タマネギせんせーのちょーきょー日誌
GGSの企画はたいていこんなメモで始まります。◇2007/09/13 ネタメモ テキスト
アイスフレームのアジト、その一角にある調教師タマネギのロッジ。
一度はタマネギにシィルを預けたランスだが、すんでの所で思いとどまる。
「ではシィルさんの調教はしなくてもよろしい、という事ですね?」
「当たり前だ、シィルの調教は俺様がこの手でするのだ」
「それは残念です、シィルさんならば立派な穴奴隷の素質があるのですが」
「だから俺様が立派な穴奴隷にすると」
ランスとタマネギの言い争いを、青い顔で聞いているシィル。
「……いえ、シィルさんの素質は、穴奴隷だけではないようです」
薄く笑うタマネギに、シィルは身を震わせた。
「ランスさん、シィルさんはSとMどちらだと思いますか?」
「そりゃあ、どう見たってMだろう」
「そうですね、ですがSとMは表裏一体、優れたマゾ奴隷はまた、
優れた責め師の可能性を秘めているのです」
タマネギの講釈を、ランスもシィルもまるで訳がわからないといった顔で聞いている。
「私は、シィルさんを責め師に仕立ててみたいですね」
シィルには絶対に触れない事、調教の際にはランスを同伴させる事。
ランスが出した条件を、タマネギはむしろ喜んで受け入れた。
「承知しました、ならば調教メニューはこれでいきましょう」
そして十分ほどの後。
ボンテージ姿のシィルを連れたタマネギが、ランスの前に現れた。
「では少々失礼させていただきますね」
反論する隙すら与えず、タマネギは小さな椅子に素早くランスを縛り付ける。
「いきなり何さらすんじゃー!」
「シィルさんには触れないという条件でしたよね」
「だからといって何で俺様が縛られるのだ!」
「そして、シィルさんの調教の際には、ランスさんを同伴させると」
「おい、まさか……」
青くなっているランスを、タマネギは笑みを浮かべた顔で見下ろす。
「ええ、ランスさんには、シィルさんの練習台になっていただきます」
そして、タマネギ指導の元、主従逆転の調教が始まる──
タマネギ(プレイヤー)は、調教計画を組み立ててシィルに指示を出します。
初めのうちはランスに遠慮しているため、シィルが思うように動いてくれない事もあります。
シィルへの手出しはNGなので、言葉だけで叱るかあるいはランスに直接責めを与えて二人に言う事を聞かせるか。
シィルを立派な女王様に育てられるのか、それとも切れたランスにタコ殴りされるのか。
全てはタマネギの調教計画にかかっているのです。