| 名称 | 吹割の滝(ふきわれのたき) |
| 住所 | 群馬県沼田市利根町 |
| 難易度(滝壺) | ★ |
| 形態 | 渓流瀑 |
| 規模 | 落差7m、幅30m |
| 行事 | 4月18日:吹割の滝開き並びに安全祈願祭、浮島観音春祭り 10月18日:吹割観音まつり(大護摩行) |
| 行程 | 駐車場から徒歩約10分 |
| 駐車場 | 500円〜/吹割大橋付近に10台ほど止めれる無料の駐車場有 |
| 問合せ | 沼田市利根町振興局 0278-56-2111 |
| 訪問日 | 2008年05月08日 [データ消失] |
通称「東洋のナイアガラ」。群馬県北部の利根町に、四季を通じて観光客を呼び寄せて
いるのが老神温泉とこの名瀑である。片品川支流渓谷の中、断層亀裂によって生じた
U字谷に、川の水が大きく吸い込まれ、真っ白に澱む。幅は30m、落差は7m。
国指定の天然記念物・名勝でもある。この滝周辺には、奇岩や甌穴も点在している。
日本ロマンチック街道沿いにあり、平日でも人が多い一大観光地。吹割の滝は、
2000年のNHK大河ドラマ『葵徳川三代』のオープニングに登場したことで知られる。
名勝「吹割渓ならびに吹割瀑」は、吹割渓または片品渓谷と呼ばれています。
吹割渓は、溶結凝灰岩と呼ばれる岩石からできています。この岩石は、
約900万年前に起こった火山噴火に伴って発生した大火砕流が冷えて
固まったものです。その後、さまざまな変化がありましたが、この溶結凝灰岩は
1万年前頃から片品村の流れにより侵食され現在の吹割渓へと変化していきました。
川の中程には、溶結凝灰岩の割れ目に沿うように、幅20mほどの溝が数10mにわたって続いています。
この溝に向かって三方から河水が流れ落ち、独特の滝となっています。滝の落差は最大7mにも達し、
吹割瀑と呼ばれています。吹割渓は、ボットホール(甌穴)や河岸段丘などを含めた河川に特有な
地形が観察できるだけでなく、秋の紅葉期を中心に個性的な渓谷美を堪能できます。
指定地域は利根村大字追貝および大字高戸谷地内約31.8ヘクタールです。
吹割の滝の下流部にある落差約15mの鱒飛の滝。鱒が海から上がってきても、
ここで上流に行けずに止まってしまうことから、昔は鱒止の滝と言われたそうです。
滝を間近に見る以外に、吹割の滝を見下ろす観瀑台も整備されています。
浮島にある浮島如意輪観音。浮島は分流する片品川の浸食から削り残された島で、古墳時代(6世紀中頃)に
榛名火山から噴出した二ツ岳軽石層が堆積しており、凡そ1万年前頃にはでき始めたと考えられています。
観瀑台から吹割の滝。観瀑台は第三観瀑台まである。初めて見た時は、
日本にもナイアガラの滝のような滝があるんだなと感動しました。