名称 | 八ツ淵の滝(やつぶちのたき) |
住所 | 滋賀県高島市鹿ヶ瀬 |
難易度 | ★★★★ |
形態 | 分岐瀑 |
規模 | - |
行程 | 駐車場から屏風淵まで徒歩約1時間30分 |
駐車料 | ガリバー青少年旅行村駐車場400円 |
問合せ | 高島市役所 0740-25-8000(代) |
訪問日 | 2008年11月14日 |
比良山系武奈ヶ岳の北側、琵琶湖に注ぐ鴨川の源流には八つの淵があり、
21の滝がかかっている。八ツ淵の滝はその総称で、形状は様々なので、
大摺鉢の滝を代表させて分岐瀑に分類している。極めて清澄な水流と
変化に富んだ岩々からなる景観は、古来、多くの文人たちに愛された。
案内図
ガリバー青少年旅行村に自動車を止めて、ここから遊歩道になる。
紅葉期は素晴らしい景観を見せる。
遊歩道は危険な箇所が多く、できるだけ登山靴を装備して訪れたい。
目的が全ての滝なら、魚止の淵、障子ヶ淵のある沢沿いのコースを進む必要があるが、
このコースは大きな危険がともなうので注意されたし。下の画像は魚止の淵。
障子ヶ淵。鎖を握り締め岩を上り、滑りやすい岩の上を飛び越えるなど、一歩間違えれば大怪我をする行程でした。
引き返していた人が数名ほどいましたが、運動神経に自信がなければ沢コースは避けた方が賢明です。
唐戸の淵は上部の滝が隠れて見ることができない。
大擂鉢は、武奈ヶ岳・八雲ヶ原からの登山道の分岐点になる。
小擂鉢へのルートは、大擂鉢の対岸を渡らないこと。
八ツ淵の滝には、名も無き滝がいくつも存在している。
小擂鉢
屏風ヶ淵。写真上部に見えているのは貴船の滝。
鎖場が多く初心者向きではない登山道。
貴船の淵は落差30mで、八ツ淵の滝では最も大きい滝である。貴船の滝の上部で身を乗り出して
撮影していたら、閉め忘れたたすき掛けのバックから交換レンズとビデオカメラが滝壺に落ちました…。
体でなかったので良かったですが、自由度が高い分、危険な箇所も多いので皆様もお気をつけください。。
鎖場や岩場にしがみついて岩場越えをする。
七編返し淵前の滝
七編返し淵
七編返し淵を越えると、武奈ヶ岳・八雲ヶ原方面となる。引き返してもいいが、
八雲ヶ原を経て山道を通り大擂鉢に着くルートを選ぶことにした。
途中で「まぼろしの滝」と書かれた標識があったので、向かいの山を見てみると
何も見えなかった。幻なので雨量の多い時にしか現れない滝なのであろう。
国定公園特別地域の八雲ヶ原は近畿地方では珍しい高層湿原帯で、周囲の山地より集結した
水が此処に集まって、比良の裏側を流れる葛川の一支流、奥の深谷の水源地となっている。
ここから帰るには、イブルキノコバ-広谷と書かれた案内標識に従って進めば良い。
広谷にあるレスキューポイントの案内図。
八雲ヶ原からルートを歩いてくると、行きに通った大擂鉢に辿り着きます。
大擂鉢には八淵の滝のシンボルとも言える「八徳」の石碑があります。