no title
6-320様
バシィッ!!
「ぅあっ!??………う…うーん…ここは……?まっくら………」
ボクは真っ暗闇の中で痛みで目を覚ました。お腹が、すごくヒリヒリする……。ここはどこだろう?
と、ボクは歩き出そうとしたんだけど。
「うわぁっ!??」
ガチャガチャン!
何かに躓いて転びそうになった。
「な、なにっ?何なの?ボク、どうなってるのっ!?」
躓いたんじゃない、ボクの足は何かでしっかりと固定されて、動けなくなっていたんだ。落ち着いてよく確かめると、ボクの両腕も頭上で一まとめにされて吊るされるような格好になっていた。
「お目覚め?アルル……」
「ル、ルルー?」
ヒュッ!ビシッ!!
「ぅわっっ!?」
ボクの耳元で何かが空を切り裂く音がして、鋭い打撃音がした。
「わたくしのサタン様はどこ?サタン様をどこへ隠したのっ!?」
「し、知らないよっ、ボク……」
バシィッ!!
「きゃああっっ!!いっ、痛いっ、いたいよぉっ!!」
さっきと同じ打撃音がボクの胸で炸裂し、とんでもない痛みが走った。
ま、まさか…鞭?
「や、やめてっ、ルルー!なんで…なんでっ!?」
ボクは暗闇の中で何が起こってるのかわからず、混乱して泣き叫ぶ。
「ライト!」
とりあえず、暗闇を払おうとライトの魔法を唱えるけど、ボクの手から魔法が発動することはなかった。
「ま…さ…か……?」
ボクがつぶやいたとき、別の声がボクの耳に届いた。
「そのまさかよ。」
「そ、その声…ラーラ!?」
「サイレントの魔法であなたの魔法は封印してあるわ。ついでに教えておいてあげるけど、真っ暗になってるのはあたしのブラインドの魔法のため……。あたしたちからはあんたの惨めな姿がよぉーく見えてるわよ!」
ラーラは説明しながらボクの後ろ側へ回ったようだった。
「そ……そんな……。なんでラーラがボクを?」
「あなたからカミュ先輩を取り戻すためよ!」
「だっ、だからボク、カミュ先輩もサタンも知らないってばぁっ!」
ビシッ!バシッ!!
「ひいいぃぃっっ!!あああぁぁっっ!!!」
痛いぃ…痛いいいぃぃぃっっ!
ボクの目から涙がこぼれ、頬を伝って床に落ちた。
「しらばっくれるんじゃないわよっ!」
「隠したって無駄よ!」
ボクの胸と背中を打ち据えられ、ボクの前からルルーの声が、後ろからラーラの声が重なって聞こえた。
そのとき、また違う人の声が…!
「アルル・ナジャ!わたしのしもべにおなりっ!」
「サ、サキュバス……?」
「そぉれ、それっ!」
ビシッ!バシッ!!
「やああぁぁっっ!!きゃああぁぁぁっっ!!!」
左胸と右胸に鞭が当たる!
な、なんかボク、とんでもないことになってるよぉ!
ポタッ…ポタッ…。
「アツゥッ!あついぃぃっ!!」
ボクのお尻にものすごい熱さを感じて思わず飛び上がった。
「このロウにも重力系の魔法がかかっててね……あなたのいる場所が『下』になってるのよ。フフフフッ。あなたが立っていても、どんな格好をしていても、あなたの全身がターゲット。好きな場所に垂らすことができるのよ……」
ポタッ…ポタッ…。
「アツッ、アツウゥゥッッ!!」
鞭で叩かれてヒリヒリしてる胸に熱い蝋を垂らされて、よりひどい熱さに感じる!
「例えば、クリトリスにもあなたを立たせたままで垂らせるのよ」
ポタッ。
「ひあああああああぁぁぁぁっっっ!!アヅイッ、あづいィィィィッッ!!」