お口で1
初めてのふぇらちょ回想◇2009/05/11 えち
ベッドの端に腰掛けた俺様の足下に、シィルが座る。既に準備おっけーなハイパー兵器を恭しく手に取り、
シィルはそっと唇を押し付ける。先端から根本、表も裏も、丁寧にくまなく舐める。
舐めながらちらちらと俺様の顔を仰ぎ見るのは、反応を確かめているのか。
気持ちよさそうな顔をしてしまうとシィルがつけあがるので、あえて、むっとした表情を保つ。
本当は気持ちいいんだけどな。俺様、結構頑張ってますよ?
たっぷりと舐めまくり、唾液で濡れて光るハイパー兵器の先っちょにちゅっとキスをして、
シィルはまた俺様を見上げる。
そろそろくわえたいのかな?だが、もうちょっと舐めさせたいかな。俺様が軽く首を横に振ると、
シィルは首をかしげて少し考えてから、ハイパー兵器を持ち上げて、袋の皮をはむはむと甘噛みする。
うう、なんかむずっとする、どこでこんな事覚えてきたんだ……って、この前シィルにも読ませた官能小説に、
SMちっくな袋責めがあったような。あれは確か、最後の方ではまち針をぷちぷち刺して……うわあああああ!
「もういい、くわえろ」
慌ててハイパー兵器のポジションを直し、シィルのほっぺたをぺたぺたと叩く。
「はい」と小さく返事をして、シィルはハイパー兵器の根本を軽く握ってぱくりと先端を飲み込んだ。
唇でやわやわと扱きながら、先端を上あごのざらっとしたところに擦りつける。
俺様が教えた事を忠実に、しかもたまに自分なりの工夫を織り交ぜながら、シィルはハイパー兵器に奉仕している。
最初の頃はうっかり歯を立ててしまったりして俺様にぽかぽか殴られていたものだが、
最近ではわざと歯に当てて変化を付けてみるなど、芸が細かい。基本的にシィルは真面目で勉強熱心だから、
俺様のためにえろテクの研究もしているのだろう。いいことだ。褒めると図に乗るので本人には言わないが。
バキュームフェラなんかも、直接指示した事はないが、いつの間にか習得したもんな……
しかしあれだな、顔真っ赤にしてハイパー兵器に吸い付いている顔見ると、微妙にオクトマン思い出すような……
オクトマンのフェラって気持ちいいんだろうか……などと考えていたら、ハイパー兵器のエネルギー充填率が急降下。
いかんいかん!変な事考えるのは止めて、さっさと出す事にしよう。
「シィル」
名前を呼んでから、両手でしっかりと頭を押さえる。シィルは(くわえたまま)俺様をちらりと見てから、
きゅっと唇をすぼめ、ハイパー兵器を包み込むように舌を丸めて絡ませてきた。
そのまま懸命に頭を振るが、少々刺激が足りない。両手で掴んだもこもこ頭を勢いよく前後に振ると、
喉の奥に当たるのか時折苦しそうな声が漏れる。だが俺様が気持ちいいから続けるのだー!
「行くぞう、とー!」
喉の奥に思いっきり押しつけた状態で俺様皇帝液発射。目を白黒させながらも、シィルは頑張ってそれを飲み下す。
最初の頃は飲む事すら出来なかったんだよなあ。全部飲み込んだ後さらに残りを掃除するように、
シィルは鈴口を舌先でちろちろ舐めている。よくできましたのご褒美に軽く頭を撫でてやりながら、
初めてフェラチオさせた時の事を、俺様はなんとなく思い出していた。
確かあれは、シィルと暮らし始めて、もとい俺様がシィルを買って、まだ間もない頃だったと思う。
家に連れ帰ってその夜に、シィルの処女はしっかり頂いた。それからもほとんど毎晩のように、たまには朝っぱらから、
シィルとやりまくっていたが、キスしていじって入れて出しておしまい、と、基本的なプレイしかしなかった。
回数はやたらと多かったけどな。
まああの頃は、いつシィルの絶対服従が切れるかわからなかったからなあ。
たいへんなへんたいプレイの最中に絶対服従が切れたら、ナニに炎の矢をぶち込まれる恐れもあったわけだ。
結局いつまで経ってもシィルの絶対服従は切れなかったので、そろそろ変わった事でもしようかと思った矢先に、
カスタム陥没事件の最中にミリにされたフェラチオが気持ちよかったので、
シィルにもやらせるべく教育を施す事にしたのだ。
えっちの最中はぎゅうっと目をつぶってる事が多かったシィルは、
始めてハイパー兵器をまじまじと見た時に、そのハイパーさにえらく驚いていた。
えろグラビアを横に広げて見せながら、シィルにしゃぶるよう指示する。シィルはおっかなびっくりぺろりと舐めるが、
ハイパー兵器が反応してびくりと震えると、慌てて舌を引っ込めてしまう。
続けるよう促し、じっくりと舐めさせてそろそろ口に入れようと思ったら。
「ランス様、あの、大きすぎてできないです……」
確かに俺様のハイパー兵器はハイパーだ。そして、シィルのお口は小さい。頑張って口を開けてみても、
雁の半分くらいをくわえるというかしゃぶるのが精一杯だ。シィルはお嬢様育ちだったらしいから、
大口あけてものにかぶりついたりする事もなかったのかもしれない。
下のお口はまだ少々痛がるものの無理なく入るようになったというのに、上のお口に入らないとはどういう事だ。
苛ついた俺様は、とっさにシィルのほっぺたを掴んで引っ張った。
「もっとがばっと口あけるんだよ、こうやって!」
口の両端に指を突っ込んで、むにゅりと横に広げる。おっ、意外と広がるじゃないか。
というか、シィルのほっぺたの柔らかさを実感したのって、確かあの時が初めてじゃなかったか。
「ひー、ひはひへふう」
シィルは情けない声にならない声で必死に抵抗するが、俺様の力には抗えないようだ。
涙を浮かべてひんひん言ってるシィルの口に、無理矢理ハイパー兵器をねじ込んでみたが
……やはり半分も入らなかった。が、入らないなりに頑張ったシィルちゃんが可愛かったので、
手こきで勘弁してやる事にしたのだった。
それが今ではどうだ。
相変わらず根本まで口に収める事は無理だが、ちゃんとお口だけでフィニッシュまで持っていけるようになっている。
手で扱くのだって、言われるままに動かしていたあの頃とは違い、小賢しくも俺様の反応を窺いながら、
強弱を付ける事すら出来るようになったのだ。
「エロいな、シィル」
「へ?」
俺様の言葉に、シィルは訳がわからないという顔で応える。
「うむ、お前は立派なえろ奴隷だ」
「えー」
せっかく褒めてやっているというのに、なぜ不満そうな声を出すんだ。
シィルの頭をぽこんと叩いてから、素早く服を脱がせベッドの上に転がす。今夜もたっぷり可愛がってやるぞ。