バグ
RPGツクール2000にはまだまだ未知のバグみたいなのが潜んでます。
ここでは芝太郎が発見した仕様やバグを見つけた順に追加していきます。


繰り返し処理
繰り返し処理にはちょっとした嫌な仕様があります。
繰り返し処理は通常は其のローカルのみで働くことができる処理です。
行間を抜けてしまえばループされることはありません。
しかし、RPGツクール2000では”中断処理”を指定しない限りは処理が持続します。
例えば、”繰り返し処理”途中別のマップエリアへ”場所移動”した場合、処理が持続するため飛んだ先で無効なイベントを実行する恐れがあります。
こうなればツクール自体がエラーを吐き、ゲームがストップしてしまいます。
何故こういうことが起こるかというと、ローカルで指定したイベントというのはイベントのIDだけで判断しているからです。
例えば、07のイベントの繰り返し実行中場所移動でマップ移動すると、移動した先で其のマップのイベント07or元のマップのイベント07の内容を繰り返しようと処理を呼び出そうとするからだと思われます。
基本的にマップイベントは他のマップイベントへのアクセスは不可能になっているので仕様上?そうなっているのかもしれません。
【 対策 】

きちんと繰り返し処理を中断させてから、他のコマンドを実行する。
この時、他の”イベントの呼び出し”の内部行間で”繰り返し処理の中断”コマンドを実行しても効果がありません。
繰り返し処理を実行している行文の行間内で繰り返し処理の中断コマンドを実行します。
繰り返し処理のマップ移動エラーは全てローカルイベント(マップイベント)で発生するものです。
グローバルイベント(コモンイベント)で繰り返し処理を使う場合、呼び出したイベントがローカルイベントではない限りエラーの発生はありません。
ローカルは主人公が其のマップに居ないと有効にならないため、他のマップから指定が出来ないのです。
勿論、コモンイベントからローカルイベントを呼び出す時も、主人公が存在しているマップIDがアクティブ状態のローカルとなります。

記憶した場所に移動
”記憶した場所に移動”コマンド実行時前の処理が無効になるバグがあります。
これは、記憶した場所に移動する時に前の処理を巻き込みながら移動することが原因かもしれません。
マップイベントはローカルエリア内でしか働かないので移動する際に消えてしまうという推測です。
処理の仕方によっては、其のバグ(仕様?)があったりなかったりします。
【 対策 】

記憶した場所に移動コマンドを使用した場合、後の処理は無効になる確率が高いので、前処理だけを有効にする工夫をします。
”記憶した場所に移動”の直前にウェイト処理を突っ込みます。
大体0.3秒あれば十分のようです。0.0でもいけたかも。
これでウェイト処理の前のコマンドはきちんと実行するようになります。

場所移動ではこの仕様は適応されません。
ですので、コマンドの前後に処理を突っ込んでも普通に処理を行ってくれます。


MIDI音源
BGMにMIDIを使用する時、音源によっては上手く再生されないバグがあるようです。
通常一般に復旧しているMicrosoftWindowsは標準ソフト音源(GM?)を搭載しています。
これで再生する分には良いのですが、RolandのSC-88Pro等の高級音源を使いツクール内で MIDIファイルの再生を行うと音が全てピアノ音源に変わったり音が変になる現象が起きます。
SC-XX系の音源はだめなようです。
YAMAHAのXG音源だと普通に再生されるという話は聞いたことがありますが、手元にRolandしかないので定かではありません。
【 対策 】

どうしてもRoland音源で再生させたいという場合は、ファイル形式をMP3やWAVEに変換します。
ファイルサイズが大きくなって嫌だという人はおとなしくWindows標準音源を使う意外対策はありません。
そのままピアノ音源だけで行くという手も。大分雰囲気が変わります。^^;


変数の上下限値
変数操作で扱える変数の数値の範囲は-999999 〜 +999999です。
この時気をつけなければいけないのは繰り上がりによる数値逆転です。
999999に1を足すと普通は1000000になりますが、ツクールでは999999までしか有効でないため、 000000となり値が0になります。
-999999にならないだけマシか(^^;
【 対策 】

無いです。
出来るだけ上下限値に近づかないようにします。
パーセンテージ計算入れる時9999までしか扱えないから不便・・・。