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8-916様

はっはっはラグアルじゃなくてなんか申し訳ない
シェゾの顔だけイケメンネタでシェアル書いてみたらなんかスイーツ(笑)になった
エロってなに?ていうか小説ってなに?これでいいのか?


じっと視線を感じ、閉じていた両のまぶたを開くと、金無垢の瞳と至近距離でかち合った。
「…なにしてんだ」
「なにって、君の顔を観察してただけだよ」
ある夜中のことである。
「君って本当にきれいな顔してるよね。まつ毛の数を数えてたはずなんだけど、いつの間にか見とれちゃった」
ことも無げにいう少女の格好は全裸である。
もっとも、首までシーツを引き上げているのでその下は見えないのであるが。
「シェゾってまつ毛まで銀色なんだね。こんなにじっくり見たこと今までなかったから、なんだかとっても新鮮なかんじ。長くてとってもきれい」
男なのにずるいとむくれる少女の振る舞いからは、先ほどまでの名残は一切窺えない。
「なんでまた人の顔なんかじろじろ見てんだ、お前は」
突然のアルルの態度にシェゾはどうにも落ち着かない気持ちになる。
二人がこういった関係になって日も浅くはないが、普段アルルは生意気な口を利くことはあっても、このように素直に褒めるようなことはめったにない。
嬉しさよりも居心地の悪さが勝り、思わずシェゾは顔を背ける。
ああ、とアルルの残念そうな声が上がった。
「ぼく、君の顔好きだなあ。肌なんか白くって、女の人みたいにすべすべしてて。シェゾはお母さん似?」
こうやって二人、ベッドの上で時間を過ごすとき、アルルはシェゾの話を聞きたがることがあった。
ふるさとの話や家族の話、学生時代の話など。いずれももう大昔の出来事であるが。
初恋の思い出について自分から聞いてきたくせに、答えると拗ねて不貞寝してしまったこともあった。
思い出し、思わず笑うと、何笑ってんのさと頭をぽかりと叩かれた。
その動きにあわせ、シーツが少しずり下がる。
首の付け根、先ほど自分がつけた鬱血の跡が目に飛び込んできて思わずどきりとしてしまう。
あっけらかんとした態度に似つかわしくないその赤が、かえって色っぽく見えた。
シェゾはごほんと咳払いをした。
「どちらかと言えば母親似だったな。お袋の瞳も青だった。村一番の美人と評判だったな」
「そっかあ。すてきなお母さんだったんだね。」
しみじみとつぶやくアルル。
彼女も色々と思うところがあったのだろう。
父親のことでも思い出しているのだろうかとシェゾはぼんやり思った。
「感謝しなきゃね。ぼくも君も」
「俺はわかるが何でお前まで」
「シェゾを顔だけでもかっこよく産んでくれてありがとうって」
「お前…」
「だって君の顔、ぼく本当に大好きなんだもーん!」
胸元にすりすりと頬擦りするアルルは文句なしに可愛かったが、話の内容が内容である。
――顔だけってなんだ、顔だけって。
思わず憮然とした顔にもなろうと言うものだ。


「また眉間に皺寄せちゃって。取れなくなっても知らないんだから」
「へーへー」
「せっかくのきれいな顔なんだからもっと笑った方がいいよ。怒った顔やむすっとした顔ばっかじゃ、ぼく見飽きちゃうよ」
「あのなあ・・・俺が爽やかに笑ったり、にこにこしてるとこ想像してみろ」
アルルに言いながら自分でも想像してみる。
・・・思った以上に似合わない。(※魔導師の塔、SS魔導物語参照)
アルルも同様だったらしく、しばらく思案するような顔をしたあと、なんともいえない表情を作った。
「・・・すごく似合わないね」
シェゾはがっくりと肩を落とした。
自分で言っておいて、男とは難しい生き物である。
「結局どんな顔しても文句言うんじゃねーか!」
不貞腐れて背を向けようとするシェゾに、アルルは慌てて訂正をいれた。
「そ、そんなことないよ!たとえば…」
たとえば、ともう一度呟いたあとアルルは何か考えているようだったが、突然、かあと音がしそうなほど顔を赤くさせた。
その上もじもじしながら、なにかあーとかうーとか唸りだした。
面食らったのはシェゾである。
「な、なんだよ。途中で切るなよ」
年頃の娘を赤面させてしまうような顔を自分はしているとでも言うのか。
「その、教えてあげてもいいんだけど、あの、ね、その前にね、あの、その、」
シーツを口元まで引き上げ、上目使いでアルルはごにょごにょと何かを言っているようである。
くそ、かわいい。
「聞こえねーぞ」
「だから、その、・・・・も・・・いっかい・・・・・よう?」
「だから聞こえねーって」
「〜〜っ!もう!」
勢いよくアルルが上体を起こす。
シーツで隠れていた胸が露になったが本人は気付いていないようだった。
つい先ほどのキスマークに目が行く。
「も・・・っ!もう一回、しようって、言ったの!」
アルルは真っ赤な顔でそう叫んだ後、むき出しの胸に気付いたらしく、慌ててシーツで隠そうとした。
が、それよりも先にシェゾがその小さな体に覆い被さった。


「ふぁ」
シェゾが鎖骨に軽く歯を立てると、アルルは甘えたような鼻にかかった声を漏らした。
ことが始まるとアルルは豹変する。
何も知らないような顔をした少女から一人の女へと変わる様に、セックスの都度シェゾは舌を巻いた。
痛い痛いと泣かれた初めの頃が嘘のようである。
「きゃうっ」
さっきとは逆の場所にキスマークを残してやるとアルルは仔犬のように鳴いた。
痕をつける行為は、なんだかアルルを征服しているようで小気味いい。
気分を良くして二つ、三つと数を増やしていると髪を引っ張られた。
「もう・・・首につけるのやめてってばぁ・・・ぼくの服じゃ隠せないんだから・・・」
「おー、悪い悪い」
「シェゾいっつもそう言って・・・、この間だってルルーに、ひぁ」
胸の頂に舌を這わせるとアルルの抗議はあっけなく終わった。面白いほど敏感な体である。
アルルの肌は健康的に程よく焼けているが、普段日の光を浴びない胸は真っ白だった。
シェゾがアルルの体で特に気に入ってる部分だ。ゆっくりと両の乳房を揉むと心地よい弾力が返ってくる。
「やぁ、あぁん」
シェゾはアルルの胸を口に含み、しばらく口の中で転がして遊んでいたようだったが、覆いかぶさっている状態から両の
手の支えを緩め、体をアルルに密着させた。
自分の胸板で、アルルの乳房が柔らかくつぶれる感触が直に伝わってきて、シェゾは思わず背筋がぞくぞくした。
至近距離にアルルの顔がある。
頬を高潮させ、潤んだ瞳で浅く息をしているさまがなんとも愛らしく、そのまま口付けるとぎゅっと腕を回してきた。
アルルはどうやらキスが好きらしい。一緒に過ごすことになって気付いたことの一つだ。
「んう、ん・・・はっ」
口の中に舌を差し入れると、小さな舌が懸命に絡み付いてくる。
それを少しきつめに吸い上げてやると、くぐもった声で甘くあえいだ。
そろそろか、とシェゾはアルルの下肢に手を伸ばす。
「やだ・・・」
「自分から言い出しといてやだはないだろ」
ますます真っ赤になり足を閉じようとするのを、自分の体を割り込ませることで封じる。
ひだを指で掻き分けると、中からじわりと液体がにじんだ。
青臭い匂いと、女の匂いが混じり合った独特の香りがシェゾの鼻腔をつく。
「さっきしたばっかのくせに、おまえって本当すけべだよな」
「ちっ、ちがうもん!ぼくのせいだけじゃないもん!さっきのシェゾの分だって・・・っ!」
揶揄するように言うとアルルは顔を真っ赤にして否定にかかったが、恥ずかしくてたまらないらしく、最後まで言い切る前に
赤い顔を枕に伏せた。
シェゾからは丁度真っ赤に染まった耳が目の前に見える位置となり、思わずかぷりと噛み付くとひゃあと声をあげ、びくりと
体をふるわせた。
シェゾは暴れるアルルを左手で固定すると、潤ったそこにごつごつと骨ばった指を差し入れた。
狭い膣内がきゅうとそれを締め付けてくる。


先ほどの名残か、中はとても熱く湿っており、ある一点をぐりぐりと擦るとあぁ、とアルルが鳴いた。
「お前ここをこうされるの好きだもんなー」
「ん、あ、そ、そんなことな・・・っひっ!うぁ、きゃふっ」
中指と薬指で中をかき混ぜながら、親指と人差し指で小さな肉芽をつまんでやると漏れる声が一層高くなり、中からは愛
液が湧き出る。
「ひあ、だめ、ぁ、だめだってば、そんな・・・激しくしちゃ、あふ、やああ!」
さっきからアルルはまともな言葉を喋れていない。
もうすっかり出来上がってしまっている。
――そろそろいいだろう。
シェゾが指を引き抜くと、アルルはあ、あ、と小さく声を漏らしながらびくびくと体を震わせていた。
力いっぱいシーツを握った指先が白くなってしまっている。
シェゾは自分の手を重ねるとゆっくりとそれを解かせ、自分の首にかけさせてやる。
しっかりと立ちあがった自分のものを膣口にあてがうと、アルルの口からため息のような甘い呼気が漏れた。
思わず喉が鳴る。
「アルル」
切羽詰った声で呼びかけると、アルルは蕩けきった目をゆっくりと合わせた。
「しぇ、ぞ」
かすれた声で名前を呼ぶ。
――きて。
唇の動きだけでそう囁いた。
唾液でてらてら光る唇の動くさまが艶かしく、ちらりと見えた赤が舌だと認識した瞬間、シェゾの理性がとんだ。
「うあ、あ、やあああん!」
シェゾはなんの遠慮もなくアルルを貫いた。


「悪い、多分加減できない」
欲望のままに柔らかな中を蹂躙する。
腰を激しく前後させるたびにアルルの膣壁が絡みつく。
熱い。狭い。気持ちがいい。
「ひぁ、やぁっ!あ、ああだめっ!あ、あ、だめだってばぁっ!」
激しい快楽の中に放りこまれ、アルルは乱れに乱れた。
しかしシェゾにはやめる気など更々ない。
むしろ更に追い詰めてやろうという気持ちにすらなる。
「これのどこがいやだって?」
中をぐるりとかき混ぜるように動かす。
ぐちゅりと湿った音がし、アルルの中から、後から後から水が溢れた。
夢中になって腰を振りながら小ぶりな乳房をわし掴む。
「ひゃああんっ」
アルルはひときわ大きく鳴くと仰け反り、白い喉を晒した。
そこにすかさずかじりつく。
そのまま首を伝い、貝のような耳を口に含むと、アルルの背筋がぞくぞくと震えるのがわかった。
一層強くきゅうと締め付けられ、込み上げる射精感をなんとか堪える。
シェゾとしては少しでも長くこの状態を楽しみたかった。
「アルル、そろそろいくぞ」
アルルはぼうっとした、恍惚の表情を浮かべてシェゾを見上げている。
泣きすぎ涙で赤く焼けた眦が、シェゾの目には痛々しく映った。
「うぁあん!ひあ、あっ、あっ!も、やらぁ、や、いやああぁっ」
激しい抽送にアルルはもう半ば泣きじゃくるようにして喘いだ。
無茶苦茶に犯しながらクリトリスをきゅうとつねってやる。
「〜〜〜っ!」
もう言葉も出ないらしかった。
シェゾにももう余裕はない。
繋がりあっている部分の境目がわからなくなる。
ぐちゅぐちゅ鳴る水音はそこから解けて混ざり合っている音ではないのか。
ああもうなんでもいい。
子宮を突き破らんばかりの勢いで最奥を抉るとアルルは大きな目からぼろぼろと涙をこぼした。
がくがくと震える体が一瞬ぎゅっと強張ったかと思うと、次の瞬間くたりと弛緩した。
それに合わせて熱い膣壁が複雑な動きでシェゾを締め上げる。
「・・・っ」
今度は本能に逆らわず、シェゾは熱い迸りを小さな体の中に放った。
アルルが微笑んだ気がした。


「ぼくね、えっちしてる時のシェゾの顔、好きだよ」
まだ余韻に浸ったまま、うっとりと呟くアルルにシェゾはすぐ反応を返せなかった。
先ほどの話題をもうすっかり忘れていたのである。
「・・・すまん、なんだって?」
独り言のようにアルルは続ける。
「ちょっぴりほっぺた赤くて、余裕ない顔してて・・・シェゾの気持ち良さそうな顔見てると、ぼくなんかの体で気持ちよくなっ

てくれてるんだなーって、ぼくまで気持ちよくなっちゃう」
シェゾは鼻の頭をぽりぽりと掻いた。なんだか気恥ずかしい。
「顔ももちろんだけど・・・ぼく、シェゾがすきだよ・・・シェゾがきもちよくなってくれればぼくもうれしいし・・・げんきないとぼくも
かなしいよ・・・」
段々とアルルの呂律があやしくなってくる。
うとうとするアルルに、シェゾはシーツを被せてやった。
「すき・・・だいすき・・・・シェゾ・・・・・」
やがて、すうすうと穏やかな寝息が聞こえ始めた。
とてもではないが眠る気にはなれなかった。
シェゾは神妙な顔でアルルの寝顔を見つめながらずっと考えていた。
胸を締め付けるような、甘く疼くような、この気持ちをなんと呼べばいいのだろうか。
「・・・俺もだ。アルル。愛してる」
眠るアルルの頬に唇を寄せる。
シェゾは考えていた。
時計がめぐり、夜が更けても、アルルの寝顔を見ながら、ずっと。

ずっと、ずっと。




おわり

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