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6-480様

「は〜ら〜ほ〜ろ〜ひ〜れ〜は〜れ〜♪」
今日もハーピーの喉の調子は絶好調。ノリノリで辺りの小鳥たちを地に落としていた。
「ふ〜う〜。今日の発声れんしゅ〜終わり〜です〜。」
いつもハーピーは独りぼっちで歌っていた。少しまえは彼女の周りにも友達がいたハズなのに、彼女が歌いだすとどうも友達らは急用を思い出すらしい。
「………。」
歌を聴いて欲しい。それが彼女の素直な気持ちであった。ぱたぱたと羽を広げ背筋をのばす。どうやらこれから本格的に歌いだす様だ。
スゥ、大声量。ハーピーはとても気持ちよさそうにノビノビと歌った。周辺への配慮などまったくない。
草木すら弱らせ、なおも歌い続けようとしたとき木の裏からパチパチと手をたたく子供が現われた。
「おね−ちゃん、歌じょうずだね−。」
「あなた〜はダ〜レ〜?」金色の髪に尖った耳。にっこり曲げられた瞳。三角帽をかぶったその姿は小人を思わせる。
「ん−?ボクはパノッティ。 おね−ちゃんは、ハーピーでしょう?」
初対面のハズなのに。目の前の男の子から自分の名を告げられハーピーは目を丸くした。
「わたし〜を知ってる〜の〜???」
「トーゼン!おね−ちゃんは有名だもん。」
有名。その響きにハーピーは浮かれた。彼女の夢は歌姫になること。見知らぬ…それもこんな小さな子供に自分の存在が知られているという事は。(わ〜たし〜の〜歌〜は、認められて〜る〜?)
パノッティは頬を染めて喜ぶハーピーに一つの提案を持ちかけた。
その内容は、ハーピーの歌に合わせて笛の演奏をしたい、というものだった。今まで独り、アカペラで歌っていたハーピーはこの提案を快く受け入れた。
…その時パノッティの瞳の奥が妖しく輝いたのも気が付かずに……。

「じゃぁ、いくよ−。」
ピッピロピッピロリ〜♪
軽やかに横笛を吹きならすパノッティ。この音色に声を乗せればいつもより上手に歌える気がする。ハーピーはグッと腹に力を入れた…が。
「!?…なっ…」
自分の思うように力がはいらない。ソレばかりかひらひらと手足が強い力によって勝手に動きだす。
「どう〜なってる〜の〜??」
踊りを止められないままハーピーはパノッティを見た。しかし彼は演奏をやめない。くるくる、くるくる、しばらく踊り続けるハーピー。彼女の手足は限界らしく、ぷるぷると震えている。
「くすくすくす。かわいいねぇ、おね−ちゃん。」
パノッティが演奏をやめるとようやくハーピーの身体は解放された。この子の演奏に操られていたようだ。
「一体、ど〜いう、つもり、な〜の〜?」
「べっつに−。」
はあはあと息を切らすハーピー。パノッティは悪怯れた様子もみせずハーピーに近寄ってきた。
「イタズラしたかっただけだよ−?」
あくまでも無邪気なパノッティ。…その無邪気さに心なしか恐怖を覚え、ハーピーは身を固くした。


「…んっ…」
唇が軽くふれあう。
まだ呼吸の整っていないハーピーの口から息が漏れた。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっちゅっっ
小鳥が餌をついばむようなキス。パノッティは見た目通り子供らしく表面のみのキスを繰り返す。
ちゅっ、ちゅっ、
「ん……ん…」
ちゅうっっっ
「んっ…っはぁ、おね−ちゃんもちゃんとやって−よぅ!」
「…えっ!?」
知らないうちにパノッティのキスに酔わされていたハーピーは、彼の抗議で我に返った。
「色々ボクに教えてよ−!!」
「いっ…色々〜…って〜…」
戸惑うハーピー。それもそのハズ、彼女には男性経験などない。ファーストキスだってついさっきパノッティに奪われたばかりだ。ハーピーの顔が目に見えて赤く染まり、翠玉の瞳も心なしか潤み始めている。
「もしかして−。知らないの−?」
眉をひそめ問いだすパノッティ。じろじろと顔を見られてますます困惑するハーピー。
「え〜と、そのぅ〜…」
自分が悪いわけではないのに。居心地の悪さに再び身を固くする。
…何か言わねば。自分にはそんな経験はないと。いや、それ以前になぜこんなことをするはめになったのだろう?
「はあぁぁぁ−。もう、いいよ−だっ。」
ハーピーのささやかな沈黙に焦れたパノッティの声が思考を中断させる。
「勝手にやっちゃうもんね−!!」
「だ〜めっ…!」
パノッティは全身を使ってハーピーに体当たりしてきた。

ドスンッ
「きゃ、」
背中を柔らかな草に抱き留められ、ハーピーはパノッティに押し倒された。
彼女の目に写るのは空の青さと日の光にキラキラ輝く金色の髪。
「ど〜きな〜さ〜い〜!」ハーピーは自分の腹の上にまたがっているパノッティの小さな肩を掴み降ろそうとした、が
「いやだよぅ−!!」
「きゃあん〜っ」
抵抗したパノッティは乱暴にハーピーの胸部にしがみついた。
細く小さな指が布越しに皮膚に食い込む。
「ぅ…痛〜…は〜な〜し〜てぇ〜」
痛みのあまり涙目になり懇願するハーピー。
「乱ぼ〜に、しないでぇ〜!」
「じゃあ、優しくしてアゲル−!!」
「!??」
パノッティは力任せにしがみついていた手を放しハーピーの胸に顔を埋めてきた。
「おね−ちゃん、柔か−いっ。それにイイにお−いっ。」
むに、むにむにむに
「ふっ、ぅう〜…っ」
「おか−さんみた−いっ」
無邪気なパノッティの声。彼は小さな子供なのだ。ハーピーは胸を触られ感じることに少しの罪悪感を覚えた。
「気持ちい−?おね−ちゃんっ。」
「えっ…」
小首をかしげ瞳を覗いてくるパノッティの顔は【好奇心】でいっぱいだった。
「え、え〜と、その〜ぅ…」
「ね−どうなの−?」
むにむにむに、きゅっ
「ぃやあ〜んっ、んっ」
固くなった突起を指で摘む。その力加減は絶妙でハーピーは腰をびくっと跳ねさせた。
「気持ちいい−んでしょう。」
ハーピーの反応を見て得意げになるパノッティ。
飽きることもなく執拗にハーピーの胸を攻めていく。「…いいにお−いっ。おいしそうだね、吸ってもい−い?」
「!?…っ…」
唇に手の甲をあて声を押さえた。ハーピーにはパノッティは異性ではなく、ただの小さな子供なのだ。あまりに淫らな声を出して彼に聞かせるワケにはいかない。…教育に悪い。
なんだか良くわからない言い訳を自分に聞かせながらハーピーはひたすら乳首にからむ舌の感触に耐える。あてた手の甲はにキッチリと歯形がついていた。
ちゅる、ちろちろちろ
…子供らしくない卑猥な行為。乳首に唾液をたっぷり絡ませて時には甘噛み、細い指先でくりくりとこねくりまわす。
「ふっ…ぅん〜…っ…」
初めての刺激にこらえ切れず腰がゆれる。しかし声は盛らさないようにしっかりと歯を食い縛り堪えた。
「んっ…んんっ!…っう!」
つん、つん、くりゅ、くにゅっ
びくん、びくん、
もうこれ以上耐えられない、ハーピーがそう感じたときパノッティの動きがとまった。
「おね−ちゃん…、ガマンしてるでしょ−う?」
遊ばれている?こんな小さな子供に…。
「そ、そんなこと〜…。」「ガマンは身体に良くないよー?」
くりゅ、くりゅ
「んああっ!!だ、ヤメてぇ〜」
言葉と指先で追い詰められる。
ハーピーは崩れそうな理性を奮い起こし思わず叫んだ。
「こ、子供がそんなコトしちゃダメぇぇぇえ〜!!!」

ぴくっ
パノッティの尖った耳がぴくぴく上下する。
「そういうコト〜は、大人に〜なってか〜らよぅ〜!!」
完全にパノッティの動きが止まり、ハーピーは安堵のため息を漏らした…が!!。
「怒ったぞ−っ!!!」
ばさぁっ
「きゃああぁぁぁ!???」
ハーピーの一言にブチギレたパノッティは、突然スカートを捲り上げパンティを引っ張りだした!
「やっやめてぇ〜!!」
「ボクを子供扱いしたな−!」
…子供のくせに。完全な逆ギレである。
「ご、ごめんなさ〜い〜…んふぅ!!」
怒り狂ったパノッティの乱暴な態度に怯え、思わず抵抗するのをやめ謝るハーピー。
しかし、そんな彼女の態度がパノッティの感情を増長させていく。
「ゆるさないぞ−っ!」
ぐいぐいとパンティを引っ張りあげ股間に食い込ませていく。先程までの胸の愛撫によって、ソコはすでにうっすらと濡れていた。
「あっ、あっ、痛…い…」ハーピーは食い込んだパンティを押し戻すようにずりさげようとすると…
「なんだよ−!…そんなに脱ぎたいの−?」
「ちっ、違っ…!!」
「手伝ってアゲル−っ!!」
いつのまにか機嫌の治ったパノッティのペースにはめられていた。
「いやぁ〜っ!」
「濡れてるよ−?」
「い、言わないでぇ〜」
「なんで−?興奮してるの−?」
「そっそんなこと〜…」
人目に晒した事のない大事な部分がパノッティの目の前に顕になる。 
パノッティの一言、一言にハーピーは顔を真っ赤にした。
「中はど−なってるの−?」
「ひっ…!!」
ぐちゅう
細く小さいとは言え、なんの侵入も許したコトのない膣口に指が突きたてられた。痛みに息が詰まる。
「なんかキツイよぅ。」
ぐちゅぐち、ぬち、ずぶぅ、くりゅ
パノッティの指は容赦なく動き回り膣壁を刺激した。
「あぅ、いっ…あっ…!」痛みと、身体の芯に微かな電流が走る。少しずつハーピーは快感に支配されつつあった。
「あっ、…ダ…メ…」
「気持ちい−でしょ。もっとしてアゲル−っ!!」
ハーピーの力が一瞬抜けた隙をついてパノッティは自分の笛を突き立てた!
「かはっぅ!?」
声にならない、すさまじい痛みがハーピーを襲った。口の端から唾液が飛び出す。
処女が…大事なモノが奪われてしまった…。こんな小さな子供の手によって。
「うっ…う〜っ!ふうぅぅぅ!!」
あまりにも悲しくて両手で顔を覆い隠しハーピーはぽろぽろ涙をこぼした。股を伝う液体の存在に、夢ではないと思いしらされる。

「なっ、泣かないでよぅ−」
あわてて笛から手を離しオロオロするパノッティ。しかし笛はまだハーピーの膣口に刺さったまま。
「わっ…悪気はないんだよぅ」
ハーピーはひたすら嗚咽を漏らす。細い身体が上下するたびプラプラ笛が揺れる。
「す、好きだったんだよぉ−っ!!」
パノッティは思わず叫んだ。
「綺麗で、可愛くて、優しそうなおね−ちゃんと……お話ししてみたかったんだよぅっ」
パノッティの目からも涙が零れた。
「あんまり、可愛かったから…調子に乗っちゃって………ボクっ…!!」
身体から罪悪感をいっぱいにじませるパノッティ。
そんな彼をぼんやりとした瞳で見つめていた。
「ごめっ…、ごめん…なさいっ!!もう、しないよぅ…」
「………。」
泣きじゃくるその姿はやはり小さな子供だ。
あんなにひどい仕打ちを受けたのに。…何故かハーピーは彼を責め立てる気にはなれなかった。
「ひぐっ、ひっく、…嫌わ…ないで…。」
ぎゅっと服を握り締めつぶやく。まったく虫のイイセリフなのだが…。
「………。」
ハーピーは自らの手で笛を抜き取り彼の前に差し出した。
「…おね−ちゃん?」
「…もう…、あんなこと…しない…でね…」
絞りだすように呟きハーピーは顔を背ける。
「!…うんっ!!もう、しないよ−っ!」
満面の笑みを浮かべ、パノッティは元気良く駆けていった。
「おね−ちゃんっ、ありがと−!大好き−!」
(………も〜う……)
ハーピーは自分の甘さとパノッティの変わりように呆れ、ふと空を見上げる。
心地よい風がハーピーの頬を優しく撫でていった。

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