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5-974様
「アンタッ!柱をぶち抜くなんて……この損害、どうしてくれるのよッッ!!」
ルルーはボクに会うなり怒鳴りたててきた。
「キミが意地悪するからじゃないかぁっ!」
ボクも負けじと言い返す。
ダークゾーンを脱出したボクは、どーしても気が収まらなくてタカビーなルルーにガツンと食らわせるためにルルーの屋敷に潜入した。
だけど、3階まで来て4階へ通じる階段がどこにも見当たらない。ルルーがボクに来させないようにするために階段を取っ払っていたんだ。仕方がないからボクは、古代の宝物庫で見つけた魔導砲で屋敷を支える柱をぶち抜いて4階を引き摺り下ろしたってワケ。
「口答えするんじゃないわよっ!もう許さないわ!サタン様はわたくしのものよッッ!!!破岩掌っ!!」
「わわわわっ!!」
ヒステリックにまくし立てると、突然ボクに掌底突きを放ってきた。もう、話なんか通じるような人じゃない……。
すんでのところでそれを避けたボクの視界に、しなやかにカーブしてボクを襲う影のようなものが映る。
バシィッ!
「きゃあっ!!」
最初の掌底突きからして不意打ちだったのに、それを反射的に避けられたに過ぎないボクに、第2撃目が避けられるはずもなかった。ボクは思わず両腕を顔の前で交差させてガードしたのに、それはボクの無防備なお腹の方に当たり、鋭い痛みが走った!
「くぅっ…」
痛みに呻きながら確認すると、ボクを襲った影は皮の鞭だった。鞭が当たったボクのお腹は服が一直線に破れ、おへそを覗かせていた。
「やったなぁっ!」
痛みを堪えて立ち上がり、相手との間合いを取る。右手を頭上に掲げて魔力を集中して、ボールを持つような感じをイメージして魔力の塊を右手に作る。そしてそのボールを相手に投げつけるように右手を振り下ろし、呪文を唱える!
「ファイヤーッ!!」
「きゃああっ!あちちちちち……こンのぉ〜っ!服が焦げたじゃないのっ!!怒り大爆発っっ!!」
げげげっ、ふ、服が焦げたって…それだけ!?ルルー自身にダメージはないの…っ!?
なんていう、非常識な人なんだ……。
「おーっほほほほほほっ!わたくしの鞭捌き、かわせるかしらっ!?」
ヒュンヒュンヒュンッ!
む、鞭がっ、まるで意思を持ってるかのように不規則な動きを見せる!
よ、避けられないっ!
ビシッバシッビシビシッバシィッ!!
「ああぁ――――っっ!!きゃあっ、あぁっっ、きゃあぁぁ――――――っっ!!」
頭を抱えればお腹を、お腹を抱えれば脚を、脚を抱えてしゃがめば背中を鞭が打ち、背中の痛みに思わず仰け反り返れば突き出た胸を打つ。
「カーバンクルを返しなさいっ!そうすればキッツゥ〜イお仕置きだけで許してあげるわよ!」
カーバンクル――ボクはカーくんって呼んでる――は、額にルベルクラクっていう宝石を埋め込んだ生物で、ライラの遺跡の深部で昨日――いや、ミノタウロスの迷宮に丸一日いたからもう一昨日になってる――ボクと出会って友達になった。
ルルーが言うには、そのカーくんを連れていることがサタンの婚約者になった証拠…らしい。それでボクがサタンの婚約者になったと誤解したルルーがボクを倒してカーくんを奪おうとしているんだ。それでボクはこの部屋に入る直前に、あらかじめカーくんを魔法で隠してある。
「返しなさいって…もともとキミのものじゃないでしょ!」
ボクはあちこちの鞭の痛みを堪えてよろよろと立ち上がりながら言った。
「そう…お仕置きだけで済ませてあげようと思ったのに…カーバンクルの居場所はアンタのカラダに訊くしかないのかしら……?破岩掌ッッ!!!」
「げほぉぉっ!!」
じりじりとボクに迫りながら何か言ってると思ったら、またもや突然の攻撃。今回は完全に不意を突かれ、ボクの鳩尾にルルーの掌底突きが炸裂した。
体を内部から破壊されるような衝撃に、ボクは血を吐くような呻き声を上げてお腹を押さえ、がくっと膝を着いて思わずうずくまる。
まともに食らった攻撃の痛みに耐え切れず、体が震えてうずくまったまま身動きできない。そんなボクの目に、スカートのすそが破れ、自分の太ももに真っ赤な蚯蚓腫れできているのが見えた。さっきの鞭の…痕だ……。
がしっ!
ルルーがボクの髪の毛を掴んで引き上げ、うずくまるボクを無理矢理に膝立ちにさせる。
「さぁ、お答えッ!」
「うぐ…ぐっ……、やっ、やだもんっ!」
髪を引っ張られる痛みに呻きながらボクはルルーの命令を拒絶する。
どかっ!
「うぐっ」
髪の毛を離されると同時にボクはあごを強く蹴り上げられて、膝立ちの体勢から膝を折ったまま上体を後ろに倒して寝転がる。
「お答えなさいッ!」
ルルーは再びボクに鞭を振るおうとし、やはりボクは顔の前で両腕をクロスさせてガードする。
ビシッ、バシッ!
「くっ!うぅっ!!」
今度は、鞭はクロスさせたボクの腕を打った。歯を食いしばり、その痛みに耐える。
ビシッ、ビシッ、バシッ!
「ぅああっ、いたいっ、いたいぃっっ!!」
だけど今度は、ガードしたボクの腕の同じ箇所を狙って何度も鞭を振るう。リストバンドは引きちぎられ、腕が真っ赤に腫れ上がり、とてもこれ以上ガードできなくなってくる。
膝を折ったまま仰向けにされ、しかも鞭の乱舞がボクを襲い続けてるから、とっさに自由な体勢が取れないよ!これ以上ガードもできない……。
ルルーは、ボクの腕が限界に来たと見ると、今度は太ももに集中攻撃を始めた。
ビシッ、バシッ、ビシバシビシッ!
「いたいっ、もっ、もうっ、やめっ、いたいぃぃっっ!!」
それでも太ももを守りたくて、まるで小刻みに腹筋運動をするかのようにボクの上半身がびくびくと痙攣していた。
鞭はボクのミニスカートにも当たって、そこがびりびりと破けていく。
やっと足が崩れ、膝を伸ばせるようになって、ボクは太ももへの鞭打ちから逃れようとうつぶせに転がった。当然…といえば当然だけど、今度はボクの背中とお尻・太ももの裏がターゲットになって、やっぱり鞭から逃れることはできない。
ビシィッ!バシィッ!
「きゃあぁっっ、ああぁ――――っっ!!」
うつぶせのまま鞭打たれ、それでも立ち上がろうと膝を胸のほうへ寄せ、腰を上げたボクの背中とお尻になおも容赦ない鞭が振り下ろされる。シャツの背中の部分とスカートのお尻の部分もどんどん破れ、ボクの全身に真っ赤な蚯蚓腫れが刻まれていく!
「ほらほらぁっ、カーバンクルをおよこしなさいっ!」
いたいっ、いたいぃっ!!ケド、ルルーにガツンと食らわせるために来たのに、ここで屈するなんて悔しすぎる!
「だれがっ、ぅわぁっ、わたすもんかっ!あぁ――ッッ!!」
サタンなんかどうでもいいけど、カーくんはボクの大切な友達なんだっ!
「だったら…っ!」
ガシッ!
「っっ!?」
ルルーは鞭を振るう手を止め、必死の思いで四つん這いになったボクの肘や膝をすばやく絡めとった。
「まさか…ちょ、ちょっ、やめっ、やめて…」
関節技…!抵抗しようにも手足が完全に相手に捕らえられて外せない!ボクが四つん這いのこの格好になるのもすべて計算済みだったの!?
「フフッ、逃げられないわよ?」
「やっ、やめてっ、おねが…ぃいっ!?」
「四肢咆哮っ!!」
バキボキベキゴキィッ!
「いだぁ――――――――っっ!!!」
肘、肩、膝、股関節……ボクは、ボクの全身の関節という関節から響き渡る二度と聞きたくないようなヤな音とボク自身の悲鳴を聞いた。
全身から力が抜け、立ち上がるどころか、指一本動かすことすらできない……。だ、ダメだぁ、ボク、ばたんきゅ〜……。
ボクはその場で気を失った。
「あ、あれ…?なっ、なにコレぇっ!?」
ルルーと戦っていた部屋とは別の部屋で目が覚めたボクの両手と両足に枷がはめられ、四方から伸びる鎖で万歳させられ、足も開かされてX字の体勢に拘束されてる!
何度も受けた鞭のせいでボクの服はぼろぼろになってしまっていた。
白のタンクトップはびりびりにちぎれてなくなっていて、青い半そでのシャツも袖とお腹と背中の部分はほとんど失って、スカートも腰の周りに青い布切れが引っかかってるだけのような状態で、パンツが丸見えになっちゃっていた。
そして、露出度が上がったボクの肌にも、鞭の紅い痕が残っていた。
「こ…こ…こんな……っ」
戦ってるときは必死で気づかなかったけど、自分のまとっていた服の成れの果てに驚く。ブーツはボクが寝ている間に脱がされて、右のほうに転がっていた。
「お目覚め?アルル・ナジャ!」
「ル、ルルー!?」
ボクの後ろから声をかけられ、首だけ回して何とか後ろを見ようとする。ボクの視界の隅にルルーの姿が映り、同時にこの部屋の様子もうかがい知ることができた。ボクは、結構広い部屋のど真ん中で自由を奪われてることが分かった。
「アンタは負けたのよ。このわたくしにね!それにしてもアンタ、あれからよく眠ってたわねぇ……」
あの日ボクは、昼前にルルーと会ってミノの迷宮に落ちてから、古代の宝物庫とダークゾーンを抜けて、夜にルルーの屋敷に到着した。
それからルルーに一発食らわせてやりたい一心で寝るのも忘れて屋敷に突入し、次の日の昼ころにルルーと戦ったんだ。
一睡もしてない状態でルルーと戦ってたから、気を失ったまま眠りこけちゃっていたみたい。
「寝る子は育つって言うけど、胸はちっとも成長してないわね!」
「よっ…余計なお世話だよっ!」
徹夜明けの戦闘で負けでこの有様。情けないよぉ……トホホ……。
「まぁ、わたくしとしては好都合だったわ。サタン様はわたくしのものよ!アンタなんかにサタン様は渡さないわ。覚悟なさい」
「なっ、なに…する…気……?」
ルルーはボクの前に回ってボクを睨み付ける。
「まずはお仕置きね。最初に言っておくけど、わたくしに魔法を放とうだなんて考えないことね。アンタの枷はただの鉄で、特に魔力を封印したりする力はないけれど…、アンタの魔法なんか、わたくしにはきかないわよ」
うぅぅ…、確かにそんな気がする…。
「それに、この屋敷をずっと探索してたアンタは分かってると思うけど、ワープとか、その手の逃げるような魔法はこの屋敷内では使えないわよ」
そこでルルーはずずいっと顔を寄せてきた。さっ、殺気を感じる!
「アンタ、柱をぶち抜いただけじゃなく、わたくしが温泉で休んでたときにお湯を沸騰させたり凍らせたり、散々やってくれたわよねぇ……?」
ひっ、ひぃぃっ…、声が座ってる…目がマジだ!
「そそそそそれはっだってっ…、キキキキミだってミノタウロスをけしかけたり、爆弾付きの手紙をよこしたり、地雷をしかけたり…ボクを殺そうとしたじゃないっ!」
サタンを取ったとか言いがかりをつけて……それさえなけりゃボクだってこんなことしてなかったのにぃ!
「あ、そういえば…ルルー、自分で埋めた地雷を自分で踏んでたんだっけ……ぷぷっ!思い出しちゃった!」
つい、ボクは口を滑らしちゃったのだ……。
ビシィッ!
「きゃあぁっっ!!」
鞭がボクの左胸を叩いた。
「アンタッ、絶対殺してやるわっ!!」
お、怒らせちゃったぁーっ!と、当然といえば当然だ…ボクのバカバカバカッ!
バシッ!
「キャアァッッ!!」
今度は右胸……。
ビシッバシッビシッバシッ!!
「いたいっ、きゃあっ、やめてっ、いやああっっ!!」
両胸を横に薙ぐように何度も何度もっ!女の子の急所なのにっ!!
「フゥーッ、フゥーッ!」
ま、まるで猛獣のような唸り声を上げながら、猛り狂ったルルーは力に任せてボクの全身をめちゃくちゃに打ちのめしたっ!胸にお腹、太もも、背中、お尻……!
て、手も足も拘束されて全身を無防備に晒しているこの状況、イヤでも鞭を受けるしかない。腕も足も力をこめて暴れようとするケド、まったく無意味。まるで踊るかのように腰をくねらせ、身をよじって悶えるしかない!
「ゴッ、ゴメンッ、もう言わないからっ!アアァァ――――――ッッ!!!イタイッいたいっイタイィィ――――ッッ!!!お願いっ、許してぇぇ――――っっ!!!ごめんなさいっ、ゴメンってばぁぁぁっっ!!」
やがて鞭の乱舞がやんだ。ルルーの気が済むまで十数分にわたって、ボクは完膚なきまでに打ちのめされたんだよぉ……。鞭がやんでも両手両足は拘束されたままだから、全身から力が抜けて、ボクは手首の枷に体重を任せてガックリとうなだれた。
もう、シャツもスカートもパンツもぼろきれになってその辺に散乱し、ボクは全裸になったけど、恥ずかしさより痛みのほうが上回って、今は歯を食いしばってこの痛みに耐えるしかない。
全身に鞭の痕を刻み込まれ、体中が真っ赤に腫れ上がる。ところどころ、皮膚が破れて血が流れ、全身からは汗が噴き出してまるで水をかぶったみたいにテカテカと光っていた。
「とりあえず、このくらいで勘弁してあげるわ。アンタ、回復魔法なら使ってもいいわよ?」
「え…」
ボクはルルーの許可をもらってヒーリングを数回使った。腫れも痛みも引いてくる。
「あら、痛みが引いたとたんに何よ、その反抗的な目は?」
「えっ!ゴッ、ゴメンなさいっ!ボク、そんなつもりじゃ……っ!」
ボクは無意識のうちにルルーを睨み付けていたみたいだ。だけど、こんな理不尽な状況にされたら無理もないような気がするケド……。
だけど、ルルーはとっても嬉しそうに言うから、もしかして狙ってたんじゃ……。
「お仕置きが足りなかったかしら…?」
「そっ、そんなコトないよっ、十分だよ…!」
ボクはあわてて弁解する。…ケド。
「いいえ、足りないわね!」
バシッ!
「イタァッッ!!」
せっかく痛みが引いたのに、ボクのお腹を鞭で打つ。
そのとき、ボクは別の感覚が襲うのに気がついた。
「ちょっ、ちょっと待ってっ!」
「なによ?」
「あ、あのぉ…、ちょっとトイレに行きたいんだケド……」
最後にカエルマートでトイレを借りてから、屋敷の中をだいぶうろついた上でルルーと戦って、そのまま半日くらい寝てたみたいだから、無理もない。
「そう、ちょうどよかったわ」
「えぇっ!?」
「ひとつ、わたくしとゲームをしましょうか」
「ゲ、ゲーム……?」
と、突然、何を…?
「これからアンタに100発の鞭を打つわ」
「ひゃっ、100発ぅ!?」
「ヒーリングとやらを使ってもいいわよ。全部打ち終わるまでおもらししなければアンタの勝ち。すぐに枷を外してアンタを自由にしてあげるわ。トイレに行くなりなんなり、好きになさい。」
ほ、本当かなぁ……?
「た・だ・し……途中でもらしたりしたら…残りのノルマの10倍の回数だけ、鞭打ちのお仕置きね。いいわねっ」
そ、そんなァ……。
「よくないよぉっ!」
「じゃ、いくわよ」
よくないってのにぃっ!!
ビシッ!
「あううぅっっ!!」
な、なんか、おしっこに行きたいって思い始めたら、どんどん行きたくなってきた。も、もうすでに限界近いんだケドぉ…。ボクが拒否してもどうせルルーはゲームを強行するんだろう……。
それに、どうせ枷を外してくれないことには、ボクには最後まで耐え切ってトイレに行かせてもらうしかないよ。
早くノルマをこなしてくれなくちゃ、10倍なんてっ……。そ、それよりも人前でおしっこ漏らすなんてぇっ…!
「うふふふっ、アンタをサタン様に…いえ、人前にすら出られないようなカラダにしてやるわ」
ルルーは背後からボクを抱くように両手を前に回し、ボクの胸を揉み始めた。
「あっ、やんっ……」
突然の予想だにしない愛撫にボクは思わず変な声を上げてしまう。
「ふふっ、気持ちいいの?」
「きっ、気持ちよくなんか……!そっ、それより早く鞭を打ってよっ!」
こ、こんなお願いしなくちゃならないなんて…っ!
「あら、アンタ、鞭で打たれるのがすきなの?」
「そ、そうじゃないケドぉ…、早くノルマをこなしてくれないと、もう漏れそうなんだよっ」
「どこを打ってほしいのかしら?」
「どこでもいいから早くぅ!」
ビシィッ!
「アアアッッ!!ヒーリングッ!」
ル、ルルーはボクの左胸を打った!
自分で言うのも癪だけど、あまり大きくはない、ちょっと膨らみかけってくらいだけど、それでも女の子にとっては痛いよっ!
「ちょっ、む、胸は打たないでよ!ボ、ボクだって、女の子なんだよっ!」
「アンタがどこでもいいって言ったのよ?」
「そ、そうだけど……」
「じゃぁ、どこがいいのよ」
そ、そんな……ど、どこもイヤだよ。
ボクが答えに詰まっていると……。
「全身くまなく打てば文句ないわね!」
「えぇぇっ、ちょっ、まっ、待って…っ!」
バシィッ!
「ひぃぃっっ!!」
今度は右胸を打つ。ボクの乳首が強かに打ちのめされ、気を失いそうな激痛が走った。
ビシィッ!
「いやああっっ!!」
バシィッ!
「きゃああっっ!!ひっ、ひっ、ヒーリングゥッ!」
左右の太ももを立て続けに打たれ、足がガクガクと震え、倒れこみそうになるけど両手の枷がそれすらも許さない。
ボクは、こうしておしっこと鞭に耐えなければならなくなった。
そのまま数分が経過し、数十発目がボクを打ち据えたとき、ルルーはとんでもないことを言い出した。
「ところでアンタ、今何発目?」
ボクの脳裏が真っ白になった。
「なっ!?ル、ルルーが数えてるんじゃないのぉっ!?」
「なんでわたくしがそんな面倒なことしなくちゃならないのよ。数えてなかったんならしかたないわね、最初からよ」
「ちょちょちょっ…、そ、それはヒドすぎるよ、ルルー!ボク…もう…おしっこが……」
「さぁ、100発行くわよ!声に出して数えなさい!」
もっ、もぉっ!ホントにひどぉいっ!!
バシィッ!
「きゃああっっ!!1回っ!ヒーリングッ!」
ビシィッ!
「うああっっ!!にっ、2回ぃっ!」
もっ、漏れるぅっ!
「ちょっ、ちょっと待ってっ!」
背筋がぞくぞくっとして尿意が膨れ上がる。
「くぅ…うぅっ…!」
こんなところで漏らしたら、980発!冗談じゃないよぉ!下腹部に力をこめて尿意に耐える。
「……いっ、いいよ、打って」
バシィッ!
「きゃああっっ!!さっ、3回っ!ヒーリング!!」
尿意が落ち着いて、再び鞭地獄が始まった。
「次からはアンタのペースには合わせないわよ」
「わっ、分かったよぉ……」
ボクは涙声で返事する。どうせイヤって言っても聞いてくれないんだろうし。
鞭は5秒に1回ほどの単調なペースでボクを打ち据えながらさっきと同じように数分が経過し、その数は30回になった。
ヒーリングをかけながら、尿意とともに鞭に耐えてきたケド、ヒーリングがなかったら…とてもこんなペースの鞭に耐えられるはずがない!5発……うぅん、3発でもう気絶してもらしちゃうよ!
30発の鞭地獄が終わってボクにルルーが提案してきた。
「次の20発、5秒で打ちましょうか?たったの5秒で半分の50発まで行くし、その間はわたくしが数えてあげるわ。歯を食い縛るなり泣き叫ぶなり、好きになさい」
えっ…?
「それがイヤなら、次の20発は30分かけてうつわ」
さ、30分も…ガマン…できそうにないよ……。だけど、5秒に20発も打たれたら、やっぱり漏らしちゃいそうだっ…。
ど、どうしよう……。どうしようっ!
「早く決めないと、わたくしが決めるわよ」
そ、そんなっ。30分か…5秒か……。
うぅぅぅっ!決めたっ!
「じゃっ、じゃぁ、5秒で20発…にして……」
ボクは悩んだ挙句、覚悟を決めて時間の短いほうを選んだ。30分もガマンできないっ!とにかくもう、早く終わらせたい……!
耐えて…耐えて、ボク!
「いい選択ね……いくわよっ!」
ビシビシバシバシバシ………ッッ!!
「ぃだあ――――――っっっ!!!いたぃっ、うああっ、うあ――――――っっっ!!!」
ぴゅぴゅっ!
「くっ、くぅぅぅっ!!」
おっ、お腹に力を入れてぇぇっ!ちょ、ちょっと漏れちゃったっ!き、気づかれてないよね…?
「ヒーリング、ヒーリングッ、ヒーリングッ!」
5秒という短い時間でお腹も背中も、とにかく全身を20発も打ち据えられたボクの体中を襲う痛みを和らげる。さっきと違って、絶え間なく激痛を加えられて、気を失うどころか痛みで逆に意識が覚醒しちゃうほどだ。
5秒間、まるでルルーが分身していたかのように体の前も後ろも、とにかく全身に鞭を受けてたのはなんでっ??それに加えて本当に5秒で20回も鞭を振るえるものなの??ホントに怪物みたいな人だ。
くうぅっ、でも今はそれどころじゃないや。
「あら?ちょっと漏らしたのかしらぁ?」
うぅぅ…しっかりバレてるぅ。
「もっ、漏らしてないよっ、汗だよ、汗!」
実際にボクの全身は鞭の痛みと尿意に耐えるので必死で、汗がどっと噴き出している。ボクが鞭の痛みに身を捩ると、汗と涙と涎が周りに飛び散るくらいだ。
「ふふふっ、そういうことにしておいてあげるわ」
もっ、漏れるっ、漏れるぅっ!
「はっ、はやく、続きをぉっ!」
声が裏返り、ほとんど泣き声になりながらも鞭の催促をするケド、ルルーは鞭を置いてしまう。
「ちょっと休憩よ」
そそそそ、そんなァッ!!
「うぅーっ、くぅぅーっ!」
ガマン、ガマンッッ!
目をつぶり、歯を食いしばって尿意を堪えている間に、ルルーがボクのそばによって来た。
そして、X字に拘束されたボクの股間を覗き込み、両手で押し広げる。
「ふっ、ふわわぁぁっっ!!やめてっ、そこっ、刺激しないでぇっ!」
また声が裏返っちゃう。
「ひっ、ひあぅっ!やめっ、やめてってぇっ!ひっひっ卑怯だよっ、鞭に耐えたら許してくれるんでしょっ?そこっ、刺激するなんてっ!」
お腹をひくつかせながらボクはおしっこをガマンし続けるけど、ルルーがぁっ!
「ほかの刺激を与えない、なんて一言も言ってないわよ?」
そっ、そんなァ〜……。
「ちょっと破岩掌でも放ってみようかしら?」
ルルーがボクの下腹部に右手の掌を添えて言う。
「じょじょじょ、ジョーダンでしょっ!?」
「冗談よ」
ほっ…とした瞬間にまた漏れそうになる。
「うふぅぅっ!」
気が抜けないよっ!
「破岩掌は冗談でも、ちょっとココを押してみると……?」
「うひぃぃっ、はぅっ、はうぅぅっ!」
こ、こんなにおしっこをガマンしたのは初めてだぁっ。
「お、お願いぃ、早くあと50発ぅ…」
「アンタも鞭が好きなのねぇ」
そんなんじゃないってぇ……。
とそのとき、ボクはまた新たなる感覚を覚えた。
…………魔導力が残り少ない、あの感覚だった。鞭の痛みに正常な判断力を失ってて、前半でヒーリングを使いすぎたのと、それに加えて尿意に気を取られて魔導力の減少に気づくのがあまりにも遅すぎた!
ま、まずい…まずいよ!今度からヒーリングは5発…いや、10発に1回くらいにしないと…って、それ、かなり辛いよぉぉ……。3発でも痛くて痛くてたまらないのにっ!
「どうしたの?アルル」
ぐいっ!
「ふんぬぅぅぅっ!」
ボクのさらなるピンチにお構いなしに、ルルーがボクの下腹部を押さえたっ!
「ムリっ、ムリぃっ!」
「今漏らしたら500発よ!」
ひぃーん!
「だから早く鞭の続きぃっ!」
ボクはもう泣きながら鞭の催促する。
「わたくしだって50発も鞭を打って疲れたのよ。30分は休憩ね」
って、ちょっとなにそれぇっ!?せっかく5秒で20発を耐えたのに、結局は30分ボクにガマンさせる気だったのぉっ!?
思いっきり抗議したいけど、漏れそうだし、どうせ意味ないんだろうし……うぅ、泣きたくなってくるよぉ……。
あぁーっ、漏れる、も・れ・るぅーっ!
「もっ、もっ、もぅ、限界っ!」
太ももを引っ付けてもじもじしたいところだけど、両足が枷で拘束されて思いっきり開脚させられたボクにはそれすらできない!
背筋がぞくぞくっと凍るような猛烈な尿意が湧き上がり、下半身の筋肉を全力で締めて耐えると少し引いて…しばらくすると、また尿意が膨れ上がって……それが繰り返し繰り返し、波のように何度もボクを襲ってくる。
結局ボクはそのまま30分、鬼ルルーに我慢させられたのだ。しかもその間、ボクのアソコを執拗にいじくりまわしたり、下腹部を何度も何度も押し付けたり……。地獄の刺激を与えられ続けて!
「さぁ、あと50発、いくわよっ!」
バシィッ!
「うああっ!!ヒーリ……ぅくっ!」
ダメダメっ、お腹に一発受けるけど、まだヒーリングはダメだよっ!魔導力が持たない!
「あら、ヒーリング使わないのかしら?結構余裕ねぇ……」
ち、違うんだよぉ〜…。だけど、正直に言ったらまたボクの弱みを掴まれることになりそうでいえない。
「だったら…同じ場所だけに集中して打ってあげるわ。痛みがよりひどく感じられるようにね!」
ビシィッ!
「ひあぁッッ!!」
その場所って…ボクの両胸だった。横になぎ払うようにして、1発で左右の膨らみを両方とも打ち据える。
「どこまでヒーリングを唱えないその余裕が続くかしら……?」
そっ、そんなんじゃなくてぇ〜…。でも言えない、言えないっ!…だけどこの展開、言っても言わなくても同じような……。うぅっ。
ビシィッ!
「イヤアァッ!」
ただでさえ女の子の体の中でも痛みを感じやすい場所なのに…っ。
バシィッ!
「キャアアッッ!」
何度も繰り返し叩かれたら…っ!
ビシィッ!
「アアァ―――ッッ!!」
痛みがどんどん膨らんでくよっ!!
ボクの乳房に4本の真っ赤な鞭の痕が刻まれ、ひりひりと痛む。
バシィッ!
「キャアアァ――――ッッ!!!」
うあっ、もっ、漏れるっ!
ビシィッ!
「ひいいぃぃぃっっっ!!!」
まっ、待って、待ってっ!漏れちゃうっ!
「ほらっ、今何発目なの?」
しっ、しまったぁーっ!
鞭が一旦やんでくれたおかげで、漏れる寸前だったおしっこを何とか押さえ込めた。だけど、数え忘れてて、さらに回数をガマンしないとヒーリングをかけられなくなっちゃうよぉ……。
「51発目からね」
「は、はいぃ〜……」
バシィッ!
「ぐひいいぃぃぃぃっっっ!!!51っ!」
ガマン、ガマンッ!!
ビシィッ!
「あぐうぅぅぅぅッッッ!!!52っ!」
アァッ、もぅだめっ!
「ヒーリングっ!」
早くも…唱えちゃった…ケドッ、こんなのっ、耐えられないぃぃ!!
それから数分、ホントに漏れる寸前をキープしながら、胸にばっかり20発も鞭を受けた。
もう、ボクの限界をはるかに超えてるから、その後も何度も数え忘れてそれを合わせれば40発くらいあったんじゃないかなぁ…トホホホ……。ルルーったら意地悪で、すぐに教えてくれないんだもん……。
それだけ打たれてヒーリングの回数は、ガマンして耐えて堪えて無理をして…4回。なんとか魔導力は最後まで持ちそうだケド、この数分は乳房が、乳首が真っ赤に腫れ上がっちゃって血が滲み出て……、もう地獄だったよ。
だけど、たったこれだけのヒーリングじゃ十分な回復量が得られないから、今でもボクの胸の腫れは引かず、じんじんと痛みを発している。でも、魔導力もないし、どうしようもないよ……。耐えるしか…ガマンするしか!
「あっ、あと30回、早くぅ!漏れちゃうぅ!」
奇跡的にボクはまだ尿意に耐え抜いていた。
「次の20発だけど、同じように胸に20発か…、それとも、アンタのココに10発かどっちがいい?」
そういってルルーはボクの股間に鞭を添える。
「えっ?ここって…もしかして……?」
「そうよ、ココよ……、アンタの一番敏感なところ。ココなら1発で2発分カウントして、それもわたくしが数えてあげるわ。た・だ・し、痛いわよぉ〜?」
流石にアソコに鞭を受けるのは……死んじゃうくらい痛そうだよ。だけど、まだ真っ赤に腫れてる胸にさらにヒーリングを抑えて20発っていうのも……!
ボ、ボクはどっちにしたらいいんだぁっ!
「む、胸に20……」
でもやっぱり、アソコに鞭は…ホントに無理そう。ボクは鞭の痕が残る胸へさらに20発受ける覚悟を決めた。
「胸に20発なら30分かけて打って、さらに30分休憩を取るわ。でもココならすぐ終わらしてあげるし、休憩も取らずに続けて最後の10発もすぐに打ってあげるわよ。さぁ、どうするの?」
「えぇぇぇっ!!?」
そっ、そんなァァ〜……。どうしてもルルーはボクのもっとも敏感な場所を叩きたいみたいだ。ここまで条件を悪くされちゃったら……もう……。
「わ、…分かった……よ……。ボクのアソコに10発、打って……」
さらに1時間だなんて、ホンットーに、もう待てないっっ!!だだだだけど、ホントに、ど、どのくらい痛いんだろう……。
そういえば、これまで体中のほとんどありとあらゆるところに鞭を受けたけど、首から下ではアソコにだけは一回も鞭を受けてない。きっと、このためにわざと取っておいたんだ。
ルルーはボクのあそこに手をかけてぐいっと割れ目を押し広げる!いやっ、漏れちゃうってぇっ!
「あら、随分濡らしてるわねぇ……これはおしっこかしら?汗?それとも……鞭で打たれて感じちゃってるのかしら?」
「そ、そ、そんなの、知らないよっ!それより早くっ、うんぬぅっ!……早く、打っちゃってっ!」
「ほーっほっほっほっほっほ!覚悟おしっ!アルル・ナジャ!」
うぅ、すっごく嬉しそうなルルー……。1時間かけて胸に20発の方がよかったかも!いまさら後悔の念が湧いてくるけど、ルルーはすでに鞭を振りかぶって……。耐えて…耐えてっ!
バシィッ!
「ふぃっぎゃあああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
いったぁぁぁぁぁぁぁいっっ!!いっ、いっ、今まで味わったことのない衝撃ぃっ……!割り開かれたアソコに鞭がまともに直撃して、X字に拘束されてるボクはつま先がぴぃぃんと伸びて思いっきり体を仰け反らせた!
だっ、ダメだっ!これをあと9発はムリだぁっ!
「次は73・74発分よ」
「ダメッ、ダメッ、や、やっぱり、胸にしてぇっ!」
「いまさら遅いわっ!」
ビシィッ!
「ぐひっぎゃああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
あ、足が、お腹がぴくぴくと痙攣して再びボクは体を仰け反らせる。体がバラバラになっちゃったんじゃないかっていうくらいにめちゃくちゃ痛くて、目も思いっきり見開かれて視線が宙をさまよう……!
ルルーの正確な鞭捌きで、さっきとまったく同じ場所に直撃したんだっ!!
ぴゅぴゅぴゅっ!
「ふひぃぃぃっっっ!!」
がっ、ガマンガマン、おしっこ出ないでぇっ!また…、ちょっと漏らしちゃった。
こここ、これ以上はっ、もう…っ、気絶…しそうだよっ……!でも、気絶なんかしたら確実にもらしちゃう……あぁぁぁ、ルルーのひとでなしぃっ!
「もう漏らしちゃうの?」
「もっ、漏らしてない、漏らしてないよっ!!だっ、大丈夫っ、あ、あと、もうちょっとだもんっ!」
全然大丈夫じゃないケド、尿意と激痛を落ち着かせてあわてて言葉をつむぐ。もうちょっと…もうちょっと……ここまで頑張ったんだもの、もうこうなったら最後まで……!
だ、だけど、これは想像よりはるかにツライ!2発だけで、もう、呼吸が乱れる!しかもまだ、ヒーリングは唱えられないし!あああああと、これが8発ぅぅぅ!
バシィッ!
「はぎゃああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
ぴゅー…
「ふぐっ、ふぬぅぅっっ!」
ぴっぴっ!
もっ、漏れてる、漏れてるぅっ!
「限界かしら?ここでおもらししたらお仕置き240発よ!」
そ、そう!だからガマンしなきゃぁっ!そ、それに耐え抜いたら開放してくれるって……!だけど、この痛みはぁっ!もう、全然余裕がなくなっちゃって、心の底から大丈夫じゃないっ。
「もうやめてっ、これ以上打たれたらボク、死んじゃうよっ!」
「漏らしちゃえばそこまでだから、ひとまずやめてあげるわ。でも、240発が待ってるわよぉ?」
「そ、それは……」
「それに、ココを打ってって、アンタが自分で頼んだのよ」
「だっ、だってぇ……」
「おだまりっ!見苦しいわよ!77・78発分!」
「やめてぇぇぇぇっっ!!」
ビシィッ!
「ぬぎゃああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
ぶるぶるぶるっ!
はぁっ、はぁっ、はぁっ、いたいっ、いたいよ、アソコを鞭で打つのは痛すぎだよぉぉっ!!全身が震えて、意識も、遠のく……。
だけどっ、ボクはっ、遠のく意識をムリヤリつなぎとめて下半身にボクの全神経を集中して、女の子のもっとも敏感な粘膜に皮の鞭が直撃する、この地獄の痛みと尿意とを全力で耐えるんだっ!
「まだまだいくわよっ!」
「いやぁだぁぁぁっ!」
バシィッ!
「あぐぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
びくびくびくっ!
膝が、太ももが痙攣して…っ!
ぴゅぴゅっぴゅっ!
「はうぅっ、はふぅっ!」
漏れちゃうよ……。
「あらあらあら、だいぶ漏らしちゃってるじゃないの」
「お願い、お願いっ、ちょっとは許してっ!ボク、頑張るからっ!」
ボクは涙をぽろぽろこぼして必死に許しを請う。アソコがじんじんひりひり、未体験の苦しみがボクを襲う……。
「クスッ、しかたないわねぇ…。5発打ったけど……かわいらしいアンタのアソコが無残に腫れちゃって……ふん、いい気味。あんまり痛そうだから、ちょっと舐めて痛みを和らげてあげるわ」
よっ、余計な刺激はやめてぇぇぇ〜っっ!!
ちょっと待って、5発?そ、そうか、今ので残り半分だったんだねっ!
「いいっ、いらないっ、ボク、ヒーリング使うからっ!ヒーリング!」
だけど貴重な魔導力を使った魔法は、痛みと尿意と恐怖と焦りから集中力を削がれ、回復量は普段の半分程度しかなかった。
「あらっ?もしかして、失敗しちゃったのかしらぁ?」
ボクの表情を敏感に察知したみたいだ。
「だっ、だって、ルルーが舐めるなんて脅かすから……!」
「ほーっほっほっほっほ!まさか本当に失敗したとは思わなかったわ。じゃぁ、やっぱり舐めてあげるわね」
ボ・ク・の、バカ―――ッッッ!!
ルルーの罠にまんまとかかっちゃったぁぁっ!!なんて思ってる間にしゃがんだルルーがボクのアソコに顔を寄せてくる。ボクの割れ目を思いっきり押し開いて、ルルーがほとんど自分でも触ったことがないようなボクの内部を舐める!
ぺろぺろ……。
「ひっ、ひぃぃぃっっ!だめっ、くはぁぁぁぁっ!いやっ、あぁあんっ、もっ、もれ、もれ……」
ボクの太ももとお腹がひくひくと痙攣して、背筋をおぞましいほどに猛烈な尿意が脳天まで駆け抜けたっ!
「いっとくけどアンタ、わたくしの顔を汚したりしたら10倍だけじゃすまないわよ」
「だっ、だったら舐めるのやめてっ、の、の、残りの分を早く打ってぇぇっ!」
脅されて、全身全霊をかけて思いっきりガマン、ガマンんんんっっ!!
「それより…、やっぱりアンタ、鞭で感じちゃってるのね?何よ、このイヤラシイ液は!」
「しっ、知らないっ、知らないってぇっ!…ふうぅぅっ、はうぅぅっ!」
げっ、げんっ…かいっ!!
ちゅぱちゅぱ……つんつん。
「ウンッッッ!!?」
ボクを、今まで体験したことのないような快感のような感覚が襲い、体がびくびくんっと痙攣した。そんなっ、こんなことされて快感なんて…ウソだっ……!
「アンタ、自分でココを触ったことないの?」
そのボクの反応を見てか、ルルーがたずねてきた。
「な、なな、ないっ、ないよっ!」
「へぇ〜、じゃ、こっちは?」
「ぁあんっ、いやっ、やめてよっ!おっぱいもいじってないよ!」
「じゃぁ教えてあげるわ。さっきからわたくしが狙ってるこのお豆がクリトリスっていうのよ……」
かみっ。
「ひぁっ、ひひぃぃぃぃぃぃっっっ!!?」
びくびくんっ!
その部位を軽く噛まれただけで、とんでもない感覚が背筋を駆け抜けたっ!
ぴぴゅっ…!
「うんっうんっ、うんんんんんっっ!!」
「アンタ、いまちょっと漏らしたわね…?」
ボクのアソコに顔をうずめたままのルルーが低いトーンでボクに言う。
「ゴ、ゴゴ、ゴ、ゴメンッッ!ゴメンなさいぃっ!だけど、キミが……はうぅっ!うくぅぅぅっ!」
まっ、また尿意が膨れ上がってぇっ…!
ぴゅっ…!
「くっ、くぅぅぅっ!!………げっ…、げん……かい…なの……」
はっ、はぁぁぁっ、ちょっと、ちょっとだけ落ち着いたっ
「がっ、ガマン…ガマンっ!」
「ふんっ、まぁ、いいわ。ところで、痛みは和らいだかしら?」
「じゅっ、十分和らぎましたっ!」
そんなワケ、ないでしょぉぉっ!
い、い、い、今漏らしたら何発だろう……。こんな簡単な計算もできないくらいに切羽詰って……、うぅん、漏らすなんて弱気なことを考えちゃダメっ!最後まで……!
ルルーが立ち上がってボクに鞭を向ける。
「チッ、なかなかしぶといわね……。まぁ、ちょっと漏らしてるみたいだけど、ここまで我慢するとは思わなかったわ。でも、我慢してくれたおかげで面白い展開になったわね。さぁ、次の衝撃に耐えられるかしら?」
「そっ、それってどういう……!うっ、もれっ…るっ……くぅぅぅっ……!はぁ、はぁ、はぁ……、はっ、早くぅぅ!」
あと……5発!あと半分っ!頑張って…頑張って、アルルぅ……!
自分を励ましたボクの耳に、信じられない言葉が飛んでくる。
「いくわよ、クリトリス3連発!」
「ウソッ!?やめっ…!」
バシッビシッバシッ!!
「はンぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!ひいいいいぃぃぃぃぃっっ、ひいいいいぃぃぃぃぃっっ!!」
びくびくびくんっ!
死ぬぅぅぅぅぅっっっ!!いだいっ、いだいぃぃぃっ、いだいよぉぉぉぉっっ!!ボクの、ボクの体がまるで下から突き上げられたように大きく飛び上がってのけぞり返った。
ぴゅぴゅぴゅー…
「はぅはぅっ、くぅぅぅぅぅぅっっっ!」
ぴぴっ…!
じょ、じょ、冗談じゃないよっ、こんなの!1発ずつでも気絶しそうなくらいの地獄を味わってるっていうのに、こんなヒドイ……!
「ほらっ、ガマンしなさい!」
「ゆるじでっ、だめぇぇぇぇっっ!!」
「今漏らしたら140発よ!」
「ぅぅっ、分かってる……」
ひくっ…ひくっ……。
いっ、いたいぃぃぃ…!アソコがひくひく痙攣して、たまらないくらいにずきずきひりひりじんじんびりびり……気を失いそうな痛みを発してる。ヒーリングしたい…けど、けどっ、まだダメッ!
「アソコに3連発はキツかったかしらねぇ?」
キツかったどころじゃないよぉっ!!抗議したいけど、ホントにそれどころじゃないっ!
「どう?お腹の具合は」
ぐいっ、ぐいっ。
「ひっ、ひっ、ひぃぃぃっ!おっ、押さないで…押さないでぇぇっ!!」
「ココも痛かったでしょう?」
ぺろぺろ……。
「ふはっ、ぁふぅっ、あぁっ、ダメッ!もうっ、ダメだってぇぇっっ!!」
泣きじゃくりながらおしっこをガマンするボクの横で、ルルーが何かを取り出した。
せ、扇子……?ルルーの赤い扇子だ。その淵には白い羽根がついてるいかにも高級そうな代物。またボクを鞭で打つので疲れたとでもいう気?
「ま、まさか、また何分も休憩する気なのっ!?」
イヤな予感がして問いただした。
「そんなことしないわよ」
それを聞いてボクはほっと胸をなでおろす……っとと、力を抜いたら漏れちゃう!
「だったら!早くボクを鞭で打ってよ!」
ルルーは扇子を広げて近寄ってくる。そ、その扇子をボクに近づけて……!
さわさわさわ……!
「きゃっ、ひゃはっ、やめてっ、漏れちゃうよぉぉーっ!」
羽根でボクの脇をくすぐり始めたんだ!ボクのイヤな予感より、よっぽどヒドイ仕打ち!全身に寒気が走り、鳥肌が立つ。
「ひゃははっ、ひぃぃっ、漏れちゃう、漏れちゃうっ、きゃはははははっ!」
脇腹、お腹、太もも、ボクのあちこちを羽根でくすぐって、もぅ、ガマンできないっ!
ぴゅっ…!
ダメッ、ダメぇぇぇぇぇっっっ!!
「ふううぅぅぅぅっっ!!ひっ、ひはっ、きゃはははっ、……ルっ、ルっ、ルルーっ!!ボクに…、100発、ひゃはっ、ひゃはははっ、最後まで打つ気、ないねっ!?」
「そんなこと、ないわよ」
さらっと言うけど、絶対ウソだっ!ちっ、ちっ、力が、抜けるっ!漏れるっ、漏れちゃうぅぅぅっ!
ビシィッ!
「っっ!!いっぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!くぅっ、くぅぅぅぅっっ!」
ぴゅっ…!
「うぬっ、うぬっ、ぬぬぅぅぅ――――っっ!!」
くすぐって力を抜かせといて不意打ちなんてっ!どこまで卑怯なんだよ、このお姉さんはっ!!
でも、最後!次が、ボクのアソコへの最後の地獄だっ!これを耐えれば、残り10発……!
「ずいぶん頑張るわねぇ」
ぐいっ、ぐいっ!
「はうはうはうぅぅっ!」
ぐいっ、ぐいっっ!
ぴゅぴゅっ…!
「はぁぁっ、ふんんんンンンっ!だめだったらぁぁっ!お願いだから、ボクに最後までガマンさせてっ!」
「わたくしは人が頑張ってるのを邪魔するのが好きなのよ。それに、憎いアンタが苦しむ姿を見るのは楽しいわ!」
「なっ!なんだよ、それぇぇ〜……」
「これに耐えたら89・90発目を打ってあげるわよ」
ルルーは顔をボクのアソコにうずめ、両手でボクの脇を掴む。
ぺろぺろ……ツンツン
「くぅっ!くぅぅっ!うぅぅんっ!はぁぁんっ!」
ボクのアソコを執拗に舐めたり、舌で圧力をかけたり、舌の先でボクの敏感なところを刺激してちろちろとくすぐってくるし、右手は羽根扇子でボクの胸や脇をくすぐって、そして左手はボクの下腹部をぐいぐいと押し付けてくる。
じ、地獄だぁっ!!
「うぬーっ、ぬぅっ、ぬぐぅぅぅっ!ふぅん、ふぬっ、くふぅぅぅぅっ!」
いっ、いっ、いつまでっ、いつまでコレ耐えれば鞭を打ってくれるんだよぉぉっ!!
ちゅばちゅば……
「くうぅぅぅんっ、うんっ、うぅぅぅんっ!んんんんんんっっ!!」
もっ……もうっ……お願いだからっ……許してぇぇっ!
耐えるのに、限界を超えて耐えるのに必死で、その哀願の言葉を口にすることはできなかった。
ぺろぺろ…かみっ。
「うんっ、うんんっ、かはぁッッッ!!!?」
クッ、クリ…トリス……噛まないでぇっっ!!
2分、3分と刺激を与えられ続け、ボク、もうヘロヘロぉ〜……。
「ふんっ、本当に強情ね。まぁいいわ。じゃ、89・90発目をアンタのアソコに叩き込むわよ」
「くぅっ!」
目をつぶり、歯を食いしばって衝撃に備える…!
ぎゅっ!
「はぁぁああんんっ!」
目をつぶって覚悟を決めていたボクのクリトリスをルルーがつねったのだった!
予想だにしない強烈な快感に思わずいやらしい声を上げ、腰をくねらせたそのとき。
「はぁぁぁぁぁぁああああっ!!……覚悟なさい、それっっ!!」
バッチィィィン…ッッ!!
「ぎっっゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
しゃしゃしゃぁー………!
「ひぎっ、ひぎっ、ひぎぃぃぃっ!」
ぴゅっぴゅっ…ぴっ…!
「許してっ、見逃してっ、お願いぃぃっ!!」
あまりにも卑怯な嫌がらせに腹を立てるより前に、かなりおしっこを出してしまったことへの許しを請う……そんな自分に自己嫌悪すら覚えて泣きたくなってきた……。
「あらあらぁ、これはだいぶ漏らしちゃったわねぇ…。ちょっと精神一統して威力を1.5倍にしてみただけなのにね……」
うぅぅぅ……サイテイだ、この人っ!
もぅ、ダメだぁぁ〜!……と思ったけど、ルルーは意外な言葉を口にした。
「でも、あそこまで出してまた止めたアンタの頑張りに免じて許してあげるわ」
「ほっ、ホントッ!?あ、ありがとう…!じゃ、約束どおり、休憩なしで早く最後の10発打っちゃってぇっ!」
「そんな約束、したかしら?」
「ちょちょちょっとぉっ!それはないよっ!」
「アンタがあんまり頑張るから精神一統なんか使っちゃったんじゃない。予定外だったわ。おかげで気力使って疲れちゃったわよ。ア・ン・タの、せ・い・よ!」
ンもぉぉぉぉっ!ムッチャクチャだぁぁぁぁぁっ!!
「それとも、さっきお漏らしを見逃してあげたの、取り消されたい?」
「ぅっ……クッ………!ゆ、ゆっくり…、グスッ、……ゆっくり休んでくださぁいっ!」
痛みとは違う涙がこみ上げてボロボロと溢れさせながら、やけくそになってぶっきらぼうに言い放った。
「ほーっほっほっほ、物分りがよくなってきたわね」
ボクは落胆と悔しさでガックリとうなだれ、最後のヒーリングを唱えて引き続きおしっこに耐え続ける。もう、魔導力はスッカラカンだ……。でも、たった1回のヒーリングは……あれだけの鞭の痛みに対してはほとんど無力だった。
そのとき、屈んだルルーがまたボクのアソコに手を伸ばして……。
「うひっ!?ひぁっ!?ひゃうっ!あぁんっ!」
扇子の羽根でボクのク…ク…クリトリスを…くすぐってきたぁっ。
き、気持ちいい…うぅんそんなワケない、なんか変な感じやら、くすぐったいような、でもまだひりひりして痛い…それに加えておしっこ…ゲンカイ……!いろんな感覚がボクの頭に津波のように一気に押し寄せて…もぅ気が狂っちゃいそうっ!
「ほらほら、最後の10発打って欲しかったらガマンしてみなさい」
「うぅん!はぁっ、やんっ!くうぅぅっ、くうぅぅっ!ひぃぁっ!くぅん、ひっ、ひぃん、いやぁっ、ぁはっ……」
変な…変な気持ちいい感覚と尿意が渦巻いて競い合うように脳天に上り詰め、ボクはその両方を全力で堪える。どっちか片っぽでも身を任せた瞬間、両方の感覚に押し流されそうだから……。
「くぅっ、くくぅぅっ!そんなっ、そんなので……!」
歯を食い縛って、手を握り締めて、お腹に渾身の力をこめて、おしっこに耐える…!それでも襲ってくる尿意と快感を振り払うように頭をぶんぶんと振り回し、自分で自分を励ましてすべてに耐え続ける!
「あーら、『そんなので』…なんなのかしら?黙って耐えてればちょっとで許してやったものを……。そんな反抗的な態度を取られると、もっとやりたくなってくるわ。むしろ、徹底的にやってあげないとアンタの努力に対して失礼よね?」
「ハッ……、いやぁっ、いやぁぁぁんっ!ゴメンなさいっ、お願い、許してっ!」
「91発目は、30分後…かしらね」
も、も、もうっ、知らないっ!なんとでも…好きにして……!
さわさわさわ……
「ははっ、ひゃははっ、イヤッ、やめてぇっ、ぅひゃははっ!」
も、もれ…る…ぅっ!
羽根であちこちをくすぐったり……!
さわさわ…ぺちゃぺちゃ…かみっ…ぎゅっ…!
「ひぃん!ひぁあっ!?くはっ、ひゃぁあっ!ひぃっあっ!」
ボ、ボクの、び、敏感なトコを…羽根でくすぐり、舌で擦り、歯で噛んで、指で捻る……っ!
ぐいっ、ぐいいっ!
「ぁはあっ、はぁぁ―――っっ!」
下腹部を、これまで以上に強く押し付けられて……!
限界っ、げんかいぃっ、もうボク、ゲンカイだよぉぉぉーっっ!!
げんかい……なんだ…ケド、もぅ、ホンっトに限界超えてるんだケド、それでもボク、耐えなきゃぁっ!
今まで下腹部やアソコに与えられたあらゆる刺激を交互に何度も繰り返される!まさに……、生き…地獄……。いつまで…続くの……?
「なんだかんだ言いながら30分、きっちり耐えたじゃないの。なかなかイイ顔と鳴き声だったわ…。そろそろ、最後の10発、やってあげようかしらね……」
やっとこの時が!思わずちょっと嬉しいような感覚を覚えてしまう……もぅボク、半分狂っちゃったのかも。
「ハァッ…、ハァッ…、ハァッ……打って。早く、ボクを打ってっ!」
ヘロヘロのクタクタになって虚ろな目になってたボクは、最後の力を振り絞って理性を呼び戻し、歯を食い縛って覚悟を決めた。
バシィッ!
「うぅ――――っっ!!」
ビシィッ!
「アァ――――ッッ!!」
胸やお腹や脚を打たれる。胸は、さっきのダメージが残ってて、数倍の痛さに感じるけど、ホントにあとちょっとのガマンだっ!この調子で、さ、最後まで……!
ビシィッ!
「きゃあぁ――――っっ!!」
それからしばらくして、結構打たれたのに鞭打ちがやまない。何回打たれて…?……しっ、しっ、しまったぁーっっ!!
「か、か、数え忘れてた……」
「ほーっほっほっほ、そうみたいねぇ…。91発目からね」
「は、は、はいぃぃ……」
もう、かなり打たれてたのにぃ……あと10発……。
お願い、最後まで耐えて、ボク!お願い、ボクに最後まで耐えさせて、神様……!
「じゃ…、いくわね………。これでアンタもおしまいよっっ!!」
なにっ!?さ、殺気っ!!
バシィッ!
「雷神拳!!」
バチッ!ビリビリビリッッ!!
「はっぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
しゃしゃしゃぁぁ〜………!!
ルルーはボクのアソコへ鞭を打つと同時に、雷を発生させる技を使ったんだっ!どこまで…どこまで卑怯な……っ!ボクのアソコに、鞭の衝撃とともに鞭を伝って電流が流れ込み、ボクは感電してビクンビクンと痙攣した!
こんな、アソコへの鞭に加えて、ビリビリ痺れて体の内部から激しく揺さぶられるような悪魔の衝撃に、限界ぎりぎり…うぅん、限界をとっくに超えてたおしっこを我慢することなんかできるはずがないじゃないぃ!ついに……ついに、完全にもらしてしまった……。
……神様にお祈りしたところで“雷神拳”だなんて……なんて皮肉な技……。
「いやぁぁぁぁぁっっ!!みっ、みっ、見ないでよぉぉぉっ!」
この格好じゃ…隠すこともできない…うぅぅぅ……ぅわぁ――――んっ!
しゃぁぁぁぁ……!
もう…いいや……気持ち…いいよ………。
「……あっ、はぁぁぁぁぁぁ………ぅうっ、ぅうっ、スッキリ…しちゃった………ぅっ、うぅっ、あぁぁ――――ん、ぅわぁぁ――――んっ!」
ボクは、ルルーの卑怯さと最後まで耐えられなかったボク自身に対する悔しさでしばらく泣きやめなかった。
「人前で失禁するなんて、はしたない娘ね!こんなことがサタン様に知れたらどうなるかしらぁ?アンタにサタン様の后になる資格なんか、ないわ!」
ひとしきり泣くと唇を噛み締めて俯き、悔しさと恥ずかしさに震えながらルルーの言葉をただ聞いていた。
こんな不条理なゲームを無理矢理押し付けられて…勝手なこと言ってぇ……!
「失禁したときの幸せそうな顔ったらなかったわ!ヘンタイかしら!そういえば、わたくしに泣いて頼むほど鞭で打たれるのが好きで、鞭で打たれて感じちゃうのよね、アンタは!」
「うぅっ、グスッ、ヘ、ヘンタイは…キミの方でしょ!ボクをこんなに縛っておしっこガマンさせるだけガマンさせといて!鞭100発ガマンしたら自由にしてくれるだなんて、本当はそんな気、全然なかったんでしょ!」
「そぉんなことないわよ?でも、アンタが残り10発でもらしちゃったのは事実だしぃ……、お仕置き100発、覚悟なさい!」
「ちょっ、ちょっと!ボクが漏らしちゃったのは91発目でしょ!残り9発だよっ!第一、ボク、あんなルールのゲームやるなんて、ひとっことも言ってないよ!」
「あら、わたくしはアンタが『91発目』ってカウントしたのは聞いてないわよ。それに、わたくしのルールにのっとってこれまでガマンしてたんじゃない。誰が見たってゲームに参加したようにしか見えないわ」
「う…うぅ……それは…だけどっ!」
「つべこべ言うんじゃないわよっ!!」
バシィッ!
「キャアアァァッッ!」
「アンタはわたくしとのゲームでも負けたのよ!」
「だって、だって、あんなのヒドイよっ!電撃まで使うなんて……っ!それにボクのアソコを叩くのは10発で終わったじゃないかぁっ!ボクがどんだけ辛かったのか分かってるの!?」
「ふんっ、そんなこと、知ったことじゃないわっ!だれも、10発終わったらもうアソコは叩かない、なんて言ってなかったわよっ!」
ビシィッ!
「キャアアァァッッ!」
その一言で一蹴しちゃうなんて……身も蓋もないよ。
「アンタが勝手に自分に都合のいいように解釈してただけじゃない」
もぅぅぅ、どうしてもボクは鞭を受けなきゃダメなんだねっ!いいよっ、もういいよっ!好きにして……。これ以上反抗したら、また鞭で叩かれるだけだ…。
「わ…分かったよ…分かったよぉ……!鞭で…100発……ボ、ボクを…叩いてください……」
もう…さっさとやっちゃって……。
「あら、素直になったじゃないの。じゃぁ、とりあえずヒーリングでも唱えてこれからのお仕置きに備えることね」
「さ、さっきの2発は…?」
「あれはわたくしに反抗した罰よ。文句あるの!?」
鞭をちらつかせながらボクを睨み付けるルルー。
「……ありません」
…と、答えるしかない。
「ボク、さっきヒーリング唱えすぎて、もう魔導力ないの…」
「そんなの分かってるわよ。ふふんっ、後半はよっぽど辛かったんでしょうねぇ。いい気味だわ」
いい気味って…何もかもすべて、勝手なルルーが全面的に悪いんじゃないかぁぁっ!!それに魔導力ないの分かっててボクの胸ばっかり狙ったり、アソコへの鞭打ちを提案したりしてたなんてっ!
…と思ったけど、怖くて口にできないよ。うっかりそんなこと言ったら、また鞭が飛んでくるだけだ…きっと…。
「それじゃ、このももも酒を上げるわ。ありがたく思いなさい」
とりあえずボクはルルーからももも酒を飲ませてもらって魔導力を全回復させ、ヒーリングを数回唱えると全身の…特に胸とアソコの痛みや痣・腫れが完全に引いた。
「ほらっ、口開けなさい」
ボクはルルーの言いなりになって口を開けると、漏斗を押し込められる。
「うっ、ううーっ、うううんうっ!?」
“ルルー、なにすんのっ”って言ったつもりがまったく言葉にならない。ケド、ルルーには通じたみたいだ。
「ずーっと叫びっぱなしの上に滝のような汗をかいて喉が渇いたでしょ?水を飲ませてあげるのよ」
そういうと水を漏斗に注ぎ込みはじめる。
「ごくっ、ごくっ、ごくっ……」
正直言って確かに喉が渇いてたボクは流れてくる水を飲むけど、ルルーは休むことなく水を注ぐ。
「ごくごくごくごくっ……ごほっごぶっ!」
息ができなくってむせるけど、ルルーはお構いなし。
「んんんーっ、んんっ、んんんんんーっ!」
“やめてぇっ、もう、いらないよぉっ!”っていうボクの訴えも声にならない。
口に水を含んだまま、鼻で息をしていたボクの鼻をルルーがつまむ。
「ぐふっ、ごぼっ、がぼがぼっ」
むせて咳き込んで、またむせるっ!苦しいっ、死んじゃうっ!窒息の苦しみと恐怖が極限まで上り詰めたそのときだった。
「あらあらあら、ごめんなさぁい。お水は飲めたかしら?」
ようやくルルーが水を注ぐのをやめ、ボクは漏斗を吐き出してむせ返った。
「げぇほっ、げほげほっ、ごほっ…、ちょっ、キミ、ボクを殺す気なのっ!?」
ビシッバシッ!
「ひいぃっ、ああぁっ!……ご、ごめんなさいっ!」
「分かればいいのよ」
…って、なんでボクが謝んなきゃなんないのさっ!
早速、ボクの胸とお腹にかけてX字の鞭の痕が刻まれた。ご丁寧に、左右の胸とも鞭の痕は乳首の上を通ってる……。
「さぁ、もっとあげるわ。飲みなさい」
「ぐふっ!」
落とした漏斗を拾い上げてまたボクの口に押し込む。そしてボクの鼻をつまみ、漏斗に水を注ぎ始めた。
「ごくっごくっごくっごくっ……ごぼがぼっ!」
そんなことが繰り返され、お腹がちょっと膨らむまでに大量の水を飲まされた。
「それじゃ、お仕置きのルールを説明するわよ」
「ル、ルール…?ボクを100発鞭で打つだけじゃないの…?」
「アンタ、わたくしがアンタのアソコを舐めてるときに漏らしたわよね?わたくしに引っ掛けてタダで済むと思ってるのかしら?」
「そ、それはルルーが…!」
ビシィッ!
「アァァ――ッッ!!…ご、ごめんなさいぃっ!」
だから、なんでボクがぁっ!
「まず、数分待ってなさい」
「ほへ?」
す、数分待つ…?ボクにはルルーの意図がよく分からず、すっとんきょうな声を上げてしまった。
そしてしばらくたち、ボクは…ボクはまたあの感覚を覚えた。
「うっ…」
「あら?どうしたの?」
「なっ、な、なな、なんでもないよっ!」
なんでっ?どうしてっ?……おしっこに行きたくなってきたんだ……。さっき出したばっかりなのに……。
「隠さなくていいのよ、またおしっこしたいんでしょ?」
「なっ!?なんで…」
「ももも酒に即効性の強力な利尿剤を混ぜといたのよ。そして、お水もたっぷり飲んだでしょ?」
「ま、まさか……っ」
「そのまさかよ。ルールの続きはもう説明する必要はないわね?もう一回、さっきのゲームをやるだけよ」
そっ、そんなっ……そんなァァ〜………!
「かなり大量の水も飲んだし…、さっきとは比べ物にならないくらい辛くなるでしょうねぇ……」
「も、もぅ、許してぇぇ〜……」
あ、あれ以上ツライ目に遭うのは、もうイヤぁ〜……。
「そうねぇ……さっきのでひとまず気が晴れたし、わたくしの命令に従うなら許してあげてもよくってよ」
「ほ、ホントっ!?」
ボクは、ルルーの意外な言葉に顔中に笑みがこぼれた。
だけど、その次にルルーの口から出た言葉は……。
「カーバンクルをおよこしなさい」
ルルーの最終目標だった。
「まだカーくん狙ってるのぉ?」
ビシッ!バシッ!
「きゃああっっ、あああっっ!!!」
「よこすの!?よこさないの!?どっち!!?」
うぅっ、うぅっ……カーくん…、カーくん……。
ボクは頭の中で何度も友達の名前を呼んだ。ボクの答えは最初から決まってる!
「渡さないっ!キミなんかに、絶対カーくんは渡さないから!」
「その答えが何を意味するのか、分かってるのかしら?」
「分かってるよ!……は、はやく、好きなだけボクを鞭で打ってよ!」
力いっぱい言い放ったつもりだったけど、そのボクの声は自分でもはっきりと分かるくらい震えていた。
でも、今のうちならおしっこもそんなに切羽詰ってないし、なんとか最後まで……!
「そんな強がりがいつまで続くかしらね。いいわ、アンタ自身の希望だから、タぁップリ痛めつけてやるわ!……1時間後が楽しみね」
いっ、一時間後っ!?
「その間に漏らしてたら、残り100発の10倍で1千発よ!」
ルルーは、ボクが漏らしたときにちょうどおしっこがたまる場所にたらいを置いて、そう言い残すと部屋を出てしまい、全裸でX字に拘束されたボクだけが部屋に取り残された。
い…一時間後……。
ルルーのその言葉が一人になったボクの頭の中で何度もリフレインしていた……。
そして一時間が経過したのだろう、ルルーが戻ってきた。勝ち誇ったような、余裕の表情をしてる……。
一方のボクは、2〜30分前からもう尿意が限界に達し、開脚されたままもじもじと落ち着きなく身悶え、震えていた。
だけど…カーくんを、こんな卑怯で意地悪でタカビーなルルーなんかに渡すなんてことは…絶対できない!カーくんを渡すぐらいだったら、限界のおしっこをガマンしながら鞭で叩かれている方が…マシだ。
逃げることは許されない。そんな、友達を見捨てるようなことは……!そんなことじゃ、ボクが目指してる一流の魔導師になんか、なれっこないよっ!!カーくんのために……、そしてボク自身のためにも、ボクは頑張りぬくんだっ!
ボクはルルーを睨みつけ、決心を改めた。
「ちょうどいい頃合ね……。ガマンできなくなったらいつでもいいからカーバンクルをおよこしなさい。すぐに許してあげるわ」
「ふ……ふんっ。き、期待…しないでよ…ね!ボ、ボク、そんなコト……しない…もん…っ!絶対…最後まで………!ルルーなんかに、負けないもんっ!」
も、もう…すでにおしっこが限界で、紡がれた言葉も震えて途切れ途切れになってしまう……。
「『最後まで』?ふんっ、そんな最後があると思ってるのかしら?……いつまでもそんな強情が張れると思って?何発でわたくしに屈することになるかしらねぇ……。楽しませてもらうわよ」
きっと今回は、さっきよりも卑劣な手を使ってボクを虐め抜いてくるだろうな……。正直、100発耐え切る自信もないし、元からルルーはどんな手を使ってもボクに漏らさせようとするんだろうケド……。
だけど、だけどボクは、たとえそれで鞭の回数が何百に増えようとも、ボクの友達を渡しちゃうなんて…そんなことは絶対しない!しちゃダメだよッ!!絶対に…、絶対にっ!!
「覚悟なさいっ!」
ENDLESS....