no title
6-921様
「悪い奴には、勇者様がお仕置きしなくちゃね」
ボクは別に何も悪いことしてないのに。
思ってても特に口に出しては言わないけど。
「はぅ、う」
首筋にラグナスの唇が触れて、ちゅうって軽く吸われる。
ちょっと、ボク首が隠れる様な服あんまり持って無いんですけど?明日からしばらくどうしろって言うんだよ。
絆創膏でも貼らなきゃだめかなぁ。
「ッやぁ、あ!!」
服の上からぎゅっと胸をわしづかみにされた。玩具にされたみたいにぐにぐに揉みしだかれて、搾るみたいに力を入れられる。
「余計な事考えてただろ?」
「ちが、やだぁ…痛い」
ふるふる…と横に首を振ってみるけど、ラグナスはイヤミったらしい笑い方でボクを見るだけ。何この性格悪そうな勇者。
「嫌?乳首こんなにコリコリにしてるのに?」
「うあッ…だめぇ、そこはだめなの〜!ひゃああああっ!」
ラグナスがボクの乳首を指で押し潰す。
服の上からなのに正確にそこを狙っていて、ぐりぐりと円を描くように、時には軽く弾くようにこねくり回される。
力加減も絶妙で、だんだん目の前がチカチカしてきた。
「ね、ねぇ…ラグナス。もうそっちは良いから…はや、く」
「ん?」
「触って…ボクの…」
恥ずかしくって声が震える。
視界がぼやけてほっぺたを流れる冷たい感触がした。あー、涙出てきてるよボクってば。
「ボクの…どこ?」
やたら綺麗に笑って、ラグナスはボクの太股を撫でた。
それだけでボクのカラダはびくんと跳ねる。固い指先がゆっくりと足を伝うと、触れられたくてたまらないとばかりに足の間がじわりと熱を持った。
でもその刺激はすっごい緩やかで労る様な優しいモノ。今のボクにしてみたら辛くて仕方ない。
あーもう、優しそうな顔してホント性格悪いんだから!
「ッは…早く触ってよぉ、ボクの…あそ、こ…」
恥ずかしくってラグナスの顔が見れない。だからずっと下を向いていたら、ほっぺたにそっとキスが落ちる。
それから足を撫でていた手がスカートの中へ。ぴたりと閉じていた間に滑ってきた指がボクの秘裂をなぞった。
「ひぁ、やっ」
びくびくと背筋が震えて、思わずボクはラグナスに抱きつく。
「あーあ、ぐしょぐしょになってる。本当悪い子だね」
抱きついたから、今ボクとラグナスの距離はゼロになっている。密着した状態で流し込まれるとっておきの低い声が妙に気持ち良い。
「そう言えばコレってお仕置きなんだよな…アルル、足もう少し開いて」
「…え?う、うん」
ぼうっとした頭で、促されるまま足を開く。
そのままでいろよって呟きの後、聞こえたのはガチャガチャという金属音。
「……ふぇ?」
不吉な予感がした。それは間違って無かった。
腰をがっしり固定されたままショーツがずらされて、ボクの入り口に何か固いモノが──…
「ま、待ってよぉ!まだ慣らしてなっ…あああああ!!!!」
ボクから溢れたのは悲鳴。それは喘ぎと呼ぶのには程遠い。
カラダが引き裂かれる様な痛みが襲ってきた。慣らしてもいない秘部にいきなり張り詰めたモノを挿入されたのだから、痛くて痛くて仕方ない。
確かに、胸触られただけで感じてた…けど。濡れちゃってたけど…これは流石に痛いよぉ!
「ひぐっ、抜いてぇ、いたいよっ…ラグナス!」
「大丈夫だって」
「だいじょぶじゃ、ないっ!んぁっ…」
無理矢理に激しく腰を打ち付けられる。ぐぷ、ぐちゅ、と僅かながらの水音と一緒に。
ナカが激しい抵抗をしてるにも関わらずにラグナスのはボクを無理矢理に貫いて、捲り上げる様に突き上げる。
「いっ…ひゃああ、あ…ンッ」
だんだん声が高くか細くなってきてるような気がした。
嘘だ、こんな乱暴にされて感じてるなんて。ボクはそこまでおかしくなってない筈なのに。
でももう受け入れている箇所は痛みなんか感じてなくて、びりびり快楽を伝えるだけ。
「何だかんだで濡れて来てるじゃないか…こうされるのが好きなの?」
「ちが、やっ!ボク…痛いのは、やだ…よぉ…やああああ!」
ラグナスに深くまで突き立てられて追い詰められて、またボクの目の前がくらくらチカチカ視界が揺らぐ。
壊れちゃう、壊れちゃうよ。
打ち付けられるリズムがだんだん激しくなる。もうダメだよ、こんなの耐えられないッ…!
「アルル…」
ぐり、と、ラグナスの親指が勃起していたボクの大事な部分を押し潰す。
爪先がピンと伸びた。体全体がぶるぶる震える。
「いやあ、ダメっ…クリトリス触んないでよ、壊れちゃうううッ!」
ぐりぐりとクリを刺激されながらアソコには太くて固いモノが激しく出入りを繰り返して。もうボクの頭も何もかも限界だった。
「アルルっ…このまま、出すよ」
「え?あ、ダメ!膣内はダメ、ダメなのッ…や、やあああああああ!!!!」
慌ててラグナスを押し返そうとするけどもう遅い。
ドクン、とボクのナカであつい精液が弾けて…その衝撃で、ボクも全身を震わせて頂点に達してしまった。
「もー、ホントにボクが何したってのさ!!悪戯にも程が有るよ!?」
「うー…だから謝ってるのに…」
「誠意が足りないッ!」
えっちの後、気が付いたら小さい方になっていたラグナスを足蹴にしながらボクは叫ぶ。
おっきい方には力じゃ勝てないけど、こっち相手なら余裕だもんね。
「…ごめんなさい」
不満そうにぶーたれながらも謝る小さな勇者様。
本人に言ったら多分怒るけど、ちっちゃい時は結構可愛いんだよね。うん。
「仕方ないなー、許してあげるよ。そのかわり」
ラグナスから足をどけて、そのかわりニッコリ笑ってみせる。
「これからはあんまり酷いことしないでよ?普通のえっちだったら…別に嫌じゃないからさ」
この数秒後、小さいままのラグナスにいきなり飛び付かれたりする訳だけど、その件に関してボクはあまり喋りたくない…。
【終わり】