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空間に点在する「世界」。似て非なる、様々な「世界」。
ある「世界」は、此処が唯一と信じる、閉じた「世界」。
ある「世界」は、旅立ちと交流の、開いた「世界」。
ある「世界」は、作られ滅ぼされる、生まれ消える「世界」。
繋がり合い、或いは一方通行に、或いは完全に遮断されて存在する「世界」。
その移動手段は、時空の壁を歪め渡る事。
自然発生するもの、知るもの、知らぬもの、壁を作るもの、それぞれが時空を認識する。
殆どの世界で魔力と呼称されるものは、思念によって変化する触媒を指す。
存在自体はどの世界にもあるが、変化条件が魔力を何らかの形で認識している事と変化に疑念を持たない事の為、魔力が使用出来ない者や世界が存在する。得意な使用法や強度には個人差があるが、鍛錬次第で増す事もある。
魔力認識の無い世界で稀に死者が霊体化するのは、本人が魔力に近い存在になり、且つ疑念を持つ思考そのものを一時的にでも失った為である。
魔力認識のある世界では、魔力を使う行為や比喩含む超常現象を指す言葉としての「魔法」が無く、使用行為の表現は「魔力行使法(魔力行使・行使法)」がそれに当たる。
-魔力行使種類希少度-
★
物理干渉(念動力、衝撃波など)
★★
思念伝達(テレパシー、言語情報伝達など)
★★★
元素(火、風など)
感覚転送(視界の切り離しなど)
★★★★
性質変化(石化、変形、生成など)
空間干渉(転移、非実体化など)
★★★★★
思念解読(感情の読み取り)
時間操作
※一般的な魔力認識のある世界・地域は名前の後ろに「★」が付いている。
同一物質の不死性を指し、フェニックスなどが持つ特徴。不死性を持つのは物質たる身体のみであり、精神の死や狂暴化を防ぐ術は見付かっていない。
不死の者は疲弊や衝撃による精神異常をきたした際に記憶の消去が行われ、一定量の知識と消去した事実のみを引き継ぐ。記憶のリセットを多くは新しい人生と捉えており、対人関係の面倒さを主な理由に改名し世界を移動する。
リセットの仕組みにより不死身の災厄は生まれていないが、何故適したタイミングでリセットがかかるのかは解明されていない。
神という名称は、信仰を集める対象との用法の他、世界を創造した者の役職名としての用法がある。また、付喪神など枕詞が付く神は種族名称に過ぎない事が多い。
無宗教の世界や地域では神の存在こそ認知されているが、神へ祈る事はまず無い。
その一方で死者に対して祈る事はほぼ一般的である。これは死者が魔力に近い存在、感情に左右されやすい存在になる為、蔑ろにされた死者が悪霊化する事を防ごうとする自衛手段の側面を持つ。当然ながら、魔力認識の無い世界ではこの仕組みは知られていない。
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