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6-329様
ここは魔導師の塔…サタンとか言う魔族の人に連れられた獣人ここにいる。
彼は一番手の狼男。自称に怖いと思っているがその口の小さい外見などで
犬と勘違いされ全然人々が怖がってくれないのが悩みである…。
今日もさっきアルルが来てぷよ勝負を挑みあっさりボロ負けしてしまったのだ。
ため息をつき鬼火のオプションも付け、塔の外をぼーっと眺めていた。
──あぁオイラには人を怖がらせる才能なんてないのかなぁ、
一度でもいいから泣き喚いさせて襲ってみたいよ…なんて思ってたその時だった。
すたすたと床を忍び踏む僅かな音がおおかみおとこ耳につく。
「…誰…?」
「何見てるの?」
そこには下半身が犬の胴体で上の半分が人間の女の子の半獣人がいた。
「…スキュラさんか、自分のステージで待ってなくていいんですか?」
「だってあたしもさっき負けたもん。あの子ずこずこ進んでるみたいだよ」
「そうですか…」
少し話すとおおかみおとこは一息つき元の体勢に戻る。
「何かいつもより元気ないねぇー、ウルフ?」
「話せば長〜くなるんですけどね…」
「うんうん…」
おおかみおとこはしばらく鬱憤をスキュラに話した。
「ほえ〜君にそんなコンプあったんだ」
「やってみましょうか? ガルーっ!!」
「…怖くないよ」
「ううやっぱり…いじいじ……」
そんないじけてる彼にスキュラは…
「ねぇ、一緒に温泉入んない?」
「えっ…?」
「嫌な気持ちを流すには湯に入るのが一番っていうじゃん」
「えっあっそうですけど…」
何故かちょっと慌て戸惑っているおおかみおとこ。女の子と一緒なんて…と思っているのだろう。
「い、一緒にいいんですか…オイラ男ですよ……?」
「気にしない気にしなーい♪」
その後2人はスキュラの部屋である第2ステージ移動し、
それぞれ別々のカーテンの中で衣類を脱ぎ裸になりスキュラは胸に、
おおかみおとこは腰にタオルを巻き付ける。結び目を抑えつつそっと温泉に入る二人。
湯船に浸かっても目線が落ち着かないおおかみおとこだった。
「で、でも気持ちいいですよ」
「でしょ?この温泉はリューマチに効くんだよ」
「へぇ…」
「あ、ミカン食べる?」
「わーい」
そんな話の中、おおかみおとこはさっきまでの気持ちがいつの間にか消えていた。
そして30分後…二人はすっかり体が暖まっていた。
「はぁぁ、何か熱くなってきました…頭が痛い…」
湯船の淵の岩にうつ伏せにだれるおおかみおとこ。
「あたしも〜上せちゃったの〜…」
「う、うげぇっ…苦し…っちょ、ちょっと…っ!?」
彼の上にスキュラが乗っかる。同時にスキュラの胸が彼の毛皮に当たってることに気づく
それに彼女の両前足がおおかみおとこの腹を抱いている。それに彼は赤面し慌てる。
もがいて振り下ろそうとしたが、自身も上せて力があまり出ないので思うように体の言うことが聞かない。
「ん〜ボーっとするよう〜…君の体、フサフサで気持ちいい…」
上せてボケているのかスキュラは湯船の中に浸かっている彼の腹を強く抱きながら手探り、指をも動かし
彼の胸に指を這わせる。
「…っ!?」
普段は毛皮で隠れている胸の小さく突起している部分に指を触れられるとおおかみおとこは身をすくめる。
ん、なんだろここだけ尖ってる…と不思議に思いながらスキュラは胸を撫で回し摘み上げる。
「あ…スキュラさん、そこは…」
またビクンと体を痙攣させるおおかみおとこ。スキュラはしばらく諸肌が湯から出ていたのか
半分上せが治ったのか、彼の背から降りる。それを機会におおかみおとこは湯船でゆっくり仰向けになる。
「そんなに感じてるぅ、ここ何か硬くなってるよ」
仰向けになった彼の胸を舌舐め、甘噛みをする。そのおおかみおとこの反応を見て面白がるスキュラだった。
「あっいぁ……そんな…やめっ…くださいよ…」
「えへ、いーや」
スキュラの口で軽く先端を吸い上げられ、おおかみおとこは感じたことのない感覚に恐怖した。
それが快楽とか快感とかいう部類の感覚だということを、今までに感じたこともなければ知らないのだろう。
ふとスキュラが余所見をすると、彼の腰に巻いているタオルの結び目が解けかけているのと
巻いている布の下から少しだけ何かが膨らんでいるのが見える。
「なんだこれ?」
「ちょっ…スキュラさんだめ……そこは…っ!!」
彼の制止を無視し、スキュラは彼の布をすうっと取ってみる。
「やぁっ…」
布をはずす途中、布が自分のモノに触れて思わず甘い声を漏らしてしまう。
生まれて始めて男の部分を、しかも女の子に見られてしまった羞恥心に赤面と目くじらが隠せない。
「ここもそんなんなんだね……イヌ科の男の子ってここにも骨があるって聞いたことがあるんだ」
彼が半起っているモノにそっと舌先を触れるスキュラ。
「わぅんっっ…!!」
おおかみおとこはさっきよりも激しい反応をする。
「すごい…ここの方がくすぐったいんだぁ」
「ス……ラさ… 何かオイラ… 変になりそ……」
スキュラは完全に硬くなってきたおおかみおとこのモノを舐め続ける。
先を口で含み、舌先を素早く、根は下から上に、軽く噛むことをそのまま何度も繰り返すと、
おおかみおとこは恐怖と徐々に押し寄せる快感に がくがくと震えた。
息がどんどん激しくなっていく。おおかみおとこは歯を食いしばり声を抑えようとした。
「あたひとあんたひかいないよ…もっとらひてひょ…」
おおかみおとこのモノを加えながら喋るスキュラ。
耳元で囁きながら、仰向けになっているおおかみおとこ自身を指で撫でると、
彼は不意打ちの刺激に身体を仰け反らせた。
何かが体の奥から出てきそうな刺激におおかみおとこ自身の痙攣が激しくしていく。
「…ひ、あ…ぁ!スキュラさん、も…っっ!」
限界を訴えるおおかみおとこ。最後にビクンと震えて彼は快感にも全身の力が抜けていく。
白濁の液体がしっかりスキュラの頬にかかる。
「ひゃっ!? 何これ、ミルク…? へぇ男の子でもミルクって出せるんだねー」
スキュラは顔についた液を指ですくい舐めてみる。味がいいらしいのかまた尻尾を振る
「ねぇもっとちょうだい、ウルフぅ…あれ、上せちゃった?」
おおかみおとこを再び扱き弄ぶスキュラ。すでに彼は快楽に心酔して失神していた。
スキュラはちょっと閥が悪いと思い、全裸でずぶ濡れのおおかみおとこを湯船から引き上げ大理石の床に直接置き横にさせる。
そして何時間かたった頃、おおかみおとこは目を覚ました。
「あ、あれ、オイラいつの間にあがったんだ…」
むくりと上体を起こした時ぶるっと寒気が走った。全身の毛皮が濡れたまま直に外に出ていた為身体がすっかり湯冷めていた。
「うう、オオカミといえこの時期はさぶっ…!! 服どこで脱いだっけ…」
おおかみおとこは冷気に震えながら身体を縮ませ自分の大事な部分を片手で隠し右を向いてみる。さっき自分が入ってた温泉があった。
湯船には誰もいなかった。今は誰も見てないしタオル巻かずに入るなら今のうちかも…。おおかみおとこはそそくさ湯船に入る。
ぐるる…る…… 体感温度が正常になった快感がつい獣のうなり声が出てしまう。
「あ、ウルフだ。また入ってるの?」
「わっ!?ス、スキュラさん…!??」
いつの間に接近はしていないが目の前の湯気の間からスキュラがいた。おおかみおとこはあわてて湯の中で股間に両手を覆う。
「やっぱり温泉はいいよねー…」
「そ、そうですね…はは、は…」
スキュラは目の前に盆に乗せたとっくりを浮かばせる。
「キミ、魔導酒飲む?」
「え、いいんですか?ガルーw」
そんな話の中、おおかみおとこはさっきまでのことはすっかり忘れていた…。
ENDLESS…