフィであった。





130 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:52:46 ID:KBd2Nf0H0
「はあ……。」
営業時間が終わり、訪れる人が途絶え一人になったエリックの口からは思わずため息が漏れる。
セルフィと別れた直後、農場に初めてタバサがやってきた時にはタイミングの悪さにひやひやしたが、純粋に自分の野菜を褒めてくれる彼女のおかげで少し落ち着く事が出来た。
この際見られてしまったものは仕方がない。そもそも自分に彼女と結婚する準備が整っていないのがいけないのだ、と半ば開き直ってその後はいつも通りに過ごした。

売れ残った野菜を冷蔵庫にしまいながら、ラピスとのこれまでの出来事を思い出す。
一目惚れだった。
それから毎日教会に通って、少しずつ話をするようになった。
甘いものが好きだと知って、見るのも嫌なチョコレートやジャムを毎日のようにプレゼントした(後になってエリックが甘いものが嫌いだと知った時、ラピスは大層驚いた)。
聖夜祭を一緒に過ごして想いを告白した時、顔を赤らめて恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに頷いてくれた彼女の顔を忘れることはきっと出来ないだろうと思う。
そして、その夜初めて彼女を抱いた事も……。



回想に浸っていると、コンコン、と控えめにドアを叩く音が静かな家に響いた。
エリックは日誌を書く手を止めて、はてと考える。この時間帯に訪ねてくるのはよく一緒に夕飯を食べるダニーやルートだが、近頃彼らとそういった約束をした覚えはないので、エリックには来訪者の見当がつかなかった。
「どちら様ですか?」
「こんばんは、エリックさん。」
その声に、どきんと心臓が高鳴る。
「ラピスさん!どうぞ、開いてますから。」
「ええと……すみません、両手が塞がっているのでドアを開けてくれませんか?」
「分かりました。」
かちゃり、とエリックがドアを開けると、大きなキャベツとジャガイモが視界に飛び込んできた。それらが進行して来たので体を避けると、ようやく大きなかごを抱えたラピスが現れた。
「どうしたんですか、この野菜?」
「ラグナさんが持ってきてくれたんです。若草の遺跡で育てていた春野菜がたくさん収穫できたからって。わたしとシスターステラだけでは食べきれない程で……。その、よかったらエリックさんにもと思って。」
「ありがとうございます。」
礼を言ってかごを受け取った。
「エリックさん、ご飯はまだですか?よかったらこの野菜で何か作りませんか?」
「いいですね!何にしましょうか?」
「えっと――」


ラピスと料理を作るのは好きだった。二人で共同作業をしている、という感覚が強いからだろう。
トントンとリズムよく包丁が野菜を切る音。コトコトと鍋の中で食材が煮える音。時折交わされる会話。
そのすべてが心地良かった。





お互い料理は作り慣れているため、調理も後片付けもテキパキと進んだ。
今は食後のリラックスティーを二人で向かい合って飲んでいる。
「美味しかったですね。」
「そうですね。やっぱり素材が良かったんじゃないですか?若者は最近大分慣れてきたみたいですから。」
「ラグナさん、毎日頑張ってますからね。くれぐれも無茶はしないで下さいって言っているんですけど……。」
そう言ってはぁ、とため息をつくラピス。村に唯一のナースとして、そして一人の友人として純粋に心配していると頭では分かっていても、ちりちりと胸が焼けるような焦燥感を感じてしまう。
そんな思いを振り払うように、リラックスティーを飲み干すと
「今夜はこれからどうしますか?」
一言、そう聞いた。
答えは今夜ラピスが来た時から分かってるのに。
「シスターステラは今日も酒場に行っていて……その、帰ってくるまでまだ時間があります。ですから、その……」
頬を赤らめながら、うつむきがちに話すラピスに、愛しさがこみあげる。
椅子から立ち上がってラピスに近づき、優しく頬を撫で、そっと口づけを落とした。




131 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:53:24 ID:KBd2Nf0H0
二人でベットに腰掛け、静かに唇を重ねる。
「ん……」
舌をラピスの口内に進入させ、彼女のそれと絡ませ合う。深く深く、お互いの熱を伝えあって溶けてしまいそうな程に。
エリックはこのままいつまでもこうしていられるように思ったが、ラピスが胸板を軽く叩いたのを合図に唇を離す。

背中に回していた右手を耳にもっていき、やわやわと耳たぶを揉むと、顔を真っ赤にしたラピスが
「あっ……。」
と小さく吐息を漏らした。
「耳、弱いですね。」
低い声で囁くとそのまま耳に口づける。
「やっ、そんなに……!」
ラピスの体から力が抜け、そのままエリックに押し倒される形になった。
耳から離れ、軽く唇にキスを落とすと、服の上から胸を揉みしだく。
ラピスはその手を押し戻すように自らの手を重ねると、上目遣いで懇願する。
「エリックさん……服、脱がせて下さい。」
そんな頼みは無視してこのままラピスの体を味わいたい、という衝動を堪えて大人しく体を起こす。ラピスのシスター服に染みやしわを作ってしまうのは避けたかった。
体を起こしたラピスがするすると服を脱いでいく。普段は服に隠れている、陶磁器のように白く美しい肢体が次第にあらわになっていく。
自身の中心が熱く滾るのを感じながら、エリックも服を脱いだ。
裸になった二人は今度こそベットで重なり合い、二人分の重みを受けてベットのスプリングがぎしり、と小さく抗議の音を立てる。
ああ、やっぱり一人用のベットに二人で寝るのは狭い。
頭の隅で小さく嘆きながら、思考の大部分をラピスの体を堪能する事に集中させる。
露わになったラピスの秘所にそっと触れると、先程の愛撫によってわずかに湿り気を帯びていた。
くちゅくちゅとわざと音を立てて指をゆっくりと出し入れする。
内部は熱く、エリックの指をやんわりとしめつける。
指を二本に増やしてそれぞれに動かすと、ラピスの腰がびくりとはねた。
「はうっ……あっ、そんな…風にっ、しないで……」
「どうしてですか?ここはこんなに濡れてるのに。」
そう言って指を引き抜きラピスに見せてやる。
「やあっ、……今日のエリックさん、いじわるです……。」
「たまにはこういうのもいいでしょう?」
そう言って快感でピンと立った乳首を吸い立てる。
「ひゃううぅぅ!」
ラピスはひと際大きな嬌声をあげると、とたんに体が弛緩した。
どうやら絶頂に達したらしい。
「そろそろ……入れますよ。」
既に怒張した己自身を愛液でぬめる秘所におしあてる。
「きて……エリック……。」
名前を囁くその声の艶にぞくりとしながら、ゆっくりとラピスの中を押し開く。
もう幾度もエリックを受け入れたそこは、今回もまた優しく包み込んだ。
腰を動かしながら、彼女が悦ぶポイントを確実に攻め立てていく。
「はあっ、あっ、や、くう……エリック!私、私また……!!」
ラピスが背中にきつく爪を立てるが、それすらも快感へと変わっていく。
「俺も……そろそろ……このまま中に……」
二人で絶頂への階段を一気に駆け上がる。
「きて!エリック!エリックぅ!」
「ラピス!……うっ!」
「――っ!!」
白濁を彼女の中へ放つ。
乱れた息を整え、ゆっくりと引き抜くと愛液と混じり合いラピスの股とシーツを汚した。
ラピスの横へ顔を近づけると、どちらともなく深く口づけを交わし合った。





132 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:54:00 ID:KBd2Nf0H0

情事の後のけだるく、だが幸福感に満ちた時間は去り、今は二人とも身支度を整えていた。
時計を見ると、そろそろステラが村人達との歓談を終え、教会へと足を向ける時間である。
その前に彼女をいつものように教会まで送り届けなくてはならない。
だが、今日は一つだけ、いつもとは違う事をする予定である。
「準備が出来ました。行きましょう、エリックさん。」
「ラピスさん、その前に少しいいですか?すぐ終わりますから。
「?……はい。」
いつもと違う様子のエリックにラピスは少しいぶかしげながらも素直に頷いた。

どくんどくんと心臓がうるさく早鐘を打っている。
落ちつけ。今日のために散々苦労してきたじゃないか。このくらいのこと、大丈夫なはずだ。

「ラピスさん、俺はあなたを愛しています。」
「はい。」
突然の愛の告白に驚きながらも頬を染め、ラピスは頷いた。
「そして、一生添い遂げたいと、そう思っています。……でも、情けない事に俺にはまだ準備が出来ていません。」
目だけでぐるりと周りを見渡す。一階建の狭い家。ベットはシングルベット。これではとてもラピスを迎えることなどできない。
「けど、いつか必ずあなたを必ず迎えにいきます。だから……」
そういってポケットから小さな小箱を取り出し、開いてラピスに見せる。
「……!」
ラピスがわずかに息を飲むのが伝わった。

星空を一部分切り取って、それをそのまま固めたような石。
ラピスラズリ。

「これは約束の証として、受け取ってください。」

「……はいっ!」
今にも泣き出しそうな真っ赤な目をして、それでもとても奇麗な笑顔でラピスは返事をかえした。



――その年の冬の月。
この村に、新たに若い夫婦が誕生したという。


133 名前:エリック×ラピス:2010/08/03(火) 21:56:16 ID:KBd2Nf0H0
これにて終了です。
くそ長い前置きの割にエロが短くて申し訳ないです……。


134 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/04(水) 00:47:25 ID:u3vsRUyR0
GJ!!
エリックがいい味してた

135 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/04(水) 02:02:23 ID:vxM1F8Td0
あの人か
いつ続き書くのかと思ってたぜ
gj!

136 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/04(水) 02:31:02 ID:wSj6+Vhb0
エロは確かに少なかった。が、面白いのでよし!
末期の俺を助けてくれてありがとう。

137 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/04(水) 09:06:02 ID:PMuTIOEd0
初めまして、作品を投下する時はトリップ推奨のトリップの意味さえも
わからない初心者ですが
皆さんの小説を読んでたら俺も書きたくなったのでカキコ

エロ要素があまり無い キャラ崩壊してね? 3とFしかやった事がない

別物がまざってるw いきなりぶっつけ本番で投下

という弱点がありますが暖かい目で見守ってくださると嬉しいです><

138 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 10:22:30 ID:PMuTIOEd0
設定(本来のストーリーではアグナビートを倒して1週間過ぎた辺り、しかし未婚)

それは冬の季節、雪でなく雨が降っていた。
「寒いな」とマイスは目を覚ました、料理でなんか刺身でも作るかなと思った時
「マイスさん・・・」シアが大樹に訪ねてきた。
「シアさん!おはようございます、どうしたんですか?こんな朝早くに・・・」
「・・・」
「シアさん?」
マイスがシアに近づいた次の瞬間

「んぷ・・・!?」
シアが突然抱きつき唇を重ねてきた
「んん!・・・ん!」
体が密着し香水の良い匂いが二人を包む、その密着をとこうと腕を動かすものの
シアの腰に回す腕がマイスの腕ごと強く抱きついてきてるため、うまく動かせない

シアの舌が唇をわって入ってき、キスは濃厚なものへと変わっていく
ちゅぱ、チュる・・じゅるる
「ぷは!」キスが解かれ二人の唇からは糸がひく
「シ・・・シアさん!?一体なにを!?」
シアはマイスの言葉を無視して乱暴にベットに突き飛ばした
「いっっ・・・」
「マイスくん・・・マイスくぅん」
シアはベッドに倒れたマイスに馬乗りになり顔を近づける
「好き・・・好きぃ!」
「シアさ・・!」
再び唇を重ねられた
手で振りほどこうとするが・・・
「!?」
両手を誰かと誰かに掴まれ動かす事ができない
見てみると右手にはモニカ、左手にはトゥーナが両手でがっちりとそれぞれの手を握りしめる
「お兄・・・ちゃん」「マイス・・・」
そしてその手を舐め始めたのだ
ペロペロ・・・ちゅぱ・・じゅる・ちゅ・・ぴちゃ
口と手を貪り食われマイスの理性は崩れはじめていた
しかし三人の目を見た時・・・
三人の瞳は輝きを失っていた、中央の黒点が大きく見開きどす黒い色をしていた
マイスはその瞳を見た瞬間、訳もわからない恐怖心に襲われた
「うわ!うわああああああああああああああああ!」

叫びながらマイスは力を振り絞って両手を絡みから解き、シアを突き飛ばした
「きゃ!」
マイスはそのままどしゃ降り雨の中の外に飛び出た
「シアさんにトゥーナ、モニカちゃん・・・なにをしてんだよ・・・」
マイスは町の中を歩き、水たまりを蹴った
しかし周りの気配に足を止める
「な・・・」
きがつくと町の女たちに囲まれていた
ショコラにマリオン、ペルシャにさくや、ソフィアにカリンなど・・・
さらにはエリザやヘーゼルもいる
全員シアやトゥーナと同じ目をしていた
「み・・・みんな?」
その次の瞬間、首元に強い衝撃を受け

マイスは気を失った・・・

[続く]

139 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 11:16:59 ID:PMuTIOEd0
「んん・・・・ん?」
マイスは目を覚ました
「ここは?」
そこはさくや達が営んでいる旅館 その二階のどこかのベッドの中
「なんでこんなところに・・・ぼくは確か」
立ち上がろうとしたが
「!!」
手と足が動かせない、ロープで強く固定されていたのだ
「マイスはん、やっと起きなはってくれたんか」
「誰だ!?」
そこにいたのは不気味なアノ目をした・・・
「さ、さくや!?」
だけじゃなかった。
その後ろから
「さくちゃんだけ名前呼ばれてずるいよ〜」
ペルシャや、さらには
「レインボー!」「やっと起きた・・・(寝顔かわいいかったな〜)」
ダリアやカリン、だけじゃない
その他にもソフィアやイオン、トゥーナやマリオン
いや・・・ヒロイン候補が全員!
だけじゃなく、しののめやへーゼルにモニカ、エリザもいる

「マイス君ってひどいよねー!」
「私ら全員を恋に落としといて!」
「・・・かってに世界を平和にした」
「みんなの気もしらないで」
「アタイ達みんなマイス君の事が好きだったんだよ?」
みんな僕の事が好きだった?
「なのにマイス君は誰も選ばないんだも〜ん」
「私たちを助けないでその気にさせて・・・待ってなかったのに(反対)」
違う!僕はただみんなが助かればいいなと・・・
「私達みんなマイスさんと触れ合いたいと思ってたんですよ?」
「でもいつまでたっても来ないからみんなで決めたの・・・(会議ってやつ?)」
決めた?なにを決めたんだ!?

「私達みんなで、マイス君を犯そうってね!」
「な・・・!」
そして女どもは一つの性に食らいつき始めた

[続く]

140 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/04(水) 11:20:34 ID:PMuTIOEd0
なんか読みづらいな
俺って文章力ないのかも・・・

用事があるのでとりあえずここまで
みんなの評価によって変わりますが続きは書こうと思ってる


141 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/04(水) 18:22:03 ID:nRPB0/4o0
>>140
乙です。

なにこの俺得シチュ
マイス、オレと変われ

142 名前:病まない雨:2010/08/04(水) 23:34:55 ID:PMuTIOEd0
僕は今どんな光景をみているんだろう?
絶景といえば絶景かもしれない。
十何人の裸の女たちに今僕は食べられている。
体中が快楽に犯されている
輝きの無い愛 それは地獄の絶景

マイスはこの地獄に恐怖していた・・・
「お母さん、今度は私の番」
「おやおや若い頃を思い出してつい夢中になっちまったよ」
「トゥーナお姉ちゃんばっかりキスしてずるい!」
「だってマイスの唇・・・おいしい」
「マイスはんの乳首は本当かわええなぁ、思わず食べたくなるわ〜」
今の自分に女の肌に触れていない部分はない
腕や手、足は女の秘部に摩りつけられ唇は順番に長いディープキスをさせられる
性器は常に誰かの口に咥えられ射精はもう何回目かわからない

快楽死は本当にあるのか?それは定かではないが
体液まみれで濡れたベッドの上、息苦しい中永遠に快楽に浸り続けたら弱るのはまず間違い無い
「私・・・もう我慢できない!」
男性器を咥えているカリンを突き飛ばしソフィアはマイスに馬乗りになり秘部に秘部をあてる
「あっ・・・」
そしてそのままずん!っと一気に腰を落とした
マイスの意識はすでにもうろうとし始めている
いま騎入された事すらわからない
ただあるのは耐え難い快感だけである
「あっ・・・あっ・・・」
言葉にならない喘ぎをあげ、マイスは自分の秘部に目を向けた
そこには赤い血とドス黒い光景が見えた
「あ−!ソフィアちゃんだけずるい!」
「じゃあ・・・私も」
「私もー!」
ソフィアが騎入したのを見てみんながいっせいに自分の秘部をマイスの体に当て始めた
口はもちろん手や足の指はそれぞれの秘部の中に沈められていく

「あん!あん!マ・・・マイスゥゥ!好き!・・・好きぃ!」
処女膜を失い痛みを感じるはずのソフィアがまるで痛みを感じていないように
腰を激しく縦に横に動かす
ずぷっ!ずぷ!ずちゃ!ちゅ・・ちゅぶ!ずちゃ!
あまりの激しさにマイスは体を揺さぶられる
その振動が他の者の秘部に届き快楽を与える
「きゃん!」
「いい・・・いいよこれ!」
「マイスくぅん・・・」
体全てが女の下半身に食べられている、締めつけられている
もう何度目かわからない絶頂を迎えようとしたその時だった

「きゃああ!」
「わあ!」
「なによ!」
突然体が軽く、涼しくなった
「マイスくんが!」
「お兄ちゃぁぁぁぁん!」
女達の声が遠くに聞こえる・・・
誰かが僕の事を抱えていた
「ミニ・・・ドラゴン」
そしてその上に乗る青いバンダナの少年

マイスの意識は・・・ふたたび途絶えた

[続く]

143 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 00:05:44 ID:2agABuBB0
「ううん・・・うん?」
目が覚めると洞窟の中にいた、頭に硬いベットがあり服はいつのまにか着ている
目の前には焚き火がしいてある
「目が覚めたか?」
「え・・・?」
顔を上げるとそこには青いバンダナをした少年がたっていた
「あなたは・・・?」
「とりあえず食えよ、どうせ何にも食べてないだろ?」
そう言って手渡されたのはおにぎりが三つだった・・・
きずけばHPとRPが残りわずかだった
食べるという本能は止まらなかった
「い、いただきます」
むしゃむしゃと一気におにぎりを食らい尽くす
「ハハハ!いい食べっぷりだな、あんた名前は?」
「ごく・・・え?」
「名前を聞いてるんだ、自分のネームぐらいわかるだろ?」
「ああ・・・マ、マイスです」
「そうか、俺はカイルだ。よろしくな」
「は・・・はい、よろしく」
軽い挨拶を済ませた直後、洞窟の入り口から誰かが入ってきた
「ん?目が覚めたのか」
「おう!お帰り」
「あ・・・あのひとは?」
すると突然{あのひと}が大剣を取り出しマイスに切りかかってきた!
「わ!」
Lvが99越えだけあり戦闘経験からか自然に体が攻撃をかわした
「何するんですか!?」
「なんだ?闘うのは嫌いか?」
「そ・・・そういう事じゃなくて・・・?」
どこからか音楽が聞こえる・・・重低音のかかったコーラス曲
見るとカイルの持っているラジオから聞こえていた、ドット画面に出てきたその音楽の名前は
[Matrix Revolutions - Juno Reactor VS. Don Davis - Navras]
と書いてあった
「いい音楽だ・・・」
なぜだろうか?聞いてると心の底から燃えるような闘志がわいてくる
マイスは双剣を取り出した
「それでいい・・・来な!」
「たたみかける!!」
二人の英雄が剣をまじ合わせる・・・

[続く]

144 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 00:55:54 ID:2agABuBB0
「せりゃ!おりゃ!」
「おっと・・・」
二つの英雄が剣を交わう
がきぃ!ザン!ズザザザン!ガシャン!
洞窟の外の美しい花畑、剣と剣がぶつかるたびに激しい衝撃がおき
花畑が風でゆれる
重いツーハンドソードを軽く振り回す一撃の重い{そのひと}の攻撃に対し
マイスは双剣らしく手数の責めで闘う
一見はマイスの優勢に見えるが明らかに全ての攻撃がはじかれ
パターンが単純になってきている
「スキありだ」
重い大剣が足元に飛んでくる
「っ!」
間一髪よけきれた
「くらえ!」
マイスはエクスプロージョンをくりだす
「なに!?」
ドーンと爆発音が花畑を包む
「ハァ・・・ハァ・・・」
「・・・驚いたな」
「・・・く!」
「杖無しで魔法が使えるとは」
よく見ると火球は後ろに飛んだようだ、剣がじゃっかん焦げているとなると弾きとばしたのだろう
「・・・け・・・なんて野郎だ」
「ここまでだ」
「・・・なに?」
「お前と戦ったのはただ単に戦闘能力を確かめたかっただけだ」
「・・・」
「お前はかなりできる・・・良い腕だ」
「俺の名前はラグナ、あんたは?」
「・・・マイスだ、ラグナ・・・いい名前だ」
「へ・・・入れ、町の女達の話をする」

ラグナ、カイル、マイス達はまず自分たちの過去について話した
それぞれが記憶喪失、町の女や男の話、今の状況
シアレンスの町で起きた事はラグナの町やカイルの町でも同じ事が起きてるらしい
そしてその原因も二人は知っていた

「・・・なるほど、つまりその山で起きてる実研のせいで町の女達がああなったと?」
「ああ、その工場から出たガスがラブ飲みドリンクと似た効果を持っていてな、でも効果はかなり強い」
「そのガスが雨に溶けて降り注ぐ、その雨を浴びた女達は発情を起こすって仕組みだ」
「なんで女にしか効果がないんだ・・・ないんですか?」
「さあ?そこまでは僕にもわからないな〜」
音楽の闘心効果が切れ口調が戻り始めている
「でも町の皆さん・・・怖かったです・・・とても」
マイスの肩が震える
「僕もカブ様があんな姿になって・・・本当に恐ろしかった」
その倍ラグナが震える
「だ・・・大丈夫ですか?それにカブ様って・・・」
「き・・・気にしないでください!」
「そんな事も言ってられないですよ、明日はシアレンスの町に食料探しです」
「そ・・・そうですね・・・頑張らないと」
「じゃ・・・じゃあみんな今日は寝よう」
「うん、おやすみ」
「おやすみ」
「作戦は明日言うよ、おやすみ」

ここに三人の英雄が・・・集まった

[続く]


145 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 01:55:47 ID:2agABuBB0
あの日から雨はやまなく降り続いていた、町の女を変えた雨・・・
そう、あの日から町は変わった。
そう思うとこの雨に腹がたった。
「くそ」
「どうした?」
「いや・・・なんでもない」
三人は再びシアレンスの町に訪れていた
大樹の下に防水性のダンボールが三つ、三人はその中に入っている
「いいか?俺達のやる事は三つだ」
「この町に一番詳しい俺が食料と保味斉の調達だな」
「そうだ。そしてカイル、お前は大樹の中でひたすら料理を作れ」
「マイスの食材をもらってからだよな?」
「ああ、俺はその仲介役をやる」
「了解」
「大樹の監視はミニドラゴンに任せていいんだよな?」
「ああ、俺のドラゴンはしっかり者だからな、安心しろ」
「お前らの声はこのインカムで聞き取れる(無線機)なにかあったらすぐに連絡しろ」
「わかった」「おkだ」
「ミッション・・・スタートだ」

「さて、俺は大樹の家でのんびり過ごすかなっと♪」
「んん・・・くぅん!!」
「!?」
大樹の中から女の喘ぎ声が聞こえた
「くそ!こんな時に!」
窓から中を覗くと、ベッドの上に一人・・・いや、ぬいぐるみを持ってるやつ
床に寝転がってるやつ、合計4人はいた
「マイスくぅん!マイスくぅん!」
「ああん!・・あっ!くぅん〜」
それぞれが胸をもみ性器に手をいれ、感じている
「うわ・・・勘弁してくれよ」

その頃マイスは
「町がさびしい・・・」
雨のせいじゃない、本当に寂しくなった・・・ふういんきが暗いのだ、異常に
「でも・・・元をたどれば、俺のせいなんだよな」
そうだ、いくら雨で発情したとはいえ俺がみんなの愛に気づかなかったから
いけないのだ。
それは結果的にその人の愛を拒んでる事になる
みんな相当我慢してたんだろう
「いや・・・もしかしたら気づかないフリをしてたのかもな」
ダンボールで隠れながら歩きついたのはカルロスとイオンが営む釣堀屋
魚をもらおう・・・もとい盗もうと思ったのだ
窓から中を覗き誰もいないのを確認する
そしてそ〜っとドアを開けた
「・・・!」
人影がみえた
「しまった!窓から見たときは家具が死角になって見えなかったのか!」
しかしその人は動かなかった
「・・・カ・・・カルロスさん!?」
そこには{干からびた}という言葉に尽きるカルロスさんがいた
「カルロスさん!しっかりしてください!」
息はあるが生気が感じられない、目が見開いたままになっている・・・
気絶していた・・・
「カルロスさん・・・」
裸で液まみれのところをみると恐らく・・・
「くそ!」
犯されていた・・・
マイスは冷蔵庫にあった魚を何匹かとった
「カルロスさん・・・待ってて下さい、必ず世界を元に戻します」
そしてラグナの所へ向かう・・・

ダンボールで・・・

[続く]

146 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 02:02:39 ID:2agABuBB0
疲れたのでここまで、やべかなりな長作になりそうな予感
エロじゃなくてサスペンスアクション系になってる気がするし
gdgdだし・・・
続き・・・どうしようかな

147 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 04:12:06 ID:6rLZmfcI0
思ったより話でかいなw
期待

148 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 11:30:00 ID:1BAq+CIz0
メタルギアマイスが始まりそうだな

149 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 14:43:29 ID:v+l0vpB50
話がぁぁぁあ!話がどんどん大きくなってるー!?

150 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 17:26:26 ID:2agABuBB0
たしかシアレンスの外にあったあの花畑の花の根には催眠効果の毒があるってマイスから聞いたな・・・
「あの時少しむしり採っといて助かったぜ」
カイルは道具から獣の皮とその花を取り出す
花の根を潰しそれを獣の皮に包み込み、皮から出た花に火をつける
そしてドアを素早く開けてそのオリジナルグレネードを中に投げ込んだ!
睡眠ガスが充満する・・・
「ああん!・・・あ・・・あん・・・ぁぁ」
女達の喘ぎ声が小さくなってきた
「しばらくは中に入らない方がいいな」
ドアを閉めてダンボールに隠れる

しばらくしてラグナが来た
「ここで何をしてる?」
「ん?ああ、中に雌どもがいたんでな。ちと催眠ガスでやってやった」
「そうか、マイスからの食料だ。」
「米が8個に魚類多数、その他もろもろ・・・」
「すごいな、こんなにあるなら等分は大丈夫だろう」
「マイスは先に帰らしといた、これだけ集めればこれ以上に必要は無いしそうとう疲れていたようだからな」
「そうか、じゃあ作ってくるわ」
「俺も手伝うよ」
「おう、助かる」
二人はドアを開き中に入った、とたんに鼻をつく異様な匂いがした
「う・・・」「くせぇ・・・」
それもそのはず、四人の女が何時間もここで体液を垂らし続けたのだ。
「おいおい・・・料理してるときに食料にこの匂いがつくんじゃないのか?」
「それは嫌だが・・・早くしないとまた別の雌どもが来るかもしれんぞ」
「匂いがつかないように素早く終わらすしか無いな」
二人の目が変わる、それは料理人の目
スキル90越えが調理場で暴れる・・・
油が飛ぶ、魚がはねる、米が宙を躍り様々な食材が音を奏で皿に盛られてく
「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉん!」
外から獣の鳴く声が聞こえた。
「あれは?」
「俺のミニドラゴンだ、誰かがこっちに向かって来ている」
「なに!?ペースを上げるぞ!」
「了解」
そのとおり三人の人影が大樹に向かってきていた・・

二人の危険フェイズが迫る・・・

[続く]

151 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 17:33:36 ID:2agABuBB0
料理場は火を飛ばしていた、もはや料理という世界ではなかった
そこに階段をのぼるかすかな音・・・
二人の身に危険が迫る
料理は全て終え、皿に盛られた食べ物を次々にしまっていく
階段をのぼる音が大きくなる
コツ・・・コツ・・・コツ
「いそげ・・・いそげ・・・」
コツ・・コツ・・コツ・・
「早くしろ」
コツ・コツ・コツ
「急げよ!」「わかってる!」
怒声が響く、それにともないのぼる音も大きくなる
コツコツコツ
「できた!」「隠れろ!!」
コツ・・・
二人は素早くダンボールに隠れた
「バン!」
・・・間一髪だった
「あれ?おかしいわね、確かに男の声が聞こえなかったけど(反対)」
「あれ・・・ペルシャ達が倒れてる・・・」
「みんな考える事は一緒ね〜」
そう言うとその三人は互いの胸を揉み始める・・・
「あ・・・やっぱり・・・恥ずかしいわ」
「・・・いまさら」
「そうよ、今は感じよ(家で何回もやったじゃない)」
三人がドアの近くで絡み始めた
「・・・おいおい、まじかよ」「くそ・・・」
その時、マイスから無線がとんできた
「町の女にばれた!助けてくれ!」
「こ・・・こんな時にかよ」「まずいな・・・しばらく耐えられるか?」
「ああ・・・今は隠れてやりすごしてるがいつ見つかるかわからない。」
「今こっちもまずい状況なんだ、すぐには無理だができるだけ急いでそっちに向かう。耐えてくれ」
「了解、早く頼む」
「わかった」「捕まるなよ・・・」

雨が・・・降り続ける

[続く]

152 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 17:58:30 ID:v+l0vpB50
ねぇ・・・ルーンファクトリーってなにゲーだったっけ?
話がw

153 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 18:20:33 ID:2agABuBB0
雨のシアレンス町、マイスは二人の女に追いかけられていた
「待ちなさいマイス!師匠からの命令よ!」
「だれが待ってられるっていうんですか!?」
「待ちなさい助手君!待つっていったら待つんだ助手君!」
「待つを連呼しないでください!」
彼女達が正常ならこんなに花華しい鬼ごっこは無い
(ラグナ・・・カイル・・・早くしてくれ!)
雨だまりを蹴り、道を曲がる、全速力で逃げる
後ろを振り向くと彼女達の姿は無かった
「まいたか?」
「えい!」
「!!」
どっしゃーん!!
まいてなどいなかった、いつのまにか先回りしていたダリアが前から抱きついてきたのだ
そしてそのまま地面に倒れた
「いつつ・・・」
「マイスくん・・・」
「ダ・・・ダリアさん」
「聞いてマイス君・・・私、あなたの事が好きだったの」
それは突然の告白だった。
雨でおかしくなっているはずなのに正常を思わせるその暖かい言葉
好きな事は知っていた、しかしその言葉にマイスは心を揺らされた
「ダリアさん・・・その・・・」
「あなたを見ているとね、とても暖かい気持ちになるの・・・」
「・・・」
「同時に胸も痛んだわ・・・なんで、振り向いてくれないんだろうって」
「ダリアさん・・・その・・・すみません」
「だから・・・あなたは永遠に私の助手になるのよ・・・」
「ダ・・・ダリアさん?」
「私はあなたが欲しい。あなたの全てが・・・」
それはさっきまでの暖かい言葉とは正反対の不気味なトーンで話される
「あなたは永遠に私の助手・・・そして」
マイスはダリア顔を見る
「永遠に・・・私の物」

正常などなかった・・・そこにはアノ目しかなかった

[続く]

154 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 19:05:10 ID:2agABuBB0
ダリアはマイスの耳に口をあて舌で舐め始める
ピチャピチャと淫らな音が鳴る
そして顔に舌が持っていかれる・・・
雨で濡れた顔が今度は唾液で濡れる
「マイス君ってやっぱり魅せる顔ね・・・」
「ダ・・・ダリアさん・・・やめてください・・・」
抵抗ができない、目に恐怖を感じるからだ
「イヤよ♪」
そういうとマイスの服を裂き、体を舐め始める
首筋から肩、脇、そして乳首へ・・・
「ひゃうん!」
「アハ☆女の子みたいな声だすのね」
ダリアは乳首を徹底的に責める
そしてアソコに手を伸ばす・・・
「助手君のこれ、もうこんなに大きくなってるわよ?」
「あぅん!や・・・やめて・・・ください」
乳首を舐め、アソコを摩る
ピチャピチャ・・チュブ、チュル・・・カリ
「ひゃぁぁぁ!」
ビクン!と体が仰け反る
「ふふ、アソコも・・・私色に染めてあげる」
いつものわがままなダリアさんとは違う甘い大人を感じさせる声
その声を出す口が、体を伝って下半身へと移動する
「もっとも、私色といえば虹色だけどね。レインボ〜!」
ズボンに手をかけ、おろそうとした時だった
「あ!」
カイルが、カイルとラグナを乗せたミニドラゴンがマイスをつかみ助けだしてくれたのだ
「だいじょうぶか!?」
「あ・・・ああ」
マイスをお姫様だっこをしたまま、ミニドラゴンは洞窟へと走っていった

「もう・・・だいじょうぶだ」

[続く]

155 名前:病まない雨:2010/08/05(木) 19:10:02 ID:2agABuBB0
わかってる・・・わかってるさ
暴走しちまってる事ぐらい!
でも書かしてくれ!
ここまでいったんだ書かしてくれよ!

エロ要素はたしかに少ないかもしれない!gdgdかもしれない!
でも俺は!この話を完結させたいんだ!
だから・・・だから!

書かしてくれ!!!!!

的なノリで頑張りたい・・・

156 名前:大物一本釣り!:2010/08/05(木) 19:29:31 ID:2agABuBB0
ある日の事、マイスはいつものように海で釣りをしていた
「今日は何が釣れるかな〜」
その後ろにムキムキ海の男が一人・・・マイスのもとへ近づく
そしてその男はマイスのアソコ目掛けて手をのばした!
「ひゃあ!」
「よう・・・兄弟、駄目じゃないかこんなに隙だらけじゃ」
「カ・・・カルロス・・・さぁん?」
そしてそのままアソコをいじくり回す
「きゃうん!」
マイスは力が抜け腰から崩れカルロスにもたれかかった
「男の癖に色っぽい声だしやがって・・・」
「や・・・やめてくだ・・・ひゃい」
カルロスは乳首にも手をだしいじくりまわす
「くぅぅぅぅぅん!!」
「やめてと言ってるわりにはあまり抵抗しないんだな・・・」
「だってぇ・・・だってぇ・・・」
マイスの顔はすでにトロンとし始めていた
「さて兄弟、お前のせいで俺のアソコはパンパンだ」
「あ・・・」
そこには今にもズボンを破いてしまいそうな竿があった
「そ・・・それは」
「お前が責任・・・とってくれるよな!?」
カルロスは自分のズボンを下ろしマイスのズボンを乱暴にひきちぎる!
「あぅ!」
マイスを四つんばいにさせ、その釣堀の穴に自分の竿を・・・

アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

[終わり]

157 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 20:37:29 ID:VJbPy9J10
この19分に何があったwww

158 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 20:53:01 ID:jFKGUfH90
どうしてこうなったw

159 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/05(木) 22:30:38 ID:v+l0vpB50
いい最終回だった。

160 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/06(金) 00:14:11 ID:iWAFp4uk0
まさか>>156って>>154の続き?嘘だ!!

161 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/06(金) 01:45:37 ID:cLAaiGSK0
いや、よく見ろ!
タイトルが違う!

162 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/06(金) 09:52:58 ID:LRq2Oibh0
もちろん別物ですよw
同じものばっか書いてると疲れるし飽きるんで
ちょくちょくミニ作品を書くことにしたんすよ

まぎらわしくてすみません

163 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/06(金) 14:28:30 ID:hgznUoOO0
なんかいつの間にか作品投下されていた!
めっちゃ感謝です

164 名前:病まない雨:2010/08/06(金) 15:33:26 ID:LRq2Oibh0
「急げ、出発の準備をしろ」
「どうしたんだ!?いきなり」
「ここの場所がばれた、じきにやつらがくる」
「それまた・・・なぜだ?」
「お前をかっぱらう直後だ、空を見な」
「空・・・?」
洞窟の外に出て曇天の空を見る
「・・・虹!?」
日も出てないのに虹ができているのだ
「おかしな虹だ・・・でもあれがどうした?」
「虹がかかってる方角はシアレンスの町、とういう事はシアレンスの町から見たらこの洞窟の方角」
「それの何が危険なんだ?ただのまぐれだろ」
「まぐれがそう簡単に起こるか?考えろ、あれはどう見てもあの女がだした虹だ」
あの女・・・ダリアの事か?
「つまり遅かれ早かれやつらは必ず来る・・・」
「そういう事だ」
あのダリアがそんな大魔法的な事ができるとは思えないんだがな・・・
「カイル!食料はどれくらいある?」
「逃げる時にかなり失ったが・・・あの山の実験工場に行くにはギリギリ大丈夫な量だ」
「よし、目的地までは歩いて3日かかる。野宿は必須になるだろう、覚悟してくれ」
「いくか」「まってました!」「気をゆるめるなよ」

まもなくして誰もいなくなった洞窟に人影が2つ・・・
シアレンスの娘そして・・・
「ラグナさんの匂い・・・」

[続く]

165 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:03:20 ID:LRq2Oibh0
{ミニ作品}

「今度はお風呂にどんな薬草をいれてみようかな〜?」
ゴンザレスの湯、私は今日もここで風呂掃除をする
10$でどうやってやりくりしてるのかって言う人もいるけど
お湯は勝手にクジラ島からひいてるからお金はかからないし
一日のお客さんが多いから収入は以外といいのよ♪

「お邪魔しま〜す」
「あ!ラグナ君」
私が密かに恋を抱いてる[彼]が来た
「今日も入りに来ちゃいました(笑)」
「うん♪いつもいつもありがとう〜♪」
そう、彼はほぼ毎日ここに来てる。しかも一番ノリで
私が営む温泉に毎日浸かってくれてるのは嬉しいし
なんせ彼の顔がいつも見られるっていうのが一番いい!
「ふふ」
「どうしたんですか?」
「いえ、なんでも無いわ。料金は10ゴールドよ」
「あ、はいどうぞ」
「まいどあり〜、ごゆっくりどうぞ〜♪」
そして彼が私の磨いた湯に入っていく
「ふふ♪」
しばらくして彼から声がとんできた
「メロディさ〜ん!」
「はいは〜い」
「体を洗う石鹸がどこにも見当たらないんですけど・・・」
「え!?」
嘘!?もしかして用意忘れ?
「待ってて!すぐに持ってくるわ」
二階に急いで駆け込んで石鹸を探す

[続く]

166 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:22:45 ID:LRq2Oibh0
「ん〜無いわね〜・・・」
どうやら在庫切れのようかも・・・
「ん?これ・・・」
偶然ピンク色の石鹸を見つけた
「男性用は白だけど・・・仕方ないわね」
それを持って急いで彼の元へかけこむ
「ごめんね〜!待たせちゃって」
「いえいえ〜」
「なげるわよー!」
そのピンク色の石鹸を床に滑らして投げ入れる
「ありがとうございまーす」
・・・ん?待って?今投げた石鹸に♪マークがついてた!?
「あ!」
♪マークの石鹸は私専用の石鹸で薬草を調合したオリジナル
「石鹸があるとやっぱ違うな〜」
そ・・・それを今彼が使ってる? 私が体に当てた石鹸を今度は彼が体に?
「ええ?え?そそそそ・・・そんな」
とたんに顔が熱くなる
「私のアレがラグナ君の当たってで石鹸がアレで・・・」
頭に湯気が上がる、湯にも入ってないのに
「この石鹸、なんかいつもと違ういい香りがしますね〜!」
「・・・ボン!」
頭が爆発した
「なんか肌触りもじゃっかん、なめらかな気がします」
「バババ・・・」
思考が混乱した
「バカぁーーーー!!!」
「え?」
走って自分がいつも座る接客席に顔をふせる
「ど!どうしたんですかメロディさーん!?」
「なんでもないわよ!!」
顔がまっかっかになってて火でもでるんじゃないのかと思う

[続く]

167 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 16:50:36 ID:LRq2Oibh0
でも、ある意味彼と体に触れ合った訳よね?
私と彼が間接接触・・・
しかも肌と肌で・・・
「え・・・へへへ」
私を彼があーなって、こーなって、あーなって・・・
「ぃゃ〜ん、うふふ」
「メ・・・メロディさん?」
「え!?」
いつのまにか彼が目の前に立っていた
「なんか・・・ニヤニヤしてますけど?いい事でもあったんですか?」
また顔が熱くなる
「・・・」
「メ・・・メロディさん?」
カッーーーー!!
「バカぁーーーー!」
「ええ!?」
たまたま近くにあった本で彼を殴る殴る!
「ばか!ばか!ばか!ばか!ばかぁ!」
「ちょ!痛いですって!やめてください!」
「帰って!帰って!」
「わ、わかりました!帰ります!帰りますから!」
彼が逃げるように出て行く・・・いや、逃げたのか・・・
「あっ・・・」
とたんに寂しさと罪悪感が心を襲う
「ひどい事・・・しちゃったな・・・」
入ってくれたお客さんを理由も無く追い出してしまった
ましてやそれが彼だなんて・・・
「・・・明日、謝ろう」

そして日が沈み
次の日の朝

「う〜ん!いい朝ねー」
今日は昨日の反省も含めて倍きれいに掃除しないと!
「よ〜し!やるぞー!」
いつもの掃除用具を手に持って床を湯船をすべるようにしかし激しく拭く!掃く!
男性湯に来たその時、ふとアノ石鹸が目に映った

[続く]

168 名前:密かな想い:2010/08/06(金) 17:44:13 ID:LRq2Oibh0
「この石鹸・・・」
♪マークつきのあの石鹸、昨日あのまま放置してしまったのだ
つまり最後にラグナが使ったあのままの状態

昨日の自分がしてしまった事を思い出す、私がラグナ君を追い出してしまった
「ラグナくん・・・」
急に胸の奥が熱くなった、彼への愛おしさがふくらむ
石鹸を手に持ちその匂いをかいだ
「ハァ・・・」
ハーブの香りの中に彼の香りが臭ったような気がした
手を胸に持ってくる・・・そのまま自分の胸をもんでいく
「う・・・あ・・・」
息が荒くなってくる、理性が溶け始める、思考が麻痺する
「あ!・・・あん!うぅ・・・」
胸を揉む手が激しくなる、メロディは服を脱ぎ石鹸を片手に持つ
石鹸をアソコに当てる
「きゃああん!!ぁぁぁ・・・」
快感が体を支配する、脳はその快楽をさらに求める
指を中に入れていく・・・
「くぅん!!」
石鹸が体を滑る、膨らんだ胸に泡がつく
乳首をつまみこねり、指を出し入れする
クチュクチュと淫らな水音と泡が風呂場に響く
「ラグナくぅん!くぅん!あん!」
喘ぎ声が館に響く、彼の姿に頭が埋まる
絶頂が近づき指の動きが激しくなる。
「あん!あん!きゃん!」
今の彼女に理性は無い、あるのはただ・・・
一人の男が欲しいという欲望だけだった

「あぁぁぁぁんんんん!!!」
性器から液体が飛んだ。
その周辺の泡が洗い流される

「ハァハァ・・・」
しばらく彼女は動けなかった、快楽のあとのなんとも言えない感覚にひたる

しばらくして理性を取り戻した彼女は男性湯で体を洗い流し自分の液体を流し石鹸を持って
服に着替える。
(なんか・・・つかれたよぅ)
男性湯の石鹸を調合でつくり取り入れた
そして接客席に座る
(・・・ハァ)
ため息がもれる
3時になり誰かが入ってきた
「おじゃましま〜す」

彼だった

[続く]

169 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

170 名前:名無しさん@カブ好き:2010/08/07(土) 02:13:06 ID:FS1ErGx10
>>168
俺、完全にあなたのファンです!
続き早く読みたい!

171 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 03:33:35 ID:ag3CdSff0
「ラグナ・・・」
「わぁ!?大丈夫ですかメロディさん!顔が死んでますよ?」
「ううん、平気。それよりも昨日はごめんなさい」
「え?昨日?」
「私・・・ラグナの事追い出しちゃって」
「ああ!気にしてませんよ全然」
そう言って彼は笑顔を見せる
その笑顔がとてもかわいい。
「クス・・・」
「あれ?いつものメロディさんの顔に戻りましたね」
「誰のおかげだと思う?」
「え?誰ですか?」
「それは、ひ・み・つ♪」
そう言って私も笑顔をみせる
「メロディさんの笑った顔、僕好きですよ」
「え?」
今彼は私にむかって・・・
「何かつらい事があったら言ってください、相談にのりますよ」
・・・やっぱり思わせぶりだった
「誰のせいでつらくなってると思ってるのよ・・・」
「え?なんか言いました?」
「う、ううん何でもない!それよりお風呂でしょ?今日は無料でいいから入って入って!」
「え!?いいですよ!ちゃんと払います」
「昨日のおわびよ!おわび!」
「いえ・・・たった10ゴールドですし・・・」
「たったとは失礼な言い方ね!もっと取ってもいいのよ?」
「あ、すいません!入ります入ります」
そう言うと彼はいそいで浴室へ・・・え?
「え?そっちは・・・」
「あ・・・」
ラグナは女湯に入ろうとしてしまったのだ
「す・・・すいません!!!」
そして慌てて男湯にはいる。
その時の彼のあわてた顔がとても・・・
「きゃ〜ん!かわいいぃー!」
昨日彼を叩きだした本に思わず抱きついてしまった
「かわいい!くぁいいぃよー!」
足をバタつかせる、顔を本に埋めてほおずりする
「メ・・・メロディさん?」
「ん?」
見るとローランドさんがいつもの黒い猫を肩にのせて前に立っていた
「あ・・・あの、お風呂にはいりたいんですが」
「す、すいません!料金は10ゴールドです!」
「はい、どうぞ」
そしてそのまま浴室へむかう。もちろん男湯に
さっきの事を思うと私は本当に彼の事が好きなんだなと思う
「はぁ〜、ラグナ君・・・」
あなたからも私の事を好きだといってほしい

[続く]

172 名前:密かな想い:2010/08/07(土) 04:02:46 ID:ag3CdSff0
しばらくして彼が戻ってきた
「ふぅ〜、今日もいい湯でした!」
「でしょでしょ〜!?この前いれた新しい薬草があるんですもの!」
「え?あの薬草まだ効果が続いてたんですか?」
「うん、もうすぐ切れるけどね」
私は苦笑いをする
「ところでラグナ君ってさ、好きな人とかいるの?」
ぶっ!
彼がふきだす
「ど!どうしたんですかいきなり!?」
「いいから!いいから!好きな人とかいるの?」
彼が苦笑いで言う
「考えた事もないですね・・・」
「そうか・・・」
実はあなたの事が〜っていうのを期待してたんだけどな〜
「でも、いますよ」
「え?」
「いますよ、僕が想いをよせる人]
そう言うと彼は真面目な顔でこっちを見つめてきた
「そそそ・・・そうなんだ・・・」
顔が熱くなる
「メロディさんはどうなんですか?」
「え・・・え?」
「メロディさんは好きな人とかいるんですか?」
いるも何も・・・
「いるよ・・・」
迷いは無い

[続く]

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