+++++++++++++++++++++++++++++++++++
『ぶ』
ブレーキなら死ぬまでかけない
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
たいした事じゃない。
私にとっては、たいした事では無いけれど、どうしてもそれは出来ない。
私は、ブレーキなど絶対にかけない。
私は私の信念をもって
私のために、生きているのだから。
昔から。
けれど、揺らぐこともある。
私の事を揺らがせることが出来る人間は少ない。
あぁ、いいわけはやめよう。
あの人は私をゆるがせる。
あの声とあの香りと。
あの、冷たさと暖かさで。
その事に気づかせたのは、私がブレーキをかけないため。
どちらに転んでも、私は、最低のブレーキをかけずにすむから。
そう、昔、たった一度だけその、最低なブレーキをかけたくなった事があった。
はじめて『たった一人』と、血のつながる人間以外で、思えた相手と。
お互い望んでいないのに。
おかれている状況で、終わらせる事になった時だった。
ねぇ、今日、久しぶりに、その話をしたよ。
あぁ、生きているかな。あなたは。
私のように、ブレーキをかけようとしていないだろうか。
そうであってほしい。
私はもう二度と、最低のブレーキはかけようとはしない。
私の、意思が壊れる事がない限りは。
私の意思が、揺らぐことがない限りは。
++++++++++++++++++++++++++++
ノーコメント。詳しくは発表時のブログ。