no title
6-78様
ドラコケンタウロスの機嫌はイマイチであった。
機嫌の悪い娘と肌を重ねるのは興醒めだ、というなんとも即物的な理由で、
ベッド上のサタンは上体を起こし、ドラコに尋ねる。
「ドラコ。なんぞ不満でもあるようだが」
ベッドに仰向けに寝そべり頬杖をついてたドラコは、サタンの問いにつーんと顔を逸らした。
「何だその態度は」
「海行きたかった」
態度は拒否そのものでありながらも、ドラコは問いに答えた。
「海? もう秋が近いではないか」
「だから、行きたかった、です。せっかく水着買ったのに」
勝手に行ってくればいいだろう、という話ではない。誘ってくれなかった、
となじっているのである。はて、誰かと行ったかなとサタンは今夏の記憶を辿る。
「ああ」と、サタンは思い当たって嘆息した。
「古代魔導学校の臨海実習のことか? あれは仕事だ、仕事。正体隠して学生の相手だ、
遊び行ったんじゃないんだぞ」
政治的事情や個人的嗜好のため、サタンは人間の魔導師育成学校の校長を務めていた。
「だけどサタンさまのことだから女学生と……」
「今日日そんなことが出来るわけないだろう」と、また嘆息。
「ため息吐くってことはなさりたかったんですか」
「違うわ!」とは言ったものの、サタンの脳裏に在学中の妃候補が過ぎった。
「……少し南に行けばまだ泳げると思うぞ? 行くか?」
まだ自分からそっぽを向いたままのドラコの顔を、サタンは覗き込んだ。
「行く!」とパッと顔を輝かせ、ドラコはそのままサタンにかじりついてきた。
少し不安定な姿勢になっていたサタンは、ドラコに引き倒されてしまった。
「やったー! サタンさま、ありがと♪」
とすっかり大はしゃぎのドラコに、
(そんなにいいものなのか?)
サタンはやや面食らっていた。
泳ぐのに支障はなくとも、夏のバカンスの時期はすぎているため、海辺は閑散としていた。
ウキウキと水着に着替えに行ったドラコとは対照的に、サタンは服のまま浜辺に敷いたシートに
ごろんとなった。
「サタンさま、泳がないんですか?」
「面倒だ」
む、と膨れるドラコ。水着はエキゾチックな赤のセパレートタイプのもので、ドラコのイメージには
合っていたが、健康的過ぎて色気に欠けた。
「いいですよー、一人で遊んでくるもん」
ドラコは波打ち際まで駆けていった。尻尾が揺れ、羽根がパタパタと打っている。
(付き合いが長い所為か古女房のようになってきたよなぁ)
ドラコの可愛らしい後姿を見送りながらも、サタンはそんなことを考えた。ドラコはサタンの愛妾の
中では割と古株の方だ。とはいえ、ドラゴンの血を引くがゆえ、その間に急激に容貌が衰えたわけ
でもない。
(むしろ刺激がないのが問題だ)
要するに倦怠期であった。
ドラコはしばらくパチャパチャと波と戯れていたが、ふと海にするりと身体を滑り込ませると泳ぎ出した。
その動きは確かに美しいと思ったが、官能は刺激されない。ドラコケンタウロスという種族の持つ、
しなやかさと力強さを兼ね備えた美貌は、本来はハーレムの成員には向かないのかもしれない。
ぼんやりと海を眺めていたサタンは、ドラコの動きを一応は目で追っていたが、不愉快でない程度の
暑い日差しの感触で、やがて眠りに入っていった。
「……さま」と、自分を呼ぶ敬称で、サタンは目を覚ました。日頃の疲労もあって、
かなりぐっすりと寝入ってしまったらしい。
「ん、気は済んだか?」
どこまで泳ぎに行ったのか知らないが、ドラコの身体は汗と海の雫でびしょ濡れであった。
日光で雫がキラキラと光って眩しい。臨海実習のレクレーションで見た学生たちもこんな感じ
だったなと思う。
「気は済んだかって、サタンさまはせっかく海に来たのに寝てるだけでいいんですか」
「なんだか、誰もいなくて、寂しくてな……何かする気もせん」
臨海実習では、ドラコが疑ったような邪な行いはしなかったし、する雰囲気でもなかった。
実を言えば、ドラコに突っ込まれるまで思いもよらなかった。引率だから馬鹿騒ぎに加わった
わけではないが、学生の賑やかさを見守るのは面白かった。
「だって、もう夏も終わりですもん、仕方ないですよ」
「そうだな。じゃあ帰るか」
サタンの言に、ドラコはきょとんとした。サタンは自分が何かおかしいことを言ったかと戸惑う。
「露店も出ていないから何も食べられんしな。それだけ泳いで腹は減らないのか」
「大して泳いだわけじゃないし、それに」
「それに?」
「……いいです、シャワー浴びてきます」
ドラコはズカズカと砂浜を踏みしめて去っていった。
今度はサタンがきょとんとする番であった。
「おいおい、服忘れてるぞ、服を!」
女子更衣室には誰もいなかったので、サタンは躊躇いもなく入ってゆき、ドラコの服を置いた。
ドラコは更衣室脇のシャワールームにいた。ルームといっても視線をさえぎるものは胴体部を
隠すようになっている観音開きの扉だけで、上下は開いていた。無防備だと思ったが、
全裸で浴びるわけではないから構わないのだろう。
まだドラコはサタンのことに気づいていない。声だけ掛けて戻ろうかと思ったサタンだが、
ここまで来て何もしないのも退屈だと思ってちょっかいをかけることにした。
衣服が濡れると困るのでさっさと服を脱いで更衣室に放り込んでおく。
ドラコはこちらに背を向けている形でシャワーを浴びていた。どうやらシャワーヘッドは壁に
据え付けられているタイプではなく、ホースに繋がれていて自由に動かせるタイプらしい。
サタンは扉をすっと開いた。ドラコは背を丸めてシャワーを浴びている。背中の翼も綺麗に
たたまれており、何だか元気がないように見えた。
「シャワーごときでこの私を待たせるでない」
と言いざま、ドラコを抱きすくめる。
「あっ」とドラコはかすかに声を上げ、ぶるりと一回震えたが、そのままサタンにもたれてきた。
(あれ?)と、ドラコのしおらしい反応にサタンは拍子抜けした。ドラコはプライベートスペース、
つまりは風呂やトイレに入ってこられるのを嫌がる。トイレはさておき風呂は一緒に入っていい
だろうとも思うが、ドラコは一人でゆっくり入りたいらしい。当初、嫌がるドラコを面白がって
チョッカイをかけまくったが、ある日怒ったドラコに炎を吐かれ、ちょっとした火事騒ぎになった
ので止めた。メイドの一人、キキーモラには正座させられ自分が主人だというのに延々と説教を食らった。
まぁともかく、そんなドラコなので、今も炎を吐かれてさっさと退散する羽目になるだろうと思っていたのだ。
「なんだ、随分と大人しいじゃないか」
サタンはこの後どうするか考えていなかったので、とりあえずドラコの手からシャワーヘッドを
取って普通にドラコを洗ってやる。
「急に来られるからびっくりして……」
サタンに為すがままに、ドラコは髪から首筋、背中へと洗われてゆく。
「お前、風呂とかシャワー一緒にするの嫌いじゃなかったっけ」
とサタンは問うが、ドラコは答えない。それ以上問い詰めても何なので、サタンは背中から
尻尾へとシャワーを当ててさすってやる。尻尾は洗いにくいのか、海の水や砂が落としきれて
いなかった。
後ろでは洗うところがなくなったので今度は前を洗うことにした。胸から腹は洗いやすいから
そんなに丁寧にする必要はなく、水をかけながらさらさら撫でてやる。太ももから足は後ろと同様
シャワーの水を当てるだけだ。
「足洗ってやるから、そこの壁に手ついて足を片方ずつ上げろ」
と指示を出すと、ドラコは素直に従った。なんだかドラコらしくないなぁと思いつつ、
サタンはドラコの足を丁寧に洗ってやった。指の間に砂が残りやすいので、手の指で
扱いて落としてやる。
「初めてだな、お前をこんな風に洗ってやるのは。
そもそも、シャワーを一緒に浴びるのは初めてか……」
別にサタンは浴びる必要はなかったが、成り行きで自分も軽く浴びる。
タオルはドラコのを借りればいいだろう。
ドラコはサタンに寄りそい、もじもじしていた。サタンはシャワーの水を止めようとして
手を伸ばしかけたが、そのドラコが邪魔で一歩というところで蛇口に手が届かない。
シャワーが止められないからそこをどけ、と言おうとして、それを飲み込む。
ドラコの肌が、シャワーで冷やされているにも拘わらず、ほんのりと上気しているように見えたのだ。
「もっと洗って欲しいわけだな?」
耳元で囁いてやると、先刻抱きしめられたように、またドラコはぴくんと跳ねた。
この展開で洗う場所といえば一つしかない。ドラコの水着の下へ、サタンは
シャワーヘッドを捻じ込んだ。
「あぅ」と、ドラコが身体を少しくねらせた。サタンは捻じ込んだシャワーヘッドを
動かして、水がきちんとその場所に当たるよう調整しつつ、ドラコの恥骨を固い
シャワーヘッドで刺激してやる。
ドラコの秘部に水流が当たる。逆向きになっている所為かやや水流がゆるく感じる。
ぐりぐりと恥骨に固い刺激があるのに、肝腎の場所への刺激は大人しい。
そのギャップにドラコは腰を突き出して更なる刺激はないかと求める。シャワーの水流が
優しく秘部を撫でる感触は快楽と呼ぶには薄いが気持ちいい。気づけばドラコは
シャワーヘッドに自分の手を添えて、恥骨を自分のいいように刺激していた。
「しかし、それでは洗い方が足りないだろう」
ドラコがシャワーヘッドに夢中になっているのに、サタンはシャワーヘッドを引き抜いてしまい、
壁のスタンドに差し込んでシャワーを止めた。
水着のパンツは左右を紐でくくるものであった。尻尾のことを考えればこのタイプがいいのだろう。
水で結び目がやや固くなっていて解きづらい。業を煮やして、サタンは脱がさずに中へ手を入れた。
「洗うって……サタンさまぁ」
「何を今更、直接指で中を洗ってやると言ってるんだ、ほら」
シャワーの水を当てて冷たくなっていた秘部の裂け目をすっと指でなぞってやると、
つぅっと粘り気のある液体がまとわりついてきた。
ドラコは何故か身をよじって逃げようとしたので、腰に添えていた手を回して抱き寄せた。
指先でしばらく滲み出ている愛液を掬い取る。ころころ膨れた感触が裂け目の上端に感じられた。
サタンは人差し指と中指で裂け目を軽く割り、まずは中指を滑り込ませた。
ドラコの中は熱かった。シャワーで身体が冷えているため余計にそう思えたのかもしれない。
中に溜まっていた愛液がどっと溢れてサタンの掌にまで到達した。
かなり充血しているのだろう、ドラコの膣壁はふかふかで厚みのある弾力が感じられた。
どちらかといえば侵入者を迎えるなりきつく締め上げてくるタイプのドラコの中は、
今日は締めるというよりは包みこんでくる。奥はぱっくりと開いていて、指ではない何かを待っていた。
その奥にずいと指を差し込んでやると、愛液がどろりとまた押し寄せてくる。
「これは……洗ってやるどころの話ではないな」
腰を抱かれ指の挿入を受けているドラコは、サタンの胸板に顔を寄せ
ふるふると身体を震わせている。立っているのがつらそうであった。
ドラコを支える手を、腹から胸へ這わせていく。水着を突き抜けるようにつんと乳首が立っていた。
それを摘むといやいやと首を振った。
「サタンさま……やだよ……やだぁ……」
指を入れたまま、掌で恥骨からクリトリスにかけてを揉む。クリトリスは真ん丸に膨れて
その形がはっきりと分かるほどだ。その動きに合わせて指で乳首を弾いてやった。
「やぁっ……はーっ……あっ……んあぁっ……んー……」
ドラコは激しく身をよじり、腕や足を突っ張って何故かサタンから逃れようとする。
こんな乱れ方をする女だったか、とサタンは一瞬訝しんだ。抵抗するような動きを見せれば、
どうしてもシャワールームの狭さを活かして壁際に追い詰めるようになる。
肌をぎゅっと押し付けあう状態になると、ドラコのすっかり火照った肌の温度と柔らかさが
生々しく迫ってきた。
首筋にくちづけ、舌で愛撫してやると、まだ少しドラコの肌からは塩の味がした。
乳房は揉むというよりは先端部を中心にさすりつつ、名残を惜しむように、ゆっくりと膣から
指を引き抜く。引き抜いた指でクリトリスの丸みを潰すように擦ってやる。
「サタンさま……当たってるの……当たってる……」
当然それはサタンの勃起した男根のことであった。サタンは少し腰を落とし、
ドラコの腰を尻尾を引いて持ち上げると、太腿の内側に男根をすりつけた。
「あっ……ここで……?」
サタンはしかし挿入しようとはせず、太腿の感触を楽しむように男根を擦る。
二人の体勢は後背位に近くなっており、サタンが腰を動かしている様子は
挿入してそうしているのと見かけがさして変わらない。
ドラコの胸の奥がかっと熱くなった。水着の下はしっとりと濡れて生地は張り付いてしまい、
ぬるぬるとして気持ちが悪い。近くにサタンのものの存在を感じてピクピクと自分の意志に
関係なく蠢きさえしている。
「サタンさま……ここじゃなくて……だめ……ここじゃ嫌……」
「海の傍でしたいか?」
サタンの低い囁きに、ドラコの顔がぽーっとのぼせる。
「…………うん」
シャワールームから、その波打ち際近くの岩陰はそう遠くはなかった。
ドラコに岩へ手をつかせて尻を突き出させると、秘部の輪郭が水着にはっきりと
浮かび上がっているのが見えた。その布地を横へずらし、尻尾をつかんで自分へ
更に腰を突き出させるようにして、サタンは一気に挿入した。
「んっ……あぅ……」
いきなり突き上げられたことで、ドラコの背が反り返った。岩場を掴む指から
くたっと力が抜けそうになるのをどうにか堪える。
挿入されたものの形がよく分からなかった。その代わり熱いものが膣の中を
じんわり浸透している。
「あ……くっ……」
自分の身体が揺り動かされる衝撃で、サタンが自分の中を行き来しているのだ
ということは分かる。しかし、ドラコの中は固い男のものを感じていない。来るのは
熱い快楽の塊だけだ。
「あんっ、あっ……気持ちいいのに……ん……あん……」
身体を弛緩させて股間の刺激だけに集中したいのに、この体位ではそれがままならないのがもどかしい。
サタンはそれを察したらしく、
「後でもう一度洗ってやるよ」
と、ドラコの身体をひょいと岩場から外すと、後ろに犯した格好のまま波打ち際へ押し倒した。
波に濡れて泥となっている柔らかい砂に、ドラコの乳房がぐにゃりと押し付けられる。
ドロドロの感触が気持ちよくて、ドラコは泥へ身体をくったりと預けた。潮はやや引き気味だが、
腕を伸ばすと指が波で濡れた。
ドラコの膣はサタンの男根を奥へ吸い込むようにきゅんと締める。サタンが指で味わったように、
締めるというよりは包むという方がよい感覚だった。サタンが腰を引くようにすると、愛液と襞とが
引き止めるように絡んでくる。突き上げたときには、もっと奥へと引き込むように縮こまってゆく。
既に挿入しているというのに、サタンの口内には生唾が溜まって幾度もそれを飲み込んだ。
鉄の色をした砂浜に身を横たえるドラコのちらりと見える横顔は快楽に呆然としており、
海に喜んでいた無邪気な龍族の娘と同一人物とは思えなかった。その純粋な娘を、泥に伏せさせ
穢しているのは自分だ。幾度も肌を重ねた娘だというのに、サタンは禁忌を犯す悦びを感じていた。
「奥……」
そっと、ドラコは欲望を漏らした。
「奥?」
「……奥……して欲しい……」
男根の先端をぐっと奥へ到達させると、今度は突くのではなく、そっとかき回すようにしてやった。
膣口がぐっと男根の付け根に密着して、その動きを逃すまいとした。
「こうか?」
「ん……あぅ……こんな……気持ちいいよ……」
鼻にかかった甘える声で、ドラコはサタンの男根に喘ぐ。
「熱いの……熱くて気持ちいいの……もっとぉ……」
ごくりとサタンは喉を鳴らしまた唾を飲む。こちらの射精を要求しているように感じたからだ。
否、確かに要求しているのだろう。
「なら……激しくするぞ、いいな?」
「んっ……」
ドラコの喘ぎに肯定も否定もなかった。サタンは腰を力任せに掴むようにして、
自分に引き寄せるように激しくドラコの中へ男根を打ち付ける。激しい動きに愛液がじゅぷじゅぷと
音を立てている。膣壁に先端が擦れる毎に、じんじんとそれは押し寄せてくる。
「あっ、あっ、あんっ、あぅ……あっ……あ……」
激しい動きにドラコの身体に緊張が走った。自分の中に入っているそれが膨れ上がっている気がする。
「サタンさまぁ……下さい……っ」
くっ、とサタンは呻いた。ドラコの甘い声で射精に至った。
最後の最後で一気に体力を消耗した気がした。
セックスの後すっかりご機嫌のドラコは、もう一度泳ぐとまで言い出したが、
さすがに日が傾きかけていたので大人しく身支度させた。
行為の最中には洗ってやるなどと言ったが、結局は別々にシャワーを浴びた。
サタンが一緒に入ろうとするのを拒否したドラコには嫌悪より羞恥が見えたので
大人しく引き下がった。もう風呂に入り込んだところで、ドラコはファイアブレスを吐くまい。
「ドラコ……」
「なんですかー?」
更衣室の壁越しに話しかけると、元気よく返事があった。
「お前が海に来たがったのは、私と海でしたかったからか?」
であれば、臨海実習の一件の邪な勘繰りも説明がつく。
かなり長い沈黙の後、
「…………嫌でした?」
と、元気のない答えが返ってきた。
「嫌ってことはないが、そうならそうと」
「言えませんっ、……それに言ったら意味ないもん! サタンさま最近ムード無さすぎ!」
ムード、という言葉がサタンの胸に突き刺さった。
(言われてみれば少し焦ってたかもな……それというのもこれというのもアルルが)
しかしそれを言葉にするわけにもいかない。
「む、すまなかった。次はちゃんとした時に来ような」
サタンは努めて明るく訊いたが、また壁向こうの娘は返事をしない。
「……なんだ。やっぱり海の季節の時に来たほうが楽しいだろう?」
「そうですけど……」
「で、人に見つからないようにうまくやればいい」
もちろん、壁の向こうを透視できるわけではないが、耳まで真っ赤にしてうつむき恥じらう
ドラコの姿が、サタンには見えた。
<了>