海底宮
勇者の日記
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35日目
「しんでしまうとは ふがいない」
さすがの王も俺のことを勇者じゃないと思い始めてるのではないだろうか?
しかし!今日も東に行く為に決死の特攻。
モンスターなんて全部ぶっちぎって逃げてやるぜえぇえええええ!!
「逃げる」これはよかったかもしれない。
なんと、ロマリアより東の町「アッサラーム」にたどり着くことが出来た。
よし、まずは情報収集だ。
あやしい商店やら、ダンス場やらいままでの町とは一味違う感じだ。
有益な情報といえば、ここから西の砂漠の祠にする爺さんが「まほうのかぎ」のことを知ってるっていうことだ。
どうせ死ぬ気でこっちにきたので、さらに砂漠の方に行ってみることにした。
砂漠ではさらに強いモンスターに遭遇したが、当然逃げる。
運良く逃げ続けられているのは、きっとキラービーに刺されまくった運を取り戻しているのだろう。
しかし、一向に祠がみつからない・・・。あたりも暗くなりかなり危険なのだが。
砂漠をさまよっていると、オアシスが見え、さらにそこに城・城下町があるのが見えた!
よかった。死なずにすみそうだ。
無事に城下町に入ることが出来た。
もう既に夜だが、さっそく情報収集を始めた。
どうやらここはイシスという国らしいこと、城には「ほしふるうでわ」があるということ。
その、ほしふるうでわは身に着けると体が軽くなるということがわかった。
どれどれ、城にでもいってみようかい。
イシスの城はいままでの城とはちょっと違う。
夜なのに城を開放しているのだ。警護大丈夫か?
しかも、ねこに扮した「まおうのつかいま」というのに出会った。
戦いはしなかったが、「お前たちの命はつきるだろう。ケケケ」とか言われた。
お前たちといわれても、俺一人しかいないんだけど・・・。
さらに探索していると、なにやら仰々しい飾りつけの部屋があり、さらに地下に通じる階段まであった。
どうみても怪しいので、その階段を下りてみたところ目の前に宝箱が!
あけてみると「ほしふるうでわ」が入っていた。やった!!
そう思った瞬間!となりに嫌な気配を感じた・・・。
恐る恐る見てみると、全身骸骨がこっちを見ているじゃあないか!
「われをめざめさせたのは、おまえか」といきなり尋ねられた。
ここで嘘を言ってもしかたないので正直に答えたところ、さらに質問を重ねてきた。
「その宝箱の中身をとったのもお前たちか?」
だから俺一人だけなんだってば。これも正直にyesと答えた。
すると、正直に答えたのがよかったのか、ほしふるうでわの件は不問にしてくれ、さらにさずけてくれた。
骸骨なので表情はわからなかったが、なんだか穏やかな感じがした。
お礼を言おうとしたらすーっと消えてしまった。
使い魔といい幽霊といいこの城は凄いな・・・。
とにかく、ほしふるうでわも手に入れることが出来たし、今日は疲れたのでイシスの宿屋で一泊するかな。
36日目
昨日はイシスの城主に会えなかったので、改めて挨拶をしにいった。
町の人々は口をそろえて「女王様は美しい」っていってるんだけど、どんなもんなんだろうか。
実際、女王様にあって言葉を失った。
目を合わせた瞬間、ぐっとその瞳に引き込まれてしまった。
美しいなんてもんじゃない。いや、「美しい」の言葉だけでは失礼に値するかもしれない。
なんというか言葉では言い表せない程だった。俺が言葉を知らないだけな気もするが・・・。
とにかく、町の人が口をそろえて言う意味がわかった。
挨拶も程々に退席したが、ほっとんど女王様に見とれていてどんな会話をしたか頭に入っていない。
このままイシスに住みたいとまで思ってしまったが、流石にそうもいっていられない。
さ、これからどうしようかな。
星降る腕輪のおかげで相当身軽になったし、眠りの町で言っていたエルフの里にでも行ってみるか。
キメラのつばさを使いノアニールまで移動し、そこから西へ向かっていくとエルフの里に着いた。
エルフは俺をみて怯えたり、冷ややかな目で見たりしている。
なにもしてないのだが・・・。
里に一人の爺さんがいたので話しかけてみると、この爺さんの息子がエルフと駆け落ちしたらしく
エルフの女王がそれを怒っているとか。
実際にエルフ女王の話を聞きに行くと、ほぼ門前払いの状態だった。
さっきの爺さんの息子に自分の娘がだまされたとか言ってたが、本当だろうか?
それ以外、エルフの里で情報を得ることができなかったので仕方なくエルフの里を後にした。
里から少し南にいったところで洞窟を発見したのだが、ちょっと自身がないのでノアニール周辺で狩りをすることにした。
ほしふるうでわのお陰で対等に渡り合えるようになっていたのだが、どくいもむしの毒の息で毒をくらったり
ギズモのメラ連発で瀕死になったりで、結構つらい。
最後はギズモ5匹にメラを食らって死に掛けたので、ルーラで離脱した。
そういえば、アリアハンに戻ったのは6日ぶりだな。
しょっちゅう戻っていただけに、たった6日だが妙に久しぶりな気がした。
37日目
ノアニールはギズモがつらいと思ったので、アッサラーム周辺はどうかとためしに行ってみた。
なんと、そこでもギズモ5匹に3回連続で襲われて2度は退けたものの、3度目はホイミを使いすぎてMPがつき
どうにもならなかったのでキメラのつばさで離脱。
今日もアリアハンに戻ってしまった。
どこか狩りにいい場所はないものか・・・。
38日目
結局ノアニールあたりで狩りをすることにした。
目標は、「てつかぶと」を購入する為の資金2000G程だな。
ギズモ4匹以上は逃げることでやり過ごすと、なかなか良い感じに狩りが出来た。
しかし、ギズモよりさらに恐ろしい存在がいる事がわかった。
バリイドドッグ4匹セットだ。
ルカナンの呪文がかかると、俺の鎧を貫通し、致命傷を与えてくるのだ。
流石にやばかったので今日もキメラのつばさでアリアハンに戻った。
39日目
今日もノアニール周辺で狩りだ。
今日の狩りは順調で、ギズモにあっても3匹程度だったので良かった。
レベルもあがり、HPが74に、MPが25となった。
どうもMPが低いような気がするのだが・・・。
また、お金も1000Gを超え、目標まで後1000Gだ。
今日はキメラのつばさで離脱ではなかったが、ノアニールの人々が寝ていて町として機能していないので
結局アリアハンに帰還した。
ちょっと前は6日ほど家に帰らなかったのに、ここのところ毎日帰ってるな。
かあさんは嬉しそうだから、まあいいか。
40日目
レッツゴーノアニール。
昨日レベルがあがったせいか、モンスターが恐れをなして逃げていくことがちょくちょくあるようになった。
レベルがあがると、モンスターは本能で自分より強いことがわかるのだろうか?
今日も狩りは順調。
どくいもむしが、毒の息を吐いた後に即逃げたのはイラッとしたが・・・。
MPも尽きてそろそろ帰ろうかと思ったところでバリイドドッグ4匹に遭遇した。
どうやらこいつは夜に出現するみたいだな。
遭遇した瞬間にキメラのつばさを放り投げて離脱した。
2000Gまで後500Gはきった。
明後日あたりには買えるかな?
41日目
今日の狩りはイマイチだった。
いつものごとく、ノアニールで狩りをしていたのだが「デスフラッタ」が結構逃げるようになり
あんまり美味しいモンスターではなくなってしまった。
そんなに狩りが出来ないうちに夜になってしまい、バリイドドッグ出現。
案の定ルカナンを掛けられてボコボコにされかけたのでキメラのつばさで離脱。
結局まだ2000G溜まっていない。ふぅ。
42日目
ノアニールは微妙になってきたので、アッサラーム地方に移動してみた。
星降る腕輪を装備してから来たこと無かったしね。
初戦はすんなりいけて、ここらへんで戦える手ごたえを得たのだが
次に遭遇したキャットフライ4匹がやばかった。
暴れ猿の痛恨の一撃には警戒していたが、まさかキャットフライからも致命傷を受けるとは思わなかった。
焦った俺は、マホトーンで呪文を封じ込められているのにホイミを唱えようとして失敗。
なんとかキメラの翼で離脱できたが・・・本当にやばかった。
43日目
猿と猫の痛恨が怖いので、結局ノアニールで狩りすることにした。
バリイドドッグ対策として「アストロン」が使えるということがわかったので夜になっても安心。
アストロンがかかっている間に、ルカナンの空撃ちを狙うのだ。
どうやら、1回唱えるとMPがなくなるのか通常攻撃しかしなくなる。
そんなこんなで、今日の狩りはわりと順調。
目標の2000Gも達成したので、明日はてつかぶとを購入しよう。
44日目
ねんがんの てつかぶとを てにいれたぞ!!
そういえばこのてつかぶとを購入した店、すべての品が高い。
てつかぶとはイシスにも売っていなかったからイマイチ価値はわからないが・・・。
ほかのものから察するに倍額してるのだろう。足元みやがって。
それとは別に、ここの町の武具屋。
「あぶないみずぎ」という女の人が着たらそれはもう・・・やめておこう。
なものが売ってるのだが、78000Gもする。
まったく変な町だ。
それはそうと、購入したてつかぶと、皮の帽子にくらべると遥かに硬い。当たり前か。
試しにアッサラーム周辺で戦ってみたところ、キャットフライの通常攻撃もあばれざるの通常攻撃も
以前とくらべると大したことはなくなっていた。
しばらくここらで狩りしようとおもった矢先、あばれざるから痛恨の一撃をくらってしまった。
吹っ飛ばされたのは覚えているが、そこからは全く記憶がない。
45日目
ふと気づくと、目の前にイシス女王がいたので少し焦った
アリアハン王、ロマリア王と共に「しんでしまうとは ふがいない」と説教するのだが
イシス女王は「しんでしまうとは かわいそう」となんか哀れまれてしまった。
やっぱ生き返るなら爺さんの前より美人の前だね。やる気の出方が違いすぎる。
死ぬとこちらも精神的にけっこうクルのに、さらに説教だもんな。爺さんたちはわかってねーぜ。
アッサラーム地方ではやはり猿が脅威なので、イシスの砂漠で戦ってみることにした。
かえんムカデは炎攻撃が痛いが、メラよりはマシなので戦いやすい。
問題はじごくのはさみだ。ただでさえ硬い甲羅なのに「スクルト」でさらに強固になりやがる。
仕方なしに、ギラで応戦するもののたまに効かないときがあるし2発唱えても耐えるときがある。
こいつからは素直に逃げた方がよさそうだ。
レベルもアップした。
HPは10も増えたみたいだが、相変わらずMPはあまり増えない。今回は+1。
呪文も「ラリホー」を覚えたみたいだ。
そういえば、「まほうのかぎ」について知っている爺さんが砂漠の南東の祠に住んでるんだっけ。
イシスから南東方角にすすんでみると、毒の沼に囲まれている祠があった。
毒の沼に入るのは嫌だが、まほうのかぎの情報を聞けるということなら仕方が無い。
毒の沼を超え、祠に住んでいる爺さんに話しを聞いたところ、砂漠にある「ピラミッド」にまほうのかぎがあるらしい。
ついでにイシスの場所も教えてくれたが、既に行っているのでどうでもよかった。
祠から出て、イシスに戻る途中じごくのはさみに遭遇。
既にMPがつきていたので、キメラのつばさで離脱したが
猿相手するより幾分ましな気がするので、明日再挑戦してみよう。
46日目
やはり、砂漠は戦いやすかった。
じごくのはさみは見た瞬間逃げるけどなッ!!
ただ、すこしモンスターに遭遇する確率は低いようだ。
夜になると「ミイラおとこ」が出現したが、試しに「ラリホー」を唱えたところ眠ってくれた。
なかなか有効な手のようだ。
調子がよかったので徹夜してしまった。
イシスの宿で昼まで寝よう・・・。
47日目
今日も砂漠でモンスターハント。
モンスターの群れにじごくのはさみが紛れていることがよくあるのでウザい。
あと、「ひとくいが」のマヌーサはやはり鬱陶しい。こいつは毒にもしてくるし仲間も呼ぶから厄介だ。
毒をくらっても、ノアニールと違ってイシスの教会で治療してもらえるので大して気にはならないが。
夜になってミイラ男と戦闘していたのだが、油断してしまって瀕死状態になったのでキメラのつばさで離脱。
調子に乗ったら駄目だな・・・。
48日目
もうすぐ武器を新調できるかもしれない。
いい感じにお金が溜まってきた。
今日もしばらく砂漠で狩りをして、「てつのおの」が買えるくらいのお金が溜まった。
喜び勇んで、イシスに戻ろうとするとキャットフライ3匹+かえんムカデに出会った。
まず火炎ムカデを始末するまではよかった。
そのあと、マホトーンをかけられ呪文を封じ、さらに痛恨の一撃を2連発くらって意識が飛んだ。
イシスはもう目の前だった・・・。
49日目
「しんでしまうとは かわいそう」
あぁ・・・やはり夢ではなかったようだ。しっかり所持金も半分になっている。
女王様、哀れな僕を慰めてください。
非常に残念であったが、あれは事故だ。仕方ないんだ・・・。
再度砂漠で狩りをはじめた。順調かな?と思った矢先キャットフライ3匹とひとくいが出現。
ひとくいがを華麗に倒すも、やはりマホトーン=>痛恨の一撃コンボを食らってしまった。
呪文を1回も唱えてない為MPは満タンなのだが、魔法は使えないし瀕死で大ピンチだ。
しかたなくキメラのつばさで離脱。
死にはしなかったが、なんだかとってももったいない気分になった。
50日目
実はこの日記を書いているところは砂漠のど真ん中である。(といってもイシスは見えているが)
あまりにも調子が良いので徹夜を決め込んだところだ。
じごくのはさみも1匹だけなら逃げないことにした。
もちろん、スクルトで固めてきたら逃げるのだが。
そうすることで少し効率が上がった気がする。レベルもあがった。
HPは12程あがって98に。100の大台も近い。MPはあいかわらずスローペース。2あがって28になった。
まだホイミ10回も唱えれない。悲しいことだ。
もうすぐ「てつのおの」が購入できる程度に金が溜まってきた。
明日というか既に日付的には今日だが、昼間には買えることだろう。
おっとモンスターの気配がする。ここらで書くのはやめよう。
51日目
昨日の予想通り、昼間にはてつのおのを無事購入することが出来た。
まだまだ元気なので砂漠で狩りの続きをする。
狩りに夢中になってると、いつのまにか夜になっていた。
2徹したのは初めてかも知れない。少なくとも旅を始めてからは初めてだ。
寝てないと妙にハイになる。最高に「ハイ!」ってやつだァァァァ!
さて、MPも減ってきたしこのじごくのはさみ1匹を倒したら寝るか。と軽く思っていたのだが・・・。
こちらの一太刀は普通に当てることが出来た。じごくのはさみはすかさずスクルト。
まだメラを2発打てる余裕があったので打ってみるが1発ミスして仕留めそこなったが
きっとやつも瀕死だろうと思ってチマチマ攻撃することにした。
しかしなかなか倒れないわ、こっちは瀕死になるわでマズいと感じたので逃げることにしたが
4回連続で回り込まれてそして・・・ ・・・ ・・・。
52日目
また死んでしまった。
寝てなかったのが俺の判断を鈍らせたんだろう。
てつのおのを買ってすぐだったから金銭的な被害もすくなかった点はよかったのだが。
そろそろ狩りにも飽きたので、何かしたいが・・・。
そういえば、カンダタから「きんのかんむり」を取り戻してきてくれと頼まれていたのをすっかり忘れてた。
ちょっと腕試しにシャンパーニの塔にいってみるか。
キメラのつばさを使ってカザーブまでいって、道中キラービーにあわないように聖水を振り撒いてっと。
よし、シャンパーニの塔にいくぞ。
聖水のおかげで、塔につくまでモンスターに遭遇なし。
塔内では聖水の効力がないのか結構な数のモンスターに襲われたが、運良くキラービーの大群には襲われなかった。
順調順調。キラービー以外はギズモのメラが痛い程度で他はたいしたことない。
思ってたよりあっさり上層階まで来てしまった。
ご丁寧に盗賊の鍵じゃないと開かない扉がある。間違いない。ここがアジトだな。
扉をあけて進むと、鎧をまとった奴らがいた。
ズカズカとあがりこんだ俺をみて、あわててボスに知らせに行ってしまった。
奴らの後をつけてさらに上の階にいくと、覆面姿に上半身裸でマントを羽織り下半身はパンツルックにブーツと
とんでもない変態がいた。
なんとこの変な格好をした男こそがカンダタだった。
カンダタの両脇には宝箱が2つか。きっとこの中に金の冠があるに違いない。
どれ、懲らしめてやろうかと身構えたときにカンダタが何かスイッチを押した。
すると俺の体はいきなり無重力・・・いや下の階に落とされた。落とし穴かよ。せこい奴だ。
もういちど上の階に戻ると、カンダタ達の姿がみえなくなっていた。
当然、宝箱の中身は空っぽだ。逃げやがった。
が、塔の窓から下をみてみるとカンダタ達がいるじゃあないか。
窓から飛び降りると、カンダタは「しつこいやつめ!」といいながら襲ってきた。
カンダタとその子分3人か。4対1。数で不利だが・・・。
全体に攻撃する方法がないので一人ずつ地道に倒していくしかない。まずは子分から始末するか。
子分の1人を狙って攻撃するも、当然一撃じゃ倒れてくれない。
その間に四方から攻撃をくらってしまう。子分の攻撃も痛いが、カンダタの攻撃はもっと痛い。
なんとか一人倒したところでHPがやばいことに気づいたので急いでホイミするも、3人の攻撃をくらってまた瀕死。
こっちはホイミ、向こうは攻撃と後手後手だがジワジワと俺の傷は癒えていった。
ほぼ完全に傷が塞がったところで、さらに子分を1人倒す。
まだこっちは耐えれそうなので最後の子分に一太刀あびせておいた。
またホイミで回復し、子分を倒す。
やっとカンダタと一騎打ちの状態になったが、こちらもMPが少ない。後ホイミ2回か。
俺の鉄の斧がカンダタに襲い掛かる。カンダタは怯んだのか防御の体勢をとろうとしたが少し遅くまともに食らう。
さらにもう一太刀あびせたところで、カンダタの反撃を食らう。まだいける。続けて鉄の斧を振り上げ攻撃。
カンダタはまともに食らうもまだ倒れない。タフな奴だ。
カンダタの斧が容赦なく襲ってくる。そろそろ不味い。ホイミを1回唱える。後1回でMP切れ。
回復を終え、鉄の斧を握り締めカンダタに斬りかかった。これをカンダタはまともに食らい少しよろめいた。
どんだけタフなんだ。上半身裸なんだぞ?こいつ。
もう一度攻撃せんと構えたところで、急にカンダタが土下座した。
「まいった! きんのかんむりを かえすから ゆるしてくれよ! な! な!」
ふざけるなと言ってやったが、「そんなこと いわずにさ ゆるしてくれよ! な! な!」
無限ループの予感がしたので渋々許してやった。
約束どおり金の冠を置いてスタコラ逃げてしまった。
まだあんな元気があったのか・・・ふぅ・・・こっちは結構ギリギリだったっての。
まだちょっと余力があったので歩いて降りることにした。
しばらくモンスターと戯れながら下っていたらレベルがあがった。
HPが100の大台にのった。やったね。MPは2ほど増えた。もっと欲しいのだが・・・。
さらにマホトーンの呪文も覚えることが出来た。魔法が鬱陶しい相手につかってみるかな。
レベルもあがったので、歩いて脱出するのは面倒だ。
なので塔から飛び降りて脱出し、キメラのつばさでロマリアまで戻った。
すぐ宿に泊まりたかったが・・・先にきんのかんむりを返しておくか。
ロマリア王に金の冠を返すと、大喜びだった。よかったよかった。
さあ、俺は旅の続きを・・・と退出しようとすると、ロマリア王が俺にこの国を治めてみないか?と言ってきた。
謹んで辞退させていただこうと断ったが、なにごとも経験だといって押し切られてしまった。
さっさと寝たいのだが・・・。
衣裳部屋に連れて行かれ、王様の服に着替えさせられてさらに付け髭までつけられてしまった。
そして玉座に座ったところで、ロマリア王はその姿を見て満足そうな顔をしてどこかにいってしまった。
おい、俺はなにをすればいいんだ。帝王学は習っていないぞ?
とにかく何をすればいいかわからないので、隣にいる姫に聞こうとしたらにっこりとして
「どうか このひめとともに すえながくくらしましょうね」
だって!いや、あんたとは末永く暮らしてもいいと思うんだけど、国を治めるのはちょっと・・・。
しかたないので、先代ロマリア王を探すことにした。
城は一通りみたがいない。どこいった城下町か?
城下町も外は一通り見たがいない。どこだよ。すると、武具屋の前にいた戦士が
「前の王様なら格闘場のほうに降りていくのを見ましたよ」と教えてくれた。
言われたとおり格闘場にいくと、居た。モンスターチケットを持って応援している。
ちょっと様子をみてみることにしよう・・・。あ、頭を抱えた。きっと負けたな。
次の試合のためにチケットを買っている。なにに掛けたんだろう。あ、始まった。
お、今度は飛び跳ねて喜んでる。あたったな。魔法使いに掛けてたようだ。
様子を見るのも飽きたので、先王に話しかけた。
先王は、このギャンブルがいたく気に入ったらしいがそんなのは俺にとってはどうでもいい。
頑張ってこの国を治めてくれよといわれたが、さすがに勘弁して欲しいと断った。
するとガックリした顔をしながら、「王様になるのはもういやじゃと申すか?」といわれた。
もういいです十分です。と必死で断ったら渋々了承してくれた。よかった。
王に衣装を返し、挨拶をして退出した。
さて、イシスに戻るか。
キメラのつばさを購入し、イシスに飛んでから宿で休んだ。
今日は色々あって疲れた。
カンダタ討伐時 レベル: 17 HP: 98MP: 28 てつのおの てつのよろい てつのたて てつかぶと ほしふるうでわ ※他のステータスをひかえるの忘れてました。
53日目
あーよく寝た。今日はどうしようかな。
ふと所持金を確認してみると、900Gほど持っている。
この状態で死にたくはないな・・・狩りでもして1000G貯めて銀行に預けるか。
というわけで、砂漠で狩りである。
すっかり忘れていたが、昨日振り撒いた聖水の効果が残っていてなかなかモンスターに遭遇しなかった。
あっという間に夜になったのだが、まあそこからはおおむね順調。
ミイラ男の攻撃は痛いな。ピラミッドは「はがねのよろい」を購入してからにするか。
しばらく狩りをして所持金が1000Gを超え、MPも切れかけたのでキメラの翼でアリアハンに帰還。
54日目
そろそろ、ピラミッドに挑戦してみようか。
お金も銀行に預たし、これで死んでも大丈夫だろう。あまり死にたくはないが。
イシスに飛び、聖水を振り撒く。ピラミッドまでモンスターにあわないようにする為だ。
イシスから北に進むと本当にピラミッドがあった。ここに魔法の鍵があるのか。
聖水の効果もあって道中でモンスターに遭遇なし。
ピラミッドに入り細い通路を進む。少しいくと通路が妙に広いところがあった。
真ん中あたりがどうも怪しい気がしたので、足元にあった石を投げてみると落とし穴が!
こういうときの俺のカンは当たるのだ。
落とし穴を避け、さらに奥へと進んでいくと階段発見。2階へ。
2階も細い通路だ。分かれ道があったが、カンに頼って適当に進んでみたら3階への階段発見。
今日はカンが冴えている。
3階はちょっと雰囲気が違う。まっすぐに進むと行き止まりで何もないように見えた。
仕方ないので左右に分かれていた道の右側を進みさらに右に曲がると、壁にボタンが2つあった。
「まんまるボタン さいしょはひがし つぎはにし」
イシスの城にいた子供が歌っていた歌だ。これは関係してるかもしれない。
最初は東・・・ということは一番東のボタンを押せばいいのかな。
次は西。んー・・・こっちのボタンじゃない気がする。さっきの分かれ道の左側に行ってみよう。
左側の通路のほうにも案の定ボタンがあった。一番西にあったボタンを押すと、どこからか岩の動くような音がした。
最初何もないように見えた真ん中の通路のほうからだ。
真ん中の通路に行ってみると、さっきまであった壁が無くなり宝箱が2つ見えた。
1つは「スタミナの種」もうひとつは「まほうのかぎ」だった!やったね!
実は3階で「マミー」との戦闘を数回行っていてMPがリレミトで脱出できるギリギリだった。
マミーは攻撃力が高いうえに「くさったしたい」を呼ぶ。これまた腐った死体も攻撃力が高い。
そんなわけで結構つらかったのだ。
リレミトでピラミッドから脱出し、イシスに戻って宿で体を休めた。