no title 1

◆NcW5Ne1aAY様

森の奥の小さな教会の控え室に栗色の髪に琥珀色の瞳をした美しい花嫁が、支度を整え式が始まるのを待っていた
「おめでとう、アルル」
とても綺麗よ、と長年の(一方的ではあるが)ライバルでありそして親友のルルーが声をかけてきた
「ちんちくりんのアルルが結婚だなんてね、私の方が先だとばかり思っていたわ」
アルルはドレスの裾を持ち立ち上がった
「ルルー、ありがとう。ぼく、幸せになるよ」
ルルーはその言葉に少し悲しげな表情を見せた
「この姿を見たら…たいそうお喜びになったでしょうに」
アルルはこの言葉に気付かないふりをした
「ルルー、ぼくルルーにこのブーケ投げるから絶対にキャッチしてよ!ね、ね?」
ルルーは首を振り先ほどの言葉をかき消すように笑顔で答えた
「あったり前よ!この格闘女王のルルー様が幸せ運ぶ花嫁のブーケを受け取り損ねるわけがないじゃない」
ふふふ、と二人は笑いあっていつものようにたわいのない雑談を始めた

あともう少しで式が始まるという頃になってアルルは他の皆に内緒でバルコニーへとやってきた
室内の熱に気分が悪くなり外の空気に触れたかったのもあるが、少し一人になりたかった
「サタン・・・」
何ヶ月も前のこと、アルルは普通の人間の男性と結婚することをサタンに告げた
真剣な表情で事実を確かめるサタンにアルルは、事実だと言い張った
実際にはまだ求婚されただけであったが、その日の彼の求愛があまりにしつこく、追い払う為についそう言ってしまった
その回答を聞くとサタンは姿を消した
アルルは戸惑った。サタンは自分の結婚など絶対に許すはずがないと、そう確信していたからだ
それが、その日から全く姿を現さない
そして待てど暮らせど彼が現れる気配は無かった
暫くしてアルルは求婚者の男性へ申し出を受けると答えに行った
そしてその次の日にこのニュースはアルルと関わる者皆が知ることとなった
最初はサタンがいつ自分の婚約者を殺してしまうかと婚約者の身を案じハラハラしたのだが、
式の日…つまり今日まで一度も誰の前にも現れなかった
サタンがまたくだらない催しを行い、とんでもない結婚式になることや結婚式そのものがなくなってしまうかも知れないと考えていたアルルは動揺した
結婚を約束した男はとても優しく誠実で、アルル・ナジャという人間を心から愛してくれていることも知っている
それでも、こんなに結婚式が始まって欲しくないのは何故か
『そうか、お前もまた私を選ばないのか』
サタンの言った言葉が頭を離れなかった
いつもの彼とは違い、本当に悲しそうな、今にも泣き出しそうな顔をしていた
そんな彼のいつもと違う姿に驚き、逃げ出した
「最低だな、ぼく・・・」
サタンにも、結婚相手にも不誠実であると自分を責めた
そんな自分が自分でないみたいで両の頬を軽くパチパチと叩いた
「だめだめ。こんなに弱気になってちゃ。ぼくは世界で一番幸せな花嫁さんになるんだから」
うんうん。と頷いた
しかし、その言葉を発したとたん先ほどまで晴天であった空に一気に暗雲が立ち込めた
雷鳴が響きわたり、雨が今にも降りだそうとしている
「そう。その通りだアルル」
久しぶりに聞くこの声にアルルはドキッとした
先ほどまで思い出し、描いていた声とは違い、いつもの変わりない彼の声だった
後ろを向き、空を望むとそこには緑の髪をなびかせながら悠々と浮かんでいるサタンが居た
サタンはアルルと眼があうと赤い瞳を細めニコリと微笑みアルルの目の前へと舞い降りた
「実に…美しい。私の花嫁。遅くなってすまなかった。迎えに来たぞ」
先ほどまでの雷鳴の響きに来客はみな外へと出てきた
来客の全てがサタンの姿を認めると口々に、やっぱり現れたか、こんな時にまでとサタンを罵倒した
そんな声が聞こえていないのか、サタンは微動だにしない
いつになく真剣な表情でサタンは口を開いた
「アルル、お前が私を選ばずとも、例えお前が魂だけになろうと、それでも私はお前を妻にする」
瞬き一つせず自分を見つめるサタンの目をアルルは見ることが出来なかった
いつもと変わらない彼がやってきたかと思ったのに、真剣な、自分の知らない彼がそこにいたからだ
「ぼ、ぼくは君のお嫁さんにはなれないよ。今日結婚するんだから」
まるで逃げるように、搾り出すようにその言葉を発した
いつものように逃げてしまおうと思った
いつものように…
思えば自分はずっとサタンから逃げてきたような気がする
求婚されても冗談だと突っぱね逃げた
そして彼もまた笑ってごまかし、自分を逃がしてくれた
けれど今回は違う
彼は自分を逃がしてはくれない
「アルル」
アルルはサタンの声が聞こえるたびに動悸がした
その声がまるで何かを懇願するような、とても切なげな声であったからだ
逃げよう逃げようと顔をそむける
サタンは顔をそむけるアルルの顎に手をかけた
サタンはクイと自分の方へアルルの顔を向けさせると視線を合わせた
二人の間にあるのは花嫁のベールだけ
アルルは恐ろしくなり瞳を閉じた

はたから見るとそれは神聖なキスを待つ花嫁の姿そのものであった
サタンはベールを上げるとアルルの両の頬に手をあてた
「私の・・・私だけの花嫁。誰にも渡さん。お前は私のものだ」
そう言うとサタンはアルルへと口づけた
深く長い口づけにアルルは戸惑った
頭がクラクラして段々と意識が薄れていった
この長い口づけのあいだには誰も入ることが出来なかった
サタンが皆に魔法をかけたのか、魔法ではない何かがそうさせていたのかは分からない
みな、時が止まったように動くことが出来なかった
かたずを飲んで見守る人々の中にはルルーも居た
ルルーには・・・ルルーにだけは今のサタンの気持ちが痛いほど分かっていた
ずっと彼だけを見ていたルルーだからこそ分かるものであった
だからこそ、ただただ涙を流し、二人を見守ることしか出来なかった
サタンはアルルを抱きかかえた
アルルはいつの間にか意識を失っていた
サタンはアルルの体を横抱きにし、自らが現れたところへと高く舞い上がった
それは悪魔が生贄である花嫁を連れ去るかのようであった
恐ろしく妖艶で異様な光景だった
サタンは暫く皆の顔を見回した
一人一人・・・ルルーの番も回ってきた
ルルーは頷いた。サタンは優しい笑みを浮かべ頷き返した
そしてサタンは何事か叫ぶと一瞬で消え去ってしまった
彼が居なくなると辺りはまた晴天へと戻り、何事もなかったかのように皆動き出した
あれだけの…事件とも呼べる出来事があったのに人々は概ね平然としていた
誰一人、先ほどの一件を覚えていないのである
そもそも、先ほど消え去ってしまった2人の存在を誰も覚えていなかった
皆、この日はミサも結婚式もないのに自らが教会へ来ていたことを不思議がり、そしてそれぞれが思い思いのところへと帰って行った
ルルーもまた、なぜ自分がここに居るのか首をかしげた
自らの涙に気付き、拭うがその涙が何に対しての涙なのか、そして誰を思って流した涙なのか分からなかった
そして自分の足もとに落ちていた美しいブーケを拾い、また意味も分からず涙した

***

自らの屋敷へと移動する間、意識が朦朧とするアルルをあやすようにサタンが語り始めた

昔々あるところに光を帯びる者と呼ばれた天使が居ました
その天使は神に最も愛される存在として皆にその存在を羨まれ、ときに妬まれながら日々を淡々と過ごしていました
しかし、その生活を一変させる出来事がありました
自分たちの敵である人間の少女に恋をしてしまったのです
少女は自分が知っている神こそが全てである変化の無い退屈な世界から輝きに満ちた変化に富んだ世界へと連れ出してくれました
その人間の少女が困っていることを知ると天使は喜んで力を貸しました
それが神に背くことであっても少女と共にあることを望み、天使は帰る場所を失いました
長い時間が経ちました。天使は疲れきっていました
やっとのことで何もかもが終わり、天使は少女を探そうと翼を広げました
すると自分の美しく白い翼がもがれ、醜悪な蝙蝠のような羽が生えていることに気が付きました
驚いた天使は湖へと向かいました。そこで自分の姿が写った水面を見て驚きました
人間の形には似ていてもそれとは違う姿が映っていたのです
肌は褐色で瞳は赤く、尖った耳に山羊の角、口をあけると家畜のような牙が生えていました
天使の所業に怒った神が彼に罰を与えたのです
天使はこの姿では少女に会ってもらえないと思いました
考えて考えて、天使は姿を変えることにしました
まず、緑の長い髪で角と耳を隠そうとしました。しかし、それらはうまく隠れてくれません
次に、肌を人と同じ色に変えました。しかし、赤い瞳と牙を隠すことが出来ませんでした
最後に、少女を探そうと翼を広げました。すると、恐ろしく醜い羽が現れます
天使は嘆き悲しみました
しかしこうしていては少女を見つけることが出来なくなるかもしれないと天使は仕方なくそのままの姿で少女を探しました
どこを探しても、どれだけ探しても少女を見つけることは出来ませんでした
天使が宛てもなく少女を探しあちこちを訪れると、行く先々で自分が助けた人間たちにその隠しきれない異形の姿からこう呼ばれ、疎まれ始めました
「悪魔」と
天使は嘆き悲しみました
助けてもらったことを知っていながら人間達は誰も彼に手を差し伸べることはありませんでした
まるで悲しみをかき消すように天使は自ら悪魔と名乗るようになりました
人々が望むまま悪魔と名乗り、その名に相応しい行いをしました
そのうち悪魔は有り余る力で自分と似た姿をした魔の者を集め束ねると屋敷を持ち、そこで少女を待つことにしました
悪魔は悲しい言葉をかけられぬように眠りにつきました
少女が起こしてくれる日を夢見て
幾幾年もの月日が経ったある日、屋敷に一人の人間が迷い込みました
明朗な女の子でした
人間に関わるのはよそうと思っていた悪魔でしたが
その子に連れられ外の世界に出るとそこは明るく輝きに満ちていました
悪魔はかつて愛した少女の面影を女の子に感じました
少女を重ね、その女の子を見守るうちに悪魔はその女の子に恋をしていることに気がつきました
しかし、どれだけ思いを重ね、伝えても女の子には伝わりません
何度も何度もそのやり取りを繰り返すうちにいつしか悪魔はその気持ちをごまかすようになりました
かつての少女のように逃げられてしまうかもしれない
自分の本当の姿を見て嫌われてしまうかもしれない、と
それならば今迄のように女の子が成長していくのを見守ろうと悪魔は決めました
しかし、そんな日々は長く続かなかったのです
女の子が他の者と一緒になると言い出したのです
悪魔は悩みました。女の子が幸せになろうとしているのに自分が考えていることが恐ろしいことだと気付きました
それでも、どうしても耐えられませんでした
悪魔は初めて自らの為に悪事を働きました
その女の子を自分のものにするために連れ去ったのです
自らの屋敷へと連れ帰るとき、悪魔は腕の中で眠る愛おしい女の子をまじまじと見ました
出会ってからいつの間にか長い月日が流れていたのでしょう
女の子はとても美しい娘へと成長していました
そして・・・

どうしようか。どうしてしまおうか
そう呟くとサタンはゆっくりと自らの屋敷のドアを押しあけた

***

心地よい風が吹き天蓋にかかるベールがそよぐ
雲の上にいるかのような白く柔らかなベッドで目覚めたアルルは辺りを見回した
部屋が夕日に赤く染まっていた
風の入り口である窓の傍らに見慣れた姿を見つけた
「サタン?」
後姿からそこに居るのがサタンだと分かった
しかし、彼は振り向かない
「目覚めたか」
窓から遠く、夕焼けを見ていた
アルルは今までに起こった出来事を思い出した
「ぼく、君にここまで連れて来られたんだよね」
サタンは何の反応もなくただ、そうだと答えた
「サタン、ぼく帰らなくちゃ。皆が心配してるだろうし・・・」
いつものアルルだった
そんなアルルがサタンはたまらなく愛しくそして何故だか悲しかった
「私はお前を妻にすると言ったはずだ。だからあの場から連れ去った。もう、ここから出してはやらん」
サタンは振り向かなかった
アルルは様子のおかしいサタンに近づいた
いつものアルルならここで魔法を使って彼のもとから逃げたしただろう
それなのに彼女は悪魔の手を掴んでしまった
アルルは掴んだサタンの手を見た
それは褐色の色をしており、硬質な鱗のような肌ざわりで、鋭い爪が生えていた
サタンは振り返った
化け物と呼ばれても相違ない姿だった
瞳は血のように赤く、釣り上がり、いつも見る角と全く違う恐ろしい立派な角、牙が口に収まりきらず剥き出しになっていた
「さ・・・た・・・ん・・・?」
アルルは後ずさった
サタンの面影はあるものの目の前に居る者は全く異質の存在であった
「アルル・・・すまない」
最後の言葉を聞き取ると同時にアルルは先ほどまで自分が寝ていた場所へと突き飛ばされた

***

娘は魔法を使って逃げ出そうとしました
しかし娘は魔法を思い出すことが出来ません
組み敷かれるまま悪魔の胸元を押し返しました
その手はいとも簡単に悪魔の手に捕らわれました
悪魔は娘の衣装を鋭い爪で引き裂きました
引き裂いたその布の一部で先ほど捕らえた腕を隅の天蓋の柱に固く結びました
悪魔は娘を嘗め回すように見ました
娘は花嫁が身につけるビスチェとショーツと白いストッキングしか身に纏っていませんでした
白いストッキングはガーターベルトで上のビスチェと繋がっており、娘が逃れようと暴れるたびに紐が伸び縮みし
その姿はとても淫猥に見えました
今度は娘を少し遠くから眺めてみました
先ほど引き裂いたドレスが真中から綺麗に開いており娘はさなぎから孵った蝶のようでした
悪魔はあまりの美しさにニコリとしました
それは娘が見たらとても恐ろしく醜悪でげひた笑みのようでした
娘は目の前にいるのが自分の知っている者とは思えませんでした
叫びました
「化け物」「悪魔」と
悪魔は悲しくなりました
幾度も言われ、慣れてしまった言葉でしたが娘の口から出るとそれは同じ言葉とは思えませんでした
悪魔は怒りに駆られました
何に対しての怒りかはわかりません
しかし、目の前にいるのは娘です
怒りの矛先は娘に向けられました
悪魔はショーツを剥ぎ取りそれを娘の口へと詰めました
悪魔はいつの日か愛した少女のことを思い出したように言いました
「かつてリリスは魔の者と交わり一日に100の子を産んだそうだ」と
「魔の力を持つ君はもしかしたら彼女の血を引いているかもしれない」と
そして
「試してみようか」と
娘は首を振りました
泣いて許しを請いました
「お前を私の妻にすると言っただろう」
そう言うと悪魔は娘の足へと手を伸ばしました
娘の両足を自らの肩に乗せそのまま股を押し開きました
そこには視界を遮るものはありません
悪魔は目を細め眺めました
この日の夜に備えてあったのでしょう
娘の秘部はまっさらでした
ピンクのそれはまるで熟れた果実のようでした
悪魔は敏感な部分を傷つけぬよう、爪を当てぬよう、人差指と中指でそこを押し分け芽を探しました
小さく顔を出していた突起はすぐに見つかりました
悪魔はそれを硬質な指の腹で強く擦りました
「ふぐぅ・・・」
口を塞がれ、うまく声を出せない娘は呻きました
その呻きを聞き悪魔は高揚しました
突起を長い舌で舐めました
悪魔の舌は猫のそれに似てたいそうザラザラしており娘のそれを刺激しました
何度も何度も舐め、先の方で刺激し、舌を押しつけたまま動かしたりしました
娘は涙を流し続け、声もあげられず、ろくに息もできず、苦しそうにしていました
しかしいつしか娘の反応は変わっていました
感じやすいのか幾度もビクビクと痙攣しました
いつの間にか下の口から少しずつ蜜が溢れていました
それに気づいた悪魔はその蜜を舐め、周りへと塗っていきます
悪魔は自らの羽織を脱ぎ棄てました

感じすぎて息も上がり意識も絶え絶えになっていた娘は一気に現実へ引き戻されました
悪魔のそれが見たこともない異形の形をしていたからです
大きさも人間では耐えられないのではないかと思うようなものでした
実際、悪魔は魔の者を相手にしたことはあっても、人間を相手にしたことはありませんでした
悪魔は一度娘のそこへ自身をあてがいました
娘はあまりに驚き、体を硬直させてしまいました
悪魔は受け入れてもらうことは容易ではないと悟り娘のものを指で慣らそうと思いました
しかし自分の指は鋭い爪がありそれが叶いません
悪魔は考えましたがいい考えが浮かびません
仕方がないので自分の爪を折ってしまいました
激痛が走りましたが、娘に自分を受け入れてもらうためには耐えなければならないと痛みを堪えました
爪は根元まで剥がれることはありませんでしたが、中ほどまで剥けておりとても痛々しく、見ていられるものではありませんでした
悪魔は痛みを堪え、娘のそこへ指を入れました
まずは中指を1本入れました
細く長い指で娘の入口付近の腹側を撫でまわします
娘が苦しそうにするので反対の手で上の口に詰めたショーツを取ってあげました
「はぁはぁ」と息を荒げる娘は悪魔の指が敏感な部分を刺激するたびに嬌声を上げました
娘は聞いたことの無い自分の嬌声が聞こえると、悪魔の指をきつくきつく締めつけました
悪魔は爪の剥けた部分が痛みましたが娘に自分を受け入れてもらう為だと思うと痛みなど忘れてしまいました
今度は人差し指も入れてみました
中で腹側、尻側両方を強く擦ってやりました
「ひっぁあっ・・・ぼくおかしくなっちゃうよぉ」
と、娘は頭を左右に振りイヤイヤをしました
ですが下の口は悪魔の指を離そうとはしません
悪魔は今度は反対の手で先ほど弄ってやった芽を摘まみました
娘は声も上げられず大きく大きく痙攣しました
何度目かもわからない絶頂を迎えた娘はさすがにぐったりとしました
いくら普段から体を鍛えていると言ってもそろそろ体力の限界です
しかしこれで終わりはしません
悪魔はまだ自分を受け入れてもらってはいないのです
我慢の限界がきた悪魔は自身を少しずつ受け入れてもらうことにしました
ぐったりと憔悴しきった娘の下の口に自身の先の方をグッと押し込めました
娘は意識を取り戻したように「あぁぁぁああああっ」と声を上げ、そして息が絶え絶えになりました
悪魔はあまりの締め付けに顔をゆがめましたがそのまま娘を抱き締め体をぴったりと重ねました
肌に当たる違和感を取り除くため娘の背にあるビスチェのホックに手をかけました
1つ2つ・・・最後のホックをはずすとそこに可愛らしい二つの丘が現れました
透きとおった白い肌と薄いピンクの頂きを備えたそれはまるで桃のようで、誰が見ても美味しそうだと感じるであろうものでした
悪魔は自身を無理に動かさずその果実にありつくことにしました
頂きを舌で転がし吸い、もう片方を指で弄りました
その度に娘の下の口がぎゅうぎゅうと締め付けるので悪魔は少し我慢がきかなくなりました
天蓋の柱に括り付けていた娘の手を解くと力の入らないその手をそのまま自身の根元へと持ってきました
悪魔は自分の手を添えて娘のその手に自らを握らせました
娘の蜜と相まってぬるぬるとしたそれを娘の手ごと握り、しごきました
デコボコとした人間のそれとは異質なそれを何度も何度もしごきました
それは娘の下の口と可憐な手を使った自慰だと言えました
その異様な光景を目にし、その事実に高揚し、ついに悪魔は射精を行いました
娘の中へとドロドロしたものを流し込みました
暫くそのまま出し続けましたが、悪魔はまだ満足しませんでした
やはり全て受け入れてもらうしか満足できないと悟った悪魔は少しずつ少しずつ自身を埋め込み始めました
相変わらずそこはきつくなかなか自分を受け入れてはくれませんが白濁とした液体と少女の蜜が入り混じり少しずつ動きやすくなってきました

悪魔は自分の指と少女の指を交互に絡ませギュッと固く握りました
そして娘に牙が当たらぬよう優しく優しく口づけました
娘は幸福な気分になっていました
意識が朦朧とし、何がどうなっているかは分かりませんでしたが自分が愛され、そして快楽を与えられていることだけは分かりました
娘はいつの間にか悪魔のそれを全て受け入れていました
娘の下の口からは蜜と一緒に赤い血が滲んで出ていましたがそれが初めてであるから出たものなのか
それとも悪魔のものがそこを裂けさせたのかは分かりません
悪魔は暫くそのまま動きませんでした
娘は自分の中にある悪魔のものを何度か締め付けました
その度に悪魔のもののおうとつに刺激され娘は大きく痙攣しました
娘のそこに少し余裕が出来ると悪魔は腰を動かし始めました
大きなそれを娘の奥へと何度も打ち込みました
あまりの激しさに娘には鋭く深い痛みが走りました
「痛い、痛い」と泣き叫びました
ここまでくると悪魔はもう我慢することが出来ませんでした
愛おしい娘の中に自分がいるのだと思うだけで狂ってしまいました
何度も何度も打ち込み、何度も何度も果てました
娘は痛い痛いと泣き叫けびましたが、悪魔が果てた数を片手で数えられるうちに耐えきれず意識を失いました
娘が意識を失ってもまだ悪魔は娘の体を貪り続けました
何物にも替えがたい存在を、10万年以上の時間を彷徨いやっと手に入れたのですから仕方がなかったのかもしれません
無意識のまま体を弄られ続けた娘は時々意識を取り戻すとその度に自ら腰をくねらせ、
悪魔のものを自ら喜んで受け入れるようになっていました
そうして娘は今度は快楽で意識を失い、同じようなことを幾度か繰り返しました
結局、悪魔が行為をやめたのは夜が明ける少し前でした

***

サタンは呆然としていた
自らの体を抱え込みそのまま潰してしおうかと力を込めた
これでは、彼女の言ったとおり本当の怪物、悪魔だと思った
姿はいつもの自分に戻ったが、アルルはもう以前のように接してはくれないだろう
傍らで眠るアルルの頬を何度も撫でた
窓から外を望むと明けの明星が輝いていた
あの場所へも戻れない。ここで出合った皆の元へも戻れない
彼女の笑顔も取り戻すことは出来ないだろう
ただ、ただ、この閉鎖された場所でアルルと2人きりで過ごし続ける
それがとても悲しく、幸福であると感じた
もう引き返すことは出来ない
分かっていたはずなのに涙が止まらなかった
アルル、アルル。私の大切な・・・
言葉はうまく紡がれず宙に消えた

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