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『と』
透明な夜に相応しい祈り

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いやなくらい綺麗な夜空。


音も何もない、夜。



小さなボロ屋に、二人の人間と、たくさんの動物。



「……どうした？アリア」
「…エカナが、さ、還ってこないなぁって…おもって」
「…そう、だね。」


僕たちを生かすために、フリーの盗賊になった人間。
僕らだって生きていくすべぐらいはあったのに。



「…祈ろうか」
「え？」
「無事であるように。この空に」
「…うん。」


ふさわしいかどうかはわからない。



でも、僕らの支えのあの子が、どうか無事でありますように。




そして、幸せでありますように。







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初登場です。ルークとアリア。