短編まとめ

幸運の坩堝P

一話完結系

もんもん

シィル解凍if 妄想えち◇2011/02/18  えち

さて、もうすぐシィルの氷が溶けるわけだが、解凍一発目はどんな風に抱いてやろうか。 シィルとは久しぶりだから嬉しくて舞い上がってるわけではないぞ。 ただ、シィルとはいつでもやっていて、こんなに間が開くのはたぶんシィルを買ってから初めてのことだからな。 ただそれだけだ。『初めて』というのは、それだけで心躍る言葉だからな。本当にそれだけだぞ。
そうだな、いきなりハードなSMというのも悪くない。 しかし、解凍のどさくさで万が一にも絶対服従の魔法が切れていたら大変だからな。 ここはひとつ、紳士的に口説くところから始めてみようか。もちろん最終目標は濃厚えっちだ。 俺様、なんだかわくわくしてきたぞ!

まずはシィルをベッドに座らせてその足下に跪いてみよう。シィルは驚くかな、それとも訝しがるかな。 何にせよ動揺することは間違いないだろう。シィルの心の整理が付かないうちに、優しく手を取ってやる。 そして、騎士のように手の甲に口づけだ。シィルの表情の変化を楽しみたいが、あえてここは目を閉じたままで。 唇が触れるだけのキスを何度も繰り返す。シィルをほどよく追い込んだところで目を開けてじっと見つめてやる。 「えっ」とか「あー」とか、シィルが恥ずかしがって目をそらしても絶対に俺様からは視線を外さない。 その間、俺様は真面目顔だ。ついにやにやしたりドヤ顔したりしたくなるが、我慢我慢。 きりっとした表情でじっとシィルを見つめるのだ。万が一、いや、億が一絶対服従が切れていたとしても、 この精悍な俺様の顔にシィルはあらためて惚れるはずだ。俺様に惚れさせないことにはえっちに持ち込めないからな。
シィルの頬がぽっと赤く染まったら次の段階。ゆっくり立ち上がって、シィルの耳元でささやくのだ。 「愛してる」とか「ずっと好きだった」とか、まあ適当にいつも使ってる陳腐な言葉で十分だろう。 もちろん意訳すれば全て「やらせろ」なわけだが。そうだな、たまにはシィルを褒めてやるとするか。 えろい反応をする相性ぴったしの身体を褒めるとただの言葉責めになってしまうので、それ以外にしよう。 「おまえの作った料理が食えなくて寂しかった」とか「氷越しじゃなくておまえに触れられるのが嬉しい」とか、 なんかそんな感じのかゆくなる言葉で、シィルの心をとろとろに溶かしてやるのだ。 身体の方は、あとでゆっくり愛撫して溶かしてやるけどな。 優しい言葉をかけながら、壊れ物を扱うかのようにシィルの身体に触れてやるのもいい。 俺様の超絶エロテクは一時封印して、童貞君のようにそーっと、そーっとだ。 頬を手のひらで包み込んでみたり、くるくるもこもこ髪に指を通してみたり。 さっきやった手の甲にキス、を織り交ぜてみようか。躊躇うように初々しく頬に軽いキスを落とすのも忘れない。 唇はまだだぞ、シィルの目がうるうるしてくるまで我慢だ。まあ、さほど時間はかかるまい。
シィルが目を閉じてキスをおねだりしてきたら、ここは意地悪せずにすぐに応えてやろう。 まずは、おっかなびっくりといった感じで軽く唇を合わせてすぐ離れる。角度を変えて何度も何度も。 少しずつ密着時間を長くしていくと、じれたシィルがもしかしたらちろりと舌で唇を舐めたりするかもしれない。 まずは指で軽く柔らかい唇をなぞってから、本格的なキスに移行。 唇を舐め軽く噛んだら、ゆっくりと舌を差し入れる。形の揃った歯列を舌で確認してからその奥に進入。 唾液を混ぜ合わせるように舌を擦り合わせると、俺様の背中に回っているシィルの手に力が入ってくる。 こちらも抱きしめる腕の力を強め、時折髪をなでてやったりもしながらさらに深く舌を絡めてやる。 たまに乱暴に舌を吸い上げるのは、キスに夢中になってる、という演技だ。 痛さにシィルが小さくうめき声を上げたりしたら、慌てて離れて「すまん、痛かったか」とすまなそうな顔をしてみせる、 ここまででひとつのルーチン。シィルはきっと頭を横に振ってキスの続きをせがむだろうから、すぐにキスを続行。 シィルが甘いあえぎ声を漏らすまでずっとキスを続ける。
「ランス様……」キスの合間の息継ぎにとろんと甘く呼ばれたら、もう一度がっつり深いキスをして一度離れる。 シィルが自分で服を脱ぎ出す前に手早く自分の服を脱いだら、そっとシィルをベッドに横たえ、その上に覆い被さる。 いつものベビードールの肩ひもをずらし、乳房の上半分だけ露出させる。乳首がぎりぎり見えないラインがポイントだ。 鎖骨を舐めたりちらりと見えている胸の谷間に舌を滑らせたり。 布の上からでも、というか目をつぶっていても位置が解る乳首を偶然を装って軽く擦ると、 シィルの身体がびくっとはねたりもするだろう。もしかしたら、もじもじと太股をこすりつけてくるかもしれない。 そのころには俺様のハイパー兵器はとてもハイパーなことになっているだろうから、 服の上からシィルのお腹のあたりに擦りつけてみるか。 さりげない風を装って、そのままハイパー兵器でベビードールを捲り上げてもいい。 ベビードールの下のかぼちゃぱんつは下着らしいからその下は何もはいてないはずだが、 何せふわふわふりふりしてるのでシィルちゃんのあそこが濡れ濡れかどうかは確認できない。 普通のぱんつのように股布ずらして見ることもできないし、どうしたものかと考えあぐねていると、 ぱんつ脱がせやすいようにシィルが腰を浮かせてきたりもするだろう。 もしかするとシィルが自分からぱんつおろすかもしれない。中途半端にずらしたベビードールが邪魔なので、 ぱんつ脱ぐのに苦労しているシィルちゃんのために、優しい俺様は手を貸してやることにする。 シィルの膝を抱えていわゆるまんぐり返しに近い格好をさせれば、シィルもうまくぱんつを脱げるはずだ。 そして膝を左右に広げてやると、予想通りべたべたになってるシィルのあそことハイパー兵器がご対面。 中心にハイパー兵器を押しつけると、ぴちゃりと湿った音がするくらいシィルは興奮しているかもしれない。
「あの……ランス様……」うむうむ、挿れて欲しいんだな、「挿れてください」と言うまでおあずけしてもいいが、 ひくひくと蠢くピンクの襞を見ていると挿入前発射という情けない事態を引き起こしかねないので、 さっさと挿れることにする。あ、もちろんムードは大切にしたいところなので、ちゃんと「挿れるぞ?」と宣言する。 シィルは恥ずかしそうに頷くがあそこの中は正直で、 それはそれは嬉しそうにハイパー兵器をねっとりと包み込んでくる。 久しぶりだし少々きついかもしれないが、何しろとろとろのぬるぬるなので、 適度な刺激を受けつつも奥までスムーズに到達できるだろう。
根本まで埋め込むと、シィルがひとつ声を上げ体を弓なりに反らせる。あ、挿れただけでいったな。 ハイパー兵器もきゅうっと締め上げられるが、こっちはどうにかこらえる。 そのまま動かず、シィルを優しく抱きしめて軽くキスをしながらお互いに波が収まるのをしばし待つ。 落ち着いたのを見計らって、まずはゆっくりと腰を使う。懐かしいシィルのなかの形を確認するように、ゆっくり。 ああ、感じる場所は変わっていないようだな、そこは俺様にとっても気持ちのいい角度なので、重点的に。 さらにぬめりを増し柔らかくハイパー兵器を締め付けながら、シィルはうわごとのように俺様の名前を何度も呼ぶ。 俺様も、それに応えるようにシィルの名前を何度も呼んでやる。
やがて高まる互いの熱、大きな波に飲み込まれて……

……と、と、と。やばいやばい、シミュレーションだけで皇帝液発射するところだった。
ふん、さっさとシィルの氷を溶かして、この妄想を具現化するか。