no title
9-217様
今日はシェゾの誕生日。
アルルは彼のためにプレゼントを用意し
あまつさえ手料理のディナー(旬のイチゴがたっぷりのバースデーケーキ付き)さえ振舞ったというのに
「そういや、まだ最後の『プレゼント』を貰ってねえな・・・」
のひと言を皮切りに押し倒され、ベッドでいわゆる一戦を交えたというところである。
単に『一戦』とは言っても、アルルは何度も何度も軽い絶頂に押し上げられ
前から横から後ろからと、様々な体位で貫かれ
最終的にはいつもよりも高い快楽の波に飲み込まれ、気を失ってしまったのだ。
身体のあちこちにシェゾが残した紅い印が刻まれている。
そして、アルルは体内を何かが蠢くような違和感で目を覚ました。
「う・・・ううん・・・ あ、あれっ?なんか変なカンジ・・・って〜!ちょっ・・・シェゾ、何してるの〜!」
気が付くと シェゾはアルルの股間に蹲り、蕾に舌を這わせ花弁に指を出し入れしている最中であった。
「まったくもう。ボクが気絶しているあいだに、なんてことやってるのよ〜! こんなんだからキミはヘンタイって言われ・・・はぅんっ!」
「アルル。お前、他人(ひと)のこと言えないぜ。 気を失っているのにこんなに濡れて、しかも腰まで振りだして・・・」
そう言うとシェゾは アルルの花弁に潜り込ませていた2本の指を開き、指のあいだに掛かる銀の糸を見せ付ける。
「〜〜〜〜〜〜〜っ! シェゾの馬鹿ぁっ! 」
――― ぼふっ! ――― 顔を耳まで真っ赤にしたアルルの投げた枕がシェゾの顔面に命中する。
――― もう!このままじゃ、なんか悔しい・・・ どうにかしてシェゾをぎゃふんという目にあわせたい。
こんなにいいように、シェゾのおもちゃにされているだけだなんて・・・
――― んちゅっ・・・! ――― やにわにアルルはシェゾの乳首を口に含む。
「◎=※√☆∞@▲×□†●♂〜〜〜っ!」 シェゾが声にならない悲鳴をあげる。
ふと見ると 挑戦的な瞳を好奇心でキラキラさせて、上目遣いで見上げるアルルの顔。
「ふ〜ん・・・男の人も、ココってやっぱり弱いんだぁ〜。 ・・・んっ 」
「おい・・・アルル、何をする、やめ・・・うかはぁっ!」
アルルはシェゾの乳首を吸い、舐めあげ、舌先で転がし、甘噛みし、厚い胸板に実をつける赤い木の実を蹂躙する・・・
――― さすがに男の人のおっぱいは、堅くて揉むことが出来ないなぁ・・・ でも、シェゾ気持ちよさそうだなぁ・・・
ボクはもっともっと、キミに気持ちよくなって欲しいんだよ・・・
「アルル・・・お前、いったいどうしたというんだ?」 平静を装い、シェゾが訊ねる。
アルルはおもむろに顔を胸板から離し、シェゾの唇に軽く口づけ、そして耳元で囁く。
「・・・すき、大好き。今のシェゾ、とっても可愛いよ・・・」
そう言うとアルルはシェゾの首筋を軽く噛み、紅い印をつける。
「キミのこと好きだから、ボクは、キミにもっと気持ちよくなって欲しいんだ。」
――― ちゅっ・・・ちゅっ・・・ちゅっ ――― アルルの唇と舌は、シェゾの胸元、脇腹、臍へと降りてゆく
「うっ・・・おお・・・ぅ う、巧いぞ、アルル。 しかしお前、いったい何処でこんな・・・?」
「コレはみんな、みぃんな、シェゾがボクにしてきたコトなんだよ。
ボクがこんなに気持ちいいなら、キミも気持ちいいのかな?って思ったんだ。」
「すごい・・・シェゾのここ、もうこんなになってる。」
アルルはシェゾの肉棒に愛しそうに数回口付けると、口の中に含み
その傍に在る丸みを帯びた柔らかそうな物体を、その小さな手でくねくねと弄ぶ。
――― もう、我慢できない・・・! アルル、お前が・・・たまらなく・・・・・・
散々アルルに攻められたシェゾも、流石に我慢の限界だったようで
腕を伸ばしアルルの腰を掴み、自分の分身を咥えさせたまま自分の方へ引き寄せ、アルルの花弁に舌を這わせる。
ちょうど自分の分身を中心点に、アルルの足がコンパス代わりにベッドの上に半円を描かせた状態だ。
――― え・・・?これって、ドラコに借りたエッチな週刊誌に載っていた『しっくすないん』ってヤツ〜?
「あん・・・シェゾぉ・・・ボクがキミを気持ちよくしてあげているところなのに・・・いっ! ひゅひん!はぁぁっ・・・」
「俺はお前のココを舐めているのも気持ちいいんだよ。
お、どうした?アルル、口がお留守になっているぞ。 俺を気持ちよくしてくれるのじゃなかったのか?」
「もうっ・・・意地悪。 ・・・んんっ、ちゅぱっ、くちゅ・・むぅ・・・ん」
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「ああっ・・・くふぅ、はあぁぁん!あんっ、いいっ、そこ・・・っ! シェ・・・シェゾぉ〜!」
アルルがシェゾの上に跨り、彼の突き上げに応えるように腰を激しく振り切ない声をあげている。
初めて抱いたときから、一回り以上は大きくなったアルルの胸が俺の目の上で怪しく揺れる。
(ルルーという比較対照がいるので、いまだに貧乳扱いされているが
いまのアルルの胸は、並みのものよりも大きい筈だ。)
時折その先端に実る果実を摘むと、シェゾの分身を絞り上げるように締め付ける。
――― もしかすると世の中のすべての女というものは、魔女なのかもしれないな・・・
そう呟くと シェゾはアルルの中に、全ての白い欲望を吐き出した。
【END】