2004年7月期・最終回賞 〜 女医・優 〜

182氏より、愛を込めて


(これまでのあらすじ)

 東京で勤務医をしていた優(木内晶子)は、病院の不正の告発を期に東京を離れ、辺境地・天売島の医者となる。
 赴任そうそう末期ガンを患う美幸、医者に不信感を持つ夫・勝之(大浦龍宇一)、二人の間にうまれた娘・ひかりと親交を持つ。
 美幸死後、さまざまな交流を経て優と勝之は互いに惹かれあい、東京時代の恋人との別れ、ひかりとの反目と理解を経て、二人は結ばれる。
 が、勝之も末期ガンを患っており余命幾ばくもない。

 2人は結婚式を挙げる。

(記念撮影の後、ひかりナレーション)

 みんな、祝福してくれました。
 涙をこらえて、微笑んでくれました。
 お父さんは、とってもかっこよくて、
 お母さんは、とっても綺麗でした。
 島のみんなに見守れて、
 私達は、家族三人で暮らしました。
 それは、短い時間でした。
 でも、とっても幸せでした。
 お父さんは、お母さんと私の手を強く握り締めて、
 笑顔で天国へ旅立ちました。
 お父さん、私は、お父さんの子供に生まれて良かったよ。
 だって、こんなに愛されたんだもん。

 美幸の遺影の隣に、勝之の遺影。(主題歌)

(岸壁に立つ優とひかり)

 水平線の向こう、青空に笑顔の勝之が浮かぶ。
 優、ひかりのマフラーを直してあげる。
 青空の勝之、にっこり笑う。
 それに微笑んで答える、優とひかり。

 「お母さん」
 「・・・・何?」
 「私、大きくなったら、お医者さんになるよ」
 「・・・・・うん ・・・・・行こっか」

 優、ひかりに手を差し伸べる。
 ひかり、その手を握る。
 手をとって、来た道を戻る二人。

(優たち島民の生活シーンとエンドロール)

 優とひかり、追いかけっこ。

 「捕まんないよ〜、あっかんぺぇ〜!」
 「あ〜!、もう、ひかりちゃん、待てぇ〜!」

(優ナレーション)

  あなた達に出会えて、本当に良かった。

〜 完 〜


参照:ドラマ板、女医・優スレ 【大人なのは】女医・優〜青空クリニック6【ひかりだけ】 414-415氏