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■ 牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part4
1 名前:
名無しさん@カブ好き
:2011/08/12(金) 00:07:39 ID:FR754fqS0
牧場物語・ルーンファクトリーのエロSSを書く、もしくは、エロ画像を貼るスレ。
初代、2、HM、ミネなか、3、WL、しあ詩、コロステ、ルーンファクトリー1〜3、
キミ島、やすら樹、新作等、牧場物語かルーンファクトリーならば何でもOK
基本ルール
・なるべく sage進行。気分次第でage
・荒らしが来たら寝て過ごす
・スルーするのもオトナの態度
・作品を投下する時はトリップ推奨
・オリキャラが入る場合、シチュやカプリングが特殊な場合には
最初or名前欄に注意書きをしてホスィ
投稿された小説保管スレ【ルーンファクトリー関係】 Part1
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1260502709/
投稿された小説まとめwiki
http://www22.atwiki.jp/ebmr/
編集は自由ですので、職人さん・一般の方問わず利用できます。
その他リンクは
>>2
以降
前スレ ルーンファクトリー総合エロパロ Part3
http://www.usamimi.info/~miyatake/cgi-bin/test/read.cgi/bmr/1292468928/
関連リンク
公式ホームページ
http://www.bokumono.com/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
http://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/
ルーンの絵師、岩崎美奈子氏のHP
http://homepage2.nifty.com/g-e/
568 名前:
美琴さんのお悩み相談(1)
:2012/02/12(日) 00:05:46 ID:Rhhi1X+X0
**聖カルデール教会**
「グレー殿、今日の見回り 大きな問題はなかった」
美琴の仕事の終わりは、この報告である。
とはいっても外に出ているときはいつも警戒しているので
かたちだけの仕事終了である
「あら、いつもありがと♪」
報告相手の神父はにこやかに返事をしたが、
そののち表情を少し曇らせた
「大きな、ってことは、小さなことは何かあったの?」
「洞窟付近の木が伸びて通行時に何かと障害になるかと」
グレーは「あらあら」と言い、続けた
「確かに枝にひっかかってケガでもしたら危ないわね…」
「あそこは子供も近づきますし」
「そうね、誰かに手入れを頼みましょうか」
ふとグレーが目線を移し美琴の右手を見た
「そのケガも そこでしたの?」
「あっ これは…その……」
恥ずかしそうにしながら布を巻いた人差し指を見た
「昨日の夜、夜釣りをしたとき誤って針で……」
「あらっ!美琴ちゃんでもそんなことがあるのね」
569 名前:
美琴さんのお悩み相談(2)
:2012/02/12(日) 00:06:13 ID:Rhhi1X+X0
「ちゃんと手当てできてるみたいで安心したわ」
「この程度の傷ならそれがしの処置で十分なので」
「本当に良かったわ♪」
そう言うとチラリと他のほうを見た。
美琴もつられてそちらに目をむけた
あったのは扉、診療所への扉だった
しかし、特に変わったところはないが………
「診療所がいかがなされたか?」
「今ちょっと使えないのよ〜」
はて?と思う
何かあったとは聞いてない
先程 外から見たところ、何ともなかった
重患がいるならグレーがここにいないだろうし…
『使えない』とはどういうことだろう
疑問に思っていたのが顔に出ていたのだろう、
グレーが笑い、というか苦笑いをもらし告げた
「まぁ 若さ故 ってとこかしら」
「若さ……ですか?」
「そんなところよ。…さて、今日もお仕事お疲れ様♪」
この話はここまでと言わんばかりに区切られた
少々気になるがこれ以上聞くのはやめた
570 名前:
美琴さんのお悩み相談(3)
:2012/02/12(日) 00:06:45 ID:Rhhi1X+X0
**宿屋路地**
美琴が家路につく頃、太陽はその一部を海へと沈めていた
今日は少々早い
普段なら帰りはもう日は沈みきり星が輝いている
星空も良いが こんな夕焼けも風流だ
そう思いながら美琴は夕陽を眺めながら歩いていた
ふと美琴は異変に気がつく
自身の後ろ、それもかなり近くに何者かに接近されている
夕焼けに意識が向いていたからだろうか
彼女にしては遅い反応であった
『曲者か!?』
その考えが浮かんだ瞬間 行動に移した
美琴は腰の居合い刀に手をかけながら振り向き構えた
「うぉ!?オレだよ 美琴さん」
「アゼル殿か…」
見知った顔であったので安心し、居合い刀から手をはなした
美琴が寝泊まりし続けている宿屋の隣がアゼルの家だ
偶々帰りの時間が重なり声をかけるために近づいてきたのだろう
彼の家の道、不審に思う必要はない
「すまない、驚かせてしまったようで」
「いいよ 驚いたけど慣れたし」
「う……」
確かに初めて会った時から何度か抜き放つ構えをしたことがある
彼に迷惑を少なからずかけているであろうことを美琴は恥じた
「以後気をつけよう…」
571 名前:
美琴さんのお悩み相談(4)
:2012/02/12(日) 00:07:24 ID:Rhhi1X+X0
「いいって、美琴さんがいつもそうやって
気をつけてくれるからみんな安心できるんだよ」
「いや、それがしなどまだ未熟者」
「そんなことないさ」
アゼルは何か思い出したように
「あっ、そうだ」
と言い一通の手紙を取り出した
「これ 美琴さんに…」
「なっ!?」
それには幾箇所にハートの形があしらわれていた
「ア、アゼル殿!?こっこれは!?」
気が動転してか、女声になってしまっていた
「アネットから預かったんだ。美琴さんに会えなかったみたいで」
「…し 島の外からの郵便物か…成る程……」
美琴はため息をついた
アゼルからではなかったからではない
この手紙の内容がどういうものか完全に予測できたからだ
先程からアゼルが見てきているのを美琴は気づいた
「いかがなされた?」
「いやさ、女の子っぽいのを送ってくる友達もいるんだな〜って」
「友人であるなら良いのだが……」
「…アゼル殿さえ よければ、相談にのって貰えないだろうか」
「ん?よくわからないけどさ」
アゼルが宿屋を指差し言葉をつづけた
「立ち話もなんだし、酒場にいかないか?」
572 名前:
美琴さんのお悩み相談(5)
:2012/02/12(日) 00:07:59 ID:Rhhi1X+X0
**シスターズ**
二人は一番隅のテーブルにつき、適当に注文をした
「それで相談って?」
美琴はひとつ頷き手紙の封を開いた
そして一通り自らで見てアゼルに渡した
「これを見て頂けばわかるかと…」
そう言われたのでアゼルは文面に目をはしらせた
女性らしき字で
『 ミコトさんへ
新たな新芽が芽吹きはじめる今日、
若葉より清らかな貴方に
今も私はココロひかれております。
貴方のことを想う度……』
アゼルは気づいた
「み、美琴さん…これって」
「ああ、俗に言う『恋文』かと…」
恋文、つまるところ
「ラブレター!?」
そういえば とアゼルには思いあたる事があった。
前、美琴がお付き合いを申し込まれたことがあったとか…
「つまり、お付き合いを断った人から未だにアタックがある?」
「左様」
「それって『女です』の一言で終わりなんじゃないのか?」
アゼルが噂を耳にしたのはかなり前、
まだ美琴さんが女であることを隠していた時期だ
送り主は女性、以前なら言えずに断りきれなかったかもしれないが
今ならば女であった言い、断れるはずだ
「無論 アゼル殿が言うようにすれば良いのだろうが…」
少しうつむき、申し訳なさそうに言った
「女であることを隠すのはやめたが武人である以上
自ら女であることを言いふらすのはいかがかと…」
「言いふらす、ってわけじゃないんだけどな」
573 名前:
美琴さんのお悩み相談(6)
:2012/02/12(日) 00:08:25 ID:Rhhi1X+X0
どうしたものか とアゼルは考えこんだ
「つまり、ミコトさんの武人たるプライドが口を重くするわけ?」
「ん、そんなところかもな」
「それならさ、言葉じゃなくて行動でやってみたら?」
「してみるしかないかな…って」
アゼルは声の主を見た
「なんでセーラがいるんだ」
「にゃはは♪だって面…重大そうな話ししてるをだもん」
「面白そう、って言ったか?」
「気のせいだって♪それよりミコトさん」
クルッと美琴のほうに向き直りセーラは言う
「ミコトさんのためにも、相手のためにも
早く解決させたほうがいいと思うな」
「セーラ殿もそう思われるか」
「ミコトさんも解決したいなら明日うちに来てよ
協力するからさ。ねっオデット♪」
注文の料理を運んで来ていたオデットは状況が読めずにいた
「えっ?なに?」
「いいから いいから♪ヨロシク!」
「だからなんなのー!?」
574 名前:
美琴さんのお悩み相談(7)
:2012/02/12(日) 00:09:05 ID:Rhhi1X+X0
**翌日**
「さてと、あとは何をしようか」
作物の世話を終わらせたアゼルはこれからどうするか迷っていた
「とりあえず酒場の掲示板でも見てみるか」
**シスターズ**
「い、いらっしゃい ませ〜…」
「へっ?」
「なっアゼル…殿!?」
アゼルの目に入ったのは美琴
しかも普段とは違う 黒と白のコントラストの服装だった
「美琴さん、これは一体…?」
「い いや、その…だな……」
その言葉をさえぎるように声が飛んできた
「ちょっとミコトさーん!『ご主人さま』言うの忘れてるよー」
「セーラ殿!それは必要ないだろうと先程から…」
「ミコトさん、これカウンターの人に持っていってー!」
「くっ、しばしまたれよ」
調理場からの声にこたえ、美琴はその場から離れた
アゼルが呆然としていると、みかねたようにセーラが手招きした
「あたしの考えもなかなかでしょ」
「色々ツッコミたいが、アレどうやって着せたんだ?」
以前にセーラを含む数人で
美琴に女物の服を着せようとしたことがあった
その時は美琴が断固拒否したのでリボンだけになったのだが…
「いやさ〜…」
575 名前:
美琴さんのお悩み相談(8)
:2012/02/12(日) 00:09:39 ID:Rhhi1X+X0
**数時間前**
「こすぷれ?」
聞き慣れない言葉に、美琴はつい聞き返していた
対するセーラは実に楽しそうに足をぶらつかせている
「あたしもひとづたいで聞いたんだけどさ…」
ホントかどうか知らないけど、と言いつづけた
「なんでも、本来その格好をしないひとが姿や行動を真似るとか…」
「その格好 とは…?」
「一般的なのは仕事の制服なんからしいよ。…そ・こ・で!!」
いちだんと良い笑顔で告げた
「ミコトさんには、ウェイトレスになってもらいまーす」
「………。」
「あれ?反応薄いね?」
「いやだな…」
アゴに手をそえて呟くように美琴は言った
「それがしはウェイトレスの制服を見たことがないのだが…」
ニヤリ
「それはそれは。ささっ、ちょっとだけ着てみようよ♪」
「待て、まだ着るとは…っ!どこを触って!?」
「着替えの手伝いだよ♪それとやっぱり肌着は変えた方がいいかな」
「着替えならそれがしのみで、きゃぁーーー!!」
576 名前:
美琴さんのお悩み相談(9)
:2012/02/12(日) 00:10:11 ID:Rhhi1X+X0
**数分後**
「こ…これは……」
「うん!なかなかの出来栄えだね」
鏡にうつる美琴の姿
もとの布地は黒、その上に重ねた布や装飾、胸元は白
ヴィヴィアージュ家のメイド、メルプリンの服によく似ている
しかし、彼女のと違い袖が無くスカート丈は短く、
太股あたりまであるソックス?を履いていた
「着替えなおそう…」
「なんで?今のミコトさん完璧に女の子だよ」
「そうかもしれないが似合わんであろう」
「そんなことないって♪みんな可愛いって言うよ」
だが美琴はゆずらなかった
「しかし、それがしには このような恥ずかしい格好はできぬ!」
「…今 なんて?」
いきなり声のトーンの変わったセーラに驚きつつも言葉を返した
「いや、それがしは─」
「恥ずかしい格好?一生懸命仕事してる人の着る服が?」
「その─」
「ははっ、いいんだよ考え方はひとそれぞれなんだから…」
「いや、恥ずかしいのは精進が足りないそれがし自身のことで」
「そお?ならやれるよね♪」
「む…無論……」
577 名前:
美琴さんのお悩み相談(10)
:2012/02/12(日) 00:10:46 ID:Rhhi1X+X0
**現在**
「と いうわけ」
「ヒドイなおまえ…」
「にゃはは♪演技だってば♪」
「だからだ………」
セーラに呆れてアゼルはため息をついた
目線の先にはせわしく動きまわる美琴がいた
「嫌がってた、ってわりにはキビキビ働いてるよな」
「ほら、真面目で律儀じゃない、お店に迷惑かけたくないんだよ」
そうだろうな、とアゼルは思った
彼女は必要以上に責任感が強いのだ
この件もどこかで何かしらの責任を感じているのではないだろうか
(オレも何か協力したいな…)
「ん〜?やっぱりナンカぎこちないな〜?」
アゼルが考えている横ではあいかわらずのセーラ
「ミコトさんのあの女声ならキュンとくるはずなんだけどな」
「なんだよ、そのキュンとくるって」
「えっ?ならない?」
セーラは心底不思議そうにしている
ふたたびため息をついたところでアゼルは思い言う
「武人のプライドってなんだろうな」
578 名前:
美琴さんのお悩み相談(11)
:2012/02/12(日) 00:11:25 ID:Rhhi1X+X0
**夜・アゼル宅**
コンコンッ
アゼルが作業をしていると、玄関からノック音が聞こえた
「どうぞー」
「失礼」
入ってきたのは美琴、だが昼間酒場で見た服のままだった
「あれ?美琴さん その服気に入った?」
「ち、違う!!」
「だって…風呂入ってきたんだよな?」
今日ここに美琴を呼んだのはアゼルだ
それには理由があるのだが…
『仕事が終わったら来てほしい』
と言うと美琴が
『一度浴場によりたい』
と言い現在にいたる
「ソニア殿と交代してから浴場に行きはしたが…」
「なにかあったのか?」
アゼルの問いに美琴は苦笑いをこぼした
「そのとき、というより今朝に」
今朝というとセーラが美琴に例の服を着せたあたりだろうか
「この服に着替えた後にセーラ殿に
それがしの服を全て濡らされてな…」
アゼルは絶句した
セーラは時折とんでもないことをしでかすがそこまでとは
「そこは怒っていいんだろ」
「あはは……まぁ今更どうこう言っても後の祭りであろう」
「美琴さんがいいならいいけど…オレも可愛い美琴さん見れるし」
579 名前:
美琴さんのお悩み相談(12)
:2012/02/12(日) 00:11:59 ID:Rhhi1X+X0
「セーラ殿といい、アゼル殿までそんなことを…」
恥ずかしそうに顔をそらす美琴
しかし、ふと思い出したように顔を上げてアゼルを見た
「そういえば、それがしを呼んだのは何用で?」
アゼルは忘れていた当初の目的を思い出した
「美琴さん、まだ夕食食べてない?」
頷く美琴
「あと少しでできるから、よかったら食べていかない?」
「よいのか?」
「おう!美琴さんが頑張ってたからオレにねぎらわせてくれ」
「ならば ちょうだいいたそうか」
アゼルは調理台に行き、美琴はテーブルの席についた
「この姿で酒場には行きづらいので助かる」
美琴はそう呟いた
しばらくするとあたりにいいにおいが漂ってきた
「よし!できた!!」
そう言ってテーブルに料理を置いた
「天丼か!」
「美琴さん、好きだろ」
「ああ、それがしは天丼に目がなくてな」
自分がウェイトレス姿なのも忘れ嬉しそうにしている
「それでは、アゼル殿が腕をふるった天丼、いただこう♪」
580 名前:
美琴さんのお悩み相談(13)
:2012/02/12(日) 00:12:35 ID:Rhhi1X+X0
****
「ごちそうさま」
美琴は手を合わせ頭を下げる
アゼルは美琴より先に食べ終えていた
「アゼル殿も料理の腕を上げられたな。天丼、美味であった」
「そう言ってもらえて嬉しいよ」
空になったどんぶりを片付けながらこたえた
****
「今日の件で、手紙の送り主に伝わればいいのだが…」
「遠回しだったから どうかな」
アゼルは美琴を見送るために玄関外まで出ていた。
見送るといっても、行き先はすぐ隣の宿屋なのだが
「もしこれでダメだったらどうする?」
「考えたくはないが……」
「いっそのこと、オレとつきあわないか」
考えこみだした美琴にアゼルは言い、顔を近づけた
「ッアゼル殿!?そういうことは正面から正々堂々来ていただきたいっ!」
そう言って逃げるように宿屋へ駆け込んでいった
が、入口付近の低い石段でつまずきまえのめりに倒れた
「大丈夫か!?」
アゼルが駆け寄るより先に立ち上がり今度こそ宿屋に入った
581 名前:
美琴さんのお悩み相談(14)
:2012/02/12(日) 00:13:06 ID:Rhhi1X+X0
**後日**
こおりの島で鉱石を採掘したアゼルは
手にいれた鉱石を自宅にしまいにきていた
「そういえば今日は雑貨屋がバーゲンだったな」
何か良いものがないか見に行こうと外に出たとき、
「失礼する!!」
いきなりアゼル宅に美琴が駆け込み扉を閉めた
唖然とするアゼルの耳に聞きなれない声が聞こえた
「う〜、見失ってしまいました…」
路地の方を見ると一人の女の子がいた。
あちらもアゼルに気がついたようで近づいてきた
「あの…!お侍さんを見ませんでした?」
「ええっと…早足で港の方に行ったぞ」
なんとなく空気を読んだアゼルは嘘を教えた
「港ですね…!では失礼いたします」
そう言うとその娘は駆け出した
「おまちになって!御姉様〜!!」
そんな声を響かせながら
582 名前:
美琴さんのお悩み相談(15)
:2012/02/12(日) 00:14:28 ID:Rhhi1X+X0
「行かれたか?」
「たぶんな…」
扉ごしのアゼルのこたえに美琴はおそるおそる出てきた
辺りを見渡しいないのを確認してから一息ついた
「すまぬ、いきなり飛び込んできて」
「かまわないけど、今のって」
おおよそ見当はついたが一応聞いてみた
「例の手紙の送り主だ。
女であることは知って貰えたのだが、あのように慕ってきて」
正直恥ずかしい、そうつけくわえた
「じゃあ『一難去ってまた一難』てことか」
「オマケであったがな」
美琴は苦笑いをした
「数名の殿方からも申し込まれた」
「それって…!!」
アゼルはああも言ったのだから
自分がどうにかするべきか、と思った…が
「全員返り討ちにした」
「へっ?」
「手合わせで勝てたら考えると言い、全員に勝ってきたのだ」
美琴は強い
アゼルは剣のうでにはおぼえがあるのだが、
数度手合わせをしたが一度しか勝てていない
しかも、そのときも美琴はまだ余力を残しているように見えた
583 名前:
美琴さんのお悩み相談(終)
:2012/02/12(日) 00:15:19 ID:Rhhi1X+X0
つまり、よほどの達人でも現れない限り
美琴にお付き合いを申し込めないのだ
美琴はチラリとアゼルを見て
「アゼル殿も参加してみるか?」
と、口元にわずかに微笑みを感じさせながら言った
先日の『正面から 正々堂々』とは
こういうことなのかもしれない
「さっきの娘の勢いに勝てるようになったら考えるよ」
アゼルは苦笑いをしながらこたえた
「その修行に美琴さんと警備の巡回に行くかな♪」
そう言って歩きだした
「それがしも己を磨かなければ、
ソニア殿やアイリス殿、他の方々に負けぬよう…」
その言葉は誰の耳にも届かなかったが、
美琴の中で目標となった
584 名前:
セレ
:2012/02/12(日) 00:25:51 ID:Rhhi1X+X0
以上です
今回の話は『美琴さんの話がない』という言葉を聞いたのと、
とあるサイトさんで『アゼル専属メイドさん×2』(美琴)たるものを見て
「こんな服装にする話を書けたらなー」と思ったことで書き始めました
結局、本番までたどり着けませんでしたが、
次の次ぐらいの投稿で この後の本番を出したいと思っています
その時には二人の口調をしっかり確定したいです。
次は2または3でいきます。ちゃんとエロだと思います
では、失礼しました
585 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/12(日) 00:49:20 ID:WPbakrWn0
乙
586 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/12(日) 12:44:45 ID:OBVE5MLM0
これで元の流れに戻るかな、乙
587 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/12(日) 12:50:15 ID:omkkCzjM0
乙!
やっとまともな小説が来たよ
588 名前:
リュト
:2012/02/12(日) 18:30:24 ID:i1lOPD5P0
さて、どうかな?
ま、盛り上がればそれで
いいと思う。
589 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/12(日) 21:27:19 ID:5aWHJdJ90
乙
これはもしかすると‥
590 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/13(月) 07:54:40 ID:8uk3LrOc0
>>588
>>516
を自分で確認して帰ってくれ
591 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/13(月) 18:40:44 ID:oECR5ck90
>>588
帰って、どうぞ(迫真)
592 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/13(月) 23:47:41 ID:uXKGiFFt0
>>588
子供は帰ってくれ
593 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/14(火) 14:29:10 ID:WyMEVYzW0
ここからいなくなれ!(はくしん)
594 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/14(火) 19:24:29 ID:i/o2cjPV0
ちょっと待って皆
>>588
は前にもう来ないとか言ってたのに
わざわざ名前まで付けて書き込みしてる
それって俺たちの反応を見てニヤニヤすることが目的じゃないか?
もしそうだとしたらスルーが一番だと思うんだが
595 名前:
かなや
:2012/02/14(火) 20:43:25 ID:IBLgOxUG0
なにやら、もめ事ですか?
596 名前:
かなや
:2012/02/14(火) 20:45:36 ID:IBLgOxUG0
なるほど!
これは、たいへんですね。(笑)
597 名前:
かなや
:2012/02/14(火) 20:52:06 ID:IBLgOxUG0
前までいたらしい人が消えてきてるね。
さてさて、困ったものですね。
さて、ここから本題、ええ、一週間ほど
顔を出せないかもしれません。
その時は、よろしく。
ま、私は何もしてないのですが。
598 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/14(火) 23:07:33 ID:D3yYujEk0
ここも寿命か・・・
599 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/14(火) 23:52:19 ID:2TjFAuhE0
思ったんだが…
この板消すことが出来るなら
消して一からやり直さないか?
600 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/15(水) 00:57:00 ID:DtMxE0iK0
>>599
消してやり直しても結局同じじゃないかね?
新しい板作ったら住人達と一緒にガキも移住するだろうしな
明らかにガキっぽいのは完全にスルーしたほうがいいと思う
帰れとか言って帰るわけがない
601 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/15(水) 16:34:43 ID:5w+EiR9q0
やっぱそうなるか…
スマン、忘れてくれ
602 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
603 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
604 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
605 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
606 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
607 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
608 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
609 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/15(水) 18:21:26 ID:3rLZlMfc0
RF4の先着購入特典が決定したようです
『こっそり聴きたい添い寝CD《特製ヘッドフォン付き》』だそうです
あくまで予定ですし、ヘッドフォンの実物も公開されているわけでは
ないですが、期待でいっぱいです。
今後の情報に注目ですね。
610 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/16(木) 06:00:03 ID:cPS4qICP0
>>609
エロパロ板じゃなくて本スレでやれ
あといい加減宣伝がうざいな、なんとかならんかな
611 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/19(日) 23:33:51 ID:hzbczvqS0
宣伝が沸くのは過疎ってるせい?
612 名前:
かなや
:2012/02/20(月) 22:54:48 ID:GOrIMkgE0
久しぶり。
やっと帰ってきた。
ちょっと修理に出しててこ
れなかったのよ。
本当困るよねぇ。
さて、帰ってきたので(だれも待っていなかったと思うが)
近いうちになにかつくります。お楽しみに!!
もちろんSS
613 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/21(火) 02:45:14 ID:E2isq1IS0
612>>
誰もまってねぇし楽しみにもしてねぇよ
あ、スルーした方がいいんだっけ?
614 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/21(火) 07:45:08 ID:LWithbeX0
そう邪険にするなって
誰も投下しなくなるぞ
615 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/21(火) 19:45:28 ID:E2isq1IS0
614>>了解
616 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/23(木) 19:55:16 ID:FKj6SqQ30
ルンファクに幸あれ!!
617 名前:
かなや
:2012/02/23(木) 23:55:11 ID:a4KjjOiU0
だ、だめだ。クライマクスが
ひらめかない。
あともう少し時間をくれ。
618 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/24(金) 13:24:37 ID:tZdtOLRB0
しばらく居ない間に空気変わったなぁ
スパム削除しとこう
619 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/24(金) 21:29:40 ID:HWB7S2eK0
スパム削除、ありがたいです
また湧かなきゃいいけど
620 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
621 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
622 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/02/29(水) 16:46:20 ID:gmqwKBhO0
三日も経ってしまった
623 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/03(土) 19:23:44 ID:OyDi15Pt0
ほしゅ
624 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
625 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
626 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
627 名前:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
628 名前:
ななし
:2012/03/08(木) 16:24:10 ID:osMNSvI50
誰か、新しいルンファのエロを…早く!
俺にはそんな力がないんでな……頼む!!
629 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/08(木) 19:54:51 ID:hGL3dA940
カブもなしにお願いとな?
630 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/10(土) 22:03:16 ID:xc5dW3Z80
(6KB)
[削除]
どうぞ受け取ってください
631 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/10(土) 22:26:49 ID:JKxsBRY70
>>630
ヨシヨーシ
コワクナイ コワクナイ
632 名前:
ななし
:2012/03/11(日) 21:29:32 ID:dnEzmboy0
ありがとう!ちょうど今カブが1つもなく、
つくっていたところだったんだよ!
633 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/12(月) 07:21:47 ID:jubbLIiHO
カブのエロでもいい…
634 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/12(月) 13:01:17 ID:aIn+/ZwM0
俺はカブに「ミスト」と名前を彫った
そのまま小さめの穴を開け、股間の農奴棒を入れる
Now (のうぎょう).......
ふぅ。
635 名前:
名無しさん@カブ好き
:2012/03/12(月) 14:42:51 ID:KO8Yb+Si0
>>634
虚しいわww
636 名前:
ななし
:2012/03/12(月) 16:22:02 ID:Tv81Yv9i0
(58KB)
[削除]
どうぞ、収穫できたのでそちらに送ります
だからはやく!頼みます!!
637 名前:
空気は吸うもの
:2012/03/13(火) 11:13:32 ID:uxjKrGR30
前回からの期間や、内容的に色々と長くなりました
テンプレ使用
[原作]ルーンファクトリー3
[作品名]あの依頼の先に
[カップリング]ガジ×エリザ
[オリキャラの有無]無し(子供がしゃべるくらい)
[備考]
ゲーム内で結婚後に発生したあの依頼
その先を想像して書きました。
マイスくんが結婚済みなのはそのためです。
相変わらずですが、低クオリティー覚悟でお願いします
では、参ります
638 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:14:20 ID:uxjKrGR30
**大樹の家**
それはマイスとトゥーナの間に娘のララが産まれて
一年が経とうとする春先のことだった。
夕食のとき、普段通りの会話の最中に
ふいにトゥーナが言った
「マイス、明日 時間ある…?」
「あるよ。どうかした?デート?」
『デート』という単語に一瞬頷きかけたが
顔を赤くし首を横にふりなおした
つまりデートの誘いではなかったようだ
そしてトゥーナ以上に『デート』に反応したのが一人
「どこにおでかけ?わたし おはなばたけが いい!!」
娘のララがテーブルに身をのりだし二人の話に割り込む
前に何度かデートに連れていったことがあるので、
の中には デート=おでかけ になっているのだろう
なのでデートという言葉の意味は知らない
「それじゃあ おでかけの時間も作ろうか」
「わ〜い♪」
トゥーナに許可を取ろうと向きなおると
嬉しくてはしゃぐララを見て微笑んでいた
その様子を了承とみてマイスは話しを戻すことにした
639 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:14:46 ID:uxjKrGR30
「それで、トゥーナの用事はなんだったの?」
「…あっ」
トゥーナは忘れてたと言わんばかりに声をもらした
「最近、ガジが元気なくて……」
「ガジさんが?」
コクリと頷き言葉をつづけた
「あたしから聞いてみたけど『なんでもないサ』って」
「でも気になるんだね」
再びトゥーナは頷いた
ガジは行き場の無かったトゥーナに住む所と仕事を与え
トゥーナが結婚するまで面倒をみてくれた鍛冶屋だ
みなしごのトゥーナにとっては家族同然の存在、
それは心配になりもする
「でも、今日会ったときは普段通りだったけど」
「それは あたしが話した後だったから」
ケチャップで汚れたララの口元を拭いながらマイスは考えた
が、特にガジが元気がない原因は思い浮かばなかった
「とりあえず 明日の朝一に行ってみるよ」
「うん、お願い」
640 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:15:26 ID:uxjKrGR30
**翌日**
マイスは鍛冶屋へむかい歩いていた
お弁当は持ってきていない
昼にプリベラの森の花畑でトゥーナとララに会う約束をしており
そのとき、みんなで食べる予定なのだ
「それにしても…」
原因は何か
一晩たって思いついたのが
1,『武器か何かの装飾に迷っている』
2,『注文が少ない』
3,『トゥーナがいなくなって寂しくなった』
とはいっても3つとも現実的でない
1はこれまでにそんなことはなかったし、トゥーナに言えるはず
2は今に始まった話でないし、ガジは全然気にしていなかった
3は一年たった今、限りなく可能性は低い
「やっぱり直接 聞いてみないとわかんないな」
マイスは鍛冶屋の扉を開けた
641 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:15:55 ID:uxjKrGR30
**鍛冶屋『ガジ屋』**
「おはようございまーす」
マイスの挨拶が店内に響きわたった
しかし、その声に返事は無かった
とはいっても、これはよくあることなのだ。
特にガジだけで店番のときは
問題はマイスの声以外に音が無いことだ
なぜなら ガジが反応を返さない時は鍛冶に集中しているからで、
ハンマーの音が響かないのはおかしいのである
店の右奥に視線を移すと鍛冶用の炉の炎が煌々と辺りを照らし、
壁にひとつの人影をうつしだしていた
「ガジさん!」
マイスは歩みよりながら声をかけてみた
が、天井を見上げるガジに反応はなかった
「おはようございます!!」
「うぉ!?」
すぐそばで大声を投げかけると、さすがに反応した
焦ったように少々手足をばたつかせながら、マイスに向き直った
「やア おはよう、今日は一段と威勢がいいナ」
642 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:16:18 ID:uxjKrGR30
「どうしたんですかガジさん、なんか変ですよ」
マイスの言葉にガジは首をかしげて言った
「そうカ?」
「そうですよ!トゥーナも元気がない、って心配してましたよ!」
昨日のトゥーナの様子を伝えると、ガジは苦笑いをもらした
「そんなにカ…それは悪いことしたナ……」
「でもナァ…」とくちごもる
「やっぱり トゥーナにハ言えないかナ」
「どうしてですか!?」
「まぁ 落ち着けっテ」
マイスを制しながらガジは作業場のすみの
机の上に用意していた水を一杯飲んだ
「そのかわり、マイスに相談してみようかナ」
「いいですけど…」
自分にできて、トゥーナにできない相談ってなんだろう?
マイスはそう思った
643 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:16:50 ID:uxjKrGR30
『オレは慣れてるけどマイスは熱いだろうからナ』と、
場所を炉の前から店のカウンターに移した
「ん〜、まず どこから話したらいいカ……」
いつもと違ってやけに口の動きが鈍いガジ
「その…だナ……エリザさんのことなんだガ」
マイスはここでわかった
なぜガジが元気がなかったのかを
今現在、エリザはガジが贈った婚約指輪をつけている
まあ、色々な経緯をたどった末に、なのだが…
「エリザさんとうまくいってないんですか?」
「イヤ、特にそういうわけでもないヨ。
週に2回、多ければ3回 一緒にでかけてるしナ」
「じゃあ…?」
ガジは頭を一・二度かき、ゆっくりと言った
「あれから 何も進展がなくてナ……それで、ちょっと…」
「不安になったんですか」
その言葉にガジは頷いた
『あれから』とは婚約指輪を渡したときだろう
644 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:17:12 ID:uxjKrGR30
始まりはガジの相談からだった
はたから見るとまる分かりな
ガジのエリザへの恋心を打ち明けられ
「どうしたらエリザさんにお近づきになれるか」
とマイスはきかれた
普通に「話しかける」と言うと、
「後ろから忍んで…」などと勝手に妙な解釈をされた
次に「プレゼントを」と言うと、
「したことはあるけど、交換だと思われて服が増えた」とのこと
なので思いきって「婚約指輪を渡すのは」と提案した
それくらいじゃないと好意に気づかれないだろう、と
考えたすえ、ガジは婚約指輪を作り 渡すことにした
指輪を作るまでは良かった
細部まで魂の込められた素敵な婚約指輪ができたのだから
問題は、エリザにその指輪を渡したときだった
極度の緊張からガジはエリザにろくに何も伝えず、
渡すだけ渡して、その場から去ってしまったのだ
これでは指輪に込められた意味などわからないだろうと
マイスはあきらめたのだが…
「これは………婚約指輪ですね♪」
645 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:17:38 ID:uxjKrGR30
その言葉はエリザの口から放たれた
奇跡的に伝わったのだ!!
とマイスが喜んだのもつかの間
「でも、これでどうやって服を作ってあげたらいいのかしら…」
婚約指輪であってもエリザには
プレゼント交換としか受け取られなかった
しかし、話はそこで終わりはしなかった
後日、ガジのもとに訪れたエリザ
彼女の手には服は無かった
婚約指輪から服の製作の中でエリザが導きだした答え
それは
「この指輪をつけた私が仲良く一緒に歩くことで
服、コーディネートの一部として上手く当てはまるのでは」
という トンデモなものだった
エリザがあっているようで間違っている結論をだしたおかげで
二人はおつきあい?をすることとなったのだ
646 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:18:00 ID:uxjKrGR30
あれから一年はたった
婚約指輪を渡しているのに進展がないのは逆に凄いだろう
「それで、ガジさんはどうしたいんですか?」
「いや、 まあ…それハ……」
うつむき気味になりながら恥ずかしそうに視線をそらした
「…マイスとトゥーナの二人みたいナ関係に
エリザさんとなりたい……!!」
素直なのか遠回しなのかわからない例えであったが、
その言葉からはガジの強い意志を感じられた
「わかりました!」
マイスはガジの手助けをすることを決めた
「僕は何をしたらいいんですか?」
「オレは雰囲気とかよく分かんなくて……
あと、はじめに何かきっかけがほしいんダ」
「雰囲気作りと きっかけですね。何日か時間をください」
かるく頭をさげてから鍛冶屋をあとにすべく扉へ歩きだす
少し振り向いてマイスは言った
「僕とトゥーナの後押しをしてくれたんですから、
今度は僕がガジさんの後押しをする番です!」
そしてマイスは鍛冶屋を出た
647 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:18:26 ID:uxjKrGR30
**プリベラの森**
「ごめん、待った?」
待ち合わせしていたトゥーナとララに声をかけた
「大丈夫、今ところだから」
「わーい♪パパよりはやかったー」
二人は気にしていない様子であった
ただ………
「私はもう少し<遅く>来るべきだと思うわ」
「そうねー…(私も今日は休みなのに頑張ったんだしさ)」
「いや、なんで二人もいるの?」
二人、ソフィアとカリンは今日のことに呼んでいなかったはず
「今日は別に用は<あった>んだけど」
「トゥーナの様子を見に来ただけ…
(ララちゃんに、お弁当つくって行こうって誘われたから)」
「そうなんだ……」
「マイス 今、ちょっと<嬉し>そうな顔した?」
「してたね(私達で作ったお弁当いらないの…?)」
じっとり睨まれ、マイスはひっしにつくろう
「二人がいてトゥーナとララも嬉しそうだよ。
それに今回の件はソフィアがいてくれた方が良さそうだしね」
二人はマイスの言葉の後半に反応した
「今回の件?」
「なにそれ…(ていうか私はどうでもいいの?)」
648 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:18:44 ID:uxjKrGR30
ひとまず、花を潰さない所にマイスたちは腰をおろした
「はい お弁当」
トゥーナが持っていたバスケットを開いた
中には様々な種類のサンドイッチ
そのなかのゆで卵をベースにしたものを指さしララが言った
「パパ!このたまごのから むいたの わたしなの!!」
「そうね、ララちゃんは<ちょっと>お手伝いしたものね」
「へぇ…!ララはお利口さんだね」
「えへへ〜♪」
マイスが頭を撫でてやると嬉しそうに笑った
「それじゃあ、食べようか」
みんなは頷いたりと、反応を返した
「「「「「いただきまーす!」」」」」
649 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:19:05 ID:uxjKrGR30
****
「そういえば、『今回の件』って結局何だったの?
すごく<どうでもいい>んだけど」
ソフィアは疑問をもらした
サンドイッチを食べ終えた後マイスは
ララと遊んでいたので、すっかりその話を忘れていた
「そうだった」
ララを肩車したままトゥーナのほうを向いた
「トゥーナ、今朝の話のことなんだけど」
他の二人はわかっていなかったが
トゥーナには『今朝の話』で何のことか伝わったようだ
「ガジ どうだった…?」
「うん、それがさ………」
マイスは[ガジ屋]でのガジとの会話をおおまかに説明した
「ガジは押しが足りない」
「へー そんなことが…
(指輪渡したのは知ってたけど)」
トゥーナとカリンは各々言うことを言う
「私に関係あるって、姉様のことだったの」
ソフィアは納得したと頷く
ララはガジのこととしか理解していないようで
「ガジちゃんハンマ〜!カッキーン!!」
などと言って遊んでいる
650 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:20:50 ID:uxjKrGR30
「僕としては、ガジさんの後押しをしたいんだ」
少し間を開けてマイスは言葉を続けた
「頼まれたからじゃなくて、自分にできることをしてあげたいんだ」
「だって、今トゥーナとこうしていられるのは
ガジさんが僕らを後押ししてくれたからだから」
その言葉にトゥーナはコクリと頷き賛成の意志を表した
「私は 鉄の人と姉様は<お似合い>だと思うわ
でも最終的に決めるのは姉様だから、<沢山>手伝ってあげる」
「みんながするなら私も(面白くなりそうだし♪)」
「わたしわかんなーい!」
ララは相変わらずだったが、他の二人は返事をかえした
「それじゃあ、どうするかなんだけどさ…」
そこから、どう きっかけづくりをするか話し合った
651 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:21:17 ID:uxjKrGR30
**翌日**
マイスとトゥーナは広場にいた
そして二人のすぐそばにはガジもいた
ふたつのベンチに別れて座る三人
「ガジさん、少し落ち着いてください」
「そ、そういわれてもナ……」
ガジはいっこうに普段の落ち着きを取り戻さない
「いやナ、今日どんな作戦なのか聞いてないからサ……」
「それが最低ラインらしいですよ」
「ン?最低ライン…らしい??」
この『最低ライン』とはソフィアが出したものである
『用意した範囲でガジが何もできなければ
エリザの相手にはほど足りない』
ということで、作戦を教えないのも その中の1つらしい
そんなことを知るよしもないガジは落ち着けない
みかねたトゥーナが声をかける
「深呼吸してみたら……?」
「アア、そ だな…」
すぅ……はぁ〜……
652 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:21:36 ID:uxjKrGR30
二度三度繰り返したあと、大きく息を吐いて肩の力を抜いた
「うん、ま、なるようになるよナ」
「いや、それじゃダメですよ…?」
「あハハハッ!わかってるサ」
気がつくと、ガジはいつも通りの柔和な笑顔を浮かべていた
「きめるところハおれ自身でやらなきゃナ」
そのまっすぐな眼差しにマイスは力を感じた
「ガジさん…」
「……脚、震えてる」
トゥーナの言葉につられ、見ると
手がおかれている膝を中心に震えていた
「ガジさん……」
「ハ、ハハ…」
(大丈夫かな?)
本人以上に不安がつもるマイスとトゥーナだった
653 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:22:01 ID:uxjKrGR30
コッ コッ コッ
広場に石畳を打ち鳴らす足音が聞こえてきた
足音のする方に目を向けたガジは急に姿勢を正した
「エ、エリザさん…!おはようございますっ!!」
「ハイ おはようございますガジさん♪」
ガチガチに緊張しているガジの挨拶に対し
今来たエリザはにこやかに挨拶を返す
「マイスさんにトゥーナちゃんも、おはようございます♪」
「おはようございます」
「……おはよう」
ひととおり挨拶がすんだ後、エリザはガジに向きなおった
「それで、今日のご用件はいつもので?」
「ええと…」
ガジはあたふたしながら視線でマイスに
「どうなんダ?」と問いかけた
「あのですね、今日はこの四人で出かけようかな、と思って…」
「あら、だから二人もいらしたんですね」
エリザも、話を知らなかったガジも
なるほど といった様子だ
654 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:22:23 ID:uxjKrGR30
「それなら、今日はダブルデートですね♪」
「えっ、あ…そうですね〜」
エリザの言葉にマイスは一瞬ひんやりした
前日に話し合って決めた作戦が
まさに『ダブルデート作戦』であったからだ
だが、エリザはそのことを知るはずはないのだから
(ソフィアが話していれば別だが)
(それにしても、エリザさんはデートなのは認識してるんだな)
なら、何故関係は進展しないのか
エリザがデートの意味をちゃんと知らないのか
又は、ガジに問題があるのか…
「今日はどちらに行きましょうか?」
「…オッドワードの谷の 頂の鳥居」
「あら、奥の方まで行くんですね」
意外そうに言ったのでマイスは一応確認をとる
「他にも行き先は考えていますけど」
「大丈夫ですよ。
むしろ、行くまでに服の材料が沢山集まりますから♪」
「行きましょうか ガジさん♪」
「は、ハイ!!」
エリザが固まっていたガジの手をひき歩きだす
ダブルデート作戦は始まった
655 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:22:50 ID:uxjKrGR30
目的地へと向かうマイスたちのあとを追う影がふたつ
まるで四人から隠れるように、
というか、まさに隠れて行動していた
「ねぇ、もっと<ゆっくり>追ってよ」
「もう…(これ以上は無理だってば)」
ソフィアとカリンはお互いに押し合うように進む
「ていうかファッションショップは?
(エリザさんを行かせるために、店番してるはずでしょ)」
「誰も来ないから問題ないわ」
次はソフィアが問いつめる
「あなたこそララちゃんのお世話係でしょ」
「旅館に預けてきたから
(あそこなら誰かがかまってくれるだろうし…)」
「いつも通り<真面目>ね」
「そっちこそ…!(たいして変わらないでしょ)」
ふと見ると、マイスたち四人が
視野から外れる手前までいっていた
「<ゆっくり>追いかけるわよ!」
「わかってるって(あんな面白そうなの見逃せないもの)」
二人は再び追いかけだした
656 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:23:10 ID:uxjKrGR30
**頂の鳥居**
「それでですね───」
「へぇ!そんことがあったんですか」
「…≪綺麗な糸≫より≪丈夫な糸≫なら」
「そうですね、試す価値があります。
マイスさん、今度≪丈夫な糸≫お願いできますか?」
「いいですよ」
「基礎に使う銀装飾はこっちで用意できるから……、ねっガジ?」
「へ、あっ ハイ!もちろんス!!」
「まあ!助かります♪」
これはまずいな、とマイスは思った
現在まで話しをしているのは
主にマイス、トゥーナ、エリザ の三人
ガジはといえば、話しをふればこたえるが
自分からは話せずモジモジするばかりである
二人の関係に進展がないのにも納得である
(ソフィアが知ったら、認めなくなるだろうなー)
そんなことを考えながら、どうしたらよいか考えをめぐらせた
657 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:23:35 ID:uxjKrGR30
****
「本っ当に<最高>ね!鉄の人は!!」
「はぁ……(フォローしようがない…)」
近くの物陰から聞き耳をたてていたソフィアたち
一部始終を見ていてぼやきだした
「つまりこれって…?(ソフィア的には…)」
「絶対<あり>よ!!」
「やっぱり (飛び出して怒鳴りちらしそうな勢いだもん)」
カリンも、追いかけだした頃に比べ つまらなそうにしている
「モンスターとはかなり闘えてたよね(良かった点として)」
「あれくらい私だってできるわ」
「へぇー(厳しいと思うな…)」
結局のところ、悪い点が多すぎるのだ
エリザは『私がガジさんのコーディネートの一部に』
と、言ったらしいが、むしろこれでは
ガジが三人の付属品に見えてきてしまう
ひとつため息をつきカリンはつぶやいた
「ガジさんには早かったみたい…」
658 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:23:54 ID:uxjKrGR30
****
川岸に腰を下ろして休憩する四人
「じゃあそろそろ 帰りましょうか」
日はまだ少し傾きだした程度だが
帰りのことを考え、マイスは提案した
「はい、かまいませんよ♪」
「……コクリ」
「あ、ああ そうだナ…」
各々返事をしたのでマイスは立ち上がった
そのあと、自然とトゥーナに手をさしのべる
トゥーナはその手をとり 立ち上がる
ちらっとガジの方を見る
こういうことからやるよう教えた つもりだったのだが…
「さっ ガジさん♪」
「あ、ハイ…!」
エリザさんが手をさしのべていた
(それ、立場 逆じゃないですか…?)
*
歩き出してから それなりに時間がたった
相変わらず話しながらであったのだが…
ドッゴン! ドッゴン ドッゴン!!
「っ!?なんだ!?」
マイスは戦闘体勢に入り、辺りを見渡した
659 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:24:16 ID:uxjKrGR30
**少し前**
「カリンっ!」
「う〜ん(あと5分…)」
「姉様たちが<止まり><終えた>わよ」
帰りのしたくをする四人を見ながらソフィアが言う
「興奮し過ぎ(わかんないくらい逆さま…)」
「姉様も材料は 鉄の人に<貰え>ばいいのに!」
「<渡せ>ば…?(私の話は聞いてないなー)」
*
「<後をつけ>たほうがいいかしら?」
「…わかんない (先回りならしたほうが…)」
ドッゴン! ドッゴン ドッゴン!!
「「ッ!?」」
いきなりの大きな音に二人は一瞬からだを強張らせた
「なに!?今の!」
「さあ? (あー びっくりした……)」
まわりに異常がないか確認をしていると
ソフィアはハッと思いだし視線を向けた
「姉様は!?」
660 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:24:35 ID:uxjKrGR30
****
(何だ?爆発音?)
ここがソル・テラーノ砂漠であれば落石の音ですむ
しかし、この谷で落石があったとは聞いたことがない
(となると、大型モンスターか?)
見渡した限りではモンスターらしき影は…
すると、そばの茂みから何かが飛び出してきた!!
「なっ!?」
「「マイスっ!!」」
「ソフィア!?カリン!?」
現れた二人にマイスとトゥーナは驚いた
「どうして二人がここに?」
「そんなことより姉様が!」
「エリザさん?」
ソフィアの言葉に視線をめぐらせてみると…
「あれ!?いない!?」
「ガジも……!!」
さっきまでいたはずなのに その姿は見えなかった
「いったい どこに…」
ソフィアとカリンがなぜいるのか気にはなったが
先にガジとエリザを手分けして探すことにした
(結局 あの音は何だったんだろう?)
661 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:24:52 ID:uxjKrGR30
****
「イタタっ…」
ガジは地面にぶつけたところをさする
「大丈夫ですか?」
「あ、はい。問題ないでス」
「あの音、びっくりしましたね…」
そう、音がしたときエリザがガジに飛びつき
バランスを崩し、倒れて、転がり、落ちて今に至る
辺りを見渡すとそこは地底湖のある洞窟だった
「あそこから ここまで通じてたのカ」
「二度と通りたくないですね♪」
「いや、まあそうですけド…」
「でも、どうしましょう?」
エリザは上を見て言う
ガジたちが今いる場所は地底湖と壁に挟まれており
落ちてきた縦穴をのぼろうにも険し過ぎる
「上から引っ張りあげてもらえば…」
「この穴、大分離れてますから、見つけてもらえるかしら?」
「「………。」」
662 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:25:18 ID:uxjKrGR30
座り込み、どうしたものかとガジは考えだしたのだが、
エリザがこちらを見ていて非常に気になった
「どどうかしま したか…?」
するとエリザは、座り込んだガジに対し
ハイハイの要領で近づいた
「なッ なな、な…!?」
「ここ……」
そう言ってエリザはガジの太ももに触れた
「っ!!」
痛みに顔をしかめた
見ると、さほど深くはないが服と太ももがさけていた
転がり落ちたとき、どこかで切ったのだろうか
「大丈夫っておっしゃったじゃないですか…」
「気づかなくテ」
切り方が原因か、触れられるまで本当に気づかなかった
これでまた問題が増えた
ガジはそう思った
流れる血を見ていたエリザが不意に顔をあげた
「ガジさん、脱ぎましょう」
「へ?」
ガジの返事を待たずにエリザはガジのズボンを脱がした
663 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:25:40 ID:uxjKrGR30
「な、なにヲ」
「ハイ、少ししみますよ」
エリザは地底湖の水を手ですくい、傷口にかけた
こぼれていく水が傷口を洗い流していく
「あとは…」
今度は服の腰あたりから伸びる帯状のリボンを取り外し
長さのあるそれをガジの太ももの傷に丁寧に巻きつけた
「もう大丈夫ですよ」
応急措置を終えたエリザはそう言った
「すみません……」
「いえ、大したことなくて良かったです♪」
「あら…?」
エリザの視線が太ももから移動する
「ガジさん…そちらも…?」
「は…?」
一瞬、なんのことかと思ったが、
すぐに理解した
パンツのみとなった下半身
そこがもりあがっていたのだ
「いや、これは…」
先ほど エリザの手や顔が
すぐ近くまできていたからだろうか
全くおさまる気配がない
ガジがあたふたしたが、エリザは真面目な顔だった
「そちらも怪我なさったんですね!」
「へ?」
「大丈夫ですよ、私がみてあげますから♪」
「ちょ!?違いま──!」
664 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:26:09 ID:uxjKrGR30
問答無用でパンツをずりさげられ、ガジのモノは露出した
「酷くはれてますね…どこか刺されたんでしょうか?」
刺されたあとを探すために
エリザはモノを手にとり、様々な方向から見はじめた
そのとき、顔とモノの距離はまさに息のかかるほどだった
全体をみるためにエリザは手でモノを動かすが、
ガジからしてみれば、いじられているだけで
興奮とかさなり、すぐに絶頂をむかえた
「きゃっ!?」
顔を近づけていたエリザにもろにかかった
「何でしょう これは?」
垂れ流れるそれを指でぬぐい、その指を舐めた
その姿を見たガジはさっき以上にモノをかたくした
「エリザさんッ!!」
ガジは衝動をおさえられなかった
665 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:26:31 ID:uxjKrGR30
「きゃ!!」
エリザを押し倒し、そのまま唇を奪う
そこからは本能のおもむくままだった
衣服を強引にとりはらい、エリザのアソコにあてがった
そして、そのまま貫いた
「エリザさん!エリザさん!エリザさんっ!!」
「んっ…んっ…あぁん!」
ガジは一心不乱で腰をふり続けた
何度も、何度も
洞窟には水音と二人の声が響く
そして中ではてた
「ハァ…ハァ…ハァ…」
ガジは肩で息をしながらひたっていたが
ふとエリザと目が合い自分のしたことを認識した
「す、すみません!!これは、その…!」
ガジは後退り、つくろおうとするが言葉がうかばなかった
しかし、対するエリザは起き上がりながら
微笑みをうかべていた
まるで、待ちわびたものを迎え入れるように
666 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:26:52 ID:uxjKrGR30
「……ガジさん」
「は、ハイィ!」
エリザの声にガジは座ったままではあるが
背筋を伸ばし目をつむった
それはビンタやパンチがとんでくると予想してのことだったが
ガジが次に感じた感触は唇からであった
驚いて目を開けると、目の前にエリザの顔が
そして、今度はは自分が押し倒されていくのに気がついた
「ふふふっ♪やっとでしたね」
「? ? ?」
「ガジさんったら奥手ですもの」
ガジは何のことかさっぱり理解できなかった
が、見ると馬乗りになったエリザが自ら挿入していた
「っふぅあぁぁん!!」
モノの根元までのみこんだ
「あノ…」
「大丈夫ですよ」
寝転ぶガジに微笑みかけた
「任せてください」
667 名前:
あの依頼の先に
:2012/03/13(火) 11:27:09 ID:uxjKrGR30
何を任せるのか聞くヒマもなかった
エリザは腰を動かしはじめた
先ほどまでガジがしていた単純な上下運動ではない
からめとるように、円を描くように動く
そして、先ほど以上の吸い付きだった
「うっ!エリザさんっ、俺 もう…!!」
「きてください!ガジさんの、鉄みたいにかたいモノから
いっぱいだしてください!!」
ドピュッビュルルッ
ガジから出たそれはエリザの中にはおさまらず
あふれだし、エリザの脚をつたいたれていった
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