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7-69様

その日、アルルは身体に異変を感じていた。
妙に火照るのだ。
しかも、何か気分が乗らない。憂鬱である。
そこで、気分転換に水浴びに行くことにした。

いつもの湖へ向かう。
ここは、ボクとカー君しか知らない秘密の場所だ。
安心して服を脱げる。
軽く泳いだ後、いつものようにカー君をたわしにして
身体を洗う。カー君の表面は無毛だがベロア地状になっていて、
これで身体をこするとすべすべになるのだ。

いつもなら、これで、気分爽快になるはずだった。
でも、その日は違った、カー君で身体を擦れば擦るほど、
身体が火照ってくるのだ。
ボクは誰から見られているわけでもないのに、恥ずかしくなってしまった。
カー君はいつもの表情でずっとボクを見ている。

ボクはだんだんたまらなくなってきた。
岸に戻ると、草むらに倒れこんでしまう。
「はぁはぁ・・・カー君・・」
「ぐっぐぐ?ぐー」
カー君が身体を舐めてくれるが、これは逆効果だ。
「あよぇ・・うあぅ」

ボクは身体の一部がほっとほっとになっていた。
上半身の二箇所と下半身の一箇所とその中だ。
自然にそこに手が行く・・・
何だこれ・・・うへぁ・・・ヌルヌル・・・
呼吸が徐々に早くなっていく。
カー君はといえば・・・

我が意を得たりとばかり、身体を擦りつけてきた。
カー君の表面はベロア地。たまらないよぁ。
「うぅ、うぅ、うぅ、えぅ、ぱぅ、っよ、よ」
「え、う、ああ、え、ようひぇあう」
「あ、あ、あ、あ、あ、あへっ」
「ひっ、ひっ、ひぃぃぃぃxxx#$%!!」

ボクはもうだめぽ。
カー君は全身ぬるぬる。
ボクはもうしばらく動けなかった。
「ぐー」
カー君は、元気だった。
無抵抗のボクは、無残に・・・

       糸冬

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