防御力
ぱんつの防御力◇2009/12/08 えち
シィルが廊下の雑巾がけをしている。その様子を、俺様は居間のソファに寝ころんで眺めている。
ここから見ていると、両手を床についてお尻を高く上げせっせと廊下を往復するシィルを横から見る事になる。
襟ぐりの大きな部屋着からはみ乳横乳ぽろり乳を期待しているのだが、脇を締めて雑巾に体重を乗せているせいか、
これが意外と防御力が高くて、期待するモノは何も見えない。諦めてひょいと廊下に顔を出してみると、
ちょうどシィルがこちらに向かってくるところだった。重力でロケット状に下を向いたおっぱいが、
ぎゅうぎゅうと窮屈そうに両腕に挟まれて、いつもより胸が大きく見えるのは、なかなかよろしい。
「ランス様、何かご用ですか?」
俺様の視線に気づいたシィルが、手を止めてこちらを見上げる。姿勢はそのままなので、なかなか扇情的だ。
ちょっぴりむらっと来たが、ふと、ある事を思いつき、そのまま雑巾がけを続行させる。
「いや、気にせず続けろ」
「はい、ランス様」
俺様の壮大な計画には気づかず、シィルはにこっと笑って見せてから下を向き、雑巾がけを再開した。
ててて、とシィルが俺様の横を通り過ぎる。今見えているのはシィルの後ろ姿。
シィルの部屋着のスカートは丈が短く、かつ、お尻を高く上げている。ということは。
ぱんつ丸見えですよ、シィルちゃん!
小さい布きれに包まれた大きなお尻が、そこからすらりと伸びた脚が動くのに合わせてゆらゆらと揺れる。
その先に見えるやや低い位置にあるピンクのもこももこも、ふさふさと揺れている。
バックからがんがん突き上げた時に揺れるのとは違う動きで、これもまた良い眺めだ。
しかし……けしからんな、ここは家の中で、観客は俺様ただ一人とはいえ、あまりにも無防備な尻だ。
なんと言っても、その大きさと丸さがけしからん。ここはひとつ、ご主人様が責任もって監督指導してやらんとな!
むぎゅ。
「ひゃあ!?」
シィルの背後に素早く移動し、そのでっかい尻を鷲掴みにする。いきなり止められて、シィルがつんのめりそうになる。
さりげなく胸のあたりに腕を回して支えてやる心遣いも忘れない、なんという優しい俺様。
「ら、ランス様、何……?」
慌てて起きあがろうとするシィルの背中を押さえつけて屈辱的なポーズを続行させたまま、
素早くぱんつに手をかけて一気に引き下ろす。
「きゃあ!」
むき出しになったお尻を、ぱんぱんと軽く平手で叩く。うむ、この張りと艶もけしからん。
「な、何ですか、いきなり……あ……っ」
うっすら赤みが差した尻をくるりと撫でてから、中心を指でなぞる。シィルは慌ててぎゅっと脚を閉じるが、
頭を低くしたこの体勢では、どんなに脚を閉じても恥ずかしいところが丸見えなのだ。
そのまま指で刺激したり尻っぺたを軽く噛んだりしているうちに、柔襞が熱く湿ってくる。うむ、そろそろいいだろう。
なにかとハッスルしすぎたせいでいろいろな液体がぽたぽた垂れた廊下を、
シィルは少々不満そうな表情で掃除し直している。何気なく俺様に背後をとらせないとは、何か学習したのか。
それにしても……
「お前のぱんつの防御力の低さは、問題だな」
「は?」
眉間にしわを寄せて、俺様を見るシィル。ちょっと可愛くない。
「ちょっと手をかけただけで簡単に脱げてしまうのでは、いざというときに身を守る事が出来ないだろう」
今後の課題はシィルの防御力だ、ともっともらしく肯く俺様に、シィルは大きくため息をついた。
「ランス様以外には無敵ですよ、ハニーの魔抵抗、あるいは魔人の絶対防御並みです」
……そりゃあ、そうでなきゃ困る。