駄目なら駄目で構わない、但し決して許しもしない






想いが届くこともなく、ただ、そばにいるだけの、友人と。
想いを届ける自信すらない、僕。


「…どうかした?タカ」
「……ううん」


グラスの中でゆれる、氷とアルコール。
僕らはまだ、このおもいを伝えたい人に、伝えられない。




「…伝えたいよね」
「……当たり前だろ?」


でも、届かなくても、きっと自分が許せない。



駄目なら駄目で、それでいい。



ただ、自分のこの気持ちが許せなくなるだけ。



この気持ちを許していた自分が、許せなくなる、だけ。


++++++++++++++++++++++++++++++++++++
エンディングスターっていう詰まってるネタ<以後エンスタ。