エピソード1「アルルとサタン」
8-701
カレーの新製品の噂を聞いたアルルとカーバンクルは、一つ先の町へと向かっていた。
「よし〜この森を抜ければ新しいカレーが食べれるぞ〜」
「ぐー」
この森を抜ければ目的の町へと辿りつく。アルル達が森の中腹に差し掛かった頃、
突然木の上から自分の名前を呼ぶ声が聞こえて来た。
「あははは、アルル今日こそ私の妃になって貰うぞ」
「げっ・・サタン」
「ぐー」
嫌そうな顔するアルルとカーバンクル。
10万25才にもなってアルルとカーバンクルをしつこく追い掛け回す
自称魔界の貴公子サタンが現れたからだ。
「もう、僕はサタンのお嫁さんにはならないって!」
「ぐーぐー!」
「ふふ、今日の私は一味も二味も違うぞ!!今日こそ私の妃になってもらう」
「いやだよ〜」
「ならアルル、ぷよ勝負だ」
「よし〜サタンをさっさと倒して、新作カレー食べに行くだから」
「むふふ、アルル覚悟するがいい」
裏ももも通販で買った怪しいパワーアップ薬を飲んだサタンは自信に溢れていた。
ももも印の「ウルトラバイオレンス」これで貴方もスーパーマン。
(但し使用上の注意をお読み下さい)
そんな謳い文句の怪しい薬を飲んだサタンは、違った意味で眼が血走っていた。
「(この体の奥底から湧き上がってくる力、高揚感、くくく、勝てるぞ、これならアルルに勝てる)」
サタンの何時もと違う様子に、アルルもカーバンクルも気が付かなかった。
「アルル、今日ここで私の妃になってもらう」
「絶対に負けないから」
そして始まったぷよ勝負。序盤はアルル有利で進んだもの
鬼気迫るサタンの勢いに徐々に劣勢になっていくアルル
起死回生を狙った連鎖も潰され、急いでお邪魔ぷよを取り除くが、
大連鎖を組み上げたサタンの大技が、アルルへと放たれてしまった。
「サタンクロス」
「きゃぁぁぁーーーー」
降り注ぐお邪魔ぷよに押し潰され、ばたんきゅーしてしまったアルル
「(ううう、悔しいよ〜・・しっ新作カレー・・食べたかったな・・)」
今日発売の新作カレーを、発売日に食べられない事を悔やみながらアルルは意識を手放してしまった。
「ぐーぐー」
アルルを心配するカーバンクルが、舌を器用に使ってお邪魔ぷよを一つ一つ退かして行く
時折、アルルを起そうとするが彼女は起きる気配が無かった。
「ふふふ、ついにアルルを倒したぞ!!」
サタンは長年彼女を追い求め、そして今、心に秘めた願望が叶う時が来たのだ。
「さぁ、アルル、カーバンクルちゃん。一緒に私の城へ」
魔法でアルルを押しつぶしていたお邪魔ぷよを一瞬で消し去る
「ぐーぐー!!」
「かっカーバンクルちゃん。そんな嫌だなんて」
カーバンクルはサタンの申し出を激しく拒否した。
ついでにサタンに向けて額の宝石からビームを撃って来た。
「ぐぬぬぬ、そうだ!カーバンクルちゃん。今日発売の新作カレーを私の城で沢山食べる気は無いかい?」
「ぐー・・・ぐーぐー」
カーバンクルは倒れているアルルの事より、新作カレーに思考が奪われてしまい
サタンの申し出を受け入れてしまった。
「ふふふ、新しい生活が始まるぞー。むはははバラ色の人生だ!!」
サタンの発動した転移魔法により気絶しているアルルと、
既に新作カレーの事で頭が一杯なって涎を垂れ流しているカーバンクル
アルルとの甘い新生活が妄想ではなく、現実となる事に興奮を抑えきれないサタンはその場から消え去った。
魔界のサタン城、
転移魔法により地上から魔界へとやって来たサタンは早速
カーバンクルを食堂に押し込み、係りの物に新作カレーを作る様に命じる
実はカーバンクルの為に、予め新作カレーのルーを大量調達しておいたのだ。
「もう誰にも邪魔されんぞ」
気絶したアルルを抱きかかえたサタンは自室に向かう
「ふふふ、どれだけこの日を待ち望んだことか」
地上に自らの妃を求めてアルルと出会い。様々な出会いと邪魔があったが今では良い想い出である。
「今日からアルルと私の新しい人生が始まるのだ」
サタンは想い出に浸りながら自室の扉を開け、彼女をキングサイズのベットに降ろす。
ドサッ
この日の為に発注したかなり大きめなベット。
これから毎夜。アルルとサタンをこのベットの上で夜を過ごすことになるだろう。
「アルル、愛しているぞ」
ベットの上で眠っているアルルの頬をサタンは撫でた後。部屋に性欲を高める香を焚く
そしてアルルの服を脱がし、彼女を下着だけの姿にした。
「まだ目覚めないとは、まぁ先に楽しませてもらうぞ」
未だにぐっすり眠っているアルル。しかしサタンにはもう我慢できなかった。
裏ももも通販で買った「ウルトラバイオレンス」は体力、精神力だけでは無く
性欲も限り無く高める効果がある。自らの高まりをアルルと今宵愛し合うことで
発散する事に決めたサタンは、アルルが起きるまで自分の保つ事が出来ないと判断した。
くちゅくちゅ
サタンはアルルに唇を落とした後。寝ているアルルの舌と絡ませて濃厚なディープキスを行い
自らの唾液を送り込み、アルルの唾液を飲み込んでいく。
「ぅぁ・・・んぁ?・・・・ぁん・」
アルルがサタンによって与えられた刺激によって、意識が覚醒するが
未だに自分がどう言う状況に置かれているのか判断出来なかった。
うっすらと眼を開け、周りを見るが視界を誰かに遮れ、口の中に何かが蠢いている。
徐々に意識が戻りはっきりしていく、そして視界を遮る誰かの顔が分かり。
自分の口の中を蠢く何かをようやく理解し始めた。
「ぁぁん!?!?」
声にならない声を上げるアルル、しかしサタンはアルルを解放する気は無く
より深いディープキスを行い。舌を絡めてアルルが声を出す事を阻止する。
「んんぅぁぁん」
必死にアルルは声を出そうとするがサタンの舌によって阻まれ何度やっても声を出せない
そうこうしている内にアルルは酸素が足りなくなりどんどん苦しくなって来た。
そんなアルルを見てようやくサタンは絡めている舌を解き唇を離す。
「はぁはぁ・・・なに、どうなってるの・・ぼく・・」
アルルは酸欠不足になった肺に空気を取り込み、自分の状況とサタンと今していた事を思い出す
ベットに横たわる下着姿の自分、自分の様子を興味深く見下ろしてるサタン
・・・そのサタンと舌を絡めていた事実が彼女に突如圧し掛かる。
「嘘だよね!?・・こっこんな嘘だよ、だって・・だって・・」
与えられた現実に彼女は混乱していた。サタンとのぷよ勝負に負けた
それがこんな事態になるとは彼女はまったく考えてなかった。想像すらしていなかった。
「おはよう。我が妃よ」
薄っすら笑みを浮かべたサタン。その表情見たアルルは酷く怖いと感じてしまった。
「きっ妃って冗談やめてよサタン。これって何なの?」
「見ての通りさ、私はアルルと愛し合っていた」
下着姿のアルルの上に覆いかぶさるサタン。そして先ほどまで濃厚なキスを行っていた状況では、
何も知らない者から見れば愛し合っていたと映るだろ。
「ぼく、サタンの事なんて愛してないよ、ちょっと離れてよ!!」
手を伸ばしてサタンを退かそうとするがびくともしない。
逆にサタンはアルルを強く抱きしめて離さないようする。
「私はアルルの事を愛している。そしてアルルはこれから私の事を愛するようになる」
「そんな勝手な!!サタンなんて大嫌い、・・・ジュゲム!」
アルルはサタンを吹き飛ばす為に爆裂の光魔法を唱えるが・・・何も起こらなかった。
「え?!なんで」
「残念だが魔法は使えない。今のお前は魔法の使えないただの女の子なんだよアルル」
「うっうそ」
サタンはアルルに予め魔法封印の術を施して彼女の反撃を封じていた。
魔法による事態解決を図ろうとしたアルルは自らの目論見が崩れパニックとなる。
「いっいや!誰か助けて!」
「ここは私の城だ。誰も助けに来ない・・」
「このヘンタイ!!サタンなんて嫌い、大嫌いっ!!」
それでも必死に暴れるアルルに手を焼いたサタンは右手を彼女の下着の中に
突っ込み、少し強引に恥部を弄り始める。
「ひぎぃ!!」
未知の感覚に一瞬ビクっとなったアルルは、サタンの右手を恥部から引き離そうとするが
恥部を弄られ力が出ないアルルではサタンの行為を止める事が出来なかった。
「どんなに嫌がってもお前も女なのだ」
「んぁんぁ!???」
やがて未知の感覚に徐々に支配されていったアルルは、抵抗を知らず内に止めていた。
彼女の抵抗も止み。サタンは思う存分にアルルの体を堪能する事にした。
左手でアルルの胸を弄り首筋に唇を落としていく。
その度にアルルは快楽が僅かに困った小さな声を上げていく。
「アルル、私の手でいい女にしてやるぞ」
「ぅぅ・・・」
そしてアルルの方もサタンに長い間、体のあちこちを弄られているうちに、
今までに感じたことの無い感覚に彼女は襲われていた。
気持ちいいような痛いような、思考にもやが掛かったように
サタンの行為を受け入れるようになっていった。
これはサタンが焚いた性欲を高める香の力も働いていた。
「ぅぅん・・・・ゃぁ・」
くちゃくちゃとアルルの恥部からは止め処なく透明な分泌液が流れ下着を濡らして行った。
彼女が快感を感じている証拠である。
「随分気持ちよそうだなアルル、これなら私の物を入れても大丈夫のようだな」
「んぁ?」
恥部を弄っていたサタンの右手が離れ、物足りなそうな顔でアルルはサタンを見た。
サタンは自らの全ての着衣を脱ぎ去った後、アルルの身に付けいた下着を取り払い。
お互い生まれたまま姿となって彼女の上に圧し掛かり。自らの一物を彼女の恥部に擦り付ける。
「ぁぁん・・・ん」
アルルはサタンの手とは違った生暖かい感触に、自身の恥部がひくひくと動くのを感じる
「いくぞアルル」
やがてサタンは擦り付ける行為をやめて、先端を彼女の恥部に狙いを定めてゆっくりと沈め始める
ずぶりっ
処女であったアルルの恥部から血が流れ始め、ベットを点々と赤く染めていく。
「んんんんぁ!!!」
アルルは恥部を襲った突然の痛みによって、快楽に酔った意識が徐々に理性を取り戻し始める。
「痛っ・・・さっサタン退いて・・・退いてよ!!」
あまりの痛みに耐えられなくなったアルルは涙を流しながら
サタンを両手で押しのけるが、サタンは退ける気配すら無かった。
「痛いのは最初だけだアルル、直ぐに気持ちよくなるからそれまで我慢するんだ」
「そっそんな知らないよ。どいてよ、どいて!」
「また我侭なアルルに逆戻りか?仕方が無い」
サタンはアルルの唇を自ら唇で塞ぎ、再び彼女と舌を絡め始める。
「んぁんぬぬふぬふふぁぬ!!!」
最初はディープキスを嫌がっていたアルルも、恥部の痛みを忘れるようにやがて自らも止めるようになり
頃合を見てサタンはゆっくりと腰を動かし始めた。
「んぁんんぁ」
まだ若干痛いのか、腰を動かすたびにアルルは激しく舌を絡めて来た。
サタンの方もそんなアルルの反応を見ながら腰を振る速度を止めたりゆっくりしたと繰り返していく
「ぁぁぁんん」
やがて痛みから解放されたアルルに、
サタンは自らの高まりを解放する為に腰を振る速度を徐々に上げていく
パンパンパンと肉が肉を打つ音が部屋中に響き渡るようになっていた。
「ぁぁぁんんん」
喘ぎとも快楽とも付かない声をアルルは上げながら、サタンの体にしがみ付き
彼から与えられる快感を全身で耐え、そして味わっていた。
「くぁ・・そろそろ限界か。アルル沢山出すからな。元気な子供を頼むぞ」
「ぁぁぁぁぁ!!!」
より一層激しくサタンは腰を振り、アルルもそれに合わせて僅かに腰を振っていた。
そしてアルルの締め付けが一瞬きつくなり、サタンは彼女の一番深い所で精を吐き出し始めた
「くっ」
ドクドクドク
精子が彼女の膣奥に出され、子宮へと流れ始める。
「んんん!!!」
生暖かい液体がお腹を満たす感覚にアルルは絶頂を向かえ。
サタンの精液を一滴でも多く飲み干さんと子宮と膣が彼女の意思は関係なく連動してい動いていた。
「はぁはぁアルル。これお前は私の妃だ。誰にも渡さない」
そして再びサタンは腰を動かし始めた。ウルトラバイオレンスの効果はまだまだ体内に残っている
相変わらずビンビンな一物を鎮めるためにサタンは一晩中アルルの体を抱き続けたという。
それから一ヵ月後
「ぅぅぅ・・アルルそろそろ休まないか?」
「嫌だよ。ぼくまだ全然満足してないもの」
ここはサタンの自室。キングベットの上でサタンの妃となったアルルが
サタンに馬乗りとなって腰を振っていた。
既にアルルとサタンの結合部分はサタンの出した精液と
アルルの分泌液によって白くどろどろになっていた。
「でも僕達がこんな風になるなんてあの頃は考えもしなかったよ」
サタンに攫われる形となり、犯されたアルルはサタンを激しく嫌っていた。
しかしサタンによって毎夜与えられる快楽に徐々に心が絆され。
彼の苦しみや辛さを知り、何時しかサタンを愛するようになっていた。
「はぁはぁ、しかしアルルの性欲がここまで強いとは」
「何言ってるの。ぼくの体がこんなエッチになったのは全部サタンが原因じゃない」
あの日以来、サタンはアルルに対して様々な精技を仕込み彼女を快楽の世界へと導いた。
そう、ここまでは良かったのだが、彼女の性欲が貪欲となり際限なく求める様になってきた。
その為、サタンはアルルの相手に精魂費やしてしまう羽目となっていた。
「子供も事も心配だし、そろそろ休まないか?」
「大丈夫だよ。お医者さんがまだ沢山しても大丈夫って言っていたから」
アルルとサタンには子供が出来ていた。恐らく最初に行為を及んだあの日に出来たのではないかと
魔界の名医のお医者さんが言っていた。
男の子か女の子かは知らないが将来どんな大人になるか誰にも分からない