「はぁ? 私が行くんですか?」

神奈子の全身に電流が走った。おかしい、今私は何を見ているのだろうか。純粋で素直であった早苗が、これ程までに私に対して嫌悪感を示すとは。

もしかしてこれが『反抗期』というものなのだろうか。いや、まさか早苗に限ってそんなことはあるまい。きっと何か理由があるに違いない。

 

そう、例えばあの日だ。かの博麗の巫女が説得に応じず、それどころか逆恨みに近いうわ言を呟きながら妖怪の山へと単身乗り込んできたのだ。山を守る妖怪共は役に立たずに落ちていく。私の可愛い早苗も迎撃に向かった一人だった。無論あの子は修行を怠らず常に慢心することなく徳を高めている。悪い噂しか聞かない博麗の巫女など苦もなく撃退し、その日は祝いの晩御飯を楽しむつもりだったのだ。

しかし予定は崩れてしまった。凶悪な手段で早苗を慰み者にし、存分に凌辱した後に自分の言いたいことだけ言って帰ってしまった。責任など取らない、それがあれのやり方だ。私は大いに恐怖した。この世には血も涙もない、本当の『悪魔』が存在するのだと確信するに足る行動だった。その日早苗は泣きながら帰って来た。服はボロボロ、破れた隙間から見える擦り傷が痛々しい。どうしたんだい、まさかあの巫女にやられたのか。そう聞いても首を横に振るばかりで何も言わない。終いにはしばらく一人にさせてほしいと言って部屋に閉じこもってしまった。私は狼狽した。一体何が起こったのだろうかと。今思えば至極簡単明瞭なことであった。博麗の巫女の仕業だ。あれが私の早苗を肉体的にも精神的にも傷つけ、そして捨てていった。何と言う暴力。幻想郷の少女は鬼畜なことこの上ない。私は早苗の気持ちを想い、人知れず夜な夜な枕を濡らした。

以上は神奈子の妄想である。

 

あれから早苗はおかしくなった。今は大分回復して外へ出かけられるようにもなったが、たまにどことなく私に対して冷たいというか、微弱な拒絶の意思が伝わる。部屋にこもるし。出てきたときは晴れ晴れとした表情で積極的に話しかけてくるのだけれども。年頃の娘は扱いが大変ね。

まぁ、どちらにしろこのままじゃ埒が開かない。そう思い、神奈子は早苗に対しお使いを頼んだ。これで少しは心を開いてくれるか、そう考えての策だったのに冒頭である。何故これ程までに拒絶されなければいけないのか。神奈子は気分が深く沈んだ。

しかしそれでもぶつぶつと何か呟きながら出かける準備をする早苗。やはり性根は真っ直ぐなのである。溝が深くなっても言うことを聞いてくれる早苗の優しさに全神奈子が泣いた。

 

 

「んー……この『香霖堂』ってところはどこかしら。霊夢さんに聞きに行こうかな」

無論霊夢はそんな鬼畜外道ではない。寧ろ初めて見た時、同じ巫女である霊夢のその自由な行動に憧れすら抱いていた。規律と約束を重んじる早苗にとって、霊夢は早苗の目標であった。

数日間ほど塞ぎ込んでいたのはその憧れの人の目の前で大きな『失態』を犯してしまったからだ。現代ならまだしも、ここで調達するにはなかなか勇気のいる行動だった。このまま動かなければまず問題ないだろう、あまり激しい運動さえしなければ大丈夫だ、まぁ手抜いてればいけるよね、そんな繰り返しの中でとうとう早苗は目の前が真っ白になってしまった。いわゆるゲームオーバーである。

同情してくれた霊夢が色々と買ってきてくれたが、早苗はそのせいでこれ以上ないくらいの辱めを受けた。もう立ち直れないくらいだった。三日寝たらすっきりした。そんなもんである。

そのことがきっかけで早苗は霊夢と友達になることができた。棚から牡丹餅とはこのことだ。どうせ友達になったんだから遊びに行っても問題はないだろう。早苗の機嫌はすっかり直っていた。

 

「あら、東風谷さん……珍しいわね。どうしたの?」

「少し用事があって……すいません、ここがどこか教えて頂けませんか?」

早苗は手に持った小さな紙を霊夢に渡す。どれどれ、と呟きながら内容を読んだ霊夢は、すぐに大きな声をあげた。

「なーんだ。霖之助さんのところじゃない。あの神様もなかなか俗なものを欲しがるようね」

「……お知り合い、ですか?」

「まぁね。丁度良いわ、私も用があったのよ。一緒に行きましょ」

「え……は、はい!」

顔を綻ばせ、早苗は元気よく言った。

 

 

香霖堂本店前。霊夢と早苗はそこに立ち尽くしていた。

何故かと問われれば答えは簡単である。店の中に入れないからだ。

店の外にまで溢れているゴミもとい商品。それは文字通り店の中を埋め尽くしていた。入口が塞がっている時点でおかしい。

「……しばらく来てなかったけど、これは流石に予想外だわ……」

「……何と言うか、凄い、ですね」

二人とも唖然としている。特に早苗は常軌を逸した様相に現実のゴミ屋敷とはこういうものなのか、というような感想を抱いていた。

以前はまだ中に入ることはできた。色々ごちゃごちゃとしてはいるけれども、人の動くスペースは十分にあったのだ。

それが今は入ることすらできない。一体どうやってここまで集めたのだろうか。いや、その前に本人はどうしているのだろうか。

「……そうだ! 霖之助さんは一体どこに!? もしかしたら生き埋めになっているかも……ねぇ東風谷さん、一緒に探して!!」

大分必死な様子で早苗に詰め寄る霊夢。早苗は少し怯えながらも、小さく頷くことしかできなかった。

 

「霖之助さん! どこ? いるなら返事して!!」

「霖之助さーん……でいいのかな……大丈夫ですかー?」

静かな森に響く二人の少女の声。けれども当の霖之助は、全く別の所にいた。無論二人が知る由はない。

霖之助が無縁塚から戻ってきた時、店の前には疲弊しきった少女が二人並んで座り込んでいた。

「……何をしているんだ君たちは」

同時に声のした方を振り向く二人。そこには両手に溢れるほどの用途のよく分からない道具を持った霖之助が立っていた。

早苗は初対面なので誰なのか知らないのだが、その様子と表情から推測して胸を撫で下ろす。どうやら何もなかったようで良かった、と。

しかし霊夢は違った。肩をふるふると震わせ霖之助に勢いよく詰め寄って行く。

「まーたあそこ行ってたんでしょ!? 何度も危ないって言ってるのに!! あなたはあんまり強くないんだからね……」

襟首を掴んで怒鳴るように言う霊夢。場合によっては恫喝している場面のようにも思える。霊夢のただならぬ様子を見ておろおろする早苗を尻目に、霖之助は冷静に対応した。

「分かった分かった。君の忠告を聞いていると耳にたこができそうだよ……で、今回は何の用だい?」

「本当に分かってるの? ……今日用があるのは私じゃなくてあの子。相手したげて」

早苗に向けて指をさす霊夢。いきなり話を振られてしどろもどろになる。

「ふむ……見ない顔だね。霊夢の友達かい?」

「あ……はい、東風谷早苗と申します。先日幻想郷へと引っ越して参りました。ご挨拶が遅れて申し訳ありません」

「いやいや、こちらこそ」

うわー霊夢さんのこと友達って言っちゃったよどうしよーといった動揺を上品な受け答えで隠す。普段から礼儀正しくあることを信条とした早苗の習慣の賜物である。誰にも早苗の心中は悟られなかったようだ。

それにしてもこの霖之助という男、多少胡散臭くはあるが霊夢さんとはどういった関係なのだろうか。先程の乱れっぷりといいそう浅くはない関係のようなのだが。……もしかしてもしかするのだろうか。いやいや、こんな服装にセンスの欠片も見えない男に霊夢さんが好意を抱くはずもない。そもそも釣り合いが取れない。だがしかし、万に一つの可能性ということもある。顔はそう悪くはないが中身はどうなのだろうか。丁度良い、この機会に霖之助という男がどんな器なのか見定め、霊夢さんに然るべきパートナーであるのかを確かめよう。私だって鬼ではない、霊夢さんの幸せを願う者の一人だ。対象が私でないことが不本意ではあるが、それが霊夢さんの選んだ選択肢であるのならば仕方がない。私も引き下がるとしよう。ただ、それは飽くまで霊夢さんに比肩する性を彼が持っていた場合だ。もしそうでなかったりした上で易々と霊夢さんに触れようものなら、神の奇跡を披露することもまたためらうべきではないだろうと早苗は決意した。

蛙の子は蛙。血は繋がっていない上に親でもないとは言え、やはり同じ屋根の下で暮らしていると幾らか思考は似通ってくるのだろうか。

 

物を掻き分け店内に入る一同。そもそも商品を『掻き分け』て行く辺りがおかしいのだが、内二人にとってそれは日常風景に過ぎなかった。これを日常風景というくらいなら、私は非常識なままでいいと早苗は思った。

歩くことすら難儀である。そんな店は既に店として成立していないのではないのか。そんなことを言われるとは心外だ、僕はしっかりと毎日営業している、客が客として訪れないことが一番の要因だとは店主の談。

「えっと……注連縄、だったね。確かここに……はい、どうぞ」

店全体の中心部辺りに来たくらいだろうか、霖之助は突然立ち止まり足元をまさぐり始めた。少し経った後立ち上がり右手を早苗に差し出す。その手にはまさに早苗の求めていた注連縄。神業の域である。

「ありがとうございます。お幾らでしょうか?」

「…………」

財布をサラシの中から取り出し尋ねる。店主は目を見開いたまま固まっていた。

「……あれ?」

「…………」

「霖之助さん、呼ばれてるわよ」

霊夢が後ろから小突く。それでようやく霖之助の意識は戻ったようだ。

「……おおっと、ごめん。お金を払おうとした人は物凄く久しぶりだったからね。少し驚いてしまった」

後半部分は明らかに霊夢の方を向いて言っていた。しかし視線の先は素知らぬ振りである。吹けもしない口笛を吹こうと必死に唇を尖らせていた。

早苗は早苗で怪訝な顔をしていた。今言った言葉はどういう意味だろうか。きちんと商売をしているのだろうか。本人からは商売っ気は感じられない、だがそれはまだ見逃せる。一番の問題は店主として認められているかどうかだ。

見たところ二十代後半、もしかしたら三十代かもしれない。そんな男が年端もいかない少女にいいようにされていることは良いこととはとても言えない。大人の男は若年者に躊躇わず注意をする、それが早苗の理想像だ。しかしこの男にはそう言ったものが感じ取れない。

けれどもここは幻想郷。現代日本の嘗ての姿である。なら頼りなくてもある程度は仕方がないと、早苗は勝手に自己完結した。

しかし。

幾らごちゃごちゃしていてもすぐに目的の物を見つけだせてしまう辺り、霖之助は本当に道具というものが好きなのだと言えよう。

「でも注連縄ってあんまり使わないわよね……何に使うの? 東風谷さん」

素直に疑問を口にする霊夢。正月というわけでもない。何だってそんなものを欲しがるのだろうか。

その言葉に早苗はどこぞの探偵よろしく顎に手を当てて考え込む。

「うーん……多分ですけど、きっと八坂様の威信を表すために使われるんだと思います。この前も『湿気でしおれる』と仰ってましたし……」

なかなかにぶっ飛んだ発想だが、ないとは言い切れない。あの神様のことだ、十分に有り得る話だろう。霊夢は一人で納得していた。一方は八坂様が誰なのか知らないので怪訝な顔をしていた。注連縄で威厳が保たれるとはどういうことだろう。土佐犬の一種なのだろうか。妙な想像が頭を支配する。

とにもかくにも、お使いはこれでお終いだ。霊夢さんと沢山お話が出来るわ。他のリストに載っている物のことなどすっかり忘れて、早苗は勝手に喜んでいた。

 

「……まぁつまりはだね、この紐を引っ張ると大きな音が出る。それで相手を威嚇するという寸法だ」

「はぁ……そうですか……」

霖之助のモノ講座が始まって既に一時間。さっさと帰れば良かったと早苗は後悔し始めていた。霊夢の言ったことは本当だったのだ。見てくれで判断したことが悪かった。こう言うタイプは自分の得意分野になった途端に多弁になるのだ。学校にもいたっけなぁ、そんな奴……。

過去を振り返ることで現実逃避をする早苗。決して話の内容は悪くないのだが、如何せん早苗には退屈なものでしかなかった。外界でよく使われ、広く知れ渡っている物の説明ばかりだったからだ。

勿論用途もよく知っている。しかしこの男に教えると厄介なことになりそうだ。そう思い、霖之助が早苗が元々は外界にいたことを知らないのをいいことに黙っていた。

しかし聞いているだけでも辛い。拷問としては新しい切り口で評判になるのではないか。これは精神的にクる。言葉が言葉としての意味をなさなくなる。ゲシュタルトの崩壊。私は誰? あなたは私。世界は自由と言う名の秩序に覆われ、闇の光が全てを飲み込みました。やれやれ何を考えているのだろう。そうだ霊夢さん。霊夢さんは大丈夫だろうか? もし倒れていたりしたら大変だ。そう思って早苗は隣に座っているはずの霊夢の方を見た。

だが霊夢は涼しげな表情で話を聞いていた。恐らく興味があるモノだったのだろう。早苗のような前知識もない。こういったことに慣れていることもある。それらを含めると、まだじっと聞いていられたのは当然だとも言えた。

しかし、客観的に見ても霖之助の話は冗長で回りくどい。様々な視点からその物質の特性を述べた上で、結論が出ないことなど多々あるのだ。聞いている方もたまったものではない。一部の者はそれ故に香霖堂に近付きすらしないらしい。明らかに悪影響である。

だから、霊夢以外の者がそれを毛嫌うのもおかしくはなかった。

「うむ、成程。で結局それは何なんだ」

黒くて白い魔法使いも文句を言う。この男は話が長い。そこが問題なんだよな、とは彼女の談。

疾風怒濤のただの魔女、霧雨魔理沙がそこにいた。

「……いつからいたんだ、魔理沙。いきなり現れたら驚くだろう」

早苗も同意する。誰とも知れない声が突然聞こえたのだ。心臓が飛び出そうなくらいだった。

しかし顔見知りであることを確認すると、早苗はほっと胸を撫で下ろした。全く、今日は心臓に悪い日だわ。またズキズキ来始めたし。大丈夫かな。

「説明始めたくらいの時だな。色々と必要なものがあってな、これがなかなか見付けにくい。そこでちょいとお邪魔してだな……」

「大体その通りだと思うわ。まぁいつもそんな感じだし」

霊夢が首肯する。彼女がそう言うのならそうなのだろう。まぁいつもそんな感じだし。

「はぁ……来るのは別にかまわないが、せめて挨拶くらいはしてくれ。これ以上驚かされるのは勘弁してほしいんだ」

「お邪魔してるぜ」

「……わかった。もう勝手にしてくれ」

呆れたように溜息を吐く霖之助。その仕草が既に様になっている。きっと居候時代も気苦労が多かったに違いない。そんな霖之助の心中を察して、早苗は一人心の中で涙した。自分にも色々と思い当たる節があるからだ。きっといい友達になれるだろう。これからはこの香霖堂を贔屓にしようと思う。

それはそうとして、この魔法使いの乱入で場の空気が乱れた。早苗は勿論その瞬間を見逃さない。すかさず礼を述べ、霊夢を引き摺りながら店を出る。ありがとう魔理沙さん、いつか必ずお粥を奢りますね。そう早苗は決心し、博麗神社へと戻るのであった。

 

 

「ふぅ……いつまで捕まっているかと思いました」

「え? 私は結構面白いと思ったんだけど」

「私はもともと外の人間ですよ? あの程度の物、用途も意味も、名称だって知っています」

そこまで言われてようやく霊夢は納得した。確かにそんなことを以前言われた気がする。

「あー……。あ、じゃあ霖之助さんに教えてあげればいいじゃない。きっと話を聞いてくれると思うけど」

「それはできません。いえ、してもいいですがあの人の話長そうでしょう?」

あぁ成程、と霊夢が呟く。直後にくすくすと笑い始める。次第にそれは大きくなり、最終的に早苗にまで伝染った。

動物の気配すらしない一本道。その中で笑う少女が二人。そんなアンバランスさもおかしくて。笑いは止まらず、どんどん大きくなる。

一通り笑い切り、二人とも肩で息をする段階になった時、霊夢が口を開いた。

「……そうね。なら……私に教えるのはどう? 面白そうだから聞きたいんだけど」

笑顔であっけらかんと言う霊夢。その言葉で早苗は思考が停止した。

「…………」

「……だめ……かな?」

「いいいいやいやいや!!? もう全然全く万事OKデすよ!?」

霊夢が首を傾げて再度問うことによって解凍・再起動・オーバーヒート。最早早苗は自分が何を言っているのかも分からずただ本能に従い頷いた。

珍しい早苗の狼狽ぶりを見た霊夢は笑みを浮かべ、よかった、と呟く。

霊夢は全く意識していなかったが、またそれが普通でもあるのだが、霊夢の言葉は早苗に対して凶悪な効果を持っていたのだ。

だって、それを霊夢から口にすることは、つまり、『また一緒に遊ぼう』ということなのだから。

惜しむらくは、先述の通り霊夢自身がそんなことを全く意識していなかったことと、霊夢にとって早苗は新しい友達でしかないことだ。

しかし、早苗は幸福だった。勿論頭では霊夢がただ知りたがっているだけだとは理解していたが、それでも早苗は幸福だった。

霊夢が自分を友達として見てくれたから。

 

 

やはり早苗は真面目であり続けた。太陽も沈み、体は疲れ切っていてもその真面目さが早苗をお使いに駆り立てるのだ。

結局全てが終わって帰宅した時は、夜の八時を回っていた。

家の中では神様二柱が早苗を巡っての口ゲンカをしていた。いつものことだ。早苗は全く意に介さず台所に立つ。

料理を作れば匂いがする。匂いがする頃には、二人で仲良く並んで座布団の上に座っていることだろう。

 

 

紆余曲折はあったけれど、今日は良い一日だったな、と早苗は思う。

心配だったけれど、早苗の機嫌が直って何よりだと神奈子は思う。

よく事情は分からないけど、早苗が無事なら安心だと諏訪子は思う。

妙ちきりんな話を聞く羽目になったけど、目当ての物が手に入って良かったと魔理沙は思う。

何だか疲れたけど、新しい客が出来るならそれも良いと霖之助は思う。

今日は割と楽しかった。東風谷さんの話が楽しみだ、と霊夢は思う。

それぞれがそれぞれの思いを抱き、幻想郷の夜は更ける。

あとがき

挑戦作第二弾。一言で表すのなら生理。

れいさなが書きたかっただけです。いや本当。

風神録から数ヵ月後の設定でした。

当時色々と物議を醸す要因となった冒頭の苛々していた理由ですが、何の捻りもなく生理です。そのことが気になった人には申し訳ない。